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将棋武道アフター03 仲の良さと気まずさ [キアラ ナナネ ヴィアたん]

フォーデン : (『将棋武道』第二回大会 全行程終了後。
フォーデン : (控室。
キアラ : ―…そうそう。あそこで飛車を浮いたのが良かったよね。あれで攻めの見通しが整って…
ナナネ : ―…だよねー。棋力で言えばシュウ選手が元々上手だけど、だからって強引な攻め方しないで勝ち筋を整えて…
キアラ : ―…うん。冷静なのが良かったよね。あれだけ満身創痍だったし、烈火選手だって容易に詰ませない動きをしてたから…
ナナネ : (ここは今大会の司会者(将棋パート)、一角ナナネの控室。
ナナネ : (コーチ役として出場した同門の棋士と、本線(将棋パート)の振り返りを行っている
ナナネ : (どちらも将棋の話だけは無限に出来る質、一回戦から矢継ぎ早に振り返り喋り続けて所
ナナネ : …まー、アレだよね。うちらとしては…
ナナネ : 将棋で決着ついて良かったよね。
キアラ : …はは。それは確かに?
ナナネ : まー…武道で勝ちを?ぎ取っていったベテランプロファイターもいましたけども。(キアラ横目ジト目で
キアラ : はは。(苦笑して)でも、あれもあれで面白いなって思ったんだよね。
ナナネ : そーなんだ。あれアビーくんオッケーしたんだ?って思ったケド。
キアラ : うん。あくまで今回大会は将棋じゃなくて『将棋武道』なんだなって。
ナナネ : そっかー。…そー言われたらそーだね。
キアラ : 一角さんは…案外真面目だからね。受け入れ難いかもしれないけど。(苦笑して
ナナネ : 案外って何ですか案外って。
キアラ : でも…第一回大会もそうだったけど、ルールの隙間を突くというか…与えられた条件の中で勝ちを狙う事に関しては、
キアラ : 『武道』畑……プロファイターの人達は貪欲だね。
ナナネ : それは思うねー。将棋界だとこう…「礼節」とか「公正」とかが勝っちゃう所だけど。
キアラ : そうだね。それも棋界の良い部分だとは思うけど……
キアラ : 細かいルール整備もそうだし、どちらの文化に寄せるか…みたいな所も、これから調整されていくんだろうな。
ナナネ : そうだねー……。
キアラ :
キアラ : この感じだと、多分次もあるだろうけど…
キアラ : 一角さんは出場するのかい?選手として。
ナナネ : んー。出るよ。
ナナネ : 出るつもりで道場に所属して、プロファイターライセンス取ったんだから。そりゃそうですよ。
キアラ : そっか。それはそうだよね。
ナナネ : はーい。将棋なんてもー十数年前から斜陽産業ですからね。
ナナネ : アビー君みたく、椎那に籠もって将棋してるだけじゃなくて色んな形でアピールしていかないとねー。なんて。
ナナネ : …ってトコです。
ナナネ : ま、アタシ、シュウ選手より将棋強いからね。武道の頑張り次第で結構イイトコまで行けるんじゃない?って思いますよ。
キアラ : …うん。(強気と軽口の裏に、色んな考えがある事は察せるが
キアラ : 頑張ってね。応援するよ、同門としてね。
ナナネ : はーい。ありがとうございまーす。
キアラ : …(ん、と僅かに扉の方を見て
キアラ : …ちょっと長居しすぎたかな。 そろそろ行くね。
ナナネ : ぁ、うん。 じゃ、今日はお疲れー。
キアラ : うん。今日はお疲れ様、一角さん。
キアラ : 次は… 一門の研究会かな?
ナナネ : そだね。今週中じゃん。
キアラ : 今日の棋譜の検討会も兼ねてるからね。近いよね。(はは、と) じゃあ、またよろしく。
ナナネ : うん。……ぁー、あと、『アレ』で会うね。
キアラ : ……あぁ、確かに。
キアラ : 年明けはやる事多いよね、この仕事(棋士)。
ナナネ : まー…露出が増えて何よりってコトですね。アビーくんもアタシも。
キアラ : そういう事かな? それじゃ、また。
ナナネ : じゃ~ね~。
キアラ : (ナナネに別れの挨拶を告げて
キアラ : (控室の扉を開け、外へ
ヴィアたん : ぁぅ
ヴィアたん : (部屋の外で、停止していた女性
キアラ : …ぁぁ、(ぱた、と扉を閉めて、声の方を見下ろして
ヴィアたん : ぁ。えっと、、、(たじたじとキアラを見上げて
キアラ : ごめんね、待たせてしまって。
ヴィアたん : なんでわかるぅ…、、、
キアラ : 一角さんに会いに来たんだよね?
ヴィアたん : そ、、そうです、、けど。
キアラ : 扉の前で待っていたのなら、それは分かるよ。(微笑んで
ヴィアたん : ぅ…
ヴィアたん : ちょっと、、
ヴィアたん : 待って。て。
キアラ : …?
ヴィアたん : (と、言うと、キアラをスルーして、部屋へ入っていく
キアラ : (待っててって、僕?とちょっと自分指さすも、そのまま入っていくヴィアたん
キアラ :
キアラ : (…待っていた方がいいのかな?
キアラ : (不思議に思うも、特別急ぐ用事がある訳でも無し
キアラ : (扉の傍の壁に凭れて、素直に待つ事にする
キアラ :
ヴィアたん : ーっ。
ヴィアたん : (結構すぐ出てくる。
ヴィアたん : ぇ。えっと。お待たせしました??
キアラ : ううん。大丈夫だよ。(実際ものの5分も経っていない気がする
ヴィアたん : ぇーーーっと、試合、コーチ。お疲れ様でした。
キアラ : ぁぁ、うん。ありがとう。
キアラ : 大会、観に来てくれてたんだね。
ヴィアたん : ぁ。は、ぃ。これからフォーデンでも活動しますし、
ヴィアたん : ナナネさんも稼働すると聞きました?です?し?
キアラ : 成程ね。そっか、2人は同じ新道場に所属するんだものね。
キアラ : (それで僕にも挨拶を…って思ったのかな。律儀な人だな。
ヴィアたん : そうです。まだ、その闘った事は、ないですけども。
キアラ : そうなんだね。…AE道場、結構そういう人も多いのかな。
キアラ : 一角さんも、戦いをするって話は…少なくとも僕は聞いた事が無かったし。
ヴィアたん : ぇ。
ヴィアたん : そうなんですか…?
キアラ : うん。まあ…僕が知らなかったってだけかもしれないけどね?
ヴィアたん : …そ、そう…、、、うーん、、
ヴィアたん : お二人はもっと、なんかぁ、こう…
ヴィアたん : お互いの事は何でも知ってるぐらいの感じ…かと…思ってました…。
キアラ : はは、そんな事は無いよ。確かに付き合いは長いけどね。
ヴィアたん : そぅ…なん…だ?
ヴィアたん : …。
キアラ : うん。何でも知ってるって事は無いよ。(人狼の時もそうだったが…
キアラ : (親しげに話す割に妙に距離感を保った言動が多い。かもしれない。
キアラ : ぁ。勿論仲が悪いって訳じゃないけどね?(そして訂正する
ヴィアたん : ぁ。はい。それはそんな事ない。と。思いますです。
キアラ : ぁぁ、それなら良かった。(笑って
キアラ : …(そしてなんとなくヴィアたんを見遣り
キアラ : どうだった?大会は。(大会終了後に挨拶に来たのだから、大会の話題を振るのが良いだろうと
キアラ : 武道と別分野の融合っていう点では、AE道場のコンセプトとも通じる所がありそうだけど…楽しめたかな?
ヴィアたん : ぁ。楽しかったです。
ヴィアたん : あのまま貴方の…暗姫が優勝してたら全然楽しくなかったですけども。
ヴィアたん : ちゃんと…納得の優勝者だったので…はい…。
キアラ : あははっ、正直だね。(笑って
キアラ : でも楽しんでくれたなら良かったよ。
ヴィアたん : は。はい。“占い”も成功しましたし…
ヴィアたん : 私は私でも楽しくやってました。ょ。
キアラ : 占い。…優勝者を予想していたという事?
ヴィアたん : あの………。
ヴィアたん : ………。
キアラ : …?
ヴィアたん : “占ってた”んです。(言い直す。
キアラ : …。 …、 …(ちょっと遅れて、ぁぁ、ってなって
キアラ : …ぁぁ、ごめんね。(困ったように笑って、素直に謝る
ヴィアたん : ぅぇ、謝らなくて良いですよぉっ、(なんか慌てて
キアラ : あんまりその、…占いには馴染みが無くて。失礼な言い方をしてしまったね。
ヴィアたん : えっと…えと…
ヴィアたん : 私が『雲蒸龍変ーシュウ』さんの勝利を占い、お客様が賭けにBETする…
ヴィアたん : その、棋界は知らないですが…キットルカーリットでもフォーデンでも賭け事は合法で…
キアラ : (棋界は…少なくとも表向きにはやれないな…
ヴィアたん : 大きな賭け場には会場の認可を得た「予想屋」が店を出してましてぇ…
ヴィアたん : だからそのえっと「予想」する「屋」さんなので、予想屋なんですけども、
ヴィアたん : データとかAIとかスポーツフィジカルドクターとか色々ある中で、私は、“占い”の予想屋さんなんです。
ヴィアたん : (あたふたと文化を説明する
キアラ : …う、うん。そう。そういう事だよね。 君はあくまで「占い師」という店構えで予想屋をやっていて…、
ヴィアたん : はい…えーっと…そうです…
キアラ : だから「予想屋」だというのは間違い無いけど、あくまでそれは「占い」なんだ…っていう…
ヴィアたん : 幸運にも、、、人狼とか本職格闘家とか色々なものに呼ばれるようになってしまったので、
キアラ : …いや、これも何か言い方が良くない気がするね…(解釈を伝えようとすると嫌な感じになってしまう…
ヴィアたん : 拘り出すと逆に周りを困らせちゃう気もするんですけど…
ヴィアたん : 蛇道の予想屋ーヴィアたんは、伝説の占い師…なんです…
キアラ : …そうなんだね。伝説なんて言われるなら余程なんだろうな。
ヴィアたん : ぅ…はい…その…だいぶ…
ヴィアたん : 一応その…
ヴィアたん : えーっと…
ヴィアたん : ヴァースで1番の予想屋らしいです。はい…
キアラ : …。(もしかして自称ですらない通り名かな…。なんだか悪いな…
ヴィアたん : あ、あの…
キアラ : …ぁ、うん。何だろう?
ヴィアたん : そんなに気にしないで…?ください、、
キアラ : …ぁぁ、ごめんね?気を遣わせて。(また謝る
キアラ : …それじゃあ。AE道場に入ったのは、占い師とプロファイターの二足の草鞋で…って事なのかな?(微妙に話題の矛先を変えて
ヴィアたん : ぁ、はい、うん。そうです。
ヴィアたん : 私は…その…予想屋だけでも生活できるようになってたんだけど…
ヴィアたん : この仕事もいつまで続けられるかわからなかったし…
ヴィアたん : あとキットルのあの場所にずっといるよりAEに買い取ってもらって………ううん。こっちの話。
キアラ : …。そうだね。やっぱり何処かの組織に所属できるのは安心感があるしね。
キアラ : それがちゃんとした所なら尚更だ。AEゲームスは大きな会社らしいしね。
ヴィアたん : …。うん。
ヴィアたん : ごめん。なんか、、、私の話ばっかり…、、
キアラ : …ううん?構わないよ。
キアラ : (おとなしいけど結構自己開示をしたいタイプなんだろうな…というのは、夢の人狼で会った時からなんとなく察せている。
ヴィアたん : …。
ヴィアたん : その…。
ヴィアたん : …ううん。
キアラ : …?
ヴィアたん : 将棋武道…次もあると思う?
キアラ : うん。あると思ってるよ。
ヴィアたん : そうだよね…
ヴィアたん : ナナネさん…そしたら、出るとか出たいとか言ってた…?
キアラ : 関係者の反応を見る限りね。 …え、(続く言葉に
キアラ : …(本当は答えをはっきり聞いてるけど…、彼女の意思を僕が勝手に答えるのも良くない気がするな。
キアラ : 出る可能性は高いんじゃないかな?…ほら、
キアラ : 「将棋武道」への参加条件は「プロライセンスを所持しているファイター」になってるよね。現状は。
ヴィアたん : ぁ…AEもプロファイターになるから…
キアラ : AE道場に所属する事で一角さんはその条件を満たすから…出ない理由も無いと思うな。
ヴィアたん : そうだよね…
ヴィアたん : その時のコーチは…
ヴィアたん : あなたがする?
キアラ : …どうだろうね。…。これは言っていい話だと思うけど…、
キアラ : 今大会でどの棋士がどの棋士のコーチングをするかは、連盟とT3の方で決められたから。棋士個人に決定権は無かったんだよね。
ヴィアたん : そうなんだ…。
キアラ : まあ、縁のある棋士が選ばれてる事が多かったから、その場合僕になる可能性はそれなりに… …いや、
キアラ : そもそも一角さん、コーチ不要だな。 天野くんと同じ扱いだよね。(今更気付いて
ヴィアたん : …。シュウよりも強いの?ナナネさん。
キアラ : え。(逆に驚いて)… ぁぁ、そうか。外から見るとそうだよね。
キアラ : ……そうだね。敢えて言葉を選ばずに言うと…、
キアラ : 女流棋士も含めて、棋士は全員天野くんより強いよ。
ヴィアたん : ぇ。
ヴィアたん : そうなんだ…。
キアラ : みんなプロだからね。(敢えて柔らかく笑って見せて
ヴィアたん : …。なるほど…。
ヴィアたん : じゃあナナネさんに…コーチは付かないのかな。例えば貴方とか。
キアラ : その可能性が高いと思うよ。現役の女流プロにコーチ役を…っていうのもなんだか変な感じがするしね。(笑って
ヴィアたん : うぅーん…そっか……。
キアラ : …。一角さんの事を気にかけてるんだね?
ヴィアたん : え? ぁ。うん。
キアラ : そっか。なんだかちょっと安心したよ。(笑って
ヴィアたん : ぇ。ぇ?ぇ、ななんでですか…?
キアラ : ぁぁぃゃ、なんだろう…棋士ってなんだかんだ個人主義な所があるからさ、
キアラ : グループでも仲良くやれそうで良かったな、…っていう。老婆心だけどね。(はは、と
ヴィアたん : ぁ。いや、ぇっと…
ヴィアたん : 全然そんな仲良くないというか…どちらかというと気まずい…いやえっとあの…
ヴィアたん : ナナネさんとキアラさんのが仲良しだと思いますけど…、、、
キアラ : …あれ、そうなの?(まずった?と口元に手を当てて
キアラ : うーん。仲良し……か。(そう言われたらそうなのかな…?という感じで
キアラ : (どういう状態を以て「仲良し」と定義するのか実の所キアラには良く分かっていないが
キアラ : (わざわざそんな話をすると余計ややこしくなりそうだというのは分かる
キアラ : …まあ、一角さんも悪い人では無いからさ。一見ちょっと取っつきづらいかもしれないけど。
キアラ : あれで真面目でしっかりしてるし…ヴィアさんもきっと打ち解けられると思うよ。
ヴィアたん : ぁ、ぅ、うん。
ヴィアたん : だ…大丈夫。
ヴィアたん : うーん…
キアラ : うん。それなら良かった。(納得行って無さそうだけど…
ヴィアたん : …。…。
ヴィアたん : えっと、、
ヴィアたん : 他に行く所もあるんですよね? なんか、すいません、引き留めちゃったです。けども。
キアラ : ううん、大丈夫だよ。ヴィアさんもわざわざ挨拶してくれてありがとう。
ヴィアたん : うん…。
ヴィアたん : えーっと。また…
ヴィアたん : 次の仕事で、お会いしましょう…。
キアラ : …ぁ、そうだね。「次の仕事」で。
キアラ : またよろしくね。それじゃあ、お疲れ様。(微笑みかけて、片手を挙げて
キアラ : (踵を返し、廊下を歩き去っていく
ヴィアたん : うん。(その姿を見送り
ヴィアたん : …。
ヴィアたん : …。お似合いだと思うんだけど…。
ヴィアたん : 今は違うのかな…。まだ…。
ヴィアたん : …。みんながみんな性欲で生きてるわけないか。
ヴィアたん : せっかく“あの場所”を出たんだから…もっと広く考えないと………
ヴィアたん : …。
ヴィアたん : (フォーデンの街中へ向かって外へ出ていく
最終更新:2025年05月12日 09:26