ーーーー : ーーーーーーーー
ーーーー : (2年も要らなかったよ。
烈火 : (僕の愛する龍の体に…!?
烈火 : (ーーー ーーー
烈火 : ~~~~~!
烈火 : (表彰式後
烈火 : (エキシビション後
烈火 : (なんか大会運営側の終礼?とかやってた?
烈火 : (連盟側もなんかあったのかな?
烈火 : (表彰式以外は良く知らないけど。
烈火 : (ともかく建物のひとけもだいぶ減ってきた
烈火 : (でも
烈火 : (帰れとは言われてないし
烈火 : (治療室兼待合室で
烈火 : (何回も決勝戦のビデオを見直してた
烈火 : 強かったなぁ…シュウお兄ちゃん…
烈火 : (何回目のループかわからないが、武道パート
烈火 : (映像じゃあ全くわからないが、この時の粉砕でも竜の波動を付与しているんだろう。きっと。
烈火 : (何回目かの将棋パート
烈火 : (映像で見ると気づく、ここは誘われてたんだなと。
烈火 : お兄ちゃん…!
烈火 : (あの試合が終わってから
烈火 : (ずっとこんな感じだ。
烈火 : (多分今この建物に隕石が降り注いでも烈火は避難しないだろう
烈火 : (そのぐらいの没頭っぷり
烈火 : (この状態の彼に
烈火 : (声を届けられる者が居るならそれはーーーーー
扉 : (こん。こん。
烈火 : (烈火からの反応は無い。扉の鍵はかかっていない。
扉 : 「烈ちゃん。…いる?」(扉越しの控えめな声
扉 : 「…」
烈火 : ーーーん、
烈火 : ん?
烈火 : あ、藤乃?
烈火 : (扉の方へ振り返って
扉 : (そーっと扉が開いて
藤乃 : (現れる、金髪に着物姿の女の子
烈火 : あ。藤乃!
藤乃 : 良かった。まだ帰ってなかったんだね。(中に入ってきて
烈火 : (ベッドに座ってモニターを齧り付くように見ていた竜人
烈火 : (治療を受けた後なのか、比較的ラフな格好だ
烈火 : うん。ずっとシュウお兄ちゃんとの試合を見てたんだ。
藤乃 : 今日は一日お疲れ様。って伝えたくて… …ぁ。(烈火の背中越しに、モニター画面が目に入り
藤乃 : …えへへ、そうだったんだね。お邪魔しちゃった?
烈火 : ううん。もう何回見たかわかんないし。
烈火 : あと俺も藤乃に伝えなくっちゃいけない事あったから。
藤乃 : あっ。そうだったの?
烈火 : うん。
烈火 : (藤乃に向き直る烈火の奥では、モニター上の烈火がシュウの将棋に詰まされている。
烈火 : ごめん。藤乃が鍛えてくれたのに、優勝できなかったや。
藤乃 : …ううん。(より部屋の中へと歩いてきて
藤乃 : 私…嬉しかったよ。
烈火 : え?…そう?
烈火 : …なんで?
藤乃 : 烈ちゃんが将棋にも武道にも全力で取り組んで、死力を尽くして、秋ちゃんとぶつかり合って…
藤乃 : 烈ちゃんが勝ち抜いて、あの決勝戦を見られて、本当に良かったな…って思ったの。
烈火 : ああ。その事ね。
烈火 : ありがとう。藤乃。(笑顔で
烈火 : 藤乃が俺を本気で鍛えてくれたから
烈火 : シュウお兄ちゃんと全力で闘えたよ。決勝戦で。
藤乃 : えへへ、烈ちゃんが頑張ったからだよ。(笑い返して
藤乃 : でも、どういたしまして。
烈火 : …うん。
烈火 : 俺もとっても頑張ったけどね!シュウお兄ちゃんは強いや。
藤乃 : うん。やっぱり強かったね。
藤乃 : …これで、…(ちら、と烈火を伺い見て
藤乃 : 秋ちゃんとは、仲直りできそう…? 烈ちゃん。
烈火 : うん!
烈火 : 俺、シュウお兄ちゃんの事、大好きになれたよ。
藤乃 : そっかぁ。…良かった!(心の底から安堵して
烈火 : 心配かけてゴメンね。あと、応援してくれて、本当にありがと。
藤乃 : ううん。…でも、本当に良かった。
藤乃 : 二人の間のわだかまりが解けたなら…私も凄く嬉しいよ。
烈火 : うん。お兄ちゃんも…
烈火 : 将棋武道の準備期間はちょっと張り詰めてたって聞いたけど、
藤乃 : …そうだったんだね。秋ちゃんも気持ちが入ってたのかな。
烈火 : 大会終わったし、3人で今度どこか遊びに行こうよ。
藤乃 : うん!いいと思う!
烈火 : やったね。(嬉しそうに
藤乃 : 秋ちゃんもこれから忙しくなるかもしれないけど…、
藤乃 : ちょっとくらい、ワガママ言ってもいいよね。(えへへ、と
烈火 : ああ。僕達の大好きなお兄ちゃんなら聞いてくれるさ。(ニコニコと笑って
藤乃 : えへへ…そうだよね。
藤乃 : そういえば烈ちゃん、
烈火 : ん?なに藤乃?
藤乃 : 今日は…これからどうするかって決まってる?
藤乃 : 私はもう、何にも用事は無いんだけど…
烈火 : あ。そうなんだ。
烈火 : じゃあ一緒に帰る?ご飯とか食べようよ。
藤乃 : (棋士の集まりとか何か色々あった気がするが行かなかった。自分が居るとなんだか空気がぎくしゃくするし…
藤乃 : うん。ご飯食べよ?
藤乃 : 秋ちゃんも誘えたらよかったけど…今日はきっと、すっごく忙しいもんね。
烈火 : うん…流石にね。
烈火 : シュウお兄ちゃんなら僕たちが来ても追い返さないだろうけどさ、
烈火 : 真柳寺なら真地が居るだろうから気まずいや。今日は闘ったし。
藤乃 : そうだよね。やっぱり戦ってすぐ後だと…難しくなっちゃうよね。
藤乃 : じゃあ、今日は二人でどこか行こうよ。(笑って
烈火 : 良いよ。フォーデンでもポウフェナでもシーナでも。
烈火 : どこか行きたい所はある?
烈火 : (ベッドから立ち上がって
藤乃 : うーん、どうしよっかな。…(少し考えて
藤乃 : (椎那まで一緒に帰ってくれるの?って思ったけど…また変な風に騒がれちゃうかな。
烈火 : シーナにしよっか?
藤乃 : (ううん、大会でペアだったんだから別に… でも…)・・・っふぇ?
烈火 : この街だと今…藤乃のファンが沢山いるでしょ。
烈火 : だからシーナまで飛んでってからご飯食べようよ。
藤乃 : …
藤乃 : …ふふっ。 ありがと、烈ちゃん。
藤乃 : そうしよ。それに烈ちゃんも…偶には里帰りしようよ。
烈火 : うん。そうしたほうがいいよね。(あっさり承認
藤乃 : うんっ。天野の小父様も小母様も喜ぶと思うよ。それに霜ちゃんも。
烈火 : 今日の戦いで、俺って結構その…やっぱり…自分の血筋…家族…お兄ちゃんの事が大好きなんだって気づいたからさ。
藤乃 : えへへ。そうなんだね?(嬉しそうに
烈火 : ちょうど良いから、今日帰ったら、何週間か、シーナで過ごすよ。
藤乃 : うんうん。(にこにこして
烈火 : それじゃ、藤乃。(近づいて
藤乃 : …?
烈火 : 抱っこしてもいい?
藤乃 : っふぇ!?
烈火 : (なんだかしれーっと変な要求をしてくる!
烈火 : 俺、藤乃を抱っこして、シーナまで飛ぶよ。
藤乃 : ぁ。。。そっか。飛んで行くって言ってたもんね?
藤乃 : おんぶじゃ翼で羽ばたけないもんね・・・?(そっちは良いのか?
烈火 : うん。だから抱っこしてく。
烈火 : お姫様抱っこかな?
藤乃 : えへへ。なんだか子どもみたいで、ちょっと照れくさいけど・・・(恥ずかしそうに笑って
藤乃 : いいよ?
烈火 : うん。(そう言うと
烈火 : (正面から藤乃の首の後ろに両手を回して
烈火 : (ぎゅっ。と、はぐ。
藤乃 : っゎ。
烈火 : (左腕を首の後ろに回したまま右手を下げて
烈火 : っと。(着物娘を難なくお姫様抱っこする
藤乃 : (抱えあげられて、烈火の首の後ろに両腕を回す
藤乃 : …えへへ。大丈夫?重くないかな…?
烈火 : 全然。お兄ちゃんの蹴りのが何倍も重かったから。(笑ってる
藤乃 : えへへ。そっかぁ…(なんかつられてこっちも笑って
藤乃 : 烈ちゃん……すっごく逞しくなったねぇ。(懐かしむように
烈火 : ん? うん。そうだね! いっぱい鍛えたからね。
烈火 : それじゃあ
烈火 : 行くよ?(藤乃をお姫様抱っこしたまま、部屋を出て、
藤乃 : うんっ。
烈火 : (抱き抱えたまま建物の出口へと歩いていく
烈火 : (飛ぶのは建物出てかららしい…?
藤乃 : (ひとけはもう少ないとは言え、建物内の廊下をお姫様抱っこで運ばれている図…!
烈火 : (するするっと建物を闊歩して抜けていって
烈火 : 竜人化!(お姫様抱っこしたまま変身する!翼の生えたドラゴニュートになって空へと飛ぶ
藤乃 : ―…!(烈火に抱えられて共に空へと舞い上がる
烈火 : シーナか。フォーデンから飛んで帰るのは初めてだな。
烈火 : (シーナの方角へと向き直って、真っ直ぐ飛んでいく
藤乃 : ―ゎ、すごいね…!(陽の傾いてきたフォーデンの空。街明かりが眼下に広がっている
烈火 : うん。空の景色。ちょうど…見頃だね。
藤乃 : うん…。
烈火 : (眼下に広がる景色を眺めながら飛行し、
烈火 : 藤乃さ。
藤乃 : ん……なぁに?
烈火 : シュウお兄ちゃんの事、好き?
藤乃 : うん。大好きだよ。
藤乃 : …烈ちゃんだってそうでしょ?
烈火 : うん。俺も今は大好き。
烈火 : 今度は3人でシーナまで飛んで帰りたいね。
藤乃 : ふふ…そうだね。
藤乃 : 私も烈ちゃんも…秋ちゃんの事大好きなの、一緒だもんね。
烈火 : うん!(なんだか、楽しそうに返事する
烈火 : (コーチ藤乃とダークホース烈火
烈火 : (2人がかりでも大好きなシュウの優勝を阻止する事は出来なかった。が、
烈火 : (大好きなシュウの悲願の優勝を1番近くで見届けて
烈火 : (故郷の町へと帰って行った
最終更新:2025年06月26日 10:54