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地獄の沙汰も金次第 [星鬘処 たかみ 心奈 創止 鍵奈 天辺 ジュウイチ]

星鬘処 : ーーーーー
星鬘処 : 地獄。
星鬘処 : そう。ここは地獄なのです。
星鬘処 : 聡明なる人類の皆様ならお気付きでしょう。
星鬘処 : 地獄に入った人間は、生きて還る事は叶わないと!
星鬘処 : ようこそ飛んで紅蓮に入る愚かな人間たち!
星鬘処 : 皆様の入獄をわたくしは心より歓迎致しますわぁ~!!
星鬘処 : (か細い入り口から突入した精鋭部隊が
星鬘処 : (散り散りの地獄に滑り落とされる
星鬘処 : ーーーーー
たかみ : …!!
たかみ : (一つのマンホールの穴の先が、複数に枝分かれしていたなんて
心奈 : うああああっっ!!?
たかみ : (散り散りに滑り落とされ、
たかみ : (岩のような地面に落下する
たかみ : 、っ、(ふわりと風のようなものが足元に発生し、着地。
心奈 : っっ、、!!
心奈 : とっ!とっっ、とと、、っ!!(たかみの隣につんのめりながら着地
たかみ : ここは…(黒く広がる洞窟のような空間は妙に蒸し暑く
たかみ : (ヒビ割れた岩の隙間から炎が噴き出ている
たかみ : 、心奈ちゃん。
心奈 : はっ、はい!無事ですたかみさん!
たかみ : うん、良かった。
心奈 : 2人だけ…ですかね…一緒にみんなで来たのに…
心奈 : 入り口にあんなトラップが仕掛けてあるなんて…
たかみ : うん。散り散りにされちゃったみたいだ。ここに居るのは、わたし達だけかな…(辺りを見渡して
たかみ : (地獄内は薄暗く、視認性が悪い
心奈 : 皆、それぞれ別の地獄に…振り分けられてしまったのでしょうか…
たかみ : …(こめかみに指を3本当てて、目を伏し気味にして
たかみ : うん…(近くに動くモノの気配が無いか探る 「音感」によるサーチ
足音 : (続けて、たかみのサーチに引っかかる何者かの足跡。すぐ近くに居るようだ
創止 : わざわざ突っ込んできたのに他人の心配をしてる場合かぁ?
たかみ : っ、(足音の方に振り返り、音に対し、心奈の前に出るように移動する
たかみ : …その声は…
創止 : (2人の元に現れる大鎌を持った上半身裸の地獄人
心奈 : 地獄の人!!(創止を睨み付けて叫ぶ
創止 : バカ女が。ここじゃ全員地獄人だろ。
たかみ : …大本命か。ЯiKUさんの魂を奪った地獄人…
創止 : 蔵島創止だ。記憶に焼き付けろよ。
心奈 : くらじま・・・そうし・・・!!
創止 : 随分とご立腹だな。彼氏を目の前で喰われてショックか?
創止 : でも新しい男が出来てみてーだしソレで良いじゃあねえか。わざわざ喰われに来るとは間抜けな女だなあ?
たかみ : …(たかみの腕のデバイスから電子武器が実態化される。
心奈 : ЯiKU様は…みんなのアイドルですっ!
たかみ : (1Tdほどの、♪を縦に伸ばしたような…この場にあってなんだか気の抜けるデザイン。
心奈 : それを奪った貴方を私は許しませんっ!!
創止 : そうかよ。許さなかったらどうするんだアホ女。
心奈 : そのハートを!(上体を引いてステッキを水平に構えて
心奈 : 貫きますっ!!(創止に向けてカッ飛ぶ





鍵奈 : ーーーーー
鍵奈 : あっ・・・(滑り落ちるハーピィ娘
天辺 : おや。
天辺 : (マンホールに入るという人生史上初の経験をしたかと思いきや
天辺 : (枝分かれした先に落とされるとは。驚きましたね。
鍵奈 : (滑り落ちながらも・・・
鍵奈 : (そこはハーピィ娘。広い空間に出たら翼を広げて
天辺 : 地獄人の用意が一枚上手だったという事でしょうか。プロを雇っていてもこれでは関係ありませんでしたね。(落下しながらなんか言ってる
鍵奈 : 天辺さんっ、(空中で天辺に両腕を差し出し
天辺 : おや。鍵奈殿。(翼広げる鍵奈に腕を伸ばして
鍵奈 : (天辺の体を引っ張って、お姫様抱っこで抱き抱えて
鍵奈 : んっっ、(少し羽ばたいて、ゆっくりと着地
天辺 : 、(着地し、
天辺 : どうもありがとう。助かりました。
鍵奈 : いえいえ…ふぅ。危ない所でしたね。(天辺を降ろす
天辺 : (降ろされ、地に足をつけて立って
天辺 : このまま散り散りにされて各個撃破を狙われるかと思いましたが、鍵奈殿もご一緒でしたか。
鍵奈 : ええ。用意していた落とし穴の数よりも…こちらの人数が多かったのかもしれませんね。
鍵奈 : ええ。用意していた落とし穴の数よりも…こちらの人数が多かったのかもしれませんね?
天辺 : なるほど。それならば数を揃えた甲斐がありましたね。
鍵奈 : はい。…所で、(あたりを見渡し
鍵奈 : ここは…なんという地獄なのでしょうか…?
天辺 : ふむ、とりあえず、
天辺 : 暑いですね。(ぐっつぐっつと煮えたぎる溶岩溜まりがあちこちに
鍵奈 : ええ。あまり長居するべきでは無いのかもしれないですね。
天辺 : 地獄ですからね。そもそも人間の居る所では無い。
??? : ・・・
鍵奈 : それは、その通りですね。
??? : ・・・オイ。(2人の遠くからぼそりと聞こえる声
鍵奈 : ・・・はい?(声の方へ振り向いて
??? : おいおいおいおいおいおいおい!!!???
??? : 何だよお前らはよぉ! 人ん家にカップルで来るんじゃねぇ!イチャつくな!談笑すんな!!
??? : (スキンヘッドにキャップを被ったなんかチャラついてダボついたニイちゃんが捲し立てながら近付いてくる
鍵奈 : まぁ・・・?(イチャモンに驚きながら不思議そうにニイチャンを見ている
天辺 : おや。どちら様で。
??? : はぁぁ!?訪問した方が名乗れや!お姫様抱っこなんて見せつけやがって!?地獄の名簿に刻んでやんぞコラァ!!
鍵奈 : お邪魔した方が…それもそうですね。(納得
??? : ・・・は?(ある程度近づいて、鍵奈の姿を視認して
天辺 : 確かに一理あるかもしれません。
??? : はぁぁあああああ!?!!??
鍵奈 : (ショルダーキーボードを掻き鳴らし急に始まる演奏
鍵奈 : 奏でる神託は運命のキー。鍵奈。
??? : お…お前!その顔!その姿! その楽器ィ!?
鍵奈 : (音楽と共に本域挨拶。ちゃんと舞台衣装で来ているよ!
??? : そしてその名!!!!!やべえ!ツモっちまった!!!
鍵奈 : Happy Happy Harpieees!!! 今日は1人…私が神託を伝えに来たよ。(ソロ挨拶
天辺 : 「アナログラム」リーダー。天辺<アマベ>と申します。(胸に手を当てて挨拶して
天辺 : しかし…危険ですね。言動が支離滅裂で情緒の乱高下が激しい。
天辺 : ドラッグを喰っている可能性があります。
??? : うるせえええええええ!!!!!
鍵奈 : …あら。(ピタッと演奏を辞める
??? : お前!お前お前お前!!! 知ってるぞお前!!!(天辺に随分な事を言われたにも関わらず
??? : (鍵奈にずいずい歩み寄ってくる
鍵奈 : あら?(ショルダーキーボードを手に持つハーピィ娘
??? : お前・・・・・・「はぴはぴ」の次女! 鍵奈たんだろ!!?!?
鍵奈 : はい。そうですよ。(笑顔で認める
天辺 : 鍵奈殿のファンの方でしたか。
??? : 彼氏持ちだったのかよ!?デビュー前の候補生の癖に!爛れてやがる!!!
鍵奈 : …あら?(目をぱちくりさせて
??? : なんでだよ!10代半ばならまだ大丈夫だって思うだろ!信じていいって・・・!
鍵奈 : 違いますよー。アマベさんは…
??? : しかもこんな如何にも金持ちそうなおっさんとだと!? パパ活じゃねぇか!
鍵奈 : ふふ。違います。(微笑む
??? : ちくしょう……信じてたのに!!!
天辺 : そうですね。違いますね。
??? : うるせーーーー!そんな言葉信じられるか~~!!!
??? : 許さねぇ……デビュー前すら安息を与えてくれないこのアイドル界隈を許さねぇ……!
鍵奈 : あら…せっかくデビュー前からのファンになってくださっていたのに…
鍵奈 : もう私達を推してはくれませんか…?
??? : 誰が推すかぁあんなアバズレ集団!!!
鍵奈 : むっ、
??? : お前のお姉ちゃんも妹も隠れて男と遊んでやがるに違いねぇんだ!そうだきっとそうだ!
鍵奈 : …違いますよ。
天辺 : 芸能稼業も苦労が多そうですね。
鍵奈 : お姉ちゃんはペットドラゴンしか話し相手が居ないですし…心奈は重度のアイドルオタクです。
鍵奈 : だから、安心してください。(微笑み
天辺 : 鍵奈殿?(それはそれでどうなのですか顔
??? : ほーん・・・? ってオイ!騙されるか!!
??? : じゃ~~~お前はどうなんだよ!何か言い訳してみせんのかぁ!?
鍵奈 : え? 私ですか…?
??? : それとも金持ってるおっさんにホイホイ近付く尻軽ですって自己紹介すんのか!?あぁん!?
鍵奈 : あらあら。そんな事………無いですよ。(微笑み
鍵奈 : 私は平和と調和に満ちた世界を愛する1人です。
??? : どうしたァ!?言い訳が薄いぞォ~!? じゃ~そっちのオッサンとの関係はなんなんだよ!!
鍵奈 : 共に神託に耳を傾けましょう?(片目をつぶって片手を耳に当てて首を傾げる
??? : おてて繋いでお姫様抱っこしてんのを俺はじ~~~~っと見てたんだよぉ!!!
鍵奈 : あら…。
天辺 : 落下している時から見ていたのですか。
天辺 : ちなみに我々は同社所属のタレント同士という関係になりますね。
??? : うるっっせ!!オッサンには聞いてねぇ~~~!!
??? : ゼェ…ハァ… がなりすぎて肺が疲れてきたじゃねぇか!どうしてくれんだ!!
鍵奈 : ………。一緒に歌いますか?
??? : 歌うか!!!
??? : ぁ~~~も~~~~とにかくムシャクシャするぜ!許せねぇ~なんもかんも許せねぇ!
ジュウイチ : 俺の名を聞いて戦慄き震えろ!
ジュウイチ : 大叫喚地獄の門番!大炎処 十一(だいえんじょ じゅういち)!!
ジュウイチ : テメェ等不届きゴシップカップル共を大炎上させてやる!!!
天辺 : ゴシップ。情報戦ですか。(ふむ、と
鍵奈 : まぁ。紛れ込んだファンかと思ったら地獄の方だったのですね。
鍵奈 : しかし心奈から聞いた特徴と随分…波長が違いますね。別の地獄の方なのでしょうか?
ジュウイチ : なんだぁ!?ゴチャゴチャうるせぇ!!!
ジュウイチ : ちなみに炎上は物理だ!!テメェ等揃って燃やしてやるよ!!
ジュウイチ : (周囲にある溶岩溜まりが大きく膨れ上がり
鍵奈 : 天辺さんっ、(アマベの手をとって
ジュウイチ : 炎 上 さ せ て や る !!!!!(噴火のように吹き出で2人人に降り掛かる
鍵奈 : 翔びますっ!(溶岩を予期して、後方にアマベの腕を引いて飛び去る
天辺 : はい。(手を取り合い、鍵奈と共に後方に飛び去る
ジュウイチ : はああああああ!!?????(それ見てブチ切れ
ジュウイチ : お前ら「違いま~す」とか言っておいて何を速攻で見せつけてんだよ!?!?
ジュウイチ : おてて繋ぐんじゃねぇ!!!角が折れるだろうが!!!!
天辺 : 角…生えてますか?
ジュウイチ : 心の角だよ!!!!!
鍵奈 : まぁ…その…緊急事態でしたから。(微笑み
天辺 : 回避行動ですね。
ジュウイチ : 言い訳~!はい言い訳~!また言い訳重なりました~!!回数上限で~す!!
鍵奈 : 回数上限…あら、それは困りますね。(ショルダーキーボードで演奏を始める
ジュウイチ : 舐めた口ばっか聞いてんじゃねぇぞ…!ココは大叫喚地獄…俺のフィールド!(地面に散らばった溶岩が赤く燃え上がり
鍵奈 : まだ闘いは始まったばかりですのに。(闘いの開戦を知らせるけたたましいイントロ
ジュウイチ : (花火の様に小さく炸裂、連鎖爆発が2人に襲い掛かる
鍵奈 : 私には神託が見えます。その溶岩は私達には降り注がない。(キーボードをかき鳴らしながら宣言する
天辺 : 神託ですか。(迫り来る炎を眺め、淡々と戦況を観察している
鍵奈 : 全てが…私達の演奏を盛り上げる火花の演出となります…!(キーボードを五指で長押しする
鍵奈 : (鍵奈の背後で溶岩同士が炸裂。鍵奈には降り注がずにギターソロを盛り上げるステージの演出のように火花を散らす
ジュウイチ : ――っは!んな訳無ぇだろ!平和ボケした事抜かしやがって!!
ジュウイチ : …って何ィ!?!?
鍵奈 : ええ。平和ですよ。(ニコリ。とジュウイチに微笑み
鍵奈 : 「運命の神託を受けた調和の音楽で平和をもたらす戦闘」
天辺 : 不可思議な現象ですね。確かに我々を狙っているように見えましたが。
鍵奈 : それが私のLiveです。(キーボードをギュイーーーんと掻き鳴らす
ジュウイチ : なんだって?
ジュウイチ : 神…が…調和で…平和?
天辺 : 運命の神託を受けた調和の音楽で平和をもたらす戦闘。だそうです。
ジュウイチ : 復唱してもわかんねぇよ!!!!
ジュウイチ : つぅか眠たい事言ってんじゃねぇよ!!此処を何処だと思ってんだぁ…!?
鍵奈 : 大叫喚地獄…と言いましたね。
ジュウイチ : 此処は地獄だ!神も仏もいやしねえ!
ジュウイチ : お前の神託とやらがどこまで届くか見物じゃねぇか!!
鍵奈 : 「大叫喚」…なんとも…Liveにお誂え向きの場所の名だと思いませんか?(ジュウイチに笑顔を見せる
ジュウイチ : ポジティブシンキングかよ!?
ジュウイチ : 平和ボケの電波女に大叫喚地獄の由来を教えてやろうかぁ?!
鍵奈 : あら…由来…?
ジュウイチ : この地獄に落とされたモノは……その呵責の激しさに大声で泣き叫ぶ!
ジュウイチ : テメェ等カップルも今はすましてるが…何れ惨めに泣き声を上げる羽目になるって事だよ!
鍵奈 : それは…なんとも恐ろしいですね…(電波女にもカップルにも特に突っ込まず
鍵奈 : でも、ご安心ください。(演奏を続ける
鍵奈 : 私の演奏中(音楽神霊の戦闘中)は、世界が調和に満ちます。
ジュウイチ : まぁた寝惚けた事を抜かしやがって…!!!
鍵奈 : 地獄の溶岩はステージを盛り上げる花火の演出になり、
鍵奈 : 泣き叫び声さえもハイトーンのビブラート。Liveを盛り上げる鍵<キー>になるでしょう。
ジュウイチ : じゃあ俺のこの怒りは何だ!!?なぁんにも調和してねぇじゃねぇか!
ジュウイチ : そもそも人のテリトリーに勝手に侵入しといて調和だの平和だの押し付けてんじゃねー!!
鍵奈 : むぅ…(手強い…ここが彼の地獄の会場だから…?)
天辺 : それは確かにそうですね。(ふむ、と
鍵奈 : え? アマベさん?(演奏を続けながら、天辺を見る
天辺 : 我々も別の地獄人に用があって此方を訪れましたので。先方との交戦は望む所ではありません。
天辺 : (このまま永遠に因縁を付けられるよりは)お暇した方が平和かもしれないですね。
ジュウイチ : 今更おせーーーーんだが!!!???
鍵奈 : 非戦…確かにそうです。それもまた平和の形ですね?(なんだかニコニコと天辺を見ている
ジュウイチ : テメェ不法侵入した末に推しアイドルのイチャイチャを見せつけられといて見過ごせってのか!?
鍵奈 : ふふっ。まだ推してくれてるんですね?(微笑みかける
ジュウイチ : 何なんだよテメェ等はよ!!!過去系に決まってんだろバー――カ!
天辺 : そういう物ですか。難しいですね。
鍵奈 : あら……
鍵奈 : 悲しいです。ファンを1人失ってしまいました…。
ジュウイチ : はぴはぴ全員担降りだよ!!デビュー前から彼氏作ってるような奴はアイドル失格だ!
ジュウイチ : こんなコンプライアンス意識の希薄なユニットは姉妹全員爛れてるに決まってるんだ!!
鍵奈 : そんなっ!姉はペット馬鹿で妹はアイドル廃人ですっ!一緒にしないでくださいっ!!
天辺 : 鍵奈殿?(それはそれでいいんですか顔2回目
ジュウイチ : ばぁ~~~か!一人規範意識が低い奴がいると全員疑われるのが界隈なんだよ!ネット民舐めんな!
鍵奈 : っ…!私のせいで姉と妹が…、、
天辺 : 随分と発想が飛躍するものなのですね。情報の整理が苦手なのでしょうか。
鍵奈 : きっと誰とも手を繋いだ事が無いんです…それだけなんです…
ジュウイチ : え? は?  煽り? 今煽りました?(鍵奈を血走った眼で見て
鍵奈 : あぁ…いえ…平和を愛する私が煽りなんて…するわけない…ですよ?
ジュウイチ : おおお俺の事握手会でしか女の子と物理的接触ができないキモオタ童貞だって蔑みました???
鍵奈 : 次の握手会もすぐにあるので…是非来て欲しいです。(持ち直し微笑み
ジュウイチ : 煩いっ・・・俺は聞いた……そして効いた……魂にヒビが入った……ッッ!!(わなわなと震え
ジュウイチ : これが怒りだ……!! もう怒りしか無い!!!
鍵奈 : 角の次は魂が…っ!
天辺 : お気の毒に。
ジュウイチ : 感情の発火<フレイミング・ハーツ>――!!!(震えるジュウイチの心臓から炎が湧き上がり、全身が包まれる
鍵奈 : どんなに怒っても世界は平和になりません。ここは私の調和の音楽でー(演奏を続けるが…
鍵奈 : ・・・!(心臓からの炎が止まらない…?
ジュウイチ : うるせええええ!!俺の『怒り』は誰にも止められねぇ!!!(炎に包まれた身体で猛然と鍵奈に突進していく
鍵奈 : 止めますっ!私の音楽<Live>でっ!!(ショルダーキーボードを掻き鳴らして迎え撃つ
ジュウイチ : うおおおおおお!!!!(演奏する鍵奈に突進し
ジュウイチ : リア充はッッッッ!!
ジュウイチ : 爆発しろおおおお!!!!!!!!(一際燃え盛る拳を突き出し突撃グーパン
鍵奈 : 『君ぃ~と!(楽器演奏+歌唱!音楽神霊の真の力が解き放たれー
鍵奈 : ーー(心臓からの炎で直接的に心を燃やす「感情の発火」
鍵奈 : ーー(調和の音楽を打ち破り燃える拳が楽器に届く
鍵奈 : ~っ!!?(キーボードが弾き飛ばされて演奏が止まる
ジュウイチ : (弾き飛ばされたキーボードが激しく燃え上がっている
天辺 : ―、鍵奈殿。
鍵奈 : あっ…私の…!
ジュウイチ : っだははははあh!!!なぁ~~~にが調和だ!!!
ジュウイチ : 怒りに燃え滾る俺の心にはテメェの演奏なんざ届かねえ…!!(燃え盛る身体で鍵奈に詰め寄り
鍵奈 : っ…私は…、
鍵奈 : あなたにだって、私の音楽で平和になって欲しいのに…(ジュウイチを哀しそうに見つめる
ジュウイチ : ――っは! そんな御託は・・・(鍵奈に燃え盛る片手を翳し
ジュウイチ : スキャンダルの無い!完璧最強究極のアイドルになってから言うんだな!!!
ジュウイチ : テメェの恥<秘密>、晒してやるよ!!
ジュウイチ : 記憶の延焼<フレイミング・メモリーズ>ッ!!!(翳した手の先、鍵奈の身体に炎が燃え映る
鍵奈 : ・・・え!?
鍵奈 : (私の・・・秘密・・・!
ジュウイチ : ( 『記憶の延焼』。地獄人大炎処十一の虎の子の技。
鍵奈 : (身体が炎に包まれる刹那、天辺の方へと視線が行くーー
ジュウイチ : (火を付けた対象の「人に知られたくない」記憶をありありと脳裏に思い出させる!
ジュウイチ : (そして、――炎を視認した他の人間の脳裏にも記憶を延焼反映させる!
鍵奈 : っ、だめ…!
天辺 : ――…。 …!(炎に包まれる鍵奈と目が合う
天辺 : (…だが。此処まで来て。何も庇うような動きを見せない。
鍵奈 : (炎の中に無数の銀食器が降り注ぐ
鍵奈 : (炎の地に無数の金の延べ棒が転がっている
鍵奈 : (地獄の中に数え切れない硬貨。現金が降り注ぐ
ジュウイチ : おお?
鍵奈 : あっ…あ……ちがっ………
鍵奈 : (炎の地で札束が燃えカスになって焼かれている
天辺 : …。
鍵奈 : (映し出される心象風景には金目のモノがありありと浮かび上がり転がり燃え尽きていく
ジュウイチ : お?お?何だ?何だなんだなんだぁ???(ニヤニヤと笑って炎に映る金銀財宝を見て
鍵奈 : ちがっ……私……(ジュウイチ…ではなく天辺を見て
ジュウイチ : 愛だの平和だの謳っておいて……結局頭の中は金だらけってか??
鍵奈 : ち、ちが………(答える間にも背後に降り注ぐ宝石の数々
ジュウイチ : だははははは!!なんて単純なクソアマだ!こぉんな浅薄な記憶そうそうお目に掛かねぇぜ!
鍵奈 : ーーっっ、(ジュウイチの言葉に息を呑み両手で口を抑えて
ジュウイチ : アイドルになったのも!男に媚売って近付くのも!ぜぇんぶ金目当てなんだろ!?
天辺 : …。
鍵奈 : 違…私は…世界に…平和を…(口元を抑え、涙ぐみながら、たどたどしく答える
ジュウイチ : ま、そらそうだよなぁ!この後に及んでテメェを助けようともしねぇひ弱で冷酷な野郎に!
ジュウイチ : 金目当てでもなきゃ近付こうと思わねぇだろうぜ!
天辺 : … …。 …。
天辺 : …。(顎に指を当てて
天辺 : まあ。 でしょうね。
鍵奈 : ・・・っっ!(天辺見て
ジュウイチ : …はぁ? 何だぁ?
ジュウイチ : すかしやがって。金で繋がる割り切った関係ってか~?
鍵奈 : ……………。
天辺 : ああいえ。金銭のやりとりは今の所無いのですが。 …いえ、ライブに投資した分は入りますか。(なんかゴチャゴチャ言って
鍵奈 : ………(炎に包まれ金銀財宝硬貨紙幣宝石などの心象風景を垂れ流す
天辺 : 「金を稼いでいる」事は僕を構成する要素の一つですから…、
天辺 : 求められているモノが明確にあるのは、逆に?み込みやすい。
ジュウイチ : 何言ってんだコイツ??
鍵奈 : …え?
ジュウイチ : おいおいおいおい???何だ?実はゾッコンかテメェ??
鍵奈 : ………あまべ…さん?
ジュウイチ : この女が求めてんのはテメェの持ってる金だけだ!テメェ自身には何の価値も感じていやしねぇ!
鍵奈 : ちがっ…違いますっっ!!
ジュウイチ : そんな薄っぺらい「愛」をテメェは受け入れようってのか!?
天辺 : 「愛」の薄さ厚さ浅さ深さを語れるほど「愛」について存じていませんが…、
天辺 : 何か問題があるんですか、金目当てに。
ジュウイチ : あるだろ!!!何ほざいてんだよ!!!!
ジュウイチ : 太客ばっか優遇する配信者とかスポンサーと寝るアイドルとか許せねぇだろ!!背信行為だよ!!
鍵奈 : ちょ、ちょっと黙ってくださいっ!(ジュウイチに飛び蹴り
ジュウイチ : どわ!!!??(不意打ち喰らって横に吹っ飛ぶ
天辺 : 鍵奈殿。(飛び蹴りかます元気な鍵奈にちょっと目を丸くして
鍵奈 : えっと…天辺さん…
天辺 : はい。
鍵奈 : お金目当てで近づいたワケではないのですが……
鍵奈 : 貴方の自己紹介を聞いて…貴方とお話をして…思い浮かべた情景が…
鍵奈 : (鍵奈の背後に溜まりに溜まって降り注いだ天にまで届きそうな金貨銀貨の情景
鍵奈 : この景色です…隠してて…ごめんなさい。
天辺 : そうでしたか。
鍵奈 : ………、、(涙目で天辺を見つめて
鍵奈 : でもっ、今は…こんな情景で信じて貰えるなんて思えないですけど…
鍵奈 : …今は、コレだけじゃないです。
天辺 : …。(鍵奈を見て
天辺 : …先程口にしたように、僕自身は「金目当て」に然程問題を感じていません。
鍵奈 : 違うんです。いえ、そうじゃないんですっ。
天辺 : ですが、地獄人の発言からするに、この情景は君の恥<秘密>である。
天辺 : 鍵奈殿は、これを秘密にしたいと思っていた。後ろめたさを感じている。…んですよね。
鍵奈 : はい。今あるこの“想い”が…最初はそうじゃなかったかもなんて、自分でも思い返したくないですから…。
鍵奈 : 天辺さんが……ライブに足を運んでくれた事、歌を聴いてくれた事、私を選ば“ない”事で推してくれた事、勘違いで杞憂させた事…
天辺 : …。
鍵奈 : どれも…この大量の金銀財宝には到底及ばない些細な事ばかりですが…
鍵奈 : 私の…今の“想い”に気付かせてくれたのは…
鍵奈 : ーー「お金でははかれない価値を感じる事」ーー
天辺 : ――。
鍵奈 : 私に…愛を教えてくれたのは天辺さんです。
天辺 : …。愛。
天辺 : そうですか。僕の方から…。 …。
天辺 : …。難しいですね。僕は僕が、君にそれほどの事をできていると思っていない。
天辺 : …。ですが、受け取って、教えていただいて、ありがとうございます。
鍵奈 : …いいんです。愛はお金と違って量が測りづらいモノです。
鍵奈 : この高く積み上がった金銀財宝よりも、私はこの心に芽生えた“想い”を大事にしたい。
鍵奈 : そして天辺さんにも…私の愛の気持ちを教えたい。
天辺 : …。はい。
天辺 : 不出来な生徒ですが…「愛」を教えていただきたいです。これからも。
ジュウイチ : …… ・・・
ジュウイチ : ・・・・・
鍵奈 : …ええ。必ず。(天辺に涙目で微笑み
ジュウイチ : ・・オレハ・・・
ジュウイチ : 星鬘処じゃねぇ・・・・・!!(地獄の底で煮詰まった恨みの籠もった低い声
天辺 : おや。まだ居たんですか。
ジュウイチ : 愛し合うカップルの魂二つ喰い~?じゃねぇんだよ!!引き裂いて八つ裂きにして燃やしてやるァ!!
鍵奈 : 引き裂くだなんて…させません!
天辺 : 胡乱な地獄人もいるのですね。…ええ、それはさておき。
天辺 : この辺りで『査定』を致しましょう。(何処からか出て来たシルクハットを被り、ステッキを携えて
ジュウイチ : はぁ??さっきまで黙って下がってた癖に出しゃばって来やがって!
鍵奈 : 『査定』…!?(ドキっとして
ジュウイチ : 彼氏くん面か!? あぁ??!
天辺 : ええ。査定です。
天辺 : これまで披露して頂いたあなたの技能の数々に。
天辺 : 値段を付けましょう。(ステッキを差し向けて
ジュウイチ : はーーーーいるんだよなーーーーちょっとイイ感じの女の前でだけイキる奴ーーー!!!
ジュウイチ : 怒りの炎がメラメラと燃え上がるぜ!!!
天辺 : 感情の発火<フレイミング・ハーツ>。感情の発火能力とお見受けします。(ジュウイチを見て
鍵奈 : 感情の発火能力…(だから私の音楽神霊の力も効果が薄かったのかな…?
ジュウイチ : はぁ??
天辺 : そして記憶の延焼<フレイミング・メモリーズ>。こちらは炎で燃やした対象の記憶を映し出す物でしょうか。
天辺 : 「秘密」と申し上げていましたから、特に知られたくない、後ろめたい事を露わにするモノのようです。
天辺 : 炎上狙い…ですね。
ジュウイチ : どうしたどうした!?いきなりデータ分析キャラかぁ!?
ジュウイチ : 俺の能力<チカラ>を知った所で!さっきから棒立ちしてるだけのテメェには何にもできねぇだろ!
鍵奈 : AEに炎上アイドルは…別の大先輩がいるので困りますね…
ジュウイチ : (怒りに燃え盛る身体で天辺にずかずかと近付いてくる
天辺 : どちらも通常の人間には持ち得ない稀有な技術。特殊技能職に該当しますか。
天辺 : 地獄人の給与形態は定かでありませんが、ノルマ達成度による歩合制としましょう。
ジュウイチ : はぁ!?ゴチャゴチャ何言ってんだ金持ち野郎!? 地獄人の薄給ディスってんのか!??
ジュウイチ : 労働時間に対して稼ぎが低すぎます!!ドドドブラック業態です!!!
天辺 : 成程。お気の毒に。
鍵奈 : 大変なんですね…。
天辺 : ですがありがとう。参考になります。
ジュウイチ : はあああ!!??
ジュウイチ : いい加減にしろや!?何を分析してんのか知らねぇが!! 
ジュウイチ : 給料が低かろう!地獄人は怒りと殺意とノルマで戦うんじゃーーーー!!!(天辺に拳を振り被り
天辺 : 日給××××G程度とお見受けしました。(振り被るジュウイチにステッキを差し向けて
天辺 : (プライバシーの都合上数字は表記されませんが、ほんのり悲しくなる程度に低い金額が口にされる
ジュウイチ : ・・・
ジュウイチ : 大体合ってる・・・
ジュウイチ : (ジュウイチを纏う炎が消える
鍵奈 : 炎が…消えた…!
天辺 : 成程。それは良かった。(代わりに薄らと炎を纏う天辺
ジュウイチ : なに……!??
ジュウイチ : な…何故だ!? 俺の炎が!
ジュウイチ : 何だよ!能力無効化ブームかよ!?
天辺 : ブームは存じ上げませんが、無効化とは少々趣が異なりますね。
天辺 : 貴方の特殊技術は今、僕が買い取りました。
ジュウイチ : は???
鍵奈 : あら…まぁ…
天辺 : (一時的に、ですが。不死身の地獄人は生涯年収の計算ができないため、永続的な無力化は難しいですね。
ジュウイチ : いや!?無理だろ!?能力だぞ!何でもかんでも金で買えるわけねぇだろ!!
鍵奈 : は、はい…そうですよね…?
天辺 : それが出来るのが僕の特殊技能です。「魔人能力」とも言いますか。
鍵奈 : 魔人能力…!(お金では測れない価値を求める貴方が…特殊能力にまで査定をして買い取れてしまうなら…お金で測れないモノって…相当難しいような…?
鍵奈 : それでは今…地獄の人の能力が使えるという事でしょうか…?
天辺 : そうですね。
天辺 : 「地獄の沙汰も金次第」、とは言いますが。どうやら上手く行ったようです。
鍵奈 : 本当にお金次第でなんとかなっちゃうんですね…
ジュウイチ : ちょ、待てよオイ!人のアイデンティティ勝手に奪ってんじゃねぇよ!!
ジュウイチ : そんなんまで金でなんとか出来るとか無茶苦茶すぎんだろ!どうなってんだよヴァースの民は!??
天辺 : ふむ。「焦燥」「絶望」…と言った所ですか。
鍵奈 : 地獄の力…魔人の力…神霊の力…なんでもアリな素敵な世界ですね。(微笑み
天辺 : 感情の発火<フレイミング・ハーツ>。(ジュウイチにステッキを差し向けて
ジュウイチ : ぐわぁ!!??(ジュウイチの身体が再び発火
ジュウイチ : あ……あぁ駄目だ……もう終わりだ……人生、否、地獄人生の終わり・・・!!!
ジュウイチ : (『感情の発火』は対象の抱いている最も強い感情を発火増加させる 能力を買い取られ絶望に打ちひしがれるジュウイチ…!
ジュウイチ : (「絶望」に燃えながら地面に縮こまってダンゴムシのようになってしまう…
鍵奈 : 能力を奪われて…跳ね返されて…(ダンゴムシジュウイチを見て
鍵奈 : でもっ、
鍵奈 : アマベさん。私にも…
鍵奈 : もう一度あの技…メモリーズをかけて頂けないですか?
天辺 : え?
天辺 : …ですが。(短く躊躇って
天辺 : …。(自分にはさしたる影響が無かった光景だが、彼女の涙ぐんだ表情は記憶に鮮明
天辺 : …何か考えがあるのですね?
鍵奈 : はい。(涙目を拭って
天辺 : …。 分かりました。
天辺 : (鍵奈に片手を翳して
天辺 : 記憶の延焼<フレイミング・メモリーズ>。(翳した手の先から広がる炎が鍵奈を包む
天辺 : (火を付けた対象の「人に知られたくない」記憶を脳裏に思い出させ、その映像を炎を見た周囲にも伝播させる
鍵奈 : (天辺さんに知られたくない秘密と…
鍵奈 : (ジュウイチダンゴムシ<ファンの人>に知られたくない秘密は違うはず…!
天辺 : (炎に映される――……ダンゴムシに知られたくない秘密の記憶……!
鍵奈 : 私の戦闘は…『運命の神託を受けた調和の音楽で平和をもたらす戦闘。』
鍵奈 : そんな丸くなった姿のまま、ジュウイチダンゴムシ<ファンの人>を帰すわけには行きません!
鍵奈 : (炎に映し出される風景の金銀財宝が…換金され…資材に機材に楽器に作り変わっていき…
鍵奈 : (階段ステージの上にグランドピアノと巨大モニター
鍵奈 : (煌びやかな巨大シャンデリアと赤く多重に折り畳まれたカーテンの舞台
ジュウイチ : …! …!?(景色の変化を縮こまりながら見上げるダンゴムシ
鍵奈 : (お金持ちのおじさんから支援を受けて豪華なステージをする新人アイドル…!ジュウイチの邪推は、鍵奈も過去に夢に見てしまった事がある邪念…
鍵奈 : (知られたく無い秘密…その力を用いて、音楽神霊のLiveを行う舞台
天辺 : …。
鍵奈 : 奏でる神託は運命のキー! クライマックスは鍵奈がお送りします。
ジュウイチ : こ、、これは……Live・・・!?
鍵奈 : (グランドピアノで奏でられる音楽
鍵奈 : (地獄の舞台に響き渡る音楽に乗せて、
鍵奈 : 『~~♪』(癒しの歌を歌う
ジュウイチ : ぉ・・・ぉぉぉ………(地獄の風景を浄化するようなゆったりとした癒しの旋律・・・
鍵奈 : (音楽神霊 キンナ=キンナリー
鍵奈 : (戦闘は…運命の神託を受けた調和の音楽で平和をもたらす戦闘。
鍵奈 : (その真骨頂は…戦闘した相手を光堕ちさせるアイドル…!
ジュウイチ : ・・・な・・・
ジュウイチ : なんて・・・美しい音楽なんだ・・・(きゅるんきゅるんの瞳になって
ジュウイチ : (しみじみと落涙する地獄人
ジュウイチ : (能力を買い取られ、地獄人としてのアイデンティティを失い…
ジュウイチ : (運命の神託を受けた調和の音楽によってその心も浄化された
ジュウイチ : 私……普通の善良ファンになりますっ・・・!
ジュウイチ : (そう言い残すと……地獄の天空から一筋の光が差し込み……
鍵奈 : ーー…。ふふっ。(歌い終わって、ジュウイチをみて微笑み
ジュウイチ : (ジュウイチの身体が光の粒となり・・・
ジュウイチ : (サラサラと消えていった・・・
鍵奈 : …またね。(バイバイのウィンクをする
天辺 : …。
天辺 : まさか敵を改心させるとは。
鍵奈 : 敵…ではないですよ。
天辺 : それもそうですね。
鍵奈 : 彼(ノルマを課せられた地獄の民)も私(アイドル)も天辺さん(査定買取の人)も。
鍵奈 : 皆、自分の仕事を果たしただけですから。
鍵奈 : お疲れ様です。窮地を助けて頂き、有難うございます。(微笑み
天辺 : いえ。こちらこそありがとうございます。
天辺 : 鍵奈殿のお陰で、平和的解決に至り ―
天辺 : ―っ!(突然、胸の辺りから炎が奔り、天辺の身体を焼く。
鍵奈 : 天辺さんっっ!?(天辺の元へ飛んで行く
天辺 : ―。…(胸を押さえて、少しすると炎が収まる
鍵奈 : これは…一体…、、
天辺 : 『感情の発火』…?(身に起こった現象を分析するように呟き、
天辺 : ぁぁ、恐らくは…地獄人の力を買い取り身に宿した影響でしょうね。(スーツが一部焼け焦げ、上半身に火傷が広がっている
鍵奈 : 火傷の跡が…っ、、すぐに都市へ戻って治療をしないと…!
鍵奈 : 地獄では加護のお力が届くかわかりませんよ…。
天辺 : いえ。動くには問題ありません。他の方々の捜索に向かうべきかと。
鍵奈 : っ…!いえ、帰りましょう天辺さん…!
天辺 : …。ですが、鍵奈殿は…心奈殿の出会った地獄人に会う必要があるのでは。
鍵奈 : それは…そうですが…でも…分断された時点で…
天辺 : …。(少し考えて
天辺 : …それも、そうですね。未知の土地で…僕という負傷者と共に動き回るのは、
天辺 : 鍵奈殿の負担が大きいかもしれません。
鍵奈 : 私なら大丈夫です…(天辺に近づき
鍵奈 : 山育ちなので。(天辺の後に回って後ろから抱きつく
天辺 : えっ。(普通にびっくりした
鍵奈 : …。(しばし、普通に抱き付いてる
天辺 : …。 ……。
鍵奈 : 私が、天辺さんを出口までお連れしますよ。(抱き付いたまま
天辺 : …。はい。よろしくお願いします。
天辺 : すみません。度々手数を掛けますね。
鍵奈 : 大丈夫です。
鍵奈 : これも、“愛”の形ですから。(耳元で囁き
鍵奈 : (天辺を抱きしめたままゆっくりと飛び上がる
天辺 : …。「愛」ですか。(抱き締められたまま共に宙に浮きあがっていく
天辺 : (―なんとも落ち着かない姿勢のまま、黙って運ばれている
天辺 : (……それにしても、先程の炎。
天辺 : (『感情の発火<フレイミング・ハーツ>』。対象の強い感情に火を付ける。恐らくはそれが、自身に発動した…のだろう。
天辺 : (…「怒り」?
天辺 : (怒っていたのか。僕は。 あの地獄人に? 何故?
天辺 : …。
天辺 : (不可解な感情。学習しなければならない事は、まだ沢山ありそうだ。
天辺 : (ふわふわと地上に向かって飛んで行く

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最終更新:2025年09月15日 10:53