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終わりの始まり [ミヌイ エザフォス ニカ エレア ロル コロン イリゼ オレオル カザヤ エミリー ミカエル]

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ミヌイ : はぁ。
ミヌイ : (うかない顔でため息をつく女。
エザフォス : あぁ。うかない顔じゃないか。
エザフォス : (優雅に紅茶を飲んでいる。
エザフォス : ……クランケ・ロレ事件で生じた魔力消失領域。その事象の再現。
エザフォス : もっとも、これはただの再現だ。
エザフォス : 魔法陣を吹き飛ばされたらひとたまりもなく停止するが、
エザフォス : ほうら。奴さんたちは今、夢中になっていて気づくどころじゃないさ。
エザフォス : (モニターにはキアシス市街の様子が映されている。
エザフォス : ……ウルファングはご覧のとおり、イキっていて、
エザフォス : ルイシスや夏凛は行方知らず。
エザフォス : 夕陽がいるのは想定外だったが、男にうつつを抜かしているザマだ。
エザフォス : ……こちらにはクイーンの駒がある。後で気づいても足止めには十分だろう。
ミヌイ : ………。
エザフォス : やはりうかない顔だな。
ミヌイ : そりゃ、そうでしょ。
ミヌイ : これでアタシも大罪人かって実感が湧いてきたわね
エザフォス : ああ。今お前は罪を犯したんじゃない。
エザフォス : ずっと昔から、だよ。
ミヌイ : ………
ミヌイ : どこで、間違えたのかしらね
エザフォス : 俺に聞くなよ
エザフォス : そうだな。お前の誤算は
エザフォス : 俺を愛してしまったことだ。
エザフォス : 家族とか抜かしながら、俺を男として愛してしまった。
エザフォス : ……そして、都合よく
エザフォス : 散々繰り返された実験の結果、気づけばあと数年の命ってワケだ。
エザフォス : ……あとの二人のように俺も生きたかったよ。
エザフォス : だから、最後に不公平を是正しようと思ってね。
エザフォス : 魔力があるから貧富の差は生まれ、差別が蔓延する。家系に縛られたキアシスでは。
エザフォス : なら、そんなものは全部無くしてしまえば。
ミヌイ : ………。
ミヌイ : あなた本当に成功すると思ってるの?
エザフォス : どうかな。
エザフォス : 成功するのであれ、失敗するのであれ。
エザフォス : この世界に抗ってみたかったのかもな。
エザフォス : (魔力枯渇領域はゆっくりとしかし確実に過去の実験施設からキアシスに向かって伸びていく。
ミヌイ : ……全部、夢だったらいいのに。アナタが死ぬことも、私がここでこうしていることも。
エザフォス : はっ。センチメンタルだな。
エザフォス : 祭りはこれからだというのに。
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カザヤ : ……おっと。ボクがどこでも構わずにのぞき行為やってるなんて誤解しないでほしいね。
カザヤ : コレはそんなに便利じゃないし、そんな汚れた人間でもないさ。
カザヤ : (謎弁明しながら魔力枯渇領域がじんわりと広がっている風景が映されたモニターを見ている。
ニカ : …いや。今そんなんは割とどーでもよくて……(呆然とした声で
オレオル : …なんだろう。コレは…、大きな魔術式、のようだけれど…?
エレア : うん……、イヤな感じはすごくするけれど。
イリゼ : ひろがってるね。魔法陣から、キアシスの街の方へ。
イリゼ : 街が飲まれると・・・何かが起こるのかも。
コロン : だとするなら…
コロン : もう一刻の猶予も無いですね。
コロン : 罠の可能性もゼロじゃあないですが…あの魔法陣をほっとくわけには行きませんよ。
カザヤ : (ニコニコしながら内心めんどくさいなと思っている。
コロン : エレアさん。
コロン : エレアさんの思い描いてた場所は…
コロン : あの(おんぼろテレビを指差して
コロン : 魔法陣の場所ですか?
カザヤ : ……まぁ、
カザヤ : 方角的には北になるかな
エレア : ……、確信は持てないけど、
エレア : いこう!!!
コロン : …。わかりました。行きましょうセンパイ達!
ニカ : なんか絶妙に不安だが……行くしかねーだろもう。
ロル : よ、よしきた??!(戸惑いが見える
オレオル : 大丈夫!道を間違えたらまた進み直せばいいのさ!
カザヤ : ………
オレオル : 行こう!カザヤくん!
カザヤ : (回廊に光が差し込み、
カザヤ : (一同の目の前に扉が作られる。
カザヤ : ……あ。ボクはついていかないから、
カザヤ : がんばってね。(ニコニコと
カザヤ : その扉の先が、件の魔法陣がある施設に続いているよ。
オレオル : そんなぁ。乗りかかった船じゃないか!(何か説得を試みる人
コロン : …。危険を顧みずにここまで道を作ってくれただけでも十分ですよ。(オレオルをなだめる
オレオル : 君も一葉くんが心配だろうに…確かに。それもそうだね!
コロン : それに…。緊急脱出しなきゃいけなくなった時の為にも、誰か“コッチ側”に残っていてくれたほうが安全ですって。
ニカ : たーしかに。冷静っスねパイセン。
カザヤ : (少し座標を間違えて、上空に出てしまうけど
カザヤ : (内緒にしておこうか。
コロン : それでは、行ってきますね…!(カザヤに伝えて
コロン : (カザヤの作った扉を開ける
エレア : …、いこう!
ニカ : …んじゃ。ありがとうございます。(ペコ、とカザヤに頭下げて
エレア : (扉の中に勢いよく入っていく。
ニカ : …行ってきますね。
オレオル : じゃあ、後はよろしく頼むよ風谷くん。土産話を楽しみにしておいてくれ!
カザヤ : (微笑みを浮かべながらオレオルに手を振る
ニカ : (そうして、扉の向こうに皆の姿が消えていった
エレア : (気がつくと、
エレア : (どこかの上空にいる。
ニカ : は?
コロン : え?
エレア : うぁ……、
オレオル : おお!(楽しげ
エレア : (そのまま勢いよく落下していく。
オレオル : これはまた愉快なダンジョ…おっと。違ったかぁ!
コロン : っちょ!イリゼさん着地フォローを!!
ニカ : 抜かしてる場合スか!?今日何回落ちんだよ!!
ロル : うわあああああ(あたふたばたばたしながら落下していく
イリゼ : わたし?
イリゼ : ふふふ。いいよ。
イリゼ : コロンちゃんわたしのだから、助けてあげるね。(両手をきゅ、と組んで
イリゼ : 『開花』の魔法。(落下勢の着地点にわさわさと生える口付きの花
ニカ : 人選ミスじゃないスかパイセン!!??
コロン : 全員助かるにはイリゼさんしかないですセンパイ!!
イリゼ : 大丈夫。ちょっと味見するだけだから。(呑気に狂気のお花畑に落下していく
エレア : う、う……
エレア : いやだぁ……(未来予測して何かを見てしまったらしい
ニカ : 最悪のクッション過ぎる…!!
エレア : 大丈夫、みんな無事だけど……
エレア : (そのまま落下
コロン : (味見される落下~!
オレオル : うおっとぅ!(ぼすんっ キェー! グェー!
ロル : うべぇ~(落下
オレガノ : …おーいおいおいおい。(お花畑の近くに佇む人影
ニカ : って!(軽ーく噛まれた
コロン : 全身骨折に比べたら味見の方が…マシでしょみんな…
エレア : ………(顔面をべろべろに舐められたらしく、半泣きだ。
ニカ : まぁ…行動不能になるよりは… うーん…
オレオル : おや?(片手をカプカプされながら人影の方を見る
ロル : ……なんとか、着地できたね。(上手いこと弾かれた
オレガノ : 上空に座標転送魔法だなんてぇ…どんな“選択”だ?(軍服眼鏡魔女
パキラ : 侵入を”許可“した覚えはありませんね。勿論お花畑も。(白衣眼鏡魔女
オレオル : よもや先客が居たのかな?おーい。君達も魔法陣を止めに来たのかい?
マルメロ : しかし…(オレオルを制止する宣教眼鏡魔女
ニカ : お、おい平和主義者か!?ココ敵の本拠地すよ…!?
エレア : (気を取り直して
マルメロ : 私達『グリアスチルドレン三賢人』に見つかるとは”終焉“ですね…
ニカ : ほら見ろ敵じゃねぇか…!
エレア : 三賢人……、
コロン : グリアスチルドレンが一気に3人も!?
マルメロ : 私達が敵だとわかるなら話は早い事です。
パキラ : つまり貴女達は私達の敵って事になるものね?
??? : (遠くの茂みから何者かが術式で加速して接近してくる。
オレガノ : 「地下への階段」をどう嗅ぎつけたか知らないが…三賢人の魔法で葬ってやるよ!
イリゼ : 敵かぁ…。あなたたち、わたし達の邪魔をするの?
エミリー : ア、……アンタたち!遅いわよっ!!!
イリゼ : それなら・・・ あれ?
エミリー : (泣き腫らした目をしている。
ニカ : あの声は……阿笠?
コロン : 次から次へと…いや、今度は味方か?
エミリー : (姉を助けにいく機会を伺っていたが、人数差で動くことができず泣きながら様子を見ていたようだ。
エミリー : か、覚悟することね……(うわずった声で
パキラ : 何人集まろうが…一緒です。(眼鏡の三賢人が同時に魔導書を広げる。
エレア : (三賢人に対して警戒する
オレオル : 阿笠……という事は君が噂の!お姉さんから君の話は沢山聞いているよ!また落ち着いたらゆっくり話ry
ニカ : オレオルさんちょっとは緊張感持ってくれ…!!(警戒しながら
マルメロ : 私達の禁断魔法の前では等しく無力。(3人の眼鏡の奥。魔眼と魔術書が同時に光り輝く
エミリー : はっ?!誰よアンタッ……(遠くから走ってきたので息を切らせている
エレア : 禁断魔法……ッ、
オレガノ : Oregano. The OPTION<“選択”の禁忌>
パキラ : Pachira. The PERMISSION<“許可”の禁忌>
マルメロ : Quince. The QUIT<“終焉”の禁忌>
天空に響く声 : ーーー『偉大天使ミカエルは許可します。』
天空に響く声 : (三賢人を覆い隠す光の柱が上空から降り注ぎ夜の街を眩く照らす
ニカ : ――――は?
ロル : ど、どこに行ってたんだよ~!(と言いつつとても嬉しそう
ミカエル : 『終焉の選択を!』(夜の街を飛ぶ六枚翼の大天使
ミカエル : 『メガ・ジェネシス!!!』
ミカエル : (天空から降り注いだ浄化の光が三賢人の肉体と魔法を跡形も無く飲み込む
ニカ : ―――・・・ミカエル先輩……!
ミカエル : ニンゲンを“救済”するのが…偉大天使ミカエルの務めです。(地に降り立つ
イリゼ : ふふふ。きれいな魔法。
エミリー : あ、アタシたちの勝ちよッ!!(なぜかドヤる
オレオル : いやはや。何が何やら!(笑って
コロン : け、形勢逆転ですねっ!
オレオル : うんうん、皆が駆け付けてきているのは何よりだね。
オレオル : いよいよ最終決戦という雰囲気じゃないか!
ミカエル : …まぁ。 ここが最終決戦の舞台なのですね?
ーーー : (オレガノが言ったとおり、地面に紛れて地下への階段が隠れている。
ニカ : あてずっぽうでココまで来たんスか!?
ミカエル : はい。キアシス街中のニンゲンを順番に“救済”していたら…
ミカエル : この場に舞い降りて降りました。皆様、ご無事で何よりです。(ニコリと微笑む
エレア : ま、まぁ合流できてよかった…
ニカ : はー……マジか。まー、ソレっスよ。本当。
コロン : って事はあの後ずっと連戦連戦連戦…?!
ロル : ………
コロン : ミカエルセンパイとはいえもう魔力が枯渇するんじゃ…?!
ロル : 心配したんだぞ(小声で
ミカエル : (ロルの元へふわりと飛んで
ミカエル : 私もです。ロルさんはか弱いですから。
ミカエル : 生きていてくれて、何より嬉しいですよ。(ロルを翼で抱き締める
ロル : う、うわっ、(急に抱きしめられて動揺する
イリゼ : わぁ。仲良しさんだねぇ~。
コロン : あのっっ!? ラスダン目前で抱き合ってる場合ですか!?
ニカ : そ、そーゆーのは平和になってからやってもろて… いやいいんスけど……(気まずそうに眼を逸らして
オレオル : 青春の煌めきというやつだね!
エレア : ………(ぼうっと見て、
エレア : (い、いけない……!
エレア : ……みんな、行くよ!(地下の階段を見やり
最終更新:2025年10月27日 17:21