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街が揺らぐ [エリス ハルマ 夕陽 アルバ 夏凛 ヒサヤ ソウマ]

街並み : ーーーーー
街並み : ーーー
女性 : 魔術学園都市キアシス。
女性 : この街が…
女性 : こんな風に…
女性 : (街並みを見渡す
女性 : (砕けた壁、床、破損跡
女性 : (壊れた魔具、杖、呪文書
女性 : (飛び散る血痕、肉、犠牲者
女性 : あーあ。
女性 : こんなモノが私の求めた“自由”だったのかしら?
女性 : (メガネを上げて、荒廃した街並みを見つめ直す
女性 : 違うわ。違うわね。
女性 : これは最終章だけど…まだ終焉じゃない。
女性 : 本当の終焉はコレからこの街に降り注ぐ。
女性 : “黒幕”が動き出すわ…
女性 : (人気の無くなった路地を歩む
女性 : (暴れていたクリーチャーやチルドレンは何処ぞのキアシス大魔術師か…あるいは偉大天使にでも“救済”されたのだろう。
女性 : (戦場に出て来るのが遅すぎたのか、判断力が鈍りすぎて居るのか。
エリス20 : “黒幕”が動き出したなら、”悪の女幹部“の出番は終わりね…
キアシスの街 : (暴れていた者達が打ち倒され、一時の静けさの中にある路地
キアシスの街 : (各地で防衛戦が行われているのか、遠くから喧噪が響いている
キアシスの街 : (その喧噪に混じって ―― ……
キアシスの街 : (リーズベルト大学のある方角から 微かに聞こえてくる
声? : 『――― …ジュ 、 ――、』
エリス20 : ………。
声? : 『リ、ス ――――』
声? : (その声を、エリスの耳が僅かにでも捉えた瞬間に
声? : (エリスの意識は、急速に「声の主」に引き付けられる
エリス20 : っっ、この感覚は…っ、、
声? : 『リ ス ―――
声 : 『エリス=ペルスネージュッ!!!』
エリス20 : っっ!! 鼓膜を突き破る気かい?!
声 : 『聞こえるか?聞こえてくれ!届いてくれ!オレだ――!ハルマだ! 国木田!晴満ッ!』
エリス20 : っ、そんな大きな声で名前を呼んでどうしたんだい?!
エリス20 : アタシはアンタの演劇の練習に付き合う気は無いよ!
声 : 『今!オレは!リーズベルト大学の放送室に居るッ!!』
声 : (遥か遠くにあるリーズベルト大学の方向から、微かに聞こえてくる声
声 : 『このキアシスの街で!オレがもっとも広く声を届けられる場所だッ!』
声 : 『この街のどこかにいる先生に!この声が届いて欲しいと願ってる!』
エリス20 : 五月蝿い五月蝿い。五月蝿い男だね全く。
エリス20 : 記憶が消し飛んだんじゃあなかったのかい?
エリス20 : (声の方へと歩み始める
エリス20 : 全く…今から“悪の女幹部”として、最後の一仕事をしようって思ってたのにさ?
エリス20 : このままじゃあ…アンタの脳みそにお見舞いする事になるよ…
声 : (大学の放送設備によるアナウンス。当然音量は全数値MAX。演劇部仕込みの大声を張り上げている
エリス20 : ………ハルマ。
エリス20 : (ハルマが声を出し続ける限り、“他”の目標に向かう事は出来ない。
エリス20 : (そういう魔法だ。能力による強制。
声 : (はっきり言って騒音公害レベルのそれ。
エリス20 : (だから。足は彼の元へ進んでいるけれど、
エリス20 : (自ら望んで行くわけじゃ。
エリス20 : (記憶を失い…ようやくリセット出来る機会なんだ。
声 : 『先生 !エリス先生!! エリス=ペルスネージュ!!!』
エリス20 : 悪い事をしてもねえ…子供のうちなら反省出来るもんさ。
エリス20 : このまま悪い先生の事なんて忘れちまえば良いのに…
エリス20 : 全く…全く…全く…
エリス20 : 五月蝿い男だよ…本当…
声 : 『―――会いたいんだ!』
エリス20 : …。
声 : 『先生に会いたい!今の先生と、会って話がしたい!!』
エリス20 : 私は逆だよ。ハルマ。
エリス20 : (黒の戦闘服に身を包む魔術師
エリス20 : (赤いメガネの悪の女幹部。
声 : 『だからッ……来てくれ! オレの所に!』
声 : 『他の街の民の誰でもなく! オレだけを見てくれ――先生ッ!!』
エリス20 : 五月蝿いねえ!! 今向かってる所だよ! 良い子にして待ってなさい甘えん坊!!!
エリス20 : (街中で叫ぶ。





キアシス : (キアシス北区
キアシス : (キアシス地下牢獄 施設前
夕陽 : ……
キアシス : (キアシスの外れにあるこの施設にも「グリアスチルドレン」の魔の手が伸びた
キアシス : (コントラクト・マジシャン『コンラディナ』による内部からの篭絡戦。
キアシス : (この襲撃事件によりキアシス牢獄内は統制と秩序を失い、
キアシス : (囚人たちも次々と檻の外に逃げ出していった。
キアシス : (そんな中……
アルバ : ……うーん。
アルバ : (のそのそと緩慢な動きで、牢獄施設の外に出てくるローブの男
アルバ : このままココに留まっててもまた施設ごと襲撃されそうだ。そう思って出て来たけど…
アルバ : コレ、脱獄扱いになるか…? なるかなぁ…(覇気無くぼやいている
夕陽 : ……。
アルバ : なんか途中凄い音してたもんな…。見事に焼き払われてるけど…(なんとなく周囲を見つつ
夕陽 : (木陰に佇んでいる女。
アルバ : なんだこれ?光魔法か?派手にやった奴がいるもんだ。
夕陽 : はぁ…。(その場にへたりこむ。
夕陽 : ………(面会に行きたい気もするけど、
夕陽 : (会うことがなぜかこわい。
夕陽 : (立っては座り、立っては座りとひたすら夢現の逡巡をずっと繰り返している。
アルバ : ……ん?(ふと視界の先に人影が見える
アルバ : なんだ?こんな所にぽつんと人がいるなんて……
夕陽 : (キアシスの様子がおかしいことは、わかっている。
夕陽 : (きっと、私の助けもあったほうがいい。
夕陽 : (早く、動かないといけないのに。
夕陽 : (頭が、いうことを聞かない。
夕陽 : (このままでは戦えない。
夕陽 : ……、バチなのかしら。私もなまったものね。
アルバ : …こんな時に牢獄に面会?いや、まさか新たなグリアスチルドレンじゃなかろうな…(目悪い
アルバ : …。(でも…何か見覚えがあるような気もするな。
アルバ :
アルバ : (悩みつつも、木陰の方にゆっくり歩み寄る
夕陽 : …。(誰かの影を視認する。
夕陽 : …っ。(一目見てそれがアルバだと気づくが
アルバ : (あ、こっちに気付いた。
夕陽 : ……。(声をかけるのがこわい。
アルバ : …。(うーん。気のせいか?いや、気のせいの筈なんだけど。
夕陽 : (というより、もう出所の日だったのだろうか。
アルバ : (知り合いに、似ている。気がする。
夕陽 : (すぅー、と深呼吸で息を吸いこみ、表情を作り、
夕陽 : (何食わぬ顔でアルバの方に歩みよる。
アルバ : (というか、内心分かってる気もする。わざわざこんな人里離れた場所に来る見覚えのある姿なんて、
アルバ : っ、ぅゎ!(歩み寄ってきてビックリした
夕陽 : …あぁ。(わざと落ちついた低い声を作って。
アルバ : ぁ、ぁ~~~、やっぱリュピトゥ女史だな!?(眼鏡掛け直して夕陽を見直して
アルバ : (なんとも決まらない第一声を発する
夕陽 : 久しぶりね。……それとも「長いおつとめご苦労様でした」とか言えばいい?(練りにねった一言だったが、アルバのすっとんきょうな声にかき消される
夕陽 : ……。そう、だけど。
アルバ : …ぉ、ぉう。良く知ってるね。本当は今日が出所の予定日だったんだよ。
アルバ : まあこの騒ぎで延期だけどね! ……というわけで、リュピトゥ女史。
アルバ : えーと…… …久しぶり?
夕陽 : ……そうだったのね。たまたま近くに寄ったから。
夕陽 : ………(見え見えの嘘である。
アルバ : そ、そうなんだ。こんな辺鄙な所に…
夕陽 : ウソだけど。…こんなところにわざわざ来ないわよ。
夕陽 : はぁ……。
アルバ : だ、だよねぇ!?
夕陽 : …それで、これはどういう歓迎式なのかしら。
夕陽 : …。やけに騒がしいわね…。
アルバ : いやー……街の事でしょ?ぼくの方が訊きたいよ全く。
アルバ : 公の意思を受け継いだ残党……『グリアス・チルドレン』が暴れてるんだってさ。
アルバ : この街全てを巻き込んで、ね…。大丈夫?リュピトゥ女史はアンプルとか喰らってない?
夕陽 : …ああ。そんなくだらないこと考えるのがまだいたのね。
夕陽 : あなたが暴れてなくてそれは良かったけど……。二回目はさすがに立ち直れないわ。
夕陽 : アンプル?
アルバ : うん。打たれた一般人が暴走するらしい。
夕陽 : (4年間の変化として日焼けしており、少しふっくらとしている。
アルバ : 全く、人体実験は自分達だけで留めておいて欲しいよなあ。(あはは、と
夕陽 : …そう。じゃあ誰がやってらのかも自ずと絞られそうね。
夕陽 : ……。
アルバ : そうだね。まあ、ぼかぁ他のプロジェクトの事はあまり知らなかったからなぁ…
アルバ : 頑張る学生達に色々と訊かれたけどなーんも答えられなかったけれども。(あっはっは
夕陽 : (やつれてはいるけど、4年前と変わらないアルバがいる。
夕陽 : (…いや、前もやつれてはいたか。
夕陽 : そう…。
夕陽 : ……。
夕陽 : 聞きたいことはたくさんあるけど。
夕陽 : 私たちも戦いに向かいましょうか。残党さんたちとやらを見てみましょう。
アルバ : …はぁ。そうだねぇ。
夕陽 : ……。4年間ずっとあなたを待っていたの。
アルバ : 何せ勝手に出てきちゃったからな。街の平和に貢献くらいしないと許されなそうだ。
夕陽 : 責任とってくれるわよね?(聞こえるか聞こえないかの音量で
夕陽 : ……
夕陽 : (しまった。これではとても重い。
アルバ : ……、ん、
夕陽 : ……あ、いや、なんでも。
夕陽 : じゃ、行きましょ。
アルバ : え、あ、いや。…えーっと…、、、(大分バッチリ聞こえてしまった気がするが
アルバ : (イケてる返しが浮かぶ訳でもなし、なし崩し的に会話は中断される
夕陽 : (耳を赤くしながらキアシスの街路に向かって走りだす。
アルバ : ぁ、ちょ、、おーい!こちとらムショ暮らして鈍り散らかしてて…!(慌てて追いかける
アルバ : (そもそも元々のスピードが違いすぎるのだが
夕陽 : …ふふ。(術式を使った移動ではなく、普通に走っているがトレーニングは怠らなかったので見るみる引き離していく
夕陽 : ほら、はやく。
夕陽 : (後ろを少し見やりながらスピードを落としつつ
アルバ : お、おーい…!あ、駄目だ早々に息上がってきた……!
アルバ : (スピードを落とす夕陽に必死で追い付いていく
夕陽 : (そういえば、
夕陽 : (ずっと昔、まだ子どもの頃にもこういうことがあったかしら。
アルバ : ……!ぜー…はー…… いや出所初日からこれはさぁ……(とか何とか言いつつ、
アルバ : (なんだか楽しそうでもある
人影 : ・・・。
人影 : (夕陽の向かう先に
人影 : (1人スマホを弄って突っ立っている女性
アルバ : ――ん?
夕陽 : (足を止める。
人影 : っはぁ。
人影 : 遅い。遅すぎるっての。
アルバ : (足を止めた夕陽に遅れて走って追い付いてくる
夏凛 : 遅刻だっての元八首。久々ね?
アルバ : おやまあ、その声は…
夕陽 : …あなたは。
アルバ : 山吹女史じゃないかぁ。久しぶりだねぇ。(へら、と夏凛に笑顔を向ける
アルバ : 4年ぶり?かな?元気してた?
夏凛 : ええ4年ぶりね。センセ。勿論元気よ。現役八首だもの。
アルバ : そっかそっか。それは何よりだ。
夕陽 : ……うん。あなたがいると心強いわ。
夏凛 : アタシは今、街中の不穏分子を討伐してた所だけど………
夏凛 : 2人も加勢に来てくれたっての?
アルバ : まー…なんか街ヤバそうなんだもんなぁ?しょうがないよねぇ。
アルバ : 何度も存続の危機に陥らないで欲しいなぁキアシスさんは。
夏凛 : しょうがないも何もあるかっての。街が消し飛ぶかもしれないのよ?
アルバ : いやそれな~
夕陽 : ……それほどの規模だったのですね。
アルバ : いやー。だから加勢するっきゃないなぁ~って感じなんだけれども……
アルバ : 大丈夫?山吹さんはアンプルとか喰らってない?
夏凛 : っはぁ?アンプル?何それ?
アルバ : いやぁ、僕も面会に来たイキリボーイから聞いただけなんだけどねぇ。
アルバ : 何でも今この街で流行ってるドラッグらしいよ?キメちまった人間は…
夕陽 : まあ、無事で何よりね。心配はいらないだろうけど。
アルバ : 根底に抱える欲望が解放され、暴走する……んだってさ。
夏凛 : ふーーーん。
夏凛 : アンプルが何なのかはよくわかんないっけど。
夏凛 : さっきムシャクシャしてガチャ結構溶かしちゃったのよね~。
アルバ : 今、キアシスの街中にはそんな人間が溢れてて…対処に追われてるらしい。
夏凛 : 連戦に次ぐ連戦で流石に疲弊して来たし…首とか攻撃されたりしてさぁ~
アルバ : あらまあ。相変わらず博打な魔術理論だな。
夏凛 : っはぁ…アンタ達の顔見てたら思い出して来たけど………
夏凛 : アンタ達みたいな「大魔法使い」を超えるのがアタシの野望だったわね…!
夕陽 : ……!(心底驚いた顔をする
アルバ : … ど、どうしたどうした。
夕陽 : あれ。そういうタイプの人だったかしら。
アルバ : わからない。けど野心家ではあったな…何せ…
アルバ : このキアシスド階級社会にスマホ一つで殴りこんで来たんだからねぇ…!
アルバ : だけどちょっと思い直して欲しい。この事件を起こしてるヤツが今一番の大魔法使いじゃないか?な??
夕陽 : …そうね。並の魔術師じゃここまでの騒ぎは起こせない。
夏凛 : っはぁ。ターゲット集中を変えようったって無駄よセンセ。
夏凛 : 夕陽。アンタとはまだ一度も決着を付けた事が無かったじゃない?
夏凛 : 良い機会!良い気分よ!(スマホくるっと構えて見せて
夕陽 : ……。本気なのね。
夕陽 : 本気なの、かしら。
アルバ : 拙い。ぼくらが無駄に元八首なばかりに困った事になりそうだ。
夏凛 : 4年経った今なら本気でキアシスの大魔法使いに勝てるかどうか!
夏凛 : 貴方達も見てみたいでしょう? それなら話は簡単だっての!
アルバ : そりゃあ4年で君の魔術がどう進化したかに興味はあるけども。…けども!
アルバ : 今ァ……!!??
夏凛 : 『礼装召喚!??5!』(礼装召喚魔術。夏凛がキアシスで大成した新しい魔術形態の1つ…
夏凛 : 『スペース・ミストレス』!!!!!
夏凛 : (スマホと化学と魔術の力で、ドスケベな格好に変わっていく!
アルバ : うわぁ……始まってしまった……!!
夕陽 : やけにハイテンションね…。
夕陽 : まあいいわ。
夕陽 : (アルバを見て
夕陽 : …手助けしてくれるわよね。
アルバ : そりゃあもちろん!?
夕陽 : ……ありがとう。
夕陽 : なら、負けることはないわ。
アルバ : …なーに。八首と八首なら八首に勝てるさ。
アルバ : …元だけどね!
夏凛 : 良いわ!現役との差を見せてあげるっての!
夏凛 : 冷たく整った肩書きだけじゃ物足りない。渇望するのはあの熱、あの声ーーー
夏凛 : いつだって蹂躙する快楽には抗えない。
夏凛 : (悪役らしすぎるドスケベ衣装と角!
夏凛 : そうでしょう? センセ。夕陽。ふふ……。






キアシス : (魔術都市キアシス
キアシス : (リーズベルト大学
キアシス : (跡地。…になりかけているが。
キアシス : (建物には大穴が空いているものの、崩壊はしていない
キアシス : (傍ではドラゴンと巨大モンスターの大闘争が繰り広げられているし
キアシス : (学園の放送設備からはやたら馬鹿でけぇアナウンスの声が響き渡っている
キアシス : (そんな混沌をバックに、
キアシス : (大地の裂け目の前に一人降り立つ
キアシス : (警察制服姿の男性
ヒサヤ : えーっと…
ヒサヤ : 此処?(片耳押さえて、イヤホン越しに問いかける
??? : 『辿り着いた?リー大。』
??? : 『そこで合ってるよ。複数目撃情報があがってる』
??? : 『《彼女》はその大地の裂け目に飛び降りていった筈だ。』
ヒサヤ : はぁーん……(底の見えない裂け目を覗き込んで
ヒサヤ : どうしたのよ全く。腹減りすぎて暴れ出したか。
??? : 『だいたい合ってる気はするけどね…』
ヒサヤ : いやぁ~……ねー…?
ヒサヤ : マージ何やってんだよ八首様が揃いも揃って!解体か?(からっと笑って
??? : 『……ホントにね。申し開きの言葉も無い』
ヒサヤ : はぁ。マジに受け取んなって。 解体はガチでマジだけど。
ヒサヤ : ソウマちゃんは毎日お仕事頑張ってるでしょー?
ソウマ : 『…それは何だろう。逆に刺されてる?』
ソウマ : 『いやホントにさ。自分が情けないってこーゆー時に使うんだね』
ソウマ : 『こんな時に限って動けないなんて。これこそ八首が何やってんだか…だよ』
ヒサヤ : それはなんかもー巡り合わせっつーか何つーか…ゃ、ま。
ヒサヤ : こうなってくると、あの事件まで含めて仕込みだったのかもしれん…って感じはすっけどな。
ソウマ : 『……』
ソウマ : 『…今日のこの日まで、水面下で相当に長い準備が整えられていたみたいだ。』
ヒサヤ : 八首三人テロリストはマジでヤバいて。それに市議会にも内通者居たんだって?
ヒサヤ : もうこの街ズタボロじゃーん!(軽く
ソウマ : 『…さっきから返す言葉も無いって』
ソウマ : 『…でも、そんな街を助けるのがボク達の仕事でしょ。だからこうやって…』
ソウマ : 『市議会を組織として動かせなくなった代わりに、信頼の置ける個人に、わざわざ頼み事をしてる訳なんだから。』
ヒサヤ : 信頼の置ける…ねぇ。 …いやー、ソウマちゃんは相変わらずクソ真面目だなぁ。
ヒサヤ : どーすんのよ?実は俺がアンプル喰らって頭やっちゃってたら。
ソウマ : 『大丈夫だよ緋彩サンは。』
ヒサヤ : …は? なんで言い切れんの?
ソウマ : 『気休めじゃないとだけは。』
ソウマ : 『後はまぁ、言霊』
ヒサヤ : …はぁ。相変わらずよーわからん信頼向けられてて怖いが…
ソウマ : 『まぁ、とにかく頼んだよ。キアシス広しと言えど…』
ソウマ : 『完全にリミッターの壊れた《彼女》を止められる魔術師はそう多くないだろうから』
ヒサヤ : はーいはい。
ヒサヤ : そんじゃま、いっちょやってきますか。えーっと…何だっけ。
ヒサヤ : 正気を失った恋人を身を挺して止める彼氏くんムーブ…、、、
ヒサヤ : …自分で言ってて無理だわ。 猛獣躾けて来るわ。
ソウマ : 『…君らも相変わらず変な関係だよね。まあ、上手くやってるならいいけどさ。』
ヒサヤ : へいへい。ソウマちゃんも精々リア充してな。
ソウマ : 『それは――街が平和になったらね。』
ヒサヤ : 真面目か!
ヒサヤ : (――通信が切れて
ヒサヤ : …大丈夫か?まだ待たしてねぇかアイツ?(やや心配になりぼやくも
ヒサヤ : …じゃ、ま。お友達のリアルの充実の為に…(亀裂を覗き込んで
ヒサヤ : ちょっくら街の平和に貢献してきますか。
最終更新:2025年12月26日 11:05