エレア : (キアシス北部。樹木が生い茂る山岳地帯の近く
エレア : (地下通路の入り口に立つ一向
ニカ : …。
ニカ : 入るか。
エレア : ……、うん。
エレア : この騒動も、ここが最後になるのかな。
エレア : そうなればいいんだけど……
ニカ : いやー…もう沢山だわ。
コロン : 何言ってるんですか先輩方。
コロン : ボク達でこの事件に幕を引いてやりましょう!
コロン : 黒幕もラスダンもラストバトルも…全部ココで終結ですよ!
ニカ : …んだな。
エミリー : たまにはいいこと言うじゃない。
オレオル : うんうん。その意気だよ若者達!
コロン : え!?たまにだと思われてますセンパイ!?
オレオル : 無限の地下迷宮にいざ漕ぎ出さん!
ミカエル : ええ。全てのニンゲンを“救済”します。
ロル : よ、よし。頑張るぞ…!
イリゼ : うんうん。
エミリー : うだうだ言ってないでとっとといくわよ。(そう言いつつちゃっちゃと入っていく。
ニカ : ぁ。待てオイ…!(なんかデジャヴ…!ルーインズの…!
ニカ : …はぁ。日和っても仕方ねーっつーのな…!(なんとか腹くくって
ニカ : (エミリーと離れすぎないように地下へと進み始める
イリゼ : (みんなのうしろからついていくよ
ニカ : ――――
ニカ : (地下水路
ニカ : (薄暗いトンネルの中に水路が流れている
エレア : 水…、?
エレア : どうしてこんなところに水が。
エレア : (進みながら小声で
ニカ : …何なんだろな?実験施設に続いてるって話なら…
ニカ : なんか…変なモン流れて来そうだな…(失礼
コロン : 有害な物が無いと良いんですけどね…
ロル : うん。あんまり触らない方が良さそうだね…
イリゼ : おかしなものが出てきたら…わたしが貰ってあげるね。
イリゼ : できたらきれいなものがいいなぁ。(のんきににこにこと歩いてる
ロル : (そういっていたその時、水が人の形に盛り上がり、質量を持って
ロル : (急にロルの首を締め付ける
ロル : ぐっ、がっ…!
ニカ : !?(急な水音に振り向くと
ニカ : ロル先輩!
ミカエル : エンジェル・カット!(天使の輪で水の腕を切り裂く
ロル : (心をもたない魔導クリーチャーのようだ
ロル : (魔導クリーチャーは腕を切り裂かれ、
ロル : (ロルは解放される
ロル : ふっ……はぁ……
ミカエル : 大丈夫ですか?ロルさん。
ロル : 言った瞬間にこれだよぉ…
ロル : あ、ありがとう…
ロル : 特になんともないけど…(魔導クリーチャーを見やると
ニカ : はー。分かっちゃいるけど気ー抜けねぇな…
ロル : (水でできた腕が再生しはじめている。
コロン : 三賢人のような門番が他にも居たんでしょうか…!?
ロル : ……それほど強くはなさそうだけど…
ロル : 先を急いだ方がいいかもね…
ニカ : っち、コレめんどくせぇヤツだ…!
オレオル : 走って一気に抜けてしまうかい?
ミカエル : それとも殲滅しましょうか?
コロン : 走るに1票!
コロン : (こんな所でミカエル先輩が暴れたら全員生き埋めになるよ…!?
ニカ : 温存しましょミカエル先輩!そーと決まったら…!(走り出す
エレア : …、爆ぜろ!(再生を始める水クリーチャーを炎の術式で蒸発させ、
エレア : …うん、一気に行こう!(後を追って走りだす
コロン : ジーニアス……(自己強化魔法を掛けながら走る
イリゼ : みんなはやいねぇ。(不慣れそうな走りで皆の後についていく
ニカ : (そうして、地下水路を一気に走って抜けていく若者達
エレア : (爆炎で再生するクリーチャーを蒸発させつつ、しばらく走っていると、
エレア : (古びれた大きな扉が見えてくる。
ニカ : 、扉……
エミリー : …ちっ、
ニカ : …いよいよ黒幕の本拠地って感じがしてきたな。
エミリー : とにかく開けるわよ!!(と言いつつもう開けている
ニカ : ――ぅぉ、(心の準備をする暇も無く
エミリー : (ギシギシと重たい音がして、
ニカ : (扉が開かれていく
エミリー : (扉の先は少し開けた部屋のような空間がある。
エミリー : (何者かがその中央に陣取って座っている。
ニカ : …、、(部屋の奥の人影を見て
??? : ……よ~ぉ、
キュクロ : 遅かったじゃねぇの。待ちくたびれちまったぜぇ?
ニカ : …、あんたは…!
コロン : 八首のキュクロさん…!
キュクロ : はは…(ゆっくりと立ち上がる。
ニカ : はぁ、只のチンピラかと思ってたが……
キュクロ : (筋骨隆々の男の体。バキバキにタトゥーが入っている。
ニカ : まさかあんたも黒幕の一味だったなんてな。グリアスチルドレンのキュクロさんよ。
ミカエル : お久しぶりですね。(皆の前に出る6枚翼の偉大天使
キュクロ : 黒幕?一味?
キュクロ : なんのことかなァ。
キュクロ : 金払いがいーんだよ、俺にとっちゃそれだけだ。
コロン : じゃあお金次第で寝返るって言うんですか?!
キュクロ : 金払いがよけりゃな。
コロン : ふっ…それなら平和的解決ですね…!
コロン : オレオルさん!大人の財力を見せつけてあげてくださいよ!
オレオル : えっ!?僕かい!?(振られると思ってなくてビックリした
オレオル : うーむ…(確かに実はコイツは他大陸貴族のボンボンだったりする
コロン : 相手がいくら貰ってるのかは知りませんが、
コロン : 大人パワーで叩きのめしてやりましょうよ!
オレオル : (が、その家は長い事支配されてたり、そもそもキアシスとは街の財的規模が云々だったり
オレオル : 確かに、闘わずして解決できるのならばそれが一番だね…(悩んでいる
キュクロ : おーおー、どうなんだ?
ニカ : いや…待てって。オレオルさんの財力の程は知らんけど…
ニカ : コイツは金払いが何とか言ってるが、ずっと「クレプスキュル」の傍に付いてて、今はココにいるんだろ。
ニカ : ただグリチル側に付いてるとしか思えんけど…
コロン : ぐっ…そこに気付くとは…? やはり想定が甘かったのか…?
ミカエル : 大丈夫ですよ皆さん。
ミカエル : もっと平和的で簡単な解決方法があります。
オレオル : おお!本当かい!?
ミカエル : はい。
ミカエル : 私が、この男をボコボコにブチのめします。
オレオル : うん??
キュクロ : はぁ?
キュクロ : 誰かと思えば、
キュクロ : ボコボコにぶちのめしたやつじゃねーか
キュクロ : お呼びじゃねーよ
ミカエル : ええ。ええ。リベンジマッチですよ。大天使ミカエルの。
イリゼ : そっかぁ。ミカエルちゃん、この人と戦ってたもんねぇ。
キュクロ : はっ…
キュクロ : いいぜ、まあ退屈してたしな。
ミカエル : 大天使ミカエルは貴方に敗走し(その後イリゼに腕を持ってかれた事で)堕異天使ミカエルに堕ちました。
ミカエル : その後、ロルさんの…ニンゲンからの愛で偉大天使に目覚めたのです。
キュクロ : 何言ってんのか意味わかんねぇ
ミカエル : わかりませんか。
キュクロ : わかんねーよ
ミカエル : では言い直しましょう。
ミカエル : 私が貴方を倒します。他の人々は先に進んでください。
ニカ : …!ミカエル先輩。
コロン : ちょ!?先輩!八首ですよ!?それに前負けた相手!
ニカ : …大丈夫スか。全員でコイツブチのめしてから進んだ方が…
コロン : それに…ミカエルさん街中を救済し続けた連戦続きで疲労困憊じゃ!!?
ミカエル : ご心配頂き有難うございます。(2人に
ミカエル : ですが…その心配は不要です。
キュクロ : {#1A0A52:はっ。}
ミカエル : どうか先へ進んでください。
キュクロ : {#1A0A52:そう簡単に通すと思うかぁ?}
オレオル : これは…「誇りを掛けた戦い」という奴だね!
エレア : ……、大丈夫かな。
エレア : (でも、時間がないことも確かだ
ニカ : …。正直心配だけど……
キュクロ : (部屋の中に雷音が轟き、
キュクロ : (稲光がバチバチと光る。
ミカエル : 「偉大天使ミカエルは煌めきます。」
キュクロ : 全員ここでゲームオーバーだ。(ニタリと笑って、
ミカエル : 「全員を我が手で“救済”せん為に。」
キュクロ : (ニカの目前に高速移動し、
キュクロ : 消えな……(雷を纏った抜き手で貫こうとする
ミカエル : 「天輪孔ッ!」(キュクロの目の前に割り込み、その手を受け止める天使の輪
ニカ : ―っは、(胸ポッケに入れっぱなしのスマホが光り――横からミカエルが割り込んでくる
キュクロ : {#1A0A52:(天使の輪と手が衝突し、火花を散らす}
キュクロ : {#1A0A52:邪魔してんじゃねーよ!(嬉しそうに}
ミカエル : 「邪魔をしているのはソチラの方です。」(6枚の天使の羽が羽ばたいて
ロル : (キュクロの目にきゅうにぬるっとした液体の目眩しが
ニカ : 全くだわ(スマホの画面に映る「?(雪の紋章)」 不意打ちへの備えだったが
キュクロ : (思わぬ攻撃に一瞬視界が遮られる
ニカ : …、ロル先輩!(何時の間に…!?
ミカエル : 「天輪ー…(目潰しに合わせてキュクロに天使の輪で斬りかかりながら、
ミカエル : ーエンジェリック・ストーム!」(翼からの強風で味方全員を先の道へと吹き飛ばす
オレオル : おぉっとう!(大風に吹き飛ばされ部屋の奥へと
コロン : っっ!!? ご武運を!先輩っ!!(吹き飛ばされていく
ロル : ……みんな、あとは頼んだよ。(同じく吹き飛ばされるが、ぼそっと。
ロル : ……ごめん。ミカエルくんを置いていけないから。
ニカ : …。…!(吹き飛ばされながら、ぼそっと声を聞き届けて
ニカ : ……。言えるようになったじゃないスか。(何目線って感じだけど…
エレア : ……、
エレア : ごめん、頼んだ!!
エレア : ……進もう!
ニカ : …。(後方で攻防を繰り広げるミカエルと、静かに決意するロルを見て
ニカ : (そっと親指立てて、先に続く道へと振り返り、走り出す
ロル : (先に進むみんなを見送り、
ロル : ……やってやるさ。
ロル : (静かに決意を固める
キュクロ : ちっ…。
キュクロ : はぁーー、しくっちまったぜ(頭をかいて
キュクロ : まぁいいか。
キュクロ : というかお前、(ミカエルに
キュクロ : 堕天の時間だぞッ?!!!
ミカエル : いいえ。偉大なる天使のミカエルは、
ミカエル : 貴方を粛清します。
ミカエル : (最後の戦いの地で…リベンジマッチの幕が上がった!
エレア : (そのまま、部屋の奥へと走っていく。
エレア : (通路は長いが、どうやら奥にまた部屋があるようだ。
ニカ : また部屋が……?
コロン : 一体何人の門番が居るんですか、黒幕は!?
コロン : でも流石に元八首のキュクロさんを超える敵はもう居ないですよね…?
エレア : また何か襲ってくるかもしれないから、急いで行きたいね…!
エレア : (周囲を警戒しながら、奥へと走っていく。
エミリー : …………。
オレオル : 次々に待ち受ける難敵。まるでダンジョンみたいだねぇ。
コロン : こんな時に冒険好きの血が騒がないでくださいよ!
エミリー : はぁ……(この先に、誰かがいてほしい気持ちとそうでない気持ちがあり、
エミリー : (いつもなら暴言を浴びせるがスルーしてしまう
部屋 : (皆が近づいてきた頃、}
ニカ : ですよ。突破する側は堪ったもんじゃねぇっつー… …ん、
部屋 : (部屋の内側から「風」が吹き、部屋の扉が開く
ニカ : 何?
エレア : ……開いた、?
部屋 : (暗がりの部屋の壁にある蝋燭に「火」が灯り、
部屋 : (部屋の中心にある大きな木が「光」を放つ
エレア : ……ッ、!
ニカ : …ぅゎ、こうも待ち構えられてると…
部屋 : (その木の下の「地」に石造りの仰々しい椅子があり、
部屋 : (誰かが座っている椅子を覆う「闇」が…
女性の声 : ーーー来客か。
女性の声 : (「闇」が「氷」漬けになり、「雷」鳴によって砕かれて、
女性の声 : (見た事のある赤いドレスの女性が現れる
ニカ : ……ん、 …ん?
ニカ : あれは……
女性の声 : (首から不思議な「水」の入った容器。アンプルをネックレスのように下げて。
一葉 : ようこそ優秀な学生達。
エミリー : ……。はぁ。
一葉 : 【女王】から最後の授業をしてやろう。
イリゼ : あ。阿笠教授だぁ。
エミリー : 久々に見たと思ったら何よそれ。
オレオル : おぉ、一葉くん!
一葉 : 何…? このアクアネックレスの話? エミリー。
エミリー : (殺されてはいなかったと少し安心するところはあるが、
一葉 : それとも後ろの「生命の樹」の話かしら?
オレオル : 良かった。みんな君を探していたんだよ!
一葉 : あるいはこの部屋の女王…阿笠一葉について質問が?
エミリー : (今の雰囲気は自分の知ってる姉じゃない。
エミリー : …うっさいわね。とっとと全部話しなさいよ。
一葉 : 優秀な学生達は何処まで知っていてこの場所に来たのかな?
一葉 : 街中の魔力が狙われている事は既に知っているのだろうか?
エレア : (警戒しているエミリーを見て少し考え、
コロン : これは…良く無い授業な気がしますね…
エレア : ……、(ニカの方を見る。
ニカ : …。はーーー……(深々溜息吐いて
ニカ : 知ってますよ。なんかヤバそうな魔術式が此処から街の方に迫って来てる事は。
一葉 : 流石は優秀な学生達だね。
ニカ : あんなん街に届いたらキアシスの街は混乱どころじゃないスよ。死人も山ほど出る。
一葉 : 街中から魔力が枯渇したら大変だ。
ニカ : んで、未来ある学生達を育成するリー大名誉教授は…
ニカ : 勿論そんな事態は止めなきゃなんねぇと思って……それでココに居るんですよね?
一葉 : 勿論。
一葉 : (「生命の樹」が光り出す
一葉 : 街中から魔力を枯渇させる? そんな事が起きたらとても大変だが…
エレア : ……、(自分は口が回らないからここはニカに任せよう
一葉 : 念には念を入れて「生命力」も掌握しておいた方が良いんじゃないかな?
ニカ : ……はい?
エレア : …、「生命力」?
一葉 : (木は彩り溢れた光に包まれ、キラキラと点滅をしている
イリゼ : 教授、ほしがりさんだね。
イリゼ : 街中のいのちが欲しいの?
一葉 : 念の為だよ。魔法学園都市キアシスにも「魔力」ではなく「生命力」で生きているものは居るからね。
一葉 : イリゼちゃんならわかるんじゃないかな? この「生命の樹」の綺麗さが。
一葉 : (緑色の大きな大きな木。明滅し木々の間がカラフルに光っていく。
イリゼ : うん。そうだねぇ。とっても綺麗。
ニカ : 止めろ止めろ今ココで共鳴するんじゃねぇ……!
一葉 : あぁ、綺麗だ。(赤いドレスの一葉はそれを見上げて満足気
一葉 : 大きなツリーに赤いドレス…今日という記念日に相応しいかもしれないね…
エレア : ……、ろくでもないものなことはわかったよ。
一葉 : あとは来客さえあれば…と思っていたが、君達優秀な学生はタイミングもバッチリだね。
オレオル : 魔力以外の…生命力で生きている者も掌握する、か。
オレオル : 一葉くん。一体何のためにそんな事を?
一葉 : ・・・。 ・・・。 何の為?
一葉 : (首元のアクアネックレスをぎゅっと握って
エミリー : {#0056D6:……、はっ。}
オレオル : あぁ。君はいつでも研究熱心で…何より指導熱心だけれど、そんな事をする理由が分からないよ。
エミリー : {#0056D6:何そのネックレス。趣味悪っ。}
一葉 : …。ふっ、みんなわからないのね。
一葉 : それなら・・・(空中に9つの -印- が浮かび上がる。
一葉 : その答えは、闘いの中で見つけてご覧なさい。
エミリー : {#0056D6:はぁ??}
ニカ : …ぁーくそ、結局そうなんのか…!?
コロン : アンプルなのか…それともあのネックレスか樹の効果なのかはわかりませんが…!
コロン : 間違い無く現代のキアシス最強候補の阿笠一葉女王が臨戦態勢です!
ニカ : マジでご勘弁被りたいんだが…!?
エミリー : ……、(奥にさらに続いていく通路の入り口を見つける。
ニカ : つーかせっかくキュクロ撒けたのに更に足止め喰らってらんねぇんだが…俺達全員掛かりで勝てるかも分からんし…!
エミリー : はぁ……。(近くにいるニカとエレアにぽんと触れてから、
エミリー : (前ににじりでる。
阿笠一葉 : エミリー…?
ニカ : …阿笠? 正気か?
エミリー : うっ……うっ……
エミリー : お姉ちゃん、どうしてそんなことするの……?(目いっぱいに涙を浮かべながら、一葉に話しかける
阿笠一葉 : …エミリー。
ニカ : お前のお姉ちゃんがどれだけシスコンか知らんけど…涙の説得が効くような状態には見えねぇんだが…?(言い方は最悪だが、珍しく普通に心配そうだ
エミリー : いつも、あんなにみんなに優しかっ……(涙で声が続かない
エミリー : (そのとき、ニカとエレアを風の魔術が奥に続く通路前に吹き飛ばす
エミリー : お姉ちゃん、お姉ちゃん……!!(エミリーは一葉に縋りつくように、
阿笠一葉 : ……。(風で吹き飛ばされる2人を見てから
阿笠一葉 : エミリー。
ニカ : んッ!?(突然の風に吹っ飛ばされて
エミリー : ……(目線でニカとエレアに先に行け、と合図をする。
オレオル : 誰かが止めねばなるまいよ。そして立ち止まっても居られない。
阿笠一葉 : …エミリー。聞いて。(エミリーを真っ直ぐと見て真摯に言葉を伝える
阿笠一葉 : 貴女如きが…私を足止め出来ると思っているの?
オレオル : それならば掛ける言葉は一つさ。
オレオル : 「此処は任せて先に行け!」
エミリー : はっ、
エミリー : できると思ってるに決まってんだろ、クソ姉貴。
阿笠一葉 : はぁ…困った子ね…いや、困った人達かしら。(オレオルを続けて見て
ニカ : だからなんでアンタ毎回ちょっと楽しそうなん――……
エミリー : (洗脳がかかり切ってるわけではないと賭けての演技。もちろん全てが演技ではないが……
オレオル : うん、察しが良いね!僕も残ろうと思うんだ。
エレア : ……、行こう。ニカ。(この先にはきっと、真犯人たちがいる。
エレア : 任せた、からね。
オレオル : 渡したい物があってね。ずっと君を探していたんだよ。
オレオル : だからね。――目的を果たそうというだけさ!(首元、服の中から何かを取り出す。…ネックレス?
阿笠一葉 : 私を探していた…? 渡したい物…?
オレオル : (ネックレスの先にはキューブ状の何か。
オレオル : ――「宏大無辺の不思議の理。」
阿笠一葉 : 一体何を言っているのかしら。
オレオル : 「己<わ>が智慧。己が意。己が感歎が万里を築く」
オレオル : (キューブを片手で握りこみ、唱える詠唱。これは――
オレオル : 「ルーインズ」
オレオル : 「――広がれ、化物宇宙<センス・オブ・ワンダー>」!
阿笠一葉 : これは、ルーインズ化…!!
オレオル : ご名答!(――アーティファクトのルーインズ化。阿笠教授となれば知る所か。
オレオル : 僕の迷宮――『知識層』へようこそ!一葉くん!(虹色に光るキューブ 一葉とエミリーを含む周囲の空間が
オレオル : (外界と切り離され、ルーインズに取り込まれる――!
コロン : あ!!
コロン : ーー……。
コロン : 「ルーインズ」…確か南の方の変な魔法の名前だったはず。
コロン : という事は今、阿笠姉妹とオレオルさんがその中に…
ニカ : 、……あぁ。実習で行った事ある。けど…
ニカ : …大丈夫か?阿笠一人に任せるよりはとはいえ…
ニカ : いや、オレオルさん案外ちゃんと強いんか…?
イリゼ : でももういなくなっちゃったよ?
コロン : ……それはわかりませんが、今は信じるしかないですね。
コロン : イリゼさん。
イリゼ : うん。なぁに?
コロン : この「生命の樹」…このまま放っておくと不味いかもしれません。
コロン : せっかくなので…イリゼさんの力で取り込んでしまえませんか?
イリゼ : うん。ほんとだねぇ。魔力じゃない物も吸っちゃうって言ってた。
イリゼ : ふふ。でもすごい樹だと思う。素敵だねぇ。
イリゼ : 素敵だから・・・もらっちゃおっか?
ニカ : ……この倫理観が味方に居るってのがなんかこー… 味方で良かったけど…
エレア : ま、まあ異様なのは確かだし。
エレア : なんとかしたいね、。
最終更新:2025年12月26日 11:09