ダージリン : (んー。すぐ死んだ。
ダージリン : (死んだ後はゲームの外に戻ってきて、
ダージリン : (プリンの姫さんが「お疲れ様」とか声掛けしてくれたけど、
ダージリン : (なんだか景晴選手?がわーわーしてるらしくてどっか行った。
ダージリン : (ボケっと試合配信を見てても良いけど、
ダージリン : (自分の出番はもう終わったしなあ…
ダージリン : (格闘やゲームの上手い人達の闘いを見ててもなぁ…
ダージリン : ・・・。
橘香 : ……
橘香 : (同じ控室内
橘香 : (椅子にちょこんと腰掛けて
橘香 : (ぼうっとしているかわいいかわいい女の子
ダージリン : ………。
橘香 : ・・・。
橘香 : わたしさ。(急に喋り出す
ダージリン : …?
橘香 : 痛いことされたことなんて無かったんだよ。
橘香 : みんなわたしのことかわいがってくれたから。
ダージリン : ……あ、。あー・・・
ダージリン : (橘香を見つめて考える。
ダージリン : (「まぁ。そうだろうな。」という感想。
橘香 : お兄ちゃんだってそうだよ。(控室のモニターでは試合が続けられている
橘香 : (その画面でひらひらと攻撃を躱し続けるプロファイター 天なる御使い-平和の姿
橘香 : 平和お兄ちゃんだってわたしにやさしいもん。
橘香 : わたし、こんなにかわいいのに。ひどいことなんてできる訳無いよね。
ダージリン : …。まぁ、、普通はそう…
ダージリン : (何をどう説明すれば良いんだろうか。
ダージリン : (そもそも説明が必要なんだろうか。
ダージリン : …。
ダージリン : びっくり、しちゃった?
橘香 : うん。そうだよね。ふつう。…。
橘香 : …。びっくりした。
橘香 : っていうか、変だよ。
橘香 : この「ゲーム」だから変なの?
ダージリン : ん。んー…、
ダージリン : 大会だし、ね?
橘香 : …。
橘香 : ……。(むくれて椅子の上に膝を抱える
ダージリン : あ、あー・・・。
橘香 : (そんな表情もいじらしく可愛らしく
ダージリン : …。
ダージリン : んーっと…。
ダージリン : 俺も、
ダージリン : …。
橘香 : ・・・。
ダージリン : よく…「かわいい」って言われるんだけど。
橘香 : そうだね。かわいいもんね。
橘香 : わたしの方がかわいいけど。
ダージリン : でも、そう。その俺より…「かわいい」と思う。
ダージリン : って、当たり前、か。
橘香 : うん。そうだよ。わたし、「かわいい」の才能があるんだって。
ダージリン : 「かわいい」…の才能??
橘香 : うん。源泉お兄ちゃんがそう言ってた。(誰?だが
ダージリン : 「かわいい」にも才能ってあるんだ。
橘香 : 平和お兄ちゃんは、攻撃の避け方が感覚で分かって、
橘香 : 藤乃お姉ちゃんは、将棋の急所が感覚で分かる。
橘香 : それと同じように、わたしには「かわいい」の才能があるんだってさ。
ダージリン : ・・・。そっかぁ・・・。
橘香 : きっと、世界中の誰にも、世界一かわいく見えちゃう才能なんだと思う。(ふふ、とダージリンに微笑んで
ダージリン : んー。それは君がかわいいからだと思うんだけど・・・、
ダージリン : …。えーっとさ。なんだろ。
橘香 : ?
ダージリン : びっくりしたかもしれないんだけど、今日。
ダージリン : (自分の半生と…。今日の試合の反省を踏まえた上で、勝手に導き出した結論がある。
ダージリン : 多分ね。「かわいい」人って、闘わなくて良いんだと思う。
橘香 : ・・・。
橘香 : そっか。そうかも。(あっさり納得して
橘香 : わたしの事かわいがってくれる人達が、わたしの事守ってくれるもんね。
橘香 : なら戦う必要無いよね。
ダージリン : うん。自分で闘わなくて良いよ。
ダージリン : (VRAEの試合モニターを見ないようにして。
橘香 : あなたもかわいいから、きっといろんな人が守ってくれるよ。
ダージリン : …。うん。
ダージリン : 闘うのはなんか…チガウなってなっちゃったね。
橘香 : ・・・。うん。だって、
橘香 : あの男の子にとっても、あの女の子にとっても。
橘香 : わたしはかわいくなかったのかな?
ダージリン : あの子達なんか…変だったから。
ダージリン : 呪われたりしてるんじゃない?
橘香 : うん。変だった。
橘香 : 呪われてるからかわいく見えなかったのかな。そっか。
ダージリン : そう…そうじゃない?きっと。
橘香 : うん。うんうん。そうだよね。
橘香 : わたしがいちばんかわいく見えないのは、呪われちゃってるから仕方ないって事だよね。
ダージリン : ・・・。
ダージリン : ・・・、、、
ダージリン : うん。そうだね。きっと、そうかも?
橘香 : うん。そっかぁ。そうだよね。ならしょうがないね。
橘香 : 教えてくれてありがとね。
ダージリン : んー。うん。
ダージリン : 「かわいい」人は闘わない代わりにさ。
ダージリン : 「コラボカフェ」とかで働く…らしい。
ダージリン : (自分の半生と…。今日の試合の反省を踏まえた上で、勝手に導き出した結論があった。
ダージリン : (フォーデン生まれのフォーデン育ち。格闘家を諦めた自分がまだフォーデンで平然と暮らせてる。
ダージリン : 君も…「コラボカフェ」で働いてみる?
橘香 : 「こらぼかふぇ」かぁ。
橘香 : みんなかわいいわたしを見に来て、おみせがぎゅうぎゅうになっちゃうかも。
ダージリン : 良いんじゃ無い? おみせをぎゅうぎゅうにするのが仕事だよ。
橘香 : シーナのコンテストでもね、会場がぎゅうぎゅうになったんだよ。
橘香 : えへへ。そっかぁ。商売繁盛。だね。
ダージリン : …スゴイね。(シーナ、人口そんなに沢山いるわけじゃないだろうに…?)
橘香 : ふふ。わたしすっごくかわいいからね。
橘香 : でも、「こらぼかふぇ」が、みんながかわいいを見に来る所なら、
橘香 : うぃんうぃん。だよね。
ダージリン : Win-Win…確かにね。
橘香 : おにいちゃんも許してくれるかな?
ダージリン : (なんだかずっと…ぽわぽわした喋り方に引き摺られている気がする。この子の影響だろうか。
橘香 : 今の当主、お兄ちゃんだから。お兄ちゃんにゆるしてもらわなきゃ。
ダージリン : フォーデンの選手なら喜ぶんじゃない?
ダージリン : …違うお兄さん?
橘香 : うん。そっちじゃないお兄ちゃんもいるの。
橘香 : あ、でも、大会は勝手に出たんだった。
橘香 : じゃあ別にいっか。
ダージリン : じゃあ………良いんだ?
ダージリン : (一般家庭に当主とかはよくわからないけど…
橘香 : うん。いいよ。(勝手に断言している
ダージリン : (かわいい子が「別にいっか。」と言ってるなら、別にいっか…?
橘香 : (もちろん、この妹のかわいい我儘を通す為に色々な人達が色々な奔走をしているのだが
橘香 : (本人はそんな事は知る由も無い
橘香 : じゃあわたし、「こらぼかふぇ」で働くね。
ダージリン : そっか。うん。良いと思うよ。
ダージリン : みんな喜ぶと思う。(みんな???
橘香 : やったね。
橘香 : みんな喜ぶならいいことしかないね。
ダージリン : そうだね。
ダージリン : じゃあ…大会終わったら、お店、いっしょに行こっか?
橘香 : じゃあこれからよろしくね。
橘香 : うん。おねがいね。
ダージリン : あ…うん。そうだね。そうなるね。
橘香 : 先輩だもんね。
ダージリン : 俺…も店員だから、先輩になるんだね。
橘香 : うんうん。
ダージリン : (別にダージリンの店じゃないし、ダージリンがフロアリーダーというわけじゃないから、面談とか色々な手続きがが本来あるはずだし、他の店舗スタッフに全く連絡してないが…
ダージリン : (「別にいっか。」
ダージリン : うん。これから、宜しくね。
橘香 : うん。よろしくね。先輩。
ダージリン : (かわいい。
ダージリン : (「かわいい」人って、闘わなくて良いんだと思う。
ダージリン : (大会反省会。おわり。
最終更新:2026年02月20日 20:57