零:ーーーー
零:負けた…?このボクが……
零:火力不足を敵兵を活用する事で補う…
零:自分の退路も用意せずにボクと心中する…?
零:彼女は別にボクに強い拘りがあったわけじゃない…
零:ただ、パートナーを勝たせる為に…魅せるために…
零:ボクが邪魔だったんだ。
零:その為に命を賭けた…
零:覚悟の差で負けた………
零:いいや。
零:そうじゃないだろ金銀天零。
零:彼女が言う通りだ。
零:ボクには心の何処かに慢心があった。
零:如何に美しく勝つかなんて
零:前提で勝てると思ってる驕り。
零:ムッシュはキットルカーリットの地下闘技場
零:KKKのエース
零:でも、
零:それは世界一の格闘都市フォーデンのエースってわけじゃない。
零:彼女は…その場所で闘って…
零:そして、味方を活かすために…
零:………
零:ーーーー
キンナ:おっかえりー!!!!!
キンナ:(VRAE世界から戻ったばかりの耳元に突き刺さる大声
キンナ:最後まで凄い闘いだったねー!
キンナ:ねー!ねー!!
キンナ:うんうん。
キンナ:ペットドラゴンちゃんは、お部屋の狭さに飽きちゃって、今、お空を散歩してるんだけどー!
キンナ:キンナは最後まで部屋で見てたよー!
キンナ:そかそかそっかー!地下に居たんだねー!それじゃあ空をびゅーーーー!ん!!!って飛んでも見つからないねー!
キンナ:ムッシュ君が見つけられたの凄いね!
キンナ:キットルさんだから?
キンナ:地下闘技場???
キンナ:おー!!!
キンナ:そういうことかー!!!
キンナ:やっぱりムッシュ君すごいね!!
キンナ:おー!
キンナ:えー
キンナ:えーっと
キンナ:えっとね!
キンナ:一緒に修行したり闘ったりしてくれて、ありがとう!!!
キンナ:あんましその、ポイント?とかは無かったんだけど、
キンナ:なんか派手で綺麗って、さっき褒めてもらったよー!
キンナ:えーっとえっとね!
キンナ:私、ちょっとおバカだから、ムッシュ君の言う事わかんなかったけど……
ムッシュ:…、
キンナ:闇のカーテンのびゃーーーん!って登場は楽しかったよ!
キンナ:ヴィアたんちゃん驚いてたし!
キンナ:………うん!それじゃ!
キンナ:一緒に闘ってくれてありがとね!またねー!ばいばーい!
キンナ:はぴはぴはっぴー!!
キンナ:(決めポーズしたら飛んでいく
キンナ:(外へ待つペットドラゴンちゃんの所へ
零:…。
零:あんな子に気を遣わせるなんて、ボクはどうしょうもない愚か者ですね………。
零:覚悟が足りないだなんて…なんて自分に甘い未熟者なんだ…
零:最後を決め切る策が足りない。単体で押し勝つ実力が足りない。乱戦に介入する突破力が足りない。
零:何よりも。チーム戦で、パートナーとマトモにコミュニケーションを取る事さえも怠った。
零:お兄さんの為に勝利を…なんて。夢のまた夢だ。こんなんじゃ。
零:…
零:ごめんなさいキンナさん。
零:そして、ありがとうございます。お兄さん。
零:愚弟はようやく。無様に負けてからようやく気付きました。
零:あのキンナさんとボクをペアにした意図。
零:ボクには″ムッシュ″を″ムッシュ″として、キットルカーリットで魅せる責務がある。
零:………
零:同時に。
零:キットルカーリットの外へ出た″ムッシュ″を外の人にとっても魅力的であるように
零:幻想的で劇的で最高で最強の幕を閉じるショーにする大義がある。
零:………
零:キンナさんと組んで、ほのかさんと闘って、黒墨さんに負けるのは、全てお兄さまの意図。
零:ありがとうございます。そして、ごめんなさい。
零:金銀天零は
零:今一度
零:AEゲームス…アナログラムの″ムッシュ″を創り上げます。
零:愚かな弟に何度も機会をくれるだなんて…お兄さまは人が良すぎますよ…
零:………
零:ふっふっふっふっふっ………
零:ふっふっふっふっふっふっふっ………