ヴァルト->(時に残月――某所荒野にて
ヴァルト->(唸る様な轟音と共に、土煙が上がる
フェン->―――
ヴァルト->(見上げるほどの粉塵が月に照らされ――そこから何かが飛び出す
フェン->――ヴァルトッ!!(滑空突撃
フェン->(翻る翼 月下、白刃が乱反射する――
ヴァルト->――――
フェン->――――
フェン->――ッ(一瞬の閃光、山なりに吹っ飛ぶ
フェン->、 っ、(受身を取りつつ着地
ヴァルト->……終わりか?(視線をフェンの方に遣らず
フェン->、…何、の……まだまだ……ッ!(息切れ切れに立ち上がり
フェン->(細い体に似付かぬ巨剣を持ち上げ
フェン->行くぞッ!(一直線に駆ける
ヴァルト->……(眼前に岩の塊――盾を生み出す
フェン->ハード、(剣に風を纏い
フェン->インパルスッ!(盾を風化させ叩き伏せる剛一閃
ヴァルト->――(微塵に砕かれる盾 そして
フェン->、(金属音と共に、得物を持つ腕が止まる
ヴァルト->相性に任せ過ぎだな。(撓んだ鉄の盾を前に
フェン->、!(再び剣を振り上げる
ヴァルト->もう、眠れ……フェン。(四方から地面が隆起
ヴァルト->(岩盤が華奢な体躯を挟み潰す
ナナシさんが入室しました
フェン->―― ! (防御は愚か流すことも出来ず
ナナシ->(高速で、滑り込むようにフェンの元に
フェン->っ、、っは…!(血で濡らしながらも剣を、離さず
ヴァルト->(踏み込み、掌を押し付ける
ナナシ->(庇うように、フェンに迫る岩盤を押し返す――風圧
フェン->――、!?
ヴァルト->無駄だ。(純粋極大の地属性衝撃波
フェン->―――(意識が断絶 仰け反りながら吹っ飛ぶ
ナナシ->『――ちょっと、待てよ』(低く呟く、”ケシュイール”そのものの声
ナナシ->(少し遅れて、”全く同じ力”で衝撃波を打ち放ち、相殺
ヴァルト->――
ナナシ->『――どーゆーこった? コレは…』(見据えるは、先程と同じ緑瞳
フェン->、、っ、(威力は殺されたものの、吹き飛び地に転がる
ヴァルト->ふむ……誰だ、?
ナナシ->『先に質問したのはコッチだぜ?』
ナナシ->『どーゆー、コトだい。お前さん…』
ナナシ->『……フェンを探してたって、こうする為に、だったってコトか?』
ヴァルト->……
ヴァルト->雲剣<ユンジャン>が完成した、と言えば理解できるか?(口元を歪ませ
ナナシ->『―――』
ナナシ->『……成程、ねぇ』(へっ、と、辟易したように笑い
ナナシ->『廃棄処分、か。…御苦労なこったな』
ヴァルト->全て掌の上さ(話すまでも無い、と鼻で笑い
ナナシ->『―― …わーった、よ』(右手を、持ち上げる。 弓を構えるように
ナナシ->『……つまり、』(矢をつがえる
ナナシ->『こうすりゃイイんだろ?』(その穂先を、フェンへと向けて
フェン->……、(翼剣を引き釣りながら、何とか起き上がったところで
フェン->――、(自らに穂先を向ける、深緑の瞳を見る
ナナシ->『―、』(口元は笑んだまま
ナナシ->(躊躇わず、発射。 幾つもの鋭い矢閃がフェンの身を砕きに奔る
ヴァルト->――……
フェン-> 、(咄嗟に庇おうとするも腕が動かず
ナナシ->(やはり桁違いの威力 次々と穿つように身体が削られていく
ナナシ->『…てめーがやんのは辛ぇんだろ?』(畳み掛けるように、追撃を引き絞りながら
フェン->―― 、 (襤褸屑の様に吹っ飛び
ナナシ->『―やってやるよ。俺が』(二撃目、発射
フェン->―― ぇ、 ……?(朱に混じって、空色の液体が弧を描く
フェン->(胸部に突き刺さり、地面に落ちる
ナナシ->『――ケシュイールの手で死ねるなら、本望だろ』(くくっ、と
ヴァルト->……解せんな。(ボソりと
ヴァルト->大方俺に斬りかかって来ると思っていたが(言葉振りは冷静の様子
ヴァルト->俺の思惑通りから外れたつもりか?
ナナシ->『……』(手を止め
ナナシ->『違うな。』
ヴァルト->それとも、そうすることで、少しは貴様が救われるのか?(いつもより、口数が多い
ナナシ->『……ケシュイールが愚か(バカ)だったんだよ。』(視線をフェンに向けたまま、邪笑
ナナシ->『不安定な今の状態で、フェンジャンを探すだけの力が使えるのは俺だけだった』
ナナシ->『……ケシュイールは俺に頼んできたよ。協力してくれってさ』
ヴァルト->……
ナナシ->『……バカだよね。俺サマの感情なんて全く考えないで、…』(徐々に、口調が
ナナシ->『……如何して? あんな女の何処がいいんだか』
ヴァルト->罪悪感を紛らわす為だろう。
ヴァルト->……それで、貴様は誰だ。
ナナシ->『―ふふ、そうだよね…』(くす、と、ケシュイールではない表情を形作る
ヴァルト->……
ナナシ->『……』(ヴァルトに視線を遣る 何時か面した白銀色
ヴァルト->ふむ…
ナナシ->『…貴様と会うのは、三度目になるか』(途端に、色付く ヴァルトと同じ蒼色に
フェン->――……(ごぼり、と血を吐く
ヴァルト->……
フェン->、(ああ……どう、して……
フェン->(一瞬でも、私が期待をしたから、? 本格的に、嫌われたの か な
ナナシ->『私は――…』(色彩が歪み、
フェン->(仕方、無いか は、は……どうせ、手を跳ね除ける気だったのに……
ナナシ->『”無幻夢鏡”』
ナナシ->『――アルティマ。』(最後は、宿主の濃灰に帰結
ヴァルト->……それで、何用だアーティファクト(冷めた目で
ナナシ->『ううん、あなたに用はないよー』(朗らかな笑顔で。
ナナシ->『…わたしが出てる間は、全ての精霊とのリンクが切れるんだ』(フェンを一瞥、まだ、生きている
ナナシ->『――それも解ってて、なんでなんだろうねぇ』(ザ、とフェンへ踏み出す
ヴァルト->イレギュラーが……(眼鏡を外し、捨てる
フェン->、……
ナナシ->(フェンへと歩み寄る 全身から発光、帯電
ヴァルト->刮目し、参酌しろ(地響き
ナナシ->(グローブ変形 ”雷斧”、顕現
フェン->――(この、反応は…、っ、、どういう、こと、だ…?
フェン->>(ッ、、ノイズが、、酷い……稼働率が落ちてる……
ヴァルト->所詮、水面に浮かぶ小魚に過ぎん事を思い知れ(力場発生
ナナシ->『――如何して邪魔すんだよォ?』(くるり、振り向き
ナナシ->『あんたがやろうとしてた事じゃん!代わりにやってるだけなのにーっ!』
ヴァルト->ほぉ、鏡に向かって囀ればどうだ?
ヴァルト->――黒騎森<マキナ・シュヴァルツヴァルト> (真名を告げる――
ヴァルト->(一斉に大地が隆起
ナナシ->『、―――』(風に乗り、空中へ
ヴァルト->(周囲の地形取り込み、山を形成
ヴァルト->(巨大な腕が飛び出す――凝縮された鋼鉄の塊
ナナシ->『ッへ――大層な力だな、おいッ』(するりと、流れるように避け
ヴァルト->(次々と山が削れ――屹立する二足二手
ヴァルト->さぁ、フェン……アルティマ……(二角の鬼が、遥か空から見下す
ヴァルト->俺の定めに従え。
ヴァルト->さもなくば……(拳を振り上げ――巨大な影が出来る
ヴァルト->あらがえッ!!(振り下ろす>ナナシ
ナナシ->『―――』(急加速、上昇 劈くようなジェット音
フェン-> 、 (余波で吹っ飛び、転がる
ヴァルト->(大地を派手に粉砕 建造物など一撃で屠る破壊力
フェン->『――、』(滑るように飛び上がり、一気に鬼の上空まで
ヴァルト->「フェンの真似事のつもりか…?」(体の各部が展開
ヴァルト->「だが、所詮は鏡写し、だな!」(地電流放出 スパーク
フェン->――――
ナナシ->『――フン、舐めて貰っては困る』(瞳色変化、属性エネルギーを放出し、威力を殺す
フェン->(立、て……何の為に、、ここまで来た……?
ヴァルト->「―――」(巨大な掌を向ける
ナナシ->『………―――』(空中にて浮遊、虚ろな桃瞳
ヴァルト->「させん!」(拡大加速 巨大な指向性衝撃波を放つ
フェン->(嫌われても……それでも、、成すべき、事を……!
ナナシ->『――…目標、、、サーチ、ロックオン―完了シマ、シ』(ブツンッ
フェン->、っ、(胸元を押さえ、立ち上がる
フェン->(やらなくちゃ、、、笑顔を見る為に―― 一人でも…!
ナナシ->『――護り、きる!!』(大楯展開、
ナナシ->(波紋のようにシールドが広がり、衝撃波を丸ごと受け止める
ヴァルト->(激しい衝撃の奔流
ナナシ->『――この、程度ッ…!!』(ぐぐぐ、と
ヴァルト->(衝撃を防ぎ切った――が、その先に鬼の様な巨躯の姿が無い
ヴァルト->(瞬間移動? 幻影? 俄かに考え辛いが移動するとすれば――上
フェン->――(手元が赤く灯る
ナナシ->『――― 』
ヴァルト->「さぁ、どう凌ぐ?」(泥天井を覆う、巨大なソレが落下してくる
ナナシ->(黒霧に姿が失せる
フェン->……ああ、そう、だったな……(異常な光景を目の辺りにしながら
ヴァルト->「――ルファードアスタロトか。全く便利なものだ」
ヴァルト->(大地を叩き割りながら着地
ナナシ->『……捉えて、みるんだな。』(フッ、と上空に現れる門、そして
ナナシ->(空間ごと埋め尽くすように、無数の門が展開
フェン->一人じゃ、無い……、!(拳を握り、微かに体が発光
ナナシ->(象に群がる蟻のように、門から更に無数の影魔が鬼に纏わりついていく
ヴァルト->「小ざかしい真似を……、?」(反応に地面付近を見遣る
ナナシ->『――……』(反応を察知
フェン->――(瀕死、翼を引き摺り、血に濡れ、尚も瞳は滾っている
フェン->どうした、、、(これを、この姿を
フェン->私の心臓は、まだ動いているぞ ? (雅と言わずして、何と云う
ヴァルト->――フェン……、
ナナシ->『……気に入らないな』(門が消え、影魔も失せる
ヴァルト->「……ならば、、これで決着だ」(拳を振り上げる
ヴァルト->……途惑いはしない。 これが、お前の選んだ道ならば――(呟き
ナナシ->『どいつも、こいつも……』(俯く
ヴァルト->「終わりだ、 フェンッッ!!」(振り下ろす
フェン->――(すっと面を上げ
フェン->バオウッ!!(即、転送反応
バオウさんが入室しました
バオウ->――雄応ッッ!!(極炎の両腕を激突させる
ヴァルト->――、(一瞬の拮抗
バオウ->(一瞬で広がる大炎上
ナナシ->(見遣りながら
ナナシ->(くす、くす、、と
ヴァルト->(腕が、塔程もある肩まで、根元から吹き飛ぶ
ヴァルト->「――――ッ」
フェン->(風に靡く髪が、赤く滾るように燃え上がり
フェン->(鋼の根元から噴出す、紅蓮の翼
フェン->共振、
バオウ->共鳴。(してやったりと邪笑
フェン->鳳、剣<フェン・ジャン>……!!(滾る慧眼を携え、熱波が爆発する
ヴァルト->「――、」(残る腕を振り上げる
バオウ->往け、フェン!(吼える
フェン->――嗚呼! (風の様に、炎の如く
フェン->(迫り来る巨塊を、螺旋を描き上昇
ヴァルト->「―――ッ」
フェン->(狙うは中心、ヴァルトの存在位置――!
フェン->――っは、、ァアアッ!!(装甲を融解――それは愚か蒸発
フェン->(一気に操縦に突撃
フェン->――ヴァルトっ!
ヴァルト->――っ
フェン->――――
フェン-> でき たよっ
ヴァルト->、
フェン->これで、ケシュイール――ううん、ナナシ達も、!
ヴァルト->……ああ。
フェン->私、、やれた ?
ヴァルト->……ぁ、ぁ。
ナナシ->『………』
ヴァルト->(抱き締める、強く
フェン->、
ヴァルト->頑張ったさ……(力を込め
フェン->ヴァルト……
フェン->――……、(気を失う
ヴァルト->――――
ヴァルト->(山の様な巨人が、大地に還る
ナナシ->『…………』
ナナシ->『はっ………』(吐き捨てるように息をすると、歩み寄る
ヴァルト->(華奢な体を抱きとめながら、地に下りる
バオウ->(ナナシの前に大きな手を遣り、歩を止めさせる
ナナシ->『……何、それ。』(制止を受け、素直に止まる
ナナシ->『……』(その生き様が、美しいものであればあるほど
ナナシ->『なに健気ぶってるの。バカみたい…』(アルティマには、届かない
バオウ->お前の言い分も承知する。だが、今は二人にしてやってくれないか…?
バオウ->今回の事を強行したのは、フェン自身なのだ(感慨深く
ナナシ->『………』
ヴァルト->フェン……
フェン->……(衰弱し切っている
ナナシ->『……仲間が居て、良かったね』(くる、と踵を返し
ナナシ->『……独りぼっちは淋しいものね』(小さな背が、徐々に一行から遠ざかる
バオウ->……。(去るのなら、追わない
ナナシ->『……ボクは結局、こんなでもひとりだ………』(消えそうな声で
ナナシ->(……如何して、こんな事になってしまったんだろう
ナナシ->(……やっぱり、アヤじゃ駄目なの…… ?
ナナシ->(歩いていく 人里とは真逆の方向へ
ナナシ->(那無 アヤ。 アンド、 アーティファクト・アルティマ。
ナナシ->(某日未明から行方を眩ます――バイタル反応も一切無くなり
ナナシさんが退室しました
フェン->――……ヴァル、ト…
ヴァルト->この……馬鹿野郎……っ、(泣き濡らす
フェン->、痛い、よ…(苦しげに笑い
フェン->ねぇ、これで……ナナシ達を……?
ヴァルト->……ああ、必ず、救ってみせる――いや、救える
フェン->……、良かった(力なく微笑み
ヴァルト->――っ…わ、らうな、、フェン……(俯く
ヴァルト->どうした、怒れよ、、憎め……っ
フェン->……、
ヴァルト->お前に戦う術しか教えなかった俺を、許すな……
ヴァルト->お前を戦場に送り出すことしか出来なかった……、
ヴァルト->そんな俺の、、無能を許すな……っ!(涙でボロボロになりながら
フェン->………、(困ったように
フェン->なぁ、ヴァルト……
ヴァルト->、何だ、?(顔を上げ
フェン->キスって、どんな感じだ?
ヴァルト->………は?
フェン->何だ、素っ頓狂な声出して …経験無いのか?
ヴァルト->ぁ、いや、フェン、急に何を――
フェン->……最後ぐらい それっぽいことぐらい、ダメ?
ヴァルト->――、(はっ と
フェン->……なんてね、はは、ごめん……結局私も自分の事ばかりで……
ヴァルト->……、
ヴァルト->フェン、
フェン->、?
ヴァルト->俺で良いか?
フェン->、
ヴァルト->ぁ、いや……(目線を泳がして
フェン->……、良いよ(くすくすと
ヴァルト->、
フェン->彼の方がずっと格好良いけど、ヴァルトも好きだから(微笑み
ヴァルト->……フェン…
ヴァルト->(僅かに抱き寄せ
フェン->……ありがと(最後に微笑み、瞳を閉じる
ヴァルト->――――(唇を合わせる
フェン->―――
ヴァルト->―――
ヴァルト->( 最初で、最後のキスは……
フェン->( ……涙の、味がした。
フェンさんが退室しました(2008/04/24 08:29)
ヴァルトさんが退室しました(2008/04/24 08:29)
バオウさんが退室しました(2008/04/24 08:29)
最終更新:2008年04月24日 09:21