ルーチェさんが入室しました
ルーチェ-> …、
ルーチェ-> (二十二憐星燈アジトから少し離れた場所
ルーチェ-> ……、
ルーチェ-> (青いドレスに身を包む少女は肌寒い夜道を一人彷徨っていた
ルーチェ-> ………、
ルーチェ-> (日時は12月24日 クリスマス・イヴ 聖夜
ルーチェ-> また・・・この時ですわ・・・
ルーチェ-> (アジトの温かみから抜け出すように、街の明かりに入らぬように、人気の無い方、闇の濃い方へと歩みを進める
ルーチェ-> (毎年クリスマスは白薔薇家で盛大なクリスマスパーティが行われる
ルーチェ-> (当主たる白薔薇百合恵は自宅のパーティだけでなくセントラル喫茶や街中の何処にでも現れ聖なる夜を祝う
ルーチェ-> (その模様はポウフェナやセントラルに居れば必ず耳に入り、テレビ上でもその姿を嫌でも目にする。そんな状況
ルーチェ-> ―耐えられませんわ・・・とても・・・
ルーチェ-> (白薔薇家を抜けた次女―青薔薇千恵は、情報の入らぬ方、光の届かぬ方へと、一人彷徨う
ルーチェ-> ・・・・・・・・・、
サイギさんが入室しました
サイギ-> (細雪の降る冷たい夜。 その白を僅かに散らし、空気が動く
サイギ-> (トンと地に足を着く音 ワンテンポ遅れ、人の持つ体温がルーチェの隣へと
サイギ-> ――…あんた、こんな所に居たのか。(唐突に隣から響く声
ルーチェ-> サイギ・・・さん、(顔を上げる
ルーチェ-> サイギさんこそ・・・どうしてこんな所へ・・・
サイギ-> サイギでいいって。(質問を誤魔化すように
サイギ-> …はぁ、あんたこそ何やってんだか。そんな格好でさ(腕に抱えていた上着をルーチェに引っ掛ける
ルーチェ-> ・・・・・・・・・、(上着を羽織られ
ルーチェ-> わたくしは・・・・・・・・・、(言い淀み俯く
サイギ-> (酷く冷える深夜。本人もそれなりに着込んでる
サイギ-> ……ま、冷えるだろ。戻らない?(そんなルーチェに
ルーチェ-> ・・・・・・・・・、(立ち止まったまま動かず地面を見つめたまま
ルーチェ-> わたくしは・・・・・・・・・、また逃げていました・・・
ルーチェ-> (懺悔するように呟く
ルーチェ-> あの娘からも・・・運命からも・・・・・・貴方からも・・・・・・・・・
サイギ-> ……千恵さん?
ルーチェ-> 『もう逃げない』とこの前決めたばかりだと言うのに・・・・・・・・・
ルーチェ-> わたくしはほんとうによわいこですわ・・・・・・・・・、(力無く
サイギ-> (町の喧騒もイルミネーションの光も届かない、静かな闇の中、彼女の懺悔の言葉だけが響き渡る
サイギ-> …ま、仕方ないんじゃない。嫌いな物は嫌い。憎い物は憎い。耐え難い物は耐え難い。
サイギ-> …あんたのそういう感情を、もう俺は頭ごなしに否定したりしないよ(雪の中に、白い息と共に吐き出す
ルーチェ-> はい・・・・・・わたくし一人では耐えられませんわ・・・・・・・・・(静かに呟き、
ルーチェ-> 、(一歩前へ進む
サイギ-> …それに、それだけであんたが弱いなんて思わないしね(踏み出した背に
ルーチェ-> いえ・・・今まで強がってきただけでしたわ・・・・・・(空を見上げ
ルーチェ-> 自分が弱いってわかってたのに・・・認めてたのに・・・理解<わか>りたくなかった・・・
ルーチェ-> でも自分は誤魔化しきれない・・・その事に気づいてしまいましたわ・・・
サイギ-> …しっかりしろって。白薔薇潰すんだろ。(同じく踏み出し、肩をポンと
ルーチェ-> いえ・・・貴方に気づかされました・・・
ルーチェ-> わたくしは弱いって・・・独りじゃ逃げるのままならないって・・・
ルーチェ-> 何故かって・・・・・・・・・その・・・(振り向き
サイギ-> ……(向かい合う形に
ルーチェ-> 貴方が迎えに来てくれた時・・・すごくうれしかったから・・・(力無く微笑む
サイギ-> ――、
サイギ-> (ルーチェの視界が暗転し、
サイギ-> (少しして外套の冷たさと、内側から灯る暖かさに包まれる
サイギ-> …俺としては、あんたが一人でやっていけなきゃ困るんだけどな…(言葉と裏腹に、強く抱き締めたまま
ルーチェ-> わたくしは貴方を困らせてばかりですわ・・・(身を委ねて
サイギ-> ……手放すのが嫌になるだろ。(半ば呟くように
ルーチェ-> はい・・・ずっと・・・・・・あなたのそばに居させてください・・・・・・・・・
サイギ-> …あんたは、それで良いんだな。
ルーチェ-> はい・・・(両手を回し―こちらからは初めて―彼を精一杯抱き締める
サイギ-> (背中に回された両腕が、静かに自分を包むのを外套越しに感じる
ルーチェ-> 全て貴方と共に・・・・・・・・・
サイギ-> ……きっと、腹括るしか無かったんだよな(己の中の、心地良い諦めを受け入れて
サイギ-> 千恵さん。…あんたがこれからどうなっても、もし逃げ出したくなったとしても、
サイギ-> ……二度と離してやらないからな。(細い身体を一際強く抱きしめ、
サイギ-> (サイギ*アヴィサードは、やっと己の心と向き合う事を決める。
ルーチェ-> はい・・・・・・信じてますわ・・・・・・・・・(信ずる者と抱き締めあい
ルーチェ-> (青薔薇千恵は、やっと人の心と向き合う事を決めた。
ルーチェさんが退室しました
サイギさんが退室しました
ハイネさんが入室しました
ハイネ-> (イルミネーションがきらめく聖夜、うわついた街の中
ハイネ-> (夜空とのコントラストの強い純白のワンピース、砂色のロングヘアの美少女が闊歩する
ハイネ-> (時はクリスマス。賑やかな町には沢山の人々、沢山の恋人達
ハイネ-> (1年に1度のこの日、カップルの男側を誑かして仲を引き裂き、ついでに美味しく頂くのが
ハイネ-> (ハイネ=メイデン=ヘイトゥルースの愉しみである。
ソレイユさんが入室しました
ハイネ-> もぉ、浮かれたバカ猿ばっかりね。そんなに精子飛ばしたいのかしら(えげつない事を言いながら可愛らしく微笑む
ハイネ-> ふふっ、次はどれにしようかしら……
ソレイユ-> すっげー! ハイネちゃんじゃん!(向かいから大声で話しかけてくる男
ソレイユ-> (スタイリッシュ作業着ツナギ 首にタオル 両手に手袋
ソレイユ-> (クリスマスの街に全く似合わない格好の元気な男
ソレイユ-> こんな街で会うなんてすっげー偶然だぜ!(楽しそうに駆け寄ってくる
ハイネ-> ――…?(声に気付き、怪訝そうに振り向く
ハイネ-> ぁ、あんた…!?(不意突かれて驚いた様子
ソレイユ-> ひさびさぶりですハイネちゃん!(目の前で笑顔の元気な男
ハイネ-> …ぁ、 アナタ、なんでこんな所に居るのよ?(平静を取り戻し
ハイネ-> こんな寒い日だっていうのに。家でチキンでも食べてなさいよ(しっしっ
ソレイユ-> あー! 確かにそうだな!(納得したように
ソレイユ-> すっげー綺麗なハイネちゃん! ご一緒にチキンでもどうでしょうか!
ソレイユ-> (初めて会った時と同じように、ハイネを食事に誘う
ハイネ-> はぁ?(眉ひそめて
ハイネ-> なんでハイネちゃんがあんたなんかと食事しなくちゃいけないのよ
ソレイユ-> んー。 こんな寒い日は家でチキンを食べるべきなんだぜ!(先ほど言われた言葉を伝えながら
ハイネ-> それと私とあんたが一緒に食べる事がどう繋がるって言うのよ?無い頭でも少しは考えなさい
ソレイユ-> えー・・・? 考えなきゃなんないのかぁ・・・(しょげしょげと考え始める
ハイネ-> 女の子をお誘いするならね。(考えるソレイユに
ソレイユ-> あー! それなら! (挙手して
ソレイユ-> ハイネちゃんがすっげー綺麗なので一緒に食べたいと思いました!(大きな声で宣誓
ハイネ-> あんたねぇ…それ本気で言ってる?(ジト目でじっと見上げて
ハイネ-> 何も考えてないでしょ。
ソレイユ-> すっげー本気だぜ!(ハイネの眼を見て真っ直ぐと
ハイネ-> でも別に私じゃ無くてもいいんでしょ(睨むように強い目線で
ソレイユ-> えー? なんでなんでなんでどうしてさ?
ソレイユ-> ハイネちゃんすっげー綺麗だぜ!(大きな声で挙手して宣誓
ソレイユ-> おっきな瞳と美麗なまつげがすっげーキュートだぜ!
ソレイユ-> ロングヘアーにリボンのワンピがすっげー似合ってるぜ!
ハイネ-> ハイネちゃんには解るのよ。(ソレイユに背を向け
ハイネ-> ハイネちゃんが可愛いのは当然だもの。あんたが惹かれちゃうのも当然ね
ソレイユ-> あぁそうだぜ!(走ってぐるっとハイネちゃんの前まで
ハイネ-> でもあんたは可愛い子なら誰でも良いのよ。(眼前のソレイユを見上げ
ハイネ-> そうじゃないって言えないでしょ。バカなんだもの。
ソレイユ-> むー、バカじゃハイネちゃんの相手は出来ないかー?
ハイネ-> バカは嫌いだって言わなかったかしら(しれっと
ソレイユ-> あー! すっげー言ってたな!(思い出したように
ソレイユ-> バカだからすっげー忘れちまってた!
ハイネ-> …本当にバカね。
ハイネ-> それに…私だけに忠実じゃないなんて下僕にする価値も無いわ(再び視線を逸らし
ソレイユ-> あぁ! このゴミは本当にバカだな!(自嘲するように
ソレイユ-> そんなバカでもよ、そんだけ何回も言われたらわかるぜハイネちゃん!
ハイネ-> …あら、やっと理解したのね。
ソレイユ-> うん! 理解したぜ!(親指を立て笑顔で
ハイネ-> そう。 …じゃあ私の目の前から消えて。(静かに
ソレイユ-> いーや消えないっ!(即答で
ハイネ-> ――、全然理解してないじゃない!
ソレイユ-> いーや理解してるぜ!
ハイネ-> 意味が分かんないわよ!
ソレイユ-> あぁ! バカだから説明するのが苦手なんだ!(笑顔でハイネを見て
ソレイユ-> このバカはすっげーバカだ!すっげーすっげーバカだ!
ソレイユ-> 可愛い子が好きなすっげーバカだ! すっげー綺麗で可愛い子を見ると夢中になっちまうバカだ!
ソレイユ-> ハイネちゃんはすっげー綺麗で可愛い! 初めて会った時からそう思ってる!
ハイネ-> ……私はね、
ハイネ-> あんたみたいなバカの「夢中」を信じられるほどバカじゃないの!(何時に無く声を荒げて啖呵を切る
ソレイユ-> あぁ! こんなバカでもそんだけ何回も言われたらわかるぜハイネちゃん!
ハイネ-> だから全然わかってないじゃない!
ソレイユ-> いーや理解してるぜ!
ソレイユ-> この綺麗な街には可愛い子がいーっぱいいる!(両手広げてクリスマス賑わう街を差す
ソレイユ-> でも、(氣でブーストしてハイネちゃんに近づく
ソレイユ-> こーすりゃこのバカには届かない!(ハイネちゃんを素早くお嬢様抱っこで抱きかかえ
ソレイユ-> (身に氣を纏い、オーラの放出と共に夜の街へ空高く舞い上がる
ハイネ-> ―― っ!!?
ソレイユ-> (高層ビルの最上階と同じ高さまで上昇し、ハイネちゃんを抱き抱えたまま氣で浮遊
ハイネ-> な、、何考えてるのよ――!?(眼下には鮮やかに彩られた街々が広がる
ソレイユ-> (街々のクリスマスの夜景を一望に見渡し
ソレイユ-> さっきの街もすっげー可愛い! この夜の眺めもすっげー綺麗だ! でもでもそれでも!
ソレイユ-> この男-エリエッタはハイネちゃんに夢中だ!
ソレイユ-> このすっげー綺麗な街々の中でとびきり素敵なハイネちゃんに夢中なんだ!
ハイネ-> ―――……
ハイネ-> ……あんたって……(摩天楼の高さから街を見下ろし、その明かりに照らされながら
ハイネ-> ………本当のバカなのね。(呟く
ソレイユ-> うん。すっげーバカだから気持ちを抑えることなんて出来ないんだ(笑顔で答える
ハイネ-> ……そう。(無表情でソレイユを見つめて
ハイネ-> なら、私の為に殺して。(淡々と告げる
ソレイユ-> うんー?(笑顔で聞き返す
ハイネ-> そんなに私の事が好きなら、私の為に動いて、私の為に人を殺しなさい、って言ってるの。バカでも解るでしょ?
ハイネ-> ハイネちゃんバカは嫌い。でも使える人間は好きよ。
ハイネ-> あんたに、私に好きになってもらうチャンスをあげるって言ってるのよ。
ソレイユ-> あぁ! すっげー優しいなハイネちゃんは!
ソレイユ-> こんなバカでも貰ったチャンスは逃さないぜ!
ハイネ-> ……了承してくれるのね?
ソレイユ-> あぁ! この男-エリエッタ! ハイネちゃんの為に全力を尽くすぜ!
ハイネ-> なら決まりね。
ハイネ-> 精々働きに期待してるわ。(無表情のまま
ソレイユ-> あぁ! この空の下! 一番の男になってやるぜ!(笑顔で
ハイネ-> ………。(眩しいほど純粋な笑顔から目を逸らし
ハイネ-> アナタは今日から私のモノよ。ソレイユ。 (聖なる夜の下、呟いた
ハイネさんが退室しました
ソレイユさんが退室しました
ナナエさんが入室しました
ナナエ-> っはぁ!? ありえないっての!
ナナエ-> (Ev本部 休憩室
ナナエ-> (クリスマスイブの深夜1時過ぎ 他に誰も居ない休憩室で一人ゲームをする少女
ナナエ-> っはぁ? どんな読みしてるって言うのよ、パナし一点読みじゃない!
ナナエ-> (携帯ゲーム機でネット対戦しながら文句を愚痴る。
ナナエ-> っはぁ? しゃがみ動作も釣りだったワケ? 9千の脳みその考える事は凄いわねぇ!
ナナエ-> (シドリー街の煌びやかな雰囲気など全く介せず、いつもどおりの日常を送っている
トランさんが入室しました
トラン-> (ドアが開き、仮眠室に入ってくる白衣の男
ナナエ-> っはぁ? 珍しいじゃない。(視線はゲーム機に向けたまま
ナナエ-> 社畜のアンタがこんな時間にご休憩?
トラン-> 、ナナエか。(入った途端に声を掛けられ
トラン-> ああいや…メディカルルームのコーヒーのストックが切れててな。
ナナエ-> っはぁ。 だろうと思ったわ。(ため息ついて
ナナエ-> アンタいい加減休み方も覚えたら? また飛び蹴りかますわよ?
トラン-> 大丈夫だって。ちゃんとセーブしてる。……あの時よりは。
ナナエ-> っはぁ? セーブばっかしても宿屋に泊まらなきゃ意味ないっての。
トラン-> …はは、大層心配されてるな(持ってきたマグカップにコーヒー淹れつつ
ナナエ-> っはぁ? 調子乗ってんじゃないわよ。(視線はゲーム機に向けたまま
ナナエ-> アンタが潰れるとアタシ達が困んの。 いつも言ってるっての。
トラン-> ああ、そうだったな…(コポコポ
ナナエ-> っはぁ? ほんとにわかってんの?
トラン-> 解ってるって。今日の分も後少しで終わるしな。
トラン-> …お前はお前で相変わらずだな(ゲーム見て
ナナエ-> なによ、遊んでちゃ悪いっての?(ゲームの電源切って適当な所に放り投げる
ナナエ-> 別にアタシが何で遊ぼうが自由でしょ?ユリエが消えちゃったから止めたけど。
トラン-> 、別に悪いとは言ってないだろ。
トラン-> ただまぁよくこんな日に…
ナナエ-> っはぁ? 何か文句でもあるわけ?(ソファに座ったままトランを睨む
トラン-> だから悪いとは言ってない。(反対側のソファに腰掛け、コーヒー一口
ナナエ-> っはぁ? いちいちいちいち煮え切らない先生ねぇ・・・
トラン-> お前はいちいち突っかかるな…
ナナエ-> っはぁ? 何か文句でもあるわけ? あとアタシの飲み物も作りなさいよ。
トラン-> だから何でいちいち突っかかるんだよ…。(立ち上がり
ナナエ-> っはぁ? 暫く対戦してる予定だったけど対戦相手が居なくなっちゃって暇なの。
ナナエ-> 別に今だったらアンタとのつまらないお茶会に付き合ってやってもいいわ。
トラン-> えっと、お前何が良いんだ。ホットアップルか?(ポットの近くのお茶グッズを探りつつ
トラン-> そりゃどうも。こっちもデータと向き合ってばかりで退屈してたんだ。(背を向けたまま返す
ナナエ-> っはぁ。 アンタはいっつも退屈そうな仕事ばっかりね・・・(ため息ついて
ナナエ-> あぁ、ホットアップルでいいわ。 案外用意良いじゃない?
トラン-> 基本はデータ処理作業だからな。だがそれが後の治療に有用なものになる。(ホットアップルの小袋取り出し
トラン-> お前、リンゴ好きだもんな。(手際良くポットから湯注ぎ
ナナエ-> っはぁ? 一つぐらい好きな果物があっても良いでしょ?
トラン-> そりゃあな。 ほら。(カップをナナエの前のテーブルの上にコトリと
ナナエ-> (黙ってカップを手に取り一口飲む
トラン-> (対面のソファーに腰掛け、コーヒーを再び一口
ナナエ-> っはぁ。 (カップをテーブルの上に置く
ナナエ-> ・・・(視線をテーブルへ向け、手先はカップの取ってを適当にいじくる
トラン-> ……。(そんなナナエをなんとなく見てる
ナナエ-> なんか喋れば?(小指で取っ手を叩きながら
トラン-> ぁぁ。…そうだ、今日は雪が降ったらしいな。
ナナエ-> っはぁ? 外出てないから見てないけど。(窓の無い部屋の壁を見る
トラン-> ああ、俺も出てないんだ。ナナエもか。
ナナエ-> アンタと違って一日中休みだったけどね。(テーブルのカップに視線を戻す
トラン-> ピチカがやたらはしゃいでてな…。イブやエグゼも喜んでた。
ナナエ-> っはぁ? 雪合戦でもしたっての? 健康児達は違うわねー
トラン-> 実際やったみたいだな。何人か。
ナナエ-> この寒いのにわざわざねー・・・やっぱり健康児達は違うわねー
ナナエ-> (ホットアップルを一口飲み、カップをテーブルに置く
トラン-> お陰でしもやけの損傷情報を取得する事になった。(コーヒー飲み
ナナエ-> この忙しいのにまた一つ仕事増やしてきたわけね。 どいつもこいつも呆れるわ。
トラン-> まあ、凍傷の治療用にいくらか使えるかもしれないな。(笑って
ナナエ-> 火傷の後は凍傷? せんせーの興味は尽きないわねー。
トラン-> 可能性のある全ての損傷が治療対象だ。(真面目に
ナナエ-> 雪合戦ごときでクソ真面目なせんせーねぇ・・・
トラン-> それだけが取り柄みたいなもんだからな(コーヒー一口
ナナエ-> っはぁ。 クソ真面目すぎるっての・・・(カップ飲み干し
ナナエ-> おかわり。(カップを突き出す
トラン-> …またホットアップル?
ナナエ-> あぁ、それでいいわよ。
トラン-> 解った。(カップ受け取って立ち上がる
トラン-> ……(コポコポ
トラン-> (特に何も言わずにホットアップル作る
トラン-> …… 何か喋ってくれ。
ナナエ-> っはぁ?(トランの背を睨む
ナナエ-> じゃあ・・・(視線を壁に逸らし
ナナエ-> じゃあ、今日、の出来事って、その・・・雪だけ?
トラン-> …、(振り向き
トラン-> ……それと、雪合戦?
ナナエ-> っはぁ!?(トラン睨んで
トラン-> …俺はお前に振ったんだけどな。今日の出来事について。
ナナエ-> っはぁ・・・ほんっとどうしようもなくクソ真面目なせんせーね・・・!(諦めたようにぼやく
トラン-> …そうだな。(笑いながら、使い捨てのマドラーでホットアップルを掻き混ぜる
ナナエ-> っはぁ・・・(ため息ついて
トラン-> で、今日って何かあるのか?(ナナエに背を向けたまま
ナナエ-> っはぁ? アタシに聞いてんじゃないわよ・・・アンタが言えば良いじゃない・・・
トラン-> だから、雪が降って、雪合戦したんだろ。だけどお前は他に何かあるそうだ。
ナナエ-> っはぁ!? ほんっと無神経なせんせーね!(そっぽ向いたまま叫ぶ
トラン-> 悪いな。糞真面目で無神経で、おまけに他人の機微も解らない。
ナナエ-> っはぁ? 何開き直ってるのよ?(トランの背に問う
トラン-> お陰でお前には文句言われっぱなしだ。重ね重ね迷惑掛けるな。
ナナエ-> ・・・っはぁ? 何、急に謝ってるわけ?
トラン-> だからお前の言いたい事の意図も掴めない、って事だ。
ナナエ-> っはぁ!? ずっとわかんなくて良いわよ!(背中に小袋投げつける
トラン-> ――…!(ぽすん、
トラン-> (背中に当たり、床に落ちる小袋 振り向いて拾い上げる
ナナエ-> 別にアタシが選んだわけじゃないからね! ピチカねーさんと服屋行った時のついでだからっ!
ナナエ-> その、ピチカねーさんが買え買え買え買え買え買え買え買え買え買え買え買え買え買え買えってメチャクチャうるさかったから仕方なくついでにしょうがなく買っただけなんだからね!
トラン-> ……え、ナナエ?(予想外の事態に混乱
ナナエ-> っはぁ!? 何よ、アタシがなんだって言うのよ! ついでって言ってるでしょ!
トラン-> …ぁ、ぁぁ。そうだ、な
ナナエ-> っはぁ!? 何おろおろしてんのよ、は、早く開けなさいよ。 アンタにあげるって言ってんでしょ!
トラン-> (トランは混乱していた。自分の想定と大きく外れた状況、そしてナナエの反応に
トラン-> …、分かった(言われるまま袋を開け、中を覗く
ナナエ-> た、ただの赤いマフラーよ! アタシのほしかった服の近くにたまたまあっただけだからね、
ナナエ-> 別にアンタのために服屋とか行ったわけじゃないし、ピチカねーさんが、その勝手に連れてったから、ピチカねーさんの為に買ったみたいなもんだからね、
ナナエ-> ぁ、アンタちゃんとわかってる?(顔は壁のほうに向けて
トラン-> ……あ、あぁ。(まくしたてるナナエの勢いに押されつつ
トラン-> ……
トラン-> (壁を向いたナナエの後ろで、人の動く気配がする
ナナエ-> ……
トラン-> (近付く人の気配、そして、ホットアップルの香り
トラン-> (ナナエの前のテーブルに何かが置かれ、再び気配が離れる
トラン-> ……こっち向けよ。
ナナエ-> っはぁ!? 何アタシに命令して―(トランに振り向く
トラン-> (テーブルの上にはホットアップルと、包装された小袋が
ナナエ-> ―っはぁ? 何よ、これ、(小包見て
トラン-> …まさか先越されるとは思わなかったんだよな(片手で頭抱えて対面のソファーに
トラン-> ありがとな、プレゼント。 …メリークリスマス、ナナエ。
ナナエ-> ~~~~~~~(真っ赤に赤面してトランを睨む
ナナエ-> っはぁ!?(小袋をテーブルから奪い取りそれで顔隠しながら
トラン-> …ま、いつも世話になってる礼みたいなもんだ。受け取ってくれよ。(顔逸らしたまま
ナナエ-> ア、アタシのもそういう奴だっての!(目から下だけ隠しながら
ナナエ-> べ、別にクリスマスとかそういう奴じゃないからね!
ナナエ-> ただピチカねーさんがっ・・・そのっ、だから買ったっていうかっ!(何度も繰り返す言い訳
トラン-> 解ってるよ。ピチカと買い物のついでに、せっつかれて、たまたま、仕方なく、買った物なんだろ。(笑み浮かべて
ナナエ-> 何よ珍しく物分りが良いじゃないっ、(笑むトランをにらみながら
ナナエ-> っはぁ? それにな何? アタシになんかくれるっての?(顔の前に持つ小袋見ながら
ナナエ-> アンタがそんな気の利いた奴だなんて考えた事もなかったっての、
トラン-> ああ、やるよ。大した物じゃあないけどな。
ナナエ-> ~(じーっと小袋見つめる
トラン-> ……ぁー、できたら俺の居ない所で開けてくれ。
ナナエ-> っはぁ? 何よ、今開けたら困るっての?
トラン-> いや、…まあ少し困るな。
ナナエ-> (べりっ。
ナナエ-> っはぁ? うじうじ変なこと言ってんじゃないっての!(トランの言う事を無視してすぐさま開ける
トラン-> 、!
トラン-> (袋の中、ナナエの視界に入ったのは――赤。
トラン-> (ナナエの手に合うサイズの小さな赤い手袋が、可愛らしく袋の中に納まっている。
ナナエ-> ぁ・・・・・・・・・、
トラン-> ……(その色は、今己の手にあるマフラーととても良く似ており――
トラン-> ……まさか被るとも思わなかったんだよな……
ナナエ-> ~~~~~~~(真っ赤に赤面してトランを睨む
ナナエ-> ぅ・・・・・・・・・(視線をきょろきょろして話す言葉を捜している
トラン-> …ま、電機獣の操作には向かないだろうが、他で使う分には支障は無いと思う。(妙に説明臭く、照れを誤魔化すように
ナナエ-> あ、アンタにしちゃ悪くない物じゃないっ、(手袋握り締め
ナナエ-> ・・・ちゃんと使ってあげるから安心しろっての(袋から取り出し手袋付ける
ナナエ-> その、ぇっと・・・(手袋した自分の両手を見ながら
トラン-> ……(手に収まったプレゼント、そしてその持ち主を見て
ナナエ-> ぁりがと。(小さく呟く
トラン-> どういたしまして。(何時になく柔らかく微笑む
ナナエ-> ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(手袋した両手をじっと見て
ナナエ-> あっ、その、、・・・
トラン-> 良かった。ちゃんと似合ってる。(安心したように
トラン-> …ん、どうした?(言い淀むナナエに
ナナエ-> ~~~~~~~(頬赤くして立ち上がる
ナナエ-> アタシ用事思い出したからっ!(急いでホットアップル飲み干して
トラン-> 、ぁぁ。
ナナエ-> アンタも仕事に戻んなさいよね!(そう言って部屋から飛び出て行く
トラン-> 、……ぁ、ぁあ。じゃあな。(キョトンと
ナナエ-> (部屋から出て行くとき一瞬
ナナエ-> (嬉しそうな笑顔が見える
ナナエさんが退室しました
トラン-> ――、(一瞬の表情が目に焼き付き
トラン-> あいつ……
トラン-> (一人残され、静けさを取り戻した部屋にはホットアップルの残り香が漂う
トラン-> ……(腕に抱えた、その香りの持ち主からの贈り物を見つめ
トラン-> ……ははっ(口元に手を当てて、照れ臭そうに小さく笑う
トランさんが退室しました
最終更新:2011年12月27日 00:53