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シドリー戦線 親愛と恋愛-1 [ピチカ シーフォ ハイネ ソレイユ] 

ピチカさんが入室しました
ピチカ->(某月某日 Ev本部内 夜――
ピチカ->(αチーム研究室の一室 ほとんど使われていないこじんまりとした部屋の中に一人
ピチカ->……、(俯きがちに白い壁を見つめ、黙す
ピチカ->(明るく皆をつついて回る、いつもの彼女の姿とは掛け離れた様子
ピチカ->(彼女の心をざわめかせる、その原因、とは
シーフォさんが入室しました
シーフォ->―――こんな所にいたんだ。(扉から声が
ピチカ->、(声にハッと
ピチカ->あら、シーちゃんじゃない。どうしたのよこんなトコまで?(くるりと振り向く いつも通りの笑顔で
シーフォ->…ピチカを探してたんだよ。どこ行っても居ないから。(自動扉が閉まり、中へ入ってくる
ピチカ->ぁら。(口元に手当てて
ピチカ->ごめんねシーちゃん、ちょっと備品取りに来てたの。手間掛けちゃったわねー
ピチカ->でっ、何か用事?探しに来たってことは何かあるんでしょ?(言いながらシーフォと擦れ違い、外へ向かおうと
シーフォ->……
シーフォ->…嘘なんだろ。
シーフォ->(背越しに一言、呟くように、だがはっきりと
ピチカ->―…、(動きを止める
シーフォ->…備品取りに来たなんてさ、(言いながら振り返り、彼女の背を見つめ
ピチカ->…どーしたのよっ(笑顔で振り返り
シーフォ->……そんなにおれと2人になるのが嫌?
ピチカ->シ、シーちゃん?あんたどーしちゃったのよー?さっきから変な事ばっかり言って
シーフォ->変なのはピチカだろ? 最近変だよ、ずっと、
ピチカ->、そんな事…
シーフォ->あるよ。 …わかるんだよ。
シーフォ->ピチカはおれにはわからないって思ってるだろうけど、 ……わかるんだよ…
ピチカ->、…………
ピチカ->……その話はまた今度にしましょ。ほら、あたしコレ持ってかなきゃいけないし(ハの字眉で笑って
ピチカ->(言って、再び背を向け、扉へと
シーフォ->――そうやってッ!
シーフォ->(彼女を追い、離れていく手首をぐいっと掴む
ピチカ->、!(引き止められ、
ピチカ->っ、つ……(その力の強さに思わず声が漏れる
シーフォ->……、なんで、そんなにずるいの
シーフォ->………いつから?
シーフォ->…いつまでそうするつもりなんだよ……
ピチカ->………、シー、ちゃん……
シーフォ->…きっとピチカは、いつまででもそうしてる気なんだろうけどさ
シーフォ->……曖昧なままにしないでよ
シーフォ->(ぐっと腕を引き、肩を掴んでこちらを向かせる
ピチカ->、――
シーフォ->もう、おれから逃げるなよ……
ピチカ->(どくり、心臓がざわめく
ピチカ->…………(動機が激しくなり、昂揚しながら冷え切っている 奇妙な感覚
ピチカ->(これから耳にするであろう言葉、彼が自分に抱く感情、
ピチカ->(知っている。気付いている。とっくの昔から。
ピチカ->(だって彼女は、他の誰よりもずっと長い間、彼の傍で彼を想い彼を見続けてきたのだから。
ピチカ->………(だからこそ、その一言が、
ピチカ->………(曖昧なものでなくなってしまう事が、
ピチカ->―――(怖い
シーフォ->……何もわからないまま避けられて、…わかんないよ。言ってくれなきゃ、おれにはさ。
シーフォ->…そんなの、嫌だよ。だって、
シーフォ->だっておれは、ピチカの事―――
ピチカ->――― っ
シーフォ->     (言葉が、止まる。
シーフォ->(彼女の手の平に防がれて
シーフォ->…………
ピチカ->……………言わないで(顔を伏せたまま、震える声で
ピチカ->………逃げさせて。 ……あんたから
シーフォ->――――
ピチカ->…………お願い…………(悲痛な声で、懇願するように
シーフォ->………………(茫然と、沈黙する
ピチカ->………お願い………!
シーフォ->………
シーフォ->……伝えさせても、(ポツリと、
シーフォ->………拒んですら、くれないんだ………
ピチカ->………、……、
ピチカ->……ごめんね、シーちゃん……、
ピチカ->ごめんね………(顔を上げる事もできず、ただ謝罪を口にするのみ
シーフォ->…………
シーフォ->………(6年間、恋い慕い続けるその人に、想いをぶつけることすら許されない
シーフォ->(受け入れられないよりも、酷く拒まれるよりも、それは彼にとってどんな仕打ちより、
シーフォ->―――
シーフォ->――― (ぷつん、と
シーフォ->(己の中で 何かが切れる音がする
シーフォ->……、(手から力が抜け、手首の拘束が弱まる
ピチカ->、……、…(恐る恐る、顔を上げる
シーフォ->―― ( ダ ンッ
ピチカ->――― ッぁ!(思わず悲鳴をあげる
ピチカ->(両手首を掴んだまま壁に押し付けられ
ピチカ->―――(逆光に深い影を落とし、こちらを見下ろす彼の貌を見上げる
ピチカ->……、 シー、 ちゃ、ん 
シーフォ->―――……(恐らく自分は、今までに誰にも見せたことの無い表情をしている
シーフォ->(それは彼女の表情を見ればわかってしまう。今まで自分に向けられた事の無い、確かに滲む恐怖の色
ピチカ->――……っ(観念したように目を閉じる
ピチカ->(原因が自分にある事は知っている。いつかこういう日が来るのではないかと、心のどこかで思っていた
ピチカ->……ごめんね……
ピチカ->(だからこそ、謝るしかできない
シーフォ->―――、ピチカ、
シーフォ->(目を閉じたその顔を、瞼の端に滲む雫を目に収めた、その時、
シーフォ->――……ッ、、(頭痛にこめかみを押さえる
ピチカ->―、―、シーちゃ、 ……、(続けて、ピチカの手持ちの通信機に
ピチカ->『緊急指令!緊急指令!』
ピチカ->『シドリー街、各地のポイントにエネミー反応!襲撃者出現の可能性高し!』
ピチカ->―――、まさかっ
シーフォ->―――……
ピチカ->『ナンバーズ20名、直ちに戦闘配備に就くべし!』
ピチカ->…………、(シーフォを見上げ
シーフォ->―――…行こう。ピチカ。(低く呟き、拘束を解きゆらりと後ろに離れる
ピチカ->―――……そうね。
シーフォ->……二度目のシドリー戦の始まりだよ。(ピチカに背を向け、歩き出す
ピチカ->……ええ。(シーフォに続いて歩く
シーフォ->(―――以降、言葉を交わす事の無いまま
ピチカ->(―――二人の大きな戦いは幕を開ける。
ピチカさんが退室しました
シーフォさんが退室しました




ピチカさんが入室しました
ピチカ->(Evより緊急連絡、シドリー街構築物多数が瞬間的に蒸発。
ピチカ->(白薔薇財閥の情報と照合―【皇帝】の光に拠る物と断定。
ピチカ->(サテライトシステムより座標探索―【皇帝】【女帝】両名の姿をシドリー街部に発見。
ピチカ->(オペレーションG―之よりEvは、シドリー防衛戦線を開始する。
ピチカ->――――WRYYYYYYYY!!!
ピチカ->(―――けたたましいアナウンスが開戦のアナウンスを告げ、彼女はシドリーの街へと繰り出した。
ピチカ->(ライダーのグリップを握りながら、EE=XV=★は考える。
ピチカ->(【皇帝】は大都市部に出現した。が、二十二憐星燈は恐らく全22名で構成された組織。その全てが都市部を狙うとは考えにくい。
ピチカ->(敵の狙いはEv乃至シドリーの街そのもの。彼らの襲撃地点は広範囲に渡ると予測できる。
ピチカ->(EE=V=D.C.を始めとする数名の隊員達もそれを見越して出撃した。各々の向かったポイントがライダーのナビ画面の地図上に記されている
ピチカ->(――そして、彼女も。
ピチカ->(手すきになっているポイントを幾つか見定め、重要度の高い箇所を絞り、
ピチカ->(EE=XII=F.O.をその一点に置いてきた所である。
ピチカ->(―――あんな事が起こりそうになった後でも、任務に引き摺らずにいられるのは、組織にとって良い事に違いないが、
ピチカ->(……二人の関係にとっては如何なのか。
ピチカ->………(思案に暮れているような、思いつめた表情でライダーを奔らせる
ピチカ->―――ライダーッ!(ある地点にて、一声
ピチカ->(シドリー工業地帯の更に外側、ビルもなりを潜めた郊外地区。
ピチカ->(EE=XII=F.O.とはいくらか離れた――よりポウフェナ地方に近い地点。
ピチカ->(街が遠いぶん、一帯はずっと静かで、遮る物が無い分寒さが染み渡る。
ピチカ->―――(ライダーを停止させ、マフラーから白い煙を噴かせながら
ピチカ->……(その一点を見つめる。
ピチカ->――初めましてね。『ハイネちゃん』。
ハイネさんが入室しました
ハイネ->あら。女にもてても嬉しくないわね。(小高い丘の上。月夜を背に、大きな石の一つに腰掛ける純白の少女
ハイネ->ハイネちゃん人気者で困っちゃうなぁ~♪(妖艶に、可愛らしく笑う。
ピチカ->こんな所で高みの見物かしら?ココからはシドリーの街が見渡せるものね。
ハイネ->ハイネちゃん空気が悪い所って嫌いなの。(頬杖突いて
ハイネ->ま、シドリーがぶっ壊れちゃってるこの風景、見てて気分良いけどね。
ハイネ->ハイネちゃんこんな街興味無いしぃ。貴族の屋敷とか潰れちゃえって感じだしぃ
ハイネ->あんた達みたいな正義バカ、むかつくのよね。胸糞悪いから死んで?
ピチカ->なーるほど。データ通り、いやデータ以上の人格ってわけねー…(腰に手当てて
ハイネ->うふふっ、やっぱりハイネちゃん人気者ね。そんなストーカーしちゃて。
ハイネ->鬱陶しいったらないわ。そーやってガラクタに頼りながら息巻いてる姿勢とか。
ピチカ->(――「ハイネちゃん」。魔眼による洗脳使い。Evの関係者数名も被害を受けた可能性有り。
ピチカ->(二十二憐星燈の中でも重要な標的の一人とされる――
ピチカ->あら。ガラクタかどうかは試してみた方がいいんじゃない?(すっと片腕を持ち上げる。その手にはバズーカ
ピチカ->(――の割に、こんな人気の無い場所に居る。手下を従えている気配も無い。本人に戦闘技能があるようには見えないのに。
ピチカ->(……何か隠し玉があるってこと?
ピチカ->(それでも、彼女にそれを見破る術は無い。ならば、
ピチカ->一応言っておくけどねー、(バズーカを構え、ハイネに照準を合わせる
ピチカ->あんた、もう甘い対処は望めないわよ?
ハイネ->そんなのコッチから願い下げよ。(銃口を向けられながら、笑っている
ハイネ->私の方こそね。――…私の、
ハイネ->新しいオモチャで遊んであげるわ。
ピチカ->―――(引き金を、引く
ソレイユさんが入室しました
ソレイユ->―WRYYYYYYYY!!!(バズーカとハイネの間に割って入るバイク
ピチカ->――!(実弾が突如現れた何かに衝突
ソレイユ->(バズーカ砲が直撃しバイクが大破
ソレイユ->すっげー!!(バイクから飛び降りる作業着の男
ピチカ->っはぁ!?(何か拍子抜けしたような声
ハイネ->ちょっとぉ、ハイネちゃんに破片がかかっちゃうじゃなぁい(スカートはたいて文句たれる
ソレイユ->(くるくるっと空中で回って姿勢を建て直し
ソレイユ->っとう!(ハイネちゃんの前に着地
ピチカ->――…ぇ、え、 え?(いきなりの光景に頭がついていかない
ピチカ->(初撃を防がれた事ではない。伏兵が現れた事でもない。くるくる回った事では絶対無い。
ソレイユ->あーーーー!!! おねえちゃんだ!!!(バズーカ片手に困惑する彼女を指差し
ピチカ->―――
ピチカ->ソレイユ!!!?(同じく指差し返す
ハイネ->――…… は?(眉顰める
ソレイユ->おねえちゃんだ!(名を呼ばれて更に安心。笑顔で繰り返す
ソレイユ->すっげー! こんなとこで会うなんてすっげー偶然だな!
ピチカ->……すっげー、わね、 すっげー偶然よ!本当にっ!
ピチカ->あんたなんでこんなトコ居るのよ!? セントラルどうしたのよ!
ピチカ->ていうか今の状況わかってんの!? 緊急避難警報よ! 早く避難しなさいよ!!
ソレイユ->そうなんだよ! すっげー大変だよおねえちゃん!
ピチカ->(彼女こそ今の状況を解っているのか、――それともわかりたくないのか
ソレイユ->今シドリーをすっげー強い奴がすっげー攻撃してすっげー事になってるんだよ!
ソレイユ->おねえちゃんシドリーで働いてるでしょ! すっげー危ないよ!
ソレイユ->あれ? あれ? でも?(ピチカの手に持つバズーカや「ライダー」を確認し
ソレイユ->なんかすっげーの持ってるー!!(目を輝かせておねえちゃんのバズーカを見る
ピチカ->…っ!
ソレイユ->すっげーおねえちゃん!
ソレイユ->シドリーの危険を考えて避難してたんだね!
ピチカ->……… そーよ。
ソレイユ->新しいスクーター?(ライダー)とかあるし! 護身用の武器(バズーカ砲)まであるし!
ソレイユ->そういえばなんかココ中心から遠いし! 既に避難してたんだね!
ピチカ->ここなら街の戦火も届かないしね! でもシドリーってだけで危険なの! あんたも早くもーちょっと離れなさいって!
ピチカ->ていうか!何いきなり突っ込んで来てんのよ!?
ソレイユ->シドリーに行くためだよ!
ソレイユ->シドリーに行って、危険な奴をぶっ倒すんだ!
ピチカ->…ぁ、ぁー…シドリーの方がラインナップ充実してるもんね。パーツの…って
ハイネ->ソレイユ。(その背から、声がする
ソレイユ->そうすればおねえちゃんも安全だし! ハイネちゃんもすっげー喜んでくれるよね!?(後ろに振り向く
ハイネ->ええ、そうよ。ハイネちゃんすっごく嬉しいし、アナタの事ちょっとは好きになっちゃうかも。(両手の指を交差させて
ピチカ->その危険人物が――
ハイネ->アナタでしょ?(ピチカ指差し
ハイネ->――…だってそんな武器なんかもって、いかつい乗り物にのって…
ハイネ->私を傷付けようとしてきたわ…(弱弱しくソレイユに
ソレイユ->え―――?(地面に膝付きハイネちゃんの両腕を押さえて覗き込む
ピチカ->――…なっ
ハイネ->……残念ね、ソレイユ。
ハイネ->アナタが危険な悪人を殺してくれたら、ハイネちゃん、すっごく嬉しいけど……
ハイネ->……どうやらそれは、アナタのお姉さんみたい。
ハイネ->(バイクの破片で出来た土汚れと衣服のキズを、わざとらしくソレイユに見せ付け
ソレイユ->え? ――――えっ? おねえちゃん、が?
ピチカ->――――、いいえ、違うわ。(動揺を抑えて、つとめて冷静に振る舞う
ピチカ->……危険人物――脅威対象はその女性の方よ。
ピチカ->あんたが如何して、彼女と一緒にいるのか解らないけど……騙されてるのはあんたよ。ソレイユ。
ハイネ->……っ ひどいっ(両手で顔覆って
ソレイユ->ハイネちゃん!(顔を覆う彼女を心配そうに見つめる
ハイネ->攻撃されたのはハイネの方なのに…あの人、ハイネの所為にしようとして…っ!
ハイネ->(――そう、真実がどうであれ、
ハイネ->(「先手を打ったのは相手」という事実は揺るがしようがない
ソレイユ->お、おねえちゃん…!(ピチカに振り向く
ピチカ->……ソレイユ、
ソレイユ->おねえちゃん・・・ハイネちゃんを撃ったの?(純粋に訊く。理解できてなかった事柄
ピチカ->彼女は……相手を洗脳する能力者よ。迂闊に近付いたら危険なの、 (ハッと
ピチカ->、―――…(言葉に詰まる
ソレイユ->だから、撃ったの?(訊きなおす
ピチカ->それだけじゃないわ。彼女は今この街を破壊してる集団の――
ピチカ->…一員である可能性が極めて高いわ。(今ここにいるのだから、殆ど確定とも言える。
ハイネ->……そんな、デタラメばっかりよ……
ハイネ->どんな理由を付けてでも、ハイネちゃんを悪者にしたいんだわ…
ソレイユ->破壊してる集団って…ゴールデンドーン?(ピチカに訊く
ピチカ->ええ。(はっきりと
ソレイユ->ソレイユもだよ!(立ち上がって胸に手を当てピチカに伝える
ソレイユ->【太陽】ソレイユ=エリエッタも、ゴールデンドーンになったんだよ!
ピチカ->――― は?
ピチカ->…ちょ、 ちょっと、待って?(思考が追い付かない 否、予感はしていた?再会したその時から?
ソレイユ->ゴールデンドーンになって! 【太陽】になって! すっげー奴らをぶっ倒して! おねえちゃんを護るんだ!
ピチカ->……………
ピチカ->・・・・・・
ピチカ->(つかつかとソレイユに歩み寄る
ソレイユ->おねえ、ちゃん?
ピチカ->(大きく腕を振り被って
ピチカ->この っ
ピチカ->バカ  っ !!!(平手一発!
ソレイユ->(乾いた音が丘にこだまする
ソレイユ->――
ソレイユ->―――…(平手を受けた頬を触り
ソレイユ->……え?(ピチカを見つめる
ピチカ->どーゆー勘違いよソレ!? なんでそーゆー事しちゃうのよ! あんたゴールデンドーンが何だかわかってんの!?
ソレイユ->え? なんで…? ………
ソレイユ->おねえちゃんを護りたいんだよ!
ピチカ->だったらゴールデンドーンじゃダメじゃないっ!!
ソレイユ->なんで駄目なのっ!
ピチカ->ゴールデンドーンは【襲撃者】の集まりよっ!!
ハイネ->…そう。そして、アナタの組織の敵だものね。
ソレイユ->おねえちゃんの組織の……敵…?
ハイネ->……Evの話はしたわよね?(ソレイユを見上げ
ソレイユ->うん! ハイネちゃん!(ハイネに振り向き
ハイネ->表向き「正義」だけど、実はとってもわるーい組織。(ゴードンの)皆の敵よ。
ソレイユ->ゴールデンドーンがEvをぶっ倒せば! シドリーも平和になって! おねえちゃんが守れる! ハイネちゃんもすっげー喜ぶ!
ハイネ->おねえちゃんはその組織の手先になっちゃってるみたい。可哀想にね。
ソレイユ->え!? そうなのおねえちゃん!!(ピチカに振り向く
ピチカ->っはあ!?(あまりに壮絶な勘違いに
ピチカ->逆よ逆!Evがゴールデンドーンを倒せばシドリーが平和になるのっ!(実際には一概にそうとは言えないが、相手が相手なのでシンプルに
ハイネ->……何にせよ、アナタはEvの一員ってことでしょ?
ソレイユ->そうなの…おねえちゃん?
ピチカ->………。
ピチカ->……そうよ。
ソレイユ->え!? おねえちゃんがEvなの!?
ソレイユ->まってまってえっとそれっじゃあ!
ソレイユ->おねえちゃんを護るためにはおねえちゃんをぶっ倒さなくちゃいけないの!?
ピチカ-> ――な、なんでそうなるのよっ!?
ソレイユ->だって! だってEvがなくならないと戦いが終わらないんだって!
ピチカ->何それ、「ハイネちゃん」がそう言ったの!?
ソレイユ->そうじゃないよ!
ハイネ->……そうよ、人の所為にしないでくれる?
ソレイユ->でもハイネちゃんもEvはつぶしたいんだ!
ピチカ->それは……っていうかねぇ!
ピチカ->その「ハイネちゃん」はあんたの何よ!!?
ソレイユ->すっげー好き!!!
ピチカ->~~~っ(予想はしていたものの
ピチカ->バカなの!!??(動揺せずにはいられない
ソレイユ->なんで! なんでさ!?
ソレイユ->ハイネちゃんすっげー綺麗で可愛いよ!
ピチカ->だってハイネちゃんよ!?ゴールデンドーンの一員よ!?洗脳魔眼の能力者よ!?
ピチカ->―――、 まさかあんた、…………
ソレイユ->センノウマガンってなに!?
ハイネ->……そのコね、
ハイネ->ハイネちゃんにメロメロなの。(ピチカににっこりと笑う。嘘ではない言葉
ピチカ->―――…あんた…(再び呟く。ソレイユにではなく、ハイネに
ピチカ->…… 洗脳魔眼ってのはね、……
ピチカ->あんたを燃え上がらせるその病気の事よッ…!
ソレイユ->そ、そうだったの!?!?
ピチカ->――、(再びバズーカを翳す、ハイネに
ピチカ->そうよ、だから……(ギリ、
ハイネ->ふふっ♪(にこ、と
ピチカ->その夢、早く覚ましたげる……っ!(トリガーを引く
ソレイユ->なんで! なんでおねえちゃん!!(バズーカ砲の前に掌を翳す
ピチカ->――、(寸での所で発射せず
ピチカ->――離れなさいっ! あんたを助けられないじゃない…ッ!
ソレイユ->いやだ!
ソレイユ->おねえちゃんを助けて、ハイネちゃんにすっげー喜んでもらうんだ!
ピチカ->――…そんなの、できないわよっ!
ソレイユ->なんで!
ソレイユ->それだけでいいのに!
ハイネ->……、もういいわ、ソレイユ…。(弱弱しく俯き
ハイネ->おねえちゃんは、アナタの気持ちを信じてくれていないみたい…(小さな肩を震わせる
ソレイユ->おねえちゃん…(ピチカの目を寂しそうに見つめる
ピチカ->、………、ソレイユ……
ハイネ->……そうまでして、私を殺したいんだわ……
ハイネ->…ねぇ、ソレイユ。私の事、信じてくれるわよね?
ソレイユ->ハイネちゃん…(ハイネちゃんに振り向き
ソレイユ->でも、でも! でもどうすればいいんだ!
ハイネ->(振り向いたソレイユに、倒れるように歩み寄る
ハイネ->――ねぇ、(その背にしがみつき
ハイネ->(顔を上げ、ソレイユと目を合わせる
ハイネ->選んで。
ピチカ->―――(ハッと
ソレイユ->え、ら、ぶ・・・?(ハイネちゃんの目を見ながら
ハイネ->――私と、おねえちゃん。(一時的な浅いハック
ピチカ->――(バズーカはまずい、咄嗟に駆け出し、ハイネへと回り込もうと
ハイネ->――どちらか守る為には、どちらか殺さなくちゃいけないわ。
ソレイユ->え、らぶ・・・?(ハイネちゃんの瞳を吸い込まれるように見入る
ハイネ->(ソレイユの中の「ハイネちゃんを護りたい気持ち」を増幅させる
ピチカ->――止めなさいッ!(ハイネに向け掛け、跳び蹴り掛かる
ソレイユ->(ハイネちゃんを抱き寄せソレイユの背を盾にピチカの蹴りを受ける
ピチカ->――、…(蹴りが弟の背中に直撃する
ピチカ->……っ(…、ズザ、と着地し
ハイネ->――嬉しい。(その腕の中で
ハイネ->……でも、未だダメよ。おねえちゃんは、まだ私を狙ってくるわ。
ソレイユ->うん…わかったよハイネちゃん…(瞳から眼を離さぬままハイネちゃんを抱き寄せる
ハイネ->ええ。私の為に……
ハイネ->―――殺して。(ニコ、と
ソレイユ->ハイネちゃんを護る…
ソレイユ->(ハイネちゃんを離し、ピチカに振り向く
ソレイユ->おねえちゃんから…
ピチカ->―――………、(振り向いた弟の視線を受け
ピチカ->………あたしは、あんたを止める。
ピチカ->あんたを止めて……あんたを助けるわ。(ソレイユを強い瞳で見て
ハイネ->…(ひらりと後ろに下がり、
ハイネ->(ソレイユの背から頭だけ出し、べ、とピチカに舌を出す
ソレイユ->違うよ、おねえちゃん。
ソレイユ->助けるのはおねえちゃんじゃない…
ソレイユ->ソレイユがおねえちゃんからハイネちゃんを助けるんだ!

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最終更新:2012年03月13日 22:15