ピチカ->……、
ソレイユ->(【太陽】ソレイユ=エリエッタは馬鹿である。
ソレイユ->(それゆえ勘違いや思い込みも激しく、一度勘違いした事項はなかなか直らない。
ソレイユ->(そんな彼に「おねえちゃんを敵」と認識させ、「ハイネちゃん」を護らせる事は容易い。
ソレイユ->(否―そうでなくとも…
ソレイユ->ハイネちゃんを護るんだ!
ソレイユ->(「俺が君のナイトになる!」それが彼の理想の人生観。 これ以上マッチする情景は無い
ピチカ->……(この子の洗脳を解く為には、(会議での話を思い出す。
ピチカ->(1、対象を気絶させる。 Ev本部に連れ帰る事が出来れば処置は可能だろう。
ピチカ->(だがそれは根本的な解決ではない。目の前に施術者がいる。彼女に影響を及ぼされた人間は多数と予測されている。
ピチカ->(2つ目の手段は―――「ハイネちゃんを倒す」。
ピチカ->(それは恐らく、今目の前にいる弟の信念と、まともにぶつかる道となるだろう。
ピチカ-> ―――ソレイユ。(ザ、と後方に下がる。間合いを確かめるように
ソレイユ->なあに? おねえちゃん。(ハイネの前で立つ
ピチカ->……いいえ。こうなった以上、もう言葉はいらないわ。
ピチカ->勝負よ。(顔を上げ、ソレイユを真っ向から見据える
ソレイユ->うんっ!(笑顔でおねえちゃんを見る
ソレイユ->勝負だ! おねえちゃん!(両腕を開いて握り、構える
ピチカ->――ライダーッ!(叫ぶと同時に
ピチカ->(ピチカの後方からバイクが突っ込み、ひらりと搭乗
ソレイユ->すっげー! 遠隔操作飛び乗り!
ピチカ->(両手でくるっと二丁バズーカを回転させ、ソレイユに向け二発いっぺんに発射
ソレイユ->すっげー! おねえちゃん!(ハイネちゃんから離れてバイクへ駆ける
ソレイユ->(臆せず正面から突っ込み、二発のバズーカ砲へ両掌を打ち合わせる
ピチカ->、(ソレイユの手の平でバズーカ弾が爆発
ソレイユ->(爆煙の中から現れ真っ直ぐピチカの元へ駆ける
ソレイユ->「Ev」って武器とか使って戦闘できるんだね! すっげーおねえちゃん!
ピチカ->――ええ、(ライダーのグリップを握り加速 容赦無くソレイユに体当たり
ソレイユ->んげっ!!(加速したライダーに跳ね飛ばされる
ソレイユ->っくう!("放氣"を用いて空中で静止
ピチカ->(ソレイユを過ぎた辺りで飛び折り、ライダーと分かれる
ピチカ->(空中で反転しながらソレイユに照準を定め
ソレイユ->(浮遊しつつ、ピチカとライダー、その両方を視界に捕らえる
ピチカ->――もいっちょよ!(ソレイユにバズーカを発射
ソレイユ->あ! ハイネちゃん!("放氣"を用いた爆発的加速でライダーへと飛ぶ
ソレイユ->ごめんね!おねえちゃん!(左掌でバズーカ砲を払い除け
ソレイユ->(ライダーへとカッ飛び、膨大な熱量を持つ右掌をライダーへと押し付ける
ピチカ->(――そう、分かれたライダーはハイネを狙い突撃していた
ピチカ->――ッ、(払い除けたバズーカ弾が爆発するが、既に狙いは読まれていた。目暗ましにもならない
ソレイユ->ソル・アイアンクロー!
ピチカ->(――洗脳で判断能力が上がってる!?(着地し
ソレイユ->(叫びながら全力でライダーを握りつぶす
ソレイユ->(別名人間半田鏝とも呼ばれる彼の掌は機械破壊に容赦は出来ない
ピチカ->(Evの高度な技術を注ぎ込まれたライダーだが、そのベースは金属製
ピチカ->『――WRRRYYYYぁっちぃ!!!』(スクーターが喋り出す
ソレイユ->わあすっげえ! スクーターが喋った!!
ピチカ->(ボディを熔かされながら、ソレイユから逃れるようにギュギュギュギュッとターンして離れる
ピチカ->――、ライダーっ(だがその外傷は大きく、ドロリと半壊したそれは搭乗できるものではない
ソレイユ->すっげー! 流石シドリーの特別製!(くるっと振り向きライダーを見る
ソレイユ->っ、ごめんねおねえちゃん! 後で直すからさ!(ライダーへ声をかける姉に
ハイネ->あーらら。卑怯なマネするからよ。(楽しそうに
ソレイユ->ハイネちゃん!(ハイネの声に振り向き駆け寄る
ソレイユ->ハイネちゃん無事だよね!? 怪我はない!? 破片とか飛んでない!?
ハイネ->…… いったぁ~い!ハイネちゃんケガしちゃったぁ(甘ったるい高い声で
ハイネ->(白い衣服は汚れが目立つ。破片で傷付いた一カ所を指し
ハイネ->これもあの…おねえちゃんの所為よ…
ソレイユ->あぁあー!! ハイネちゃん!!!(傷ついた一箇所に顔をめちゃくちゃ近づける
ピチカ->……(ス、とバズーカを構え
ハイネ->、ちょっと、あんまり近付かないでよ、
ピチカ->(めちゃくちゃ近付いてる二人にバズーカ発射
ソレイユ->あ、うん! わかったよ!(ぱっと飛び退き―勢いのままバズーカ砲へ飛ぶ
ソレイユ->("放氣"による高速浮遊でバズーカ砲に左掌を突っ込む
ソレイユ->(バズーカ砲が掌に触れ、三度爆破 爆炎に飲まれる
ソレイユ->勝負だ! おねえちゃん!(爆煙から出てきておねえちゃんに指差す弟。
ソレイユ->(4発のバズーカをその身に受けてもひるむ様子は一切ない。
ピチカ->――…随分上達したのね! 炎氣!(ソレイユを銃口で指し
ソレイユ->やったー! おねえちゃんに褒めて貰えた!
ソレイユ->(【太陽】ソレイユ=エリエッタは馬鹿である。
ソレイユ->(仕事で火傷や熱耐性を上げるために氣の修行を始め、仕事での必要量を明らかに超えるほど自らを鍛えてしまった。
ソレイユ->(剛氣と放氣をマスターし、炎氣の"熱気"に特化した彼の氣使いとしてのバトルスタイルは―
ソレイユ->(バズーカ砲、金属突進、スクーター高速移動、その全てに相性が良すぎる。 おねえちゃん大好きだから!
ソレイユ->そうだよおねえちゃん! ソレイユは炎氣を修行しまくっちゃったからバズーカ砲は耐えれるんだ!
ピチカ->そー修行しまくっちゃったの!大分成果出てるみたいねー!(バズーカ砲のメインは熱と爆風。大きく威力を殺がれることになる
ソレイユ->(炎属性魔人の火傷無効と、氣使いの耐炎能力は似て非なるもの。 全く効いていないわけではない。
ソレイユ->(しかしそれを補ってソレイユはタフすぎる。肉体派の氣使いだから。馬鹿だから。
ソレイユ->やったー! また褒めて貰えた!
ピチカ->(バズーカをレーザーに替えた所で効果は同じだろう。ダメージ源は熱。それは彼には通用しないと言っていい。
ピチカ->(―――ならば。
ピチカ->(ザ、と脚を開き、ライダーの手前に立つ。
ピチカ->――つまり。
ピチカ->真っ向から殴り合うしかないみたいね。
ピチカ->(二丁のバズーカを腰部のベルトに収納。
ソレイユ->え!? おねえちゃん、と?
ピチカ->ええ。そうよ。(ソレイユを見据え
ピチカ->あたしは躊躇わないわ。こうしないと、あんたを助けられない。(ベルトのバックル部分を押さえる
ソレイユ->えっ…おねえちゃんと…殴り合う…の?(構えながらもたじろぐ
ハイネ->……そうしないと、ハイネちゃんが殺されちゃうわ。
ソレイユ->そんなこと、させないっ!
ハイネ->そうよね。ソレイユ。(にこ、と
ハイネ->アナタは私のペットだもの。
ソレイユ->ハイネちゃんを護るんだっ!(両手を握る
ピチカ->―――ええ、構えなさい! ソレイユ!
ソレイユ->おねえちゃんに…負けないっ!(構え姉を見る
ピチカ->―――
ピチカ->変 ☆ 身 ッ ! !
ピチカ->(片手で拳を握って腰の位置へ引き、もう片方の腕を斜めに上げるあのポーズ
ピチカ->(言葉と共に―――発光
ソレイユ->へ、へんしん!?!?!?(驚きと期待のキラキラな眼差し
ピチカ->『――EE=Rider555<イーイー・ライダーファイズ>』
ピチカ->(ピチカとその後方――ライダーが光に包まれながら、パーツ毎にパージ
ピチカ->(それぞれの部品がピチカの身体に装着されていく――
ピチカ->(オレンジ色の目映い光の中から――たなびくはロングスカーフ。
ピチカ->(やがて飛び出るように現れる全身。オレンジ色と銀と黒を基調にしたボディスーツにハーフマスク。
ピチカ->―――さぁ、(その姿はまさに「ヒーロー」のようであり――
ピチカ->(――まさしくEE=XI=CodaやEE=IV=Dolceの先輩である。
ピチカ->往くわよッ!(ソレイユに突撃
ソレイユ->すっげーかっこいい!!
ソレイユ->勝負だおねえちゃん!("放氣"で突進
ハイネ->……は?(不快そうに
ハイネ->やっぱEvってトチ狂ってるわ………
ピチカ->『SuperSpeeder』――(呟くと、瞬間加速
ピチカ->(一瞬にてソレイユの上空に
ソレイユ->っわぁ! すっげー速い!(急停止して、上を見上げる
ピチカ->――『StarrySky』ッ!(目にも止まらぬ速さでソレイユの顔に蹴りがめり込む
ソレイユ->ふごっ!(両手を挙げ顔面にめり込む蹴り
ピチカ->(ソレイユの全身に地面に伝わるほどの衝撃が奔る
ソレイユ->ご、ごへ(両手で顔にめり込む足を掴む
ピチカ->(足先から爆風が噴き出、抜け出す――まるでライダーのような
ソレイユ->へぶっ(爆風に煽られ後ろにすっ転ぶ
ソレイユ->(くるっと回転して立ち上がり、上空のピチカを見る
ソレイユ->すっげー! おねえちゃん! すっげーカッコイイ!!
ピチカ->――そりゃあねっ(空中でクルリと、
ソレイユ->すっげー速いしすっげー痛い!
ピチカ->あたしだって――(地にタンッと着地し、手を付き低姿勢で再び突撃
ソレイユ->っりゃあ!(大地を殴り、向かってくるピチカに石つぶでをぶつける
ピチカ->――(構わず突撃 さながら爆走するバイクのように障害物に構わずソレイユに詰め寄り
ソレイユ->っわ! すっげーおねえちゃん!
ピチカ :この街を守ってるんだからっ!
ピチカ->『CLiPPER』!(ライダーのスピードと馬力のままに放つアッパー
ソレイユ->あっぐあ!!(顎へと直撃するアッパー
ソレイユ->(轢かれて吹き飛んだ時のように大きく上へと跳ね飛ばされる
ピチカ->(吹き飛んだソレイユを追い飛躍
ピチカ->『CrazEEEEEEEEッ!!』(空中にて打ち上げドロップ、更に更に空へと
ソレイユ->のわっ!(更に更に打ち上げられ
ソレイユ->すっげー!(くるっと"放氣"で浮遊停止
ソレイユ->すっげー強いねおねえちゃん!
ピチカ->ええっ!『Skyhopper』ッ!!(脚と拳による更なる連撃コンボ
ソレイユ->おねえちゃん!!(氣を纏った掌で拳を受け止める
ソレイユ->ソレイユうずうずする! おねえちゃんとやりたい!(掌でピチカの拳を握り締め
ソレイユ->おねえちゃんを傷つけたくなんてない! でもっでもっ!
ソレイユ->こんなにすっげーおねえちゃんと! 一生懸命闘ってみたい!
ピチカ->―――(拳と掌で拮抗しながら
ピチカ->上等よ―――お姉ちゃんが相手したげる!
ソレイユ->うんっ! おねえちゃん大好きだっ!
ソレイユ->(力ずくで拳ごとピチカを引っ張りあげる
ピチカ->――(空中から空中に引っ張り上げられ
ソレイユ->(がしっとピチカの胸に抱きつき
ソレイユ->ちょっと! 強く行くよ!(爆発的"放氣"を纏い、地面に急速落下
ソレイユ->(打ち上げに打ち上げられた遥か上空から、大地に向かってピチカの背を叩きつける
ピチカ->―――(叩き付けられた瞬間、大爆発
ソレイユ->――(抱きついたまま大爆発にも飲まれる
ピチカ->―――(閃光、爆炎 そして煙が晴れてゆく
ピチカ->――(爆発の勢いで落下の衝撃を和らげた。ソレイユの両肩を掴み、見上げる
ピチカ->―――ソレイユ。(クレーターを背に
ソレイユ->――おねえちゃん。(しっかりその目を見て
ピチカ->あんた、そろそろ―――
ピチカ->目ェ覚ましなさいッ!!(全力頭突き
ソレイユ->っっっ!!(両目をつぶって頭突きを受ける
ソレイユ->お、おねえちゃんっ(頭抑えて離れて
ソレイユ->なっ、なんだよ"目を覚ませ"って(クレーターの端に着地する
ピチカ->――……、(ゆらりと立ち上がる
ソレイユ->やっぱりおねえちゃんに攻撃なんて駄目、だった?
ピチカ->――…違うわ、そうじゃない。
ハイネ->……(頬杖突いて座ってる
ピチカ->あんたは騙されてるの。…いいえ、騙されてるとも言えないわ。
ソレイユ->え…?? え、どういうこと!?
ピチカ->あんたは「ハイネちゃん」に操られてるの!
ソレイユ->そ、そんなことないっ!!
ソレイユ->ソレイユはハイネちゃんを護りたいんだ!!
ピチカ->だから、その気持ちそのものが!
ピチカ->植えつけられたモノだって言ってるのよ!
ソレイユ->え・・・??(胸に手を当て
ソレイユ->植えつけられたモノ・・・? これが・・・?
ピチカ->――ええ。
ハイネ->……耳を貸す必要なんかないわ。(後ろからソレイユに歩み寄り
ソレイユ->ハイネちゃん!(ハイネちゃんに振り向き
ハイネ->――だってそうでしょう?
ハイネ->アナタが私を大好きって気持ちは、嘘なんかじゃないんだもの。
ソレイユ->うん! そうだぜハイネちゃん!(ハイネちゃんに親指を立てる
ハイネ->だから、嘘を吐いてるのはあっち。 おねえちゃんの方よ。(その言葉は、嘘ではない
ピチカ->――ハイネ。あんたは……(キッとハイネを睨み
ピチカ->そもそも…あんたが…――!(向けられる、確かな怒りの目線
ハイネ->(しらっと蔑み目
ソレイユ->(バッと腕を伸ばし二人の視線を遮る
ソレイユ->駄目だよ、おねえちゃん
ソレイユ->なんでそんな目でハイネちゃんを見るの?
ピチカ->なんでって……決まってるわ。
ピチカ->あんたの心を操って、あんたを手足みたいに使って、
ピチカ->―――あんたを傷付けるからよ。
ソレイユ->そんなことないっ!!
ソレイユ->ハイネちゃんはすっげー可愛くてすっげー魅力的なんだ! だからハイネちゃんの言う事なら聞くし!
ソレイユ->ハイネちゃんを傷つける奴からは、代わりになってソレイユが――!
ソレイユ->あれ?
ハイネ->―――あら、忘れちゃったの?
ハイネ->やっぱりバカなのね。
ソレイユ->え、…あれ?
ハイネ->殺すのよ。(その言葉は、のろいのように、
ハイネ->(ソレイユの胸に滲みていく。
ソレイユ->――――……うん。ハイネちゃん。
ピチカ->―――……
ソレイユ->オーラバーストッ!("放氣"を開放し熱気を放ちながら宙に浮く
ソレイユ->いくよっおねえちゃん!(言うと同時に―ピチカの懐に飛び込んでいる
ピチカ->ッ!(腕を交差させ
ソレイユ->(交差した腕へ思いっきり"剛氣"で強化した拳を叩き込む
ピチカ->ッッッ、、、!!(ビリビリと衝撃を奔らせながら受け止め
ソレイユ->っらあ!(続けて腹部に回し蹴りを放つ
ピチカ->ッ、はぁ!(クロスした両腕を開くと、爆炎が発生
ソレイユ->っえ!?(爆炎に驚き蹴りを止める
ソレイユ->っとと!(ぱっと"放氣"で飛び上がり空中へ
ピチカ->(爆炎を纏うようにこちらから接近――ソレイユを追い空中へ
ソレイユ->もしかしておねえちゃん! 爆炎爆破使い!? さっきの大爆発もおねえちゃんが!(今更気づく
ピチカ->――ええ、そうよ(ソレイユを見上げ
ソレイユ->そうなんだ! やっぱりすっげーおねえちゃん!(爆炎を纏うピチカへ飛び
ピチカ->――『SuperSpeeder』(瞬間、加速。ソレイユの背後に
ソレイユ->―でもソレイユには相性良すぎるね!(反応し後ろに腕を伸ばす
ソレイユ->(背後に現れたピチカの胸へ打つ掌底
ピチカ->――そうね。(片手で受け止め
ピチカ->だからあたしは、その、相性を、、(グググ、と、
ピチカ->この気持ちで打ち砕くッ!!(そのまま逆の手でもう片方の手も掴む
ソレイユ->おねえちゃん!(空中で両の手を掴み
ピチカ->ソレイユッ!!(両腕を塞ぎ、再び頭突き
ソレイユ->(予期していたのか時同じく頭突きを繰り出している
ピチカ-> ( ゴ ン ッッッ
ソレイユ->んぐッ!!(歯を食いしばり揺れる頭の痛みに耐え
ピチカ->――ッッッ、、(頭部を保護されているものの、こちらにも相当な衝撃
ソレイユ->んんっぐ!!(力強く両掌を握り締め―掌に熱気を込める。ライダーすら溶かす熱を
ピチカ->―――!!!(特別製のライダースーツをも越えてくる超温度の熱
ピチカ->(それでも。強く強く握り締め返したまま―――更に上空へブースト上昇
ピチカ->『SpaceElevator』――――ッ(弟と手を繋いだまま、上へ上へと上っていく
ソレイユ->、オーラブーストっ!(熱気を熱く熱く上昇させたまま、上へ上へと際限無く昇る
ピチカ->(さながら、宇宙まで届きそうな程
ピチカ->―――(本来なら凍えるほどのはずの上空で、ぎゅ、とソレイユを抱き締める
ソレイユ->―!? おねえ、ちゃん?
ピチカ->『Station No.15...』(呟くと、
ピチカ->(ピチカのハーフマスクの上部が電光化 15、14、・・・徐々にカウントが始まる。
ソレイユ->え、ええ、え!?(数字を目に動揺の声をあげる
ピチカ->―――ねぇ、ソレイユ。
ソレイユ->え、おねえちゃん??
ピチカ->あんたは、大事な弟よ。
ピチカ->だから―――あたしが、助けるわ。(11、10、 9、
ピチカ->(8、7、 6、 5、―――
ソレイユ->そ、それってどういう!!(目の前に数字にしか目が行かない
ピチカ->――――あんたが望まなくても。
ピチカ->(4、3、 2、 1
ピチカ->(―――――ゼロ。
ピチカ->(『宇宙エレベーター、起動。フリーフォール』(カチッ、と、電子的な作動音と共に
ピチカ->(抱き付いたまま―――バックドロップの要領でソレイユを持ち上げ
ピチカ->(脚部に装甲が展開する―――ロケットブースト
ソレイユ->―――――え?
ソレイユ->(姉は爆破の使い手。カウントダウンは爆弾のソレ。姉の頭が爆破する。止めなきゃ!――
ソレイユ->(――そうとしか考えてなかったソレイユに、他の行動への対応は不可能だった
ピチカ->―――(頭を地に向けたソレイユを抱え、地上へと
ピチカ->(落 下 し て ゆ く
ピチカ->―――(上昇しながら、ずっと見定めていた。その落下ポイントを。
ピチカ->―――――(そう、全ての発端。この戦いの原因である――
ピチカ->(あ の 女 の ドタマに!!!
ハイネ->―――、(はっ、と、上を見上げる
ソレイユ->(ハイネちゃんが見上げた頃、ようやく現状を理解―
ソレイユ->(おねえちゃんは自爆なんてする気なかった。おねえちゃんはハイネちゃんを護る気なんてなかった。おねえちゃんはソレイユを助けようとしてて。ソレイユをハイネちゃんにぶつけて殺す気だ―
ソレイユ->(ソレイユがハイネちゃんを好きだから! ソレイユがハイネちゃんを好きだから! ソレイユが昔っから大好きで慕いに慕い慕いまくっていたおねえちゃんよりも! 今、今はすっげー可愛いハイネちゃんの魅力に惹かれてるから! でもそれでも、にしたって! なんてずるい―――
ソレイユ->太陽<ソレイユ>!!!!
ソレイユ->(掌から熱氣弾を放つ 上昇中両掌で暖めに暖めた熱氣弾
ソレイユ->(熱エネルギーを可視化できるほど凝縮し球状にして放つソレはさながら太陽のようで
ソレイユ->(ハイネの見上げる上空で雄雄しく燃え上がった
ハイネ->――――、(全てを熔かし、遠くでも焦がされるほどの熱を、見上げる
ソレイユ->(感情の昂揚に応じてエネルギーの規模が変化する彼の太陽<ソレイユ>―
ソレイユ->(すっげー魅力的なハイネちゃんを護るため、すっげー大好きなおねえちゃんと戦い、大好きな君を大好きな人から護る―今がまさにソレイユの理想の人生観。
ピチカ->――――(太陽の熱に呑まれ、
ピチカ->(それでも推進力は殺がれない 落下地点を大きく逸らせながら、太陽と共に、彗星となって墜落する
ソレイユ->(夜のシドリー全体を照らし、綺麗な月を喰らうほどの光と熱を放ち、それは堕ちた
ハイネ->――――(熱風に煽られ、地に墜ちる太陽を見届ける
ピチカ->(シドリーの丘に、巨大なクレーターを作り出し
ピチカ->(長い長い 真っ赤な閃光 爆風
ハイネ->………(落下地点を見、
ハイネ->(スカートを翻し、歩みを進めていく
ピチカ->―――――(爆心地に倒れる両者
ハイネ->……………(クレーターまで歩み、見下ろす。
ハイネ->……良くやったわ。ソレイユ。
ハイネ->アナタ、死んでも私を護ってくれそうね。(そこに笑顔は無く
ハイネ->(そして、その頭を見下ろし、しゃがみこむ。―――ピチカの。
ピチカ->、、―――(ハッと
ピチカ->(辛うじて意識はある、が、咄嗟の抵抗ができない
ハイネ->そして、アナタは邪魔よ。(その瞳で、彼女の目を見つめる―――
ハイネ->――――死んで。
ピチカ->――――――
ハイネ->(その時、ハイネの横から、強烈な光が奔る―――
ハイネ->――っ!!(閃光に目を奪われる
シーフォさんが入室しました
シーフォ->―――ピチカっ!(翼を広げ滑空
ソレイユ->ハイネちゃんっ!(飛び起きハイネちゃんを抱き抱える
ピチカ->―――っぁ、……(虚ろな視界で、その見慣れた姿を捉える
シーフォ->―――(割り入るようにピチカの前に降り立ち、2人の敵を睨む
ソレイユ->アイツ、なんかすっげーヤバい!(ハイネちゃん抱き抱えてクレーターの端まで距離を離す
シーフォ->―――アイツ等が標的?(抑えた口調で。だが、明らかに篭められた殺気
ハイネ->…………、そうね。(抱き抱えられ、ソレイユに相槌
ピチカ->………、シー、…ちゃん………
ハイネ->……今回は退いた方がいいかもしれないわ。あいつ、まりかちゃんを殺したヤツみたいだし。
シーフォ->……逃がすと思ってるの?(パキ、と手を鳴らし
ソレイユ->うん。 ハイネちゃんは絶対護るよ。(シーフォに応える
ピチカ->――、……待って(シーフォを呼び止める声
シーフォ->――、…ピチカ、?(は、と
ピチカ->…………(押し黙る
ハイネ->………あら。利害が一致しちゃったみたいね。(しらっと
ハイネ->――ねぇ、(ふと、ピチカに声を掛ける
ハイネ->あっけらかんとした顔して――……あんた、とんでもない女ね。(ハッと
ピチカ->――――、
ハイネ->(サキュバスハーフのハイネは、瞳を介して他人の記憶を覗き見る事ができる。――勿論、わざわざそんな事は説明してやらないが。
シーフォ->―――、お前、
ハイネ->―――そんなコトしちゃったなんて。アナタのペットちゃん、すごく可哀想。
ハイネ->セックスくらいしてあげたら?(嘲笑う
ソレイユ->っぅえ!?!?
ピチカ->―――――
ピチカ->……――ッッあんたに!
ピチカ->……あんたに言われる事じゃないわ……っ!!(怒りと涙を孕んだ、悲痛な声で叫ぶ
シーフォ->―――――
ハイネ->行くわよ。ソレイユ。(言うだけ言うと、一言。
ソレイユ->え、え、うん、、、(状況も言ってる事も全く彼にはわからない。ただただこの場はハイネちゃんに従う。
シーフォ->(―――ハイネに強烈な殺気が向けられる、 が、手を出せない。
ソレイユ->オーラバーストっ!(爆発的な"放氣"で遠くへカッ飛ぶ
シーフォ->(―――傍には彼女を躊躇わせる何者かがいるから。
ハイネ->(ソレイユに抱えられ、遠くへとかっ飛んでいく
ソレイユさんが退室しました
ハイネさんが退室しました
ピチカ->――、――………(俯き、押し黙ったまま
シーフォ->………(ピチカに向き直る
シーフォ->…… 知り合い、なの?(顔を上げようとしない彼女に
ピチカ->………、「ハイネ」を倒せばいいの。
ピチカ->……それで、全部解決することよ。(言い、シーフォに背を向け、よろよろとなんとか立ち上がる
ピチカ->―――、(シーフォから離れると、ライダーの装甲がパージされ失せる
ピチカ->(――イーイー・ライダーファイズ、解除。いつものピチカの姿に。
ピチカ->(全身に火傷を被った姿で、シーフォから離れ続ける
シーフォ->――……
シーフォ->―――待ってよ。
ピチカ->………
シーフォ->………そんな、離れた所で泣かないでよ。
ピチカ->っっっ、、……!
シーフォ->(ピチカに歩む。満身創痍の彼女の歩みになどすぐ追い付き
シーフォ->(彼女の対面へと回り、涙に濡れるその貌を見下ろす
ピチカ->―――、……っ、、(瞳に涙を溜め込み、頬に何筋もの雫が零れていく
シーフォ->…………(その頭にポン、と手を置き
シーフォ->(己の胸元に押し付ける
ピチカ->―――、っ
ピチカ->……っ、、ぅ、っ……っ…っ、っ………っ!
ピチカ->(堰を切ったように、だが、声を押し殺して泣き続ける
ピチカ->(彼の衣服の胸元を掴み、押し付けた瞼から零れる涙がその布地を濡らしてゆく
シーフォ->………(泣く彼女の息遣いと、胸元を濡らす涙の温度を感じながら
ピチカ->……っ、………っ、 シー、ちゃ、、ごめんね………っ
シーフォ->……最近ピチカ、謝ってばっかり。
シーフォ->(―――……本当は抱き締めてしまいたいのになぁ。
シーフォ->(だけどそれはできないと知っている。想いを告げる事も拒まれた身では。
ピチカ->――……ごめん、ね……っ、…、(都合の良い時だけその胸を借りて、あの女の言う通り、何も与えはせず
ピチカ->(……自分はどこまでずるくなればいいんだろうか。
シーフォ->(その真意は未だ掴めない、彼女の謝罪を聞きながら、彼は思う。
シーフォ->(……やっぱり、嫌だなぁ。
シーフォ->(……涙を拭うのも躊躇わなきゃいけない距離なんて。
ピチカさんが退室しました
シーフォさんが退室しました
最終更新:2012年03月13日 22:18