イクスさんが入室しました
イクス->(二人が去った後の休憩室に残り
イクス->出て行ってしまったわね。
イクス->(二人が去った後の扉を眺める
イクス->こんな基地を探検だなんて、危ないから休憩室以外はご遠慮願おうかと思っていたのだけれど。
イクス->引き止めれなかったみたいね。 何が悪かったのかしら。
イクス->(ティーカップに例の液体を注ぐ
イクス->イスカと一緒なら、平気かしら。
VDCさんが入室しました
VDC->(休憩室へと入ってくる隻腕隻眼の男
VDC->ッハァ! 珍しい事してるじゃアねぇか…
イクス->っ!(その声に急いで振り向き
VDC->よォ…戻ってきたぜ…(イクス睨み笑む
イクス->っ、、(一歩VDCへと駆け寄り、すぐ止まり
イクス->生きてたのね、ヴァデック。(足を揃えて立ち、淡々と述べる
VDC->ッハァ! 悪運強いンでなァ…(笑みを浮かべて近づく
イクス->お帰りなさい。(VDCの進路に立ち
VDC->(イクスへと歩き
VDC->、(通り過ぎティーの方へ
イクス->、(振り向きVDCの背を見つめる
VDC->ッハァ? 三つもティーカップを用意して何のつもりだァ?
イクス->お茶を振舞おうとしてたのだけれど。 相手が居なくなってしまっただけよ。
VDC->ッハァ? コレを振舞おうってェのかァ?(振り向きイクス睨み
イクス->えぇ。 見学に来ていたЯiNさんと、イスカにね。(淡々と答える
VDC->チッ…面倒な奴に振る舞いやがって…
イクス->いけなかったかしら。
VDC->問題ねェよ…なんにもな。(全てのティーを一気飲み
VDC->(3つのカップにある紫色のソレを全て一滴残さず飲み干す
VDC->……………(飲み干した後、台に置いてある食器洗い洗剤を睨む
イクス->あら。 私の分は残してくれなかったのね。(飲み干す様子を見て
VDC->ッハァ?(カップを置いてイクス睨み
イクス->あぁ、カップはそのままでいいわ。(VDCの隣に近づき
イクス->洗剤が入ってるから洗う必要も無いでしょうし。(洗剤等を棚にしまう
VDC->…、(言葉も無く食器から手を離す
VDC->わかって言ってンなら大したモンだなァ……オイ、(イクス睨み笑む
イクス->それにしても、(棚に全てを締まってVDCへ振り向く
イクス->よく生きていたわね。 ビル爆破現場の中心に居たと聞いていたけども。
VDC->ッハァ! 標的<ターゲット>も生きてやがったがなァ…
イクス->問題ないわ。
イクス->情報を持ち帰り、貴方が生きている事が大事よ。
VDC->(イクスの肩を手で押さえる
イクス->、っ!
VDC->―らしくねェなァ………珍しく心配でもしてやがったかァ?(イクス睨み笑む
イクス->まさか。(肩に置かれたの手の甲に自らの手を重ね
イクス->そんなわけ、ないじゃない。(手を払い離れる
VDC->あァ、それで良い。(イクス睨み笑み
VDC->さぁ、とっととテメェは名簿リストを編集して、オレのスケジュールを組み替えやがれ。
VDC->何時までも生死不明扱いじゃア仕事にならねェからなァ…早く新しい命令を持って来るンだなァ…
イクス->(VDCに眼を合わせ
イクス->そうね。
イクス->直ちに修正するわ。
イクス->(そう言って台を離れ扉の方へ
VDC->(その背を見送る
イクス->そういえば、(扉に手をかけ背を向けたまま立ち止まる
イクス->貴方に伝えてなかった緊急命令があるわ。
VDC->ッハァ?
イクス->今夜、私の部屋に来なさい。
イクス->命令よ。
イクス->(短く伝え、部屋から出て行く
イクスさんが退室しました
VDC->ッハァ! 命令なら仕方ねェなァ…(戸を睨み笑む
ピチカさんが入室しました
ピチカ->(VDCが睨んだその自動扉が、少しの間を置いて再び開く
ピチカ->――(中に入り、はた、と立ち止まる
ピチカ->あら、ヴぁっくん?
VDC->ッハァ? ピチカか、
ピチカ->無事だったのね!良かったわ(半ば確信していたが、笑顔で口にする
ピチカ->…それで、…ふふーん、なるほどねー(何やらにこにこ笑いながら後ろの戸を見遣る
VDC->ッハァ、何か楽しい事でも有ったか?
VDC->(後ろの戸を見てニコニコ笑うピチカに
ピチカ->イクスねーさんのがうつっただけよ。(VDCに視線を戻してにこにこと
VDC->チッ、(視線をそらしてソファーに座る
ピチカ->ぁ、給湯室借りに来たの。すぐ出るからちょっと使わせてね、(言い、奥へと歩き出す
ピチカ->(前を通り過ぎ、VDCから表情が伺えなくなったその一瞬、朗らかだった表情を崩す
VDC->覇気がねェな…(ソファーに座ったまま呟くように
ピチカ->、 なんの話?(ダイニングキッチンに回り、湯の準備を始める
VDC->単にテメェの元気がねェなってだけの話だ。(ぶっきらぼうに
ピチカ->あら、そう見える?(ダイニングの壁に隠され、口許だけしか表情が伺えない
ピチカ->それならちょっと、夢見が悪かったってだけよ。さっきまで仮眠取ってたんだけどね
VDC->"それだけ。"って事にしとくのかァ?
ピチカ->……(チチチチッ、コンロを点ける音
ピチカ->それだけ、にしとかなきゃ駄目よ。引き摺れないでしょ。
VDC->…テメェはソレで良いのか?
ピチカ->…あたしがいい悪いじゃないわ。
ピチカ->…ずっとこじらせて、引き摺ってる訳にはいかない。他に支障を出すわけにはいかないもの。
VDC->あァ…そうだぜ…(ピチカの方を睨み笑み
VDC->…テメェ"ら"の問題だろう?
ピチカ->………(VDCと目が合い
ピチカ->……そうよ。ごく個人的な。
VDC->ッハァ! オレには関係ねェってかァ?(ピチカ睨み
ピチカ->……あたし達の、問題だもの。
VDC->…、(ピチカ睨み
VDC->そうかよ、(ぶっきらぼうに言い捨てる
ピチカ->………
ピチカ->……イクスねーさんも、ヴぁっくんも、
ピチカ->……きっと悩まないわ。……どうしてこんな事でって、そう感じると思う。
VDC->だから関係ねェ…かァ?
ピチカ->………(薬缶が湯気を立てる音が妙に目立って響く
ピチカ->……ヴぁっくんは、イクスねーさんのこと、好きよね。
VDC->…ッハァ?
ピチカ->……正直に答えてよ。
VDC->…愛してるぜ。
VDC->ッチィ………随分ハッキリ聞いてくるじゃアねェか・・・・・
ピチカ->…やっぱり。素敵ね。(笑って
ピチカ->…あたしも好きよ。(沸騰する湯を眺めながら
ピチカ->…… シーちゃんの事。
VDC->―ッハァ、
VDC->なんだ…言えるンじゃアねェか…(ピチカ睨み笑み
ピチカ->でもあの子には言えないわ。
VDC->…理由でもあンのか?
ピチカ->…言えないの。…言っちゃいけない、のよ。
VDC->ッハァ? テメェが決めたルールかそりゃア?
ピチカ->だって言っちゃったら、――…あたし、あの子からどれだけ奪えばいいのかしら
VDC->…奪う?(ピチカ睨み
ピチカ->………、
VDC->テメェは何言ってやがるンだ?
ピチカ->……シーちゃんが、Evの前身となるEverything Vanquishの被験体だったことは知ってるかしら。(唐突に、話し始める
VDC->知らねェな………(VDCがEvに来るよりもおそらくもっと前の話
ピチカ->EvがEvとして企業したのが6年前。EVから異動する形で配属されたのが、イクスねーさんやあたしなの。
VDC->あァ…そっちは知らねェ話じゃアねェ…
ピチカ->……あたしの、Evとしての初任務は
ピチカ->『C4プロジェクト』の為の、ベストな被験体を見つけ出すことだったわ。
VDC->『シーフォープロジェクト』…だと?
ピチカ->……EV時代の沢山の被験体の中から、一人を選び出してパートナーにし、
ピチカ->プロジェクトに沿うよう指導。メンタル保持、精神面のケア等を担当する。(淡々と口にする
ピチカ->…あたしとシーちゃんは、そこから始まってるの。
VDC->それがテメェの初任務、か…
ピチカ->……あたしね、プロジェクトの事よく分かって無かったわ。ただ、初めての任務だもの。成功させたかった。
ピチカ->…結果は見ての通りよ。すごく上手く行ってる。当時のNo012はナンバーホルダーにまで上り詰めた、って。
ピチカ->Evに心から従い、尽くし、どんな危険な任務も人体実験も喜んで受ける。
ピチカ->Evの為に人の命を奪うことも、自分の命を捧げることも厭わない――……
ピチカ->……間違った、って、思った時にはもう遅かったわ。
VDC->………(黙って、彼女の話を聞く
ピチカ->…はっきりとは分からないんだけどね。 いつからかあの子、あたしの事好きになってた。
ピチカ->…気付かずにはいられなかったわ。
ピチカ->…でも、仕方ないって思ったの。……だって
ピチカ->あんな境遇で、あんな環境にいたら、あの子―― あたしを好きになるしかなかったもの。
ピチカ->だから、ずっと逃げてたの。……受け止めることも、突き放すこともできなくて。 曖昧にしたくて……
ピチカ->……そんな事してたら、もう6年。
ピチカ->……なんで、
ピチカ->………あたしまで好きになっちゃったのかしら。
ピチカ->あたしがあの子の事、もっとどうでも良かったら、突き放せたのに。
VDC->…ッハァ?(ピチカ睨む
ピチカ->……こんなに中途半端に、こんなにずるく残酷にならずに、こんなに傷付けずに、済んだのに……(顔を歪ませて、VDCの視線を受け止めながら
VDC->テメェ………シーフォは好きか?
ピチカ->……(は、と
ピチカ->…… 大好きよ。
VDC->ちゃんと言え。
VDC->もう一度、ちゃんと言えよ。
ピチカ->、……
ピチカ->……あたしは、
ピチカ->シーちゃんの事が大好き………
VDC->それだけで良いンだよ。
VDC->それ以外の事は言わなくて良い。 ゴチャゴチャうるせェ…
VDC->テメェはそれだけ言って、それだけ考えて、それだけ伝えろ。
ピチカ->………そんなに、
ピチカ->そんなに、単純でいいの……?
VDC->ッハァ? それ以外に何がある?
VDC->何もねェよ。
ピチカ->あたし、あの子を好きでいいの………?
VDC->ッハァ、何も悩む事はねェだろ。
ピチカ->……あの子から、恋まで奪っても……?
VDC->ッハァ…?
VDC->テメェを好きになるしかなかった…って奴かァ?(ピチカ睨む
ピチカ->………(沈黙。つまりは肯定
VDC->ッハァ!?(黙るピチカを隻眼で睨みつけ
VDC->それがどうしたァてンだ!?
VDC->誰にも見出されず力も使えないまま被験体として見捨てられるのが幸せかァ!?
VDC->誰にも拾われず茨の道からずっと抜け出せぬまま堕ちて行くが幸せかァ!?
VDC->誰にも救われず五体不満足のまま過し辛い平穏を密かに望むのが幸せかァ!?
VDC->違ェだろォが!!
VDC->(自らの人生―紅椿家次五紅郎がEE=V=D.C.になったその時を、思い出し重ねながら。
VDC->テメェが選んだその時点でなァ…そいつの人生は狂わされたわけじゃアねェ!
VDC->ようやくそいつの人生は始まったンだよ―テメェが選んだその時になァ!
VDC->『あんな境遇で、あんな環境にいたら、テメェを好きになるしかなかった?』
VDC->ッハァ! 笑わせンじゃアねェ!
VDC->どんな扱いを受けても、どんなに酷く使われても、どんなに体を目茶目茶にされても、どんなに裏切られても、どんなに生きるのが辛くともなァ―
VDC->テメェが居たからやって来れたンだろォが!
VDC->あんな境遇に居たからテメェに惚れたンじゃアねェ!
VDC->テメェに惚れたからあんな境遇でも生きてけンだよ!
ピチカ->――――
VDC->ッハァ、
VDC->テメェが今でも別にアイツの事を好きでも何でもねェんなら、別に何もしなくて良い。
VDC->だがよォ…
VDC->アイツの事が好きなら、ちゃんと言え。
VDC->それ以外の事は言わなくて良い。 ゴチャゴチャうるせェ…
VDC->テメェはそれだけ言って、それだけ考えて、それだけ伝えろ。
VDC->たったそンだけだ。
ピチカ->…………
ピチカ->………
ピチカ->……
ピチカ->…ありがとね。 ヴぁっくん。
VDC->…余計な事言わなくて良いンだよ、テメェは。
VDC->オレじゃなく、必要な奴に。 とっとと喋って来い。
ピチカ->…その通りね。(キッチンから出てくる
ピチカ->うん。 ちょっと、行ってくるわ。(VDCの方を向いて、笑顔で
VDC->あァ…行ってこい。(ピチカ睨み笑む
ピチカ->(くるりと背を向け、扉へ歩き出す
ピチカさんが退室しました
VDC->………(その背を見送り
VDC->………(食器棚のティーカップを洗う
VDCさんが退室しました
最終更新:2012年04月16日 09:48