サンゲさんが入室しました
サンゲ->(――どこかの街、どこかの場所
サンゲ->(古びた廃ホテル――否、その様相は洋館と言ったところ。
サンゲ->(『二十二憐星燈』の新たなる本拠地 その場所
サンゲ->・・・
サンゲ->・・・(カツンカツンカツン、と、靴音鳴らして歩く
サンゲ->へぇ、こんなところもあるんだ・・・
サンゲ->(広々とした多目的ホール
チハルさんが入室しました
チハル->(広々としたホールに、所在なさ気に立つスーツ姿の男
サンゲ->あれ。
サンゲ->見たこと無い人。 あれもアルカナの人かな?
サンゲ->・・・(カツンカツンカツン、と、靴音鳴らして近づく
チハル->……はぁ、なんなんだぁ?この建物……(うだうだと呟きながらホールを見回している
サンゲ->やあ。(遠方から歩きながら話しかける
サンゲ->(濃蒼髪紅瞳タレ目痩躯燕尾服の執事姿
チハル->ん、?(声を掛けられやっと気配に気づく
チハル->や、やあ。こんばんは。(怪訝そうに視線をやる、さえなう風貌のリーマン
サンゲ->うん、こんばんは。
サンゲ->あ、あと、初めまして。だね。
サンゲ->君はアルカナの人?
チハル->あ、あぁ、うん。初めまして。
チハル->ん、あぁ?うん、アルカナ?(キョトンと
チハル->いや、俺はこういう者です。……まーこの会社、今は無いんだけど。(スッと名刺差し出し
サンゲ->あ。 あれ? 仕事の人?
サンゲ->ちょっとまってね。
サンゲ->(スッと胸から自分の名詞を取り出し
サンゲ->私、蒼菖蒲家三男。執事の蒼菖蒲参華と申します。(腰を曲げて両手で名刺を差し出し
サンゲ->頂戴致します。宜しくお願い致します。(同時にチハルの名刺を丁寧に受け取る
チハル->、ああ。宜しくお願いします。(サンゲの名刺を受取り
チハル->へぇ~…執事さんかぁ。実在する職業だったんだなぁ…(名刺とサンゲの姿を交互に眺め
サンゲ->はい。 もう9年ほど前からやらせて頂いております。(スッと一歩下がり
サンゲ->今週よりこちらの屋敷に勤めさせて頂く事に成りました。
チハル->9年!?長いな~そりゃ。君、随分若い頃からなんじゃないかい?
チハル->……ぇ、それで、この屋敷?
サンゲ->はい。こちらの屋敷に勤めさせて頂く事に成りましたのはつい先日の事です。
サンゲ->新入り故至らぬ所も多々有るかと存じますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
サンゲ->(丁寧に一礼
チハル->は、はぁ。…うん、そうか。宜しく。(なんとなくぽかんとした様子で礼
サンゲ->柊 千春(ヒイラギ チハル)様、ですね。
サンゲ->女の子のような可愛いお名前ですね。(ニコっと微笑み
チハル->……ああ、そうだよ。蒼菖蒲…さん。
チハル->、はは。 昔はよくそう言われたもんだなぁ(頭掻いて
サンゲ->それで本日のご用件は何でしょうか。 私でよければお嬢様にお取り次ぎ致します。
チハル->…えっと、ところで君は、この屋敷に勤めるってコトは、
チハル->笑子ちゃんの執事………なのかい?
サンゲ->笑子ちゃん・・・(聞いた事無い名前に、
サンゲ->申し訳御座いません。それは私ではありません。
チハル->ぁ、そうなのかい? いやいや、いいんだけども。
チハル->俺、笑子ちゃんに呼ばれてここに来たんでなぁ。てっきりここは笑子ちゃんの敷地なのかと。
チハル->だけど君の主が笑子ちゃんじゃないってことは、きっとそうじゃないんだな(何かホッとしたように
サンゲ->はい。 笑子様ではありません。
チハル->……そうだよなぁ。あの子がこんな大きな家持ってるわけ無いか。(ふ、と遠くを見るように笑って
チハル->じゃあ、君の主は…?
サンゲ->失礼ですが、私からまだお伝えする事は出来ません。(丁寧に礼をして断る
チハル->――、ぁ、ぁぁ、そうか。……ミステリアスだなぁ。
サンゲ->それで本日のご用件は何でしょうか。 私でよければお取り次ぎ致します。
チハル->、ん、ぁ、否、、……えーっと…(困ったように
チハル->君の主が笑子ちゃんじゃないなら、…特には無い、って事になるなぁ。
チハル->なんていうかだな、…俺、何でここに来たのかもわからんのだよ。
サンゲ->・・・、仕事で来られたのではないのですか?
チハル->し、仕事………(その言葉を聞きズーンと
チハル->……い、今の俺に……仕事は無いんだぴょん………(頭を壁に押し付け俯き
サンゲ->・・・(そんなチハルを見て
サンゲ->なんだ。仕事の人じゃないんだ。
サンゲ->緊張して損しちゃった。(ふにゃっと笑って
サンゲ->(肩の力を抜いてふにゃっとした口調に戻る
サンゲ->(しかし姿勢は正しく丁寧な執事のままに
チハル->、、、ん(いきなり変化したその様子に驚く
チハル->あ、あー。名刺渡すのが自己紹介に手っ取り早いと思ってな。すまんすまん。
サンゲ->んーん。 気にしてないよ。
サンゲ->楽だもんね。 名刺渡すの。
サンゲ->あ、名刺には書いてないけど、
サンゲ->僕は新【吊された男】のサンゲだよ。
チハル->うん。楽だ。…ん?
サンゲ->千春さんはアルカナの人?
チハル->……【吊された男】?
チハル->ああ、それってタロットの大アルカナか(ははは、と笑って
サンゲ->うん。
サンゲ->屋敷の人に付けてもらったんだ。(ふにゃっと笑って
チハル->タロット、最近流行ってるのかい?それって「二十二憐星燈」みたいじゃないか。
サンゲ->そうだよ?
サンゲ->ここは二十二憐星燈で、僕は新しいアルカナ。
チハル->え?(笑顔で首傾げて
チハル->ん?(顎に手当てて逆方向に首傾げて
サンゲ->千春さんはアルカナの人?
サンゲ->ははッ・・・違うかな?
サンゲ->ただ迷い込んじゃった愚かな愚者かな?
サンゲ->ねぇ。
チハル->………んー…(困惑気味に、しばらく考える様子で
チハル->、ん?
サンゲ->どうなの?
サンゲ->千春さんはアルカナの人?(ニコっと笑み
チハル->ぇ、否、違うよ、……ああ、ていうか、そうか、(ポン、と
チハル->なるほど、君も付き合ってあげてるんだな? 笑子ちゃんにさ。
サンゲ->・・・、え?(予想外の回答に笑みが消え
サンゲ->どういうこと?
チハル->その「主」さんが、お屋敷を提供してまで笑子ちゃんと遊んでくれてる。君はその主さんの手伝いをしてる。
チハル->「二十二憐星燈」の一員になりきって、さ。……違うのかい?
サンゲ->え? そうなの?
チハル->…そうだった。笑子ちゃんはずっと思い込んでたんだったよ。
チハル->自分は『二十二憐星燈』の創始者、【世界】<ワールド>なんだって。
サンゲ->え? ほんとに? 笑子ちゃんって人が創始者?
チハル->や、本物の二十二憐星燈は違うんだろうけど。
サンゲ->わ。 よくわかんなくなってきた。
サンゲ->でも千春さんはアルカナの人じゃないんだよね?
チハル->…それなら俺は、この二十二憐星燈の「トリックスター」なんだとさ。そりゃもう楽しそうだったよ。(苦笑して
サンゲ->え、アルカナの人なの? ハッキリしてよ。
チハル->ぇーっと、…この屋敷の中に於いては、そう、…ってことになるんじゃあないか?
サンゲ->もう、もう、もう、早くちゃんと答えてよ。
サンゲ->千春さんはアルカナの人なのね?
チハル->タロットでの「トリックスター」は、確かナンバー「0」……
チハル->【愚者】<フール>、……じゃなかったかなぁ。確か。
サンゲ->なーんだ。 残念。(その答えを聞いて残念そうに
サンゲ->残念、残念、残念だなぁ・・・(じーっと千春を眺めて
サンゲ->侵入者を退治するお仕事が出来ると思ったのに。
チハル->、ぇっ!?
チハル->ぇっぁっ、君、ま、まさか俺を退治する気だったのかい!?(サカサカサカッとカニ歩きで離れ
チハル->(焦って壁に手を付くと、壁の一部がざらりと崩れる
サンゲ->退治するつもりだったよ。侵入者ならね。
サンゲ->でもアルカナの人ならしないよ。
チハル->そ、、そっかー。良かったー。良かったなー。
チハル->いやぁ、こないだはシドリーで崩壊に巻き込まれるし。これ以上厄介事はごめんだよ俺ぁ…
サンゲ->シドリーに居たんだ。
サンゲ->アルカナの人として戦ったの?
チハル->いやぁ、そこまで本格的にやる訳無いだろう?
チハル->もーあちこち壊れるもんだからなぁ、俺ぁ必死に逃げてたよ、、、
サンゲ->ふーん、変なの。
サンゲ->二十二憐星燈の襲撃って聞いてたんだけどなぁ・・・
チハル->そ、そうだよ!あいつらとんだ災難だっぴょん!
サンゲ->むー、、、あいつらっていうか僕達、じゃないの?
チハル->え?だから違うんだろう?(キョトンと
サンゲ->なんだか面倒だね、君。
チハル->ちょ、? え?
チハル->……まぁ、とにかく、笑子ちゃんに会わない事にはなんともわからんなぁ。
チハル->今度は何やって遊ぼうって言うんだろうなぁ……?
サンゲ->笑子ちゃんって子。 この屋敷に居るの?
チハル->俺は笑子ちゃんに呼ばれてココに来たんだからなぁ。まあ、いるって考えるのが自然じゃないか…?
チハル->だが、あの子しばしば突拍子もない事言いだすからなぁ。…今回のゴールデンドーンとか。
サンゲ->ふーん。
サンゲ->じゃあ、探してくるね。
チハル->ぇ、ほんとかい。
チハル->じゃあ見つけたら伝えといておくれよ。 ヒイラギさんが探してました、って。
サンゲ->んー・・・
サンゲ->いいよ。 覚えてたらね。
チハル->、、、た、頼んだぞ?(苦笑して
サンゲ->はーい。(生返事して
サンゲ->(すたすたと出口へ歩いていく
サンゲ->変なの。
サンゲさんが退室しました
チハル->……(見送り
チハル->……変な人だなぁ。
チハルさんが退室しました
最終更新:2012年05月19日 05:02