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恋をしてよかった [ピチカ シーフォ]

ピチカさんが入室しました
ピチカ->(Ev本部内
ピチカ->(薄暗会議室にて、1人PCを操作する女性
ピチカ->(何度も何度も繰り返し確認した記録を、彼女は再び反芻している
ピチカ->(シドリー戦線から10日後。Ev本部を直接襲撃してきた『二十二憐星燈』の刺客。
ピチカ->(その襲撃者は、彼女の実弟であった。
ピチカ->(彼は同僚の手によって捕縛され、【月】ハイネの精神干渉を受けている可能性が大きいとされていた彼の、診断の結果がナンバーズに向けて開示された。
ピチカ->(診断の結果は――「洗脳、及び精神干渉の形跡は見られない」
ピチカ->………、
ピチカ->(つまり、
ピチカ->(彼女の弟は、彼自身の意思で二十二憐星燈に入団し、彼自身の意思でEV本社を襲撃した。
ピチカ->(その恐ろしい事実を認めたくないのか、彼女は何度も変わらぬデータを見つめ続ける
ピチカ->……ソレイユ……。
ピチカ->……(何度繰り返した所で、結果は変わらないというのに。
ピチカ->(ふと、部屋に電灯の明かりが灯る
ピチカ->、(は、と
シーフォさんが入室しました
シーフォ->(扉の傍、電灯のスイッチの傍に立つ青年
シーフォ->…あんまり暗くしてると目、悪くするよ?
ピチカ->っっっっぴゃあ!?(姿を見て奇声をあげる
ピチカ->し、、シーちゃん!?いいっいつのまにっ、、、
シーフォ->……今来たばっかりだよ。(何か溜息交じりに
ピチカ->……そ、、そう。。(何か動揺しまくり
ピチカ->……ぇーっと、…何かあたしに用事?
シーフォ->………んー、…
シーフォ->…ピチカの様子を見に来たんだよ。
シーフォ->(その言葉には、恐らくいくつかの意味が含まれている
ピチカ->、……
ピチカ->……それなら、大丈夫よ。 …ううん、
ピチカ->大丈夫じゃないかもしれないけど、…大丈夫にしなくちゃいけない、でしょ。
シーフォ->……それって、【太陽】の事、だよね。
ピチカ->……、ええ。
ピチカ->…『ハイネ』を倒せば、また状況は変わるでしょうけどね。
ピチカ->…でも、Evに保護された事で、一先ずの危険は回避された。
ピチカ->……ありがとね、シーちゃん。(顔を上げて
ピチカ->…まだお礼、ちゃんと言えてなかったから。ソレイユを助けてくれてありがとう
シーフォ->……。うん(素直に笑い、言葉を受け取る
シーフォ->…うん。 ピチカが悲しむの、嫌だったしさ。
ピチカ->っ、…
ピチカ->……そーゆーコト言わないでよ……(ぽそりと、聞こえないように呟き
シーフォ->……今は捕虜扱いなんだっけ。(聞こえていたのかいなかったのか
ピチカ->……ええ。そのうち面会できるはず。
ピチカ->…会って何話すのか、って感じもあるんだけどね。
シーフォ->…おれ、あんまり【太陽】の事はわからないけどさ、
シーフォ->…『ハイネ』を殺す事が、完全な解決になるとは思えないよね。
シーフォ->…それでも殺すしかないんだけどさ。
ピチカ->……シーちゃんもデータを見たのね。
シーフォ->うん。…ていうか、その前からなんとなく解ってたけどね。
シーフォ->洗脳なんかされてないんだろうな、って事は。
ピチカ->そう。……
ピチカ->……あたしも解ってたのかもしれない。心のどこかで、認めたくなかっただけで。
ピチカ->…解ってたはずなのにね。
ピチカ->あの子が、大切な物の為になら、本当になんだってしちゃうんだって事。
シーフォ->…………。うん、そうだね。
シーフォ->…いるんだよ。そういう人間って。
ピチカ->………、
ピチカ->……どうやったら、いいと思う?
ピチカ->……どうやったら、それを捨ててしまえる?
ピチカ->……シーちゃんはどうやったの?
シーフォ->、――― は?
ピチカ->……冗談で言ってるんじゃないの。…ねえ、教えてよ。
シーフォ->……何だよそれ、 冗談じゃないって、
シーフォ->……それこそ冗談じゃないよ……
シーフォ->……そんなの、そんな事っ、
シーフォ->できるわけないだろ!?
ピチカ->っ、、、
ピチカ->ぇ、、だ、だって、……だって、
ピチカ->だって……、シーちゃん、…そうなんでしょ……(俯き
シーフォ->………な、何言ってるの?
ピチカ->、……、、う、ううん、
ピチカ->やっぱりいい、なんでもないっ!
ピチカ->だから気にしないでっ!(踵返して会議室から走って出て行く
シーフォ->…は? え、何、
シーフォ->………ピチカ!(叫び、追い掛け走り出す
ピチカ->気にしないでってば!!(全速力
シーフォ->その逃げ方は無いだろ!?(こちらも全力
ピチカ->(全力で廊下を駆け抜けていく
ピチカ->だって、、だってだってだって!
シーフォ->だっても何も無いよっ(追いかけ走り
シーフォ->もう、逃げさせるもんか…っ!(徐々にその距離を縮めていく
ピチカ->――逃げさせてよっ!(走り走り
シーフォ->――嫌だよっ!(走り走り
シーフォ->今までどれだけ追い掛けたと思ってるの!?
シーフォ->どこまで逃げる気なんだよっ――もう逃げないって言ったくせにっ!(走り走り
ピチカ->言ったわよ! 言ったけどっ!(走り走り
ピチカ->やっぱり聞きたくない――そんな最後通告みたいな事っ!
シーフォ->だからさっきから何言ってるんだよっ!(徐々に距離を詰め
ピチカ->それに今それどころじゃないでしょっ!?(――拙い、追い付かれる――っ!
シーフォ->は!?
ピチカ->だってそうでしょ――色々それどころじゃないでしょ!(ふと視界にドアが飛び込んでくる
ピチカ->今は組織で色んな事が動いてるじゃない―――
ピチカ->あたしの失恋にかまけてる場合じゃないのっ!!(廊下の突き当たり、ある一室に飛び込む
シーフォ->―――っ
シーフォ->(目の前で閉まりかける自動ドア
シーフォ->―――っ、 み、が、
シーフォ->――――意味分かんないよっ!!(滑空紛いにギリギリで滑り込み
ピチカ->―――っ!!?
ピチカ->(―――振り向いた時には遅く、
ピチカ->(転がり込んできたシーフォに、半ばぶつかるように壁に押し付けられる
シーフォ->(―――ピチカの視界の先で、彼の背越しに他人事のように閉まる自動ドア
ピチカ->―――――
シーフォ->―――――もう逃がさない。(ピチカの両肩に手を置いて
ピチカ-> ―――シー、 ちゃん、、(その目を、まともに見てしまう
シーフォ->……タイミングとか、それどころじゃないとか、もう、知らないよ。
シーフォ->…窺ってたらチャンスなんて来ないんだ。……いっつも何かに邪魔されて、伝えられないまま。
ピチカ->……、………っ(シーフォを見上げ
シーフォ->きみが好き。
ピチカ->        、
シーフォ->ずっと、きみが好きだったよ。 ピチカ。
ピチカ->       、    、  ぇ、
ピチカ->    、    な   、
ピチカ->(みるみる内に頬が紅く染まり
ピチカ->……………なん、 で、………?(ポツリと
ピチカ->……あたし、………ずっと、あんたにひどかった。
ピチカ->……ずっと逃げてて、 だから、、だから、 、
ピチカ->もう愛想尽かされちゃったって、………思ってたのに……。
シーフォ->………
シーフォ->………(はぁぁ、と溜息
ピチカ->……、、、
シーフォ->……本当今更だよね、それ。
シーフォ->……そんな程度で愛想尽かすんだったら、とっくの昔に追い掛けるの止めてるよ。
シーフォ->……ピチカがずるいのなんて、今に始まった事じゃないし、
シーフォ->いっつもなんでもないフリして誤魔化すし、逃げ癖あるのも知ってるけど、
シーフォ->……でも好き。(へへ、と
ピチカ->っっっ(耳まで真っ赤に
シーフォ->…ずっと好き。
ピチカ->………っ、、シーちゃん………。
シーフォ->……ピチカは?
ピチカ->、っ
シーフォ->…ピチカはおれの事、どう思ってる?
ピチカ->っ、、、、、
ピチカ-> しー、、ちゃ、、ん、………(喋るのもやっとなほど真っ赤な顔で、只その名前を呼ぶ
シーフォ->……答えてよ。(小さく笑って
ピチカ->―――~~~っ、、、
ピチカ->(もう、逃げたりできない。逃がしてもらえない。
ピチカ->(……自分の心と、自分の気持ちと、正面から向き合うしかない。
ピチカ->………・・・・・・っぁ、
ピチカ->…………ぁ、たし、も(ぎゅっと目瞑って俯いて
ピチカ->…………、
ピチカ->―――っ好き!(大声で
シーフォ->―――――っ
ピチカ->―――好き、、あたしもっ! ……ずっと好きだった!
シーフォ-> ―――― ―― ―― っ(言葉に、ぱっと頬に朱が入り
シーフォ-> ―――― やっ、  た ………!(ぱぁっと笑顔が花開く
ピチカ->――――、っ(その笑顔に釘付けになり
ピチカ->……………っ(ぁぁ、
ピチカ->……………(この顔、早くさせてあげればよかった………(泣きそうな顔で笑う
シーフォ->……っっ、、、!(感極まって
シーフォ->(ぎゅぅ、っとピチカを抱き締める
ピチカ->、、、っ !(腕に包まれ
シーフォ->、、、……どうしよ、(ぎゅぅぅ
シーフォ->……幸せすぎて、どうにかなっちゃいそう。
ピチカ->っ――――(  どく  ん
ピチカ->、、 、  、(ぇ、 これ、 何、 これ
ピチカ->(胸の中で、爆発しそうなほどの己の鼓動を意識する
ピチカ->、 、 、(ぇ。 ぇ? なに 、、心臓、 うるさい、
ピチカ->(だって、そんな、慣れてる、じゃない? ずっと一緒にいたんだし、なのに、なんで、こんな、
ピチカ->(知ってた、わよ? 意外と身体大きい事とか、体温このくらい、とか、やっぱり男の子なんだ、とか、当たり前だし、
ピチカ->(身体中が沸騰したみたいな熱と、聴覚を奪うほどの心音の中で、ぐるぐると自問する
ピチカ->(あれ、 あれ、 もしかしてあたし、 あたし、
ピチカ->(今まで、 ときめく事からも逃げてた、 って事――?
シーフォ->――…、ね、ピチカ。(大人しく腕に収まったままの彼女に
ピチカ->、  、っひぁ!?(名前を呼ばれ、腕の中で身体が跳ねる
シーフォ->(ピチカの両肩に手を置き、顔を見合わせる
ピチカ->、  ぁ、、しー、ちゃん、(ますます真っ赤に、涙目にすらなってきた顔を隠す事もかなわず、
シーフォ->……… していい?(無邪気に笑い
ピチカ->―――― へっ
ピチカ->、 、ぁ 、 ぁの。 、ぇ、と、(熱と動悸と混乱で頭が回らず、返事すらまともにできない
ピチカ->し、しー、ちゃん、 、、そ、それ、 って、
シーフォ->……、 だめ、かな。(その様子見て困ったように
ピチカ->――っへ、ぁ、そ、 、
ピチカ->そ、そうじゃないのっ!!(真っ赤な顔で叫ぶ
シーフォ->、、ピチカ?
ピチカ->……そ、 そうじゃ、ない、(シーフォから視線を逸らし、おぼつかぬ調子で
ピチカ->…………し、、
ピチカ->………して。  すき、 だから。
シーフォ->―――っっ(驚いて頬を染め
ピチカ->………~~~~っ(ぎゅっと目を瞑る
シーフォ->………、、
シーフォ->……… じゃあ、する、よ。(ピチカの両肩に手を掛け
ピチカ->………、、、 、(身を強張らせながら、顎を少し上向ける
シーフォ->……………、(緊張か、おぼつかない動作で、ゆっくりと顔を近付けていく
ピチカ->――――、
シーフォ->(やがて、
シーフォ->(そっと触れるように、唇と唇が重なった。
シーフォ->―――、
ピチカ->―――………、、
シーフォ->………、(そっと唇を放し
シーフォ->…………(さっきよりも近い位置で、ピチカの顔を見て、
シーフォ->…………しちゃった。(へへ、と頬を染めて笑う
ピチカ->――――
ピチカ->…………っへ、(拍子抜けしたように
ピチカ->…………
ピチカ->……~~~~っっ(息を吐き、今までの緊張が一気に解れたかのように全身から力が抜ける
シーフォ->、ピチカ!?(咄嗟にその身体を支え
ピチカ->、、、っ…………!(そのまま胸に飛び込むように、今度はこちらからぎゅぅぅと抱きつく
シーフォ->………!(抱き止め
ピチカ->もう、、 もう、 好き。 しーちゃん好き、ほんと好き、(胸の中で、半ば涙声の愛の言葉
ピチカ->大好き…………(強く強く抱き締める
シーフォ->…………ずるいなぁ。(強く抱き締め返し、笑いながらぼやく
シーフォ->……「大好き」って、先に言われちゃった。
ピチカさんが退室しました
シーフォさんが退室しました

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最終更新:2012年09月13日 16:56