カトルさんが入室しました
カトル->(ミストグローブの大森林
カトル->(何本もの巨木が鬱蒼と生い茂り、太陽の光を遮る森の中
カトル->(その高い高い樹が、枝葉を広げるその一本に
カトル->(幹に凭れるようにして腰掛け、静かに目を伏している
カトル->………(静かな森の匂いを、木々のざわめきを、全身で受け止める
カトル->……ああ、静かですね、皆さん……。
セドさんが入室しました
セド->ココに居たんすね…(カトルの後ろから歩いてくる
カトル->……おや、セドさんではありませんか。(ふと目を開け、セドを視界に入れ微笑む
セド->おくつろぎ中のトコ悪いっすけど…
カトル->いえ…構いませんよ。(樹の幹に手を添え、ふらりと立ち上がる
セド->ヴェルデュール先生に来客が来てるっすよ…
カトル->おや…、私に客人ですか…?(少し驚いたように
カトル->…ふふ、珍しい事もあるものですね。場所はどちらに…?
セド->自分達の小屋に居るっすよ…
カトル->解りました。ではそちらへ向かいましょう…。
セド->ノルマさんに案内してもらって来たそうっすね…
カトル->おやおや…。お二人にはお手数を掛けましたね…。
カトル->(言いながら、小屋へと戻る道なき道を歩き出す
トロワさんが入室しました
ノルマさんが入室しました
トロワ->(小屋の外に立つ目鼻を隠す白い仮面
カトル->……おや。(トロワを見て
カトル->……見覚えのあるふうですが…どなただったでしょうか…(伏し目がちに穏やかに微笑みながら小屋へと近付く
ノルマ->先生が来られましたね。(カトルの方を見る トロワの傍に立つ緑黒髪エルフ耳の女性
トロワ->む、ようやく来たか。(ふっと先生の方に向き
トロワ->全く、随分と不便な所に住んでいるみたいだね。
カトル->…おや、その声は。(近付き、ふと目を開く
ノルマ->(サッとトロワの陰に隠れる
カトル->トロワさん、ですか…?…ふふ、こんな場所でお会いするとは。
カトル->…此処は俗世とは少し遠い場所。不便に感じるのも仕方はありませんよ…
トロワ->あぁ、随分と離れていたな。
トロワ->後ろの子に案内してもらってようやくついたよ。
ノルマ->人間にとって森は難所ですから。案内が必要なのも当然です。(トロワの陰に隠れたまま
トロワ->そうだね。 ふっ、ボクもまだまだ修行が足りないね。
カトル->…ふふ、トロワさん、折角いらしたのですから…。
カトル->どうぞ、この森を味わって行ってくださいね…。
トロワ->あぁ、そのつもりだ。
トロワ->短い間ではあるが、ボクはこの森で身と心を鍛える。 そのために今日は来た。
カトル->ふふ…変わっておりませんね。(微笑み
トロワ->そうだな。 では、カトルセラ。
カトル->はい。何でしょう…?
トロワ->ボクをこの森の危険なところに案内してもらえないか?
カトル->おや… それはそれは…。(動じず、笑みを湛えたまま
ノルマ->この森で危険な場所など、挙げればキリがありませんよ。
カトル->ふふ…そうですね。
カトル->ですが、ヒトの決まりを用いれば…案内の可能な上限は自ずと定まります。
カトル->……最近、研究家の立ち合いがあれば、一般の方の立ち入りが可能になった地区があります。
カトル->ある程度の調査を終えた為に公開となりましたが、そこは凶暴な魔獣が生息する危険な場所です
トロワ->凶暴な魔獣…!(カトルの話を興味深く聞く
カトル->ゼドルテ遺跡…。そこが私の紹介できる、最も危険な場所となりますね…。
トロワ->ゼドルテ遺跡…!
トロワ->危険な…そして期待に胸が高まる…なんとも不思議な響きだ。
ノルマ->…ゼドルテ遺跡ですか…。父も調査に行ったようですが、
ノルマ->研究家がチームを組んで行っても危険な目に遭ったと聞きます。少々無謀ではないでしょうか。
トロワ->身を案じてくれるのは嬉しいがお嬢さん、ボクはもう止めないよ。(ノルマを見て
カトル->…ふふ。ですから…
カトル->私達もチームを組んで行くのはどうか、という提案です…(ノルマと、セドを見て微笑み
ノルマ->――…チーム、ですか。(トロワに隠れたまま
セド->そういう話っすか…
カトル->トロワさんはお一人で向かいたいところでしょうが… 遺跡に立ち入るには研究家の帯同が必要条件です。
トロワ->あぁ、ボクはどんな危険をも恐れない勇敢な心と技を求めてこの森へ来たんだ。
カトル->…それならば…2人も4人もそう変わらないでしょう…。全て皆ヒトです…
トロワ->だが、同時に。 誰も守れないような力じゃ意味はない。
トロワ->何人で行こうと、必ずみんな守ってみせるよ。
カトル->ふふ…。頼もしいことです…。(トロワを見て
セド->それなら…行くっすかね…
セド->ヴェルデュール先生の提案っすし、滅多にいける場所じゃないっすからね…
ノルマ->……そ、そうですね。研究する価値は大いにあると言えます。(隠れたまま
ノルマ->ですから私も帯同させて頂きますが、これはセイロンさんと同じく純粋に研究と調査の為であり、それ以外の意図や意思はまったく含まれておりませんので……
トロワ->あぁ、皆十分に研究に専念するが良い。 危険は全てボクが取り払おう。
カトル->……では、早速準備を致しましょうか。
セド->そうっすね…
カトル-><―――しばらくお待ちください―――>
カトル->(数十分後、諸々の準備を終え、調査へと繰り出す一行
セド->この先っすかね…
カトル->ええ…。もうじき到着です…。
カトル->皆さん、どうか用心してください… 危険区域は実際、区切れるものではありません。ここらにも魔獣は現れますから
トロワ->あぁ、既に準備は出来ている。
トロワ->どんな魔獣にだってきっと負けやしないさ…!
ノルマ->……少しずつ景観が変わってきましたね。(足元の地面が段々と、苔生した岩に変化していく
セド->岩が増えてきたっすね…
セド->草木が育たない土壌なのか…毎日草木を踏み荒らす何かが居るって事っすね…
ノルマ->……此処が危険区域という事を考えると……後者の可能性は大いにありますね。
セド->一つヒントになるっすね…
セド->少なくともココの危険な魔獣は空中や地中から襲ってくるタイプじゃあないっすよ…
ノルマ->そうですね。地上移動をメインとする…比較的オーソドックスなタイプと見て良いでしょう。
カトル->(分析する2人の声を笑みを湛えて聞きながら、集団の最後尾を歩いてゆく
トロワ->どんな危険が待ち受けていようと…ボクは屈したりしないさ…
ノルマ->……そろそろでしょうか。ゼドルテ遺跡の敷地は…
セド->ヴェルデュール先生、そうっすよね…
カトル->……ええ、そろそろです。(目を閉じ
カトル->皆さん、どうかご用心を…。…ふふ、
カトル->先に言っておきますが、私は今回、サポートに徹したいと思っています。皆さんの修練と、研究と、経験の糧になればと。
トロワ->あぁ、問題ないよ。
トロワ->何人で行こうと、必ずみんな守ってみせるよ。 先ほどの言葉に偽りなんて無い。
ノルマ->ええ、優秀な私も、皆さんンに迷惑を掛ける事は致しません。
ノルマ->(―――危険区域に近付き、警戒が強まる中
ノルマ->(ズシィン…と重い重低音の地響きが聞こえる
トロワ->なっ…!(周囲を見渡す
トロワ->この音…いよいよかっ…
ノルマ->……、これは、足音でしょうか…?
カトル->(ズシィン…… ズシィン…… ゆっくりと一定のペースで聞こえる重低音
セド->そうっすね…地に響く感触があるっすから…
トロワ->(背中に担ぐ両手剣を抜刀し
トロワ->(正眼に持って構える
トロワ->この剣を振るうのは危険と判断してからだ…
トロワ->無害な獣を切り伏せる趣味はない…!
カトル->……(黙って微笑み、成り行きを見守る
カトル->(ズシィン…… ズシィン…… 規則的に続いていた足音が、ふと止み
カトル->(ズゥンッっと巨大な地響きが一帯を揺らす
トロワ->っ、、なっ!?(地揺すりに膝をつく
ノルマ->っっっ!(揺さ振られ
セド->推察どおりに…踏み荒らすタイプっすね…
セド->(地に立ちながら周りを見渡す
カトル->(何故か平然と地に立っている
カトル->(奥地へと続く道の先、木々の陰に紛れて、巨大な黒い影が見える
トロワ->くっ!(立ち上がり剣を構える
ノルマ->、あれは……
カトル->(シルエットで解る。何か四足の獣。前足を掻くように数回動かす、あの動きは――
トロワ->あんなに…巨大なのか…(巨大な黒い影を見上げる
ノルマ->……、拙いです、こちらに、
カトル->(助走を付け、
ノルマ->突進してきます…!
四ツ足の魔獣さんが入室しました
四ツ足の魔獣->(――木々を圧し折りながら、猛烈な勢いで一向に突進してくる獣
トロワ->なん――!(猛進する魔獣に剣を構える
トロワ->――(木々の影から現れてわかる。 全身に纏う鎧のような硬質な皮膚、全身を支える屈強な四ツ足、猛進する先に聳える一角のホーン
トロワ->――(剣を交えるまでも無く答えは導かれる。 私はこの魔獣に―――否っ!
トロワ->はあああッ!!!(猛進する魔獣に剣を横に振るう
四ツ足の魔獣->――ブルァァッ!(鋼鉄のように堅い皮膚が剣戟を弾き、
四ツ足の魔獣->(剣を構えるトロワを鼻先の角で振り払う
トロワ->っく!!(遥か上空へ吹っ飛ばされる
ノルマ->、トロワさん…!?
四ツ足の魔獣->(魔獣の目が残る三人を捕らえる
セド->受けきれるサイズじゃないっすよ…(目線は上空のトロワを追わず魔獣だけを見据える
ノルマ->…ええ、余りに大きさが違いすぎます。(じり、と構え、前方にネオン光のように円陣が奔る
四ツ足の魔獣->(ザッ、 ザッ、 再び助走を付けるあの動作
トロワ->大空に瞬く光の欠片!(上空より叫ぶその声
トロワ->数多の光を大地に放ち!
トロワ->裁きの光の今此処に!(叫びながら下降する
四ツ足の魔獣->――ヴルァァァッ!!(雄叫びをあげ、今にも突進しようと
トロワ->具現・発現・今此処に現れよ!(カッと空に雷が走り
トロワ->(両手で振り上げた剣に落雷が落ちる
トロワ->星流大魔法-ライトニングスタージャッジメントッ!!!(魔獣の背に剣を振り下ろす
四ツ足の魔獣->―――(雷鳴が轟き、薄暗い森が光り輝く
四ツ足の魔獣->―――(が、
四ツ足の魔獣->(剣は硬い皮膚に阻まれ、殆ど無傷の獣の姿
四ツ足の魔獣->(トロワにブルンッと角を振り上げる
トロワ->なん―だって!(咄嗟に剣で角を受ける
トロワ->っっく!!!(受けきれず吹っ飛ばされ大樹に背中を打つ
ノルマ->…な。雷魔法でも貫通できないと…!?(言いながら、円陣から雷撃を発射
四ツ足の魔獣->(直撃するが、魔力の流れが地に伝うようにして無効化される
トロワ->っ…(大樹の元に落ち魔獣を睨みながら
トロワ->何故………
セド->"避雷膚"っすね…(魔獣のその様相を見て
セド->皮膚に受けた雷を地中に逃がす生体術っす…
セド->魔力を灯った雷をも受け流す魔獣は初めて見るっすけど…(魔獣を観察しながらじりじりと距離を離す
トロワ->ボクの…魔術が通じないのか………?(魔獣を睨みながら
ノルマ->避雷膚……いいえ、その名からして、
ノルマ->魔術の全てが通じないという訳ではないでしょう…
トロワ->あぁっ!ボクは諦めない!(立ち上がり
ノルマ->(全身が微弱に発光 全身に防護魔術を施す
四ツ足の魔獣->(一足、地響き。
四ツ足の魔獣->(魔獣の目が、先程攻撃を放ったノルマに向けられる
ノルマ->……、(じり、と下がりながら前方に円陣を展開
トロワ->くっ…お前の相手はこのボクだ!(両手で剣を構えながら魔獣に叫ぶ
四ツ足の魔獣->(耳は良くないのか――トロワの叫びに反応せず、再び助走を付ける動き
トロワ->止まれこの―(駆け出し
トロワ->っ、!(胸を押さえて膝をつく
ノルマ->くっ、……(前方に幾重にも円陣を展開していく
セド->あの助走、不味いっすよ…(魔獣を見て呟き
ノルマ->…はい、ですから、こうして術を、――(然し、
ノルマ->(彼女の魔術は基本的に術式構成に時間を要する。防護魔法を重ね掛けしてもダメージは避けられないだろう
四ツ足の魔獣->――ッァァァ!!(雄叫びをあげ
トロワ->くっ…!(魔獣の姿を睨み
四ツ足の魔獣->(猪突猛進。周囲を踏み倒しながら一直線にノルマへと迫る
セド->不味いっすよ…、
ノルマ->――……っ展開します!(未完成な術式。
ノルマ->(幾重にも張り巡らされた円陣が何重もの水の盾となる
四ツ足の魔獣->―――!(突進が盾にぶつかる、が、
四ツ足の魔獣->(大幅に勢いを殺ぐものの、未完成な水の盾が弾けるようにして割れ
四ツ足の魔獣->(そのままノルマに突進
ノルマ->―――…っ、(たたらを踏み
セド->(地中から突如現れた黄土色の物体に魔獣がぶつかる
セド->(地中から現れうねうねとうねる太い円柱の肉壁
ノルマ->っ、、……セイロンさん…、
四ツ足の魔獣->――ッグ!?(突如現れた地中の肉壁に突進を止められ
セド->凄まじい勢いっすね…(ノルマの後ろで呟く
四ツ足の魔獣->ッガァァ!(鼻先の角を突き刺すようにして肉壁にぶつける
セド->盾が無ければ―っ、(言い終わる前に中断させられる
セド->(肉壁に突き刺さる一角のホーン
ノルマ->っ、、……!
セド->自分も結構固い肌だと思ってたんすけどね…(ノルマの後ろで呟く
ノルマ->(手に持っていた弓を番え、ギリリと引く
ノルマ->―――、、(矢に唇を寄せ、何かを呟くと、発射
ノルマ->(矢は魔獣の角の付け根に落ちる。突き刺さる事は当然、無い
ノルマ->(―――が、矢がそこに触れた瞬間
ノルマ->(局所的に強烈な突風が発生 突き刺さった角が抜け、魔獣を遙か後方の大木まで弾き飛ばす
トロワ->なっ! あの魔獣を吹き飛ばすほどの………魔術!!
セド->助かったっす…
四ツ足の魔獣->ッグァァ!?(ぶっとばされる
セド->(うねうねと肉壁が地中にもぐる
ノルマ->…問題ありません。私は優秀ですから、…当然です。
ノルマ->…こちらこそ、貴方の助けが無ければ負傷していました。……ありがとう、ございます。。
セド->礼をいう事じゃないっすよ…(ノルマの隣まで歩いてくる
ノルマ->……。…反撃に備えて準備をしなくてはいけませんね。
ノルマ->…先程の手はそう多くは使えません。同じ術式を仕込んだ矢は数本しかありませんから。
セド->いざという時は頼むっすよ…
セド->あの突進は脅威っすからね…
ノルマ->……はい。(魔獣の飛んで行った方向を見据え
トロワ->くっ…(立ち上がり
トロワ->ボクもまだ…戦えるっ…(両手で剣を持ち
ノルマ->…あの魔獣は非常に硬い鎧のような皮膚を持ち、貫通可能な雷も受け流す避雷膚を持っています。
ノルマ->優秀な私の予測では…闇属性魔法や氣などによる内部への攻撃が友好かと思われます。
セド->確かにそうっすね…
セド->氣の内部攻撃なら突破可能そうっすし…
セド->闇属性魔法への耐性は自然界で鍛えるのは難しそうっすね…
ノルマ->はい、優秀な私は闇属性魔法を仕様する事が可能です。
ノルマ->ですが有効と思われる浸蝕型の攻撃魔法は、術式の構成に少々時間を要します…。
トロワ->なんだと…星の魔術を用いる僕でさえ光と雷と火の三つがやっとなのに…(聞き耳を立て悔しがる
セド->良いっすね侵食型… おそらく決着つけられる攻撃っすよ…
セド->自分の打撃じゃああの皮膚に効果なさそうっすからね…
ノルマ->はい…。ですから、
ノルマ->私の術式が完成するまで……時間を稼いでいただけますでしょうか。(セドとトロワを順に見て
トロワ->もちろんだっ!(剣を魔獣に向け
トロワ->君の魔術が完成するまで! 君には指一本触れさせないっ!
セド->そうっすね…
セド->(ゆっくりと魔獣の方へ歩いて行く
セド->まかせたっすよ…
ノルマ->……はい。(ゆっくりと目を閉じ、
ノルマ->(ぶわっ とノルマの周囲に濃密な魔力が溢れ、足下に円陣が広がる
四ツ足の魔獣->(本能的に危険を察知したのか、黒い影が再びゆっくりと動き出す
トロワ->行かせないよ。(魔獣の前に立ちはだかる剣士
トロワ->彼女はボクが守る…君の相手はボクだ…!
ノルマ->(何層もの円陣がノルマの周囲を回転しながら組み上がり、術式を形成していく
四ツ足の魔獣->(ザッ。 ザッ。 再びあの動きが始まる
トロワ->させないっ!(魔獣に駆け出す
トロワ->光よ灯れ!
四ツ足の魔獣->ブルァァァァッッ(駆け出すトロワに猛突進
セド->(魔獣の踏み出す一歩目の地、
セド->(その場所が激しく隆起する
セド->足止めっすよ…
四ツ足の魔獣->―――ッルァッ!!?(足場が隆起し転げる
トロワ->炎よ灯れ!
四ツ足の魔獣->(背から地面に落下し、派手に地が響く
トロワ->雷が導く!
トロワ->雷光の星!
トロワ->はぁ!(飛び上がり両手剣を上に掲げる
四ツ足の魔獣->グルゥゥゥゥ、、、(唸り、転がるように立ち上がり直す
トロワ->(空から光線が降り注ぎ剣に三属性の炎が灯る
トロワ->星流剣技! スターフレイムスラスト!(立ち上がった魔獣に斬りかかる
四ツ足の魔獣->ガァァァァッ(近付くトロワに威嚇の雄叫び
トロワ->ッ、、―ボクはっ!
トロワ->屈しない!!!(剣を振り下ろす
四ツ足の魔獣->(ガ キィン ッッッ!
ノルマ->――父なる、精霊の御名によって……(目を閉じ集中、静かに文言を紡ぐ
四ツ足の魔獣->グゥゥゥゥ(鋼鉄の皮膚が剣戟を受け止める
トロワ->くっ!(剣を弾き後ろに跳ぶ
四ツ足の魔獣->(三属性の魔法も、外側からのダメージは大きく軽減される様子
トロワ->、(着地し
トロワ->突きならっ!(三属性を纏った剣を皮膚へ向け突き立てる
ノルマ->母なる深淵より出でし者、その怨嗟は愛、その愛は呪い、………
四ツ足の魔獣->ッッグゥ!(一瞬怯む 衝撃の集中する突きは斬りよりも効果的な様子
四ツ足の魔獣->(しかし、すぐに体勢を立て直し、鋭利な角でトロワに体当たり
トロワ->くっ!!(胸部アーマーに角を喰らい
トロワ->っっは―、ああぁっ!!(突き飛ばされ地を滑る
ノルマ->――、――、(淡々と術式を紡ぐ 円陣はどんどんと大きく複雑に
セド->(魔獣の側面から巨大な肉壁がうねり出す
セド->(土を舞い上げ高く高くうねり伸び
セド->(横から魔獣を包み込むように振り下ろす
四ツ足の魔獣->――ッガァァァ!(巨大な質量を持つソレを振り下ろされ、土煙が舞い上がる
セド->打撃じゃダメージになんないっすよね…(うねうねと魔獣の体の上にうねる黄土色の生物
セド->(魔獣の腹下から黄土色の肉壁が更に姿を現す
セド->でも転ばす事ぐらいはできるっすよ…(両前足を腹下から持ち上げる
ノルマ->――、――、――(術式の完成は近い。
四ツ足の魔獣->(巨大な肉壁に、完全に動きを封じられ
四ツ足の魔獣->(魔獣の巨躯が反転し、転げる
セド->(うねうねとどんどん地表に姿を現す黄土色の肉壁
セド->あんまり出したくないんすけどね…
セド->(地中から現れるそれは巨大な魔獣をも包み込む大きさ。
セド->(黄土色の肉壁、サンドワームの。尾。
セド->自分の…友達が危険な時は別っすよ…
セド->(転んだ魔獣にサンドワームの尾が巻きつく
ノルマ->―――(目を開き、同時に濃密な魔力がぱっと広がる
セド->さようならっす…
ノルマ->―――(全身から流れゆく魔力が黒く煌めき、手の先のゴシック調の紋様が描かれた円陣に集約
ノルマ->詠唱発動型円陣形成式魔術:『呪怨:聖母の抱擁』。
ノルマ->(円陣から放たれた無数の黒い腕が魔獣を抱き締める
四ツ足の魔獣->―――ッグウウウウウウ(絡め取られるように全身を包み込まれ
四ツ足の魔獣->(皮膚を越え、内部へと浸透していく闇。
四ツ足の魔獣->(―――そして、浸蝕が始まる。
ノルマ->――…、(発動してしまえば終い。……集中を終え、ふっと息を吐く
ノルマ->……これで終いでしょう。…ありがとうございます。お二人とも。(断末魔の叫びをあげる魔獣を背景に、2人に
トロワ->っぐ…(胸を押さえゆっくりと体を上げ
トロワ->こんな強大な力があったなんて………(魔獣の最後を見続ける
四ツ足の魔獣さんが退室しました
セド->自分じゃ仕留められないっすから…
ノルマ->私、優秀ですから。数ある魔術の中でも大規模魔術を得意としています。
トロワ->大規模…魔術…(ノルマに振り返り
トロワ->なんだその、、そのっ、逞しい響きは!(がっつくようにノルマに聞く
ノルマ->、、、(無表情だが少し面食らった様子
ノルマ->大規模魔術は数ある魔術形態の中でも、事前準備を多く必要とする物を指します。
ノルマ->実際の戦闘では速度を重視し、詠唱の省略や印章魔術などの簡略形態を用いる事が多いですから…どちらかと言うと魔導研究家向けの技術と言えるかもしれません。
トロワ->むっ………(ノルマの話を聞き
トロワ->そうか、(立ち上がりぱっぱっと土ぼこりを払う
トロワ->わざわざ有難う。(ノルマに笑む
ノルマ->いえ、この程度の説明であれば造作もありません。私、優秀ですから。
カトル->…ふふ、皆さん、御疲れ様でした。(どこからかふらりと現れる先生
カトル->(その手には幾らかの……草?
セド->先生もちゃんと無事っすね…
カトル->ええ。…セドさんとトロワさんには治療を行いましょう。(穏やかに笑み
カトル->…ふふ、こちらに薬がありますから。(草、を指して
セド->流石先生っすね… 準備良いっすよ…
トロワ->いや、私は、、(胸元を押さえながら後ずさり
カトル->…ああ、そうですね。では、役割分担としましょう…。(ノルマに手の薬草を手渡し
トロワ->何を言うか私―いや、ボクは別にそんなものなどっ…(後ずさりしながら
カトル->…おや、気恥ずかしいのでしょうか…?(トロワを見て微笑み
カトル->ならば、弟の私が治療をすれば問題が少ないでしょうか。(微笑みトロワに歩み寄り
ノルマ->、、ぇ、しかし先生、その分け方では、……
トロワ->や、薬草なんて軟弱なもの、、今のボクには必要ないっ!!(言い放って
トロワ->(背を向けてどこかへ走って行く
ノルマ->、……な。
カトル->………ふふ、拙いですね。(微笑んだままで
カトル->…此処は危険区域ですから…。トロワさんを一人にするわけには行きません…。
セド->そうっすね…
セド->本当無茶する人っすよ…
トロワ->(走って逃げていき
トロワ->―(途中で転ぶ
トロワ->(転ぶと同時に姿が見えなくなる
トロワさんが退室しました
カトル->…少し、探して来ましょう。お二人は此処で治療をしていてください…。
セド->了解っす…
ノルマ->、え、は、はい、……
カトル->(2人から少し離れ、トロワの走って行った方向に見当を付けると
カトル->(す、と左腕を翳すように前に出し
カトル->(軽く振る。(ひゅるるるるるるるるるrっ
カトル->(根に侵食された指先から蔓が伸び、何処か遠方の樹木に巻き付く
カトル->それでは。
カトル->(軽く飛躍すると、巻き付いた蔓を引き戻す勢いで飛んでゆく
カトルさんが退室しました
ノルマ->・・・・・・・・・。
セド->見事な止めだったっすね…
ノルマ->えっ、ぁ、は、はい。私は優秀なのだから当然です、、、
ノルマ->そ、それにあれは、詠唱時間を稼いでくださったセイロンさんとヴェルデュールさんの助力あっての事。
ノルマ->その為にお二人は負傷を、…………
セド->自分の負傷はたいしたことないっすよ…
セド->(そう言って両腕を開いてみせる
ノルマ->……果たしてそうでしょうか?
セド->(事実、"この身"には一撃も喰らっては居ない
ノルマ->貴方はあの角での攻撃を直撃していたように見えました。相応の負傷を負っているのではないですか?
セド->こっちが無事ならいいっすよ…(両手を開いたまま
ノルマ->……。ワーム部分の傷はダメージが少ない、治りが早い、といった事があるのでしょうか。
セド->別にそんな事は無いっすかね…
セド->まぁ体でかいっすからね…
セド->相対的に対した傷じゃあないっすよ…
ノルマ->……、……(複雑そうな顔をして
ノルマ->……優秀な私の視点からすれば、そのような傷でも治療を行うべきです。
ノルマ->…ですが、…セイロンさんが望まないのであれば、無理に行う事はありません。
セド->なんか悪いっすね…(複雑そうな顔を見て
セド->あーでも、そうっすね…
セド->魔獣の角に毒とかあったら嫌っすね…
ノルマ->(言われて、は、と
ノルマ->……この薬草、数種類ありますね。(手の薬草を見て
セド->用意の良い先生っすね…
ノルマ->優秀な私は薬草の見立てに関しても優秀ですが…、解毒用のものもあります。
ノルマ->…念の為、という事なのかもしれませんが…。
セド->毒死は嫌っすね…
ノルマ->……ええ。私も嫌です…。(ポツリと
ノルマ->、、、いえ、私を庇い、術式を成功させる為に盾となっていただいた貴方がそんな理由で死亡するのは気分が悪い、というだけの意味です。ええ。それだけのことです。
セド->そうっすね…(ノルマの顔見て呟き
セド->(ノルマの横から地を割って
セド->(地中に姿を消していたワームの尾が現れる
ノルマ->、 ……(その迫力に驚きながらも、ワームの尾へと体を向ける
セド->あんまり出さないんすけどね…
セド->(ノルマの横へ、丁度ノルマを突進から守った時と同じぐらいの高さに聳える
ノルマ->…セイロンさんがサンドワームの亜人だという事は知っていましたが、私も今日初めて目にしました。
ノルマ->(聳える尾を見て、その傷口を探す
セド->そうっすね…驚いたっすか…?
セド->(黄土色の肉壁に深深と開いた生々しい刺し傷
ノルマ->…そうですね。初めて見る幻獣。初めて見る種族。優秀な私ですが、驚きが無かったといえば嘘になります。
ノルマ->…ですが、(言いながら、先ずは傷薬用の薬草を調合し始める
ノルマ->…未知なるものはとても興味深いですね。このミストグローブにも無数にある異種。ヒトと異なる事は素晴らしい事だと私は……(後半は独り言のように、滔々と口にする
セド->そうっすかね…
セド->自分はそっちが本体っすからね…
ノルマ->…(薬草を調合し終え、「本体」に向き直る
ノルマ->…変身型の亜人種というのは、大概がそうなのではないのですか?
セド->まぁ、大雑把に言えばそうっすね…
ノルマ->……(傷口を確認し
ノルマ->…塗布に入っても良いでしょうか。
セド->良いっすよ…
セド->いや、
セド->お願いするっすね…
ノルマ->…はい。(ぎりぎり表情の伺えない角度で
ノルマ->(しかし彼女は微笑んだ、ように見えた
ノルマ->(調合した薬草――緑色のペーストを手で掬い
ノルマ->(傷口に滑らせていく
セド->…(その様をじっとただ見ている
ノルマ->……沁みたり等はありませんか?(薬草を塗り続けながら
セド->無いっすね…
セド->大きい傷に見えるっすけど…別に大丈夫っすよ…(彼女の横顔に語りかける
ノルマ->…そうですか。…それは私の調合が優秀だったという事でしょうか。(塗布を続けながら
セド->…(じっとその様子を見ながら
セド->、そうかもしれないっすね…
ノルマ->(巨大な傷に薬品を塗り終える
ノルマ->(続いて解毒用の、何か毒々しい色の調合薬の塗布に入る
ノルマ->…こちらは少し、刺激が強いかもしれません。
セド->別に平気っすよ…
セド->傷口に手を入れられても問題ないっすよ…
ノルマ->解りました。…そうですね、解毒ですから、より深くに塗布を行う必要が、(傷口に手を突っ込み
ノルマ->……(衣服の袖が血と薬草で汚れるのも構わず塗ってゆく
セド->…
セド->(うねうねと肉壁が動き
セド->(傷口の中の肉が蠢く
ノルマ->ッ(びくっ
セド->あぁ気にしないでいいっすよ…
セド->何も無くてもうねうねしてるモンっすから…
ノルマ->……そうなのですか。失礼しました。
セド->いや、
セド->こっちも驚かせたっすね…
ノルマ->…いえ、
ノルマ->……いえ。(珍しく言葉少なくなり、黙々と塗布を続ける
セド->…
セド->(うねうねと肉が蠢く
ノルマ->……。こんな物で良いでしょう。(塗り終え、
セド->(うねうねと肉が振るえ
セド->(地中へと消えて行く
セド->あぁ、
セド->有難うっすね…
ノルマ->………。(地中へと消えていく尾を見て、暫く黙っている
ノルマ->いいえ。礼には及びません。
セド->そんな事ないっすよ…
セド->治療受けたのなんて初めてっすから…
ノルマ->…それは、
ノルマ->……それは不注意ですね。今回のように毒が疑われるケースもあるかもしれないのに。とても優秀とは言い難いです。
ノルマ->…わ、私ならば、(セドの方を見ずに
ノルマ->今後も必ず治療を施すでしょう。優秀な研究家の娘である私ですから当然の事です。
セド->…(ノルマの横顔を見て
セド->じゃあ、その時はお願いするっすよ…
ノルマ->……、はい。
セド->その時はまた頼むっすね…
ノルマ->……… はい。(穏やかな声で
セド->じゃ、先生達のとこに行くっすかね…
ノルマ->こちらから位置が解るでしょうか…。先生方が戻ってくるのを待った方が良いのでは?
セド->…
セド->そうっすね…
セド->じゃあそうするっすかね…
ノルマ->……はい。
ノルマ->……そうしましょう。(少し俯き、セドから顔逸らしがちに
セド->…
セド->… … … … …
セド->(暫し森の中で静かな時を送る
セド->来ないっすね…
セド->そのまま帰ったんすかね…
ノルマ->…そうですね…
ノルマ->ヴェルデュール先生は「治療をしていて」と仰っていましたから、いずれ此処に戻ってくるつもりかと思っていたのですが。
セド->剣士さんの方が戻れる状況じゃないかもしれないっすね…
ノルマ->……。探しに行くべきでしょうか。
セド->そうするっすかね…
ノルマ->そうしましょう。(立ち上がり、スカートの土を払う
セド->確かあっちのほうっすよね…
セド->(トロワが走っていった方を向き
ノルマ->…そうでしたね。ヴェルデュール先生もそちらに。
セド->じゃ、行くっすかね…
ノルマ->はい。(セドの後ろにつくように歩き出す
セド->…
セド->(ゆっくり歩き出す
セド->(地中のそれも静かに音を立てず。いつものように
セドさんが退室しました
ノルマさんが退室しました
最終更新:2012年10月18日 01:02