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八色貴族対抗戦 決して近付けない [ウルウ イチイ よつば 藍住麗 璃雨]

ウルウさんが入室しました
ウルウ->…………………
ウルウ->(蒼菖蒲御一行と黒様と共に観客席に佇む召使い
ウルウ->(試合と試合の合間。次はヴェルデュール家と紅椿家の番。
ウルウ->(ヴィオレット家とサンフラワー家の最終戦で床も壁も破壊されすぎたため
ウルウ->(少し長めの休憩となった。
ウルウ->(「くすっ……次の試合が終わるまでには戻るよ……」
ウルウ->(そう言って兄達も数人何処かへ居なくなってしまった
イチイさんが入室しました
イチイ->次の試合までには、大分時間があるね。(観客席に腰掛ける聖騎士
ウルウ->そのようですね。
イチイ->漆も休憩を取ったらどうかな?(立ったままの漆に声を掛ける
ウルウ->…………………。
ウルウ->お心遣いだけ感謝致します。(丁寧にイチイへ礼をするも、頑なに立つ
イチイ->…。(その姿を見て


よつばさんが入室しました
よつば->(ヴェルデュール家コロシアム 廊下
よつば->(ガコンッ
よつば->(自動販売機からミネラルウォーターのペットボトルを取り出す、メイド服姿の男
よつば->(その数、2本。
よつば->(ひとつは彼の末弟の為。…恐らく頑なに受け取らないだろうと予想はしているが。
よつば->(2本のボトルのキャップを片手で指で挟むように持って立ち上がる
藍住麗さんが入室しました
藍住麗->(立ち上がるといつのまにか廊下に立っている藍住麗の姿
よつば->、(唐突に現れた人の気配に
よつば->(思わずそちらを向く
藍住麗->・っ、
藍住麗->嗚呼っ……
藍住麗->どうも、こんにちわ……(スッと胸に手を当て礼をする
よつば->、…えぇ。
よつば->こんにちは。(麗にニコッと笑って
藍住麗->……(不意の出会いにも笑みを浮かべて
藍住麗->……(しかし、特に続く言葉は無い。
よつば->アンタの家、次試合よね?(空白を埋める様に、声を掛ける
藍住麗->えぇ……次はホームのヴェルデュール家との試合ですね……
藍住麗->最も……私は参戦する予定はありませんが……
よつば->あら。そうだったの。
よつば->じゃあ、頑張ってね、とも言えないかしらね?
藍住麗->いえ……戦うのは我が家ですから……
藍住麗->お声かけ……感謝いたします……(フッと笑み
よつば->いーえ。(笑って
よつば->うん、
よつば->それじゃ、行くわね。(わざと話題を切り上げるように麗に背を向けて
藍住麗->えぇ……
藍住麗->(素早く止まったその話題も深く追うような事はなく
藍住麗->……(よつばの背を見て
藍住麗->(それ以上声もかけない。手も伸ばさない。
よつば->(麗に背を向け、再び振り向く事も無く
よつば->(観客席の入口へと歩き去っていく
よつばさんが退室しました
藍住麗->……。
藍住麗->(その後ろ姿を見て
藍住麗->(その場にしばらく立ち尽くす
藍住麗さんが退室しました



よつばさんが入室しました
よつば->
よつば->(気配を忍ばせて観客席に現れ
よつば->…(そっと振り被って
よつば->(ウルウに向けペットボトルをブン投げる!
ウルウ->(静かに振り向き片手で止める
ウルウ->…、
よつば->良し。(それ見て
よつば->受け取ったわね?(笑って
ウルウ->……………………
ウルウ->はい。(ペットボトルを持たされてよつばを視る
イチイ->、…史葉? …戻ったのか。(その状況に困惑しつつ
よつば->えぇ。 あ、壱葦兄さんの分は無いわよ。水筒派でしょ?(言いつつ2人の元に歩き
イチイ->うん。よく覚えているね。(何故なら冷たい水は胃に悪いからである
よつば->そりゃぁハウスキーパーですもの。
よつば->家族の健康管理には五月蝿いのよ。
よつば->んで、(漆を見て
よつば->アンタの事だけを言ってるんじゃないんだけど?(黒様に視線を移す
ウルウ->…………………。
ウルウ->お水の方、
ウルウ->ありがたく頂戴致します。(よつばに礼をして
よつば->ハイ。素直でよろしい。
よつば->あと、たまには日陰入んなさいよ?今日かなり日差し強いからね。
ウルウ->…………………。
ウルウ->、(よつばの方を見て少し考え
ウルウ->健康管理と言われてしまえば、断る事はできませんね。(よつばを見て応える
よつば->えぇ。そーよ。
よつば->アンタは今後の試合も控えてるかもしれないんだし。万全にしときなさい?
ウルウ->…………………、
ウルウ->・・・・・・・(黒様の方を見て
ウルウ->では、
ウルウ->お言葉に甘え、しばしこの場を外させて頂きます。
ウルウ->(よつばに一礼をして
よつば->えぇ。行ってらっしゃい?(ウルウにウィンクして
ウルウ->
ウルウ->(黒様の方を見て、黒様を室内に連れてゆくかこの場に預けるかを一瞬考え
ウルウ->・・・・・・・・
ウルウ->(黒様を置いて、室内の方へと歩んでゆく
ウルウさんが退室しました
よつば->……。(は、とその背を見て
よつば->(ふっと笑い、そっと黒様の傍の席に歩き、腰掛ける
イチイ->…、(一連のやりとりを、残された黒様を、そしてよつばを見て
イチイ->…その、有難う。史葉。
よつば->やだもう。何よー改まって。(壱葦に笑って
イチイ->…助かったよ。ぼくももっとしっかりしなくては、と、
よつば->もう。またそういう事言って。
よつば->…結局は言葉遊びよ。それぞれ、納得できるだけの理屈が無いと動けないのね。
よつば->……みんな頑固だから。
イチイ->…。(史葉を見て
イチイ->…君も、
よつば->、(ピク、と
イチイ->…何か、困っていることは無いかな。
よつば->もう、
よつば->いっつも言ってるじゃないの。(繕い笑って
よつば->アタシの事まで心配しなくていいのよ。
イチイ->…。そういう訳には行かないよ。
イチイ->…ぼくは当主で、…みんなの兄だからね。
よつば->…ほんっと、
よつば->兄さんも頑固ね。
イチイさんが退室しました
よつばさんが退室しました



ウルウさんが入室しました
ウルウ->(よつばから貰った水を持ち
ウルウ->(通路を歩く
ウルウ->…………………
ウルウ->(通路を歩き、歩き
ウルウ->(涼しく人気の少ない所まで来る
ウルウ->…………………
ウルウ->(水の入ったペットボトルを開け
ウルウ->(口へと運ぶ
ウルウ->…………………
璃雨さんが入室しました
璃雨->(キィ…、と、傍のドアが空き
璃雨->(中から出てくる女性。 ……こちらも人気の少ない所を選んでいたのか
ウルウ->…………………。
ウルウ->(ドアの方へ視線を動かす
璃雨->、(ドアを開け、人の存在に気付き
璃雨->………………。
璃雨->(ウルウを見たまま立ち尽くす
ウルウ->具合は
ウルウ->優れませんか?
璃雨->……えぇ。
璃雨->最悪の気分が続いてるわ……。(漆を前に、微笑みを繕う事もなく
ウルウ->…………………。
璃雨->……。(頭痛でもするのか、片手で頭を抱えて
ウルウ->おやすみになられては、
ウルウ->いかがでしょうか。
璃雨->………
璃雨->眠れる訳が無いでしょう。
璃雨->……
璃雨->……何だったのかしら。
璃雨->……私の、
璃雨->20年は。
ウルウ->…………………
璃雨->……いいえ。
璃雨->こんな事、……あなたに言ってもしょうがないわね。(はっと笑って
ウルウ->…………………
ウルウ->そう、ですね。(返答は冷ややかに
璃雨->ええ。(気にする風でも無く
璃雨->(優しい言葉を投げ掛けられる事など、期待するのも止めて久しい
璃雨->(たとえ与えられたとしても、それを信じる事はできないのだから。
ウルウ->…………………
璃雨->………
璃雨->此処なら誰も居ないと思っていたのだけれど。
璃雨->(それは暗に皮肉。腕を組み、笑顔の欠片も無く口にする
ウルウ->そうですね。
ウルウ->今室内に居られる方も少ないですから。
璃雨->そうね。
璃雨->あなたも一人忘れているみたいだし。
ウルウ->・・・・・・・
ウルウ->忘れているわけではありません。
ウルウ->(静かに璃雨を見て返す
璃雨->……。
璃雨->なら、
璃雨->どういう心境の変化かしら。
ウルウ->大きな心境の変化などありません。
ウルウ->離れることもあります。
ウルウ->いつまでもずっと一緒に居れるわけではないのですから。
璃雨->…そう。
璃雨->……。
璃雨->……あなたがそんな事を口にするとは思わなかったわね。
ウルウ->…意外ですか?
璃雨->ええ。
璃雨->確かにあなたは、頭ではその事を理解しているでしょう。
璃雨->だけど、
璃雨->それを言葉にするとは思わなかったわ。
ウルウ->・・・・・・・
ウルウ->そうですか。
璃雨->…言葉にする、というのは、案外大きくてね。
璃雨->認識が途端に重みを持つのよ。(それは、普段から「言葉」で人を扇動する宗教家の言葉
ウルウ->私が、
ウルウ->それを言葉にすることで、
ウルウ->「一緒に居られなくなる」とでも?
璃雨->「ずっと一緒に居れはしない」と言ったのは他でもないあなたでしょう。
璃雨->永遠は無いんだって事、自分で認めているんじゃない。
ウルウ->ええ。
ウルウ->でしたら今頃、
ウルウ->私めはこのような事をしておりませんから。
ウルウ->(淀みなく冷ややかに、そして哀しく。自らを伝える。
璃雨->………。
ウルウ->…………………
ウルウ->言葉にしない方が良かったですか?
璃雨->…何故、そう思うのかしら。
璃雨->…私は別に、是とも非とも言っていない筈よ。
ウルウ->そう。ですね。
璃雨->私がどうこう言う事じゃないもの。
ウルウ->…………………
ウルウ->・・・・・・・
ウルウ->互いに、
ウルウ->互いの生き方には…干渉できませんね…
ウルウ->(言った後、言葉を飲むように水を飲んで視線を逸らし
ウルウ->(ペットボトルを閉じ、璃雨が来たドアの方へ視線を写す
璃雨->………………(漆の言葉を、その動作を見つめて
璃雨->……えぇ。
璃雨->互いに……、好きにすればいいのよ。
璃雨->互いの人生に、どうこう言えるような信頼は、
璃雨->私たちの間には無いのだから。
ウルウ->…………………
ウルウ->…………………
璃雨->………………。(漆をじっと見る
ウルウ->(その解に是とも非とも答えず
璃雨->………どうして、
璃雨->………黙っているのよ。
ウルウ->…そう、ですね。
ウルウ->貴女に信頼して頂くのは私めには到底無理なお話でしょうね。
ウルウ->他ならぬ貴女が仰るのですから見立てに間違えはありません。
璃雨->………
璃雨->私が信じられるのは、
璃雨->本物の気狂いだけよ。(己の側頭部を人差し指で小突いて、自嘲し笑む
璃雨->……だから、そうね。
璃雨->あなたには無理ね。
ウルウ->・・・・・・・
ウルウ->そうですか。わかりました。
璃雨->………………。
ウルウ->…………………
璃雨->………………(ふぅ。 と溜息を吐いて
璃雨->…行くわ。
ウルウ->はい。
ウルウ->…………………
ウルウ->お気をつけて。
璃雨->(開けっ放しだったドア――用具室の扉を手で閉める
璃雨->……別に、
璃雨->無理して気を遣わなくてもいいのよ。(漆に背を向けたまま言って
璃雨->それじゃあね。(そのまま歩き去る
ウルウ->…………………
璃雨さんが退室しました
ウルウ->(ペットボトルの水を飲み
ウルウ->…………………
ウルウ->(観客席へ戻ってゆく
ウルウさんが退室しました

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最終更新:2013年09月01日 02:53