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八色貴族対抗戦後夜祭「連れて行ってください」 [紗沙 あまのはら]

紗沙さんが入室しました
紗沙->(ヴェルデュール家敷地内
紗沙->(外庭に広がる 夜の森をゆっくりと歩いている
紗沙->(黒の法衣姿に剃髪 人目で仏門にいる者とわかる姿
紗沙->(静かに葉のざわめく音を聞きながら
あまのはらさんが入室しました
あまのはら->夜風に 交じる雑音 僕の声
あまのはら->(空から雲に乗っておりてくるあまのはら
紗沙->おや。(はたと立ち止まり
紗沙->ふふふ。
紗沙->空から来られるとは思いませんでしたね。(微笑み降りてくる相手を迎える
紗沙->足音が無いと、思いの外気付かぬものです。
あまのはら->旅人は 神出鬼没 何処へでも
あまのはら->雲に乗り 風音にも乗り 現れる
紗沙->ふふふ。そうですね。
紗沙->あまのはら様は、この森を御覧になって居たのでしょうか。
紗沙->わたくしには見えませぬが、緑の家の森はとても美しいと聞きます。
あまのはら->空仰ぎ 風に乗り飛び 地に戻る
あまのはら->生い茂る この家に残る 自然の森
あまのはら->家柄の 溢れる自然な 存在感
紗沙->ふふふ、
紗沙->貴方様に、言葉にして御伝え頂くと、
紗沙->わたくしにも感じられる気がしますね。この緑の美しさが。
あまのはら->(紗沙の前へと歩き
あまのはら->旅立ちの 準備は既に 出来ました?
紗沙->、(はっと
紗沙->そう、ですね。
紗沙->準備は、未だ行って居りませんけれど、
紗沙->元々、必要な物など、余り多くは御座いませんから。
あまのはら->それならば 旅立ちましょう 今夜にでも
あまのはら->旅はそう 思い立ったが 吉日と
紗沙->・・・・
紗沙->…はい。(俯きがちに、僅かに頬の紅を濃くし微笑む
紗沙->、・・・・
紗沙->そうです、あまのはら様。(ふと
紗沙->(法衣の胸元に手を入れ、白い封筒を取り出す。
紗沙->これを、
紗沙->受け取ってくださいませんか?
紗沙->(封筒を差し出し
あまのはら->(封筒を手に取り
あまのはら->この形状 本日の勲章で ありますか?
紗沙->はい。有り難くも頂戴致しました。
紗沙->本日中に一度だけ、渡した御方にひとつ、要望が出来るとの事です。
あまのはら->おめでとう それにて要望は 何でしょう
紗沙->ふふふ、そうですね。お伝えします。
紗沙->ふふふ、とは云え、直ぐには浮かばなかったのです。
紗沙->ですから、
紗沙->・・・・、
紗沙->わたくしが何時か、要望を切り出す時まで、
紗沙->・・・・共に旅を続けて頂ければ、と。
紗沙->それがわたくしの…要望で御座います。
あまのはら->喜んで お受け致します その願い
あまのはら->いつの日か 貴方の想いが 聞けるまで
紗沙->ふふふ、・・・・有難う御座います。
あまのはら->(大雲が森へと降りてくる
あまのはら->では行こう 遥かなる旅路へ 今夜から
紗沙->……はい。
紗沙->連れて行ってください。
紗沙->わたくしを、外の世界に・・・・。
あまのはら->えぇすぐに。 雲風に乗って 何処へでも
あまのはら->(大雲が二人の足元へ
あまのはら->(二人の足元を掬って
あまのはら->(二人を乗せた大雲が空へと浮かんでゆく
あまのはら->気をつけて 初めは少し 不安定
あまのはら->(そっと紗沙の近くへ寄り
紗沙->、(ふわりと宙に浮く慣れぬ感覚
あまのはら->(どこかへと雲が飛んでゆく
紗沙->(目の見えぬ子の身には、眼下の景色に未練などない
紗沙->(雲に乗り、空への旅路を行く
あまのはらさんが退室しました
紗沙さんが退室しました

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最終更新:2013年09月13日 05:16