グリンガモー

【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】ライダー
【マスター】
【真名】ギンガマルス
【性別】男性
【身長・体重】180cm・76kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運A+ 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

【固有スキル】
精霊の加護:A
 精霊からの祝福により、危機的な局面において優先的に幸運を呼び寄せる能力。
 その発動は武勲を立てうる戦場においてのみに限定される。

妖精文字:D
 妖精郷の魔術刻印・妖精文字の所持。

動物会話:B+
 言葉を持たない動物に人間程度の知性と言語能力を与えた上での意思疎通が可能。
 使い魔相当の魔力負担を要するが、与えたままにする事もできる。

造園:A
 庭園の作成や維持管理に関する深い造詣。緑の指。
 Aランクならば、銀枝の林檎生い茂る地を治めるにも不足は無い。

【宝具】
『不倒の島主(ロード・ペリロス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 全身に塗り込んだ軟膏と、その効力を強化する守護の指輪。
 ライダーは召喚時点で最大HPの九倍に及ぶ現在HPを持ち、
 八倍分を削り切られるまでは肉体の傷を負わない。
 ライダーは道具作成スキルを持たないため軟膏を補充する事ができず、
 この“幻のHP”を回復させる事はできない。

『導き到る常若の島(バリントゥス)』
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:- 最大捕捉:5人
 アヴァロン島との往来を可能とする、異界渡りの小舟。
 この舟自体が現世と幽世の狭間をたゆたう一箇の異界である。
 アヴァロン島の領主かそれに準ずる者の許可無くして乗船は叶わず、
 相互の干渉も他界に直接通じる力でなくては届き得ない。

【Weapon】
『無銘・剣』
 かつてライダーの父親が異教の暴君と戦って勝ち得た名剣。
 後に義兄弟となるガレスへと譲渡された。

【解説】
 『エレック』に書かれるアヴァロン島の領主。モルガンの後援者にして恋人とされ、
 兄弟『薄い隠し戸の』グレルミエルと共にエレックの結婚式に招待され参列した。

 マロリーの『アーサー王の死』ではグリンガモーの名でガレスの初冒険に登場し、
 「普段はアヴァロン島に住んでいる」「この世で最も危険な騎士の一人」と語られる。
 ガレスの妻となるリオネス婦人とガヘリスの妻となる乙女リネットの兄弟であり、
 またアグラヴェインの妻となる美女ローレルは彼の姪であるため、
 実にガウェイン兄弟の三人までが彼の一族から妻を娶っている事になる。
 リオネスは身に着けている限り血を失わず婦人をより美しく見せる事もできる指輪を、
 リネットは首をバラバラに刻まれた騎士を元の健康体に復帰させる軟膏を持っているが、
 どちらも恐らくはアヴァロンの産、或いはモルガンの手になる品なのであろう。

 一介の若い騎士ギオマールとして、グィネヴィア付き侍女モルガンの恋人とされる場合も。
 醜聞を嫌うグィネヴィアが二人を別れさせ、その時からモルガンは王妃を憎み始めたという。
 恋人を裏切ったギオマールはモルガンの作り上げた『不帰の谷』に捕らえられた、
 或いは半身は炎に燃やされもう半身は氷漬けにされたまま封じられたとも伝えられる。
 ……ある意味重要な役どころではあるが、強力にして危険な島主の面影は無い。
最終更新:2016年10月06日 23:02