アットウィキロゴ
戦国BASARA/エロパロ保管庫
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

戦国BASARA/エロパロ保管庫

夜明け前20

最終更新:

nozomi

- view
メンバー限定 登録/ログイン
屋根の上で仰向けに寝転んだ佐助は星を眺めていた。
空にはあの夕暮れの時と同じ宵の明星が輝いている。
あいつは元気にしているかな、などという佐助の感傷をよそに、
さっきから熱血師弟が互いを呼び合いながら殴り合っていた。
いい加減止める頃合だ。佐助は溜め息を吐くと胡座をかいた。
遠く越後で彼女も溜め息を吐いているだろう。
そろそろ彼女の主が晩酌を始める時間だ。
謙信は大胆にも毎晩独りで縁側に腰掛け、梅干しだけを肴に手酌で呑む。
危険だからせめて供を付けるか屋内で嗜んで欲しいとかすがは嘆いているらしい。
今一つ考えの読めない謙信だが、佐助は感謝している事があった。
高潔な彼は決してかすがを閨に送らないのだ。
あのまま閨に送られる日々が続いていたら彼女は遠からず自害していただろう。
皮肉な結果だが武田を出たからこそ彼女は今日まで生きている。
いつか夜明けが訪れたら、約束通り彼女を自分の故郷へ連れて行きたい。
一緒に暮らすのもきっと悪くないと思う。
それまで悪態をつかれようが邪険にされようが、危なっかしい彼女を見守って行こう。
それが暗闇から彼女を救えなかった自分への罰だ。
さてと、と佐助は立ち上がる。
(お互い、頑張ろうな)
佐助は微笑み掛けた。
彼女も見ている、この星空へ。
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー