純愛ホラーと聞いて、某も真っ先に蒼紅の牡丹灯篭ネタを
妄想しました。以下、あらすじだけですが…
どちらがおなごでも、いっそ百合でもいいなーとか思いましたが、
以下は幸村(♂)と政宗(♀)のつもりで書きました。
妄想しました。以下、あらすじだけですが…
どちらがおなごでも、いっそ百合でもいいなーとか思いましたが、
以下は幸村(♂)と政宗(♀)のつもりで書きました。
生涯の好敵手である政宗を倒すため、日々鍛錬を積んでいた
幸村のもとに、豊臣の手によって伊達軍が壊滅したとの
報せがもたらされる。政宗は討ち死にし、小十郎は政宗の死体を
人目に触れぬ場所に葬ったのち、自害したのだという。
その報せを聞いた深夜、幸村は人気のない川べりに
座り込み、人知れず悲しみに暮れる。
「政宗殿…貴殿がいなくなってしまったのなら、
これから某は誰と死合えばよいのでござるか…。」
涙を流す幸村の前に、死んだはずの政宗が普通に現れる。
初めは驚き、次に生きていたのかと喜ぶ幸村に
政宗は静かに笑うだけで何も答えず、いつもの調子で決闘を申し込む。
「あんたとのPartyは久々だな…全力で来な!!」
「望むところでござる!!」
…と、幸村もノリノリでそれに応え夜通し剣を交える。
(ここは通常の意味でも、性的な意味でもOK)
やがて夜明けを迎え、また次の夜に会う事、そして
この事は誰にも口外しない事を約束をして二人は別れる。
幸村のもとに、豊臣の手によって伊達軍が壊滅したとの
報せがもたらされる。政宗は討ち死にし、小十郎は政宗の死体を
人目に触れぬ場所に葬ったのち、自害したのだという。
その報せを聞いた深夜、幸村は人気のない川べりに
座り込み、人知れず悲しみに暮れる。
「政宗殿…貴殿がいなくなってしまったのなら、
これから某は誰と死合えばよいのでござるか…。」
涙を流す幸村の前に、死んだはずの政宗が普通に現れる。
初めは驚き、次に生きていたのかと喜ぶ幸村に
政宗は静かに笑うだけで何も答えず、いつもの調子で決闘を申し込む。
「あんたとのPartyは久々だな…全力で来な!!」
「望むところでござる!!」
…と、幸村もノリノリでそれに応え夜通し剣を交える。
(ここは通常の意味でも、性的な意味でもOK)
やがて夜明けを迎え、また次の夜に会う事、そして
この事は誰にも口外しない事を約束をして二人は別れる。
そんな事を毎夜続けている内に、段々幸村が心身ともに
弱っている事に佐助は気づき、幸村にそれとなく聞いてみるが
頑として答えないので、ある夜こっそり後をつける。
その先で見たものは、身体の半分が腐り果て亡者の姿となった
政宗と剣を交える幸村の姿だった。
驚いた佐助はお館様に相談し、幸村は養生を理由に寺に閉じ込められる。
流石の政宗も亡者の身では寺に近寄る事も出来ず、
幸村と約束した場所で、ただ一人待った。
立つことも覚束ない体で寺から出て行こうとする幸村を、
佐助は必死で止める。
「佐助!俺は行かなければならないんだ!退いてくれ!!」
「…そればっかりは駄目だよ旦那。お館様も行ってたでしょ?
生きている人間が亡者と長く交わったら、死んじゃうんだよ?!
独眼竜は死んだんだよ!もう分かってよ!!」
「分かってる…最初から分かってるんだ!そんな事は!」
弱っている事に佐助は気づき、幸村にそれとなく聞いてみるが
頑として答えないので、ある夜こっそり後をつける。
その先で見たものは、身体の半分が腐り果て亡者の姿となった
政宗と剣を交える幸村の姿だった。
驚いた佐助はお館様に相談し、幸村は養生を理由に寺に閉じ込められる。
流石の政宗も亡者の身では寺に近寄る事も出来ず、
幸村と約束した場所で、ただ一人待った。
立つことも覚束ない体で寺から出て行こうとする幸村を、
佐助は必死で止める。
「佐助!俺は行かなければならないんだ!退いてくれ!!」
「…そればっかりは駄目だよ旦那。お館様も行ってたでしょ?
生きている人間が亡者と長く交わったら、死んじゃうんだよ?!
独眼竜は死んだんだよ!もう分かってよ!!」
「分かってる…最初から分かってるんだ!そんな事は!」
半病人とは思えない力で佐助を振り切ると、
幸村は政宗との約束の場所に走った。
…が、フラフラなところに無茶をした為に
幸村は政宗の顔を見た途端、バッタリ倒れてしまう。
倒れた幸村を抱き抱え、そのやつれ切った姿を見て
改めてショックを受ける政宗。
(一応小十郎から、生きている人間と関わると
相手は弱って死んでしまうと聞いていたが、
幸村は頑丈だからちょっとくらい良いだろうと思ってた。)
「Sorry…幸村。こんなにしちまって、ごめんな。
…俺は、あんたに会えて幸せだったよ。…ありがとう…」
涙を零し、そう囁きかけると
意識のない幸村に口付けをして政宗は消えた。
幸村は政宗との約束の場所に走った。
…が、フラフラなところに無茶をした為に
幸村は政宗の顔を見た途端、バッタリ倒れてしまう。
倒れた幸村を抱き抱え、そのやつれ切った姿を見て
改めてショックを受ける政宗。
(一応小十郎から、生きている人間と関わると
相手は弱って死んでしまうと聞いていたが、
幸村は頑丈だからちょっとくらい良いだろうと思ってた。)
「Sorry…幸村。こんなにしちまって、ごめんな。
…俺は、あんたに会えて幸せだったよ。…ありがとう…」
涙を零し、そう囁きかけると
意識のない幸村に口付けをして政宗は消えた。
三日後の朝、眠り続けていた幸村は自室で目を覚ました。
倒れていた幸村を連れ帰った佐助から事の一部始終を聞き、
政宗に別れの言葉も言えなかったと悄然とする幸村に、
佐助は倒れている幸村の傍に遺されていた、
政宗の六爪をそっと差し出す。
「…刀は武士の魂だって言うじゃない?
あの人は、魂を全部旦那のところに置いて逝っちゃったんだねぇ…」
佐助の言葉に、幸村は六爪を握り締めて泣いた。
倒れていた幸村を連れ帰った佐助から事の一部始終を聞き、
政宗に別れの言葉も言えなかったと悄然とする幸村に、
佐助は倒れている幸村の傍に遺されていた、
政宗の六爪をそっと差し出す。
「…刀は武士の魂だって言うじゃない?
あの人は、魂を全部旦那のところに置いて逝っちゃったんだねぇ…」
佐助の言葉に、幸村は六爪を握り締めて泣いた。
そして、いつか政宗の待つ世界に行く時まで
強く生きると誓ったのだった。
強く生きると誓ったのだった。
おわり。
エロくしようと思えば幾らでも出来そうなネタなのに、
自分が書くとサッパリですな。
ではスッキリしたのでドロンします(死語)。
エロくしようと思えば幾らでも出来そうなネタなのに、
自分が書くとサッパリですな。
ではスッキリしたのでドロンします(死語)。