「…肩の力を緩めよ」
元就の声が呪文の様に耳に沁みていく。
不思議と抵抗する気が失せ、空を掻いていた手がぱたりと落ちた。
細くしなやかな指と官能的な紅い舌が元親の緊張を解すように優しく愛撫を繰り返す。
最初はくすぐったいだけであったその刺激も、やがては体の奥からじわりと熱を発するようになっていく。
「あぁ…ん……ふっ……」
鼻から抜けていく甘ったるい声と次第に蕩けていくその表情は、何とも言えない艶を帯びている。
つつ、と元就の指が細い腰を撫で、その下へと滑り、とろりと蜜を溢れさせる花弁へと触れる。
「ひゃっ……うぐっ……」
誰にも触らせた事のない場所へと触れられ、その手から逃れようとした元親の唇を喘ぎごと塞ぐと、元就は指をつぷりと差し込んだ。
ゆっくりと指を動かしながら、内襞をひくつかせるそこへと本数を増やしていく。
くい、とある一点を刺激された瞬間に、元親は体を雷に打たれたかのように震わせて、軽く絶頂に達した。
「ここが良いか?」
じゅぷり、と溢れ出した蜜を掻き混ぜながら、先程の場所を何度も指で突かれる。
「ふぁ…あぁ……やめて…」
「そなたのここはもっと欲しいと強請っておるぞ」
更に強烈に刺激を加えられ、声にならない悲鳴を上げて元親の体は大きく痙攣した。
元就は一旦指を引き抜くと、とろりと絡む蜜を見せ付けるように目の前で指を広げる。
透明なそれが糸を引いてぽたりと胸元へと垂れた。
「…ふ、ふふふ」
西海の鬼も可愛らしいものよ、と囁く声に元親は耳朶まで赤くして顔をそらした。
「己で慰めるよりも深い快楽を教えてやろう」
「馬鹿、何言って…」
慌てて振り返り、否定しようとするが、元就の琥珀の瞳にじっと見据えられて言葉に詰まる。
「…疼くのであろう?」
「う………」
「そなたは嘘をつけぬ」
にぃ、と薄い唇が歪んだ弧を描いて笑みの形に引き結ばれるのを見上げながら、元親は目を閉じた。
その時、ぱたぱたと廊下を歩いてくる足音に気付いた。
ぴたりと部屋の前で止まると、微かな衣擦れの音がした。
「…元就様」
すぐに障子を開けてこないのは、彼らが主を恐れているからだろう。
「何ぞ」
「火急の使者が是非にと…如何いたしましょうか」
「…しばし待て」
元就は小さく溜息をつき、短く返答を返すと、相手を帰した。
「続きは戻った時に…それまで堪えられるか?」
ちゅ、と口付けを施しながら、元親の乳首を抓り上げる。
「あっ………もう、戻ってくんな!」
「では己で鎮めるが良かろう」
それで済むのならば、と言い残し、元就は素早く身支度を整えると部屋を出て行った。
細い後ろ姿を見送りながら、元親は下唇を強く噛むしかなかった。
元就の声が呪文の様に耳に沁みていく。
不思議と抵抗する気が失せ、空を掻いていた手がぱたりと落ちた。
細くしなやかな指と官能的な紅い舌が元親の緊張を解すように優しく愛撫を繰り返す。
最初はくすぐったいだけであったその刺激も、やがては体の奥からじわりと熱を発するようになっていく。
「あぁ…ん……ふっ……」
鼻から抜けていく甘ったるい声と次第に蕩けていくその表情は、何とも言えない艶を帯びている。
つつ、と元就の指が細い腰を撫で、その下へと滑り、とろりと蜜を溢れさせる花弁へと触れる。
「ひゃっ……うぐっ……」
誰にも触らせた事のない場所へと触れられ、その手から逃れようとした元親の唇を喘ぎごと塞ぐと、元就は指をつぷりと差し込んだ。
ゆっくりと指を動かしながら、内襞をひくつかせるそこへと本数を増やしていく。
くい、とある一点を刺激された瞬間に、元親は体を雷に打たれたかのように震わせて、軽く絶頂に達した。
「ここが良いか?」
じゅぷり、と溢れ出した蜜を掻き混ぜながら、先程の場所を何度も指で突かれる。
「ふぁ…あぁ……やめて…」
「そなたのここはもっと欲しいと強請っておるぞ」
更に強烈に刺激を加えられ、声にならない悲鳴を上げて元親の体は大きく痙攣した。
元就は一旦指を引き抜くと、とろりと絡む蜜を見せ付けるように目の前で指を広げる。
透明なそれが糸を引いてぽたりと胸元へと垂れた。
「…ふ、ふふふ」
西海の鬼も可愛らしいものよ、と囁く声に元親は耳朶まで赤くして顔をそらした。
「己で慰めるよりも深い快楽を教えてやろう」
「馬鹿、何言って…」
慌てて振り返り、否定しようとするが、元就の琥珀の瞳にじっと見据えられて言葉に詰まる。
「…疼くのであろう?」
「う………」
「そなたは嘘をつけぬ」
にぃ、と薄い唇が歪んだ弧を描いて笑みの形に引き結ばれるのを見上げながら、元親は目を閉じた。
その時、ぱたぱたと廊下を歩いてくる足音に気付いた。
ぴたりと部屋の前で止まると、微かな衣擦れの音がした。
「…元就様」
すぐに障子を開けてこないのは、彼らが主を恐れているからだろう。
「何ぞ」
「火急の使者が是非にと…如何いたしましょうか」
「…しばし待て」
元就は小さく溜息をつき、短く返答を返すと、相手を帰した。
「続きは戻った時に…それまで堪えられるか?」
ちゅ、と口付けを施しながら、元親の乳首を抓り上げる。
「あっ………もう、戻ってくんな!」
「では己で鎮めるが良かろう」
それで済むのならば、と言い残し、元就は素早く身支度を整えると部屋を出て行った。
細い後ろ姿を見送りながら、元親は下唇を強く噛むしかなかった。
(微妙に続く…)




