戦国BASARA/エロパロ保管庫

筆下ろし3

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bsr_e

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※幸村→佐助前提の話になっております

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かたんと音がして、俺はびくりと姿勢を正した。
恐る恐る音の下方向を見る。
佐助はいつもとは違い、普通に戸を開けて部屋にやってきた。

「お ま た せ。」
忍装束ではなく、夜着を身に付けている。
思わず見つめる俺に佐助はにこりと首を少し傾げて笑った。
「さ……あ、ほ…さす、その。」
本当にするのかと聞きたいが言葉にならず、訳の分からぬ音だけを発してしまう。
「ふふ、緊張しなくて良いって。」
佐助は音もなく近付くと目の前に膝をついた。
膝と膝が触う程近い位置にだ。
俺の握り拳の上にそっと手を置く、冷たく柔かで滑らかな感触がしてぞくりとする。
びくりと俺が体を震わせたのを見て佐助が言った。

「俺じゃ嫌?」
「は?」
「嫌なら言って良いよ。折角初めて何だから、好みを言ってくれれば合いそうな娘、部下から連れてくるから。」
そうふわりと微笑みかけられて俺は思わず顔を左右に振った。
「お、俺…はさ、さ…。」
「俺で良い?」
ガクガクと頷くと佐助の顔が近付いて、頬にちゅと音を立てた。
「よかった。」

何がだ?
その呟きに余計に混乱する。
「先ずは口吸いからかな。」
佐助は両手を滑らせるように俺の膝の上に置くと、まるで猫が背伸びをするように体を伸ばし俺に口付けた。
あまりにも自然な動作で、そうでなくとも頬に接吻されたと言う事実で混乱していたと言うのに、さささ佐助の口が俺の口に!

「旦那、力抜いてよ。全身ガチガチじゃないの。」
くく、と何時ものように佐助が笑う。
「だっだが!どうしてよいのか…。」
佐助の顔が近過ぎるのだ。
「恥ずかしいなら目閉じて。お手本して上げるから真似して見て。」
「その、目を閉じたらみ、見えぬのではないか?」
「ふふ旦那ってば…。口は目開けてたって見えないよ。」
そう言われればそうだ。

目を閉じ構えていると(恐らく)佐助の指が俺の口をつんつんとつついた。
「はは。そんなに蛸みたいに突き出さないで。普通に、そう。そのまま……。」
「っ!」
先程触れた唇が音を立てて優しくふれた。
同様に何度か触れ、それが次第に俺の唇を軽く挟むように啄んでくる。
ただそれだけの事なのに甘い痺が全身を襲い、緊張してどうしても固く閉ざしてしまっていた口が緩んでいく。
「んふふ、そう……。旦那。そのまま……。」
佐助の歯が唇を優しく甘噛みして来る。
その心地よさに頭が芯からぼうっとして、気付けば俺は佐助と深く口を押し付け合うように舌を絡めていた。



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