戦国BASARA/エロパロ保管庫

合縁奇縁3

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「女子・・・か」
誰の目も届かぬような森に体を落ち着けて、幸村は木に凭せかけた政宗を見つめた。
顔の左半分しか露出しない過度に覆われた体だが、
至近距離で観察すれば奥州の覇者が若い綺麗な女なのは容易に知れた。
宿敵が女だったことは幸村を些か複雑な心境にさせたが、
武人である以上強さに男女の差などない、と思い直す。
「し、しかし・・・俺はいったい何をしているのだ!」
頭を抱えて幸村は唸った。
敵を気絶させて、あまつさえ攫ってくるとは。
まるで慰み者にするべく女を勾引(かどわ)かす野盗ではないか。
「はれんちな・・・」
そこで、幸村は先刻の衝動の意味に気づけたような気がした。
しかしまだはっきりとはしない。
「くそ、修行が足らぬでござる・・・叱って下され、お館様ぁ」
膝を抱え、そっと隣で気を失っている政宗を窺う。見れば見るほど整った顔だ。
目と鼻の先の独眼竜から、何か甘い香りがした。
これが佐助や年輩の武将が言っていた女の匂いというものだろうか。
それに酔ったように、ふらり、と幸村が手を伸ばす。
その手は眼帯にかかろうとした。


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