「元就…!」
「ハーイ、イイコデスね。ハジメからそうしてイレバ、ワタシも野蛮な真似ナ
ンカしなかったのコトよ。ホントよ?」
まるで説得力のない科白を口にしながら、ザビーはそのヒゲを蓄えた顔を、満
足気に綻ばせた。
「……貴様について行くのは、我ひとりとそやつの重騎だけで良かろう。元親
は置いていけ」
ゆっくりと歩を進めながら、元就はザビーを睨む。
「ソウは問屋ガおろしポン酢デース。オヤビン残したら、後で色々面倒デスカ
ラネ」
左腕でぐったりとしている元親の身体を抱えたまま、ザビーは右手のキャノン
を真っ直ぐ元就に向けている。
「ソレニシテモ…オヤビンの身体、イイ匂いデとっても素敵ヨ~♪」
「て、てめっ!何を…っ!ひっ!?」
頬に顔を寄せてきたザビーを、元親は嫌悪感から拒絶の声を上げた。
いつの間にか武器を外していた左手を、ザビーは元親の帯の隙間から中に潜り
込ませていたのだ。
振り解こうにも、強烈な絞め技を食らったばかりの元親では、巨体のザビーに
抗い切れず、なすがままとなってしまっている。
「きゃ!?や、やだ!何処触っ…あぁっ!?」
「ヨイデハナイカ、ヨイデハナイカ~。オヤビンのココって、案外狭いのネ。
デモ、ダイジョーブ!ザビーの愛のドリルでこじ開けてアゲマース!オヤビン
のバディなら、ジョーブな次世代ザビーが作れそうデース♪」
「やめて!やめてよ!…いやああぁぁ!」
「……その手を離さぬかぁ!」
「ハーイ、イイコデスね。ハジメからそうしてイレバ、ワタシも野蛮な真似ナ
ンカしなかったのコトよ。ホントよ?」
まるで説得力のない科白を口にしながら、ザビーはそのヒゲを蓄えた顔を、満
足気に綻ばせた。
「……貴様について行くのは、我ひとりとそやつの重騎だけで良かろう。元親
は置いていけ」
ゆっくりと歩を進めながら、元就はザビーを睨む。
「ソウは問屋ガおろしポン酢デース。オヤビン残したら、後で色々面倒デスカ
ラネ」
左腕でぐったりとしている元親の身体を抱えたまま、ザビーは右手のキャノン
を真っ直ぐ元就に向けている。
「ソレニシテモ…オヤビンの身体、イイ匂いデとっても素敵ヨ~♪」
「て、てめっ!何を…っ!ひっ!?」
頬に顔を寄せてきたザビーを、元親は嫌悪感から拒絶の声を上げた。
いつの間にか武器を外していた左手を、ザビーは元親の帯の隙間から中に潜り
込ませていたのだ。
振り解こうにも、強烈な絞め技を食らったばかりの元親では、巨体のザビーに
抗い切れず、なすがままとなってしまっている。
「きゃ!?や、やだ!何処触っ…あぁっ!?」
「ヨイデハナイカ、ヨイデハナイカ~。オヤビンのココって、案外狭いのネ。
デモ、ダイジョーブ!ザビーの愛のドリルでこじ開けてアゲマース!オヤビン
のバディなら、ジョーブな次世代ザビーが作れそうデース♪」
「やめて!やめてよ!…いやああぁぁ!」
「……その手を離さぬかぁ!」
元親の泣き叫ぶ声を引き金に、元就は地を蹴ると、ザビー目掛けて突進した。
元就の怒号を聞いたザビーは、元親の身体を離して視線を移すと、右手のキャ
ノンの照準を合わせる。
「丸腰のアナタなんて、ナーンニモ怖くアリマセーン!コレガ、飛んで火に入
ル夏の虫ーっ!」
だが、ザビーがキャノンを発射しようとした瞬間、元就は、ふたりの前に落ち
ていた元親の碇槍の柄に手を伸ばすと、そこに仕込んであった短刀を引き出し、
投射した。
元就の放った仕込み刀は、真っ直ぐにザビーの砲口へと吸い込まれていく。
「オゥッ!?」
ザビーの反応を余所に、元就は元親の腕を引き寄せると、そのまま元親を抱きか
かえて大きく跳び退った。
脱げた兜や、地面に顔や身体が擦れるのも構わず、元就は先程手放した輪刀を拾
い上げると、『弾き手 壁』で、前方に光の壁を作る。
「……ノオオオォォォーっ!?」
ザビーの悲鳴の直後、暴発を起こした巨砲が、派手な閃光と爆音を轟かせた。
元就の怒号を聞いたザビーは、元親の身体を離して視線を移すと、右手のキャ
ノンの照準を合わせる。
「丸腰のアナタなんて、ナーンニモ怖くアリマセーン!コレガ、飛んで火に入
ル夏の虫ーっ!」
だが、ザビーがキャノンを発射しようとした瞬間、元就は、ふたりの前に落ち
ていた元親の碇槍の柄に手を伸ばすと、そこに仕込んであった短刀を引き出し、
投射した。
元就の放った仕込み刀は、真っ直ぐにザビーの砲口へと吸い込まれていく。
「オゥッ!?」
ザビーの反応を余所に、元就は元親の腕を引き寄せると、そのまま元親を抱きか
かえて大きく跳び退った。
脱げた兜や、地面に顔や身体が擦れるのも構わず、元就は先程手放した輪刀を拾
い上げると、『弾き手 壁』で、前方に光の壁を作る。
「……ノオオオォォォーっ!?」
ザビーの悲鳴の直後、暴発を起こした巨砲が、派手な閃光と爆音を轟かせた。
つづく
瀬戸内のカイとゲルダ40
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