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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

姉貴20

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「俺の事心配するフリして、結局はアンタもアイツと同じなのかよ…」
「おい?」
作業中、頭に巻いていた布を地面に落とすと、元親は眉根を寄せて唇を噛み締める。
「……そうだよな。アンタがあんまり優しいから、勘違いしてた。所詮男にとっち
ゃ、俺なんてその程度のモンだよな」
「何を言って…」
「中途半端に優しくすんなよ!俺は見せモンでもなければ、男の慰みものでも……ア
ンタの大切な政宗様の代わりでも何でもねぇ!」
「──長曾我部!?」
涙を隠す余裕もないまま、元親は小十郎から背を向けると、そのまま走り去った。
半ば呆気に取られていた小十郎は、やがて己の科白と、予ねて政宗から『彼女の前
で、身体の事は言うな』と忠告されていた事を思い出した後で、自分が犯したミスに
気が付いた。
何気なく言った「役得」という言葉が、自分の身体に劣等感しか持っていない元親に
とって、侮辱以外の何ものでもなかったのだ。
「チッ、俺とした事が…」
らしくない失態に、小十郎は苛立たしげに頭を掻き毟った。


「はぁ…」
もう何度目か数えるのもいやになる程、大きな溜息を吐きながら、政宗は外出先から
屋敷に戻ってきた。
今日は、小十郎が夕方から元親と畑へ行く、と聞いた政宗は、幸村の滞在する宿に食
事を届けるのは、朝ではなくその頃にしようと思い、彼らが屋敷を離れている隙を狙
って、最近の日課となっている手作り弁当を届けに馬を走らせたのである。
いつもは、宿の人間に渡すように言い付けていたが、「今日こそは、今日こそは自分
の手で彼に渡すのだ」と意気込んではみたものの、いざ勇気を振り絞って宿に足を踏
み入れると、肝心の幸村は外出していて、会えずじまいだったのだ。
「Dumb as○(ダサ過ぎ)…俺、何やってんだよマジで……」
それでも、多少(?)の恫喝と共に小金を握らせた甲斐あってか、宿の人間は、毎朝
きちんと幸村に政宗の手弁当を届けていて、彼もそれを楽しみにしているというの
が、唯一の救いではあったが。
「…ん?」
屋敷内をとぼとぼ歩く政宗の視界に、見知った者が映った。
「おい、元ち……」
声を掛けようとしたが、直後、いつもと違う様子の彼女に気付いた政宗は、思わず言
葉を失う。
庭の隅にある石に腰掛けて、元親はひとり静かに泣いていたのだ。
目立たぬよう顔を背け、声を堪えて肩を震わせている元親の姿は、はじめて彼女が泣
くのを目にした政宗の胸を、これでもかと締め付けてきた。
「Hey、元親。どうしたんだよ!?」
「まさ…むね?」
きっと濡れてしまったのだろう、眼帯を外していた元親は、青みがかった右目と、普
段は隠されている琥珀色の左目に涙を浮かべたまま、政宗を見つめ返してくる。
「何かあったのか?……さては、小十郎のヤツが、お前に嫌味でも言ったのか?」
「違う、違うんだ。俺が、勝手に落ち込んでるだけだから……」
あの人は何も悪くないんだ」と力なく答える元親に、政宗は懐から布を出すと、彼
女に手渡してやった。
「…アリガトな、政宗。俺の事はいいから、お前は早く戻れ。小十郎さんに見つかる
と、色々面倒だろ?」
「でも…」
「俺なら、本当に大丈夫だから。からかわれるのなんか慣れっこなのに、何だか今日
に限って、急に哀しくなってきちゃって……ははっ、月のモンが近いからかな?」
だが、腫れ上がった瞳で無理矢理作られた笑みに、だまされるような政宗ではない。
「なあ」
穏やかな声で、政宗は元親の手を取る。
「落ち着いたら、いい酒何本か持って、俺の部屋来いよ」
「え?」
「俺も、自慢の酒や肴揃えて待ってっからさ。──ふたりで飲もうぜ」


未だ涙で僅かにゆらめく元親の視界いっぱいに、作り物ではない政宗の優しい笑顔が
広がっていた。

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