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戦国BASARA/エロパロ保管庫
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戦国BASARA/エロパロ保管庫

潮の花25

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匿名ユーザー

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先ほどの会話の最後はこうである。
「あんた、最初っから松寿を女扱いしてたようだが」
「ん?ああそりゃ、あんだけ美人なら当然だろ」
景治は思う。幼い当時、男女の性差が表れ始め、それで元就を仲間から外した事を今でも気に病んでいる。
気にしなければ良かった。彼女の下の弟が、生まれつき脚が不自由で自分達とは同じように駆け回れなくとも、
それでも皆そんな些細な事気にも留めずに笑い合っていた。
それと同じように、元就が女性だという事も個性の一つと受け入れれば良かったのだ。
いずれ時期が来れば彼女の自覚も出て、一緒にはしゃぐ事も自然となくなるのだろう。
それまでは共に無邪気に遊んでいれば良かった。彼女の今の振る舞いを見てはそうと強く実感される。
変に拗ねてしまったのだろう。彼女は外見が美しく成長するのと反比例して女性らしさを失っていく。
けれど今更、自分にはどうこういう資格はないのだと景治は思う。彼女がああなった原因の一端を作っておいて、
自分は恋女房と幸せな夫婦生活を送っている。それも彼女が盾になって自国を守っているからこその安らぎで、
父と同じく大きな敬意と感謝を持ってはいるが、過去を抉り出すことは出来ない。
今はもうじゃれあう子供ではなく、国主と一介の家臣にすぎないのだから尚更。

そんな彼女にも今、こうして女性として思いをかける男が現れたのだが、
どうにも性欲優先にしか見えず、彼女を気遣ってくれるかは疑問に思う。
この男の出方によっては彼女は更に傷ついて、自らの不覚と追い込んでゆくのだろう。
「…あんな、冷たい物言いの女に?」
わざと、彼女の欠点を挙げて問えば、元親は何でもないように返す。
「まあなぁ、でもま、いいんじゃね?それもあいつの個性だろ。」
景治は、虚を突かれて目を丸くした。元親は気にも留めず続けて言う。
「ツンケンしてるよか、にこーって笑ってた方が綺麗だろうなぁとか思うけどな。
 …あいつ、お前らの前では笑うのか?」
「……昔は、よく…」
はしゃぐ、拗ねる、驚いて、笑う。今残されたのはただ泣くのを堪えた無表情だけだ。
けれど。俯く景治は、心の中のわだかまりがじわりと溶けていくのを感じた。

「そっか。…じゃあよぉ、俺が、あいつを笑わせてみせるからよ」


ああ、きっと大丈夫だろう。
自分達が出来なかった事をこの男はあっさりとやってのけるはず。
元就の、どうしようもないほど捻じ曲がった心をほぐし、正しくあるべき姿に戻してくれるのでは。
縺れた糸を解いて優しく絹を織るように。
元親はそんな景治の心中など知らず、のんきに「しょうじゅって綺麗な響きだな」と思っているだが。


外に人の気配が増え、どうやらここに元就が着いたようだと二人は悟る。
宗治の声がし応える元就の声も聞いて、元親が先に立ち上がる。
お姫さんのお帰りだ。どこか無邪気さを纏った彼の台詞を聞き、景治は大きく息を吐き出す。
開いた入り口の向こうに主のほっそりした姿を認め、唇の端だけに小さく笑みを乗せた。
しあわせになれよ、と。

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