元親の不安は的中した。
元就の陣は乱されていた。
「Ya-ha!」
「くっ」
山から飛び出し、鉄砲隊を全滅させ、今、元就と鍔迫り合うのは真田幸村が妻、伊達政宗だ。
「計算外だ。何故・・・しかも単騎で」
ギリギリと互いに歯をこぼしながらにらみ合う。
「Ha、いろいろあってな。結果all rightってやつだっ」
ガチィンッと一端離れて、双方間合いを取る。
「Hell dragon!」
間合いを物ともせぬ雷が輪刀目掛けて疾駆する。
が、瞬間早く弾き手”壁”が発動、無効化した。
「チッ、Mugnam step!」
間合いを急速に詰めると防御され、再び鍔迫り合いが始まる。
しかし、その瞬間、空中から元就に飛びかかる影。
無言で迫る影を十飛が吹っ飛ばす。
どふっという鈍い音に政宗や元就の注意が向いた。
「佐助っ!?・・・くぅッ」
政宗が驚愕し、刀が緩む。元就はその隙を見逃さず、輪刀で弾き一閃した。
鍔迫り合いには勝ったが、元就も思いがけぬ増援に呆然とした。
「・・・元親・・・」
輪刀によるダメージに多々良を踏み、蹲る政宗。
「ハ、姐ちゃん、まだ薬が残ってるのか?それにしちゃ頑張ったな」
歩み寄って元親はにっと笑って政宗に話しかける。
「Fuck!最低だ。バレてるしよ」
中指を突き立てて、嫌悪丸出しの顔をされる。
「お前が悪いんだろ、暗殺なんか卑怯だぜ」
「暗殺・・・!昨夜の白拍子、貴様か」
元就は驚く。
「やっぱ奥方、無茶だよ、ったく。いたた~」
吹き飛ばされた影が腹を押さえて戻ってきた。
「なんで佐助が来るんだよ」
政宗が呟く様子をみると、こちらにとっても増援は予想外だったらしい。
「だぁって、やっぱ一人で何とかするとかムリですよ、ムリムリ。薬だって抜けきってないのに辛いでしょ。気合いでここまでやっちゃったのはやっぱ凄いけど無茶しないでよね。旦那、心配で死んじゃうよ。・・・あ、退却だよ。俺様それを言いに来たのに」
「Withdrawal!?せっかくここまで来たのに!」
悲鳴のような抗議が出るが
「旦那がさー、アンタが側にいないと気もそぞろで、どーしよーもないのよ。だから家臣一同で合議の上の結論が、退却。兵も大分失ったしね。ハイハイ行きますよ。じゃあ失礼しまーす」
駄々をこねるように南蛮語で喚き散らす政宗をぐいっと小脇に抱えて佐助は行ってしまった。
元就の陣は乱されていた。
「Ya-ha!」
「くっ」
山から飛び出し、鉄砲隊を全滅させ、今、元就と鍔迫り合うのは真田幸村が妻、伊達政宗だ。
「計算外だ。何故・・・しかも単騎で」
ギリギリと互いに歯をこぼしながらにらみ合う。
「Ha、いろいろあってな。結果all rightってやつだっ」
ガチィンッと一端離れて、双方間合いを取る。
「Hell dragon!」
間合いを物ともせぬ雷が輪刀目掛けて疾駆する。
が、瞬間早く弾き手”壁”が発動、無効化した。
「チッ、Mugnam step!」
間合いを急速に詰めると防御され、再び鍔迫り合いが始まる。
しかし、その瞬間、空中から元就に飛びかかる影。
無言で迫る影を十飛が吹っ飛ばす。
どふっという鈍い音に政宗や元就の注意が向いた。
「佐助っ!?・・・くぅッ」
政宗が驚愕し、刀が緩む。元就はその隙を見逃さず、輪刀で弾き一閃した。
鍔迫り合いには勝ったが、元就も思いがけぬ増援に呆然とした。
「・・・元親・・・」
輪刀によるダメージに多々良を踏み、蹲る政宗。
「ハ、姐ちゃん、まだ薬が残ってるのか?それにしちゃ頑張ったな」
歩み寄って元親はにっと笑って政宗に話しかける。
「Fuck!最低だ。バレてるしよ」
中指を突き立てて、嫌悪丸出しの顔をされる。
「お前が悪いんだろ、暗殺なんか卑怯だぜ」
「暗殺・・・!昨夜の白拍子、貴様か」
元就は驚く。
「やっぱ奥方、無茶だよ、ったく。いたた~」
吹き飛ばされた影が腹を押さえて戻ってきた。
「なんで佐助が来るんだよ」
政宗が呟く様子をみると、こちらにとっても増援は予想外だったらしい。
「だぁって、やっぱ一人で何とかするとかムリですよ、ムリムリ。薬だって抜けきってないのに辛いでしょ。気合いでここまでやっちゃったのはやっぱ凄いけど無茶しないでよね。旦那、心配で死んじゃうよ。・・・あ、退却だよ。俺様それを言いに来たのに」
「Withdrawal!?せっかくここまで来たのに!」
悲鳴のような抗議が出るが
「旦那がさー、アンタが側にいないと気もそぞろで、どーしよーもないのよ。だから家臣一同で合議の上の結論が、退却。兵も大分失ったしね。ハイハイ行きますよ。じゃあ失礼しまーす」
駄々をこねるように南蛮語で喚き散らす政宗をぐいっと小脇に抱えて佐助は行ってしまった。




