アットウィキロゴ
戦国BASARA/エロパロ保管庫
掲示板 掲示板 ページ検索 ページ検索 メニュー メニュー

戦国BASARA/エロパロ保管庫

潮の花27

最終更新:

匿名ユーザー

- view
だれでも歓迎! 編集
にこやかな男はその実は狡猾なのだ。笑顔は張り付いたまま、決して元就の意見には聞く耳持たぬと語っている。
巨躯を活かして寝所の入り口を塞がれていては休むことも出来ない。
仕方ない。そう、仕方ないのだ。元就は自覚し始めた男への興味を誤魔化して、宛がわれた室内に共に入る事を決めた。
皮肉気に鼻で笑い、
「…田舎者の鬼が、何を如何ほど見せてくれるというか。確かめてやろう」
その言葉に元親は、はは、と腹から響く低い声で笑った。「安心しなって。楽しませてやっから」
にたりと唇の形を変える元親の真意に気付かぬのは元就だけで、周囲の人物は皆それぞれの思いを抱え
開放された玄関の戸をくぐる彼女の背を見送る。
兵隊長だけはなお独りばたばたと暴れていたが、兵卒達に小突かれた上、上司である景治にまで諌められたので
仕方無しに引き下がる。
ふと、元就の足が止まり、首をわずかに背後の景治に向けた。
「…景治」
「いかがいたしましたか、元就様」嫌な予感がして、景治の返答が微かに上擦る。
元就がここに着いた時、景治と元親は何事か語っていたようだ。若者二人が意気投合したという考えも出来るが、
それならば、わざわざ雨の中父親を外に出して世間話をする訳もないだろう。
という事は、二人は何事か悪巧みかそれに類する事を語っていたのだ。
「明日、確認したいことが出来た。事と次第によっては…覚悟しておけ」
いつもならば凍った響きに寒気も覚えるが、今は聡いくせに肝心な箇所には全く気が回らない彼女を微笑ましく思う。
「判り申した。では、我らはこれで…」
二人だけになった離れの周りは、雨の音だけが夜の静寂を際立たせる。
玄関を通り変わった細工の障子を開くと、華美な色彩の室内が元就の目に入った。
「ほう…?」
見慣れた和の造りの室内に、溶け込むように大陸風やら南蛮の調度品が置いてある。
けれど決して煩くならず、それどころか予めあつらえたかのような調和を見せる品々に設えた人物の、
つまりは元親の趣味の高さがうかがえた。
どうよ、と何気なく元就の肩に置かれた男の手は、即座に軽い音を立てて払われた。
既に敷かれてある布団を確認して、眠ってしまいたくなる元就だったが、今しばらく堪えると腹を決める。

さっさと話とやらを聞いて、さっさと追い出してしまおう。
夜も遅い。男もしこたま酒を飲んでいることだし、眠気を覚えたら出て行くのだろう。
何せ寝具は一つしかなく、ここは自分のためにと宛がわれた場所なのだから。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最近更新されたスレッド
ウィキ募集バナー