「いやいやそうじゃねーよ、アンタ、サイコーだぜ…」
「ば、バカにしているのでござるか」
潰したといわれた喉を気遣ったか、低く唸るような答えが返って、余計に政宗は笑い倒した。
「あー…幸村、もう一つ聞いていいか?」
「何でござるか」
同じく布団に転がる幸村は、警戒心もあらわに布団を握り締めていた。
「んー?答え難かったら言わなくてもいいぜ?」
「この幸村、逃げはせぬ!…受けてたつでござる!」
入りすぎた気合が愛しい。鼻息の荒さを一度つまんで止め、それから政宗はもう一度柔らかい髪に指を絡ませた。
「なんでこの髪、切っちまったんだ?ふわふわしていいじゃねーか」
「あー…これは…その…」
「答えたくないなら無理はすんなよ」
幸村はただ、居心地悪げに首をすくめた。
この位破廉恥も何もないだろうが、いいじゃねーかと脳裏でつぶやき、政宗も手を引っ込める。
何を考えているのか、幸村は引っ込めた政宗の手をじっと見ながら言葉を継いだ。
「いや、そういうわけではござらん。…ただ、笑わぬと誓ってくだされ」
「それはわかんねーなァ?」
「ぬっ」
言葉を詰め、幸村はしばし百面相を再開した後、政宗のぱさぱさした髪に手を伸ばした。
コイツから手を伸ばしたのは初めてだよな、と埒もないことを思いながらさせるがままにする。
耳に時折触れる体温が心地いい。
「ば、バカにしているのでござるか」
潰したといわれた喉を気遣ったか、低く唸るような答えが返って、余計に政宗は笑い倒した。
「あー…幸村、もう一つ聞いていいか?」
「何でござるか」
同じく布団に転がる幸村は、警戒心もあらわに布団を握り締めていた。
「んー?答え難かったら言わなくてもいいぜ?」
「この幸村、逃げはせぬ!…受けてたつでござる!」
入りすぎた気合が愛しい。鼻息の荒さを一度つまんで止め、それから政宗はもう一度柔らかい髪に指を絡ませた。
「なんでこの髪、切っちまったんだ?ふわふわしていいじゃねーか」
「あー…これは…その…」
「答えたくないなら無理はすんなよ」
幸村はただ、居心地悪げに首をすくめた。
この位破廉恥も何もないだろうが、いいじゃねーかと脳裏でつぶやき、政宗も手を引っ込める。
何を考えているのか、幸村は引っ込めた政宗の手をじっと見ながら言葉を継いだ。
「いや、そういうわけではござらん。…ただ、笑わぬと誓ってくだされ」
「それはわかんねーなァ?」
「ぬっ」
言葉を詰め、幸村はしばし百面相を再開した後、政宗のぱさぱさした髪に手を伸ばした。
コイツから手を伸ばしたのは初めてだよな、と埒もないことを思いながらさせるがままにする。
耳に時折触れる体温が心地いい。




