何とまぁ、直接的な誘い文句だ。くくっと笑って、また口付けた。
「何がおかしい」
拗ねて怒る元就に、そうだな、それでもいいかもな、と返答した。孕んでしまえば傍に居ざるを得ないだろうよ。
弱みにつけこんで欲望を叶えようとする卑怯な自分を元親は、いいや守ってやるんだ、ずっと一緒にいるから、と、
やはり身勝手にも思える思考で上書きして誤魔化す。
彼の笑う理由がわからず、けれど今の自分の惑う心も訳がわからないのだからしょうがないのか、と元就は思考を手放しかける。
「何がおかしい」
拗ねて怒る元就に、そうだな、それでもいいかもな、と返答した。孕んでしまえば傍に居ざるを得ないだろうよ。
弱みにつけこんで欲望を叶えようとする卑怯な自分を元親は、いいや守ってやるんだ、ずっと一緒にいるから、と、
やはり身勝手にも思える思考で上書きして誤魔化す。
彼の笑う理由がわからず、けれど今の自分の惑う心も訳がわからないのだからしょうがないのか、と元就は思考を手放しかける。
かちゃり。男の足元で軽くて硬い音がした。
散らばったままの飾り物が動いた拍子にぶつかったか。元就は、壊れはしなかったかと心配する。
けれど、それも男の熱い手に取り払われた。今、子を?と考えれば機ではないと思うが、でも、まだ見ぬ先が知りたい。
散らばったままの飾り物が動いた拍子にぶつかったか。元就は、壊れはしなかったかと心配する。
けれど、それも男の熱い手に取り払われた。今、子を?と考えれば機ではないと思うが、でも、まだ見ぬ先が知りたい。
だから、壊れたかも、壊したかもしれない綺麗なものが、無垢な魂の化身か、それとも雪に咲く鮮血の花なのか、
元就には、わからなかった。
元就には、わからなかった。




