歴史修正主義とはRCI(革命的共産主義インターナショナル)日本支部の基本方針。
概要
歴史学は本質的に暫定的な知の体系であり、新史料の発見、方法論の革新(社会史・文化史・数量史など)、他分野との接続(人類学、社会学、記憶研究など)を通じて、通説は絶えず修正される。この意味での「修正」は学問の正常な過程である。
例えば、20世紀後半の社会史は、従来の政治史中心の叙述を批判し、民衆・女性・植民地支配下の人々など、従来周縁化されてきた主体に光を当てた。これは歴史修正主義的転回と呼ばれることもあるが、学術的再検討の一環である。
例えば、20世紀後半の社会史は、従来の政治史中心の叙述を批判し、民衆・女性・植民地支配下の人々など、従来周縁化されてきた主体に光を当てた。これは歴史修正主義的転回と呼ばれることもあるが、学術的再検討の一環である。
政治的歴史修正主義
他方、特定の国家的・民族的・政治的立場を正当化するために、既に確立された歴史的事実を否認または矮小化する動きも「歴史修正主義」と呼ばれる。とりわけ、第二次世界大戦や大量虐殺に関する問題で顕著である。
代表例として、ホロコーストの否認や矮小化が挙げられる。これは学術的議論ではなく、イデオロギー的動機に基づく否認主義(ホロコースト否認)と位置づけられている。
また、各国においても戦争責任、植民地支配、独裁体制の評価などをめぐり、歴史修正主義という語が政治的論争の中で用いられてきた。
日本における議論
日本では、南京事件や慰安婦問題、東京裁判の評価をめぐる論争の中で「歴史修正主義」という語が広く用いられてきた。
一部の論者は戦後史観の見直しを主張し、他方ではそれを戦争責任の回避やナショナリズムの再編とみなす批判がある。このため、日本における「歴史修正主義」は単なる学問的方法論を超え、戦後体制や国民的記憶をめぐる政治的対立の中に位置づけられている。