概要
関西地方を代表する難関私立大学群として、受験生や教育関係者の間で広く用いられている。この呼称は、戦後から徐々に定着したもので、各大学の頭文字を取って「関関同立」と略されるようになった。元々は関西私大4校や関西私大御三家(同志社大学・関西大学・関西学院大学)といった表現もあったが、立命館大学の台頭に伴い現在の4校構成が一般的となった。偏差値や入試難易度、就職実績、知名度などで総合的に近い水準にあり、早慶上理やMARCHに匹敵する関西のトップ私大群として位置づけられている。
関西大学は大阪府吹田市・千里山キャンパスを中心に、法・経済・商・社会・政策創造・外国語・システム理工・環境都市工・化学生命工の9学部を擁し、学生数約3万人規模のマンモス大学である。関西圏での知名度が高く、「関関同立」の「関」の一つとして長年リードしてきた歴史を持つ。
関西学院大学は兵庫県西宮市上ケ原キャンパスを本拠とし、キリスト教主義に基づくリベラルアーツ教育を特徴とする。国際学部や総合政策学部などの文系が強く、英語教育や留学プログラムに定評がある。「関関同立」のもう一つの「関」として、洗練されたキャンパス環境とブランドイメージで知られる。
同志社大学は京都府京都市今出川キャンパスと京田辺キャンパスを有し、同志社英学校を起源とする伝統校である。文学・法・経済・商・政策・文化情報・理工・生命医科学・スポーツ健康科学・心理学・グローバル・コミュニケーションの12学部を展開。関西私大の中でも特に歴史と学問的伝統が深く、「同」の文字が示すように同志社の名は別格の位置づけとされることが多い。
立命館大学は京都府京都市衣笠キャンパス、大阪いばらきキャンパス、大阪梅田キャンパス、滋賀県草津市のびわこ・くさつキャンパス(BKC)の4キャンパス体制を持ち、国際関係・政策科学・情報理工・生命科学など先端分野に強い。近年急成長を遂げ、立命館の躍進により「関関同立」の序列議論が活発化している。これら4校は入試難易度でほぼ同水準にあり、共通テスト利用入試や推薦入試の競争も激しい。卒業生の就職先は大手企業・公務員・マスコミ・金融・メーカーなどに幅広く、関西経済圏での影響力は大きい。また、関関同立出身の著名人も多く、政財界・文化・芸能分野で活躍する人材を多数輩出している。近年は各大学が国際化や産学連携を加速させており、関関同立全体として関西の私学教育の中心的存在であり続けている。受験生の間では「関関同立志望」「関関同立レベル」といった表現が日常的に使われ、関西の大学受験における一つの大きな目標となっている。