◆
アークワンを前にしたブラッドスタークの戦闘方法は変わらない。
左手の剣を振るい、右手の銃を撃つ。
エターナルソードが優秀な武器なのは今更説明するまでもなく、トランスチームガンは使い慣れた装備。
並大抵の相手ならば1分と掛けずに仕留められる。
左手の剣を振るい、右手の銃を撃つ。
エターナルソードが優秀な武器なのは今更説明するまでもなく、トランスチームガンは使い慣れた装備。
並大抵の相手ならば1分と掛けずに仕留められる。
「えいっ」
『ぅおっ!?』
『ぅおっ!?』
残念ながらアークワンはその並大抵の枠には入らないライダーだ。
刃を素手で弾き、時には流水の如き軽やかな動作で以て躱す。
そうして生まれた小さな隙を突いて打撃を放ち、着実にダメージを与えんとする。
攻撃が空振りした直後に迫る拳、ブラッドスタークもまたアークワンと同じ動作で対処に回った。
大きく身を捩ればその分次の動作に遅れが出る為、回避はあくまで最小限の動きに留める。
装甲を掠めるだけでも刺すような痛みが来るが、直撃を食らうよりはマシと無視。
握った拳を解き手刀に変え、ブラッドスタークの喉を襲う。
エターナルソードを翳して防御、ソニックアローを振り回していた時よりも一撃が重い。
刀身より伝わる痺れはより強く柄を握り締め誤魔化し、薙ぎ払うように大きく腕を動かす。
威力は高いだろうが隙が大きく躱しやすい、スッと身を引いただけで剣は当たらない。
刃を素手で弾き、時には流水の如き軽やかな動作で以て躱す。
そうして生まれた小さな隙を突いて打撃を放ち、着実にダメージを与えんとする。
攻撃が空振りした直後に迫る拳、ブラッドスタークもまたアークワンと同じ動作で対処に回った。
大きく身を捩ればその分次の動作に遅れが出る為、回避はあくまで最小限の動きに留める。
装甲を掠めるだけでも刺すような痛みが来るが、直撃を食らうよりはマシと無視。
握った拳を解き手刀に変え、ブラッドスタークの喉を襲う。
エターナルソードを翳して防御、ソニックアローを振り回していた時よりも一撃が重い。
刀身より伝わる痺れはより強く柄を握り締め誤魔化し、薙ぎ払うように大きく腕を動かす。
威力は高いだろうが隙が大きく躱しやすい、スッと身を引いただけで剣は当たらない。
『そらよっ!』
「わっ」
「わっ」
しかし次の動きにはアークワンも多少の驚きがあったらしい。
自らの頭部をブラッドスタークが突き出した。
頭突きという原始的な手に出たのではない、煙突のような一本角をアークワンに向ける為だ。
セントラルスタークという煙突型のユニットより、勢いよく蒸気が噴射する。
標的は至近距離にいるアークワン、その顔面へモロに噴きかけられた。
生身の相手ならば顔中の皮膚が焼け爛れるが、アークワンは頭部を保護するパーツも非常に高い耐久性を持つ。
その点はブラッドスタークも分かっており、これはあくまで目眩まし。
蒸気で視界が塞がれるのは一瞬のこと、視覚装置が作動し敵の位置を炙り出す。
自らの頭部をブラッドスタークが突き出した。
頭突きという原始的な手に出たのではない、煙突のような一本角をアークワンに向ける為だ。
セントラルスタークという煙突型のユニットより、勢いよく蒸気が噴射する。
標的は至近距離にいるアークワン、その顔面へモロに噴きかけられた。
生身の相手ならば顔中の皮膚が焼け爛れるが、アークワンは頭部を保護するパーツも非常に高い耐久性を持つ。
その点はブラッドスタークも分かっており、これはあくまで目眩まし。
蒸気で視界が塞がれるのは一瞬のこと、視覚装置が作動し敵の位置を炙り出す。
距離を取ったブラッドスタークを真紅の瞳が睨み付ける。
元より視界を封じれるのは数秒にも満たないだろうと踏んでいたので、今更怯えもしない。
エターナルソードを地面に突き刺し、手にしたフルボトルをトランスチームガンに装填。
こちらが銃口を向けると相手も掌を翳す。
倒せはしないだろうが少しはダメージを期待して、トリガーを引いた。
元より視界を封じれるのは数秒にも満たないだろうと踏んでいたので、今更怯えもしない。
エターナルソードを地面に突き刺し、手にしたフルボトルをトランスチームガンに装填。
こちらが銃口を向けると相手も掌を翳す。
倒せはしないだろうが少しはダメージを期待して、トリガーを引いた。
――FULL BOTTLE!STEAM ATTACK!――
ロケットフルボトルの成分を付与したエネルギー弾を発射。
命中し爆発に巻き込まれるだろう予想は呆気なく打ち砕かれる。
アークドライバーワンの中央部が発光、変換された悪意のエネルギーが腕へと流れ込む。
翳した掌を照射口としてスパイトネガが放たれると、エネルギー弾は跡形も無く消滅。
余波だけでブラッドスタークの装甲からも軽く火花が散った。
命中し爆発に巻き込まれるだろう予想は呆気なく打ち砕かれる。
アークドライバーワンの中央部が発光、変換された悪意のエネルギーが腕へと流れ込む。
翳した掌を照射口としてスパイトネガが放たれると、エネルギー弾は跡形も無く消滅。
余波だけでブラッドスタークの装甲からも軽く火花が散った。
大きな期待はしていなかったとはいえ、こうも呆気なく対処されるとうんざりするというもの。
ため息一つを零す間にアークワンが接近し蹴りを放った。
対するブラッドスタークも警戒は一切緩めていない、合わせるように蹴り上げ互いの脚部がぶつかり合う。
装甲が軋み、このままぶつけ合ってもこちらが不利と察したブラッドスタークは足を引っ込める。
ため息一つを零す間にアークワンが接近し蹴りを放った。
対するブラッドスタークも警戒は一切緩めていない、合わせるように蹴り上げ互いの脚部がぶつかり合う。
装甲が軋み、このままぶつけ合ってもこちらが不利と察したブラッドスタークは足を引っ込める。
「アルセーヌ!」
聞き慣れた声を聴覚機能が拾った。
シルクハットの頭部を持つ怪人がアークワンとの間に割って入るように出現、異様に長い脚を振り下ろす。
片腕で踵落としを防ぐと怪人は霞のように姿を眩まし、再度距離を取ったブラッドスタークの隣に黒いボディの戦士が並んだ。
シルクハットの頭部を持つ怪人がアークワンとの間に割って入るように出現、異様に長い脚を振り下ろす。
片腕で踵落としを防ぐと怪人は霞のように姿を眩まし、再度距離を取ったブラッドスタークの隣に黒いボディの戦士が並んだ。
○
足元に転がるのは顔を潰された死体。
体格から男性だとは分かるものの、生前どんな顔をしていたのかは誰も分からないだろう。
まだ殺し合いが始まったばかりの時、同じように顔をミンチにされた死体を見た。
もっと早くに見つけられたら、殺される前に助けられたのにと無力感を味わったのを覚えている。
体格から男性だとは分かるものの、生前どんな顔をしていたのかは誰も分からないだろう。
まだ殺し合いが始まったばかりの時、同じように顔をミンチにされた死体を見た。
もっと早くに見つけられたら、殺される前に助けられたのにと無力感を味わったのを覚えている。
今度は自分が死体を作る番になった。
シャドウを倒す時とは違う感覚。
感情の一側面を具現化させた存在を、仲間と協力し華麗に蹴散らすのではない。
拳に付着した血が明確に命を奪い去った事を嫌でも実感させる。
誰かに強要されて殺した訳では無い。
紛れも無く蓮自身がこれで良いと選択し、拳を振り下ろした結果だ。
ミチルを殺した許し難い男を同じように死へ追いやり、終わってみれば達成感や満足感は微塵も訪れない。
代わりに取り返しの付かない何かをしたような、仲間達の顔をマトモに見れないような後ろめたさだけが去来した。
当たり前だ、オタカラを盗み悪党を改心させる怪盗団のやり方とは違う。
自分で決めた事だというのに、殺したという事実が今更になって重く圧し掛かる。
感情の一側面を具現化させた存在を、仲間と協力し華麗に蹴散らすのではない。
拳に付着した血が明確に命を奪い去った事を嫌でも実感させる。
誰かに強要されて殺した訳では無い。
紛れも無く蓮自身がこれで良いと選択し、拳を振り下ろした結果だ。
ミチルを殺した許し難い男を同じように死へ追いやり、終わってみれば達成感や満足感は微塵も訪れない。
代わりに取り返しの付かない何かをしたような、仲間達の顔をマトモに見れないような後ろめたさだけが去来した。
当たり前だ、オタカラを盗み悪党を改心させる怪盗団のやり方とは違う。
自分で決めた事だというのに、殺したという事実が今更になって重く圧し掛かる。
雨で洗い流されたはずの血が、未だにこびりついているように見えた。
「……っ」
しっかりしろと自分に言い聞かせ、軽く頭を振るう。
やった事に言い訳をする気は無い。
簡単に割り切ったり、吹っ切ったりしていいものでも無い。
それでも今は戦いを放棄する事無く、戻らねばならなかった。
やった事に言い訳をする気は無い。
簡単に割り切ったり、吹っ切ったりしていいものでも無い。
それでも今は戦いを放棄する事無く、戻らねばならなかった。
「雨宮君…」
気遣うような声色で背後から話しかける者が一人。
カメレオンに似た頭部の騎士、仮面ライダーベルデに変身した黎斗だ。
仮面に隠され素顔は見えないが、心配気な表情をしているだろうことは態度からも察せられる。
ポンと肩に軽く手を置き、慎重に言葉を選びながら口を開いた。
カメレオンに似た頭部の騎士、仮面ライダーベルデに変身した黎斗だ。
仮面に隠され素顔は見えないが、心配気な表情をしているだろうことは態度からも察せられる。
ポンと肩に軽く手を置き、慎重に言葉を選びながら口を開いた。
「今すぐ整理を付けるのは難しいとは思う。だが…」
「…分かってます。まだ戦いは終わってない」
「…分かってます。まだ戦いは終わってない」
そうだ、敵はミチルを殺した青年だけではない。
白い弓兵の相手をエボルトとゲンガーに押し付けてしまった。
すぐに戻らなくては。
黎斗の言う通り簡単に整理できる精神状態でない事は自覚している。
だがそういった事情は全て後回しだ。
今はとにかく、戦いの場へ戻り自分のやるべき事を果たす事に集中するしかない。
白い弓兵の相手をエボルトとゲンガーに押し付けてしまった。
すぐに戻らなくては。
黎斗の言う通り簡単に整理できる精神状態でない事は自覚している。
だがそういった事情は全て後回しだ。
今はとにかく、戦いの場へ戻り自分のやるべき事を果たす事に集中するしかない。
エボルト達の元へ駆けて行く背中を見送り、黎斗もまた自身の敵へと意識を戻す。
蓮が言ったばかりではないか、戦いは終わっていないと。
ならば自分も敵の排除へ取り掛かるまで。
蓮が言ったばかりではないか、戦いは終わっていないと。
ならば自分も敵の排除へ取り掛かるまで。
「…なんだと?」
その筈だったが、とんだ肩透かしを食らう羽目になった。
さっきまでミチル達と共に相手をしていた豹。
言葉を話さずとも敵意を撒き散らしていた猛獣は何時の間にやら遠く離れた位置にいる。
こちらに尻を向け歪な足を必死に動かす姿は、誰がどう見ても逃げているとしか思えないものだった。
さっきまでミチル達と共に相手をしていた豹。
言葉を話さずとも敵意を撒き散らしていた猛獣は何時の間にやら遠く離れた位置にいる。
こちらに尻を向け歪な足を必死に動かす姿は、誰がどう見ても逃げているとしか思えないものだった。
○
『よぉ。復帰早々悪いが手伝ってくれ。俺だけじゃちょいとキツいんでな』
「ああ、遅れてすまない」
「ああ、遅れてすまない」
軽口への返答は簡潔に済まし、白い仮面ライダーへと集中する。
対峙しているだけで喉がヒリつく程のプレッシャーだ。
ドス黒いオーラを纏っているかのような錯覚を覚え、アーマージャックを相手にした時と同じ緊張感が漂う。
間違いなく、先程までのメロンを被った戦士よりも危険。
ゴクリと唾を飲み込んだ音がやけに大きく聞こえた。
対峙しているだけで喉がヒリつく程のプレッシャーだ。
ドス黒いオーラを纏っているかのような錯覚を覚え、アーマージャックを相手にした時と同じ緊張感が漂う。
間違いなく、先程までのメロンを被った戦士よりも危険。
ゴクリと唾を飲み込んだ音がやけに大きく聞こえた。
「ペルソナ!」
自らの恐れへ決別するかの如く、力強い呼びかけでアルセーヌを出現させる。
放つスキルはラクンダとスクンダ。
一定時間の経過により効果が切れたステータス低下を再度引き起こす。
アークワンの耐久性と敏捷性が削ぎ落される。
更にペルソナをマガツイザナギにチェンジ、自分とエボルトを対象にヒートライザを発動。
SP消費は馬鹿にならないが出し惜しみして負けるよりは積極的に使うべきだ。
力が漲り体が軽くなった。
少しでもこちらの勝ち筋を上げ終えると、準備が整ったとばかりに疾走。
ジョーカーの身体能力にステータス強化のスキルを上乗せし、爆発的な加速力を得ている。
駆け出すと同時にジョーカーメモリをスロットに装填、右拳へエネルギーが集まっていく。
全身が弾丸と化した勢いのまま、真っ直ぐに拳を突き出した。
放つスキルはラクンダとスクンダ。
一定時間の経過により効果が切れたステータス低下を再度引き起こす。
アークワンの耐久性と敏捷性が削ぎ落される。
更にペルソナをマガツイザナギにチェンジ、自分とエボルトを対象にヒートライザを発動。
SP消費は馬鹿にならないが出し惜しみして負けるよりは積極的に使うべきだ。
力が漲り体が軽くなった。
少しでもこちらの勝ち筋を上げ終えると、準備が整ったとばかりに疾走。
ジョーカーの身体能力にステータス強化のスキルを上乗せし、爆発的な加速力を得ている。
駆け出すと同時にジョーカーメモリをスロットに装填、右拳へエネルギーが集まっていく。
全身が弾丸と化した勢いのまま、真っ直ぐに拳を突き出した。
「ライダーパンチ!」
風都最大の危機を迎えたNEVERとの戦いでは、メタルドーパントを撃破した技。
ペルソナのスキル効果もあり、あの時よりも威力は格段に上。
ドーパント相手ならば即座に片が付いてもおかしくない一撃はしかし、アークワンが僅かに顔を逸らしただけで不発に終わった。
避けられた、そもそも今の自分の速さ相手に反応された。
驚愕が脳内を支配し凍り付くジョーカー。
その顔面をアークワンが鷲掴みにし、五指にゆっくりと力を入れる。
メモリの力で肉体を変化させた強化皮膚は頭部にも行き渡っているというのに、軋みを上げ痛みが襲って来た。
ペルソナのスキル効果もあり、あの時よりも威力は格段に上。
ドーパント相手ならば即座に片が付いてもおかしくない一撃はしかし、アークワンが僅かに顔を逸らしただけで不発に終わった。
避けられた、そもそも今の自分の速さ相手に反応された。
驚愕が脳内を支配し凍り付くジョーカー。
その顔面をアークワンが鷲掴みにし、五指にゆっくりと力を入れる。
メモリの力で肉体を変化させた強化皮膚は頭部にも行き渡っているというのに、軋みを上げ痛みが襲って来た。
「ぐ…あぁぁ…!!」
アークワンの腕を引き離すべく右手で掴むがビクともしない。
左手で振るったスチームブレードも腕の装甲で弾かれている。
このままではたとえ変身していようと砕かれるのは時間の問題。
であれば、危機に駆け付けるのは彼の共犯者。
赤い影に変化し地面を這い、アークワンの背後で実体化。
がら空きの背中に向けてエターナルソードを振り下ろす。
だが当たらない。
背後を見ないままに振るった裏拳で刃を弾き、次の斬撃が来る前にスパイトネガを放射。
後ろにも目があると錯覚させる動きだ、舌打ちしながらエターナルソードで防御の態勢を取った。
左手で振るったスチームブレードも腕の装甲で弾かれている。
このままではたとえ変身していようと砕かれるのは時間の問題。
であれば、危機に駆け付けるのは彼の共犯者。
赤い影に変化し地面を這い、アークワンの背後で実体化。
がら空きの背中に向けてエターナルソードを振り下ろす。
だが当たらない。
背後を見ないままに振るった裏拳で刃を弾き、次の斬撃が来る前にスパイトネガを放射。
後ろにも目があると錯覚させる動きだ、舌打ちしながらエターナルソードで防御の態勢を取った。
「ペル、ソナッ!」
マガツイザナギが長得物をアークワンに叩き込む。
ダメージこそゼロに等しいが拘束する力は緩んだ、胴体を蹴り上げ後方へと退避する。
ダメージこそゼロに等しいが拘束する力は緩んだ、胴体を蹴り上げ後方へと退避する。
「ペルソナ!」
発動するスキルはまたもやマガツイザナギのもの。
長得物を豪快に振り回し斬撃の嵐を巻き起こす、木っ端微塵斬り。
アークワンと周囲一帯が切り刻まれ、地面にも無数の痕が刻まれていく。
長得物を豪快に振り回し斬撃の嵐を巻き起こす、木っ端微塵斬り。
アークワンと周囲一帯が切り刻まれ、地面にも無数の痕が刻まれていく。
「なっ!?」
ジョーカーが驚愕するのも無理はない。
アーマージャックをも一度は地に伏せたスキルが直撃して尚も、アークワンは不動のまま。
装甲にもパワードスーツにも傷は見当たらない。
一度だけ鬱陶し気に肩を回し、直後ジョーカーへと急接近した。
アーマージャックをも一度は地に伏せたスキルが直撃して尚も、アークワンは不動のまま。
装甲にもパワードスーツにも傷は見当たらない。
一度だけ鬱陶し気に肩を回し、直後ジョーカーへと急接近した。
『俺を忘れるなんざ悲しい真似はするなよ』
アークワンがジョーカーの眼前へ到達したのと同じタイミングで、ブラッドスタークも赤い影状から実体化。
ジョーカーヘ放たれた蹴りを防ぎ、相棒が動く隙を作ってやる。
意図を察せない程鈍い頭では怪盗団のリーダーは務まらない、アークワンの真横へ移動しスチームブレードを振るう。
ジョーカーヘ放たれた蹴りを防ぎ、相棒が動く隙を作ってやる。
意図を察せない程鈍い頭では怪盗団のリーダーは務まらない、アークワンの真横へ移動しスチームブレードを振るう。
『二対一で悪いが恨むのは無しだぜ!』
軽口を叩きながら振るわれたエターナルソードを、肩部装甲を変化させ防ぐ。
ブラッドスタークの顔面を串刺しにせんと、流体金属が鋭利な形状となった武器。スパイトエッジが突き出された。
エターナルソードを翳して防御、キリキリと金属同士が擦れる。
流体金属の変化は一つに留まらない、枝分かれしたように刺突剣を伸ばしブラッドスタークへ到達させようと迫った。
ブラッドスタークの顔面を串刺しにせんと、流体金属が鋭利な形状となった武器。スパイトエッジが突き出された。
エターナルソードを翳して防御、キリキリと金属同士が擦れる。
流体金属の変化は一つに留まらない、枝分かれしたように刺突剣を伸ばしブラッドスタークへ到達させようと迫った。
「くっ!」
ブラッドスタークに向けたのとは反対の肩部装甲も同じ変化を見せ、ジョーカーを襲う。
スチームブレードを振るい、時にはアルセーヌのスラッシュで弾く。
だがそうやって一つ防いだ傍から、三つ四つと新たな刺突剣が来るため対処が間に合わない。
ペルソナをマガツイザナギにチェンジし、長得物を大きく振り回す。
リーチがある分こちらの方がまだ防ぐのに向いている。
スチームブレードを振るい、時にはアルセーヌのスラッシュで弾く。
だがそうやって一つ防いだ傍から、三つ四つと新たな刺突剣が来るため対処が間に合わない。
ペルソナをマガツイザナギにチェンジし、長得物を大きく振り回す。
リーチがある分こちらの方がまだ防ぐのに向いている。
「ぐあっ!」
それでも次から次へと数を増やすスパイトエッジに手を焼き、とうとう胸部を突き刺された。
本体が怯んだ事でペルソナも消失、遮る物の無くなった凶器の群れが殺到。
ジョーカーが歪な剣山と化す前に銃声が幾つも木霊し、スパイトエッジが破壊されていく。
エターナルソードを振り回して自身へ迫る刺突剣を防ぎつつ、ジョーカーの方へ銃を向けたブラッドスタークだ。
礼を言う代わりに頷き返しペルソナをチェンジする。
本体が怯んだ事でペルソナも消失、遮る物の無くなった凶器の群れが殺到。
ジョーカーが歪な剣山と化す前に銃声が幾つも木霊し、スパイトエッジが破壊されていく。
エターナルソードを振り回して自身へ迫る刺突剣を防ぎつつ、ジョーカーの方へ銃を向けたブラッドスタークだ。
礼を言う代わりに頷き返しペルソナをチェンジする。
「ケツアルカトル!」
マハガルーラを放ちスパイトエッジを纏めて吹き飛ばす。
無数の刺突剣が消えアークワンへの接近が可能となり、すかさずメモリをスロットに装填した。
無数の刺突剣が消えアークワンへの接近が可能となり、すかさずメモリをスロットに装填した。
『JOKER!MAXIMAM DRIVE!』
「ライダーキック!」
アンクルにクレストが浮かび上がるのは、エネルギーが伝達された合図。
跳躍しアークワンの胸部目掛けて飛び蹴りを放った。
靴底より衝撃が叩き込まれる寸前で上半身を捩る。
アークワンに当てる筈だった蹴りは装甲をほんの少し掠めるのみ。
攻撃が当たらず、敵へ自ら接近している。
これを隙と言わずに何と言うのか。
腹部へ捩じり込むように放たれる拳、ジョーカーの体が打ち上げられた。
跳躍しアークワンの胸部目掛けて飛び蹴りを放った。
靴底より衝撃が叩き込まれる寸前で上半身を捩る。
アークワンに当てる筈だった蹴りは装甲をほんの少し掠めるのみ。
攻撃が当たらず、敵へ自ら接近している。
これを隙と言わずに何と言うのか。
腹部へ捩じり込むように放たれる拳、ジョーカーの体が打ち上げられた。
「がはっ…」
強化皮膚など何の意味も無いのではないか。
そう思ってしまう程の痛みが引くだけの猶予を与えず、ジョーカーと同じ位置まで跳躍し追い打ちを仕掛ける。
そう思ってしまう程の痛みが引くだけの猶予を与えず、ジョーカーと同じ位置まで跳躍し追い打ちを仕掛ける。
が、アークワンがそれ以上ジョーカーを痛めつける事は無かった。
エメラルドグリーンの巨体を持つコブラが出現、ジョーカーを咥えて回収したのだ。
空を切るアークワンの攻撃、標的を邪魔をしたコブラへと変更。
察知したコブラがジョーカーを放り投げると、ややふらつきながらも着地に成功。
エメラルドグリーンの巨体を持つコブラが出現、ジョーカーを咥えて回収したのだ。
空を切るアークワンの攻撃、標的を邪魔をしたコブラへと変更。
察知したコブラがジョーカーを放り投げると、ややふらつきながらも着地に成功。
アークワンが地面に落ちる気配は無い。
まるで見えない足場があるかのように、宙へと浮いたままである。
脛部装甲に備わった機能を使い引力を操作、空中浮遊を可能としているのだ。
掌の照射形成機を向け、アークドライバーワンから悪意を変換させたエネルギーが流れ込む。
地上より見下ろすコブラも口を大きく開け、迎撃態勢に入った。
まるで見えない足場があるかのように、宙へと浮いたままである。
脛部装甲に備わった機能を使い引力を操作、空中浮遊を可能としているのだ。
掌の照射形成機を向け、アークドライバーワンから悪意を変換させたエネルギーが流れ込む。
地上より見下ろすコブラも口を大きく開け、迎撃態勢に入った。
スパイトネガと火炎がほぼ同時に放射。
勝利したのはアークワンの放つ波動、コブラの巨体は飲み込まれエネルギー体故に霧散する。
勝利したのはアークワンの放つ波動、コブラの巨体は飲み込まれエネルギー体故に霧散する。
『一旦返せ!』
「っ、ああ!」
「っ、ああ!」
コブラを召喚したブラッドスターク本人もこの結果は予想の範囲内。
投げ返されたスチームブレードをトランスチームガンと合体、連射性能と狙撃精度を高める。
投げ返されたスチームブレードをトランスチームガンと合体、連射性能と狙撃精度を高める。
――ROCKET!STEAM ATTACK!ROCKET!――
追尾機能付きのロケット弾が、煙を噴射しながらアークワンを狙い撃つ。
ジョーカー達の頭上で爆発が起き、煙が彼らの視界を一時的に封じた。
ジョーカー達の頭上で爆発が起き、煙が彼らの視界を一時的に封じた。
直後、爆風をスパイトネガで吹き飛ばしながらアークワンが地面に降り立った。
ロケット弾が効いた様子は見られない。
ロケット弾が効いた様子は見られない。
両手を翳し照射形成機から赤い光線を放つ。
但し此度は直接攻撃の目的ではない。
但し此度は直接攻撃の目的ではない。
アークワンの照射形成機はスパイトネガを放出するのみが機能ではない。
多次元プリンター能力により武器をその場で製造する事も出来る。
人工知能アークが配下のヒューマギアを使って変身した仮面ライダー、アークゼロと同じ力だ。
青いラインが特徴の拳銃型変身ツール、ショットライザーを二丁生み出し銃口を向ける。
50口径の対ヒューマギア用徹甲弾を連射、常人ならば肩が吹き飛ぶ反動も問題にならない。
エターナルソードをジョーカーに投げ渡し、ブラッドスタークは地面を転がって回避。
徹甲弾を紙一重で躱しながら自身もトランスチームライフルを撃つ。
多次元プリンター能力により武器をその場で製造する事も出来る。
人工知能アークが配下のヒューマギアを使って変身した仮面ライダー、アークゼロと同じ力だ。
青いラインが特徴の拳銃型変身ツール、ショットライザーを二丁生み出し銃口を向ける。
50口径の対ヒューマギア用徹甲弾を連射、常人ならば肩が吹き飛ぶ反動も問題にならない。
エターナルソードをジョーカーに投げ渡し、ブラッドスタークは地面を転がって回避。
徹甲弾を紙一重で躱しながら自身もトランスチームライフルを撃つ。
「うわっ」
『良い腕してるだろ?』
『良い腕してるだろ?』
ショットライザーを連射したアークワンに比べて、ブラッドスタークが撃った弾は少ない。
しかし狙いは正確無比。
両手のショットライザーに命中させ弾き飛ばした。
銃撃の嵐が強制的に止まり、エターナルソードで防御していたジョーカーが接近戦に持ち込める状況の完成だ。
しかし狙いは正確無比。
両手のショットライザーに命中させ弾き飛ばした。
銃撃の嵐が強制的に止まり、エターナルソードで防御していたジョーカーが接近戦に持ち込める状況の完成だ。
斬り掛かるジョーカーを前にしてもアークワンは慌てず掌を向ける。
光線を発射し再度武器を製造。
ライトグリーンのラインが入った剣、アタッシュカリバーを装備。
元はゼロワンが使っていたアタッシュウェポンは、装甲車を一撃で切断する破壊力を誇る。
エターナルソードと打ち合うのにも問題無い武器だ。
光線を発射し再度武器を製造。
ライトグリーンのラインが入った剣、アタッシュカリバーを装備。
元はゼロワンが使っていたアタッシュウェポンは、装甲車を一撃で切断する破壊力を誇る。
エターナルソードと打ち合うのにも問題無い武器だ。
剣の扱いには慣れていないが、ジョーカーの身体能力と剣自体の破壊力で補う。
僅かにアタッシュカリバーが押されるも、スパイトネガを放出。
赤黒いオーラを刀身に纏わせ破壊力を爆発的に上昇。
エターナルソードを押し返すと、力任せに防御を崩し切り込む。
刀身がジョーカーの胴体を走る直前に連続して銃弾が命中。
狙いを外されたアタッシュカリバーを避け、エターナルソードで薙ぎ払うように斬る。
僅かにアタッシュカリバーが押されるも、スパイトネガを放出。
赤黒いオーラを刀身に纏わせ破壊力を爆発的に上昇。
エターナルソードを押し返すと、力任せに防御を崩し切り込む。
刀身がジョーカーの胴体を走る直前に連続して銃弾が命中。
狙いを外されたアタッシュカリバーを避け、エターナルソードで薙ぎ払うように斬る。
「残念だったね」
「くっ…」
「くっ…」
エターナルソードがアークワンに当たる事は無かった。
もう片方の手にもアタッシュカリバーを製造、装備し防御に翳したのだ。
そちらにもスパイトネガを流し込み、赤黒いオーラを纏った双剣を振りかざす。
もう片方の手にもアタッシュカリバーを製造、装備し防御に翳したのだ。
そちらにもスパイトネガを流し込み、赤黒いオーラを纏った双剣を振りかざす。
「ッ!!」
エターナルソードで咄嗟の防御こそ間に合ったが、到底防ぎ切れない斬撃の嵐がジョーカーを襲う。
防ぎ漏らした箇所から次々と火花が散り吹き飛ばされる。
ロクに受け身も取れず地面に叩きつけられ、変身解除されなかったのは奇跡だろう。
手元にエターナルソードが有り、ヒートライザで耐久力を強化していた恩恵だ。
それでも決して軽くないダメージで、立ち上がろうにも激痛が走り力が入らない。
防ぎ漏らした箇所から次々と火花が散り吹き飛ばされる。
ロクに受け身も取れず地面に叩きつけられ、変身解除されなかったのは奇跡だろう。
手元にエターナルソードが有り、ヒートライザで耐久力を強化していた恩恵だ。
それでも決して軽くないダメージで、立ち上がろうにも激痛が走り力が入らない。
『で、今度は俺の番ってことかい!サービス精神旺盛で嬉しい限りだ!』
軽口の返答として急接近し双剣が振るわれた。
トランスチームライフルのブレード部分で防御し、時には装甲ギリギリの位置を躱す。
小さな隙を突いては至近距離で引き金を引き、麻痺毒を含ませた蹴りを放つ。
どちらもアークワンには届かない。
蝿でもはたき落とすような容易さで斬り落とされ、麻痺毒もまた効果が無し。
トランスチームライフルのブレード部分で防御し、時には装甲ギリギリの位置を躱す。
小さな隙を突いては至近距離で引き金を引き、麻痺毒を含ませた蹴りを放つ。
どちらもアークワンには届かない。
蝿でもはたき落とすような容易さで斬り落とされ、麻痺毒もまた効果が無し。
互いに目立ったダメージは無く、一見すれば互角。
実際はブラッドスタークが不利であるし、本人もその点は理解していた。
アークワンは億単位の非常にハイスペックな演算能力がある。
敵の動きを予測し常に先手を取り、攻撃に対しても最適解を即座に弾き出す事が可能。
多対一でも圧倒し瞬く間に戦闘不能へ追い込む程だ。
これによりブラッドスタークがどこから攻撃してこようと、その全てが見えているかのように対処できる。
トリガーに指をかけたなら、引く前に銃身をずらし当てさせない。
麻痺毒を放った蹴りも、足を動かしかけた時点で既にどの方向へ避ければ良いか答えを決定済み。
実際はブラッドスタークが不利であるし、本人もその点は理解していた。
アークワンは億単位の非常にハイスペックな演算能力がある。
敵の動きを予測し常に先手を取り、攻撃に対しても最適解を即座に弾き出す事が可能。
多対一でも圧倒し瞬く間に戦闘不能へ追い込む程だ。
これによりブラッドスタークがどこから攻撃してこようと、その全てが見えているかのように対処できる。
トリガーに指をかけたなら、引く前に銃身をずらし当てさせない。
麻痺毒を放った蹴りも、足を動かしかけた時点で既にどの方向へ避ければ良いか答えを決定済み。
仮面ライダーゼロツーにこそ一歩劣るものの、破格の性能を持つライダー。
そんなアークワンに不利とはいえブラッドスタークは食らい付いている。
これにも理由があった。
そんなアークワンに不利とはいえブラッドスタークは食らい付いている。
これにも理由があった。
トランスチームシステムにはハザードレベルの変化を引き起こす機能は無く、殺し合いに参加した時期のエボルトはまだ感情を得ていない。
故にビルドやクローズといった仮面ライダーと違い、ハザードレベルを上昇させ自身を強化するのは不可能。
代わりにブラッドスタークには、バイザーから伸びたブレード状の箇所にデータ収集装置が搭載されている。
装置をフル稼働し戦闘データをリアルタイムで集約、敵の一挙一動から細かい癖まで全てを観測していた。
これによってアークワンの動きを読み取り、対処を可能としたのである。
尤も実際に可能とするには相応の戦闘技術が必須だが、その点は変身者であるエボルト自身のスペックでクリアされた。
故にビルドやクローズといった仮面ライダーと違い、ハザードレベルを上昇させ自身を強化するのは不可能。
代わりにブラッドスタークには、バイザーから伸びたブレード状の箇所にデータ収集装置が搭載されている。
装置をフル稼働し戦闘データをリアルタイムで集約、敵の一挙一動から細かい癖まで全てを観測していた。
これによってアークワンの動きを読み取り、対処を可能としたのである。
尤も実際に可能とするには相応の戦闘技術が必須だが、その点は変身者であるエボルト自身のスペックでクリアされた。
とはいえこれだけで勝てる相手なら、アークワンはこうも猛威を振るってなどいない。
演算能力以外にアークワンが持つ絶対の力、スパイトネガ。
変身者の悪意を破壊のエネルギーに変換し攻撃に用いる能力。
波動として放つ以外にも使い道があり、現在の戦闘でも使用している。
それはスパイトネガを自身に纏わせ攻撃を強化するもの。
変身者の悪意を破壊のエネルギーに変換し攻撃に用いる能力。
波動として放つ以外にも使い道があり、現在の戦闘でも使用している。
それはスパイトネガを自身に纏わせ攻撃を強化するもの。
スパイトネガは変身者の悪意が強大であればある程、より力を増す。
自らの心を憎悪で縛り付けた飛電或人もまたアークワンに変身したが、彼は元々善人の側にいる青年だ。
対してダグバは究極の闇をもたらすグロンギ族の王、秘める悪意に底はなく無尽蔵と言っても過言ではない。
その為スパイトネガによる強化は留まる所をまるで知らず、ブラッドスタークが食らい付いた傍から一気に引き離す事だって可能。
ギリギリで躱していたのにも限界が訪れるのは時間の問題だった。
自らの心を憎悪で縛り付けた飛電或人もまたアークワンに変身したが、彼は元々善人の側にいる青年だ。
対してダグバは究極の闇をもたらすグロンギ族の王、秘める悪意に底はなく無尽蔵と言っても過言ではない。
その為スパイトネガによる強化は留まる所をまるで知らず、ブラッドスタークが食らい付いた傍から一気に引き離す事だって可能。
ギリギリで躱していたのにも限界が訪れるのは時間の問題だった。
とうとうその時はやって来る。
片手でトランスチームライフルに対処しながら、もう片方の手はアタッシュカリバーを投げ捨て新たに武器を製造。
バトルロワイアルにおいては脹相に支給された銃、アタッシュショットガンをブラッドスタークに突き付ける。
片手でトランスチームライフルに対処しながら、もう片方の手はアタッシュカリバーを投げ捨て新たに武器を製造。
バトルロワイアルにおいては脹相に支給された銃、アタッシュショットガンをブラッドスタークに突き付ける。
『ッ!おいおい!』
ブラッドスタークが焦りを露わにするのも無理はない。
ショットライザー以上の威力を秘めた銃が、至近距離で向けられている。
睨み付ける銃口には赤黒いオーラが纏わりついており、スパイトネガで威力強化を図ったのは明らかだ。
ダメージゼロで切り抜けるのは不可能と判断、ならば少しでもダメージを軽減する方へ持って行く。
胸部装甲の装飾が発光し、召喚された大蛇を即席の盾として自身に巻き付ける。
同時にアタッシュショットガンの引き金が引かれ、貫通力に優れた大型の弾丸が発射。
大蛇を盾にした甲斐もあってある程度は威力が削ぎ落されるも、やはりダメージ自体の無効化は叶わない。
装甲から火花を散らして吹き飛ばされ、偶然にもジョーカーの傍へ叩きつけられた。
ショットライザー以上の威力を秘めた銃が、至近距離で向けられている。
睨み付ける銃口には赤黒いオーラが纏わりついており、スパイトネガで威力強化を図ったのは明らかだ。
ダメージゼロで切り抜けるのは不可能と判断、ならば少しでもダメージを軽減する方へ持って行く。
胸部装甲の装飾が発光し、召喚された大蛇を即席の盾として自身に巻き付ける。
同時にアタッシュショットガンの引き金が引かれ、貫通力に優れた大型の弾丸が発射。
大蛇を盾にした甲斐もあってある程度は威力が削ぎ落されるも、やはりダメージ自体の無効化は叶わない。
装甲から火花を散らして吹き飛ばされ、偶然にもジョーカーの傍へ叩きつけられた。
『っ、ああ痛ぇなオイ!大怪我でも負って活動休止になったら堪ったもんじゃねぇな』
心にもない事を口にする態度は変わらないが、受けたダメージは洒落にならない。
アーマージャックやディケイドに続き、今度もまた化け物染みた力の持ち主だ。
貧乏くじばかり引かされている気分になるも、愚痴った所で状況は好転せず。
揃って倒れた二人を見下ろし、アークワンはドライバー上部のスイッチに手を掛ける。
このまま一気に終わらせるつもりだ。
アーマージャックやディケイドに続き、今度もまた化け物染みた力の持ち主だ。
貧乏くじばかり引かされている気分になるも、愚痴った所で状況は好転せず。
揃って倒れた二人を見下ろし、アークワンはドライバー上部のスイッチに手を掛ける。
このまま一気に終わらせるつもりだ。
『悪意』
『恐怖』
『憤怒』
『憎悪』
『絶望』
『PERFECT CONCLUSION』
『LEARNING FIVE』
ハルトマンを殺害した蹴り技の時と違い、五段階までのラーニング5で放つ。
全方位にスパイトネガを放ち周囲一帯を衝撃波で消し飛ばす技だ。
だがダグバが変身したアークワンは、或人の時とは違う行動に出る。
アタッシュショットガンを放り投げて、代わりに取り出した八角形の道具を翳す。
霧雨魔理沙のマジックアイテムはこれまで、魔力の代わりにロックシードのエネルギーを代用して攻撃に用いていた。
と言う事は、代用可能なエネルギーが他にもあれば同じく攻撃に使える。
アークワンにはスパイトネガというこれ以上ないくらいの、悪意のエネルギーが宿っている。
加えてアークローダーを押し込みスパイトネガの出力を底上げした状態故に、ロックシードを使っていた頃より脅威も格段に増している。
全方位にスパイトネガを放ち周囲一帯を衝撃波で消し飛ばす技だ。
だがダグバが変身したアークワンは、或人の時とは違う行動に出る。
アタッシュショットガンを放り投げて、代わりに取り出した八角形の道具を翳す。
霧雨魔理沙のマジックアイテムはこれまで、魔力の代わりにロックシードのエネルギーを代用して攻撃に用いていた。
と言う事は、代用可能なエネルギーが他にもあれば同じく攻撃に使える。
アークワンにはスパイトネガというこれ以上ないくらいの、悪意のエネルギーが宿っている。
加えてアークローダーを押し込みスパイトネガの出力を底上げした状態故に、ロックシードを使っていた頃より脅威も格段に増している。
スパイトネガが充填されミニ八卦炉が一層の邪悪な輝きを発する。
自分を楽しませた相手を消し去ってやるべく、力を解放せんとし、
自分を楽しませた相手を消し去ってやるべく、力を解放せんとし、
「やめろおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
アークワンの全身に無数の触手が絡みついた。
粘液にも似た黒いソレらはアークワンの動きを封じ、必殺の一手を取らせまいと蠢く。
邪魔をしたのは金髪の少年、幽体のまま月に触れる(ファーカレス)を使ったゲンガーだ。
アークワンにしてみれば優先して殺そうとも思わない、言わばどうでもいい相手。
そんな者にまたもや邪魔をされたのは少しばかり腹立たしい、ミニ八卦炉を持つのとは反対の手で波動を放ち触手を蹴散らした。
粘液にも似た黒いソレらはアークワンの動きを封じ、必殺の一手を取らせまいと蠢く。
邪魔をしたのは金髪の少年、幽体のまま月に触れる(ファーカレス)を使ったゲンガーだ。
アークワンにしてみれば優先して殺そうとも思わない、言わばどうでもいい相手。
そんな者にまたもや邪魔をされたのは少しばかり腹立たしい、ミニ八卦炉を持つのとは反対の手で波動を放ち触手を蹴散らした。
しかしゲンガーの行動は決して無駄ではない。
稼いだ僅かな時間の間に、ジョーカー達も勝負に出た。
稼いだ僅かな時間の間に、ジョーカー達も勝負に出た。
「マガツイザナギ!」
スパイトネガと似た色のオーラを纏ったペルソナを召喚。
急ぎスキルを発動するが、これは敵を直接攻撃する類のものではない。
コンセントレイト。
次に使うスキルの威力を一度だけ2倍以上にまで高める。
必殺の一撃を放つ為の前準備とでも言うべき、勝負を決めるのに重宝するスキルだ。
急ぎスキルを発動するが、これは敵を直接攻撃する類のものではない。
コンセントレイト。
次に使うスキルの威力を一度だけ2倍以上にまで高める。
必殺の一撃を放つ為の前準備とでも言うべき、勝負を決めるのに重宝するスキルだ。
「……!」
長得物を構えるマガツイザナギに力が集束し、ジョーカー自身もそれを感じ取る。
『付き合ってやるぜ相棒。でなきゃこっちまでお陀仏だ』
腹を括ったのか、軽口の中に真剣さを交えたブラッドスタークも隣に並ぶ。
エターナルソードを拾い上げ構える。
刀身は赤い光を帯び、こちらもマガツイザナギと同じく力を溜めている最中のようだ。
エターナルソードを拾い上げ構える。
刀身は赤い光を帯び、こちらもマガツイザナギと同じく力を溜めている最中のようだ。
ブラッドスタークの機能ではなくエボルト自身の能力。
スカイウォール付近の戦闘では複数の仮面ライダーを吹き飛ばし、風都タワーでもJUDO相手に使ったエネルギー波。
トランスチームガンに流し込み銃弾を強化した事もあったが、アークワン相手ではそれをやっても倒せるかは微妙なところ。
だからブラッドスタークの装備以上に、自身の力を流し込み放つ媒介として相応しい剣を使う。
現在の自分が出せる限界のブラッド族のエネルギーをエターナルソードに纏わせ、振り下ろすタイミングを待つ。
ジョーカーとブラッドスターク、二人の準備が整うと同時にアークワンも月に触れる(ファーカレス)の拘束を脱した。
あとはもう互いに力をぶつけ合うだけだ。
スカイウォール付近の戦闘では複数の仮面ライダーを吹き飛ばし、風都タワーでもJUDO相手に使ったエネルギー波。
トランスチームガンに流し込み銃弾を強化した事もあったが、アークワン相手ではそれをやっても倒せるかは微妙なところ。
だからブラッドスタークの装備以上に、自身の力を流し込み放つ媒介として相応しい剣を使う。
現在の自分が出せる限界のブラッド族のエネルギーをエターナルソードに纏わせ、振り下ろすタイミングを待つ。
ジョーカーとブラッドスターク、二人の準備が整うと同時にアークワンも月に触れる(ファーカレス)の拘束を脱した。
あとはもう互いに力をぶつけ合うだけだ。
「ペルソナァッ!!!」
マガツイザナギが豪快に長得物を振るい、閃光がアークワンへ一直線に向かう。
アナザーカブトを焼き焦がした時以上の勢いだ。
隣ではブラッドスタークがエターナルソードを振り下ろし、巨大な真紅の刃を飛ばした。
雷撃と斬撃、現在の彼らが出せる最大火力の技を前にアークワンが放つのもまた桁外れの力。
ミニ八卦炉から放たれたレーザーは、威力も範囲もロックシードをエネルギー源とした際の比では無い。
エネルギーの余波だけで周囲の建造物を破壊し、真っ向勝負を挑んだ者達をも消し去らんとする。
アナザーカブトを焼き焦がした時以上の勢いだ。
隣ではブラッドスタークがエターナルソードを振り下ろし、巨大な真紅の刃を飛ばした。
雷撃と斬撃、現在の彼らが出せる最大火力の技を前にアークワンが放つのもまた桁外れの力。
ミニ八卦炉から放たれたレーザーは、威力も範囲もロックシードをエネルギー源とした際の比では無い。
エネルギーの余波だけで周囲の建造物を破壊し、真っ向勝負を挑んだ者達をも消し去らんとする。
禍津、破壊、悪意。
三者三様の力が激突し、全員が光に包まれた。
三者三様の力が激突し、全員が光に包まれた。