世界の歴史が、時々巻き戻されていることに気付く者はいなかった。
生命が持つ意識の数だけ、世界はある。
そしてある面積以上の重なりだけが認識され、時にそれがこの、世界と呼ばれる。
本当の意味での世界や時間を知る者はいなかった… あの、"調和干渉"が起こるまでは。
そして再び歴史は繰り返されるだろう。波のゆくさきのように。
我々は、そのゆくさきを観測し続ける。
それでは、また。
― ケイオス・デデデ城 ―
エスカルゴン「デデデ陛下!おはようございます!」
デデデ「エスカルゴン、そっちも元気ZOY。」
エスカルゴン「陛下はいつもカッコいいでGES!(建前)」
デデデ「お前こそ、立派ZOY。」
エスカルゴン(美しい)「陛下こそ、爽やかで~!」
デデデ(爽やか)「お前こそ、ふつくすぃZOY…(イケボ)」
バル艦長「おえええええええええええええええええええええええええええええええええ(ダイナミック☆嘔吐)」
水兵ワドルディ「(開幕嘔吐は)まずいですよ艦長!」
アックスナイト「ただの出落ちじゃねーか!」
メイスナイト「でも気持ちは分からなくもないダス…うっっっっっっっっっっええええええぇぇぇぇぇい(貰い吐き)」
エスカルゴン「愚か者!我々を見て吐きだすとは笑止千万でGES!
メタナイト!部下のしつけがなっていないのもお前の責任でGES!なんとかするでGES!」
メタナイト「私の部下が陛下閣下に無礼をかけたのは私の責任だ。だが私は謝らないッッッッ!!!!!!否ッ!断じて否ッッッ!!!」
デデデ「よいZOY。すべてを許すZOY。ドントウォーリー・ビーハッピーZOY~♪」
エスカルゴン「流石陛下!寛大な心行きに私目は"初めて"(強調)感動したでGES~!」
カービィ「ポヨ…!(お皿に乗ったサンマの塩焼きを前に骨を一本一本取り除く作業をしている)」
フーム「ちょっと!!!!いい加減にしてよみんな!(騒がしい面子の間に割り込んで一喝)今どんな状況に置かれているかみんな分かってるの!?」
ブン「ねえ、ねーちゃんチャーハン食べてえよ俺ねえちゃーはん~!(空腹で項垂れている)」
カワサキ「お待たせ~!カワサキ特製ビーフチャーハンだよ~!(できたてほやほや、厚みのある肉がふんだんに盛り込まれた激うまなチャーハンを持って王室へ入ってくる)」
アックスナイト「カワサキイイイイイィィィーーーッ!!! ガ ッ (カワサキから強引にチャーハンを奪い取る)お前のチャーハン!ガツガツッ美味すぎるんだよンガンガッくそくそくそッ!!ガツガツガツッ ! ! !」
メイスナイト「なっ!?怒ったままの称賛! 顔だけであんな表現を!何者ダス!?(効果音:グォン)」
ブン「あ~~~ッ!!!俺のチャーハンがねえ!ねえチャーハン返せーッ!!!(チャーハンを食してるアックスナイトにダイレクトアタック)」
アックスナイト「やめろおおおおおおおおおおおうああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!(モグモグモグモグモグモグモグ)」
バル艦長「暴れながら食うと吐くから気をつけろ。ワシのようにな。おえええええええええええ(ry」
水兵ワドルディ「見せられないよ!(バル艦長にモザイクシートをかける)」
デデデ「お~…ワシも腹が減ったZOY。おーい!お茶!」
エスカルゴン「おめーはダイエット中のOLでGESか!?これで我慢してくださいでGES。(デデデの口にぶち込んだのはサントリー烏龍茶、ではなく、選ばれたのは綾鷹でした)」
メタナイト「閣下、その中身は私が万が一に備えてすり替えておいためんつゆです。」
デデデ「ブブゥゥゥゥウウウウッ ! ! ! ! なああああああにをするZOY貴様ァッ!!(そう言ってエスカルゴンをハンマーで殴る)」
エスカルゴン「なずぇ私目でGESkあげェーッ!!!!!(殴り倒される)」
カービィ「ポォヨ…!ポォヨ!(お皿に乗ったエビフライの衣を丁寧丁寧丁寧に剥ぎ取っている)」
フーム「―――んもうッ!!!!みんなうるさい!!!!!ただでさえ騒がしいのに、どうしてこんな時に限ってみんないつも以上に騒がしいの!!?」
フーム「なんか今日の
メタナイト卿は信用できないけど…何?(腕を組みながら怪しんだ表情で)」
メタナイト「人に話を聞いてほしければ、まずは自分に興味を引くようにすればよい。たとえば今から○○(ピー♪)して◆◆(ピー♪)し、そして※※(ピー♪)すれば、ここにいるすべての者たちがお前に注目するだろう。」
フーム「!!!???(その発言を聞いて絶句する)…… …… …… …… …… ……はあ…わかったわよ。事態が事態だもの。一肌脱ぐわよ。」
水兵ワドルディ「あーーーー!
メタナイト卿!フームさんにエッチな脅迫をしましたね!?エロ同人みたいに!エロ同人みたいに!!!げふっ!!!!(フームに野生のブロントバードを顔面に投げつけられる)」
フーム「やるしかないわね…ふぅ………(大きく息を吸い出だし…)」
星のフームたん「うふっ♡ みんな元気にしてた?(カワボ)」
デデデ「んがーーー!?!?!?!?」
エスカルゴン「んGEEEEEEEEEEEE!?!?!?!?」
アックスナイト「あらら…(口からチャーハンぼろぼろ…)」
エスカルゴン「こッ…これは…ッ…!!!!(驚愕)」
デデデ「ほほ…『星のフームたん』ZOY!!!!!(仰天)」
星のフームたん「はぁん…なんか男ばっかでむさくるしくて裸になりたいくらい…(セクスィボイス)」
ブン「ねーちゃんなにやってんだよねえチャーハンねえ!!(アックスナイトからのおこぼれをひょいぱくしながら)」
バル艦長「けしからん。もっとやれ。」
水兵ワドルディ「放送事故ですよ!「Z」指定です!!」
メイスナイト「
メタナイト卿、一体フームさんに何を吹き込んだんダスか。」
メタナイト「フームがああなってしまったのも私の責任だ。だが私は謝らないッッッッ!!!!!(清々しいまでの否定)」
カービィ「ポヨォ…(お皿に乗った餃子の皮を懇切丁寧に剥いていき、中の具材をスプーンで抜かりなく掬い出している)」
星のフームたん「あなたたちってどこにいっても考えることは一つなのね。単細胞なお・バ・カ・さ・ん( は ぁ と )」
星のフームたん「あなたたち、お仕置きしてほしい?(うふん♡)(BGM:ほ~し~のフ~ムた~ん♪う~るる~セ~クスィ~♪)」
デデデ「もう我慢できんZOY!!!!!!ワシは(虐められに)行くZOY!!!!!!」
Sカルゴン「はあああああああああああ????????正気かこのマゾオヤジ!?私が(虐めに)行くでGESから引っ込んでてくださいでGES!!」
水兵ワドルディ「ど、ドSだこの人おおおおおおおおおおおぉぉぉぉーーーーーッ!!」
フーム「うっさいわよこの変態共っ!!!!!!!(マルマインを片手で剛速投球)」
マルマイン「(マルマインのだいばくはつ! こうかはばつぐんだ! ▽)」
デデデ「どぅえはあああああああああああああ!!!!!!!(爆破)」
エスカルゴン「あGEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!(大破)」
カワサキ「死んだんじゃないの~?wwwww(失笑しながら部屋を出ていく)」
フーム「はあ、はあ… やっと鎮まり返った… コホンッ…みんないいっ!?私たちの身に何が起こったかちゃんと理解してる!?」
デデデ「丸焦げZOY!」
エスカルゴン「殻が砕け散ったでGES!(代用品を持ち出し背中につけ直す)」
バル艦長「後処理(※モザイク)」
水兵ワドルディ「プリコネしてます(\プリンセスコネクト・リダイブ♪/)」
アックスナイト「食事中!(ぐもぐもぐもぐも)」
ブン「チャーハンだよねえチャーハン!!!!!!(アックスナイトの頭上に乗ってチャーハンを盗み食い)」
メイスナイト「
メタナイト卿はどう思いますか?(盥回し)」
メタナイト「事態が一度鎮まり返ったと思われたにも拘らず早くも嵐の再来が予兆されるのは私の責任だ…だが私は謝らないッッッッ!!!!」
カービィ「ポヨン!!(ピンセットでミカンの筋取り中)」
フーム「ちっがう!!!!!私たち、いつの間にか変な世界に飛ばされちゃったのよ!!このお城ごと!!!!」
デデデ「……」
エスカルゴン「……」
デデデ「デデデエエエエエエェェェン!?!?!?!?そうだったのかZOY!?」
エスカルゴン「ゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑゑ今更あぁッ!!!??まあ、私目も今はっと気付かされたでGES。(烏龍茶を飲みながら)」
水兵ワドルディ「あ、閣下。それ、めんつゆです。」
エスカルゴン「んGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE(口からジェット噴射)」
デデデ「とうとうワシたちは偉大なる航路に突入してしまったのかZO~Y!?ドゥハハハハ!そりゃあ愉快ZOY!さっそくひとつなぎの大秘宝とやらを探しに出かけるZO~Y!!!略奪王に、ワシはなるZOOOOY!(なるZOOOOY!)(なるZOOOOY!)(なるZOOOOY…―――)(木霊する)」
アックスナイト「船もねえってのにどうやって船出するつもりなんだよ頭敗北者かおめえはよぉ~?」
バル艦長「ハァ…ハァ… 敗北者…?」
水兵ワドルディ「(衰退傾向にあるネタに便乗するのは)やめてください艦長!」
メタナイト「敗北者が蔓延る世の中にしてしまったのは私(の中の人)の責任だ…だが私は謝らないッッッッ!!!」
フーム「いい加減にしてよみんな!!!!なんで誰も話を聞いてくれないの!!?(激昂)」
エスカルゴン「そんなに激昂家ァ…(イケボ)みたいな顔するなでGESよ。私は端からちゃんと話を聞いているでGES。どこかの肥満体親父とは違ってなんだかんだまともなんでGESから。」
ゲッコウガ「激昂家(ゲッコウガァ)…」
デデデ「でぇ~はははは!ドンマイドンマイ、バル艦長!」
バル艦長「あんたのことだよ!!気付けよ激安の殿堂!!!!」
デデデ「ぬわぁにぃッ!?おんのれえぇいエスカルゴォンッ!!!!(ハンマーを振り被る)」
フーム「はいはいそこまで!(デデデの眼球にめんつゆ入りのペットボトルをぶっ挿す。この時背後から激安の悲鳴が轟いたのは言うまでもない)とーにーかーく!なんとかして元の世界、プププランドに戻らなくちゃ!まずはみんなで手分けして、元の世界へ帰る方法を探しましょう!」
エスカルゴン「ええ、異議なしでGES。もっとも、愚かな人民共がいない世界では税金を捲きとれず、わたくしたちの裕福な生活が貧困になるのも時間の問題でGESからな。」
フーム「そういう問題じゃないんだけど… このお城を拠点に、みんなで各地に散らばって情報収集をしましょう!」
水兵ワドルディ「かしこまりました!」
バル艦長「いいだろう(上から目線)」
アックスナイト「腹も膨れたし、いっちょやってやるか。」
メイスナイト「情報収集なら我々
メタナイツの得意分野ダス!」
メタナイト「やはり情報収集か…いつ出発する?私も入院する。」
水兵ワドルディ「それは病院。」
デデデ「ドゥハハハ!ついでにこの未開の土地をワシが開拓して新たな植民地にしてやるZOY!」
エスカルゴン「さっすが陛下!悪だくみはピカ一でGESな!!」
カービィ「ポーヨー…もうダメ…ちかれたん…(骨付きチキンから骨だけを綺麗に抜き取ろうとしていたが脱力する)」
ブン「そうと決まったら早速行こうぜ!実はさっきから外の世界に出たくてうずうずしてたんだよなぁ~!!!」
フーム「はいはい、わかったわよ。けどブンは私と一緒に行動よ?いいわね?さ、みんな行くわよ!……え?」
エスカルゴン「ん?」
デデデ「デ?」
バル艦長「あん?」
水兵ワドルディ「へ?」
アックスナイト「は?」
メイスナイト「ほ?」
メタナイト「そうだな。だがこうなってしまったのは私の責任だ。だが私は謝らn(話の最中にフームに突き飛ばされる)」
フーム「
カービィ…っ…!!?……うそ…今、喋ったよね…???(目を丸くして
カービィに詰め寄る)」
デデデ「デデデエエエエエエェェェェエエエエンッ!?!?!?!?ぴ、ピンクボールが喋り出したZOY!!!いつも「ポヨ!」しか言わない貴様が何故にィッ!!!??」
エスカルゴン「おっっっっどろいたでGES!!!
カービィ、本当は喋れるんでGEしたか…!?」
ブン「嘘だろ…マジかよ…!ねーちゃんどうなってんだよねえ!チャーハン!!」
フーム「私も初めて聞いたわ…
カービィの声…
カービィ!一体どういうことなの…?」
カービィ「ボクにも分かんないよ!そんなことより、この骨何とかしてよ!(嫌そうな表情で骨付きチキンを振りながら)」
フーム「あ…ぁぁ……(
カービィが几帳面になって喋るようになったのも、
メタナイト卿のプライドが高くなり過ぎたのも、ブンがチャーハン依存症になったのも、カワサキの料理がとてつもなく美味しくなったのも、デデデとエスカルゴンがもっと変態になったのも(※たぶん元々)、なんか変な連中がおまけで付いてきたのも… それもこれも、こんな世界に飛ばされてからなにもかもがおかしくなっちゃったからだわ…!)」
エスカルゴン「 「※たぶん元々」とは失礼にも程があるでGEしょうがよ!!!」
デデデ「エスカルゴンはともかくワシはこの星の誰よりもまともZOY!!」
バル艦長「おまけで付いてきた哀れで惨めな変な連中ってワシらのことか貴様ァッ!!?」
水兵ワドルディ「艦長!一言余計です!!」
アックスナイト「だってさ、可哀想だよなお前ら。」
メイスナイト「なに他人事みたいに遠ざかっているダスか!」
メタナイト「現場が混沌に満ちたのはすべて私の責任だ…だが私は謝らないッッッッ!!!!決ッッッッッして!!!!」
フーム「あーもー!!!!やだー!!!!!!!!」
水兵ワドルディ「次回!「危うし!さらばバル艦長~最後の晩餐は焼き鳥屋で~」をお楽しみに! 」
バル艦長「次回開幕にてめぇのスマホを叩き割ってやるから覚悟しとけよな? 」
世界は一つじゃない。それぞれの意識の数だけ世界はある。
意識の一部は、他者の意識と重なり、ある一定以上の重なりを、人は現実の世界として共存している。
世界の中には、異なる時間の速度で生きている生命も多数存在する。
その速度が異なれば、分子の質量も異なることとなる。目に見える形で衝突することはない。
『あの世界』は、そんな様々な世界の隔たりに干渉する力を持つ。
そして意図した部分だけを、自らの世界、そしてその時間の中に取り込んでいく。
まだまだ未知の領域、その神秘がある。
引き続き、観測を強化することとする。
ブン「 つっかれたぁ~!(街外れの野原にて、木の根元に腰かけ背後の木に凭れかかる)腹減ったし…ねーちゃんたちとは逸れちまったし、チャーハン食いてえし…そもそも元の世界に戻る方法とか掴めていないしー!!(不平不満を垂れ流しながらじたばたする) 」
ブン「 はぁ…どうすりゃいいんだよ、ねーちゃん。チャーハン食いてぇ…(ぐぅと腹の虫が鳴る) 」
――――――お腹が―――――――――空いて―――――い――るの――か――――ィ―――?―――――(換気招く突風と小声身震いする茂みのざわめきに混ざって蚊の泣くような、あるいは老婆のような声がこだまする)
ブン「 ヒッ…!(身の毛もよだつような老婆の声に全身に悪寒が走る)だ、だれだ…!?あばば、誰なんだババア!!で、出てこいババア!!あばばばババア!!!(超動揺している) 」
ヒヒッ―――――ヒヒィッ―――――オタベ―――――オタベ―――――オタベ―――オタベ―オタベオタベオタベオタベオタベオタベオタベ……
ブン「 やめろ…ッ…!やめやめろ…!!やめろ…来るな…来るなババア…!! 」
オケアノスのキャスター「 カ"タ"ーケ"ホ"テ"ト"お"た"へ"え"え"え"え"え"え"え"エ"ェ"ェ"ェ"エ"エ"ェ"!!!!!!((光の当たり方の影響で)眼球のない(ように見える)女性が、堅揚げポテトの袋を両手に茂みを食い破り、さながら三葉虫のように這いずって身の毛のよだつ金切を上げ迫ってきた) 」
堅あげポテト(ブラックペッパー)「 「「「「「のりしおくぅぅぅぅゥゥゥゥンッッッ(一斉に破裂)」」」」」 」
ブン「 んぎゃああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁででででで出たあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああッ!!!!!!!(魑魅魍魎な怪人老婆(オケアノスのキャスター)を見てこれでもかと泣き叫び、その場から全速力で逃げ去った) 」
ポテトチップス(のりしお)「 「「「「「かたあげくぅぅぅぅゥゥゥゥンッッッ(一斉に破裂)」」」」」 」
オケアノスのキャスター「 ア"ァ"ァ"ァ"あ"あ"ち"か"う"ゥ"ゥ"ゥ"!!!!!こ"れ"し"ゃ"な"い"!!!!こ"れ"し"ゃ"な"い"ん"た"あ"あ"あ"!!!!!(堅あげを地面に叩いつけその場に顔を擦り付けるようにして這いつくばった)キュ……なんだ……キュなんだ………思い出せない……………なんなんだ…………何よりも……大切なことのはず………なのに……ッ!!なぜ思い出せないんだ……ッ!! 」
柳生但馬守宗矩「 我が心は不動――――――(正座をしたまま地蔵のように道端で動かずにいる)ガッ ――――――我が心は不動(逃走中のブンがすれ違いざまぶつかっても不動)――――――――――――――その先を忘れても、我が心は不動……… 」
ブン「 はあ…はあ…はぁ…っ…!!な、な、何だったんだよ今のババア…!!(無我夢中で逃げ込んだ先は、先の野原より遠く離れた廃工場区域だった)はあはあ…あんな魔獣今まで見た事ねえよねーちゃん…!もうやだ…早くプププランドに戻りてーよねえちゃーん!!!チャーハン!!(疲れから、黒塗りの地面に倒れ込んでしまう) 」
ガシャンッ…ガシャンッ… ! ! (その時、ブンの叫びに反応した何かが金属瓦礫の中から姿を現し、彼に少しずつ迫っていく)
ブン「 はぁ…はぁ………へ……?(なんだこの音…?そういやここ何処なんだ…??)(大の字で倒れていたところを上半身を起こし、迫る音のする方を見つめる) 」
キラーマシン「 ガシャンッ…ガシャンッ… ! ! (闇夜の中で不気味ん輝く赤い閃光。点滅する壊れかけのライトに照らされ姿を現したのは、金属の身体を持つ殺戮兵器だった)シン…ニュウ…シャ… タタ、タダチニ…ハイジョ…スル…!(手にしている西洋刀を振り上げたままブンに少しずつ迫っていく) 」
ブン「 ヒ ィ ィ ッ … !!?(老婆の次はロボット。次々と自身に襲いかかる未知の存在に完全に腰を抜かしてしまう)あ…あぁ……も、もだめだ…こここッ、殺される…ッ……!ねーちゃん!!
カービィ!!た、助けてくれェーッ!!! 」
―――― ブ オ ォ ン ッ ! ! ! (少年の助けを求める声に呼応するように、瓦礫の山の向こうからけたたましい起動音と共に一つの影が飛んでくる)ギュンッ――― ド グ ゥ オ ン ッ ! ! ! (影はキラーマシンを撥ね退け、少年の前に颯爽と現れた)
キラーマシン「 ハイジョ…ハイジョ――――!!?( ドガシャアアアァァンッ ! ! ! )(突風の如く現れた謎の影に跳ね飛ばされ、瓦礫に激突する) 」
謎の天才青年「(独創的なバイクに跨る謎の人物は装着していたヘルメットを脱ぎ取り)よっ―――(ブンの前に降り立つ)危ないところだったな。ん?(「大丈夫か?」と手を差し伸べる) 」
オルガ・イツカ「 大丈夫か坊ッ……何!?うおおオォォォォォォッ!!!!(ブンの悲鳴を聞き駆けつけたが吹き飛ばされたキラーマシンに人知れず潰される) 」
オルガ・イツカ「 \キボウノハナー/だからよ……\ツナイダキズナハー/止まるんじゃねぇぞ………… 」
ライド・マッス「 なにやってんだよ団長ォ!! 」
謎の天才青年「あ、悪いね。(・ω<)(自分が跳ね飛ばしたキラーマシンに潰されたオルガに) 」
ブン「はあはあ…っ……!?た、助かった…のか…俺…??……お、おじさん誰…?(恐がりながら立ち上がり、青年の顔を見上げる) 」
謎の天才青年→桐生戦兎「おじさんじゃない、お兄さんだ。そして俺は―――てぇん↑さぁい↓物理学者の『桐生戦兎』(きりゅう せんと)だ。覚えていて損はない。ていうか覚えろ。テストに出るぞ。 」
キラーマシン「 ガ シ ャ ア ァ ン ッ ! ! (瓦礫とオルガの遺体を吹き飛ばし、再びブンの前に現れる)シンニュウシャ…カクジツ、ニ…ハイジョ…! 」
ブン「 は、はぁ……???(さっきの老婆といい今のロボットといい…この変なおじさんもやばい匂いしかしねえ…!何なんだこの世界は…!!)うわっ、なんだ…!?ヒッ、さっきのロボット…まだ生きてる…!!(慄きながら退き始める) 」
桐生戦兎「何か面白い研究材料がないか来てみたら…やはり俺の予感はベストマッチしたようだ。(キラーマシンから視線を外さず、ブンを庇う様に対峙する)ス…――― ガ チ ャ ン ! (レバーの付いた黒いドライバーを取り出し、腹部に当てることで自動的にベルトが伸長して装着される)―――さあ、実験を始めようか。シャカシャカシャカシャカ…(ポケットから取り出した赤と青のボトルを上下に振ると、周辺に方程式の有形テキストが現出する) 」
ブン「……??なんだこれ…?数学とかでよく見る方程式…?俺計算苦手だよねーちゃん…(浮遊する方程式を不思議そうに見つめては嫌そうに舌を出す) 」
桐生戦兎「ガチャンッ ! \ラビット !/ ガチャンッ ! \タンク !/―――\ベストマッチ ! ! /(赤と青、ラビットフルボトルとタンクフルボトルをビルドドライバーに装填) ガッ ――― グルグル…(ドライバー横側にあるレバーを回すとプラモデルのランナーを思わせる小型ファクトリーが形成される) 」
トンテンカン♪ トンテンカン♪(赤と青のフルボトル内の色成分が液状化し、ファクトリーのパイプラインに流し込まれ、やがてそれらは赤青の人型アーマースーツへと形成されていく)
ブン「 うわわわわわっ!!?なんだよこれ…!?おじさんの身体から…なんか変なのでてきたんだけどぉ!!?(訳が分からずただただ驚愕している) 」
桐生戦兎「 \Are You Ready !? /――――― 変身! 」
桐生戦兎→仮面ライダービルド「ウ ィ ー ン …――― ガ シ ョ ン ッ ! ! ! (形成された赤と青のアーマースーツが戦兎の身体を包むように合体)シ ュ ウ ゥ ゥ ゥ … ! ! \ハガネノムーンサルト ! ラビットタンク ! イェーイッ ! ! !/(全身から湧き出た白い煙と共に姿を現したのは、赤と青の身体を持つ"創生"の戦士―――『仮面ライダービルド』) 」
ブン「 えっ…!!?…なっ…なんだよ、それ…!?どうなってんだよ…!!(変わり果てた戦兎の姿に、食い付いたように仰天) 」
仮面ライダービルド「 俺は『仮面ライダービルド』。…勝利の法則は――― 決まった!ギュイィィン… ――――はっ!(赤い左足が一瞬光出すと、大跳躍による高速接近でキラーマシンの懐に瞬間的に潜り込んだ)―――とりゃ!!(接近と共に殴り飛ばした) 」
キラーマシン「 ……!?ゴギャアァッ!!(遠い距離にいたビルドの高速移動からの急襲に成す術もなく殴り飛ばされる) 」
ブン「 すげえジャンプ力だ!(ビルドの跳躍力にチャー研並の感想) 」
キラーマシン「 グググ… シンニュウシャ、ニメイ…タダチニハイジョスル…!!(ビルドに刀を振って応戦する) 」
仮面ライダービルド「 おっとと…!(刃を紙一重で回避し、ドライバーのレバーを掴む) キ ュ イ ン ッ ! (ドライバーからパイプラインが飛び出し、可変型武器『ドリルクラッシャー』へと形成される) よっ、はっ!ふんっ!!(ガキィンッ、ガキィンッ、ガキイィィンッ ! ! !)(ドリル刃「ドリスパイラルブレード」でキラーマシンの斬撃に合わせて振るい、やがて隙を突いて攻撃を叩き込んでいく) 」
キラーマシン2「 シキュウ、オウエンヨウセイ…シキュウ、オウエンヨウセイ…(また違う型のキラーマシンが奥で応援要請の電波を放っている) 」
キラーマシン「 ゴッ…ギャゴ…ゴガガガッ…!!(攻撃を受ける度に金属音が鳴り響き、火花が飛び散る)ギギギィ……ハハ…ハイ……ジョ…!(損傷部位から煙が湧き出す) 」
ブン「 ………!(なんか…よくわかんねえけど………か、カッケェ……!)……!な、仲間もいる…!?(キラーマシン2の登場に物影に隠れる) 」
仮面ライダービルド「 聞こえているよ!ガチャコン―――ジャキィンッ ! ! (ドリルパーツを取り外し、先端側を横のジョイントに挿し込むことで銃形態「ガンモード」と変形)シュドドドッ ! ! ! (高速回転する加速光弾「スピニングビュレット」を発射し、キラーマシン2を完全破壊する) 」
キラーマシン2「 ガシャアアアン!!!!! ……キュイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!(破壊され、ボディから無数の輝きを放ち)―――――――――ドガアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!!(派手に爆発) 」
仮面ライダービルド「 フゥ♪(キラーマシン2の爆発を見届けた後、武器をぽいっと投げ捨てる)さてと、これでフィニッシュだ。グルグル…(ビルドドライバーのレバーを再度回す)ちょ~~~っと、待ってて?タンッ、タンッ、タンッ、タンッ…――――たあっ!!( ド ゴ ォ ン ッ ! ! )(キラーマシンから離れる様に距離を置いた後、勢い良くジャンプし、地面を強く踏みつけそのまま地中へ潜った) 」
ガ チ ャ ア ァ ン ッ ! ! ! (ビルドが地面に潜ったと同時にグラフを模したエネルギー滑走路がキラーマシンの左右に出現し、双方が組み合わさったグラフのX軸によりキラーマシンが拘束される)
キラーマシン「 ……!!?(突然出現したグラフにがっちりと拘束されてしまう) 」
仮面ライダービルド「 ――― ボ ゴ ォ ン ッ ! ! (潜った個所から大跳躍で姿を現し、グラフのY軸軌道へと乗る)\Ready go ! ボルテックフィニッシュ ! ! イェイッ ! ! !/ はあああぁぁーッ!(滑走路に沿って滑り下り、拘束されたキラーマシンへと迫る)―――はあッ!! (ギャリギャリギャリィ――― ド グ ォ ン ッ ! ! ! )(青い右足底にある無限軌道装置でキラーマシンの装甲を削り取りながら、強烈なライダーキックを炸裂させた) 」
キラーマシン「 ホギャアアアアァァーーーーーッ!!!( チュボオオオオオオオオオォォォォォォーーンッ ! ! ! ! )(ビルドのライダーキックを正面から受け、爆発四散した) 」
ブン「 …………スゲェ……!!(瞬く間に二体の兵器を返り討ちにしたヒーロに目を輝かせていた) 」
仮面ライダービルド→桐生戦兎「(爆発をバックに華麗に変身解除)…よっ、大丈夫だったか?(何ごともなかったかのようなけろっとした表情でブンに歩み寄っていく) 」
ブン「 ぉ…おじさんすげえよ…!今のなんだったの!?変身!変身したよね今!ねえチャーハン!!(特撮ヒーローに憧れる純粋な少年心をむき出して戦兎の前でぴょんぴょん跳ねる) 」
デデデ「 どぅはー!!どでかい爆発がしたと思って来てみれば…今のは何ZOY!?(どかどかと現場に現れる) 」
エスカルゴン「 ちょっと陛下!私目を置いて走らないでくださいでGES!それよか…おお、ブン!無事でGEしたか。フームの奴からうるさく連絡が来てたでGESから、私と陛下で探していたんでGESよ!?……で、この方は…?(戦兎を一瞥する) 」
桐生戦兎「凄いでしょ?最高でしょ?天才でしょ?(両手を腰に当て鼻を伸ばすが、ふと目をぱちくりさせる)いやだからおじさんじゃない。お・に・い・さ・んだ! うおおおおおぉぉぉ!?!?!?なななな、なんだこのどでかいペンギンとカタツムリ…!しかも喋ってる…!!?見たところスマッシュ(※怪人のこと)ではないようだけど…??(ふむふむと後から来た二人の姿を見つめる)俺はてぇん↑さぁい↓物理学者の桐生戦兎。仮面ライダービルドの変身者だ。(「よろしく☆」とチャラけたポーズで挨拶) 」
ブン「 あっ!デデデ…に、エスカルゴンも!!やっべぇ…ねーちゃん怒らしちまったかやべえなねーちゃーハン… 「仮面ライダー」…??今のがその姿なんだ…!?カッケェ…!な、な!どうしたら俺も仮面ライダーになれるかな!?教えてくれよ…!ねえチャーハン!! 」
桐生戦兎「……坊主、逆に聞くけど…「仮面ライダー」がどういう存在なのか知ってるか?(急に改まった表情でブンと顔を合わせる) 」
ブン「どうって…そりゃあ!今みたいに悪を懲らしめる正義のヒーローなんじゃないの…!?(両手を広げながら) 」
デデデ「なんと!むむむ…閃いたZOY!ならばワシも仮面ライダーとやらになるZOY!エスカルゴン!さっそく仮面ライダーになれる変身ベルトを作るZOY! 」
エスカルゴン「はあ!?陛下の様な体躯であんなスタイリッシュなヒーローになれる訳ないでGEしょうgあGEェッ!!(ハンマーで殴られ地面に横たわる) 」
デデデ「ワシも勧善懲悪を目指す正義のヒーロー『デデデマン』になるZOY!ドゥハハハ!!(豪快に笑いながらその場を後にする) 」
エスカルゴン「もはや仮面ライダーですらねえのかよ…(横たわったまま溜息を吐く)はぁ… ブン、先に向こうで待っているでGESから、さっさと話を済ませるでGESよ。(そう言い渋々とデデデの後を追うように去っていく) 」
桐生戦兎「面白い奴らだな…今度の実験対象にしてみようかな。(顎元を人差し指でさすりながら、去っていくデデデとエスカルゴンの二人を見送る)悪を懲らしめる正義のヒーロー…ねぇ…確かにその通りなんだけど… …いいか、坊主。世の中には「必要悪」とか「偽悪」というものがあるように、どんな奴にも"悪意"ってのは必ずあるんだよ。つまりな?全ての悪が懲らしめられる必要はないんだよ。 」
桐生戦兎「それに、君はさっきのロボットたちを"悪"と定めてたみたいだけど…今俺が破壊したロボットたちは、機械だからそもそも善悪の判断ってものがなかったんだよ。ロボットたちが君を襲ったことも、俺がロボットたちを破壊したことも、何が善くて悪いのかなんて、本当は解る訳がないんだ。何を"悪"と定めるか、何が正しいのか…… 何も考えず、ただ悪を成敗するだけじゃ「仮面ライダー」にはなれない。(踵を返し、バイクに跨る) 」
ブン「 ……(戦兎の言葉を難しく捉えているのだろうか、何度も首を左右に振りながら考えようとしている)じ、じゃあ…!仮面ライダーになるにはどうしたらいいんだよ…!?(一歩詰めよって戦兎の背に問いかける) 」
桐生戦兎「…本当に仮面ライダーになりたいってなら、その答えは…坊主、君自身がその「公式」を見つけるんだ。(ヘルメットを被り、バイクを走らせて闇夜の中へと消えていった) 」
ブン「 ……(バイクに乗って去っていく戦兎を呆然と見送る)…ちぇっ…なんだよ… (悪態をつき、足元の小さな機械破片を蹴り飛ばして、デデデたちが去っていった方角へと、とぼとぼと歩いていった) 」
世界に流れる全ての歴史は滅びの運命を辿った。
だが、引いては返す波のように…滅ぶはずだった歴史の時間が巻き戻されていく。
世界は生と死の螺旋に囚われていくのだろうか。
複雑に絡み合う糸を解(ほど)いたのは、物語る者たちの希望により齎された―――"転生"の儀
そして、世界の歴史のゆくさきは二分される。再生された世界と、誕生された世界に。
消失によって生まれ出ずる空白を埋め合わせる様に、新たな世界が開かれた。
世に混沌を齎した神無き世界。在るものが無く、無いものが在る。
"転生"は、人々が気付かない速度で、更に加速をしていく。
しかし…分岐世界のゆくさきは、果たして言葉通りの未来なのだろうか。
過去を夢想するように、世界はいつか流転するだろう。
その先に待つのは希望か、破滅の再来か… 私たちはただ、そのゆくさきを観測し続ける。
ブン「 …はぁ…チャーハン……(月明かりの差す草原の高台で、三日月を見上げながら寝そべっている)……… 」
何を"悪"と定めるか、何が正しいのか…… 何も考えず、ただ悪を成敗するだけじゃ「仮面ライダー」にはなれない。本当に仮面ライダーになりたいってなら、その答えは…坊主、君自身がその「公式」を見つけるんだ。(ブンの脳裏に、先日出会った戦兎の言葉が反響する)
ブン「 んなこと…わっかんねえよ… チャーハンの作り方だってわかんねえのに…(独り言のように呟いて寝そべり返る)……俺にはなれねえのかな…ヒーローに… 」
ゲェハハハ!!待てオラァン!!(突然、何処かで下卑た男の声が聞こえる)
ラルトス「ラル~…!!(まるで何かから逃げる様に、草葉を掻きわけながら懸命に走っている) 」
黒服の男「ゲェハハハ…チビで鈍足のくせに往生際が悪いぜぇ~?観念して俺のものになりやがれあぁん!?(大きく股びらきしながらラルトスにゆっくりと迫っている。その手には不気味に光るモンスターボールが握られていた) 」
ブン「 うぅ…急に冷えてきたし、そろそろ帰ろう。ねえちゃんチャーハンでも作ってくれてねえかなねえチャーハ…ん…?(耳障りな声を聞いて起き上がる)なんだ……?(男と、彼が追いかけているラルトスを高台から見下ろしている) 」
ラルトス「トテテ……!(無我夢中で走っていたところ崖際に直面)ラ、ラル……(引き返そうと振り返ったものの、そこには男が既に迫っており、既に退路を断たれてしまい狼狽する) 」
黒服の男「さぁ、もう逃げ場はねぇ~ぞぉ~ん??? ボムッ ! (モンスターボールを投げ、ゴルバットを出す) 」
ゴルバット「ギェッギェッ…!(男のボールから出てきたゴルバットは、鋭い牙を剥き出し彼と共にラルトスを追い詰める) 」
ブン「 おいっ!(ただごとじゃないと判断して高台からラルトスたちの元へ降りてくる)何やってんだよお前!そいつ(ラルトス)嫌がってんだろ!どっかいけよ…!(果敢にも男に詰め寄る) 」
ヌマクロー「 ( やせいの ヌマクロー が とびだして きた ! )…………。(ヌマクロー は なかま を よばなかった!) 」
黒服の男→
ロケット団したっぱ「おあぁ~ん??(ブンの方へ振り返る)誰かと思えば…うっせえなチビガキィ!!俺は泣く子も黙る『
ロケット団』!世界中のポケモンは、俺たち
ロケット団のものだ!こんな見たことのないポケモンを前にすりゃあ、捕まえないわけがないんだよなあぁ??だからよぉ、ガキはママんとこへ帰りな!!痛い目を見たくなかったらなぁ!!ゲェハハハ!! 」
ブン「 う、うるせぇ…!コロッケ団だがヘッポコ団だが知らないけど…嫌がってる奴を無理矢理捕まえようとするなよ!!デデデじゃあるまいし!! 」
ヌマクロー「 (ヌマクローはブンへモンスターボールを投げ渡した!)…………(無言で頷く) 」
ロケット団したっぱ「るっせぇなぁ…!俺たちの怖さが分かんねえなら、徹底的に教えてやる!!ボムッ ! (ボールから更にゴローンを出す)行け、ゴルバット、ゴローン!そのクソガキを痛めつけてやれ!! 」
ゴルバット&ゴローン「ギェギェッ…! ゴロォン!(ゴローンが分にゆっくりと詰め寄る一方、ゴルバットはブンに鋭い風刃“エアカッター”を容赦なく飛ばした) 」
ブン「 な、なんだよこれ…ていうか、お前…誰なんだよ…?(キョトンとした顔でヌマクローからモンスターボールを受け取る)うわあぁ…ッ!!(風刃の直撃を免れたものの、頬を掠め僅かに流血する)こ、このぉ…!!(投げ渡されたモンスターボールをゴローンに向かって投げ飛ばした後、足元に落ちていた木の棒を拾いとって殴りかかる) 」
ゴローン「ブォンッ、キィン ! (片腕を振って投げられたボールを薙ぎ払う)ゴロォン!!(頑丈な岩の身体故に当然木の棒で殴られてもびくともせず、ブンの無力な抵抗を嘲笑うように石の腕で軽く薙ぎ払った) 」
しめりけポッポ「ビシャァァァ(ブンが投擲したモンスターボールから矢の如く飛び出してゴローンの体に衝突し、あたり一面に水しぶきが舞う)ポ……ポッポ……(既に川を漂流した捨て犬のようにぐったりとしたポッポは爆発せずひたすらに負のオーラを拡散させている!) 」
ヌマクロー「 …………。(ポッポの玉砕を見届けると何事もなかったように帰ってしまった) 」
ブン「 うわああぁッ!!(岩の化け物に薙ぎ払われ草原に転がり倒れる)いっっっってぇ…っ……(半場涙目になりながらよろよろと起き上がる)や、やりやがったなぁ…!!(もう一度獲物を構え直してゴローンに接近する) 」
ゴローン「ゴロォ…ッ…!?(しめりけポッポの水を纏う体当たり攻撃に動揺し、ぐらりと一歩退く) 」
ゴルバット「ギェギェーッ!(ゴローンに立ち向かおうとするブンの行く手を阻むように、上空より急降下しながら翼で薙ぎ払う) 」
ブン「 うぎゃ…ぁッ…!!(蝙蝠の翼にはたかれ再び地面に転がり倒れる) 」
ゴローン「ゴロォンッ!!!(浮遊する岩石“ストーンエッジ”を繰り出し、謎のポッポを戦闘不能に追い込む) 」
ロケット団したっぱ「ゲェハハハハ!!!無様だなあ!クソガキ如きがどう足掻こうが、俺には敵わねえんだよ!!ゲェーーーハハハハ!!…あぁん???(ブンを嘲笑う中、背後から小突く何かに振り返る) 」
しめりけポッポ「ガクッッ―――――――――――――――(しめりけポッポは力尽きた) 」
ガオガエン「 ――――――ガオォーーー!!(
ロケット団したっぱが振り向いた直後、したっぱの斜め上から強烈なクロスチョップが降りかかってくる) 」
ラルトス「ラル……(傷つきながらも必死に抵抗するブンに、心痛めるように見つめている) 」
ロケット団したっぱ「ンゲッ!お前は―――ゲッハァアンッ!!!(ガオガオエンの急襲に吹き飛ばされる)いってぇなこのぉ…!!ガオガエンか…テメェもついでに捕獲してやる!!ボボボボムッ ! ! ! ! (ありったけのボールからデルビルやタツベイなどのポケモンを更に出す)ゲェハハハ!!全てのポケモンは俺のものだ!!それを邪魔する奴は、たとえガキだろうと女だろうとゆるさねぇ!!ゲェ~~ハハハハ!!! 」
ブン「 ぜえ…はぁ……!敵わなくたって…(うつ伏せ状態から腕に力を込めゆっくり立ち上がる)…守りたいものを…守るために…… 俺は絶対諦めねえ…!!(ボロボロの身体で辛うじて立ち、したっぱと対峙する) 」
ガオガエン「 ムッ…… クイクイッ(デルビルやタツベイに対し、人差し指による「かかってこい」的な挑発。その様子は自信に満ち溢れていた。) 」
ロケット団したっぱ「そう言うのを、無駄な抵抗だって言うんだよおぉん!!!死んでわからせてやろうかぁッ!!!いけぇ、お前らァッ!!!(自分が繰り出したポケモンに指示を下すと、すべてのポケモンが一斉にブンとガオガエンに襲いかかる) 」
桐生戦兎「――― はいはい、ちょっと通りますよ~っと。(颯爽と現れるや否や、襲いかかってきた先頭のポケモン一匹を蹴り飛ばす)……生身で怪物に立ち向かうなんて…根性あるじゃねえか。(背後にいる傷らだけのブンを見て、思わず不敵な笑みを浮かべる) 」
ガオガエン「 ガオォッ!!(すべてのポケモンを迎え撃とうと突撃!…するつもりだったが桐生戦兎に突撃する形に。) 」
ブン「助けて…くれるのか……?(現れたガオガエンの大きな背を見上げて)……!……?……!?戦兎…!?な、なんでここに…っ…(遅い来るポケモンの大群に思わず目を伏せるが、しばらくして目を開くと、そこに以前出会った戦兎の姿があって驚きを隠せない顔になる) 」
桐生戦兎「うげェッ!!?(ポケモンの大群の前に現れたため、ガオガエンの特攻を喰らう羽目となり目玉が飛び出る)あいだだだ……せっかくかっこよく登場したつもりだったのに…このてぇん↑さぁい↓物理学者の桐生戦兎!まさかの醜態…!!(ズーン…) 」
ロケット団したっぱ「ゲェハハハ…ゲハァ??んだよ…今度はトレーナーかぁ??俺の邪魔ばかりしやがって…!! 」
ガオガエン「 ガオッ……!?グ、グゥ……(「あちゃー…」といったように自分の顔を手で覆う) 」
桐生戦兎「ヒーローは遅れてやってくるって言うだろ?…ま、それよりさ… 坊主。今のお前、「最高」だ。(にかっとはにかむ)ようやく俺の出した"問"が分かったみたいだな。…愛と平和のために、自分の信じるままに戦う…――― それが、「仮面ライダー」だ。シャカシャカシャカ…ガコォンッ ! \Wake up ! CROSS-Z DRAGON !/(青いボトル「ドラゴンフルボトル」を振り、ドラゴン型自律行動ユニット「クローズドラゴン」に差し込む) こいつを使え。(そう言い、そのクローズドラゴンと自分のビルドドライバーを分に手渡した) 」
ブン「愛と、平和…自分の信じるままに……!?(突然渡された二つのアイテムを前に動揺する) えっ…で、でも……!! 」
桐生戦兎「坊主を守ってくれてありがとな。あとは…大丈夫だ、たぶん。(ガオガエンの肩に手を置いて)…なりたいんだろ?「仮面ライダー」。(ブンに対して、ただ、信頼を込めた微笑みを向ける) 」
ブン「 ……!!(戦兎の言葉に、ふと目の先で怯えているラルトスの姿を捉える)…ああ…なってやる!俺が…―――― 守るんだ!!(ガションッ ! !)(ビルドドライバーを装着し、
クローズドラゴンを装填)グルグル…(以前のビルドと同じようにドライバーのレバーを回し、自身の周囲に小型ファクトリーが形成される) 」
トンテンカン♪ トンテンカン♪(青のフルボトル内の色成分が液状化。ファクトリーのパイプラインに流し込まれ、やがて青の人型アーマースーツが形成されていく)
ブン「 \Are you Ready ?/―――― 変身!! 」
ブン→仮面ライダー
クローズ「ウ ィ ー ン …――― ガ シ ョ ン ッ ! ! ! (形成された青のアーマースーツが自身を包むように合体)シ ュ ウ ゥ ゥ ゥ … ! ! \Wake up burning ! Get CROSS-Z DRAGON ! Yeah !!/(蒼い焔を纏う龍の戦士――仮面ライダー『
クローズ』、誕生)………え、えええええぇぇぇ!?!?!?ほ、本当になっちゃったのかよ俺ねえチャーハン!!?俺、俺…マジで…仮面ライダーに……!!(変わり果てた自分の姿を見下ろして歓喜に震えている) 」
桐生戦兎「おいおい…喜んでる場合じゃねえだろ。戦え戦え!(ほれほれと敵の方へ向く様に催促) 」
ガオガエン「 …………フッ。(ブンから数歩下がった辺りで静観) 」
ロケット団したっぱ「ンゲェ…!!?な、なんだ…!?チビガキが突然でかくなりやがった上に変なスーツを纏いやがった…!?何がどうなって……ええいッ!!どうでもいい!!とっととそいつらを始末しやがれ!!! 」
ゴルバット&ゴローン「ギェギェッ!! ゴロォンッ!!(変わり果てたブン(
クローズ)に襲いかかる) 」
デルビル&タツベイ「ガルルッ! ベェイッ!!(ガオガエンに襲いかかる) 」
仮面ライダー
クローズ「 あ、あぁ…そうだ…!(敵の方へ振り返る)今の俺なら…負ける気がしねぇ!!!(拳を握りしめて駆け出す)うおらぁッ!!(力を込めた右手でゴローンを殴り飛ばし、更に左手のアッパーをゴルバットに叩きこんだ) 」
ガオガエン「 (その場にロープを張り、デルビル&タツベイに突撃し、2匹を片手1匹ずつで一緒に掴んでロープのほうへ放る) 」
ゴルバット&ゴローン「ギェア…ッ…!!! ゴロォ…ッ……!?(
クローズの攻撃により、ゴルバットは殴り飛ばされ、ゴローンは身体が粉々に粉砕され、二匹とも一撃で戦闘不能に陥った) 」
デルビル&タツベイ「( ガ ッ )―――!?(ガオガエンの大きな手に鷲掴まれた後、ローブの方へ投げ飛ばされる。その後ロープからガオガエンへと弾き飛ばされ…) 」
ガオガエン「 ――――――――ガウゥッ!!(戻ってきたデルビル&タツベイに強烈ラリアット!) 」
ロケット団したっぱ「んなァ…ッ…!?お、俺のポケモンたちが…!!ご、ごのォ…調子に乗るんじゃねえッ!!!ボムッ ! (ボールからノクタスを出す)俺の切り札を出させたこと…後悔させてやる…!!行け、ノクタス!“リーフブレード”だ!! 」
ノクタス「タスッ!!(ジャキンッ―――ズ ア ァ ッ ! ! )(両手の棘が刃状に伸び、通常では覚えられないはずの“リーフブレード”を
クローズに繰り出そうとする) 」
桐生戦兎「坊主、「ビートクローザー」を使え!!(
クローズの腰元に装備されている剣型武器を指す) 」
カメンライダークローズ「 これか…!(ビートクローザーという剣を手に取る) ガギョンッ ! \ヒッパレー !/(咄嗟に柄下のグリップエンドを引くと剣身が輝きだす)――ていッ!!(ノクタスの攻撃に合わせて剣を振い鍔迫り合いに持ちこむ)無駄な抵抗だとしても…逃げるわけにはいかねえんだ…俺は、強い男になるんだッ!!(そのままノクタスを圧倒し、吹き飛ばす) 」
デルビル&タツベイ「ガルッ!? ベェイ…ッ…!?(ガオガエンの強烈ラリアットが炸裂し、崖から奈落へと吹き飛ばされていった) 」
ノクタス「……!!?(
クローズの重い剣圧に打ち負かされ、大きな隙が生じる) 」
仮面ライダー
クローズ「決めてやる!!(剣を投げ捨て、両足を広げて身構える)おらおらおらぁーっ!!(グルグル… ! )(ビルドドライバーのレバーを再度回す)はああああぁぁぁッ!!(背後に蒼炎の龍「クローズドラゴン・ブレイズ」が現出し、ドラゴンが放つ炎を纏って大きく飛び上がる)\Ready go ! ドラゴニックフィニッシュ ! !/ ―――うおりゃあああああああぁぁぁぁッ!!!( ズ ギ ャ ア ア ア ァ ン ッ ! ! ! )(空間を薙ぎ払う程の強烈なボレーキックをノクタスへ炸裂させる) 」
ガオガエン「 フゥーーー………(まるで人間のオッサンのように一息吐く) 」
ノクタス「――――!!?( ド グ ォ オ ン ッ ! ! ! )(
クローズの必殺技が全身に炸裂。蒼い炎に包まれながら勢いよく吹き飛び、
ロケット団のしたっぱに激突する) 」
ロケット団したっぱ「んなッ――――おいよせ…こっちくるなあああああああぁぁぁぁ(蒼い炎に包まれたノクタスと激突し、自身も炎に包まれる)んぎゃああああああぁぁぁ~~~~~~……―――――(そのままノクタスと共に崖底へと転落していった) 」
仮面ライダー
クローズ→ブン「 ぜぇ…はぁ……(どっと押し寄せてきた疲労により変身が強制解除される)…や、やった…(ぐらりと倒れ込もうとする) 」
桐生戦兎「 ガ ッ (倒れ込むブンの右手を掴んで静止させる)……最高だった。(「よくやった」と微笑みかける) 」
ラルトス「ラル…!(戦いを終えたブンのもとへ近寄っていく) 」
ガオガエン「 …………フン。(再びブンらの少し後方にて、腕組みして背を向け、無となる) 」
ブン「 へへっ…ありがと…な、戦兎…(その笑みに釣られて、弱弱しくも微笑み返した)…お前、大丈夫か…?…無事みたいで良かったよ。(ラルトスの安否を確認してほっとし、その頭を優しく撫でた) 」
桐生戦兎「ま!すべてはこのてぇん↑さぁい↓な俺が開発した変身アイテムのお陰だけどな!(両腕を腰に鼻を高くする) 」
ブン「そうだ…お前たちも、ありがとな…(ガオガエン、そして気絶したポッポにも礼を言う)…う、うっせぇ…!…でも、確かにこれがなきゃ…今頃…(腰に付けたままのビルドドライバーに視線を落とす) 」
ブン「 ……俺、正義のヒーローみたいに、強い男になりたかったんだ。昔、イジメにあってる奴を助けて色々無茶ばっかして、姉ちゃんに怒られたこともあったけど…弱い奴が叩かれているのを見ると、なんか…ほっとけないんだ。…だから、もっと強くなって…そういう奴を…ちゃんと守ってやりたいんだ…(泥だらけの両手を見つめる) 」
ラルトス「ラル…♪(撫でられて嬉しそうに声を上げる) 」
ガオガエン「 ン…… ―――――――よせボウズ。おらァ誰かに感謝されるために戦ったんじゃねえ。(なんと、しゃべった!) 」
桐生戦兎「…もう、その憧れたヒーローになれたじゃねえか。(可笑しそうにふっと噴き出す)お前はその小さな頭で、自分の答えを導き出した。…俺はその結果が見られて満足だよ。…じゃあな、坊主。そのボトルとドライバーはお前に預けておくよ。(コートのポッケに手を突っ込み、立ち去って行こうとする) 」
ブン「 キエエエエエエエェェェェシャベッタアアアアァァァァッ!!!!(ガオガエンに仰天して跳び上がる) お、俺は坊主じゃねえ!…「ブン」だ!……(渡されたドライバーに一瞥を与えた後、去って行こうとする戦兎の背に視線を向ける)なあ…!…どうして、俺なんかを助けてくれたんだよ…!? 」
桐生戦兎「ザッ…(ブンの問いかけに立ち止まる)…それはお前が、大切なものを守ろうとしたからだ。誰かに守られた者が、今度は、誰かを守るために立ち上がる。その正義が、愛が…人の信じる心を強くする。そこに、お前がなりたかった「仮面ライダー」がいる。…俺はお前を信じている。新たなライダーとしてじゃなく…ブン、お前自身をな。(にっと笑って、夜風にコートを靡かせながらその場を後にした) 」
ガオガエン「 ほぉ……ブンってェのか。スガワラのブンちゃんってェとこだな!いいかブン太郎、ヒーローってェのはな………誰かに認めてもらうためにやるモンじゃねえ。 」
ブン「 う、うん…っ… お、おっさん(?)は、何のために戦っているんだ…?(ガオガエンに) 」
ガオガエン「俺かぁ?おらァ………そーいや深く考えた事ねぇな。(ぇ)ま、しいて言やぁ………てめぇン中の正義、ってヤツよ。誰だっててめぇン中に正義かかえて生きてんだ。さっきのあんちゃんも、俺も、そしてお前もだ。 」
ブン「戦兎…(ぎゅうと拳を握る)…俺も信じるよ、戦兎のこと。(夜風に靡かれる彼が消えるまで見送った)…"正義"……(自分の胸に手を当てる)…誰かの為に、身体を張ってまで戦う… 俺も、おっさんや戦兎のように強い男になるよ。たとえ…みんなに認められなくたって…(ラルトスに再び一瞥を与える)…誰か一人でも守れる、そんな…ヒーローに… 」
ブン「……いでで…っ…急に傷が疼き出してきやがった… 身体ぼろぼろになっちまって、また姉ちゃんに怒られるだろうけど…まっ、いいや。今はなんか…すごくすがすがしい気分だし。おっさん、ありがとう!お前も元気でな…!(ガオガエン、そしてラルトスに別れを告げ、よろよろと歩き去っていった) 」
ラルトス「……(勇ましい小さな英雄の背を静かに見送り続けた) 」
ニッキー「 はあいみんな、ニッキーだよ~♪ 今日は何の日か知ってるよね!?そう… 」
ギコ猫「 言わせねえぞゴルァアアアアアアアアアアア(チョコバットで
モララーを全力殴打) 」
モララー「 あぎぇぇぇぇえええええええええええ(吐血) 」
ヒロ「バレンタインデーだぁぁぁぁぁぁあ!!!!!(台車から放り出され、ギコと
モララーの方へ転がってくる) 」
ニッキー「 そうっ♪今日はバレンタインデーだね♪ もうすぐ終わっちゃうけど、今日はみんなの為にチョコを作ってきたの♪たくさんあるから、みんな受け取ってくれると嬉しいな…♪(ありったけのお菓子袋が詰まれた台車を示して) 」
ガヴリール「 いやこの状況…どっからどう見てもバレンタインデーというより、〝アバレタインデース〟にしか見えないぞ…(コードレスコタツで温々) 」
ヒロ「はい!はい!はい!はい!はい!!!!(勢いよく台車に向けてスライディング) 」
ラム「 まったく、深夜だというのに何この喧騒。(やれやれと溜息をつきながら歩いてくる)あら、この前の。それ、いただいてもいいのかしら。(ニッキーに歩み寄る) 」
ヒロ「僕が先だぞ!!!というのは嘘でお嬢さんいいよ(ラムを見て) 」
モモタロス「 なんだなんだぁ…?どこをほっつき歩いても甘ったるい匂いばっかで胃もたれしそうだぜ……おっ、ラムじゃねえか!いい加減この俺と契約を結びやがれ!(ずかずかと歩み寄ってくる) 」
ニッキー「 あっ!この前会った人たちだね♪(ヒロやラムたちを見て嬉しそうに微笑む)はいっ、どうぞ♪(それぞれにお菓子袋を両手で手渡していく)あ!鬼さんも来てくれたんだね♪よかったらこれ、どうぞ♪(モモタロスにもおすそ分けする) 」
らむ「 悪いわね。それじゃあありがたくいただくわ。(ヒロに一言断りを入れてニッキーからお菓子袋を受け取る)あ、いつかのモモタロ"ウ"じゃない。契約って何の話よ……あ、そうだ。この前助けてもらったお礼…というわけじゃないけど…――――んっ。(懐から小箱を取り出しモモタロスに素っ気なく差しだす) 」
ヒロ「あざーっす!(お菓子袋を受け取る)バレンタインデーはたくさんお菓子が食べれるからいいなぁ~!……これはたくさんもらう様なリア充の感想だぞ(ジト目) 」
モモタロス「 ああん?なんだぁ…?(受け取ったお菓子袋を顔前まで上げて匂いを嗅ぐ)んおっ…!?あの甘ったるい匂いの正体はこいつかぁ!!人間はこんなものを口にしているのか?(不思議そうに首を傾げながら袋の中身を覗きこむ)ばっかやろう!契約を忘れるとはおめぇ…ん?なんだ?お前も俺にくれるってのか?(バレンタインデーと言う行事に無知な為、戸惑いながらもとりあえず小箱を受け取る) 」
モララー「 そういやギコは今年もしぃの奴からチョコもらったのか(マヨネーズボトルをちゅうちゅう吸いながら) 」
ギコ猫「 とりあえず感覚でマヨネーズ吸うのやめろゴルァ。ああ、まあな。(しぃから受け取ったと思われる桃色の小箱を見せつけながら) 」
ラム「 勘違いしないでよね。あくまでお礼なんだから。…中身は私のお得意料理、蒸かしイモをスライスしたものをチョコでコーティングして、塩で味付けしたチョコポテトチップスよ。お口に合うかどうかは分からないけど、よかったらどーぞ。 」
モララー「 ほーん…ま、俺にはマヨがあるから羨ましいとは思わねえがな。(チュウチュウ) 」
ガヴリール「 おいおい……これみんなそれ目当てなのか……!? ……うーむ……バレンタインはともかく、この手を使えば人間の徴集には使えそうか……(しめしめ(コタツ温々、独り言) 」
ニッキー「 鬼さん、もしかしてチョコレートを知らない…?とってもあま~いお菓子なんだよ♪よかったら食べてみてね♪ 」
ヒロ「…んー、うまいな!(早速ニッキーから受け取ったお菓子袋のお菓子を食べる)」
モモタロス「 「ちょこ」だぁ…???(渡された袋と小箱を交互に見比べ、スンスンと匂いを嗅ぐ)まー食ってやるかぁ。(そういいラムの小箱を無造作に開け、中のチョコチップスを豪快に口内へ流し込む)バリッバリバリ……ング… ……ふぃ~…まあ、なかなかイケるじゃねえか。悪くねえな、人間の食うお菓子?ってのもよォ。(腹を摩りながら) 」
ラム「 ちょ……何よその食べ方。(モモタロスを見て思わずふふっと噴き出す)お気に召したみたいで何よりよ。じゃ、ラムはそろそろ屋敷に戻らないといけないから。さよなら。(僅かに口角を上げながら別れを告げ、その場を後にした) 」
モモタロス「 ングング…こっちのもなかなか……あっ!?(ニッキーのチョコに夢中になってる間、去っていくラムを見てはっと我に返る)おい待てラム!俺との契約は……チクショウ…また逃げられちまった。……まあ、今日のところはこの「ちょこ」とやらに免じて引いてやるか。おう、小娘。お前のも悪くなかったぜ。あばよ。(ニッキーに礼を告げ、ラムとは正反対の方へと歩いていった) 」
ガヴリール「 ……!?あいつ、口が動かないのに全部平らげた……どういう仕組みしているんだろうか。(ぇ(モモタロスを見て) なぁ、ちょっといいか?それなんだが、ひょっとして、全部お前の手作りだったりするのか…?(ニッキーに) 」
ニッキー「 いえいえっ!みんな喜んでもらえて何より♪ それじゃあ私もお家へ帰ろうかな。」
ニッキー「 ほわっ!?…う、うん!そうだよ♪よかったら、まだあまっているからお一つどうぞ♪(そう言ってニコニコしながら彼女にもお菓子の小袋を差し出す) 」
ガヴリール「 驚いたな……かなりの量だろうに。手作りか…… ………。。。{ま……今月はかなり苦しいし……腹の足しぐらいにはなるかな…} お、おぉう…これはこれは…わざわざご苦労なことで。(お菓子の小袋を受け取る)」
ニッキー「 みんなが喜んでくれるなら、ニッキーはどんなことでも頑張るよ♪それじゃあ、また会おうね!ばいばいっ♪(ニコニコと微笑みながら去っていった) 」
― とある島 ―
ザザァーン……(夜のさざ波が心地よく聞こえるとある島。その島の中心に、一本の石柱がそびえ立っていた)
×××「ザッ…ザッ…(何者かがその石柱の元へと歩み寄っていく)」
石柱の表面はデコボコしている。その正体は、何かを示す文字…即ち、点字だった。
×××「ス…(石柱の前に立つ男は、その表面に刻まれた点字に静かに触れる)」
ひかり かがやく ふたつの いし
ひとつわ あかく ひとつわ あおく
ふたつの ちからで かこが つながり
ふたりの ちからで ひかり かがやく
そして あたらしい せかいが みえてくる
つぎの せかいを つくるのわ あなただ
もー はじまっている
×××「……ある世界の"消滅"により、この世界が"誕生"した。」
×××「二つの世界は相応して存在する。」
×××「そして、それらがいつか繋がった時… 誰も目にした事のない
新世界が生まれ出ずる…か…」
×××「……なら、この俺が、その隔たりを壊してやる。」
×××「俺は…――――― 世界の『 破 壊 者』だ。」
ニタリと不気味に笑む彼の目には何が映っているのだろうか…
彼は何を目指しているのだろうか。
以後、注意深く観察することとする。
― とある街 ―
ミヤコ「 うぇ~ん…お腹空いたの~…(前のめりに両腕をぶらぶらさせながら街中を浮遊している) 」
ヒロ「………(バット片手に歩いている)…ん?あれは確か……(ミヤコを見て) 」
×××「やれやれ…今日も無駄足だったか…(コンビニ袋を片手に独り言を呟きながら歩いてくる)……?(なんだあの小娘は…身体が透けている…?)(訝しむようにミヤコを遠くから見つめる) 」
ミヤコ「美味しいもの…何か落ちてないの~…?(半場涙目でふよふよ彷徨っている) ……?ねーねー、おにーちゃん。(偶然居合わせたヒロのもとへふわりと飛んでいく)とりっく おあ とり~と なの~♪(時期外れと分かってるのかどうかは分からないが、お茶目な表情でヒロにお菓子をねだる)」
ヒロ「………トリックオアトリート!?(もう2月だぞ…)…んー、わかった。お菓子をあげよう。何がいい?(バッグからチョコやグミなどいろいろなお菓子を取り出し) 」
ミヤコ「 わぁ~♪(ヒロのバッグの中身を覗きこんで目を輝かせる)お菓子いっぱいなの~♪ ありがとなの~―――――!!!(えへへと微笑みながらそのバッグの中身をごそごそ探っていると、突然表情が一変。「ひぇっ」と大きな悲鳴を出して思わずヒロから跳びのいた)わ……わ……(ヒロ…ではなく、彼のバッグの中身にある「何か」を見て酷く怯え始める) 」
×××「…何やら面白そうだ。(ヒロとミヤコのやりとりに何らかの興味を示したのか、その辺のベンチに腰かけコンビニ袋から取り出した1本満足バープロテイン(チョコ味)を貪りながら二人の様子を窺っている) 」
ヒロ「………????ど、どうした?(ミヤコを見て) 」
ミヤコ「わわっ……ぷ…「プリン」……怖いの…(彼のバッグの奥底にあったプッチンプリンを見てから様子がおかしくなり、がたがた身を震わせている)…ミヤコ…「プリン」、怖いの……(記憶障害によるものか、本来の大好物に尋常ではない恐怖を感じている) 」
ヒロ「………えっ、えっ………!!??ごめん、すぐどかす!(バッグをガサゴソとしてプッチンプリンを取り出し、口に放り込む) ……ん?(プリンが、怖い?) 」
ミヤコ「 あうぅ…(プリンを食べるヒロを、まるで毒身をしている人に対する心配の眼差しで見つめている)…おにーちゃんは、プリン、怖くないの…? 」
ヒロ「ん?あぁ、怖くないよ…大丈夫だよ、なんともないから(ミヤコの眼差しを見て察したように)……一口、どうだい?(ミヤコに食べかけのプリンを見せて) 」
ミヤコ「 ほんとに……?…うぅ……っ…(ヒロに勧められたプリンに慄くものの、彼の優しい態度に少しずつ、恐怖の対象に近寄ってみる)…………あむ…(ヒロが使ってたプラスチックスプーンを手に取り、ためらいながらも一口分掬ってみる)………あむっ…!(意を決し僅かなそれを口にする) 」
ミヤコ「 …… …… …… 」
ヒロ「………ど、どうだい…? 」
ミヤコ「 ………はれ……?…なん、だろう……(途端、視界が滲みだしていく)――――― おいしいの…(雀の涙ほどの甘味に、思わず赤い瞳から雫が溢れ出す)……とっても……おいしいの……!(数秒前まで怯えていた面影が嘘のように消え去り、彼女の表情がぱあと照らされていく) 」
ヒロ「…………だろう?美味しいんだよ、プリンは……(ミヤコの肩を優しく叩く) 」
×××「……!(ミヤコの表情に目を細める) 」
ミヤコ「 うん…っ……おいしいの… すっごく、おいしいの……!(涙ぐみながらさらにプリンを口にし始める。もはやその涙は恐怖によるものではなく、素敵なものに出会えた喜びによる感涙だった)…… …… ……思い出したの… ミヤコは…――――― 「プリン」が、とっても大好きなの~♪ 」
ヒロ「……そうか、本当は…プリンが好きだったのか……よかったな、大事なこと、思い出せて……(ミヤコに) 」
×××「…… …… ……なるほど…そういうことか…(ヒロとミヤコのやりとりから何かを感じ取った謎の男。一人自然に頷くと、コンビニ袋を隣のゴミ箱に投げ込み、首からぶら下げた二眼レフのトイカメラを片手に二人の元へ静かに歩み寄る) 」
ミヤコ「 うんっ♪(舌鼓を打ちヒロに満面の笑みを浮かべる)ほえ……?(近寄ってきた男に首を傾げる) 」
ヒロ「…?(ミヤコの様子に気づき、男の方を見る) 」
×××「お前… そうだよ、「お前」だよ。(両手をポッケに入れたまま歩み寄り、傲岸不遜な態度でヒロに顎で突きつけ)…今…そいつ何をした?(突如意味不明な問いを投げかける) 」
ヒロ「………え?俺?単にプリンをあげただけだけど?(男に) 」
×××「……(ヒロの返答、そして彼の様子から何かを判断したのか、一つ溜息を吐く)なるほどな…やはり"天命"の自覚はない様だな。 カ シ ャ (ポッケから両手を出し、トイカメラでヒロの顔を撮影した) 」
×××「まあいい。ようやく見つけたぞ…―――――『 特 異 点 』。 」
――― ド ゥ ッ ! ! ―――(その時、謎の男を中心に歪な衝撃が街中を迸る)
ミヤコ「 あう…あのおじさん…こわいの…(ヒロの背後に隠れるようにふわりと身を翻す) 」
ヒロ「…………
特異点?(×××の様子を見て)………な、なんだ!?(衝撃に対し) 」
×××「お前は「俺」に"破壊"されるんだよ。チ ャ キ … ! (変身ドライバー「ネオディケイドライバー」を装着) 」
ヒロ「……破壊…!?…こいつは戦わねばならないようだな…!ちょっと、隠れてて…!(背後に隠れたミヤコにそう言い、土で拳銃を生成する) 」
ミヤコ「 ふぇっ……?う、うん…っ…(ヒロに言われるまま、物陰に隠れる) 」
×××→門矢士「―――『門矢 士』(かどや つかさ)。"通りすがりの仮面ライダー"だ。覚えておけ。 ガ シ ョ ン ッ ! (バックル両側のハンドルを外側に引き、バックルが90度回転してカード挿入口が上部に露出する)パカ…――ス…(左腰に携行されたライドブッカーの中からカードを一枚を取り出し、ヒロに突きつける様に構える) 」
門矢士「変身 ――― カ シ ャ ン ッ ! (カードをバックルに装填)\KAMEN RIDE/ ガ チ ャ ン ッ ! (その状態から更にハンドルを押す)――― \DECADE !/ 」
門矢士→仮面ライダーディケイド「 カ シ ャ カ シ ャ カ シ ャ カ シ ャ ――― シ ャ キ ィ ー ン ッ ! ! ( 「世界の破壊者」 ―― 仮面ライダーディケイド 降臨) 」
Vs 仮面ライダーディケイド
ヒロ「………!!??(ディケイドに変身したのをみて)こいつは、ちっと厄介だな…! 」
仮面ライダーディケイド「シ ャ キ ン ッ ―――― ス ラ リ …(ライドブッカーを振ると剣状に変形)……―――ぬぅんッ!!(しばらく見つめ合った後、先陣切ってヒロに斬りかかる) 」
スポンジ・ボブ「(喧騒をよそにイカルドの墓にカーニバーガーを供え)イカルド、ゆっくりお休みよ。キュケオーンやクリスマスケーキにバレンタインチョコなんかよりおいしいカーニバーガーをたっぷりとお食べ♪」 」
ヒロ「………なるほど、ね…!(ディケイドが斬りかかった瞬間、土拳銃を砂塵として日本刀を取り出す)…てやぁっ!!!(斬りかかった剣を弾かんと、剣の軌道に合わせて刀を振り上げる)、 」
仮面ライダーディケイド「ガ キ ィ ィ イ ン ッ ! ! (鍔迫り合いに持ちこむ)…ただではやられてくれないようだな。なら精々足掻いてみろ。フンッ!(そのままヒロの腹部に水平蹴りを繰り出し蹴り飛ばす)カ シ ャ ン ッ (カードを一枚装填)\ATTACK RIDE/ ガ チ ャ ン ッ (バックル回転) \BLAST !/ ド ド ド ッ ド ッ ! ! (ライドブッカーを回転させると銃形態に変形し、ヒロに乱射する。ついでにイカルドの墓にも銃弾をぶち込んだ) 」
ガキョンガキョンガキョンッ ! ガラガラガラ…! (イカルドの墓が粉々に崩れた)
イカルド「ワシを起こしたのは誰じゃー!!(化けて出てくると同時に天に召される) 」
ギラヒム「 ――――――――――フッフ~ン………どうやらワタシにとって、中々興味深いことが起こっているようだ。(謎の気配が、民家の屋根上にて密かに静観している) 」
ヒロ「………くっ……!!!ぐおおおおっ!!!!!(腹部に水平蹴りを喰らう)………そういう、ことか…!!!(銃弾を喰らいながら、土でショットガンを生成する) 」
DOOOOOOM!!!!(―――――瞬間、一台のレーシングカー、否!一機の自動車型マシン『トライサイクロン』が乱入し弾丸を光沢を帯びたボディが弾く!)
仮面ライダーディケイド「 俺は仮面ライダー「ディケイド」。"全てを破壊する"存在だ。人の命だろうと世界の理だろうと場の雰囲気だろうと、俺のまわりにあるものはすべて破壊される。覚えておくんだな。…さて…(再びヒロに視線を向ける)…"どうせ今の発言も改竄される"だろうが、俺にとってはそんなことどうでもいい。『特異点』…お前をこの「物語」から消し去れば、すべて俺の思い通りになるのだからな!!ドドドッドドッドッ ! ! !(銃を乱射しながらヒロに急接近する) 」
仮面ライダーディケイド「なに…?(ヒロを庇うように現れた謎のレーシングカーに歩みと攻撃の手を止める) 」
スポンジ・ボブ「イカルドぉーーーーーっ!!行っちゃやだーっ!!(カーニバーガーを大量に落とし、彼はいずこかへ去っていく)」 」
ヒロ「………これ以上近づかせはせん!!!(接近したディケイドに対し、ショットガンを乱射する) 」
――――――『全て思い通り』……なるほど、おぼろげだが俺の上司……いや、上司………―――――上司?(震え声)上司(仮)が言いそうな戯言だ。『馬鹿馬鹿しい、勝った者こそが正義。故にお前は何も成せない』と、俺ならそう言うだろう――――― (レーシングカーの扉が蒸気を吐き出すと同時に一陣の風が吹き遊ぶ。運転席には影も形もなく、『漆黒の翼』だけが残滓を残していた―――)―――――『 変 身 』シュバァッッ!!(そして宙空より高らかに発せられるその決め台詞。既にその男は一人のライダーへ姿を変え、黄色のマフラーをなびかせ、ディケイドの前に降り立った)
ギラヒム「 ……破壊?…改竄?『
特異点』………フム。(屋根の上にて) 」
仮面ライダーディケイド「 ちッ…!(右側転でヒロが放つ銃弾を掻い潜る)お前も仮面ライダーか。面白い。まとめて相手してやる。ドドドドムッ ! ! ! (ヒロ、そして颯爽と現れた謎の仮面ライダーに向けて乱射を繰り返す) 」
???「 ヒュオ ヒュン ヒュ ォ ッ …… トンッ(雨のように降り注ぐ弾丸をバク宙で四発回避頭部に当たるすれすれを錐揉み回転で退け華麗に着地。『何事もなかった』と言いたげに首をコキコキと捻る)仮面ライダーディケイド……といったな。"この世界"に"俺以外の仮面ライダー"と"呼ばれる"者が存在するとは……いや(あの様子だと自分が何者かも理解しているようだ……)俺とは様子が異なる……か。なんでもいい、話してもらおうか。お前の知る、全てを!(反撃開始の合図と言わんばかりに一度の跳躍で滑空に近い動きをし、ディケイドへ一気に距離を詰める) 」
???→仮面ライダー3号「名乗らせてもらおうディケイド!仮面ライダー3号、そう呼ばれていたそうだッ!!(一瞬彼を構築する骨格が発光と同時に見え隠れし、それが収まると全エネルギーが収束したかのようなオーラを足が纏い、全体重、急降下の加速を乗せた蹴り『ライダーキック』をディケイドへ向け穿つ!) 」
仮面ライダーディケイド「 なッ――― ぐ う … ッ … ! !(三号が繰り出す強烈なライダーキックがクリーンヒットし、建物付近に積み立てられた木箱に激突し、土煙に包まれる) 」
ギラヒム「 (屋根上にて) …ハァン?(新たな仮面ライダーを見て)オイオイ……『
特異点』とやらそっちのけでおっぱじめるとは。 」
ヒロ「……あんたは…!?(仮面ライダー3号をみて)…まぁ、まずはこいつを潰すのが、先決か…!(乱射を掻い潜り、ショットガン片手にディケイドに迫る) 」
仮面ライダー3号「―――――クイ クイ (土煙に包まれたディケイドがいると思しき方向を静観。『立て』と言わんばかりに腕を向けて首をひねり軽い挑発)この世界で目覚め、右も左も分からない俺の最初の体験はなんだったと思う?『キュケオーン屋の
トラックに跳ねられる』だ。だが死ななかった、それどころか医術すら必要としなかった、俺はそういう存在だった。立てディケイド。俺は、お前は何者なんだ ―――――ハァイ男子!名前はなんていうんだxiiiiiiii ぐお"ぉ"ぉ"ぉ"……だ、だめだ……!違う違うそうじゃないだろう……!収まれ俺の何か…!おのれショッカー!!(突然ヒロの呼びかけに爽やか挨拶で返した右腕を) 」
―――― \KAMEN RIDE/ \WIZARD(ウィザード) !/ ――――
――― ボ グ オ オ オ オ オ オ ォ ォ ォ ン ッ ! ! ! (ディケイドが吹き飛んだ先で大きな火柱が湧き立り、それによって周囲の建物が次々と業火に包みこまれていった)
仮面ライダーディケイド(ウィザード)「―――\火(ヒィ) ! 火(ヒィ) ! 火(ヒィ) 火(ヒィ) 火(ヒィ)ッ !!/(燃え盛る業火の中から、陽炎によって全身を揺らめかせながら悠然と現れたのは…姿形を変えた世界の破壊者だった)――― "通りすがりの仮面ライダー"だ。覚えておけ…!(掌を一同に突きつけると火炎が逆巻き、彼等を包み込む様に迫った) 」
ヒロ「お、俺か?俺はヒロだ…!(3号に)………なにっ…!?(ディケイドが放った火炎を見て)……間に合えっ…!(土の波を発生させ、火炎にぶつける) 」
ギラヒム「 な……クソッ ギュイィン(建物が業火に包まれてゆくことに危機感を覚え、近場の屋根上から姿を消す) 」
仮面ライダー3号「――――!?(更に姿が変わるのか……これが仮面ライダー…というものなのか…!俺はそんな機能はないようだが……)――――じゃあヒロ男子って読んでm お"の"れ"シ"ョ"ッカ"ァ"――――!!!!!!!(ヒロにさわやかボイスで返すのも束の間、通常運転に戻り自身をこうしたと思われる(と思っている)人物への憎悪を叫びながらヒロの作り上げた土の波に乗り、そこからさらに飛翔、ウィザードへ距離を詰めようとする) 」
仮面ライダーディケイド(ウィザード)「無駄だ、土は熱に弱い。(ヒロによって生成された土の波は、自らが放つ高熱の火炎によって瞬く間に水分を失い、脆く崩れ去る)幾千の世界を渡り歩き、ようやく見つけ出したんだ。お前は、俺がこの手で破壊してやる!(グッと握り拳を創り出すと熱波の渦は紅蓮を纏う竜巻へと昇華する)お前は邪魔だァ!!!(ブレイクダンス宛ら華麗なステップの中で脚部に焔を纏い、三号にカウンター蹴りを炸裂させる) 」
仮面ライダーディケイド(ウィザード)「次はお前だ…ッ…!カ シ ャ ン ッ (カード装填)\FINAL ATTACK RIDE/ ガ チ ャ ン ッ (バックル回転) \WI WI WI WIZARD(ウィウィウィ ウィザード) !!/(真横に魔法陣を展開し、その中に左腕を突っ込む) 」
―――― ド グ シ ャ ア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! ! (突如ヒロの頭上にもう一つの魔法陣が展開。そこから巨大化されたディケイドの拳が出現し、ヒロに裁きの鉄槌が下された)
ヒロ「………チッ…!所詮、相性の悪さには勝てねえってことか……なっ…!?(魔法陣から出てくる拳に気づく頃には遅く、裁きの鉄槌を喰らう) 」
ミヤコ「 あぅ……っ…(悪戦苦闘の末に追い込まれるヒロを物陰からずっと見守っていたが、傷つく彼の姿にいたたまれなくなり…)――――えいっ!(覚悟を決め、ディケイドの身体に憑依。彼の精神を一時的に操り、身動きを止めてみせる) 」
仮面ライダー3号「――――┣¨ヴォォッ ―――――……!!!!(ウィザードの蹴りが穿つ閃光が3号の放とうとしたけたぐりよりも遥かに素早く、頭部を捉え、上体をありえない角度に捻りながら木の葉のように吹っ飛ばされる)か――――は――――――……(コンクリの壁に叩きつけられ、それを貫通し商業ビルの中に瓦礫に混じって転がり、薄れる意識の中である単語が、記憶を失っている彼の中で響いた)(『ミッチー!』)……誰だ、それ……… 」
仮面ライダーディケイド(ウィザード)「なに…ッ…!?(全身の自由をミヤコに奪われ金縛りにあったように硬直する)あの幽霊の小娘が…!お前も俺の邪魔をするのか…ッ…!? 」
ミヤコ「 わかんないけど…よくわかんないけど……! このおにーちゃん(ヒロ)がいなかったら、ミヤコ… 何か、"とても大切なことをずっと忘れたままになってた"気がする…っ… おにーちゃんは…ミヤコに、大切なこと、気付かせてくれた…だから……っ…!―――おにーちゃん…!今なの~~っ!!(ヒロに、ディケイドにトドメをさすよう促す) 」
ヒロ「………っっ…!…その覚悟、受け取ったぜ…!(ミヤコの促しに応え、ディケイドの心臓を貫かんと刀を突き立てる) 」
仮面ライダーディケイド「 ド ス ッ (―――!!)(ヒロの最後の一突が胸部を貫くと、強制的に変身解除される)…ぐ…ッ……ごの…ッ……!(突き刺さったままの刀を抜き取り、徐に投げ捨てよろめきながら退いていく)…ちぃッ…流石に分が悪いか……―――― ズ オ オ オ ォ ォ ォ (そう呟くと背後にオーロラのように揺らめく灰色の壁が出現する)ここは一度身を引いてやる。だが覚えておけ。俺は「世界の破壊者」。いつか必ず、お前を破壊しにまた現れる。じゃあな、『 特異点 』―――(「あばよ」と片手を上げながら退き、オーロラの中へと姿を消す。その後オーロラはすぐに消滅した) 」
ミヤコ「 ふわっ…!(ディケイドの身体から抜け出し、ヒロのもとへふわりと近寄った)大丈夫なの~…?(心配そうに彼の顔色を窺う) 」
ヒロ「……
特異点、か…どうやら、厄介なのに狙われてるようだな…(消え去るオーロラを見て)……あ、あぁ…大丈夫だ。君が無事で良かった……(ミヤコに) 」
ミヤコ「 …ねーねー…―――また、プリン食べさせてくれる?今度は、ミヤコと~!一緒に食べるの~♪約束なの~♪(えへへと無邪気に笑みながら、ぶかぶかの袖をヒロに差し出す) 」
ヒロ「………!(差し出された袖を見て)あぁ…もちろんだ!一緒に食べようぜ!(袖を握る) 」
アコール「ふぅ…一時はどうなるかと思いましたが、どうやら私が出る幕は無かったみたいですね。ま、歴史干渉はほどほどに…って言われてますしね。(建物の屋上に腰かけ、ヒロたちを頭上から俯瞰していた) 」
アコール「 …『特異点』とそれによって引き起こされる歴史修正…彼の存在は、この混沌とした物語を紐解く『鍵』となる。そこから生まれる真実の先にあるのは…破滅か…それとも…――――― (忽然と姿を消した) 」
― コガネシティ・ラジオ塔 ―
ニッキー「はあいみんな、こんばんは♪毎週木曜の夜のラジオ番組、「今日は何の日?教えてニッキー!」の時間だよ~♪本日はここ、コガネシティのラジオ塔よりお送りしているよ♪」
ジャン「で、出たァァァァッ!!俺たちのアイドルさいかわ天使なニキティーが毎週タメになる豆知識を提供してくれる超エキサイティンッで知的なインテリで癒しになる神番組だァァァァ!!(ラジオに食いつき謎実況)」
ニッキー「それじゃあさっそく今日のゲストを呼んでみよう♪今日のゲストは、ビッグマム海賊団のシャーロット・クラッカーさんです!どうぞ~♪
クラッカー「よお。懸賞金8億6000万ベリーの男、3将星のクラッカーだ。てめえら!この俺が登場したからには、今日は何の日か知ってるよな?
ニッキー「うんっ、今日はビスケットの日なんだね♪ニッキーも大好きビスケット♪もともとは、とある国でパンの作り方を学ぶために留学していたというある偉い人が書いたレシピが、ちょうどこの日に知れ渡ったことから来ているんだよね♪
クラッカー「そうだ!そのビスケットの語源がよ、ラテン語で「二度焼かれた物」という意味の「ビス・コクトゥス」であることから…「に(2)どや(8)く」の語呂合わせからも来ているんだぜ。それはそうと、この俺様が作るビスケットは絶品ものよ!叩けば増える夢のビスケット!あ、ほ~れ!(パンパンッ)(両手を叩くとビスケットが出現)
ニッキー「わっ!すご~い!本当にビスケットが出てきちゃった!ふしぎなポケットの歌の通りになっちゃったね!それから、今日は、以前お話した猫の日の最終日でもあるんだよ~♪甘いビスケットと可愛い猫ちゃんに囲まれる今日はとっても幸せ♪明日はもっと、も~っと!幸せな一日になれるといいね!
ジャン「俺たちのニキティーが可愛すぎて生きるのがつらい。いっそ殺してくれ。 」
ひこにゃん 「 (ジャンに無言の腹パン) 」
はらぺこあおむし 「 (ラジオ放送局のアルバイトをしている) 」
むらびと(視聴者)「ビスケットもいいですが、僕は今マスケットが欲しいですね。こう…無性に誰かを撃ちたくなる衝動が止められなくて… 」
Dr.マリオ「身体は闘争を求める。つまり、スマブラの最新作が発売される。しかし… 」
うたわれるものにハマっている○コリン「俺以外スマブラするな。(やみくもに穴の中へ爆弾を投下する) 」
惑星シャモから連れてこられた奴隷ども「ニョアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ(穴の中から迸る火柱に焼きつくされる) 」
ニッキー「それじゃあ次は、ニッキーのお天気予報の時間だよ~♪明日からはずっと晴天日和が続くみたいだね!
ニッキー「二週間後には、100万年に一度だけ見られる奇跡の「シシコ座流星群」が見られるんだって♪楽しみだね~♪再来週の放送では、視聴者のみんなと一緒に、この流星群の天体観測をしたいと思うよ♪いろいろ準備をしているから楽しみにしていてね♪
レム「 姉様、明日から晴れるみたいですね。(某屋敷内でラジオを聴きながら皿洗いをしている) 」
ラム「 ここのところ曇りか雨が続いていたものね。それならレム、明日はバルス(スバル)と遠くまで買い出しに行ってくれるかしら。 」
レム「 わかりました。どこへ行けばいいでしょう…?先日は西にある風都まで行きましたが… 」
ラム「 今度は南にあるコガネシティ?だったかしら…?確か、ちょうど今流れているラジオの放送局があるところらしいけど。明日から一週間ほどパレードが開催されることから市場がかなり盛んになるらしいの。各地のご当地品が立ち並ぶって聞いたから…そこへ行ってくれるかしら。 」
レム「 はい。スバル君は就寝中ですので、明日朝一で説明してから一緒に現地へ買い出しに行ってまいります。(スバル君と買い出し…久しぶりかもしれません…)(洗い終わった食器を布巾で拭き取る) 」
フーム「シシコ座流星群…プププランドでは聞いたことないわね。興味あるかも…(書物の山に囲まれてる中、本を片手に山積みの本の上のラジオに耳を傾ける)
ブン「ねーちゃん、そんなのんきなこと言ってる場合かよねえチャーハン!元の世界へ帰る方法を探せってうるさく言ってたのねーちゃんだろチャーハン!(うげーといやそうに舌を出しながら古い本をぶらぶらさせる)
タダクニ「 おいやべーって!そこのデデデ城チャーハン半額だって早く行こうぜ! 」
ヒロ「直ちに案内するんだ!!!!(突然現れ、タダクニの腕に組みつきながらその辺の台車に飛び乗りダッシュ 」
ミヤコ「プリンも食べるの~♪(ヒロに便乗する) 」
フーム「あ…そうだったわ。(はっと我に返るように首を振る)ていうかブン、その変なベルト何なの?(彼の腰に巻き付けられたビルドドライバーを指して)
ブン「へっへっへ~♪かっこいいだろー!?(書物の山に飛び乗りかっこよくポーズを取る)戦兎からもらったんだ!俺は愛と正義のヒーローになったんだ…わっ、わーっ!!(カンフーポーズを取ろうとバランスを崩し本の上から転倒する)
フーム「馬鹿ね…(やれやれと呆れて溜息を吐く)戦兎…?いつのまにこの世界で友達ができたの?
ブン「いつつ…へへっ!戦兎はな、ちょーかっこいいんだぜ!俺が仮面ライダーになれたのも、戦兎のおかげなんだ!ねーちゃんも惚れるぜ~?
フーム「ふぅ~ん…(「かっこいい」と聞いて脳内でイケメン男性を妄想し、頬が少し紅潮する)
柳生但馬守宗矩「 我が心は不動、しかして自由にあらねばらぬ。即ち之無念無想の境地なり。拳術無双・拳禅一如(ブンの背後に出現しお手本的カンフーのポーズを取ると背後霊であったかのように消える) 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 チャーハンの「ハン」は、ハンガクの「ハン」だと聞いた事がある。(ぇ(いつの間にかヒロご一行に便乗している) 」
オケアノスのキャスター「 キュケオーン大明神(フームの背後にいたが消えた) 」
オケアノスのキャスター「 キュケオーンも食べるのおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!(みやこにホラータッチで便乗) 」
オケアノスのキャスター「 私が三人……キュケオーンが来るぞ遊馬! 」
ふなっしー「 ふなっしーなっしぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!梨も食べるなっしぃぃぃぃぃぃいいい!!!!!!! 」
タダクニ「 おっとタダでって訳にはいかねーな兄ちゃん嬢ちゃん(地声) 馬車乗りのタダクニが現れた!(裏声) これは元々俺たちのヤマだ。どうして持って言うんなら俺たちにスマブラとswitchをよこしな(ヒロとみやこの前に立ちはだかる)そうすりゃこの馬でひとっ飛びだぜ 」
桐生戦兎「てぇん↑さい↓物理学者の桐生戦兎は、100万年に一度しか見られないというシシコ座流星群のワードにビビッと来た!!(ぴょーんと寝癖が飛び跳ねる)いてもたってもいられなくなった俺は、再来週だというのに待ち切れず遠足前日の小学生の如く興奮が止まないのだった!!!(自分のラボ内で一人演説) 」
ヨシタケ「やべーよヒデノリ!タダクニが少しでも目立とうとみみっちぃ努力を始めちまった! 」
ヒデノリ「 ヒ"ヒ"ィ"ン"!!!!!!! 馬Aヒデノリ 馬Bヨシタケが現れた!(ダミ声) 」
ミヤコ「 ほわー!びっくりしたのー…!キュケ…ミヤコはプリン食べるの~!(ぷりぷり) 」
オケアノスのキャスター「お前をキュケオーンにしてやるの(真顔) 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 ……何、コイツ……知り合い?(タダクニを見て、ガヴ特有の人間を蔑むような眼差し)Σうおっ、なんか増えた!な、何だ何だ……?下界って、こんなのに支配されてるのか…(曲解) 」
ニッキー「楽しいひと時もあっという間…そろそろお別れの時間だね。ゲストのクラッカーさん!今日は来てくれてどうもありがとう♪ 」
クラッカー「キュケオーンクラッカーもいいぞ!(それだけ言い残して席を立った) 」
ニッキー「 「今日は何の日?教えてニッキー!」、お送りしたのはニッキーでした~♪ 来週もまたよろしくね♪ みんな、おやすm――― 」
\ バ ァ ン ッ / キャー! ナニナニー!? \ オラッ、ソコドケオンナッ / イヤァー!ランボウハヤメタゲテヨー!!(ラジオ放送中に男女の叫び声とガタガタとした衝突音からなる喧騒が聞こえる)
\ ヤカマシイ!!キュケオーンヲウエ!!オラッ!!/
ザ…ザザァー…ガザッ、ザザッ…ザザァー……! ! \ アー マイテス マイテス ! /
\ジャンプリョクゥ…デスカネェ…/\コドクゥゥナァァシィィグウェェェイィィハシリィィダセェェバァァァ/\ミンミ!!ワカンナイヤ!!/ドゴッベキッツグキッ
――――こちらはコガネラジオ塔!こちらはコガネラジオ塔!(明らかにニッキーのものではない男性の声が突如流れ出した)
ジャン「 ニキティーの声じゃない…!?俺たちのニキティーはどこいったあああああああああああああああああああああ(ラジオ前で絶望) 」
サーバル「わかんないや!(ジャンに腹パン) 」
あー…我々は泣く子も黙る『ロケット団』…!組織の立て直しを進めた 数年間の努力が実のり…今ここに、『ロケット団』の復活を宣言する!!
オルガ・イツカ「 なにがなんだよぉ……(キボウノハナー 」
ロケット団したっぱ「おいっ!今騒いだらどうなるか分かっているんだろうな…分かっているんだろうなあああああああああ????(ラジオ局従業員の顔をこれでもかというくらいぼこぼこに踏みつけている) 」
ラジオ局従業員(ワドルディ)「あああああああああああっ!!ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!誰か助けてくれえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええっ!!!!!(ゴミ蟲の様に踏みつけられ発狂し始める) 」
クリリン「大丈夫だ!ドラゴンボールで生き返れる!(発狂し始めているラジオ局従業員をみて) 」
フーム「あれ…?なんだか様子がおかしいわね…(ラジオ放送の様子が一変したことにきょとんとなる) 」
今日のボス:ラジオ局にリスボーンするが[[ロケット団]]の放ったポッポの大爆発で死亡
ニッキー「\ キャー! タスケテー! / 」
Dr.マリオ「意外ッ!それは突然のシリアス展開ッ!そして全世界は
ロケット団に怖れ慄き、抵抗勢力レジスタンスが結成され、人々は更なる闘争を求めるだろう。そしてスマブラの最新作が発売される。だがしかし… 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 っと……何なんだぁ?次から次へと…(ヤレヤレ) 」
フレアチューバーが束になっても勝てない壁ニコリ○「俺以外スマブラするな。(ラジオ局内のテレビをスマブラの為無断使用している) 」
ブン「 『
ロケット団』だって…!?(以前、自分が庇ったラルトスを襲った男を思い出す) 」
ラジオ局のアルバイトをしているはらぺこあおむし「あの…いじめないでください… 」
フーム「 ブン、どうかしたの…っ?(只ならぬ表情を浮かべるブン、彼の顔とラジオを見比べる) 」
ラジオ局社員食堂のお姉さん「ふふっ!キュケオーンをお食べ!!!!!お食べ!!!!!!!!(給料が低そうな
ロケット団したっぱにキュケオーンを振舞っている) 」
ワルイージ「 ぐわあああああああああっ!!!(ポッポの大爆発に巻き込まれる) 」
ブン「 あいつら…また悪さをしているのか…許せねェ…!(怒りの形相を露わにぐぐぐと拳を握りしめる)――こらしめてやる!!(そう言って部屋から勢いよく飛び出していった) 」
キュケオーンを魅力を知りに知り尽くしたジュラル星人「これからキュケオーンを毎日食べようぜ?(こそっとお姉さんの隣に立っていて、
ロケット団にキュケオーンを渡している) 」
ラジオ局従業員(メイトリクス)「来いよシタッパ、ポケモンなんか捨ててかかって来い! 」
フーム「 ちょっと!ブン!!何処行くのよー!!?(急いで彼の後を追い自らも部屋を飛び出した) 」
平等院鳳凰堂「やはりコガネラジオ局か。いつ出発する?私も同行する 」
空条承太郎「 平等院。 」
ロケット団したっぱ「なお、我々
ロケット団に入団したい者を絶賛募集している!奮って入団するように!!!詳しくは公式サイト、www.rocket.team.co.…… 」
ギコ「(スマホで
ロケット団の公式サイト、その募集要項のページを閲覧している)…月給29万、完全週休二日制、残業無、昇給有、通勤手当有、社会保険完備、その他福利厚生も充実………超ホワイト企業じゃねえかゴルァ!(感動)」
モララー「社会でダメだった輩を中心的に採用した挙句短期で倒産したどこぞの動画会社とはまるで違うな。」
モナー「
モララー!それは言っちゃいけない気がするモナ!」
ギコ「どうする…?この世界に来て俺たち無職だし…就職するなら今しかないぞゴルァ!」
モララー「は?何をためらう必要があるのディス?
ロケット団に入団するのディス!\(´°v°)/んぴッ」
モナー「ふえええええヤバいモナよ!美味しいことだけ書いたブラック企業かもしれないモナ…!それにこの組織、現にラジオジャックしてるテロ集団モナよ。」
モララー「だが口コミによると、サツにお世話になっても組織から保釈金が下りて100%釈放されるらしいぞ。裁判必勝不可避の伝説「任〇堂法務部」ばりの自信を誇ってるみたいだな。」
モナー「
モララー!それは言っちゃいけない気がするモナ!(二回目)」
ギコ「あーだこーだ言っててもしょうがねえ。マジでヤバけりゃそっこー退職届を出せばいいだけの話だゴルァ!そうと決まればさっそく履歴書買いにファ〇マ行くぞゴルァ!」
モララー「そ の 必 要 は な い !(クワッ)…どうやら履歴書不要のようだ。電話一本で受け付けてるみたいだな。」
ギコ「なん……だと……!?」
モナー「ますます危険な臭いがプンプンするモナ…」
オケアノスのキャスター「 ハァイ就活生?最近の就活は捗っている?OH……(苦い顔)それじゃぁ
ロケット団に入社するのはどうだい?今なら食事付き、毎日朝昼晩この大魔女のキュケオーンをいただけるぞ! 」
弟者「聞いたか兄者。」
兄者「OK、ブラクラゲット。…フェイリス・ニャンニャン握手会の先行予約チケの販売日程のことか?」
弟者「それも気になるが…どうやら楽な仕事が見つかりそうだ。」
兄者「エロ画サーチの依頼がついに来たか…やれやれ、ずいぶんと待たせてくれたな。」
弟者「それも良いな…だが違うんだよな兄者。マフィアグループでクラッキングの仕事に就けそうだ。」
兄者「 ……悪くないな。とうぶんはそれで食っていくか…ああ、母者にバレない程度でだな。明日からはハリウッドばりのハッカーになれるのか…わくわくがとまらねえな。 」
弟者「流石だよな俺ら。」
バルバトスに近いワイルドなラジオ局従業員(ボイス:若本)「「ポケモン」なんか使ってんじゃねぇぇぇえええ!! 」
メタナイト「 世間が騒ぎ出したのも、またひとつ希望の花が咲いてしまったのも、不動な心が動揺してしまったのも全て私の責任だ。だが私は謝らないッ!!!!!! 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 ん?何かと思えば……なんだ、単なるバイトの広告だったのか(違) って……月給で29万!?し、しかも、休みまでしっかり用意されてる…残業とかいう横暴もない……お給料も上がって、通勤手当有……社保も備わっている……その他福利厚生も充実……………神かッ!!(闇落ち寸前) 」
モモタロス「 あぁん?まーた人間どもがぎゃーぎゃー騒いでるみてえだな。ったく、お祭り気分かよ…俺様も混ぜやがれええええええええ! 」
はらぺこあおむし「 ラジオ局のアルバイトを辞めて
ロケット団のアルバイトを始めます。(面接会場に赴く) 」
蓬莱山輝夜「 はぁ……はぁ……ほ、本当に……
ロケット団に就職したら、そんな夢のような好条件で働けるのか…ッ!? 」
アックスナイト「おいおいおいおい!聴いたかよ今の!?どうするぜ!? 」
ロケット団したっぱP(ポプ子)「ああ、労働と報酬のギブアンドテイクだ。約束するよォォォ~~~ 」
水兵ワドルディ「どうしましょう、艦長?(ここで働けたらプリコネの課金にも困らなさそう…) 」
蓬莱山輝夜「 ――――――――――――だが断る。 」
ピピ美「 な"に"!? 」
バル艦長「マ????????????????(公式サイトに記載されてる好条件に目玉が飛び出る)行くしかないんだよなぁぁぁぁぁぁ????????おい!メイス!あれを出せ!!! 」
白羽=ラフィエル=エインズワース「 あぁ……ガヴちゃんが、なにやらイケナイ方向に…… けれどもそんな状況をすっかり楽しんでしまっている私………なんて、罪な女なのでしょう。(ふふふ(ひっそりとガヴの様子を窺い、去る) 」
蓬莱山輝夜「 この蓬莱山輝夜の好むことッ!それは自分の会社はホワイトだと売り込む企業にッ!はっきり『NO!』と内定を破り捨ててやることだァ―――――ッ!!(ピピ美とポプ子を昇竜拳とジェノサイドカッターで太陽系の彼方へ吹っ飛ばす) 」
メイスナイト「そう言うと思って、ちゃんと用意してたダス!\ バ ー ァ ン ッ /( セ ー ラ ー ミ ロ ト ラ ッ ク ) 」
ルガール「 ジェノサイドカッッッッタッッッ(輝夜と一緒にジェノサイドカッターを解き放ち周辺諸国が地図から消える) 」
バル艦長「ぎゃーーーはははははは!!早速面接するだぁ^-ッ!!!!!!!!(メイスとアックスを乗せ、乗り遅れたワドルディをスマホごと轢き倒しコガネシティへと向かった) 」
水兵ワドルディ「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああん!!!!(身体とスマホはボロキレとなり、そこからの(心と体の)傷の痛みで大声で発狂する) 」
ピカマン「一次面接で落とされました。意味わかんなぃ、リスカしょ 」
ロケット団したっぱ「現在、我等の公式サイトへのアクセスが殺到しております!求職の電話もなりやみません!(ラジオ局内で電話対応に追われている) 」
ラムダ「ゲェ~~ハハハハ!それだけ俺たちに憧れている輩がこの世界に入るってことだろう!?なあ、
ランス? 」
――― ロケット団幹部 ラムダ ―――
ランス「ええ、それはとても喜ばしいことです。(ワイングラスに口をつけ、歪に口角を上げる) 」
――― ロケット団幹部 ランス ―――
吉良の同僚「 やめとけ!やめとけ!あの会社は黒い噂が絶えないんだ。
ロケット団33歳独身。仕事は単調だが命がけ、福利厚生もしっかりしてるしリターンもでかいがろくに研修も訓練もせずヤベェ現場に派遣されるし生き残っても成果が出せなければ監禁されてどこぞのブラック企業ばりに調教されちまうんだ。耐えかねて辞表を出しても受理されるんだかされないんだか……悪い条件じゃぁないんだが、命がいくつあっても足りない割に合わない仕事さ 」
――― カメユー社員 吉良の同僚 ―――
アテナ「世界はやがて我々『
ロケット団』のものとなるのよ。ウフフフ…(唇に人差し指を添える) 」
――― ロケット団幹部 アテナ ―――
――― ロケット団最高幹部 アポロ ―――
アポロ「我らが野望が完全に成就するまでの間…あなたにすべてを一任いたしますよ。ロケット団・大首領―――――『ディケイド』さん。(背後へ振り返り、その人物へと視線を向けた) 」
門矢士「―――(玉座を思わせる大きなソファに、足を組み深く腰掛けながら手にしているディケイドライバーを静かに見つめている)…俺は通りすがりの仮面ライダー… そして―――― 」
――― ロケット団大首領 門矢士 ―――
――― 世 界 の 『 破 壊 者 』 だ ―――
ひこにゃん「 キルミーベイベーは死んだんだ……いくら呼んでももう戻ってこないんだ…… 」
猫「 黙れ小僧!貴様にキルミーベイベーが救えるか! 」
Dr.マリオ「 キルミーベイベーの放送が終了する→続編を望む者たちがボイコットを起こす→それを止めるごちうさ民→その抗争に便乗するラブライバー→殺伐とするアニメ業界に人々は争いを求める→スマブラの最新作が発売される。しかし… 」
灯火の星を一日かけてクリアしたニコ○ン「アニメなんか観ないでスマブラしやがれ。だが俺以外スマブラするな。(支離滅裂な事を言いながらsyamu宅を真っ二つにする) 」
柳生宗矩「 びぃぃぃぃぃびぃぃぃぃちゃんんねるぅぅぅうううう――――(例のBGM) 皆様今晩は、いかがお過ごしであらせられるか。柳生ピピックでおなじみ、りゅうたんと申す。此度は、ろけっと団なる者達の介入により使用ができずに入る本局から離れ、シオンタウンのポケモンタワーよりお送り致すことと相成った 」
ひこにゃん「 キルミーベイベーが死んだことで世界に希望をなくしたひこにゃんです。もうアニメとか見たくない、何も愛せない 」
柳生宗矩「 本日はおなじみ、きゅけぃおんのキャスター殿に加え、きるみぃべいべぇを失ったことにより身体が闘争を求めるようになったひこにゃん殿をお迎え致した。お二方、誠にかたじけない 」
オケアノスのキャスター「 こんばんは。キルミーベイベーを失ってめでたく私自身がキルユーベイベーにクラスチェンジしました。よって今から適当なライブ会場を無月する。私の射程範囲は13kmや 」
ひこにゃん「 キルミーベイベーを失う→悲しみを背負う→無双前世を使えるようになり、さらなる戦いで傷つく→身体はキュケオーンを求める→キュケオーンがコンビニで半額になる。しかし…… 」
柳生宗矩「 ひこにゃん殿の悲しみはいたたまれぬ、しかして我が心は不動にあらねばならぬ…。 元来であれば、本日はきゅけおーんかれーの調理方法をご紹介差し上げる予定であったが、諸事情により柳生ピピックの枠を借りてニュースと致す。誠無礼とお思いであろうが、平にご容赦をいただきたい 」
デデンネ「同級生のピカチュウくんが帰ってこないんです。きっと巷で噂の
ロケット団のせいに違いありません!えっ、顔色が悪い?やだなぁそんな犯人じゃあるまいし。本当に心配してますよ。返り血?いやこれケチャップです(個人情報保護の観点から音声は加工されています) 」
柳生宗矩「 デデンネさん(住所不明学生)によると、近頃ぴかちゅうが無差別に拉致監禁されている可能性があるとのこと。そこでこの柳生但馬。
ロケット団なる組織へ潜入取材致した。 」
宮本武蔵(VTR)『なんだかんだと聞かれたら!(以下略)』
佐々木小次郎(VTR)『答えてあげるたよのな(以下略)』
柳生宗矩「 え"ぇ"ぇ"~~~~ーーーーーー……ロン毛です、そしてこの新免武蔵です、切らねばならぬ。けしからんですね、
ロケット団の制服は黒で統一だというのに白ですもの。これには流石のりゅうたんも我が心は激おこぷんぷん丸しかして身体は闘争を求めねばならぬ、剣術無双・ソードマンイチニョって感じですよもう怒った。えぇぇ~~~~~この顔にティンと来たら110番を。他の団員の顔はおよく覚えておりません、りゅうたんはお歳です、おじいちゃんです 」
ひこにゃん「
ロケット団員のひこにゃんです。高収入とかどうでもよかった、キルミーベイベーを失ったこの世界に我慢ならなかったので滅ぼしたいと思います。という動機で
ロケット団に入りました 」
柳生宗矩「 >> ! ? << 」
ひこにゃん「 ――――――キルミーベイベーは死んだんだ いくら呼んでも帰っては来ないんだ もうあの時間は終わって、君も――――――――――― (瞬間!ひこにゃんは言葉を失い物言わぬ獣と成り果て、たった一度の踏み込みで柳生但馬へ距離を詰めていた!振りかぶった拳は、骨そのものが弁であるかの如く鋭く繰り出され柳生但馬の鳩尾へ沈んでいた!)――――――君も人生を終える時なんだ 」
柳生宗矩「 ┣¨ォォォォ―――――――z_____________ンン(残像を残さず吹っ飛ばされしおんたんから遥か遠くへ離れた焼けた塔を貫通。その奥へそびえるビル群を突き破り、最終的に
寄宿舎の前に沈んだ) 」
ひこにゃん「 三流以下のアイドルは無い頭を使わなくていい。この世にはキルミーベイベーがあればいい、そのためなら私は
ロケット団だろうが、ディケイドだろうが、くまモンだろうが……何にだってなれる 」
―――― ロケット団したっぱ ひこにゃん ――――
― コガネシティ・西の港・夜 ―
ワイワイガヤガヤ… \オイ、チャントナラベ!/ \キュケオーンクエヨキュケオーン!/ \ニキティー!/ \ナンダコイツァ! ツマミダセ!/ ドハハハ…(港には、黒尽くめの集団が所狭しに並列していた)
ラムダ「新人団員諸君!よくぞ我々
ロケット団に入団してくれた!これからお前たちは
ロケット団の一員として誇りを持ち、任務を全うするのだ!我々
ロケット団が世界を征服する、そのためにな!(集結した数万以上の団員の前で声高らかに演説し始める) 」
ギコ「 やべえ…腹痛くなってきた…トイレ何処だゴルァ…(プルプル) 」
モララー「 世界征服か…いい響きだ、感動的だな。だが事実だ!(キリッ) 」
モナー「 入団時に貰ったこのユニフォーム…なかなかイカしたデザインだモナ!それにポケモンっていうペットが支給されるなんて…思ってたよりアットホームな感じがするモナ。(コラッタが入っているモンスターボールを見て) 」
バル艦長「おい。 」
水兵ワドルディ「どうしました、艦長? 」
バル艦長「なんでワシのポケモンがこんなチキンなのだ?他になかったのか?(頭上に座っているポッポを不満そうに見上げる) 」
ポッポ「 (殺伐としたバル艦長の上に伝説の鳥ポケモンファイアーが!!)ホーホー!( ム ッ ク ル ) 」
水兵ワドルディ「可愛いじゃないですか~。私のコッコロちゃんよりは遥かに劣りますが、なかなか可愛らしいと思いますよ。 」
メイスナイト「入社祝い金で1万もらったダス…!感動ダス…!!(金の入った封筒を両手に号泣している) 」
アックスナイト「勤務中に動画観てても怒られないみたいだしな。はぁ^~…アカリたそ^~(幹部の演説そっちのけで、スマホでVtuber動画鑑賞している) 」
ブン「 なーねーちゃん、なんで俺たちまでこんなとこに入らなきゃいけねーんだよねえチャーハン!さっさと潰してやろうぜこんな奴ら!(苛立ちを含んだ小声でフームに耳打ちする) 」
フーム「 しーっ!本当に怪しい組織かどうか、この目でちゃんと確かめてからよ。 」
ブン「 さっき俺が話していたこと信じてくれねえのかyムグッ!?(フームに口を覆われる) 」
フーム「 信じてない訳じゃないわ。けど、もしもブンの言ってた通りの組織なら…まずはその根城を突き止めなくちゃ。こういうのは、根源を断たないとどうしようもないわ… だから今は、大人しく機会を窺うのよ。いい、わかった?(小声で言い聞かせる) 」
ブン「 ちぇっ…わかったよチャーハン… 」
綺麗なジャイアン「月給29万で満足いくか!もっと給料上げろ!(同僚の新人団員から奪い取った25個のボール(※全部コラッタ)を全身に装備している) 」
はらぺこあおむし「 (
ロケット団のアルバイトをしている) 」
ロケット団猫「ぶおんぶおんぶおおおおおおん!!!!(うっとりするようなハーモニーを口笛で奏でる) 」
天真=ガヴリール=ホワイ「 うわ、人…人…人……すんっごい人だな…(ちゃっかり団員に混じって並列しながら人?集りを見て) 」
ヒロ「………(ひょこっと姿を出す)なんか変なやつらだなぁ……
ロケット団だかロケットボーイズだか知らんが、怪しい…… 」
ニッキー「 はあいみんな、ニッキーだよ~♪昨日はびっくりしちゃったけど、今日は
ロケット団で社会科見学をしようと思うよ♪みんなよろしくね~♪(当然悪の組織などとまったく気づいていない) 」
ミヤコ「 ヒロ~。(ふよふよと浮かんでやってくる)へへへ~、ミヤコもロケットなの~♪ロケットになれると、プリン毎日食べられるらしいの~♪(いつのまにか
ロケット団のユニフォームを着用している)ヒロもこれ来てプリン食べるの~♪(そう言ってヒロにも同様のユニフォームを差し出す) 」
オケアノスのキャスター「
ロケット団は初めてかい?まぁ座って……キュケオーンでも食べながら、お話しようやぁ…… 」
佐藤太郎「どーもぉぉぉぉぉ!佐藤太郎どぅえ~~~~~す!!ソケット団のバイトに来んましたぁ~~~~~~ん!!!よぅろしくぅぅぅぅぅうううううう!!!!!!! 」
レム「 あの…スバル君…?どうしてレムたちはここにいるんですかね…?(
ロケット団ユニフォームを着て震え声で問いかける) 」
ヒロ「………えっ!?ミヤコちゃん!?(
ロケット団のユニフォームを着ているミヤコを見て)……大丈夫だった…?(訝しむようにユニフォームを見て) 」
スバル「 なーに言ってんだ、レム!こんなおもしろそうなパレード、参加しないわけがねえだろ?なあに!わざわざここまで遠出してきたんだ。買い出しに遅れたってラムたちも気にしないだろ?たぶん。(わくわくした表情で周りの団員を見渡している) 」
宮本武蔵「 なぁんだかんだと聞かれたら!(純白の
ロケット団衣装を羽織りスポットライト(持参)を浴びる新人団員) 」
佐々木小次郎「 答えてあげるが世の情けッ!(純白の
ロケット団衣装を羽織りスポットライト(持参)を浴びる新人団員) 」
天真=ガヴリール=ホワイ「 おっ、なんだ、お前も来たのか。いやぁ~そりゃそうだよな~、だってここ、お給料かなり良いらしいもん♪ いや良いなんてそんな生温いもんじゃないね。目玉が飛び出て、飛び出た目玉が迷子になって、そのまま失踪しちゃうぐらいにさぁ♪(ニッキーに。金目線) 」
ひこにゃん「 (にゃぁんてな) 」
ミヤコ「 だいじょう…ぶ…?(よくわかんなそうな顔で首を傾げる)プリン食べさせてくれるなら、ミヤコはどこでもいくの~♪(期待に胸を膨らましながら微笑んでいる) 」
ニッキー「 わっ!君はバレンタインの日に会った人だね!また会えてうれしいな♪お給料も出るの…?ほえ~…!それならニッキー、ちゃんとお仕事頑張らなくちゃ!(`・ω・´)フンス! 」
ライド「 何(鉄華団団長を)や(め)ってるんだよ団長ォ! 」
ヒロ「………なーるほどね(微笑んでるミヤコを見て肩をすくめる)(まぁ、万一怪しいとしても……彼女をほっとくわけにもいかねーか)……よし、わかった!俺も着るわ!(ミヤコが差し出したユニフォームを受け取り) 」
ルビー・ローズ「 わ~~~~~っ♪ こんなにたくさんの人がいるなんて…まるでパーティだね☆ 私も混ぜてもらおうっと♪(ぴょんっと団員たちに紛れる) 」
柳生宗矩「
ロケット団に対する殺意の波動に目覚め不動の心を失った柳生但馬守宗矩「やはり『ぴかちゅう』盗みを働いたのは新免武蔵か。斬らねばならぬ 」
天真=ガヴリール=ホワイ「 おう!……って、そういや、仕事って何なんだ。(← 」
ラムダ「これより我々は、
ロケット団の本拠地がある『ナナシマ』へと向かう!今回は総勢2万以上の団員も搭乗できるビッグな豪華客船シーギャロップ号を用意した!今から全員この船に乗り込め!出港するぞォー!!!!!(その合図と共に、港に停泊していた豪華客船の出入り口が開通する) 」
宮本武蔵「 世界の破壊を防ぐため」「世界の平和を守るため 」 佐々木小次郎
封獣ぬえ「 わ~い乗り込め~♪ (我先にと言わんばりに船内へ飛びこむ) 」
宮本武蔵「 愛と真実の悪を貫く!」「ラブリーチャーミーな敵(カタキ)役! 」 佐々木小次郎
天真=ガヴリール=ホワイ「 ……ま、いいか。(仕事内容についてあまり気にせず豪華客船へ入っていく) 」
ミヤコ「 ヒロもミヤコとお揃いなの~♪ 一緒に船乗るの~。(ヒロより一足先に線内へ) 」
宮本武蔵「 むさsッッッ」「こじろぅッッッ 」 佐々木小次郎
ひこにゃん「 (武蔵小次郎を瞬殺し引きずっていくひこニャース) 」
ニッキー「 どんなお仕事をするんだろうね?楽しみだね♪ わっ!でっかい船だぁ…!こんな大きな船に乗れるなんて、ニッキー生まれて初めてだよー!(興奮しながら豪華客船へ入っていく) 」
ヒロ「おぅ、それじゃ、行くか!(ミヤコに付いて船内へ) 」
ジャック・スパロウ「おいヘクター、俺のブラックパール号を返せよ(港で他団員に連行されながら) 」
ロケット団・大佐(ムスカ)「ハッハッハッハッ…!素晴らしい!!最高のショーだとは思わんかね?(ハッスルしながら客船へ入っていく) 」
白羽=ラフィエル=エインズワース「 嗚呼…ガヴちゃん……わかっていた事ですが、こんなものを提示されていれば、(
ロケット団の話に・豪華客船に)乗るなというほうが難しいかもしれませんね……(離れたところで様子を窺っていた) 」
シュルク「 だんだん(船に)乗ってきたよ! 」
謎のロケット団員Y「 我 が 心 は 激 昂 。 」
謎のロケット団員K「キュケオーン。 」
運転猫「右ヨシ!左ヨシ!前方ヨシ!それでは、出港~~~~~!(シーギャロップ号を発進させる) 」
謎のロケット団員「……(他団員たちに紛れながら、目深に被られた帽子の内側で不敵な笑みを浮かべる少女の姿があった) 」
ブォ~~~~~ン…… ! (豪華客船は汽笛を鳴らし、コガネシティより出港した)
白羽=ラフィエル=エインズワース「 (港に残っている) ああ……行ってしまいました。…………冗談抜きで……見過ごせなくなってしまうかも、しれませんね………これはもう、一刻も早く天界へ報告すべきでしょうか。(独り言) 」
コガネシティを出港してから2時間余りが経過。船内では新人先輩団員共に和気あいあいとした雰囲気が流れており、新人歓迎会と思われるパーティ会場や甲板上のプールなどで賑わいの声が鳴りやまなかった。
syamu_game「 ハーーーイ、どうもー、syamuでーす。今日はですね。
ロケット団?
ロケット団なんかな?
ロケット団やないかもしれへんわ。紹介すんのやめとこ。確信がないわ。まぁ、とりあえず組織の船に乗っております。(船内でカメラ片手に歩いている) 」
ギコ「 うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!(パーティ会場に並ぶごちそうを次々と平らげていく) 」
syamu_game「 That!船内の後悔をしていきたいと思いますゥゥ… 」
料理猫「美味い飯、何でもアルネー!チャーハンもアルネー!(厨房で料理している) 」
ブン「 えっ!!!!!!!チャーハン!!!!!!!????? 」
オケアノスのキャスター「 キュケオーンチャーハンだ。食えよ、キュケオーンから逃げるな 」
カワサキ「 カワサキ特製ウルトラパワフルダイナミックスーパーデリシャスやきそばもあるよ~!(会場に料理を運んでくる) 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 ん…… スンスン、スンスン……うまそうなニオイ……こっちか。(メシのニオイに釣られクマーで厨房へと誘われる) 」
フーム「 ちょっとブン!!!おちつきなさいよ!カワサキ!なんであなたまでここにいるのよ!はぁ…なんか先が思いやられそ…(グレープフルーツジュースに口をつける) 」
syamu_game「 こちらにはですね。プールがございます。氏はアトピーの影響で入れませんが、楽しそうですね。(パールを後にする) 」
ニッキー「 わわわっ!そっちは厨房だよ~!料理ならこっちにあるよ~!(慌ててガヴリールの後を追う) 」
オケアノスノキャスター「 よく来たね天使のお嬢さん。キュケオーンをお食べ。お食べ、食べてね、食べなさい、食え、食えよ、食わせてやる 」
アスパラガス「 アスパラガスでございます。 」
ミヤコ「 うーん…プリン…ないの~… プリン、どこにもないの~…(デザートコーナー周辺を何度もぐるぐる回っているが、お求めのプリンがそもそもなく不満そうに頬を膨らませる) 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 うおっと、ヘヘ、そいつぁーうっかりしてた。(ニッキーに引き止められ、厨房一歩寸前で踵を返して会場へ移動していく) 」
スバル「 おおおおっ!まさかこの世界にも焼きそばがあるなんてな~!(舌舐めずりしながらカワサキが運んできた焼きそばを小皿に盛りつける) 」
オケアノスのキャスター「 逃げるな!!!!!食え!!!!!キュケオーン!!!!キュケオォォォォォォ――――――――――――ンッッッッッ!!!!!!!!(厨房からの呼び声) 」
ヒロ「………んー、コックあたりに聞いたら出してくれるんじゃないのかな?(ミヤコの隣を歩いている) 」
レム「 あの、スバル君…レムたち、本当にきてよかったのかな…?帰りが遅れたら姉様に後で叱られますよ…?(シャンパングラスを手に不安そうな顔でスバルに話しかける) 」
syamu_game「 それにしても、いろいろな設備がありますね。一生退屈しなさそうな気がしますねぇ。それに(女性下っ端の方にカメラを向け、すぐに前を向く)もう若い、女性を見ているだけでももう十分ニチィ!パワーをもらえますね!(まだ船内を散策している) 」
綺麗なジャイアン「 おおおおおおおおおおおおおれええええええはジャイアアアアアアアアアアアアアンがああああああああきだああああああああいしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!(カラオケコーナーで大熱唱) 」
佐藤太郎「パーティっつたら"焼肉"っしょーっ!!!!!!ウェッヘッヘッヘッヘ 」
オケアノスのキャスター「 ……………………プリンヲオタベ(死んだ魚の眼でミヤコにプリンを渡す) 」
ミヤコ「 そっかぁ~♪聞いてくるの~♪(そう言ってひとりどこかへ飛び出した) 」
ヴェルゴ「 失礼、私のほっぺがプリンを食べてしまった(オケアノスのキャスターが都に差し出したプリンは、遠く離れた中将の頬に吸い寄せられジャストフィットしてしまった!) 」
タイキック「(例の制裁BGMが鳴り響き無言でキルケーのお尻に足がしなる高速蹴りを見舞わしたあと走り去る) 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 おっ、あったあった!よっしゃ、できたてホヤホヤの一番乗りだ!(カワサキめがけてダッシュ) 」
ウラタロス「 やあ、そこの美しいお譲さん。(レムに突然話しかけてくる)こんな素敵なパーティで貴女の様な肩に出会えるなんて、これも運命かもしれないね。どうだい?良ければこのボクと踊ってみないかい?(ぐいぐい詰め寄っていく) 」
ヒロ「……んー、あるといいんだけどなぁ….(腕を組みながら飛び出すミヤコを見送る) 」
カワサキ「 まだまだたくさんあるよ~!!お次はこれ!カワサキ特製…あれ~~~!!!(ガヴリールの突撃により、手にしていた特大パフェが宙へ飛び上がった) 」
ミヤコを待ち続けるヒロ。しかし、30分以上が経っても彼女は何故か戻ってこなかった。
syamu_game「 ここは、カラオケですね。あとで私も歌ってみたをアップロードしたいと思いますので、楽しみにしててください!(カラオケコーナーを後にする) 」
syamu_game「 ここは、ゲームコーナーですね。(ゲームコーナーに目を向ける)色々なゲームが……(あるゲームに目を止める)おい!これってYO!のびハザじゃんか!アッアッアッアッ!(のびハザのゲーム筐体を見つける) 」
レム「 ふぇっ…!?ぇ…えと、あの…(詰め寄るウラタロスに狼狽し、思わずスバルの背をちょんちょん叩いて振り向いてもらおうとする) 」
ニッキー「 美味しい料理もたくさんあって、ひろ~いプールもあって、カラオケやゲームコーナーもあるなんて!楽しいね~♪ 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 Σうわっ、やばっ!――――――っええい!(飛び上がったパフェのほうへ無我夢中で手を伸ばす) 」
スバル「 ん?なんだよレm…どわっ!?びっくりしたー!!(振り返ると同時に怪人ウラタロスの姿が視界に入り仰天する)よく見るとこいつ、鬼っぽいな…?もしかしてレムの知り合いか~?(けらけら笑いながら) 」
syamu_game「 あとでのびハザ実況も配信しますので、お楽しみにしていてください!それでは!一番重要な!ラブサーチに向かいたいと思いまぁす!(なぜかハイテンション) 」
ヒロ「……………それにしても遅いな…(ステーキを3枚平らげながら)…なにやってんだろ? 」
ヒューン…ポンッ、ポンッ、ポンッ♪ (パフェグラスをキャッチしたガヴリール。その空の容器に、生クリームやバニラアイス、フルーツなどがポンポン入っていき、何ごともなかったかのようにパフェが元通りになった)
謎のロケット団員「ん~…何しているんだろうね~?(まるで最初からその場にいた様に、かじりかけの林檎を手で弾ませながらヒロに語りかける)心配なら、見に行ってあげたら?ちなみにさっきの彼女なら…"厨房を通り過ぎてたった"よ?(ふふっと怪しく口角を上げる少女) 」
syamu_game「 ………ほほぉ~~(
ロケット団の女性したっぱにカメラを向ける)ふつくしいですねぇ。ジュルル!可愛い! 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 ズサァァァァァァァ(うつ伏せで床に滑り込むようにした体勢でパフェグラスおよびパフェをダイナミックキャッチ)ふ、ふぅ~~~………間一髪。(汗) 」
新人
ロケット団員「うぇ~~~~い!(酔いに任せて踊っている) 」
ウラタロス「 おや、連れ人かい?(スバルのほうに視線を向ける)はじめまして、僕はウラタロスと言うんだ。君たちもパーティに洒落込んでいるみたいだね。こうして出会った仲だ、楽しくいこうじゃないか♪ 」
はらぺこあおむし「 (短期でウェイターのアルバイトをしている) 」
ヒロ「…………ご親切にどうも。(スックと立ち上がる)あんたが何者かは今は聞かないでおくが…な(厨房の方に向かう) 」
謎のロケット団員「ふふふ…――――お気をつけて。 」
厨房へと向かうヒロ。しかし何処を見渡してもミヤコの姿はない。彼がふと振り返ると、人の気配を感じさせない通路が見える。よく見るとその奥の扉が不自然に開いたままだった。
天真=ガヴリール=ホワイト「 さてと………ではでは、早速!(特大パフェをスプーンで一口分ほど掬い、口を大きく開けて放り込んでいく) 」
スバル「 お、おう…!俺はナツキ・スバルだ!よろしくなウラタロス!お前みたいなノリの良い鬼もいるんだな~。な、レム? 」
モナー「 あのパフェ…美味しそうモナ…(ガヴリールが美味しそうに平らげているパフェを見ながらバナナをかじっている) 」
レム「 あ、はい…私は、レムです。よろしくお願いします。(ぺこりとお辞儀する)この方、ウラタロスさんが鬼かどうかは存じませんが…いい人そうですね。(ふふっと二人に微笑む) 」
ヒロ「…………???(扉を見て)なんだ?変だな、なんかあるぞ……?(扉の方へ向かう 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 んんんんんんんん…~~~っ!!(あまりの美味さに悶絶するほど) んっ、ゴクンッ………何ジロジロ見てんだよ。(まるでメンチきるかのような半眼でモナーに) 」
扉を潜ると長い通路へと出る。一本道の通路を進め進むほど人の賑わう声も遠のき始める。やがて通路を抜けると、いつの間にか船の後方甲板へと出た。そこには娯楽施設はおろか人っ子一人もいない、ただ夜空と海の景色だけが広がっていた。
ミヤコ「 うぇ~ん…プリン何処なの~…(その人気のない甲板上で、涙目で右往左往していた) 」
モナー「 ひっ…!!ご、ごめんなさいモナ~!(彼女に恐れ、慌てて海上を飛び出していった) 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 ……???(飛び出していったモナーを見て)……何だったんだ。(無自覚)…まあいいや。しっかし、それにしても飛びぬけてうめぇもんだな~こりゃ。いやぁ~、死ぬまでぐ~たらできて、うまいもん鱈腹食えるし、こりゃぁ申し分ありませんなぁ!♪(上機嫌) 」
ヒロ「…………だ、誰もいないな…………本当にこっちくぐり抜けたのか………?(右往左往しているミヤコを発見)……ミヤコちゃん!? 」
ロケット団したっぱ「――― おい!そこのお前たち、こんなところで何してやがる!ここは立ち入り禁止区域のはずだが?あぁん?(ヒロが通ってきた通路から現れ、彼とミヤコに詰め寄る) 」
ミヤコ「 ……!ヒロ~!(ヒロに泣きつく)プリンなかったの~…それに道に迷ってお腹空いたの~………!(したっぱの声にヒロの背後へ隠れるように回り込む) 」
syamu_game「 youtubeで活動しているsyamuと申します!(船内の
ロケット団のしたっぱの女性をナンパしている) 」
天真=ガヴリール=ホワイト「 (やがて特大パフェを平らげ)はぁ~~~食った食った…… ……ん?あれ……こんなにがらがらだったっけ。(会場にて周囲を見渡しながら)……ま、暇だしちょっとぶらついてみるか。(どこへともなく歩いていく) 」
syamu_game「 恋愛というのは難しいものです(どうやら相手にもされなかったようだ)あとどっかに女性はいないかな…(周りを見渡す) 」
ヒロ「…そうだったのか…無事でよかった………っと失礼?彼女が迷子になったから探してたとこだったんだ(したっぱに) 」
――― 待て。(二人に詰め寄るしたっぱを制するかのように男性の淡白な声が聞こえた)コツ…コツ…コツ…コツ…―――――― (その声の主は三人の前に姿を現す)
門矢士「――― コ ツ … (一同の前に姿を現した男の正体は、以前街中でヒロを襲ったあの男――)…まさか、貴様の方からのこのこやってくるとはな。(以前にも増して冷徹な表情でヒロを見下している) 」
ヒロ「…………?(声を聞き)誰かと思ったらこの前の………なぜここに?(
門矢士に) 」
ミヤコ「あ…!あの怖い人なの…(ヒロの背後から士の顔を覗きこみ、恐怖で言葉が尻すぼみになっていく) 」
ロケット団したっぱ「図が高ぇぞ餓鬼どもッ!!このお方こそ…我が『
ロケット団』を統べる"大首領"――――― 仮面ライダー『ディケイド』様だ!!!(士の存在感を誇張するように手で指し示す) 」
ヒロ「……大丈夫、落ち着いて…………(ミヤコの頭に優しく手を添え)……予想は的中したみたいだな(ディケイドが
ロケット団ボスだと聞き)その壮大な組織で、俺を捕らえるつもりだったんだな?(
門矢士に) 」
門矢士「フン、どうだかな… (ヒロの発言に対し嘲笑する) どの道貴様はこの手で破壊しなければならないからな。…チ ャ キ … ! (ネオディケイドライバーを装着)次こそ仕留めてやる… ス…(左腰のライドブッカーからカードを一枚引き抜く) 」
門矢士「変身 ――― カ シ ャ ン ッ ! (カードをバックルに装填)\KAMEN RIDE/ ガ チ ャ ン ッ ! (更にハンドルを押し)――― \DECADE !/ 」
門矢士→仮面ライダーディケイド「 カ シ ャ カ シ ャ カ シ ャ カ シ ャ ――― シ ャ キ ィ ー ン ッ ! ! (変身完了)…さあ、ショータイムだ。(パンパンと両手を払い、ヒロに殴りかかった) 」
Vs 《ロケット団・大首領》 仮面ライダーディケイド
ヒロ「……どうしても、俺を殺りたいようだな!(ディケイドの一撃を両腕で受けようとする) 」
仮面ライダーディケイド「 ガ ッ (拳を受け止められる)この前は邪魔が入ったが…今度はああならないぞ。(その状態でヒロの腹部にニーキックを繰り出し、怯んだところをワンツーパンチで牽制する) 」
ヒロ「…んなろぉ、ここで……ぐほぁ!!!!(腹に蹴りを食らう)こ、こいつ…っ!(1発目を食らうも、2発目は下に避け、彼の懐に潜り込んだ形に)それは…どうかな!(そこから刀をディケイドの腹部に向けて突き出す) 」
仮面ライダーディケイド→ディケイド(龍騎)「カ シ ャ ン ッ (カードを一枚装填)\KAMEN RIDE/ \RYUKI(龍騎) !/ キュピーン… ! !(幾つもの鏡面が全身に張り付き、別ライダーへと姿を変える) ギャオーンッ ! (左手に赤い竜を模した手甲「ドラグクロー」を纏い…)フンッ!ガキィンッ――― ボアアアァッ ! ! !(手甲で突き出された刀を弾き返し、その隙を突くかのように手甲より火炎を放った) 」
ヒロ「なっ…!?(刀を弾き返され、構えなおした瞬間に火炎に気づく)くっ…!(飛びのくも間に合わず、火炎を食らう) 」
仮面ライダーディケイド(龍騎)「俺にその手が二度も通じると思うなよ。(手甲を解除し、今度は柳葉刀型の剣「ドラグセイバー」を手に取る)フンッッ!!(上段回し蹴り→二段斬り→裏拳の3コンボを叩き込んでいく) 」
ミヤコ「 ヒロ…っ…! 」
ヒロ「チッ…!(火炎から持ち直した間に回し蹴りを食らう)…チッ…!(二段斬りを刀を振りかざして弾くも裏拳に対応する前に攻撃を食らう) 」
仮面ライダーディケイド(龍騎)→ディケイド(アギト)「どうした、貴様の力はそんな程度か?(ヒロに水平蹴りをし距離を取る)次はこれだ。カ シ ャ ン ッ (カード装填)\KAMEN RIDE/ \AGITO(アギト) !/(全身が光に包まれ、再び別ライダーへと姿を変え、ヒロにゆっくりと迫る) 」
ゴラン「 ("しけた報酬"だがまぁそれなりに日銭稼ぎにはなると判断して参加した……それはいいが)…………(戦場慣れしている彼には並の人間には騒々しいだけに聞こえる物音が先頭に生じるそれだと識別ができた。流し目でその方向を見やったまま) もぐ (ハンバーガーを一口頬張る) 」
ヒロ「ぐふっ!!!(水平蹴りをくらい)……まさかな。(土で銃を生成し、迫り来るディケイドに対し、跳びのきつつ銃を連射する) 」
仮面ライダーディケイド(アギト)「……!(銃弾を流れる様な横ステップで反射的に回避する)……(疲労困憊のヒロの表情に一瞥を与え、ライドブッカーからカードをゆっくりと引き抜く) カ シ ャ ン ッ (カード装填)\FINAL ATTACK RIDE/ ガ チ ャ ン ッ (バックル回転) \A A A AGITO(ア ア ア アギト) !!/ シャキーン… ! はあああぁぁ…―――(グランドフォームへと変形し、攻撃態勢に入る。右足にアギト模様の光が集束し始め…)はっ! タ ン ッ ―――(上空へと跳び上がり)―――はああああぁぁッ!!!(ヒロに強烈なライダーキックを炸裂させ、甲板上から蹴り飛ばし海へと突き落とした) 」
ヒロ「………っ!!(やはり、当たらねえか…しかし…!(もう一丁銃を生成し、反対方向から撃とうとする)…っ!(飛び上がったのを見て迎撃しようとするもライダーキックをくらう)なっ……!!(土で蔓を生成させて留まろうとするが、間に合わず海に落ちる) 」
ドッボォォォォォン!!
ミヤコ「 あっ…!ヒロ……!!(船から蹴り落とされたヒロを躊躇うことなく追いかけ、自分も船から飛び出した)ヒロ…助けるの~…!(海面に叩きつけられ這いあがってきたヒロの手を掴むことで少なくとも溺れないよう救助を試みる) 」
仮面ライダーディケイド(アギト)「――― "気が変わった"。貴様の相手はまた今度だ。精々生き延びて、また俺の前に現れるんだな。(海面に浮かぶヒロに捨て台詞を吐き、甲板上から姿を消した) 」
ブォォォーーーーン…… ! (豪華客船はヒロとミヤコを海へ取り残し、汽笛を鳴らしながらそのまま遥か彼方へと消えてしまった)
ヒロ「……み、ミヤコ…ちゃん…!(ミヤコに手を掴まれ) 」
謎のロケット団員「――― あーあー…だから「気をつけて」って言ったのに。(突然、ヒロとミヤコの頭上からあの少女の声が聞こえた。黒いユニフォームを着こんだ謎の少女はチルタリスというひこうポケモンの背に乗り、二人を俯瞰していた) 」
ヒロ「…ふ、船は……!(ミヤコに手を掴まれたまま見渡し)……行ってしまったか…! 」
ミヤコ「 あぅ…船に置いてかれたの…プリン、食べ損ねたの…(ぇ)ヒロ~、どうしよう~…>< ……!(ヒロの手を掴み上げたまま海上をふよふよ浮き続けるのかと思われたその時、自分よりも高く浮いているその少女とポケモンに気づいて顔を仰ぐ)誰なの~…?(少女の顔を覗きこもうとする) 」
ヒロ「うーーーん…ささやかなものにしかならないと思うけど、上がったら俺がプリンを買ってあげようか…?(船が消えたのを見て)……あん?(謎のロケット団員を見て)確か、さっきの…… 」
謎のロケット団員「可愛そうな少年少女…しょうがないなぁ…――― バ サ ッ … ! (わざとらしく両手を上げてやれやれと呆れる様なポーズを取り、自身のユニフォームを剥ぎ取った) 」
謎のロケット団員→ヒガナ「―――― 私は『ヒガナ』。助けてあげる。乗って。(ニッと明るい笑みを浮かべながら二人に手を差し伸べた) 」
ヒガナ「(暗い海の上を飛行するポケモン「チルタリス」の上にヒロとミヤコを乗せ、自身は真っ直ぐにそのゆくさきを見つめていた)――― ふぅ~ん…ヒロにミヤコっていうんだ。随分散々な目に遭ったねえ…風邪引かないでよ?(半乾きのヒロに一瞥を与え悪戯っぽい笑う) 」
ヒロ「まぁーな……気をつけるわ…へっきし!(くしゃみ) 」
ミヤコ「 風邪引いたら…プリン美味しく食べられないの~…気をつけるの~!>< 」
ヒガナ「どうやら君たちは、単なる好奇心か何かであの船に乗り込んだみたいだね。…でも、それもまた、運命って奴かな。(ぼそりと呟く)…ねえ、ヒロ。…もしも明日――――世界が滅ぶと知ったら、君はどうする?(彼の方へは振り返らず、唐突な質問を投げかける) 」
ヒロ「ん、そうだな…お大事にするさ(ニコッとしながらミヤコに)…?(ヒガナの質問を聞き)そうだな、やり残したことがないように精一杯生きるかな…というか、どうして急にそんな事を?(ヒガナの質問を聞いて、神妙な表情になる) 」
ヒガナ「ははは!なるほど…なんか君らしいね♪(ヒロの答えに噴き出した後、急に表情が一変。先のへらついたような表情が強張る)…遥か大昔より、『私たち』は天からの予言を受け、この星に降りかかる災厄から人々を、自然を、世界を救ってきた。それが…私たち『流星の民』。その末裔にして伝承者である私は、今も尚…その予言の下に、災厄から世界を守るために各地を旅しているんだ。 」
ヒガナ「…だけど今、そんな私たちの前に新たな予言が現れた。それは今までのものとは比べ物にならないくらい…とても最悪な…"大災厄"さ。間もなくこの世界は、宇宙からやってくる「巨大隕石」に滅ぼされる。それが、この世界に齎される"大災厄の預言"――― 」
ヒガナ「この夜空を見上げてごらん?星は燦々と輝き、海は穏やかに流れ、時々水平線の向こうからカモメの鳴き声が聞こえてくる。それは平和な世界… そんな世界が、まさか急に滅んでしまうなんて、誰も信じられないかもね。…でも、君ならどうだい?出会って間もない、正体も身分も知らない可愛い女の子の戯言を… 信じられるかい?(その時、初めてヒロと目を合わせる。その凛とした双眸には嘘偽りなどなく、彼女の確固たる強い意志の灯火が、輝きとなって揺らいでいる) 」
ヒロ「……幾多の災厄から世界を救った民でも驚くレベルの災厄……(空を見ながら)確かに、こんな平和な状態でそんなことが起こるようには見えない。でも………(再びヒガナの目の方に視線を戻す)目を見たらその強い意志はわかる。君は嘘はついていない。その目から伝わる熱意は、関わった期間がどれだけ長かろうと身分がどうだろうと関係ないさ(笑顔で返す) 」
ヒガナ「……!(ヒロの真っ直ぐな瞳に圧巻され、しばらく呆然としていたが、くすっと笑みを零した)…君なら私のこと、信じてくれると思ったよ。だって私も、君のことを信じていたから。…ヒロ、ミヤコ… 私と一緒に、"大災厄の予言"を回避してほしい。その為なら私はどんなことでも協力を惜しまない。この星の未来の為に…私と一緒についてきてほしい。…君たちを、信じてのお願いだよ。 」
ミヤコ「世界が壊れちゃったら…ミヤコ、もうプリン食べられなくなるの……そんなのヤなのー!」
ヒロ「君も、俺のことを信じてくれたのか………わかった。この世界を救うために………協力するよ! 」
ヒガナ「…ありがとう…ヒロ、ミヤコ。(二人に頷く)これまでの災厄は、私たちだけでもどうにかできた。でも今回は違う。この"大災厄"…巨大隕石を食い止めるためには、超古代ポケモン『レックウザ』の力を借りなくちゃいけない。レックウザはこれまでもこの世界に降りかかる災厄から人々を守って来てくれた… けど、災厄がなかった数千年以上もの間、その長い平穏な時間の中で、レックウザの力は酷く衰弱しちゃったんだ。その証拠に…レックウザは5日前に――― 『
ロケット団』に捕らわれてしまった。 」
ヒロ「
ロケット団……!!あいつらに捕まったってことか…!(先ほどの
門矢士との戦いを思い出し)…それで、君はあそこにいたのか…!? 」
ヒガナ「そう… レックウザは伝説のポケモン。あんな奴らに捕獲されるなんてありえないんだけど…さっきも言ったように、レックウザ自体の力が極限まで衰弱してしまったことや、
ロケット団の首領が変わって、あの組織が得体の知れない力を手にしたことによって…起こったしまったのかもね… 」
俺は仮面ライダー「ディケイド」。"全てを破壊する"存在だ。人の命だろうと世界の理だろうと場の雰囲気だろうと、俺のまわりにあるものはすべて破壊される。覚えておくんだな―――(ヒロの脳裏に、ディケイドこと
門矢士と初めて出会った日のことがフラッシュバックする)
ヒガナ「私は
ロケット団からレックウザを解放するために、この組織へ乗り込んだ。…だけど、その為だけなんかじゃないんだよ。 」
ヒロ「やはりそのレックウザが捕まったのは、あいつの影響か…(あの野郎……!この世界だけは、絶対破壊させねえ…!!!)(脳裏にフラッシュバックされた言葉に対し、怒りで体を震わせる)……他に、何か理由があるのか?(言葉の続きを待つ) 」
ヒガナ「うん…私が見た予言によれば、力を失ったレックウザに再び精力を注ぎこむ『ある青年』が、いつか私たちの前に現れることも知った。今から向かう先は「ナナシマ」、そして
ロケット団のアジトがあるのもその島… そう、『彼』は必ず、ナナシマでレックウザと出会い、救い出してくれる。その『彼』こそが…君なんだよ、『ヒロ』。(人差し指で彼の胸を軽くつつく) 」
ヒロ「おうっふ…(胸をつつかれ)俺がレックウザを救い、復活させるキーってわけか………つまり、その『彼』…すなわち俺がそこに来たから。そういうことか? 」
ヒガナ「そうだよ~!(にししと笑いながら)流星の民の予言は外れない。君は必ず、レックウザを救い出してくれる鍵となる。…けど、そこから先の予言はまだ見えない。それはつまり、レックウザを救い出したとしても、私たちが本来食い止めるべき巨大隕石を食い止められない未来…即ち、"世界が崩壊する可能性"だってあるということも秘めている。 」
ヒガナ「でも、私は君たちを信じるよ。何故レックウザがヒロの力に呼応し復活するのかは分からないけど…君たちがあの島へ向かい、その道中で私と出会い、共に世界を救うために戦いに身を乗り出すことが予言にあったように、その先にきっと希望はある。だから私は、君たちと接触を図ったんだから。(ウインクする) 」
ミヤコ「ヒロはミヤコのこと、助けてくれたの~。だから、ミヤコ以外のたくさんの人も、助けてくれるの~♪ 」
ヒロ「…こりゃあ、とんでもない大役だなぁ(まいったなと言わんばかりにたははと笑いながら)……だが、面白い。君が俺のことを信じて共に闘ってくれるなら……俺が、レックウザを救い出す鍵になるなら…いくらでもその先の予言の鍵を握ってやるぜ!(任せとけと言わんばかりにドン!と自身の胸を叩く) 」
ヒガナ「ふふふ…頼もしいね~♪やはりそうでなくっちゃ!さ、それなら急ごうか…自体は一刻を争うからね。チルタリス、全速力でお願いよー! 」
チルタリス「チルー!(三人を背に乗せたまま更に加速飛行する) 」
ヒガナ「(未来は、多くの「気合」…「絆」…「希望」…そして「奇跡」によって変わる。それが…予言とは違う、私に刷り込まれた「記憶」にあった確かなことなんだから―――)――― 行こう、ナナシマへ! 」
― ナナシマ・6のしま ―
ザザァーン……(夜の空間に漂う心地の良いさざ波。その自然の音色が奏でる小さな島の中心に、一本の石柱だけがそびえ立っていた)
ヒガナ「ようやく着いたね…(チルタリスから降りる)ここがナナシマ…とはいっても、7つ以上もある小島のうちのひとつなんだろうけどね。(額に手をかざし、辺りを見渡してみる) 」
ミヤコ「 ん~…何もないの…誰もいないの~…(空から島全体を俯瞰しているが、これと言って目ぼしいものは発見できず、ふよふよとヒロたちのもとへ降りてくる) 」
ヒロ「ここか………ナナシマってそういうことなのな(7つ以上あると聞き)……ここには奴らはいないということか。(ミヤコを見て) 」
ヒガナ「所説はいろいろあるみたいだけどね。私もこの島のことはよくわかんないし。(舌を出しながら)そうだねー…
ロケット団はおろか、住民すらいなさそうだし…ここはハズレかな?何もなさそうな次の島へ………?(その島を去ろうとした瞬間、ふと振り返った先に石柱を発見し、目を細めその先へと歩みを進める) 」
ヒガナが見つけたのは今にも崩れそうなほど脆い雰囲気を出すただの石柱。その表面はデコボコしていた。
ヒガナ「これは……点字?何か書いてあるみたいだけど……ん~…ヒガナちゃんは点字詳しくないからなぁ…?(石柱を前に腕を組み難しそうな表情で何度も首を左右へ振った) 」
ヒロ「…どうした?……点字……んー、俺もあんまり点字は詳しくないな……(ヒガナの方に近づき、点字を見る) 」
××××「―――― ひかり かがやく ふたつの いし… ひとつわ あかく ひとつわ あおく… (石柱の上に何者かが居座っている。頭上から聞こえる声の正体は女性。彼女は、まるで彼等に代わりその点字の内容を解読するように、静かに語りかけた) 」
××××「ふたつの ちからで かこが つながり… ふたりの ちからで ひかり かがやく… (腰かけていた石柱から軽い身のこなしで降り、ヒロの元へとゆっくり、ゆっくりと歩み寄っていく) そして あたらしい せかいが みえてくる… つぎの せかいを つくるのわ ――――― あなただ もー はじまっている (指でヒロの鼻先にちょこんと小突きウインクを飛ばす) 」
ヒガナ「すごいね…まさか今の、この文字のこと?お姉さん、もしかして考古学者だったり…?(興味深そうにニヤニヤしながら謎の女性を見やる) 」
ヒロ「……うぉっ!?なんだ!?(
アコールの姿を見て)おっ…!?(鼻を小突かれ、声が出る)………俺が、世界を作る…? 」
ミヤコ「 ほわ~…とっても賢そうなの…ミヤコとは大違いなの~…! 」
××××→アコール「世界は誰にだって変えられますからね。こんな私でも、そして今はまだ旅を始めたばかりの貴方でも…ね?(ヒロの服に着いたほこりを摘まみ上げる)いえいえ、それほど大した者では…(落ち着いた様子で両手を振って謙遜する)申しおくれました。私(わたくし)…『アコール』と申します。貴方がたのお察しの通り、この島には何もございません。ええ、何も。この石板のメッセージも…恐らくは今の貴方がたには必要のないもの。故に、ここには何もございません。…ですが、こうして私たちが出会ったのも何かの縁。せっかくですので、少々お話する時間をください。…よろしいでしょうか…ヒガナさん、ミヤコさん、そして――― ヒロさん?(初対面の女性から、あたかも見知ったように彼らの名前が告げられる)」
ヒガナ「まあ、クールダウンにはちょうどいいかもね。…ところで、どうして私たちの名前を?もしかして…
ロケット団の追手…とかじゃないよね?(不敵な笑みを浮かべつつも疑うような目で
アコールに目を光らせる) 」
ミヤコ「 おねーさん、ミヤコのこと知ってるのー?なんでなんで~?(不思議そうに
アコールを凝視する) 」
ヒロ「………なるほどね。確かに……変えられる。大事なのは気持ち……そういうことだろ?
アコールちゃん。……なんで、俺たちの名前を知っている?(訝しむような顔でアコールに) 」
アコール「 いえいえ。私は何者でもございません。貴方がたの名を知っているのは…そうですね…偶然?とでも言っておきましょうか。(口元に手を当てふふふと上品らしく笑う) 」
アコール「 突然ですが、あなたがたは信じますか?この世界ではない、もう一つの世界の存在を――― 」
ヒガナ「どうだかなぁ…(「偶然」の言葉に対し怪しそうに思いながら、何か言い逃れられた様な感じがして参ったなと後頭部を掻く)もう一つの…世界…? 」
ヒロ「偶然…そうか、まぁ…なんの偶然があったのかは詳しくは聞かないでおくか(心の中で強引に納得させる)もう一つの世界?………ここの他に、世界があると? 」
アコール「 生命が持つ意識の数だけ世界はあります。意識の一部は他者の意識と重なり、ある一定以上の重なりを… 人はこの、「世界」と呼ばれる空間として共存している。 」
アコール「 もちろん世界の中には、異なる時間の速度で生きている生命も多数存在します。複雑に絡み合う数多の時空間… ――― 本当の意味で世界や時間を知る者はいません。 」
アコール「 人は、今まさに目の前に広がる「世界」が現実のものだと認識するもの。それでも、精神は意図とせず…光を越えて、時を越えて…様々な世界へと干渉し合う。その繋がりをはじめて認識した時、我々が現実だと思われた「世界」が…強大な何かの枠組みの中の一部に過ぎなかったと悟るのです。 」
アコール「 こうして私たちが出会う最中、ある世界では私たちの理解できない速度でその時間が流れている。時の奔流により進む世界…そこに住まう生命… 可能性の話ですが、ここではない何処かの世界にも、私たちがいるとするならば… 今まさにここにいる私たちとは異なる時間を過ごしていることでしょう。そう考えると、不思議な事だとは思いませんか? 」
ヒガナ「多世界の話…パラレルワールドの話かな?かつて、世界平和のためだと言って、私たちが住む世界とは異なる何処かの世界へ、人類の失敗作を投げ捨てようとしてた人たちがいたものだよ… (うんうんと頷く様に) 」
ヒガナ「様々なメカニズムによって引き起こされる世界の揺らぎ… この世界とは似て非なる別の世界の観測、そして確定… 私たち『流星の民』もその真実を予言と共に受け継いできたから信じている。…誰かが起こした行動によって未来が分岐するように…世界は私たちが思う以上にたくさん存在する。そしてそれらの世界にも、私たちはいる… 」
ミヤコ「 う~~ん…よくわかんないけど… プリンがたくさんあるみたいに…ヒロやミヤコもたくさんあるってことなの~?それって…ミヤコたちもプリンってことなの~?ほえ~~~~~(目をぐるぐるさせて) 」
ヒロ「……パラレルワールド…(ヒガナの言葉を聞いて納得したように)今の世界で生きる俺の他にも……俺たち以上の速さの時の流れの世界もある……生まれた世界によっては、違った未来があったかもしれない。そういうことか?(
アコールに) 」
ヒガナ「もしも…空想の話かもしれないけれど、仮に世界と世界が繋がり合えば、当然新しい第三の世界が誕生する可能性だって秘めている…この石板に記されているのって…もしかして、そういうこと? 」
アコール「そういうことです。(ヒロにくすりと微笑む)さあて、どうなんでしょうかね。ですが、私が思うことも、貴方がたが思うことも…正解となり、そうではなくなり得るかもしれません。金魚は金魚鉢から出られない。世界の真理を本当の意味で理解できる日は、まだまだ遠い話になりそうですね。(ふふっと微笑む)プリン、美味しいですよね。私も大好きです。 」
ヒガナ「ふぅ~ん…(多くの世界…繋がり合う世界… もしも私たちの目に見える範囲で世界の繋がりが観測されたら…今いる私たちはどうなるのだろう… そんなこと、考えたこともなかったな…) …お姉さんは創造力が豊かだね。本当は何者なんだい? 」
ヒロ「……ハハッ、すっかりプリンの虜になってらぁ(ミヤコの言葉を聞いて微笑ましそうに見る)………(もし、今の世界とは違うところにいたら……俺はどうなってた?)(考え込む) 」
アコール「んんっ(ヒガナに詰め寄られたことにわざとらしく咳払いする)さて、と…まだまだお話したいことはたくさんございますが…今はそんな悠長な事をしている暇はありませんでしたね。お時間をちょうだいして申し訳ございませんでした。 」
ヒガナ「…そうだったね。せっかくの興味深い話、もっと聞きたかったけど…世界滅亡の危機を目の前にしている今、ここでゆっくりしている時間はないからね。行こう、ヒロ、ミヤコ。ここに
ロケット団はいない…他の島へ急ごう…!(
アコールの存在を気にしながらも、先にその場を後にした) 」
ミヤコ「うんっ…ミヤコもいくの~(ヒガナに続いていった) 」
アコール「 …………ヒロさん。(一同が次の目的地へと向かおうとする中、ヒロだけを呼び止める) 」
ヒロ「あぁ、そうだな。時間は限られ……ん、どうした?(
アコールに呼び止められ) 」
アコール「(先程までの様な柔らかい表情から、どことなく危機感を露わにした様な眼差しでヒロをまっすぐに見つめる)…あなたはこれまで数多くのものを失い、その喪失に心に深い傷を負った。ある時は家族を、ある時は恋人を、そしてある時は…自分自身を…――― あなたの正義は、蓄積されていく犠牲を食い止めようとする…「誰かを守りたい」という強い意志から成り立っている。 」
アコール「その為なら、どんなに傷だらけになっても…汚れても、しっかりと地に足をつけながら、少しずつ歩んでいこうとする。貴方に土を司る能力が開花したのも、不死身の身体を得た運命もまたきっと、その揺るぎない意志に呼応してのもの。 」
アコール「 しかし、貴方の中に流れる時間は、貴方が思っている以上に急激な速度で加速している。それは、"もう貴方には残された時間はない"ということです。 」
ヒロ「……!……よく知ってるじゃないか。俺の過去の過ち……そして信念を(自身の過去について話す
アコールを見て動揺した表情を見せるが、すぐさま平静を装う)…………どういう事だ?(突然の宣告にも近い言葉に対し驚いた表情を見せる) 」
アコール「限られた人生という名の時間の中で、あなたはこれからも大切なものを守るために戦い続ける… ですが、懸命に戦い抜いても尚、いつかは守れない命に直面することになるでしょう。貴方はそうして、何度も、苦しい喪失を味わってきたからこそ…分かるはずです。「最愛の喪失」こそが貴方の時間を、心を、自我を蝕む、と。 」
アコール「貴方は強い。だからこそ、そのような絶望を重ねても尚今を生きている。…ですが、心の何処かで…そんな自分を偽ることで、現実から逃げているあなたも確かに潜んでいる。身体と精神は既に限界に直面しております。 」
アコール「――― もしも最悪の瞬間が永遠に続くというのなら、あなたはあなたでいられますか? ――― 」
ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ … ッ … (周囲の空間に重圧が圧しかかる。それはヒロにとって、これから起こるであろう「絶望の未来」を暗示しているかのように…)
ヒロ「………っっ…!……今まで、いろんな人に会ってきたが………そこまで俺の本質を見抜いたのはあんたが初めてだ…(彼女の言葉を聞き、自分の心の奥底に潜む…否、無理やり心の奥底に押し込んだ弱い自身と闘うかのように言葉を震わせる)……俺は、もう…誰も失いたくない…俺の力不足で…また、誰かを失うのはもう嫌だ…もし、そんな時間が永遠に続くというなら、俺は……!!!(絞り出すような声で一言一言必死に伝える) 」
アコール「……(ヒロの様子を窺い、静かに口元が緩む)――― 貴方の中にある、その"揺るぎない意志"があれば、大丈夫です。(にっこりとほほ笑む)あなたは『特異点』として…いいえ、唯一人の『ヒロ』さんとして、すべてを救い出す『鍵』となる。貴方の中にある『鍵』はいつか必ず誰かを救い出す。これまで貴方が失ったものも、貴方を失った貴方自身も。 」
アコール「出会った人との『キズナ』 絶望に抗う『キアイ』 抱き続ける『キボウ』 引き寄せる『キセキ』 貴方が渡り歩いた『キオク』…――― それらすべてが重なり合った時、貴方は『鍵』としてこの世界に目覚める。 」
アコール「『特異点・ヒロ』 ―――― "すべての世界に手を差し伸べる救世主" 」
アコール「貴方の物語は、ここから始まるんです ――――(巨大なトランクケースを背後に回し、突然島にたちこめた蜃気楼の中へと姿を消した) 」
ヒロ「………俺が、全てを救う……俺が、新たな希望……なのか…?(消えゆく
アコールに向けてつぶやく) 」
ミヤコ「 ヒロ~…!早くいかないと、置いて行っちゃうの~!>< (遠くからヒロを呼ぶ) 」
ヒロ「……あぁ!悪いな!(笑顔に戻り、ミヤコたちの方に走り出す) 」
― ナナシマ・各島 ―
ズ ズ ズ … … ッ … ! ! ! (豪華客船シーギャロップ号から多くの小型船が進出。船はナナシマにある7つの小島それぞれに到着し、各船から多くの
ロケット団員が現れた)
ランス「
ロケット団総員に告げる!これより我々はナナシマの完全制圧を行う!各島の施設を占拠し、全てのポケモンを捕獲するのです!! 」
ラムダ「Raid On the City, Knock out, Evil Tusks!(町々を襲いつくせ、撃ちのめせ、悪の牙達よ!) さあ行けぇいッ!! 」
ロケット団員『 ウ オ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ッ ! ! ! ! ! (各島に上陸した団員たちがモンスターボールを片手に進軍する)』
ロケット団したっぱ「おらッ!お前らのポケモンをよこせ!!(3の島にて、ポケモンセンターを襲撃し住人からモンスターボールを無理矢理強奪する) 」
syamu_game「 (状況に追いつけず、ただカメラを持って歩いている) 」
ギコ「 よっしゃあ!なんだかよくわかんねえが…とりあえず暴れりゃいいんだろ?(ブンブンッ)(バットで素振りしている) 」
モララー「 自然破壊は楽しいなああああああああ(民家周辺の雑草をブチブチ引き抜いている) 」
モナー「
モララー!それは善良な行いモナ! さっき船の中で聞いた話だと…支給されたポケモンを使ってポケモンをゲットすると聞いたけど、その為なら何をしてもいいモナ?(困惑している) 」
syamu_game「 ……クソ、誰かなんとかしやがれ!!!(とりあえずポンプアクションショットガンを取り出してその辺に乱射する) 」
宮本武蔵「 美少年トレーナー発見伝!小次郎、君に決めた!『つばめがえし』だこじろう! 」
佐々木小次郎「 コジー!!(甲高い声) 【コジロウ の つばめがえし! こうかはばつぐんだ!】(目にも留まらぬ剣さばきで次々とトレーナーの服をかっさばきドロップしたモンスターボールを回収している) 」
ニッキー「 はあいみんな、ニッキーだよ~♪ やっと南の島に上陸したよ~♪ ニッキーはこれからバカンスを楽しみたいと思います♪ ん~♪楽しみだね~♪ (※仕事内容を聞いていない) 」
ガヴリール「 ふわあぁ~~~……ったく、何なんだよ騒がしい。(豪華客船にて) 」
スバル「 おほー!!ようやく島に着いたぜ、レム!さあて何をやるんだろうな~?(心を弾ませながら島を探索している)おっ、この世界にもパイナップルがあるのか!?くぅ~~~いいねぇ~! 」
レム「 なんだかみなさん、様子が可笑しいみたいですが…って、スバル君…!?何処行くんですかー!?(はわわっ) 」
シーザー「 シュロロロ…俺様は
ロケット団の天才科学者『シーザー・クラウン』様だ。俺様が発明した殺戮ガスで…この島の住民を皆殺しにしてやるぜ…!シュロロロロ!(森林地帯の中央にて、両手に抱えていた怪しい装置を地面に置く) 」
アヒャ「 アヒャヒャヒャ!!!奪え奪え奪えぇー!!!(包丁を振り回しながら現地住民を追いかけまわしている) 」
syamu_game「 おい、なんとかしやがれ!!!(淫夢連中の方にポンプアクションショットガンを撃ちながらギコに向けて叫ぶ) 」
綺麗なジャイアン「 俺の物はお前の物、お前の物もお前の物だ!(きれいなゆえ、
ロケット団側にあるポケモンのボールを住民に横流ししている) 」
syamu_game「 のびハザのジャイアンやんか!なにやってんねん!(ジャイアンの行動を見て団員に報告するかのように叫ぶ) 」
佐藤太郎「ゔぇぇぇぇぇ!?島についたらBBQ食い放題って聞いたんですけどおおおおおおお!!?話が違うじゃねえかあああ!!!………… 」
佐藤太郎→桐生戦兎「なんてな。(変装を解く)侵入は成功。あとは奴らのアジトを突き止めねえとな。(他の
ロケット団員の眼を盗み茂みへと姿を消した) 」
フーム「 ひどい…!無抵抗の住民を襲って、彼らのポケモンを奪うなんて…!(物陰から
ロケット団員の悪行を見ていた) 」
ブン「 だから言ったろねーちゃん!あいつら
ロケット団は悪者なんだってねえチャーハン! 」
syamu_game「 (住民を威嚇するかのようにポンプアクションショットガンを乱射。横流しされたボールを取ろうとした住民に向けてポンプアクションショットガンを乱射。ポンプアクションショットガンを構え、暴れまわる) 」
フーム「 わかったわ…私たちだけでも奴らの野望を阻止しないと…!まずはその根城を探さないとね…行くわよブン!(裏路地を駆け抜けていった) 」
ブン「 よっしゃ!(フームについていった) 」
ロケット団したっぱG「ケッケッケッ…!(4のしま「いてだきのどうくつ」にて)ここにはあの珍しい「ラプラス」が住んでいるんだってな…俺様が捕まえて、あわよくば幹部昇格だぜ。ケッケッケッケッ…!! 」
シュンッ―――― ド ゴ ォ ッ ! ! ! (森林の茂みから颯爽と姿を現した陰が、シーザーの腹部に強烈な一撃を叩き込んだ)
シーザー「 シュロロロ…震え上がれ、ゴミムシ共!今、俺様の科学力の前に…滅んでしm――――ギゴベガァッ!!?( ドグゥオオオオオォォンッ ! ! ! )(突如腹部に炸裂した一撃に、木々を貫く様に激突しながら大きく吹き飛んだ)…ゼェ……ゼェ…!この俺に…"触れた"だと…!?…何もんだァッ!!?(向かい側にいる、自分を襲撃した者に激昂する) 」
サボ「 ザッ…ザッ…ザッ…――― 盛り上がっているところ悪いが…勝手な真似はさせないぞ、『
ロケット団』さんよ。(シーザーの目先から、ハットの鍔に手を添えた青年が、鉄パイプを片手に姿を現した) 」
ヒロ「………なにやら、騒がしいな…(
ロケット団員から少し離れたところで、彼らの悪行の物音に気づく) 」
syamu_game「 ……(あの助詞の下っ端の言葉で納得しただで…今氏がやることは全てのポケモンを組織のものとすること……そうか、ここでたくさんポケモンを取れば女性にモテる…そしてコイニハッテンシテ……素敵なことやないですかぁ……)おい、まだ説教は続いてんだよ(その辺の子供を捕まえる) 」
ガヴリール=「 ……ま、どこで誰が何してようが、私にゃ関係ねーや。ここにいりゃ困る事なんか何もないし、それに纏まったカネが入ってくんだもんなー(未だ豪華客船にてのんびりしながら独り言) 」
syamu_game「 はぁ?悪いこと?それは君が疑↑心↓暗鬼になってるんやぞ(子供からポケモンを強奪) 」
ゴラン「 俺の足はドードーより速い。こんなものを食ううのはもぐ…不本意だし諦めてポケモンを寄越すんだ(住民から機械のように正確にボールを回収していく) 」
シーザー「シュロロロ…この俺様にはむかうとはいい度胸をしているな…ジワジワといたぶり殺してやるから覚悟しやがれよォッ!!!いけェ!!!!(したっぱたちにサボへ襲いかかるよう命令する) 」
syamu_game「 ええいっ、抱きつき攻撃。(女性市民を見つけて抱きつくと同時にポケモンを奪う) 」
ポチエナ「ガルル…!(したっぱDのボールから出現し、サボに襲いかかる) 」
ロケット団したっぱC「なんだ貴様!?怪しい奴だな…痛めつけてくれるわ!(ヒロを発見し、ボールからズバットを出現させる) 」
ヌマクロー(ダークライ)「(殺伐とした状況に四天王タケシが繰り出した野生の伝説のポケモン『ミュウツー』のアロラーラの姿が!)イワァァァァァ―――――――― ッッック!!!!!!! 」
syamu_game「 すまんすまん、頭をナデナデ。(ポケモンを奪った後、女性市民の頭を撫でてその場から離れる) 」
サボ「 来るか…?フォンフォンフォン… ! (鉄パイプを振り回しながら身構える) よっ!!(襲いかかってきたポチエナを薙ぎ払い、したっぱDを蹴り飛ばした) 」
ミヤコ「 ヒロ!危ないの~!(したっぱCの襲撃に彼の背に回る) 」
ヒロ「……気づかれたか…!(ズバットを繰り出したのを見てなぜか日本刀を構える) 」
ヒロ「…!ミヤコちゃん!大丈夫だ、俺の後ろにいれば…!(背に回った彼女に対) 」
ズバット「ズバッ!!(上空を旋回し、急降下からヒロに噛みつこうと襲いかかる) 」
syamu_game「 あ、今のでキュンっときたね?俺に惚れたらダメだで(すれ違う女性したっぱに対しナンパ) よこしやがれ!(子供を殴ってポケモンを奪って回る) 」
ルビー「 ―――人からものを奪ったら、泥棒だよ!(颯爽と現れ、ゴランの前に立ちふさがる)さ、盗んだものを返してあげて! 」
syamu_game「 どひゃあ~~~!!!(慌てて火炎から逃げ出す) 」
ヒロ「……そのままの軌道で…飛んでろよ…!(しゃがんだ瞬間木刀に切り替え、叩きつけるように急降下してくるズバットに向けて振りかざす) 」
ズバット「ずばっ…!!?(ヒロの一撃に地面に叩き落とされ、戦闘不能になる) 」
ロケット団したっぱH「あははは!今度はあたしが相手よ!!(ボールを投げ、ルージュラを出す)ルージュラ!“れいとうビーム”よ! 」
syamu_game「 アッアッアッアッアッ!ポケモンたくさんゲットしただで!これで彼女できるだで!(盗んだモンスターボールをシャツの中に入れながら、女性したっぱたちや船に乗っていた女性に向けてクソキモウィンク) 」
ルージュラ「 ヒ ュ ォ ォ ォ オ ! (ヒロの両足に向けてれいとうビームを解き放った) 」
ゴラン「―――――もぐ。 月給、この国の通貨で2百万。それが最低賃金で、使えるポケモン一個につきプラス15万。それが俺に提示された条件だ。―――――合理的に考えようかお嬢さん。君に"それ以上"の報酬が支払えるか(そう告げるとハンドガンをバックルから引き抜き躊躇なくルビーへぶっ放した) 」
シーザー「 使えねえ雑魚どもが…いいだろう。ならば、「ガスガスの実」を食べたこの俺様が直々にひねり潰してくれる!!(全身をガス状に変形し、爆発性のガスを森林地帯に充満させる。その後、懐から取り出したカスタネットを鳴らした)―――“ガスタネット”!!! 」
ボッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーンッ ! ! ! ! ! !(シーザーの攻撃により、島の森林地帯が瞬く間に業火に包まれる)
ヒロ「………今度は冷気かよ!(土でガスバーナーを錬成し、れいとうビームに向けて撃つ) 」
ルージュラ「ジュラ…!!?(れいとうビームを溶かしたガスバーナーがそのままルージュラに被弾し、身を焦がしながら倒れ戦闘不能となった) 」
ランス「部下から連絡が入ったと思えば…これはどういうことです?(ヒロたちの前に数人のしたっぱを引き連れ現れる)あなたですか?我々の邪魔をしているという青年は。(ヒロたちを睨みつける) 」
ゴラン「 !――――(動体視力に対してより素早い……加速能力……"契約者"か)もぐっ だが(目と鼻の先までルビーの薙ぎ払いが接近するにも関わらず棒立ちしハンバーガーを一口頬張る、すると)"下位互換"だな(青い残光を残しゴランの姿が『消滅』した) ゴッ いっでぇ!(するとルビーの背後。並の人間が恥じれば20秒は要する距離にある木にぶつけたのか鼻頭をさすっている) 」
ヒロ「…………そうだと言ったら?(睨みつける
ランスに対しても怯まずに) 」
サボ「 おっとっと…こいつぁやばいな…!(燃え盛る木々をよそ目に冷や汗をかく)だが…生憎、火炎なら俺の方が勝っている。シュボ…ッ… ! ! ! (右手が発火し、やがてその炎は回りの火炎をも呑み込むほどに膨張する) 」
ルビー「 えいやっ―――――!?(獲物を振った瞬間に感じた"虚無感"。その手応えの無さに一瞬目を丸くし、空ぶった反動から前転し態勢を整える)今のは…“センブランス”…?でも何か違う様な…??(頬に人差し指を添えながら、難しそうな表情で小首を傾げる) 」
ヒガナ「ナイスファイトだねヒロ~♪ (ヒロの背後から現れ、彼の肩にポンと手を置く)おっ、どうやら幹部のお出ましだね。ここはヒガナちゃんも手を貸した方がいいかもだね~―――― ス … (モンスターボールを構え、投げ出した) 」
ランス「粛正するのみ――― ス チ ャ (モンスターボールを構える)私は
ロケット団・幹部『ランス』。
ロケット団で最も冷酷と呼ばれた男。貴方がたを排除します。(ボールを投げる) 」
ボーマンダ「ゴアァッ!!!(ヒガナのボールから出現) 」
ヒロ「…おっ(肩に手を置かれたのに気づき、後ろを向く)おうよ、ここで本気を出さねえでいつ出すってんだ!……ついに幹部が出てきたか!(彼女の言葉で再度表情を引き締める) 」
エアームド「キィキォンッ !!(
ランスのボールから出現) 」
シーザー「 何…ッ…!?貴様も能力者か…!!(発火するサボを見て仰天) 」
ゴラン「 やれやれ……明日は筋肉痛だ……。(何処へでもなく発した愚痴とは裏腹に『感情という光のない』目をルビーへ向け)――――お前の異能は『加速』だろう。だが俺のそれとは速度の質が違う。どこぞの誰かのように、広範囲に遮蔽物をバラ魔kれればお陀仏だが心配はなさそうだ。それじゃぁ……―――――(再びハンドガンを抜き取りルビーへ銃口を向けるが)prrrr!!(ポケットから着信音が響く)……?ああ、少し待て。不意打ちとか考えるなよ。合理的じゃない(そこから携帯を取り出し耳に当てた) 」
サボ「シュボッ…ボボォッ… ! ! ! (火炎はさらに熱を帯びる)燃える竜爪拳――― ガ ッ ! ! (一瞬でシーザーの懐に潜り込み、彼の腹部を尋常ではない握力で掴み)―――“「火炎」竜王”…!!!(業火を纏う腕を回転させ、シーザーに凄まじい一撃を炸裂させると共に遥か彼方へと吹き飛ばした) 」
シーザー「んなッ――― グギャアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーッ!!!!!!(サボの業火の鉤爪に身を抉り出されるような痛みが走り、身を焦がしながら水平線の彼方へと吹き飛ばされた) 」
吉良の同僚「 おいおいおい、おいおいおいおい……ッ! アイツ等
ロケット団じゃあねぇか。確かポケモンを出して攻撃するんだったな(┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨) 」
エアームド「キィキィギシャァーンッ!!(ゴ ロ ゴ ロ …――― ピ シ ャ ア ア ア ァ ァ ァ ー ー ー ン ッ ! ! ! )(本来ならば覚えられるはずの無い技“かみなり”を繰り出し、ヒロとボーマンダに雷(いかずち)が天より襲いかかった) 」
ルビー「 ハッ ばれちゃったらしょうがないね(てへぺろ)んむぅ…(確かに今のスピード…私よりも圧倒的に早かった…!真っ向から戦おうとすると勝てないかも…どうすれば…)ぐぬぬっ…それでも、負けてたまるか!え~~~い……ほわー!?!?!?!?(ゴランの制止に、ギャグ漫画風にズサーと滑りこむ) 」
ヒロ「………来るか…!(雷を見て、土でゴム毬を生成し、雷に向けて投げる) 」
『――――――。――――――――――。いるんだろ?『赤ずきんちゃん』―――――。』(携帯からは音声が僅かに漏れている。その会話のほとんどは聞き取れなかったが、最中にルビーにとって聞き覚えのあるフレーズが響いた)
ルビー「 いたた…なになにもぅ~…―――――!(ゴランの電話越しに聞こえる男性の声。彼女はその声に聞き覚えがあった。決して忘れられることのないその声の主を、彼女はこう呼んだ―――)――――『ローマン・トーチウィック』……ッ…? 」
ヒガナ「うそっ…!?避けて、ボーマンダ!(エアームドの型破りの攻撃に不意を突かれ、ボーマンダに回避するよう指示を出す) 」
ボーマンダ「……!(ヒガナの指示で雷を華麗に回避する) 」
ランス「フフフ…エアームド、次は―――――“りゅうのいぶき”です。 」
エアームド「キィキィコォンッ!!!( ド ギ ュ ア ア ァ ッ ! ! ! ) (雷を退けたヒロとボーマンダに対し、今度は口内から凄まじい波動を解き放ち、吹き飛ばそうとする) 」
サボ「 フゥ…やったか。 ガシャアァンッ ! ! (シーザーの殺戮ガスを踏み潰す)
ロケット団、か…まだこの島にたくさんいるみたいだな。(そう言うと灰燼と化した焼け野原を後にした) 」
ゴラン「 ―――――― 。ピッ(面白くなさそうに通信を終え耳元から端末を離すと、共通して聞きなれた名を彼女が読んだことにより黙して一瞥をやる)――――『それ以上の報酬を支払える』相手だ。どうやら、お前は俺の雇い主にとって『お得意様』らしい(そう肩を落としながら返すと回収したモンスターボールを詰めていたズタ袋を取り出し、目の前にさらして強調)―――前金だ。だが断れば中のペットごとこいつをお見舞いする。まずは話を聞け、いいな?(―――――そのズタ袋へ、ボールに収まり抵抗できないポケモン達へ銃口を密着させた) 」
ボーマンダ「ボマァ…!!(りゅうのはどうが直撃し、空中から地面に叩き落とされる) 」
ヒガナ「ボーマンダ…!?(落下したボーマンダのもとへ駆け寄る)どういうこと…?どうして… エアームドが………!まさか… 「改造」…!!? 」
ルビー「 …ッ……!(ボールに銃口を突きつけるゴランに屈し、無表情の彼を悔しそうに見上げている) 」
ヒロ「………チィッ…!(波動に向けてショットガンを構えるが、間に合わずに攻撃を食らう)……!?(さっきから様子がおかしいと思ったら……本来ならありえない攻撃な訳か!)(ヒガナの様子を見て) 」
ゴラン「 ――――クライアント……いや、ローマン・トーチウィックからのアドバイスは二つ。ひとつ、今のお前はチームではない、よってその『指揮能力』は意味をなさない。よって単独では組織に対し無力に等しいと知ること。二つ、お前は幸い『何も知らず』客船へ乗り込んだ。他にもそういった輩は多いと聞く。ならばそれらと合流し、闇雲に戦うのではなく反撃の機会を伺え。 以上ができるなら、その上で『この組織を潰せる』なら、これは前金として渡してやれ。そして微力だが協力もしてやるんだそうだ(そう告げると『できないなら』と強調するようにモンスタボール入りの袋に銃を押し付けた) 」
ランス「改造とは人聞きの悪い。これは「進化」なのです。(フフフと不敵な笑みを浮かべる)このナナシマには「たんじょうのしま」と呼ばれる小島があります。その島にはかつて、遥か大昔より隕石が飛来した。大いなる力を秘めた隕石の落下と共に、その島を中心に膨大な特殊エネルギーが発生。そのエネルギーの影響を受けたポケモンは、従来の生態とは異なる個体へと変貌を遂げた… 」
ランス「我々はこのエネルギーを『ホロンエネルギー』と呼称。ホロンエネルギーが蓄積し、個体変化を遂げた特殊なポケモンを『デルタ種』としたのです。 」
ランス「『デルタ種』となったポケモンは、タイプ、とくせい、技、ステータス…あらゆる面において従来の個体とは変化し、そして、その潜在能力も極めて高い。我々
ロケット団がこのナナシマを占拠したのはその為…デルタ種のポケモンを人工的に生み出し、最強のポケモン軍団を築き上げることで、全世界が
ロケット団に跪くのです。(両腕を広げ不気味な笑みを浮かべる) 」
ルビー「 …… …… ……わかった…(ローマンの企みを疑いつつも、今目の前にある『命』を優先し、獲物をしまい戦闘中断の意思を示す) 」
ミヤコ「 あの人…なんだか怖いの…(ヒロの背後から
ランスの冷酷な表情に慄いている) 」
ゴラン「 いい子だ……(モンスターボール入りの袋を何の気なしにルビーへ放り投げ、ハンドガンをホルスターへ仕舞う)あれでもお前に何度もしてやられたんだ、それなりに評価はしているんだろうさ。これは俺個人のアドバイスだが、合理的に考えるなら『話に乗ったフリ』をしておくのが利口だろうな 」
ヒガナ「……!(「隕石」―――そのワードに全身に戦慄が走る)…まさか…"大災厄"の引き金は――― ううん、怖がっちゃだめ、ヒガナ。予言を止めるんだ…その為に私は…!(ヒロに一瞥を与えた後、
ランスを睨みつける)ボーマンダ!“だいもんじ”!! 」
ボーマンダ「ボアァッ!!(大の字の火炎をエアームドに解き放つ) 」
ヒロ「………あぁ、言ってることはよく理解できねぇが、確かなことは…あいつら、放っておいたら大変なことになるってことだな………(背後で慄いているミヤコの頭に優しく手を添える) 」
ルビー「 わわっ…!(投げ渡されたボール入りのズタ袋を両腕で受け止める)…あなたはいったい… あの男(ローマン)は何を企んでいるの? 」
エアームド(デルタ種)「 ド ゥ ッ ! ! (ボーマンダのだいもんじが炸裂。しかし…) ニ ィ ――― キィコカァンッ!!(デルタ種であるエアームドは従来のはがねタイプではないらしく、弱点であったはずの炎が一切通用していない。反撃として、ボーマンダとヒロに再び“りゅうのはなどう”を放った) 」
ゴラン「 もぐっ……俺は"契約者"だよ。元々はロシア、KGBの雇われだったが全身蜂の巣にされたと思えばこのわけわからん世界だ(ルビーが自らとローマンを疑っている様子を考えるまでもなく察し、面倒臭そうに肩を落とす)―――なぁ、お嬢ちゃん。お前"死ぬのは嫌だろ?" 」
ルビー「 ロシ…?ふぅ~ん…(聞いた事のない名前にぎこちなく頷く)…それは…みんなが嫌だと思っているよ……(伏し目がちに) 」
ヒガナ「(炎はダメ…いったいどうすれば…―――)……?(りゅうのはどうを放つエアームドを見て、ふとあることに気づく)もしかして… よしっ!ボーマンダ―――“ドラゴンクロー”!! 」
ボーマンダ「グガァアッ!!(りゅうのはどうを飛行回避しながら、ドラゴンクローで反撃に回った) 」
ヒロ「………(本来はあれが効く…けど効かないわけね。火の攻撃は通用しないってことか)……(土で大きな筒らしきものを錬成させる) 」
ヒロ「…そらぁっ!!!(りゅうのはどうに筒を向け、大量の水を発射させる) 」
ゴラン「 ―――――それが何よりの答えだ。そして何よりも"今は"ローマン・トーチウィックという最も己の利益を愛する人間だからこそ信じていい理由だ。俺もあいつも"一度死んだ"からこそ知っている、その誤算は『己の保身を合理的思考に組み込まなかった』ことだと。だから、今はあいつもお前も、『生きる』という共通の利益を持つと感がレバいいさ。それが合理的だ 」
エアームド(デルタ種)「 ピ シ ッ ! ! (ヒロの放つ水を鋼鉄の翼で受け止める)―――!?(だがその隙を突かれる様にドラゴンクローが全身に炸裂し、大きく吹き飛ばされる) 」
ヒガナ「やっぱりそうか…!このエアームドは…「ドラゴンタイプ」!だったらこっちのもんだよ! バ ッ ! (右足に装着されたメガンクレットのキーストーンが輝きだす)行くよボーマンダ…――――"メガシンカ"!! 」
ボーマンダ→メガボーマンダ「(ボーマンダが持つメガストーン「ボーマンダナイト」がヒガナのキーストーンに反応に輝きだす)キュラキュラキュラ―――― ズ ギ ャア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! ボアアアアアァァァァッ!!!(全身に包まれた神々しい結晶体が破裂すると、メガシンカを果たしたボーマンダが姿を現した)グガアアアァッ!!!(渾身の一撃を込めた強烈なドラゴンクローを叩き込んだ) 」
エアームド(デルタ種)「キィキィギィガアアァッ…!!!(メガボーマンダの凄まじい一撃の前に敗れ、戦闘不能に) 」
ヒロ「受け止めたか……だが、十分!(ボーマンダの姿を見てニヤリ)……!?(メガシンカしたボーマンダを見て) 」
ルビー「 あ……(脳裏に過る過去―――夜空、荒れ狂う風に舞う戦艦の甲板上で対峙するシルクハットの男、視界を覆い尽くす巨大な黒い化け物…そこから先は、眼を伏せたくなるような惨劇―――)…「生きる」 … そうだよね。朝起きて、美味しいものを食べて、友達と学校へ行って、楽しく遊んで、ふかふかのベッドに寝て…そうしてずっと、私は「生きて」きた。そして今も…ひとりになった今でも、私はここに「生きて」いる。みんな同じなんだ。(両腕の中にあるボール、その中ですやすやと眠るポケモンたちに視線を落とす) 」
ランス「くッ…!馬鹿な… まあいいでしょう。たかだか一匹が落とされたくらい、どうということはありません。我々にはさらに強力なポケモンがいる。貴方がたは決して我々の野望を打ち砕くことはできない。強大な力を持つ、我々を―――(帽子の鍔に手を当て、その場からしたっぱたちと共に静かに退却した) 」
ゴラン「 (まぁ俺もあいつも死にたくねぇってのが本音なんだが)―――というわけだ。とはいえ結局のところ他人の生き死にまでは合理的の範疇にはない。くれぐれも"悟られるな"よ。お前がどうなろうが俺達は助けないしシラを切る。そうなるまでが共同戦線だ(そう告げると開封していないハンバーガーを放り投げ)包み紙でも紙は紙だ。俺はまだ構成員として潜伏する。用があったらこれを連絡手段に使え(そう告げるとひらりと手を振り、森の茂みへ姿を消す) 」
ヒガナ「ありがとう、ヒロ。お陰であいつの弱点を探り当てることが出来たよ。(メガボーマンダをボールに戻す)逃げられちったか…アジトの在処を聞き出そうと思ったんだけど、これは虱潰しにやっていくしかないかな。 」
ルビー「 おっとと…!いいにおい~♪(包み紙から漂うハンバーガーの香りにうっとりする)あー、うん…ありがとう。……難しいことは、食べてから考えよっと!(不思議そうな顔でゴランを見送った後、包み紙からハンバーガーを露わにし口いっぱいに頬張った) 」
ヒロ「ハハ、お役に立てて何よりだ(退却したのを見て脱力した顔でメガボーマンダを戻したヒガナを見る)あっ、そうか……(まぁ、あの様子だと…仮に聞き出したとしても吐きそうにはねえ気もするな……)あぁ、そうだな……俺も全力で行くぜ…!(ヒガナの言葉に乗るように気合いを入れる) 」
その頃…
――― ナナシマ・6のしま ―――
門矢士「 ヒ ュ ォ ォ ォ ォ … (点字が刻まれた石柱しか存在しない殺風景な島。かつて自身が訪れたこの地に再び足を踏み込み、足元に転がっている瓦礫に視線を落とし目を細める)……俺以外に「ここ」へ来た奴がいたみたいだな。(そして、目の前の石柱に手を添えた) 」
ジ ャ リ … ジ ャ リ … ―――― やあ、『士』。(彼以外誰もいるはずのない静かな島に新たな影が忍び寄る。まるで慣れ親しんだかのような青年の声が、彼の背後から聞こえた)
門矢士「……とうとう『この世界』にまで踏み込んできたか―――― 『海東』。(背後の声の主には振り返らず、両手をズボンのポケットに差しこむ) 」
海東大樹「 ジ ャ リ … (足元に散らばっている瓦礫の破片を踏みならしながら士へと歩み寄る) ずいぶん久しいのに湿気た挨拶じゃないか。もっと僕を見たまえよ。 」
海東大樹「君に用はない。ただ、君が訪れた『この世界』に興味があってね。あるんだろう?この世界にも…あっと驚くような『お宝』が。(右手に、赤と青の宝石…ルビーとサファイアが握られている) 」
門矢士「相も変わらず宝探しか。懲りない奴だな。…まさかだとは思うが、お前も読み説いたのか?(席柱を見上げながら) 」
海東大樹「…ひかり かがやく ふたつの いし。ひとつわ あかく ひとつわ あおく。(破片を踏みならしながら周辺を歩き渡る)ふたつの ちからで かこが つながり…ふたりの ちからで ひかり かがやく… そして あたらしい せかいが みえてくる(片手に握ったルビーとサファイアを、満月に掲げる。月光により照らされた赤と青の宝石は、更なる輝きを帯び始める)つぎの せかいを つくるのわ あなただ…―――― もー はじまっている。 」
海東大樹「…「あかいいし」と「あおいいし」…君は"意思"と読み取ったみたいだが、僕は"石"…即ち宝石だと思っている。この世に眠るお宝というものは素晴らしい力を秘めている。きっと僕が見つけたこの宝石こそが、新たな世界へと繋がる鍵となる。君はどう思う、士? 」
門矢士「そんな石に価値を見出そうとしたところで、所詮は石ころに過ぎない。お前の曲解などに興味はない。 」
海東大樹「そうかい。(そっけなく応え)ま、やはり君じゃお宝の素晴らしさは理解できないだろう。…僕はもう『この世界』のお宝は手に入れた。でも、『この世界』はまだ進行していない。きっとその先に、もっと素晴らしいお宝が眠っているはずだ。君が『世界』を進めてくれるまでの間、僕は『他の世界』でお宝探しに出かけるとするよ。精々がんばりたまえ。(ふっと不敵な笑みを零し、結局士とは目を合わせることもなく「この物語」から消え去った) 」
門矢士「……いずれ俺は『この世界』も、そしてすべての世界も破壊してやる。それが俺の…"役目"であり、この世界の"天命"なのだからな ―――(海東とは正反対の方角へと歩き去っていった) 」
― ナナシマ・3のしま ―
ルビー「 フゥ♪いっちょあがりっと!(ゴランとの戦闘後、
ロケット団したっぱたちが横行する5のしまで団員たちを一人で蹂躙していたのか、周囲には気絶した団員やポケモンたちが倒れ込んでいた)ん~…それにしても、この人たち以外誰もいないんだね… 島の住民はみんな逃げちゃったみたいだし… (少し困ったような表情で辺りを見渡している) 」
ローマン・トーチウィックからのアドバイスは二つ。ひとつ、今のお前はチームではない、よってその『指揮能力』は意味をなさない。よって単独では組織に対し無力に等しいと知ること。二つ、お前は幸い『何も知らず』客船へ乗り込んだ。他にもそういった輩は多いと聞く。ならばそれらと合流し、闇雲に戦うのではなく反撃の機会を伺え。(ルビーの脳裏に、先程対峙したゴランのセリフが反響する)
ルビー「 ……今の私は一人… 仲間はいない… それならここで、たくさんの仲間を作らなきゃ…!この世界のこと、まだまだ知らないことだらけだけど…きっと素敵な友達だってできるはず!うんっ、そうだよね!元気出してこー、ルビー!きっとなるようになるっ♪(両頬をぽんぽん叩き自分自身を鼓舞する) 」
グーイ「ガサガサガサ…―――― ピ ョ イ ♪ (茂みからルビーの傍に現れる) 」
ルビー「 さてっと…それじゃあ次は何処へ行こうかな~……ひゃっ!?(茂みのざわつく音に警戒し武器を構える)まさか、まだ残党が………ほへ…?(茂みから現れた一頭身の生き物を見てきょとんとなる)………かわい~♪ (じっと眺めた後、その可愛らしいフォルムに魅了されグーイを抱き上げる)こんな可愛い生き物見たことない~!さっきからよく聞く「ポケモン」って奴…?君、名前はなんて言うの?(グーイを自分の顔と同じ高さまで持ち上げる) 」
グーイ「 ぐ~いっ!(長い舌をくねくねと曲げながら、ルビーの顔をペロペロなめ回す) 」
ルビー「 あはははっ!くすぐったいよ~…!…ぐーい?っていうの?わかった!じゃあ「グーイ」って呼ぶね♪ ねねっ、グーイ!私と一緒に冒険してみない?きっと楽しくなると思うんだ♪ 」
グーイ「 ……?ぐいっ♪ (初めは両目をぐるりと回して「?」を浮かべたものの、ルビーの笑顔に釣られて喜びの声を上げる) 」
ルビー「 一緒に来てくれるの!?やったー♪(*゚▽゚*) よろしくね、グーイ♪(思いっきり抱きつき自分の頬と合わせぐりぐりする)早速可愛い仲間が出来たよ、やったねルビー♪ (ぴょんぴょん飛び跳ねる) 」
グーイ「 ぐーいっ♪ 」
――― ギ ュ オ オ ォ ン ッ … ! ! ! (その時、空の一部に裂け目が現れる。裂けた空は徐々に渦を巻くように開かれていく)――――ドッボオオオオオオオオオォォォォォォォーーーーーンッ ! ! ! ! ! (空間の裂け目から巨大な機械が姿を現し、そのまま島の浜辺付近の海に墜落した)
ルビー「 ほわあああぁっ??!なななっ、なになになにー!!?(突然轟いた落下音と衝撃に仰天し転倒しかける)…びっくりした…今の音、なんだろう…!?行ってみよう、グーイ!(グーイを頭の上に乗せ、浜辺の方へと駆け出した) 」
ザブゥゥン…ッ……―――― カ シ ュ ッ ! プシュゥゥゥ…ッ… ! (浅い海辺に墜落したバイク型の巨大マシン、そのハッチが開かれる)
常盤ソウゴ 「 ―――― うッ……バシャアァンッ… ! ! (マシンから海面へ倒れ込む様に現れ、そのまま海に浮かんだ) 」
ルビー「 よっ、ほっ…!(草木を潜り抜けながら浜辺へと出る)ほわ~!!なんだろうあれ…!でっかい乗り物…!不時着しちゃったのかな………!!?(遠くからそのマシンを興味深そうに眺めていたが、その付近の海面にソウゴが浮かんでいるのを発見し「あっ」と声を漏らした)大変…!!あの子を助けないと…!(一目散に彼の方へと向かった) 」
ブーバー(デルタ種・氷)『ガサガサ…―――バッ ! ! (ルビーがやってきた方角から、彼女の後を追ってきた
ロケット団のブーバー二匹が現れる。拳に冷気を纏った“れいとうパンチ”で、彼女を背後から殴りかかろうと襲いかかった)』
グーイ「 ぐーいっ!!(ブーバーたちの気配を察知したのか、ルビーが気付くよりも前に彼女の頭上で振り返ると同時に長い舌を伸ばし、ブーバーたちを薙ぎ払った) 」
ブーバー(デルタ種・氷)『ブビッ…!!( ド ゴ ォ ッ ! ! )ドサァ…ッ… ! (襲撃をグーイに阻止され、薙ぎ払われた衝撃で地面に落下し、気絶した)』
ルビー「 わっ…!?ありがとう、グーイ!私を助けてくれたんだね!グーイって強いんだね~♪ (頭上のグーイに手を伸ばしその頭を撫で回しながらソウゴのもとへと走っていく)バシャバシャバシャ…待ってて、今助けるからね…!(自ら海へと身を乗り出し、海面に浮かぶソウゴを抱き上げる)……まだ息はあるみたい…どこか休める場所を探さないと…!誰か…誰かいませんか~…!!?(焦燥の色を露わに誰かに助けを求める) 」
村人A「呼んだ?( バ シ ャ ア ァ ッ )(村人Aがあらわれた!▽)(ルビーの傍の海中からひょっこり現れる) 」
村人B「空気なら読んだ気がするわ!( バ シ ャ ア ァ ッ )(村人Bもあらわれた!▽)(同じく海中から顔を出す) 」
村長「状況はだいたい理解した( バ シ ャ ア ァ ッ )(ついでに村長もあらわれた!▽)この近くに私たちの村がある。そこへ来なさい。 」
ルビー「 ひっっっっっっ(海面から顔を出した三人に思わず慄然する)よかった、やっとこの島の住人に出会えた…えっ!いんですか…?ありがとうございます!(安堵の笑みを浮かべる) 」
常盤ソウゴ「 …………(傷だらけの青年は、ルビーの胸の中で浅い呼吸を繰り返していた) 」
― ナナシマ・3のしま・とある村 ―
常盤ソウゴ「 うーん…うーん… …美人なお姉さんに踏まれても我が心は不動………( ゚д゚)ハッ (吉夢か悪夢かよくわからない何かにうなされながら、はっと目覚める)…んんん…ここは誰……俺はどこだ…????(寝かされていたベッドから上半身を起こし、額に手を当てながら寝ぼけた表情で辺りを見渡し始める) 」
おばあちゃん(キルケー)「目が覚めたかい?覚めないうちに暖かいキュケオーンをお食べ 」
Dr.マリオ「 脳は正常です(ソウゴが目覚めると同時にカルテに診断結果を記入)とりあえず薬は出しておきますが、副作用で身体が闘争を求めスマブラの新作が発売されてニコ○ンさんが波乱を一刀両断することになるかもしれませんのでお気をつけて。(鞄を持って小屋から出ていく) 」
ルビー「 うん、ありがとうございました…!(出ていくドクマリに頭を下げて感謝)あ…!よかったぁ♪ようやく目が覚めたみたいだね!(目覚めたソウゴに駆け寄る)そうそう!温かいものを食べたほうがいいよ!ほら、キュケオーン! 」
常盤ソウゴ「夢に出てきた美人なお姉さん!!!!!!!!(キルケーに心臓発作を引き起こす)君は…君たちは…何処なんだい?此処は誰なんだい…?(ルビーたちの顔を見つめながら、自分の両手に視線を落とす) 」
ルビー「 私?私はルビー!こっちは友達のグーイ♪(頭上のグーイに目だけを向ける)海の上を漂ってた君を私が救いだしたの!でっかいマシン?に乗ってたみたいだけど…何処からやってきたの!?て言うかあのマシンは何!?ねねっ、君のこと、もっと教えてほしいな♪(目を輝かせながらずいずい詰め寄る) 」
グーイ「 ぐ~いっ!(ルビーの頭上で林檎を頭の上に乗せて遊んでいる) 」
おばあちゃん(キルケー)「そうそう、私は美人なお姉さん。ここは病院。そこのお嬢さんがおっしゃる通りここへ意識を失ってる君を運んできてくれたのさ。 おいなんだいメディア!この不名誉極まりない名前は!!おいゴルァメディア!! 」
キルケー敗北拳伝承者メディア「先生ありがとうございました。お礼と言っては難ですが、私が知る限りのゲーム取り扱い店に売っているスマブラにニコリンさん以外に反応する人払いの結界を貼りましたので…… 」
常盤ソウゴ「おおふ…っ…君はとてもフレンドリーなフレンズなんだね(ぐいぐい詰め寄られ冷や汗を垂れ流す)ん…言っても信じてくれるかどうか分からないけど…そこまで言うのなら… 俺の名は常盤ソウゴ。未来からやってきたんだ。あのマシンは、この時代へタイムスリップするために俺が乗ってきたタイムマシン『タイムマジーン』さ。(ルビーの上にいるグーイを不思議そうに目詰めながら自己紹介していく) 」
ルビー「 えっ!?!?!?!?!?!?Σ(〃゜△゜〃) ………未来からやって来たって…本当なの~~!!?(信じて疑わない瞳でソウゴに密着する)すっご~~~い!タイムマシンかぁ…本当にあるんだね!私びっくりしちゃった!でも、どうして未来からここに来たの?(首を傾げる) 」
グーイ「 ぐい~~~~(ルビーが首を傾げたことで頭上から転がり落ちる) 」
常盤ソウゴ「 そうだったのか…ありがとう。(ルビーに弱弱しくも感謝の意を込めた笑顔を見せる)それが…――― 思い出せない。(瞳を閉じる)…確かに何か目的があってここに来たのかもしれない。けど、きっと…タイムマシンの不時着によって…記憶の一部が飛んでしまったのかも…でも、いいんだ。こうして君に救われたことに何か意味があるのかもしれない。その内に目的も思い出せるはずさ。(にかっと少年の様な笑みを浮かべる) 」
柳生但馬守宗矩「 バァーンッ(小屋の扉を開く)我が心は激昂。ここは小屋、しかして病院ではあらぬ、外道め……ここにもいるか(おばあちゃん(キルケー)の首根っこを掴んで連行する) 」
ルビー「 そう…なんだ… うんっ、そうだよね!きっと思い出せる!何とかなるよ!ソウゴが記憶を取り戻せるように、私もできる限りのことは手伝ってあげる♪ 」
常盤ソウゴ「 美人のかほりだ…(差しだされたキュケオーンから漂う香りをくんくん嗅ぐ)ルビー、って言ったね。君は…君を見ていると、なんだかとっても安心するよ。まるでたくさんの人がその笑顔に救われてきたみたいだ…。(窓の外に映る景色を見やる)俺は、人々の幸せを願って戦い続ける「仮面ライダー」なんだ。誰かが心の底から笑ってくれる為なら、その明日を俺が創る…俺は…そんな「最高最善の魔王」になるために、今をずっと生きている。時空を超えても繋がるものを…守っていきたいんだ。 」
常盤ソウゴ「 ルビー、君も何かを守るために戦ってきたその一人なんだろう。目を見れば…分かるんだ。ずっと、いろんな時代の人たちを見てきたから。記憶を失ってしまった俺に救いの手を差し出してくれた君に会えたこと、嬉しく思うよ。この時代で…俺がすべきことは、まだ、分からないけど… よかったら、しばらくは君について行ってもいいかな…? 」
ルビー「 おばあちゃああああぁぁぁん!(連行されるキルケーに号泣)誰かの幸せを守るために戦う魔王…とっっっっっってもカッコいいね♪ うん…私だけじゃない。私には、大事な何かを守るために一緒に戦ってくれる「仲間」がいたから、ずっと戦ってこられたんだ。今は…その仲間とはぐれちゃったけど…大丈夫。ソウゴが言ったみたいに、時間や場所が離れていても…繋がるものがあるんだ。私たちは、一人じゃない…!出会ってきたみんなが仲間だよ♪(ソウゴのお願いに「わあ♪」と明るい表情になる)もちろん!ソウゴも、私たちの仲間だよ♪ね、グーイ? 」
グーイ「 ぐいぐいっ!(ベッドへ飛び上がり、ソウゴの膝上で舌を出して彼への好感を露わにする) 」
常盤ソウゴ「 そう…かい…?照れるな…(恥ずかしそうに後頭部をぽりぽり掻く) 仲間…か…いい響きだ、感動的だよ。(目の前にやってきたグーイにもあははと笑う)この時代で君たちの様な素敵な仲間が出来て俺も嬉しいさ。よろしく、ルビー、グーイ。 」
村長「 バ ン ッ (木造の扉を豪快に蹴り飛ばしてその一室へ足を踏み込む)いいセリフだ…感動的だな…だが無意味なのだよ。君たち少年少女のおままごと程度なお仲間遊びで、我々『
ロケット団』を阻むことなど出来やしない。違うかね?(片手を上げる) 」
村人A→
ロケット団したっぱA「呼んだ?呼んだ?誰が呼んだ?したっぱ見参僕見参!(モンスターボールを手に村長?と共に部屋へなだれ込む) 」
村人B→
ロケット団したっぱB「空気を読んで呼ばれた気がしたわ!(A同様ボールを手に現れる) 」
ルビー「 うんっ、よろしくね♪ わっ…!?なになに…?えっ、さっきの村長さん…?
ロケット団って…うそ…!あなたたち、まさかはじめから…!(病み上がりのソウゴを庇う様に間に割、鎌状に変形させたクレセント・ローズを両手に構え村長?らと対峙する) 」
村長→
ラムダ「 バ ッ (自らの服装を豪快に脱ぎ捨てると、そこには別の姿をした男が現れた)ゲヒャヒャヒャ…!俺たちの邪魔をする輩がいるって聞いたから3のしまへ向かってみたが…お前たちの様なガキんちょだったとはな…!だが容赦はしねえぜ?やっちまえ、お前ら! 」
ロケット団したっぱA(むらびと男)「僕たちの正体が読めなかったのは君たちの不手際なんだよね!(モンスターボールからバクフーンを出す) 」
ロケット団したっぱB(むらびと女)「そういうことは空気を読んでほしかったわね!(同じようにボールからマニューラを出す) 」
バクフーン(デルタ種・ひこう)&マニューラ(デルタ種・じめん)『 ド ッ ! ! (ボールの中から出現するや否や、爪からの斬撃波“エアスラッシュ”と地面から突き出す棘岩“ストーンエッジ”を同時に繰り出し、ルビーたちを襲う)』
ルビー「 (……!)―――危ないッ!!(ソウゴとグーイを掴んで窓を突き破って小屋を脱出する) 」
――― ド ギ ャ ア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! (小屋内部に炸裂する衝撃により窓壁が崩壊し、ルビーたちはその衝撃に外へ吹き飛ばされる)
常盤ソウゴ「 お前たちは…―――!ルビー!!(彼女に掴まれたことで難を逃れ、外へ身を投げ出される)くッ…ありがとう、ルビー。また君に助けられたね。(投げ出された砂浜の上でゆっくりと起き上がり
ロケット団と対峙する)
ロケット団…!俺がいた未来には、お前たちは存在しない。それはつまり、お前たちの悪が栄えることはなかったということだ!!(ビシッと指差し宣戦を布告) 」
ルビー「 きゃっ…!(爆風によって外へ吹き飛ばされるが砂浜の上に転がり倒れたことで何とか無傷に済む)いきなり襲いかかってくるなんてね…ここも既に奴らの手に落ちてしまったの…? ううん!仲間だからね、助け合わなくちゃ!(ソウゴに並び武器を
ロケット団に突きつける) 」
グーイ「 ぐい~~~~~(砂浜の上へと転がっていく) 」
ラムダ「あぁん…?なんだ小僧?てめぇはよぉ!?(引き連れた二人のしたっぱと共にソウゴたちのもとへと詰め寄っていく) 」
常盤ソウゴ「 ルビー!君は…俺のことを助けてくれた。今度は、俺が君を助ける番だ! カ シ ャ ン ッ ! (ルビーを庇うように彼女の前に悠然とした顔立ちで身構え、取り出した「ジクウドライバー」を装着) ス … ! (「ジオウライドウォッチ」を取り出す) 俺は…――― "最高最善の魔王"になる男だ!! ジ リ リ … カ チ ッ ! \ZI-O!/ (そのベゼルを右側に90度回し、天面の起動スイッチを押した) 」
常盤ソウゴ「いくぞ…――― ガ チ ャ ン ッ ! (ライドウォッチをドライバーの右側に装填) カチカチカチ…――― カ シ ャ ン ッ ! (ドライバーのロックを解除、ライドウォッチを承認させると、背後に時計を思わせるエフェクトが出現する) ――― 変 身 !! グルン ――― カ ッ コ ー ン ッ ! ! (メインユニットのジクウサーキュラーを反回転させる)――― \RIDER TIME!/ ―――」
常盤ソウゴ→仮面ライダージオウ「 ――― \KAMEN RIDER~♪ ZI-O!/ ―――(理論具現化装置ジクウマトリクスによって実体化されたライドウォッチのデータを全身に装着。時の王者「ジオウ」へと変身―――)」
ルビー「―――!変身した…!?か…かっこいいぃ~~~!!(仮面ライダーに変身したソウゴに、好奇心旺盛な少年の如く目を輝かせる)」
ラムダ「なに…ッ…!?が、餓鬼まで変装しやがった…!?テメェ、何もんだ!!?…ええいっ、やっちまえ!!(したっぱに指示を下す)」
Vs 《ロケット団・幹部》 ラムダ&ロケット団したっぱ
村人A(
ロケット団したっぱA)「やっちゃう?やってしまう!?やってしまおう!やっちまえ!!!(バクフーンに攻撃指示)」
村人B(
ロケット団したっぱB)「空気を読んでやっちゃうわよ!おゆきなさい!!(同様にマニューラに指示を下す)」
バクフーン(デルタ種・ひこう)&マニューラ(デルタ種・じめん)『 バ ッ ! ! (したっぱの合図に一斉に攻撃を仕掛けようと襲い掛かる)』
仮面ライダージオウ「 \ジカンギレード!ケン!/(刀剣武器「ジカンギレード」を手にする) はっ!やぁッ!!とりゃああぁッ!!(迫るポケモンを左右へ薙ぎ斬り、火花を散らしながら蹂躙する) ガチャンッ ! (ジカンギレードのスロットにライドウォッチを装着) トドメだ!\FINISH TIME!/(ブレードを握り跳び上がる)とりゃあああぁぁーッ!(\ジオウ!ギリギリスラッシュ!!/) ――― ザ キ ィ ィ ィ ン ッ ! ! ! (エネルギーを纏ったブレードで横一文字に薙ぎ、一閃を刻む)」
バクフーン(デルタ種・ひこう)&マニューラ(デルタ種・じめん)『 !!? (ジオウの剣劇を見舞われ、成す術もなく強烈な一閃の前に吹き飛ばされた)』
ラムダ「チィッ…!!なにをガキ一人に手こずってやがる!こうなったら…この俺様が直接成敗してやるわ!! ボムッ ! ! (投げ出したボールからポケモンを二匹召喚する)」
ドラピオン(デルタ種・ほのお)「ピガガォンッ…!!(現れるや否や火炎をため込んだ牙でジオウへ噛みつこうと襲い掛かる)」
ゲンガー(デルタ種・みず)「ゲッゲッゲェ…!(ドラピオンと共にルビーへ闇を纏った爪で引っ掻こうと襲い掛かる)」
仮面ライダージオウ「くっ…!(水平に構えた剣で噛みつきを防ぎきる)―――はっ…!!(そのまま押し切り、軽い身のこなしでドラピオンの頭上へ飛びあがり)―――てやぁッ!!(脳天に一撃を繰り出しつつ頭を押し出した反動で奴の背後へ飛び下りる)」
ルビー「ソウゴかっこいいなぁ~…って、きた!(ジオウの戦いぶりに関心しつつ、襲い来るゲンガーに気づいて武器を振り上げ爪による攻撃を弾き返す)ザキンッザキィンッ、グルンッ――――ザキィィインッ ! ! !(大鎌を二度振り抜いて華麗に旋回した後、真横へ薙いで吹き飛ばす)」
ドラピオン(デルタ種・ほのお)&ゲンガー(デルタ種・みず)『 ドンッ ! ! ! (吹き飛ばされた二匹が互いにぶつかり合ってしまう)』
仮面ライダージオウ「そこだッ!\FINISH TIME!/ \ タイムブレイク ! ! /(そのタイミングを決して逃さず、二匹を取り囲む複数の「キック」の文字が一つに収束し、この文字を足裏に装着してライダーキックを繰り出した)」
ドラピオン(デルタ種・ほのお)「ピガガァォン…ッ…!!ドサァ… ! (全身に強烈なキックが炸裂、大きく吹き飛ばされ、浜辺の上に倒れこみ気絶した)」
ゲンガー(デルタ種・みず)「ドッ ドッ ドシャアァァッ… ! ! (ドラピオンと共に蹴り飛ばされ、何度か地面に打ち付けられながら倒れ伏す)」
ラムダ「んげッ…!?(倒された二匹にぎょっと跳び上がる)こ、こいつら… なかなかできる…っ…!俺様としたことが、甘く見くびってた…んだが!! バッ ! ! (右腕を勢いよく構える。その手の人差し指には、虹色に輝く宝石の指輪―――「キーストーン」がはめられていた)―――もう容赦はしねえぞ、ガキどもッ!!!(その宝石が強い輝きを放ち始める)」
ゲンガー→メガゲンガー(デルタ種・みず)「(ゲンガーが持つメガストーン「ゲンガナイト」が
ラムダのキーストーンに反応し輝きだす)キュラキュラキュラ―――― ズ ギ ャア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! ゲッゲッゲェッ!!!(全身に包まれた神々しい結晶体が破裂すると、メガシンカを果たした姿で現出する)」
ラムダ「けけけっ…!ホロンエネルギーの力を得た俺様のゲンガーのパワー…とくと味わわせてやる!“なみのり”だ!!」
メガゲンガー(デルタ種・みず)「ズズズズ…――――― ザッパアアアァァァアアアアアンッ ! ! ! ! (ホロンエネルギーにより開花した新たな力を顕現し、穏やかにたたずむ海に振動を起こし、瞬く間に大きな津波を引き起こし、ジオウとルビーに脅威を齎そうとする)」
仮面ライダージオウ「まずい…!!(津波が迫る最中、ルビーとグーイのもとへ駆け出そうとするが――)―――うわああぁぁ!!(惜しくも波にのまれ、引き離されてしまう)」
ルビー「きゃー!!おっきな津波…!!どうやって引き起こして――――ふわっ!?(付近にいたグーイと一緒に津波に呑まれる)」
ラムダ「げぇーーーははははっ!!どうだ!?思い知ったか!?そのまま溺れ死んでしまえ!!(メガゲンガーの力によるものか、主である自分の周囲には空気の膜が張られ、津波の影響を全く受け付けていない)」
ルビー「―――ぷはっ…!(荒れ狂う大波の中から顔を出し、胸に抱きよせたグーイを頭上に持ち上げる)…っ…!?ソウゴ…!!?(どんどん引き離されていく彼に焦燥が募る)助けなくちゃ…!!(押し寄せる波に抵抗しながらも泳いで近づこうと試みるが、それでも彼との距離は一切縮まらない)」
仮面ライダージオウ「くぅ…あ……ッ…!!(大波に揉まれながらも懸命に這い上がろうと抗い続けようとしている)」
ルビー「………(また…大切な仲間と離れちゃう…そんなの…――――)―――― そんなのヤだっ……!!!」
グーイ「――― ぐ~~~いっ!!(ルビーの心の叫びが響いたのか、彼女の想いに呼応して舌を長く伸ばす。長い舌は一直線ではなく、荒波をかき分けるように曲線を描きながら蛇行し、ジオウのもとへと届く。それは、ルビーとソウゴを繋ぐ、絆の糸のようだった―――)」
仮面ライダージオウ「――――!(目の前に現れたグーイの舌を発見し、その先を見やった)……(ルビー、グーイ…君たちはこの世界で初めて出会った"希望"だ。俺たちの「キズナ」は、絶対に―――)(グーイの舌を掴む)」
ルビー「グーイ…!?(グーイの舌の先を見つめ、そこにジオウを見出す)…そうだよね…たとえ、どんなに遠く離れてたって… 私たちの「キズナ」は、絶対に―――)(ジオウがグーイの舌を掴んだのを確認し、彼を一気に手繰り寄せる)」
ルビー&仮面ライダージオウ『――――― 離れるもんか!!!! ―――――』
―――― ガ シ ッ ! ! ! ――――(引き離された二人の手が強く結ばれた時、荒波の中で激しい光がはじけ飛んだ)
―――― ザ ッ パ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! ! (激しい光に、津波は蒸発するかのごとく刹那のうちに消し飛んだ)
ラムダ「ゲェハハハ!これで終いだ――――― んなァ…ッ…!!?(勝機を確信したその時、決して止まることを知らなかった荒波が一瞬でその視界から消し飛んだ光景に酷く仰天する) どっひゃああぁぁ!!(その衝撃に空気の膜が破裂し、弾け飛んだ波と共に砂浜へ吹き飛ばされる)」
仮面ライダージオウ「……ありがとう。ルビー、グーイ。(弾けて空へと打ち上げられた大波が雨となって降り注ぐ中、仮面の中で不敵な笑みを浮かべながら、隣のルビーに振り替えることなく拳を突き出す)」
ルビー「…だって私たち「仲間」だもんね…!(雨水が滴る前髪を、首を振って水切りし、ジオウと拳を重ね満面の笑みを浮かべる)」
ラムダ「んぎぎぎッ…んのれぇ…ッ…(水浸しの全身でよろよろと立ち上がる)やってくれたな、クソガキどもォ…!!(怒りの形相を露わに、メガゲンガーに指示を下す)」
メガゲンガー(デルタ種・みず)「ゲッゲッゲェ!!(ドドドドッ ! ! !)(口内から闇と水の波動弾をいくつも発射する)」
仮面ライダージオウ「行くよ!ルビー、グーイ! ス … ! (「オーズライドウォッチ」を取り出す) ジ リ リ … カ チ ッ ! \OOO(オーズ)!/ ガ チ ャ ン ッ ! (ライドウォッチをドライバーの左側に装填) カチカチカチ…――― カ シ ャ ン ッ ! グルン ―――― カ ッ コ ー ン ッ ! ! (ドライバーロック解除後、ジクウサーキュラーを反回転)」
仮面ライダージオウ(オーズアーマー)「――― \ARMOR TIME!/ \ タカ ! トラ ! バッタ ! / \オーズ!/(出現したタカ、トラ、バッタのカンドロイドを模した3つのパーツと自身が合体し、「ジオウ・オーズアーマー」に変身する)――はぁッ!!(右手首の鉤爪「トラクローZ」を展開し、縦横無尽に振り切って波動弾の嵐を相殺する)」
ルビー「うんっ!! シ ュ ン ッ ――― ブ ワ ァ ッ … ! ! (ジオウが攻撃を相殺したタイミングを見計らい、その隙をつくかのようにセンブランスの高速移動を発動し、バラの花弁をまき散らしながら空間を瞬く間に突き抜ける)―――てりゃっ!!(瞬間的に懐へもぐりこみ、下から振り上げた大鎌でメガゲンガーを上空へ斬り上げる)」
グーイ「ぐ~~いっ!(斬り上げられたメガゲンガーの右腕に突き出した長い舌で巻き付き、そのまま垂直に地面へ叩きつけた)」
ルビー&仮面ライダージオウ(オーズアーマー)『――― やあっ!! / とりゃあぁっ!! ―――(地面へ叩きつけられたメガゲンガーの先に、すでに次の攻撃態勢に入った状態で同時に斬撃を繰り出した)』
メガゲンガー(デルタ種・みず)「ゲッ―――ガッ――― ゲグッ…!?(二人と一匹の見事なコンビネーションに圧倒されていく)」
仮面ライダージオウ(オーズアーマー)「これで決める!!\FINISH TIME!/ \オーズ!/ とぁッ!(大跳躍後、吹き飛ばされたメガゲンガーに足を突き出すとその方向に「タカ」「トラ」「バッタ」と書かれた3枚のメダル状のエネルギーが出現し…)――――\ スキャニングタイムブレイク ! ! / せいやああぁぁーーーッ!!!(エネルギーを潜り抜けながら急降下し、強烈なライダーキックを炸裂させた)」
メガゲンガー(デルタ種・みず)「ゲギャアアアァァァッ!!!(トドメのライダーキックがクリーンヒット。水平に強く蹴り飛ばされ、
ラムダへと激突する)」
ラムダ「げッ……!!!?お、おい…こっちくるなあああああああああああああぁぁぁぁぁ~~~!!!!(蹴り飛ばされたメガゲンガーと激突し、木々を貫きながら遥か遠くへと吹き飛ばされていった)」
ルビー「やったぁ~!!やったよ♪ソウゴ!グーイ!私たちの大勝利ー!イェイ☆(満面の笑顔でVサイン)」
グーイ「ぐ~いっ♪」
仮面ライダージオウ→常盤ソウゴ「(戦いを終え変身解除する) ああ、俺たちの勝ちだ…!(彼女の笑顔に思わず表情が綻びだす)」
ルビー「ねえ、ソウゴ…!私、信じてるよ♪ソウゴが、いつか「最高最善の魔王」になって、みんなを守っていく王様になるって♪えいっ。(そう言って、彼の頬をぷにっと突いた)」
常盤ソウゴ「……!…ありがとう。俺もそのために、君たちとこれからも共に歩むよ。助けて、助けられて、そうやって一緒に、同じ世界に生きるためにね…わっ……!?(急に突かれて驚いたように目を丸くする)」
ルビー「ふふっ…♪ソウゴって、かっこいいけど、かわいいところもあるんだね♪(両腕を後ろに、悪戯っぽくはにかんだ笑顔を見せる)」
常盤ソウゴ「は、はははっ…なんだよそれ。(複雑そうに苦笑しながらも、彼女の笑顔につられて噴き出した)」
大災厄の予言を回避するために、
ロケット団の陰謀を打ち砕くためにナナシマへと上陸したヒロ一行。
彼等は、組織の中核を担う幹部の情報を知り、7のしまにある巨大なタワーへと殴りこんだのだった…
― ナナシマ・7のしま・トレーナータワー 30F ―
ロケット団したっぱ『いたぞ!!侵入者だ!! とっつかまえろ!! いけいけおらおらどんどん!!! 絶対に逃がすなー!!』
はらぺこあおむし「 (
ロケット団のアルバイトをしている) 」
ボーマンダ「 ブ ォ ン ッ ! ! (押し寄せる
ロケット団員たちを尻尾で薙ぎ払う) 」
ヒガナ「どうやらこのタワーの最上階に、幹部の一人がいるみたいだね。さっきは逃がしちゃったけど(
ランスのこと)、今度こそ追い詰めてアジトの在処を聞き出さないと…!(ボーマンダの背に乗ったまましたっぱたちを蹂躙していく)ヒロ、ミヤコ!先に最上階へ!ここを片付けたら私も後で行く! 」
ロケット団したっぱ『ぐわああああぁぁ!! くそッ、強ェッ!! ぎゃあああぁッ! あ、はらぺこあおむしだ! うぼあああぁぁ!!!(悉く駆逐されていく)』
ヒロ「なめんなぁ!!!!(土弾を放つ)…わかった!行くぞ!ミヤコちゃん!(上を見て) 」
ミヤコ「 うんっ…!(颯爽と駆け出すヒロに慌てて着いて行く) 」
― トレーナータワー 50F(最上階) ―
エレベーターで最上階へと辿り着いたヒロとミヤコ。まるで闘技場のように大きく広がった円形の空間には、先程の様な喧騒もなく、ヒロの足音だけが静かに響き渡っていた。
ミヤコ「 ふぇぇ…なにもないの~。(不気味に静かなフロアをヒロと並んで進んでいく) 」
ヒロ「…………????(周りを見て)………怪しいな。なんかありそうな気もする……気をつけたほうがいいかもしれないな(ミヤコの方を見ながら) 」
コツ…コツ…――― (その時、ヒロ以外の足音が彼の向かい側の影より響き渡る。無機質な灰色の床を踏みならすその足音は、かつてヒロが二度も耳にした事のある「ある男」を髣髴させた)
門矢士「 コ ツ … ――― やはり来たか。(奥より現れ出でた男――― 世界の破壊者は対面する青年を哀れ、蔑み、嘲るような表情で見下していた)あのまま鮫の餌食になっていたかと思っていたが…まあいい。ここまできたということは、どうやら運命は俺に破壊させたがっているとみていいようだ。(不気味に口角を上げるが瞳はまるで笑っていない。今まで対峙した得体の知れない男は、少しずつヒロの前へと歩み寄っていく) 」
ミヤコ「うん………あっ…!(ヒロ…ではなく、彼の背後から姿を現したあの男に驚いたように声を上げた) 」
ヒロ「…本当に、そう思ってるのか?(士の姿に気づき、彼と対峙する)俺があんたを阻止する運命の間違いじゃないのか? 」
門矢士「やがて世界はこの俺に「破壊」される。その運命(さだめ)を受け入れるべきだ。…違うか?(両手を軽く広げながらヒロに問いかけるが、彼の揺るぎない意志が現れた表情に白ける様な眼差しを向け踵を返す) 」
門矢士「
ロケット団…といったか。俺は組織の「真の首領」とある契約を交わし…この組織のトップを一時的に担う条件として、世界を渡る力を貸してやった。俺の計画のため… 奴らの茶番に乗っていたにすぎない。世界征服だがなんだが知らないが、そんなものに興味はない。 」
門矢士「『
特異点』…すべてはお前を破壊するための"最高の劇場"を用意するために仕組んだことだからな。(そして振り返り、再びヒロと目を合わせる) 」
ヒロ「俺は違うと思うね。それはあんたの欲望だ、運命ではない!(鋭い眼差しで)そりゃあそうだろうな、あんたが破壊するつもりの世界………わざわざ征服する必要もないだろうからな。大した執着心、それはある意味尊敬するが……あんたに破壊されるわけにはいかねーんだよ(目を合わせた士を睨む) 」
門矢士「フン…(ヒロの正義を鼻で笑い、ポケットに両手を入れる)今から破壊されるんだ。少し話をしようか。…お前は、世界に流れる時間…「歴史」が、時折巻き戻されていくことに気づいた事はあるか? 」
ヒロ「あ?巻き戻される?………知らねーな。実感はねえ。 」
門矢士「だろうな。むしろ気付く訳がない。俺でもな。…様々な生命に宿る命と言う名の歴史は無数にこの世界に交り合い…一つの「物語」として形作られていく。輪廻転生…歴史の再生…永劫に続く物語… まるで小説か何かのように。 」
門矢士「しかしだな、ページが破かれ、燃やされ…あるいは、物語の内容が書き換えられたりすることで…その"瞬間"はなかったことにもなり得る。外的要因によって物語が変わる可能性も大いに秘められている。俺はこの島にある石碑に刻まれた「メッセージ」を解読し…この世界がどのような世界で、如何にして"誕生"したのかを知った…そして、この世界に纏わる「真実」もな。 」
門矢士「…だが、外的要因による干渉を受けても尚、絶えず変化せずそこに存在し続けるものが唯一つある…――― それこそが、『特異点』。(ヒロを静かに見つめる) 」
ヒロ「…………俺が、その物語のイレギュラーとでも言いたいわけか、あんたは?……あんた以外にも俺を厄介もんだと思ってる奴もいてもおかしくねーか(話を聞いて) 」
門矢士「他の奴らが思うそれと、俺の思うものは相違する。(チッチッチッと首を振りながら)歴史に変化が生じてもその影響を受けず、たとえ…自らが本来属する時間が消滅したとしても、本人だけは消滅しない。その時間が破壊されても、『
特異点』の記憶を支点に、人々の記憶の力により時間を元に修復することだってできる。 」
門矢士「"この世界は一度消滅している"―――だが、世界は転生した。『特異点』によって、本来あるはずのないものが誕生し、同時に…あるべきものが消滅することにもなった。『特異点』…お前は、その両方の可能性が重なった存在。お前はこの世界に存在するが、存在するはずのない存在でもある。まるでかつての俺のように…な。 」
門矢士「だが、運命は俺ではなくお前を『特異点』として選んだ。そんなお前を破壊すれば…この世界はどうなると思う?『特異点』の消滅によって、「あるべき世界」と「消えるべき世界」にしかれた壁は崩壊する。俺はその壁を…『特異点』を破壊し、双方の世界の「融合」を発生させる…!(ヒロへと突き出した右手を強く握りしめる) 」
ヒロ「俺という……
特異点という名の世界の壁をぶっ壊して融合したら……あるべきものが戻ってくる可能性があると?(突き出された拳にも怯まず) 」
門矢士「戻ってくるだけじゃない。「融合」を遂げた世界はまた"新たな物語"を生み出すだろう。…俺はその「物語」を紡ぎ出す。故に、今からお前の「物語」は――― 」
門矢士「―――― 終わりだ。( チ ャ キ … ! )(ネオディケイドライバーを装着) 変身 ――― カ シ ャ ン ッ ! (カードをバックルに装填)\KAMEN RIDE/ ガ チ ャ ン ッ ! (更にハンドルを押し)――― \DECADE !/ ――― 」
門矢士→仮面ライダーディケイド「 カ シ ャ カ シ ャ カ シ ャ カ シ ャ ――― シ ャ キ ィ ー ン ッ ! ! (変身完了)さァ… 終焉だ。(パンパンと両手を払い、ヒロに殴りかかった) 」
Vs 《世界の破壊者》 仮面ライダーディケイド
ヒロ「………あんたの物語のため死ぬわけには行かねえな!…終わりにはさせねえぜ!(ディケイドの拳を受け止め、すかさず腕を掴む)うぉらぁぁぁぁぁあ!!!!(そのまま彼を殴ろうとする) 」
仮面ライダーディケイド「 ぐッ…(殴り返され退く)ふんッ!(再び殴りかかった後、ワンツーパンチ→ボディーブロー→水平蹴りのコンボを叩き込み吹き飛ばす) 」
ヒロ「……やろう、二度も同じ手は…!ぐほぁっ!こいつっ……うぐぉおお!!!(再び受け止めようとするが、予想外の動きに対応しきれずパンチをくらい、ボディーブローを受け止めにかかるも水平蹴りを喰らい、吹っ飛んでいく)……使わねえわな、そりゃあ……!!(ふらふらと立ち上がり) 」
仮面ライダーディケイド→ディケイド(ブレイド)「なかなかやるな。だが、今までの戦い…そして今の一撃でお前の攻撃パターンはだいたい分かった。能力を駆使したところでも、俺には及ばない。 カ シ ャ ン ッ (カードを一枚装填)\KAMEN RIDE/ \BLADE (ブレイド) !/ \TURN UP !/ バ チ ン ッ ! ! (カード装填と同時にドライバーより光のゲートが前面に放出され、ヒロを弾き飛ばす) ダ ッ ――― シ ャ キ ィ ー ン ッ ! はッ!(ゲートを通過すると別ライダーへと変身し、弾き飛ばされた彼を追撃すべく跳び蹴りを繰り出そうとする) 」
ミヤコ「 …っ…ヒロ…(離れた位置で二人の戦いの行く末を不安そうに見守っている) 」
ヒロ「………でも俺は負けねえ…!!!(土の蔓を発生させ、飛び蹴りせんと突き出された彼の足に絡みつかせる) 」
黒ウォズ「 ……彼なら心配は要らないよ。(いつの間にかミヤコの傍らに) 」
仮面ライダーディケイド(ブレイド)「―――!( シ ャ キ ン ッ ! )(蔓が足に絡んだのを見るや否や、腰元のライドブッカーを振り払いソードモードへと変形) ザ ン ッ ! (土の蔓を切り落とす)ハッ、フンッ、セイッ!(変則的なステップでヒロを翻弄しつつ、至近距離から三段斬りを繰り出す) 」
ミヤコ「 ふぇ…?だ、誰なの~…?でも…ヒロが…(突然現れた黒ウォズと、懸命に戦っているヒロを見比べる) 」
黒ウォズ「 おっと…私としたことが、ついつい悪い癖を。新たな歴史が刻まれる瞬間を目にするとどうしても口を挟まずにはいられなかったんだ。申し遅れたね…私の名はウォズ。……と、申し訳ないが、今はそれだけしか言えない。(ミヤコに) 」
ヒロ「……チィッ、翻弄してくれる…!!!(日本刀を取り出し、三段段斬りに対し一歩飛びのき動きに合わせて斬撃を弾いていく)、 」
仮面ライダーディケイド(ブレイド)「ガキィンッ、ガンッ、ザキィンッ ! ! ! (ヒロとの剣戟により火花が飛び散り、空間に金属の衝突音が鳴り響く)お前の攻撃はもう俺には通用しない。 カ シ ャ ン ッ (カード装填)\ATTACK RIDE/ ガ チ ャ ン ッ (バックル回転) \METAL(メタル) !/(身体を鋼の如く硬質化し、ヒロの斬撃を無効化する)\ATTACK RIDE/ \MACH(マッハ) !/ シ ュ ン ッ ――― ザキィンッ、 ザキィンッ、 ザキィィィインッ ! ! ! (間髪入れずに次のカードを装填すると今度は圧倒的な速度で高速移動しながら、四方八方よりヒロに何度も斬撃を叩き込んだ) 」
ミヤコ「うぉず…?あらたなれきし…?(黒ウォズから漂う未知の存在感に対し、不思議そうに見つめていたが…)……!…ヒロを…ヒロを…イジメないでほしいのー!!(圧倒されるヒロに居てもたってもいられなくなり、果敢にもヒロを助けるべくディケイドに憑依しようと立ち向かう) 」
黒ウォズ「 ま…こんな事をきみに語ったところでそのぐらいの認識だとはわかっていたが。おや………(憑依を試みるミヤコを見て) 」
ヒロ「………何だ…!?貴様、その装甲は……!!!ぐおおお!!!!!!(攻撃が効かずなすすべがないかのように斬撃を叩き込まれる) 」
仮面ライダーディケイド→ディケイド(ゴースト)「むっ…!(ヒロへの攻撃の最中、気が付いたミヤコの憑依を身を翻し回避する) 幽霊娘か…お前に邪魔されると厄介だからな。カ シ ャ ン ッ (カード装填)\KAMEN RIDE/ \GHOST (ゴースト) !/ \レッツゴー ! 覚悟(カクゴォ) ! ゴ・ゴ・ゴ ! ゴースト !/\ゴゥ ! ゴゥ ! ゴゥ ! ゴゥ !/(別ライダーへと変身する)これならお前の憑依も俺には通用しないし、霊体のお前を殴り飛ばすこともできる。 ス…(右手で印を結ぶと、ドライバーよりパーカーゴーストと呼ばれる浮遊モンスターを三体出現させる) 」
パーカーゴースト『 グ ゥ ン ッ ! ! (三体のパーカーのような姿をしたモンスターが四方八方からヒロに体当たりを仕掛け妨害する)』
仮面ライダーディケイド(ゴースト)「 \ガンガンセイバー ! / ブ ォ ン ッ ! ! (剣「ガンガンセイバー」を出現させ、パーカーゴーストへの対応で手がいっぱいのヒロの隙を突くように「ノ」の字に斬り降ろす) 」
ヒロ「……あっ、ミヤコちゃん!!!!(ディケイドに近づくミヤコに対して叫ぶ)………んなもんありかよ…!(パーカーゴーストに反撃をしている間にディケイドの攻撃に気づき)……お前に攻撃はできねそうにねえが……(振り下ろされた刀に気づいた瞬間、受け止めるのを諦め攻撃されると思われる場所に土を集中させダメージの軽減を試みる)) 」
黒ウォズ「 あれは紛れもなく〝憑依〟……となると彼女もまた、アレの如き存在か……?いや……〝彼ら〟のような雰囲気は感じられないな。となるとまったく別な憑依能力者というわけか……(ミヤコを見て独り言をブツブツと)それにしても、毎度ながらこの私が思わず目を見張ってしまうほどの戦いぶりだね。 」
ミヤコ「 あっ……!(憑依に失敗し空中でふわりと一回転する)あのこわいおじさんも…ミヤコと同じ幽霊になっちゃったの…?…ヒロ…!(ディケイドやゴーストに翻弄されるヒロに声を張り上げる) 」
仮面ライダーディケイド(ゴースト)「そんな付け焼刃の対抗策で俺に敵うと思っているのか?(ヒロに指さし、パーカーゴーストへの指示を下す) 」
パーカーゴースト『 ガ シ ッ ! ! (その時、モンスターたちがヒロを取り囲み、彼を完全に拘束してしまう)』
仮面ライダーディケイド(ゴースト)「これで――― 終わりだ。カ シ ャ ン ッ (カード装填)\FINAL ATTACK RIDE/ ガ チ ャ ン ッ (バックル回転) \GHO GHO GHO GHOST(ゴ ゴ ゴ ゴースト) !!/(背後に巨大な目の紋章を出現させ、そのエネルギーを右脚に纏いながらふわりと浮遊する)うおおぉぉ…―――― はあああぁぁッ!!!(エネルギーを纏う右脚を突き出し、斜め45度から身動きの取れないヒロに向かって強烈なライダーキックを繰り出そうとする) 」
ミヤコ「 (―――!)――― ヒロ…危ないの…ッ…!!!(身を挺してヒロの前へ庇う様に割り込み、そして…) ド ッ (ディケイドのライダーキックを正面から受け、そのまま声を上げる間もなく蹴り飛ばされた) ト サ ァ … ――― (ヒロの足元に、力なく地面に倒れ込んだ彼女が転がり込んだ) 」
ヒガナ「はぁ、はぁ…!やっと辿り着いた…!(肩で息をしながら最上階のフロアへと現れる)待たせたね…!今から加勢して…―――!?(駆けつけた直後にディケイドによって蹴り飛ばされたミヤコの身体が目の前を横切り、状況が呑み込めず呆然と立ち尽くす) 」
ヒロ「なっ、てめぇっ…!!!(拘束され、ライダーキックに対して土を展開させようとするが………)あっ……………!!!!!!!!(ミヤコが自身を庇い、倒れこむのを見て)み、ミヤコちゃん!!!!!!!!……………てめぇ、よくも………!!!!!!!(自らの前で力及ばず蹴り飛ばされた少女の姿を見て、怒りに体が震える) 」
ミヤコ「 ぎゅっ……―――(ヒロの右足を小さな手で、弱弱しくもゆっくりと力を入れながら静かに掴んだ)…ひ…ろ…… はぁ…はぁ…あの…ね…(彼に何かを語りかけようと、荒い息を上げながら言の葉を紡ぎ出す) 」
ヒロ「…っ!(ミヤコに足を掴まれ)……!(ミヤコの話を聞くように、彼女の目を見る) 」
仮面ライダーディケイド(ゴースト)「………(地面に横たわるミヤコに何を思ったのか、ヒロを拘束するパーカーゴーストを消滅させる) 」
ミヤコ「 あのね… …ヒロ、は… はぁ……はぁ…ミヤコに、大切なものを…思い出させてくれたの… 」
ヒロの脳裏に思い出される光景。2月初頭の肌寒さが残る、灯りがきらめく夜の街で出会った青年と幽霊。たくさんのお菓子を一緒に食べ合う仲睦まじい姿が、走馬灯のように浮かび上がってくる。
ミヤコ「 だから、ミヤコ…… ヒロと会えて… ほんとに…よかったの……(弱弱しくなる声と共に、力を振り絞りながらヒロにあるものを手渡した。それは、彼女がいつも大好物のプリンを食べる際に使っていた「スプーン」だった…) 」
ヒロ「………!!!(あの時の…プリンか…!)……!そ、それは…(ミヤコが使っていたスプーンを受け取り) 」
黒ウォズ「 (……!) これもまた……彼によって齎された、新たなる歴史だというのか。だとしたら、あまりにも……………いや、主観は止すとしよう。 」
ミヤコ「ヒロと食べたプリン…とっても…とっても…美味しかったの… ぜったい…忘れ…ないの……―――― (綺麗な赤い瞳がゆっくりと閉ざされていく最中、彼女の身体は淡い光に包まれ、さらに薄く染まっていく) 」
ミヤコ「 ――――― あ り が と う ―――――(静かに零した雫が地面にぽたりと落ちた時、彼女の身体は美しくも儚い光となって消滅する。蛍火の様に空中に浮かんだ光の粒子が、徐々に空へと飛翔していった) 」
ヒロ「………!!!!!!(消滅していったミヤコを見て)ミ…ヤ…コ…ちゃん…………!!!!う、うぅっ…うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(彼女の消滅に対し、言葉にならない叫びをあげる) 」
ヒガナ「…そん…な…(がくっと跪き、消滅してしまったミヤコの光を絶望した表情で見上げる) 」
仮面ライダーディケイド(ゴースト)「… ス … (ミヤコの消滅を確認し、ライドブッカーからカードを一枚引き抜く。そのカードを前方へ突きつけると、光の粒子がカードの表面に吸い込まれていった)―― 言ったはずだ、俺は「世界の破壊者」。全てを破壊する存在だと。…だがどうやら…お前を破壊するには" こ う し た 方 "が手っ取り早かったようだな。なあ―――――『特異点』? 」
ヒロの脳裏に、かつて出会った
アコールの声が反響する
懸命に戦い抜いても尚、いつかは守れない命に直面することになるでしょう。
「最愛の喪失」こそが貴方の時間を、心を、自我を蝕む。
――― もしも最悪の瞬間が永遠に続くというのなら、あなたはあなたでいられますか? ―――
仮面ライダーディケイド(ゴースト)「お前を破壊し、この世界のすべてを破壊し… 俺は新たな世界を創り出す。創造は破壊からしか生まれないからな。―――― お前の「物語」は、ここで終わりだ。 」
あなたは『特異点』として…いいえ、唯一人の『ヒロ』さんとして、すべてを救い出す『鍵』となる。
貴方の中にある『鍵』はいつか必ず誰かを救い出す。これまで貴方が失ったものも、貴方を失った貴方自身も。
出会った人との『キズナ』 絶望に抗う『キアイ』 抱き続ける『キボウ』 引き寄せる『キセキ』 貴方が渡り歩いた『キオク』…――― それらすべてが重なり合った時、貴方は『鍵』としてこの世界に目覚める。
『特異点・ヒロ』 ―――― "すべての世界に手を差し伸べる救世主"
―――― 貴方の物語は、ここから始まるんです ――――
――― カ ア ァ ァ … … ! ! (ヒロがしっかりと握りしめたミヤコのスプーンが突然光輝きだす。光は徐々に激しさを増し、みるみるとヒロ自身を包み込んだ。)
彼を包む光が消失すると…彼の右手にあったはずのスプーンは姿形を変えて彼のその手に握られていた。
「心」の強さが具現化した伝説の剣 ――― 『 キーブレード 』として。
ヒロ「俺はまた、守れなかった………(彼女の消滅に意気を失いかけたところ、脳裏によぎったアコールの言葉を胸に立ち上がる)…違う、俺が救うんだ。今まで失ったもの…これから失うだろうものをすべて…!!!!…それが、この鍵というわけだな…!!!!(キーブレードを見て)お前には破壊させやしない!!!俺が…お前をここで討つ!!!(キーブレードを構え、ディケイドめがけて駆け出す) 」
仮面ライダーディケイド(ゴースト)「それは…まさか…ッ……!!(ヒロが手にした『
キーブレード』に目を見張った) 」
ヒガナ「な…なにが起こったの…?それに、あれは一体…!?(
キーブレードを手にしたヒロに驚嘆する) 」
ヒロ「…(この剣…よくわからねぇが…俺の思ったように動かしてやるぜ!!)うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!(ディケイドに向けてブレードを振り下ろす) 」
黒ウォズ「 ………………………………フッ…… 」
黒ウォズ「 ―――祝え!! あらゆる犠牲を払い、 消滅と生誕をしろしめす時の勇者! 」
黒ウォズ「 その名も〝カオスライダー ヒロ〟! まさに、新たなる歴史の幕開け…その瞬間である! 」
仮面ライダーディケイド「ぐぁ…ッ…!!?(攻撃を受けた直後、強制的に変身解除されてしまう)馬鹿な…これほどの力…いつ開花した…ッ…!?(攻撃を受けた胸部を摩り、ヒロ…そして彼が握る『鍵』を睨みつける) 」
キーブレードから溢れんばかりの光が放出される。それは持ち主であるヒロの強い意志が呼び寄せた唯一の"光"―――
大切な仲間との『キズナ』、絶望から這い上がろうとする『キアイ』、抱き続けることを止めなかった『キボウ』、それらが引き寄せた『キセキ』… 今、彼によって、失った者(ミヤコ)の『キオク』が彼の中に刻まれた。
ヒロ「……皮肉だったな、お前が開花させたんだよ!!!(ディケイドの腹部めがけて刀を突きだす) 」
仮面ライダーディケイド「ぐふァ…ッ…!!(突き出された一撃に吹き飛び、地面へ転がり倒れる)…ッ……!お前は…(よろよろと立ち上がる)…お前は…何故立ち上がれる…?仲間を失っても尚、その喪失感に駆られることなく…何故前へ向かっていられる?死ぬことよりも恐ろしい絶望を… "お前はそうやって何度も何かを失ってきた"はずだぞ!! 」
ヒロ「心が折れない限り、俺は死なん!!いつかきっと…俺が守ることが出来たと胸を張れる者が現れるのを信じて、何度だって立ち上がり続ける!!!…貴様がどれだけ俺をぶっ壊そうとしても、俺は屈するつもりはない!!!(よろよろと立ち上がったディケイドに向けて刀を振り下ろす) 」
仮面ライダーディケイド「 (これが…『
特異点』が持つ真の力なのか…) なら…――― お前が守ろうとするものを、俺がすべてこの手で、「破壊」してやる…ッ!! 」
仮面ライダーディケイド「 ――― バ ッ ! (ヒロにカードを勢いよく突きつける) カ シ ャ ン ッ (カード装填)\FINAL ATTACK RIDE/ ガ チ ャ ン ッ (バックル回転) \DE DE DE DECADE(ディ ディ ディ ディケイド) !!/ ――― フンッ!!(空中に跳び上がった後、自身とヒロの間に10枚のホログラム状のカード型エネルギーが出現)――― はあああああああぁぁぁぁぁーーーッ!!!(そのままエネルギーを突き抜ける中、右足に金色のエネルギーを纏い、ヒロに自身の最強ライダーキック“ディメンションキック”を繰り出そうとする) 」
ヒロ「…!壊させねぇ、これ以上は!!!!(キックを繰り出した右足に向けて、足を切らんばかりの勢いでブレードを振り上げる) 」
黒ウォズ「 さすがの
門矢士も平常心ではいられまいか。本気を出した彼、はたまた本気に魅せられた彼……果たして輝かしい未来を掴み取るのは誰か……私は〝この先〟で待ち受けることにしよう。(愛用のマフラーを操り、自身を包んで消える) 」
―――― ド オ ォ ゥ ッ ! ! ! ――――(ヒロとディケイド、互いに繰り出された一撃が衝突し合う。その衝撃はフロア一帯に迸り、タワー全体が地響きを起こすほどに凄まじい影響を及ぼした)
仮面ライダーディケイド「 はああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーッ!!!!!!(黄金に輝く右足と、ヒロの黄金に輝く刃がぶつかり合う中、更に力を発揮し圧倒しようと試みるが…) 」
ヒロ「でやぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!(剣に力を込める) 」
仮面ライダーディケイド「 ――――!!?(ヒロの輝きが自身のそれを勝り、彼の底知れない力に逆転され、強烈な斬撃波と共に勢いよく吹き飛ばされた)―――― ぐァ…ッ……!!!( ド ゴ ォ ッ ! ! ! )(そのままフロアの壁を突き破り、タワーの最上階から奈落の底へ、その物語から消え失せる様に落ちていった―――) 」
ヒロ「……!!(ディケイドが落ちて行ったのを見て)やった…のか…? 」
ヒガナ「すごい…っ…!ヒロに、あんな力があったなんてね………!(驚嘆していたところ、彼が勝利を掴んだことを確信し近寄っていく)…やったね…ヒロ。…ミヤコのことは…なんていうか… とても悲しいけれど…(伏し目がちになったところ、再びヒロと顔を合わせる)彼女の意志は、君の「心」の中に受け継がれたんじゃないかって…思う。だからきっと、その「鍵」が、ヒロ…君の手に現れたんじゃないかな。(彼を勇気づける様に、にっとはにかんだ笑顔を見せる) 」
ヒロ「あっ、ヒガナちゃん…!(近寄ってきたヒガナに気づき)……確かに、彼女のスプーンが、俺に力をくれた…最後に、感謝してくれた…(
キーブレードを見つめ)………俺の心の中で、生きてくれるよな?(ブレードに向けて語り掛けるようにつぶやく) 」
ヒガナ「ミヤコは…君と共にいる。それは私にも感じられるよ。(彼が持つ
キーブレード、その剣から零れる穏やかな光に、そう確信する)…さ、行こう…!団員たちからアジトの場所を突き止めたんだ。"大災厄の予言"を回避しないと、もっとたくさんのものを失うことになる。君が君自身の本当の力に目覚めたのなら、きっとどんなことだって乗り越えられる…!だから、急ごう!君が守ることが出来たと胸を張れる人に出会うためにも、ね♪ 」
ヒロ「…あぁ、行こう!どんな事にも負けない、その日がくるまで…そう誓ったんだ! 」
― ナナシマ・7のしま・トレーナータワー・最上階 ―
ヒ ュ ォ ォ ォ ォ … (激闘が繰り広げられた痕跡が残る無人の塔の最上フロア。灰色の床上に瓦礫が散乱する中、一枚のカードが砂塵に塗(まみ)れてそこに落ちていた)
コツ…コツ……―――― ス … (誰もいないはずの空間に足音が響く。男は、その「MIYAKO」と刻まれたカードを拾い上げた)
海東大樹「やはり狙った通り…進行した『この世界』の先にまだ隠されていたとはね。(一瞥を与えたカードを懐へしまい、大きな穴が開いた外壁から見える景色を俯瞰する) 僕に黙ってあんな素晴らしい『鍵』を… ズルいよ。けど…―――」
海東大樹「この世界の"お宝"を…――― ク ル ル ル ッ ! (ネオディエンドライバーをクルクル回しながら肩へそっと乗せる) 一人占めにはさせないよ――― 『士』。(謎めいた薄い笑みを浮かべた男は白いコートを靡かせながら踵を返し、その奥へと姿を消した)」
最終更新:2021年01月27日 21:38