― ナナシマ・1のしま・ともしびやま ―
ロケット団したっぱ「この先の山頂に、伝説のポケモンがいるらしいな…行くぞお前ら!すべてのポケモンを、我ら
ロケット団のものにするためになぁ! 」
モララー「伝説ってなんだ…?黄〇伝説でマヨだけで生き延びたポケモンとかいんのかな?(虫取り網を肩に登山する) 」
アヒャ「アーーーヒャッヒャッヒャッ!冗談はマヨだけにしてくれwwww きっとケチャだけで一か月耐え忍んだ野郎に違いないッヒャ!!(麦わら帽子を被ってうきうきと登山している) 」
モナー「たぶんそういう伝説は関係ないようなモナ…聞くところによると、とんでもなくつよ~いポケモンらしいモナ。捕まえたら…それこそ最強のポケモントレーナーになれるモナ…! 」
ギコ「つーことは…?そいつをとっ捕まえたら俺様もニコ〇ンを超えられるかゴルァ!? 」
モナー「それも関係ないと思うモナ。だけど、幹部昇格を目指せるかもしれないモナね。 」
弟者「聞いたか兄者、俺たちも捕獲作戦に乗り出す。 」
兄者「OK、ブラクr…ボールと回復薬ゲット。手持ちがいなくても、他の奴らが何とかしてくれる間に強行突破でどさくさに紛れてキャッチしてフィニッシュだ。こういう作戦だろ、あいよ。 」
バズーカプリム「見えたぞ!きっとあいつが、伝説のポケモンに違いない…!!(山頂を指さす) 」
Lv.51でにらみつけるを覚える伝説(笑)の鳥ポケモン・ファイヤー「人間どもよ、我が住処に何用だ…?(山頂に佇む伝説(笑)のポケモンが、視界に現れた
ロケット団員たちを見下している) 」
ギコ「ギェェェェエエエエエエ!!!!しゃ、しゃべったああああああああ!!!!! 」
モララー「そんなこと言ってたらおめぇ…俺たちだってよ…(自分たちのことを見つめながら失笑する) 」
モナー「
モララーが至極真っ当な事を言っているモナ!明日は隕石が降るモナ!(※フラグ) 」
アヒャ「アヒャヒャヒャッ!!フラグを立てるのはやめるおおおおおおおぉぉぉ????? 」
Lv.51でにらみつけるを覚える伝説(笑)の鳥ポケモン・ファイヤー「人間どもは信用ならん!ただちにこの世から消し去ってしまえ!!! 」
ポッポ『 ポッ! (たくさんの色のたくさんのポッポが火山のマグマ溜まりの上で飛び跳ねている)』 」
松岡修造「 も っ と 熱 く な れ よ ! ! (火山の山頂辺りで) 」
モララー「あんなとこで爆発したらどうなるんだ?(ハナホジー) 」
モナー「間違いなく火山が噴火するモナ。いや、噴火どころじゃなくなってこの島もろともマグマに飲み込まれるかもしれないモナね。(悟りを開いた顔) 」
花京院典明「やはり噴火か……いつ爆発する?私も同行する。 」
マルマイン「 マ ル マ 院 」
ギコ「やめろぉあッ!!!(マルマインを山頂から蹴り飛ばす)じょおおおおおおおおおだんじゃないわよおおおおおおおん!!!!!!!こんなところまできて命をおじゃんにするのは勘弁だゴルァ!!!伝説のポケモンとか知ったことじゃねえ!!!避難するゴルァ…… 」
ベジータ「あれが伝説の超ポケモン…!!勝てるわけがない!逃げるんだぁ…… 」
ブロリー「―――――――――――― ど こ へ 行 く ん だ ぁ ? (避難しようとしたギコ猫の前に立ち塞がる) 」
フサギコ「爆発、噴火……火山灰や地形の変化も考えるともうこの辺り滅茶苦茶になるんじゃ……大惨事だから!!! 」
パラガス「ははははは~!!いいぞ!今のお前のパワーでナナシマをこの世から消し去ってしまえー!!(モンスターボール型のポッド内からファイヤーに命令) 」
ギコ猫「 ヒ ィ ッ お、俺たちサボってねえぞ!…あ!あいつ(ベジータを指す)サボってるぞ!!(ベジータに擦り付ける) 」
ベジータ「 ダ ァ ニ ィ ! ? 」
ロケット団教官・アンゴル「サボるんじゃない!!!ビシッ、バシンッ ! ! !(ベジータとついでにギコ猫に鞭打ち) 」
ベジータ「ニャメロン!!やめてぇ…(´;ω;`)ブワッ 」
ブロリー「キュピィーーーン……!! ダ ッ ダ ッ ダ ッ ダ ッ ダ ッ ダ ッ (ベジータに向かって一目散に走り出す) 」
ベジータ「もう頭にきた!!!!こうなったらもう容赦はせん!!!俺は今から全力で――――逃げるんだぁ… ふ お ぉ っ ! ? ( ヒ ュ ーーーーー ン )(岩盤の刑に処される) 」
ギコ「ギコハニャアンッ!(ギコは倒れてしまった! ▽) 」
デデ----------------ン!!
フサギコ「別ベクトルで大惨事だから… 」
アテナ「お~~~~ほっほっほっほ!何をもたついているの!?早くあの伝説ポケモンを捕らえなさい!さもなくば、ここからマグマへ蹴り落とすわよ!!(開いた扇子を口元にあてて高笑い) 」
スバル「 だ が 断 る ! ( ド ン ッ )(
ロケット団たちの前に立ちふさがる) 」
ロケット団したっぱ「なにっ…!?お前は確か、新入りの…なぜ俺たちの任務の邪魔をする!?どけぇ!! 」
スバル「ソケット団?マスケット団?なんだったかもう忘れちまったが… ちょっくらきょ興味が湧いて入団してみたはものの、確かに愉快な奴らばかりで楽しかったがよ…無抵抗の動物や村人を襲って虐待・強奪なんて、やっていいことと悪いことがある。見た目通り、ブラックな会社だったと知って幻滅だ。だから俺は抜けさせてもらうぜ。いいよな、レム? 」
レム「レムは初めから忠告してましたけどね。(ぼそっ)はい、レムはスバル君が望むとおりに付き添います。ですので、私も本日付けで脱退させていただきます。短い間でしたが、お世話になりました。(ぺこりとお辞儀する) 」
その頃…4のしまでは…
― ナナシマ・4のしま・いてだきのどうくつ ―
ランス「(内部が氷で覆われた洞窟内。多くの下っ端たちを引き連れポケモンたちを追い詰めたものの、彼らをかばうように目の前に立つ人物に鋭い眼光を剥きだしている)……「
ロケット団を抜ける」、と? 」
ニッキー「フルフル…だって、この子たちがかわいそう…!何もしていないのに虐めて、傷つけて…こんなことって、ひどいよ…もうやめたげてよぉ!ニッキー、そんなことのために
ロケット団に入ったわけじゃないもん!(恐怖で怯えながらも、その背後でもっと怖がっているポケモンたちを庇うように、
ランスと対立している) 」
しわしわピカチュウ「(ニッキーの傍で怯えている) 」
アテナ「私たち
ロケット団を裏切るのね。愚かな子たち…まだまだ希望に満ち溢れているというのに、その未来を、
ロケット団のために捧げないなんて。これはお仕置きが必要かしらね?(モンスターボールを取り出す) 」
ランス「我々に歯向かう者、そして我々を裏切る者には容赦はしません。あの村人たちのように、痛い目にあってもらいますよ?(モンスターボールを引き抜く) 」
我妻善逸「噴火とか何とか物騒な単語聞こえるけどなんなんだよぉこれ……ていうか珍妙な動物かなんか多すぎない?鈴なりでムツゴローも仰天珍獣の畑だよ、バーゲンセールだよ。ていうか炭次郎どこ行ったんだよぉ~~助けてくれぇ~~誰でもいいからかわいそうなぜんいつくんを助けてくれぇ~~可哀想で善逸くん一人じゃぜんいつくん助けられねぇよ~~情けねえよ俺はぁ~~(しわしわピカチュウの横でウサギのように震えている) 」
たてがみの生えた小さなねずみ「テッテッテッテッテッテッ(どこからか我妻善逸の足元へ駆けてくる) 」
バル艦長「ひえええええ!!時給2000円だって聞いたのにタイムカードも勤怠も押されていないから実質タダ働きじゃねえかふざけやがってよおおおおぉぉ~~~!!おおおん、おおんっ!俺も抜けてやるわこんなところ!! 」
水平ワドルディ「や、やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!
ロケット団!!!絶対に(私のスマホに手を)出すんじゃねええええええええええええっ!!!あぶねーよ!!!うわあああああああああああああああああああああああんっ!!!誰か・・・・・誰か私のコッコロを助けてくれええええええええええええええええええええええええええっっ!!!スマホを人質に取られて…私一人だけじゃ助けられねえよおおおおおおおおおおおおおっ!!!力不足で情けねぇよ私は!!誰か助けてくれええええええええええええええええっ!!!(隣の5の島でキュケオーンを作っている美人のお姉さんに全て聞こえるぐらい、大声で叫んだ) 」
ロケット団したっぱ「大変です!新人の団員たちの不満が爆発し…次々と脱退希望者が続出…!! 」
たてがみの生えた小さなねずみ「クンクン、クンクン……テッテッテッテッテッテッ タッタッタッタッタッタッ(そして我妻善逸のにおいを嗅ぎ取った後、我妻善逸の周りをタッタカ走り回り、何周かするとどこかへ走っていく) 」
善逸
一等兵「>> ! (汚い高音)<< その頼れないけど縋りたい足音はちゅんt……… ……。え、なにこれネズミ…?ネズミがなんか未来なオシャレしてる、こわ……こわ!? うん!タイムカードとか何とかよく分からないけどとりあえず鬼滅隊でもそんな酷い職場じゃないからね!肋骨折れてても鬼斬りに行かされるけど!うんやめようかその職場!あとその被り物!!涙出るとかどんなカラクリ仕込んでるのその鳥の面!!?芸細かすぎか!!え、生身……? 鬼じゃん!!いや鬼の音しないけど人間じゃないじゃん!なにそれこわ!? 」
syamu_game「せっかく
ロケット団に入ったのに彼女できないだで…こんな組織ぶっ壊してやるだで… 」
スバル「上等だ…!てめぇらの悪事、この俺ナツキ・スバルが成敗してやる…!(果敢にもどっしりと身構える) 」
はらぺこあおむし「(退職届のアルバイトをしている) 」
ラフレシア(デルタ種・こおり)「ラフ~!(
アテナのボールから召喚され、凍り付いた花弁をまき散らす) 」
エアームド(デルタ種・ドラゴン)「ギギィンッ!(
ランスのボールから召喚され、耳を劈くほどの金属音を鳴らしながらニッキーたちに襲い掛かる) 」
syamu_game「ディグダで迎え撃つだで!(ディグダを繰り出す) 」
ガヴリール「い、いやー聞いてくれよー、なぁ……さ、最初っから、んーなこったろーと思ってたし!あ、あえて!あえて入ったんだ!……くそぉ…… 」
龍核を患った巴流善逸くん「いやどっか行くんかーい!行くんかーい!!俺だって走り去りたいよ!!恐怖に負けず走り去りたいよ!!今日の赴くままに恐怖を振り切って走りたいよ自分でなに言ってるかわかんなくなってきた!!ってぎゃー!かすがいがらすが懐かしくなってきた!!切れるよねあれ!絶対に当たったら切れるやつだよね!!飛んでるのずるくない!?意味わかんなくない!? っていうか何でこのあいこん!?縁起悪くない!?次回善逸くん死す!じゃないよやかましいわ!! 」
エイト「―――――――――! 人の声………こっちか!(小さなねずみが走り去ってから間もなく、1人の少年が駆けつけてくる) 」
デッドプール「 ┣¨ ォン!!!!! (突如、落雷がニッキーたちの前に直撃しエアームドの進行を遮ろうとする。土煙が晴れるとそこには)
閲覧者を増やしにきた男!デッドップール!!("奴"がいた。ほとんどエアームドの斬撃を首に受け切断された首がすでにずれ始めている状態で仁王立ちしていた) 」
ランス「反乱分子はすべて排除します!あなたたちもいきなさい! 」
ニッキー「わっ、わっ……!……?……!!(エアームドや雷の音に怯えて目を伏せる。恐る恐る顔を上げると、そこに現れた英雄(?)の後ろ姿にわぁと驚嘆する)助けてくれたの…?ありがとう♪ 」
スバル「くそッ…あの数相手だと分が悪すぎるな…!レム、下がってろ!俺が何とかするから、お前はあのポケモンたちを連れて下山しろ! 」
レム「でもっ………!……わかりました。レムは、スバル君を信じます。どうか、お気をつけて…(スバルの実を気にかけながらも、
ロケット団に囚われたポケモンたちと共に火山を下山し始める) 」
デッドプール「いいんだZE。作画変えたら俺好みそうなそうでないようなあれ?なんか若すぎなイ?みたいなおじょうちゃn >> 南 無 阿 弥 陀 仏 !! << (なんということだ!完全に首が切断され頭は床の上に冷たく横たわってしまった!)うーん……見え!!ないわこのアングルなのに。おーい、誰か拾ってくれー 」
巴流善逸「 >> 死 << (デップーの壮絶な最後を見届け泡を吹いて失神する) 」
――――― “火拳”ッ!!!(その時、氷結の洞窟に燃え盛る火柱が凍てつく空間を貫き、
ロケット団員のポケモンとエアームドを焼き尽くした)
エイト「はっ……!お前達か、村の人達を襲っていたのは……!(
ロケット団の前に立ちはだかる) 」
サボ「クルンクルンクルン…――――よっ。大丈夫か?(鉄パイプを鮮やかに振り回しながら灰燼の地面を渡り歩き、足元に転がるデッドプールの顔面を片手で拾い上げる)間一髪、だったかな。(はははとはにかみながら彼の頭を首にくっつける)さて、ようやく探し出したぜ…幹部の一人を。(シルクハットの鍔を摘まみ上げ、
ランスと対峙) 」
アテナ「いい根性してるわね坊や。だけど、あなたひとりで私たちを止められると思っているのかしら……?おやん、なかなかいい男ね。あなたも
ロケット団に入ってみないかしら?(参戦したエイトに艶っぽい表情で誘う) 」
デッドプール「 !! この炎ッ!お前は……まさかお前はクソダサヒーローネームランキング堂々一位!ファイア・フィスt……ってあれ、なんかイケメンになってない?ラッセルお前ぽっちゃり通り越してデブのガキだったじゃん。えっ、別人?革命軍? そうなんだ、ジャポンの炎使いってイケメン多いな。性格もイケメンだ、どうもありがとう(拾い上げられたので自力でサボの掌の上を転がり倒れてる胴体の首の付け根に落下しドッキング)ッフー!元気百倍!!アンパンマソ!!(完全復活)いや出番が欲しいから、きただけなんだけど参ったな。俺ちゃんジャパンの工作員はショッカーしか知らないぞ 」
ウラタロス「はぁはぁ…あの青く美しいレディ(レムのこと)を追ってここまで登ってきたけど…どうやら入れ違いになったようだね、残念。(とぼとぼとスバルのもとへ歩み寄る)君、あの子のために自分を犠牲にしようとしてたでしょ?紳士だね…だけど、成すすべがないんじゃあ、紳士と呼ぶには、まだまだひよっこ、かな?(からかうようにスバルを笑う) 」
エイト「…きみが相手か。まあ、誰が相手でも構わないけど………一匹残らず、駆逐してやる!(剣を構え、
アテナに)(CV-梶裕貴) 」
エレン「駆"逐"し"て"や"る"ぅ"(ガタッ) 」
アテナ「あなたも私たちの邪魔をするのね…いいわ、まとめて相手してあげる。ラフレシア、“ふぶき”よ! 」
ゲスミン「 ドゴァッ (エレンの顔面に無言の正拳突き) 」
ラフレシア(デルタ種・こおり)「 ビ ュ オ ワ ア ア ァ ッ ! ! (跳躍後に空中で舞い上がると、全身から凍てつく吹雪を巻き起こし、対峙する戦士たちを凍てつかせ、そして吹き飛ばそうとする) 」
エアームド(デルタ種・ドラゴン)「ドシャアァンッ ! ! (サボの火炎が直撃したことにより、一撃で戦闘不能に陥る) 」
ニッキー「あなたも助けてくれるの…?お願い!この子たちを助けてあげて! 」
エイト「むっ、それなら……… …〝ベギラゴン〟!(ふぶきに対してベギラゴンを唱え、灼熱の炎を巻き起こす) 」
スバル「お前は…さっき船で出会った青い鬼…!?う、うるせえ…!これから考えるんだよ!……けど、確かに今の俺じゃ無力だ……勇者になれたらって、なれるもんなら…なってみてぇよ、俺も…(悔しそうに拳を握りしめ、隣で勇ましく身構えるエイトを見つめる) 」
ランス「私のエアームドが一撃で…っ…?あなたは…もしや、「革命軍」…!?以前から我々
ロケット団を嗅ぎつけていたと耳にしていましたが…とうとう私の前に姿を現しましたか。ならば手加減は致しません。あなたもここで始末します!(ボールを投げる) 」
デッドプール「芸人魂すごいなこの職場。俺ちゃんじゃなきゃその真心見逃しちゃうね。敵の機体にも答える、これがおもてなしの心ってやつか。なれ俺ちゃんも答えよう……(瞬間、デップーを囲む空気が凍てつき、冷や汗を噴き出させるほどの殺気を纏う。彼の腰には、ライダーベルトが巻かれていた)OMOTENASHIの!心でッッ!!\カメンライドゥゥゥ/\MARVEL/\ピロリーンギュインギュインギュイーン/(瞬間、彼が取り出したのは一枚のカード。鉄の男の絵柄が彫り込まれたカードをベルトのバックルに挿入し……) 変 身 !! 」
アブソル(デルタ種・いわ)「クォンッ!(
ランスのボールから出てくるや否や、かまいたちを発生させサボとデッドプールに解き放つ) 」
ラフレシア(デルタ種・こおり)「ラフッ…!?……トサァ…! (灼熱の炎に吹雪を溶かされ、そのまま炎の渦が直撃し、相性の悪さで一撃で戦闘不能になる) 」
仮面ライダーマーベル「\ IRON MAN /(クソやかましい電子音) 私 が 仮 面 ラ イ ダ ー ア イ ロ ン マ ン だ (ベルトのバックルがラピュタ王を消し去る光を放ち、それが治ると明らかに仮面ライダーではない仮面ライダーと言い張るデップーの姿があった)こいよベネット(仮名)次のポケモンを出してこい 」
仮面ライダーアイロン「 ブッピガァーンッッ (サボ達の前に仁王立ちしATフィールド的SEを発してかまいたちを鋼鉄の身体で受けきる)無駄ァ!! とか言いながら中の俺ちゃんの体真っ二つにだけてるんだが。ねえこれどゆこと?欠陥品? 」
ウラタロス「フッ…(そんなスバルの様子を静かに伺い、やれやれと肩をすくめる)ならば君のその「願い」、僕が叶えてあげよう。そのために君が払うべき代償はたった一つ――――(全身が青い光に包まれ、スバルに纏うように彼の体へと入り込む) 」
―――― カ シ ャ ン ッ ! ! (スバルの腰元に光から生成されたベルト「デンオウベルト」が巻き付かれ、彼の右手にはいつのまにか「ライダーパス」が握りしめられていた)
アテナ「あら、やるじゃない。それじゃあ、私のとっておきを出して…あ・げ・る♡(ボールを投げる) 」
エイト『 エイトは ラフレシア・改をたおした。 ○○○○の経験値を獲得。 テレレレッテッテッテー♪(レベルアップ音) エイトのレベルがあがった! いさましさが1あがった(とくにいみがない)』
ジュペッタ(デルタ種・かくとう)「ジュペペペッ!(
アテナのボールから出現し、スバルとエイトにシャドーボールを連発する) 」
スバル「願いって…ぬおわぁっ!??(光となって消えたウラタロスに、唐突に出現したベルト、そして握りしめられたパスに何度も衝撃を味わう)……よくわかんねえが…なんとなくわかるぜ。俺がやりたいこと…やるべきこと……それは…―――――(パスをベルト中央部のターミナルバックルにスキャンさせる)―――― 変身!! 」
スバル→仮面ライダー電王(ロッドフォーム)「\ロッドフォーム !/ ガチャンガチャンガチャ ――― キュピーンッ ! ! (仮面ライダー『電王』に変身)…ふぅ…―――― 君、僕に釣られてみる?(腰元のデンガッシャーを組み合わせ、ロッドモードに変形させて、
アテナとジュペッタに突き付ける) 」
エイト「まだ来るのか…! ……!(これなら………)――――――――〝ギガスラッシュ〟!!(連発されたシャドーボールに剣を構え、雷撃を帯びた激しい一閃) 」
サボ「…お安い御用さ、お嬢さん。(すれ違いざまに彼女の頭にポンと優しく手を置いたあと、かまいたちを鉄パイプでいなし、アイロンと肩を並べ)じゃ、共同戦線と行こうか。(片手で龍の爪を模り、今にも切り裂こうとせん態勢でアブソルに接近する)龍の―――――“鉤爪”!!(アブソルに強力な掌底を叩き込んだ) 」
スバル「どああああああ!?!?!?!?な、なんじゃこりゃああああああ!!!???(電王の精神世界で、変身した自分の姿に仰天する)すげぇ…これなんてまるで、正義のヒーローじゃねえkどあああっ!?あぶねぇ!!(電王としてシャドーボールを回避する) 」
仮面ライダー電王(ロッドフォーム)「おっとと…勝手に動かれると困るよ。君は僕に釣られていれば、それでいい…!!(獲物を振り回し、エイトに合わせてジュペッタに斬撃を振るう) 」
アブソル&ジュペッタ「―――!!(それぞれが攻撃を受け、吹き飛ばされる) 」
アテナ「ふぅん…もったいないわねぇ…せっかくの強さを悪いことに使わないなんて。私が生意気な貴方たちに教えて差し上げるわ…
ロケット団に刃向かうとどうなるかってことを! バ ッ ! (左耳のイアリング、その中に埋め込まれたキーストーンが輝きだす) 」
ランス「ほう…私をこれほどまでに追い詰めるとは…!いいでしょう、お望み通り……
ロケット団幹部の怒りを見せて差し上げますよ!(右手の人差し指嵌められた指輪に埋め込まれたキーストーンが輝きだす) 」
アブソル&ジュペッタ→メガアブソル(デルタ種・いわ)&メガジュペッタ(デルタ種・かくとう)『(それぞれが持つメガストーンが
ランスと
アテナのキーストーンに反応し輝きだす)キュラキュラキュラ―――― ズ ギ ャア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! (全身に包まれた神々しい結晶体が破裂すると、双方共にメガシンカを果たした姿で現出する)』
サボ「進化した…!?悪魔の実の能力か…?いや、少し違うような気もするが…まあいい。(鉄パイプを振り回した維持するメガアブソルに余裕の笑みを浮かべながら身構える) 」
仮面ライダーマーベル「~あらすじ~ アイアンスーツの中でかまいたちに両断された俺はそのままアイアンスーウという名ばかりの棺桶の中で動けずにいたのであった。泣くな少年よ、痛みの数だけ人は強くなるぞ 」
仮面ライダー電王(ロッド)「どあぁっ!?な、なんだ…!?姿が変わった…!? おいおい、落ち着きたまえ少年。あれはただの可愛らしい人形さんだ。 いや、そうかもだけどさぁ…(メガジュペッタを前にスバルとウラタロスが精神世界で会話している) 」
メガジュペッタ(デルタ種・かくとう)「―――ジュペッ!!(“こうそくいどう”から急接近し、エイトと電王に大地を砕く“かわらわり”を繰り出そうとする) 」
エイト「何…!(身構える) 」
メガアブソル(デルタ種・いわ)「――― クォンッ!!(サボとデッドプールに目掛け、口内より“シャドーボール”を何発も発射する) 」
仮面ライダー電王(ロッド)「どあああぁぁぁ~~~!!?(メガジュペッタの攻撃を間一髪回避する)おやおやこれは…見かけによらず強烈なパワーだね… 感心してる場合かよ!まともに喰らったら死んでるわ!!!くそッ…ちっこいくせになんて奴だ…(武器を構えながら立ち上がる) 」
ニッキー「キャー!!(ポケモンたちを庇いながら状況を見守る中、戦闘の衝撃に慄く) 」
エイト「は…っ!――――――――〝だいぼうぎょ〟!(格闘スキル11の特技『大ぼうぎょ』の構えで自らのダメージを軽減させる) 」
ジャン「俺は元
ロケット団雑用!ジャン・キルシュタインです!ニキティーを泣かせる奴はこの俺が許さねえ!!!ンニキティーは俺が守る!!!!!っはははははは!!!! 」
ヌマクロー「(ジャンに無言のロケットずつき) 」
サボ「っと…キィンッ ! カキャアァンッ ! !(鉄パイプを鮮やかに振り回しながらシャドーボールをいなしていく)罪もない動物や人々を傷つけようとするのは感心しないな。(シルクハットの内側で、初めて敵意の眼差しを剥きだす) 」
メガジュペッタ(デルタ種・かくとう)「ジュッ―――ペェッ!!(隙を見せたエイトに“10まんボルト”を解き放ち…)―――ンペェッ!!(その後電王に向けて接近し、“かみなりパンチ”を見舞う) 」
モララー「よしっ!俺たちもどさくさに紛れてこの会社を抜けるぞ!(リュックサックにマヨネーズとマヨネーズ、あとマヨネーズに、ついでにマヨネーズ、さいごにマヨネーズを詰められるだけ詰める) 」
アヒャ「先生!ケチャップはおやつに入りますか?? 」
エイト「ぐっ…ぐあぁっ!(大ぼうぎょの解けた時に10まんボルトに襲われ倒れる) 」
ギコ「うるせえゴルァ!!今はそんなことどうでもいいんだよ!! 」
仮面ライダー電王(ロッドフォーム)「しまった――― がはぁ…ッ…!!(かみなりパンチが腹部にクリーンヒットし、強烈な痛みと痺れに崩れ倒れる)はぁ…はぁ…いっ…てぇ…ッ……!(腹部を押さえつけながら立ち上がろうと試みるが、そのたびに何度も地面に叩きつけられえるように倒れこむ) 」
メガアブソル(デルタ種・いわ)「クォォオオンッ!!!(天井にむけてかまいたちを放つと、サボたちの頭上から氷岩が雪崩落ちる“がんせきふうじ”が襲い掛かった) 」
サボ「――――!(不味い…!!)(天井からの雪崩に、思わず背後にいたニッキーやポケモンたちのもとへ一目散に駆け出して彼女たちを庇うと、雪崩の中に埋もれてしまう) 」
モナー「伝説のポケモンや組織の幹部たちを怒らせてしまったモナ…もうモナーたちはおしまいモナ…orz 」
アテナ「ほ~~~ほっほっほっ!無様ねぇ!さっきの威勢は虚勢だったかしら?坊やたちには少々過ぎたお仕置きだったみたいだけど…仕方ないわよね。私たちに逆らうと、そうなるのですもの…!(扇子を口元にあて、倒れ伏すエイトと電王二人を高らかに嘲笑する) 」
ニッキー「あっ…!!(氷に埋もれたサボに絶句)そんな…お兄さん……!! 」
エイト「……なんて、ね。なんの、これしき……!(再び勇ましく立ち上がり身構え)これなら………これだっ!(ブーメランを取り出し、ジュペッタを狙い)――――――――〝パワフルスロー〟!(ブーメランスキル18の特技。力強いブーメランの一撃) 」
ランス「警察であろうと、革命軍であろうと…我ら
ロケット団の前に敵はいない。さて…(ニッキーが庇うポケモンたちのもとへ歩み寄る)すべてのポケモンは、我々
ロケット団のもの!!そしてその強大な力を得た我らが、この世界を掌握するのです!ハ、ハハハハ!!! 」
アテナ「人はみな、強大な力に恐れ、従う…!力こそがすべて…!この世で最も力を持つ組織…それこそが私たち
ロケット団!ひとびとはみな、私たちにひれ伏すのよ!うふふふ…あっはははは――――なんですって!?(エイトの反撃に目を丸くする) 」
スバル「(…逃げたい、けど逃げられない。泣きたい、けど泣いてられない。敵がヤバい、けど負けたくない。だから…戦う…!頭が悪いのも、全部わかってるけど戦ってやる。あいつらが間違ってる。俺の好きな人たちに、泣きそうな顔させるあいつらが間違ってる。…だから、戦う… …!) 」
仮面ライダー電王(ロッド)「俺は…――――― 戦う!!(よろよろとふらつきながらもしっかりと地に足を付けて立ち上がる)俺の帰りを待ってくれてる人がいる…!こんなとこで、くたばってたまるくぁぁぁあああ!!!(長柄を勇ましく掲げ、メガジュペッタに向かって振り下ろして反撃する) 」
―――― 炎戒・“火柱”ッ!!( ボ グ ゥ オ オ オ オ ォ ォ オ ン ッ ! ! ! )(山積みに雪崩落ちた氷が突如発熱し、その山を打ち砕くかの如く凄まじい火柱が舞い上がり、凍てつく洞窟に熱風が迸った)
サボ「ボボボォ…ッ… ! ! (火花が飛び交う空間の中、埋もれたはずの氷から姿を現す)…感謝するぜ。今の衝撃で、なんか忘れかけていたことを、少しだけ思い出せた気がするんだ。 」
ランス「なに…ッ…!?(仕留めたはずのサボの復帰に驚愕を露わにする) 」
アテナ「まだ歯向かうつもりのようね。いいわ。それなら、骨の髄まで砕いてあげるわぁん!メガジュペッタ、“インファイト”!! 」
メガジュペッタ(デルタ種・かくとう)「ジュペッ…!!(エイトが放つブーメランが顔面に直撃し、吹き飛ぶ)…グゥ…ジュペペペペッ!!(ドドドドッ ! ! !)(態勢を整え、二人に向けて強烈な殴打を何度も叩き込む技“インファイト”を炸裂させようとする) 」
ニッキー「わっ……!?あっ、お兄さん…!(よかった…無事だったんだね…!)(サボの復帰にほっと胸を撫で下ろす) 」
サボ「…俺はどこかで大切なものを守り損ねた…そんな記憶がある…(脳内に、顔が映らない「兄弟」の姿が過る)…だからこそ俺は…今この手に届くものを守り抜きたい。この"炎"が、そのために開花した力なら…!(発火した拳に視線を落とし瞳を閉ざす) 」
―――――― 行くぜ、「サボ」 ――――――(サボの脳裏に、「兄弟」の笑みが浮かび上がった)
エイト「――――――――〝ばくれつけん〟!(メガジュペッタのインファイトに対応するように格闘スキル70の特技『ばくれつけん』にて拳を連続で繰り出す) 」
ランス「こんどこそ確実に始末する…!“ストーンエッジ”です!! 」
メガアブソル(デルタ種・いわ)「ゴゴゴゴ…ッ… ! ド ァ ッ ! ! (いくつもの氷岩を浮遊させ、サボたちに向けて解き放つ“ストーンエッジ”を繰り出す) 」
仮面ライダー電王(ロッド)「ぐッ…ふぐゥ……!!(無数の乱打が襲い掛かる中、その猛攻を押しのける勢いで一歩踏み込んだ) \フルチャージ !/(ライダーパスをドライバーにスキャンした後、青いエネルギーが長柄型の武器に纏われる)ふんッ……はッ!(獲物を振り回し、メガジュペッタにめがけ投擲し突き刺すと、「オーラキャスト」という網に変化させて拘束する)――― でぃぃぃいいやあぁッ!!!(跳躍後、身動きが取れないメガジュペッタに、強烈な“デンライダーキック”をエイトの一撃に合わせて叩き込んだ) 」
サボ「シュボッ…ボボボァアッ… ! ! ! シュバッ ! ! (全身が発火。下半身を火炎そのものに変化させ、空中へと舞い上がる) ――― うおおおおおおぉぉぉぉーーーッ!!!(全身から燃え盛る炎は竜の如き熱気を帯び、己を火竜と成す) 燃える竜爪拳――― “ 「 紅 煉 」 竜 牙 ”!!!(火竜の強大な牙がメガアブソルごと
ランスに食らいつき、灼熱の荒波が彼らを焼き尽くし、吹き飛ばした) 」
メガジュペッタ(デルタ種・かくとう)「ジュペペペペッ!!(エイトの乱打と拮抗し、凄まじい殴り合いとなるが―――)――――ジュペガァァッ!!!(電王のライダーキック、そしてエイトの猛攻に押しのけられ、二人の一撃が炸裂。大きく吹き飛ばされてしまい、持ち主の
アテナのもとへと突撃してしまった) 」
メガアブソル(デルタ種・いわ)「クオオォォォンッ…!!!(尋常ならぬ灼熱の荒波に呑まれ、
ランスと共に洞窟の崖下へと吹き飛ばされた) 」
アテナ「そんな…ッ…!?私の自慢の、最強のポケモンが……ヒッ!?ぎゃっ!!いやあああぁぁぁぁぁあああ~~~~~~~~~………――――――(吹き飛ばされたメガジュペッタにぶつかり、ともに火山の中へと落下していった) 」
ランス「こんなことが…ッ……!?我々
ロケット団の研究の成果が…野望が……ぐあぁッ!!うおおおおぉぉぉぉ……―――――(メガアブソルと共に暗く冷たい奈落の底へと転落していった) 」
エイト「ふぅ…… あっ…!(火山の中へ落下していってしまった
アテナすらも案じた様子で火山を覗き込む) 」
スバル「(変身解除後、どっとなだれ込んできた疲労に転がり倒れる)……っだぁーーーーーッ!!!勝ったああああぁぁぁ~~~~~~!!!(仰向けに倒れたまま両腕を掲げ、勝利の喜びを噛み締める)ありがとな…青い鬼に…えっと…(エイトに話しかけようとする) 」
Lv.51でにらみつけるを覚える伝説(笑)の鳥ポケモン・ファイヤー「……人間たちよ。今の戦い、しかとこの目に焼き付けたぞ。お前たちの熱い意志が、我に眠る火の意志に呼応し、そして呼び覚ました。お前たちのような人間にこそ、この世界を託して行ける。さらばだ…―――――(そして伝説のポケモンは、彼らを見つめながら飛び去って行った) 」
エイト「……………。(エイトは かなしい顔で 火山の中を見つめつづけた。▽) ……!あ…あぁ……何とかなって、よかった。(スバルに) 」
ウラタロス「(電王の変身解除に伴いスバルの体内から姿を現す)…ウラタロス、それが僕の名前さ。まったく、君の戦い方は危なっかしくて一時はどうなるかと思ったよ。けど……いや、なんでもない。(スバルに一瞥を与えた後、そっぽを向くように火山山頂から見える景色に視線を落とした)……(彼を見ていると、何となく君のことを思い出すよ……ねっ、「良太郎」…――――) 」
ニッキー「わぁ、すごい…!悪い人たちを追い払ってくれて、ありがとう♪(サボとデッドプールに満面の笑みを見せる) 」
ギコ「お…お、お??な、なんだか知らねえが…噴火の危機は免れたみてぇだな…ゴルァ! 」
サボ「礼には及ばないさ。(発火する拳の炎を鎮め、シルクハットを目深に被りなおす)…だが、まだ「悪い人」たちを止められたわけじゃない。本当の戦いは、これからだ…――――― 」
スバル「ウラタロスか…おう、サンキューな!へへっ、俺って奴は、レムやラムといい、なんか良い鬼に恵まれているみてえだな。(にししと笑う)あんた、勇者みたいでかっこよかったぜ。ともかく助かった、あんがとよ!(エイトに握手を求める) 」
エイト「勇者…か。……だけど、結果的に彼女(
アテナ)を死なせてしまったんだ。勝負はもう、ついていたのに……(スバルに) 」
スバル「…確かにそうかもしれないな。(同じく火山に静かに視線を落とす)けど、あんたがいなければ、もっと多くのものを失っていたかもしれねえ。あのでかい鳥(ファイヤー)が俺たちを認めてくれたから…いや、越えられねえかもしれない壁を乗り越えたからこそ、俺もあんたも生き延びることができたんだ。それならその命で…次こそ誰かを救ってやろうぜ。…俺も覚悟を決めた。そのために、戦うってな。 」
エイト「……! ………あぁ、そうだね。……ありがとう。(そう言ってスバルと握手を交わす) 」
各島で暴走する
ロケット団の悪事を阻止し、そして幹部三人を倒した混沌世界の戦士たち。
人々のキアイがキボウを呼び寄せ、キセキを起こす。そして紡がれたキズナが新たなキオクとして生まれていく。
しかし…彼らはまだ気づいていなかった。やがてくる大災厄が、彼らが思う以上に凶悪な事態だということを――――
薄暗く広大な
ロケット団アジト。その奥にある研究部屋にて、ある男が、目の前にいる「あるポケモン」を静かに見つめている。
アポロ「……(後ろに手を組み、そのポケモンを静かに見上げていた) 」
アポロ「…… …… ………ほぅ…。(団員からの報告に目を細める)新入団員たちが反旗を翻し、更には侵入者やその他の反乱分子によって幹部が全員やられましたか。(依然として表情を崩すことなく、落ち着いた物腰で瞳を閉ざす) 」
アポロ「フッ…慌てることはありません。「デルタプロジェクト」は既にファイナルフェーズへ移行している…計画に支障はありませんとも。 」
アポロ「我々が拠点にしていたカントー、ジョウト地方にはなかったメガシンカシステムとホロンエネルギー…その二つを掛け合わせた最新最強のポケモン…これもすべてあの男…「門矢士」が齎した異世界を渡る力によって成し遂げられたもの。 」
アポロ「多くのデルタ種ポケモン、そして…今新たに完成されようとしている最強のデルタ種…―――『 レ ッ ク ウ ザ 』。 」
レックウザ「………(男の視線の先にあるもの、それはいくつもの強靭なアームによって完全に捕縛された伝説のポケモンだった―――) 」
アポロ「この最強のポケモンが我らの手に堕ちた時、ロケット団最強の布陣が整う!史上最高峰のポケモン軍団を構え、後はあのお方を…『サカキ』様をお迎え入れるのみ。そうすれば、すぐにでもこの世界を我らロケット団が掌握できる…!!クククッ…!(捕縛されたレックウザを見上げては不気味な薄ら笑みを浮かべた) 」
― 宇宙 ―
ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ … ッ … (強大な影――― 巨大な隕石が、まっすぐに蒼い星へと接近している) 」
「大災厄」到来まで、あと ――――― 2時間と25分。
ロケット団したっぱ『ぐわあああぁぁーー!!!』(
ロケット団のアジト本拠地の倉庫内では、侵入者としたっぱたちとの激烈な交戦が繰り広げられていたが、彼らの進撃に下っ端たちはことごとく吹き飛ばされていった) 」
ヒガナ「(ボーマンダの背に乗って急速度でしたっぱたちの群れを潜り抜けていく)ほんとは隠密行動でもよかったんだけどね…!運よく幹部が不在と聞いたから、ここは強行突破するよ!(駆け出すヒロと共に、更にしたっぱたちを蹴散らしながら奥へと進む) 」
ブン「ねえ、ねえちゃん!なんかアジト内の様子がおかしいぜ…!?あいつら(
ロケット団)、なんか慌ててる気がするんだけどねえ、チャーハン!(倉庫内の騒動の中、コンテナの陰に隠れて事態を伺っている) 」
ヒロ「………おうよ!!!(ヒガナと共にしたっぱたちを蹴散らす) 」
フーム「しーっ!声が大きすぎるわ、ブン。でも、確かに何か変ね…(コンテナを背に慌てるしたっぱたちを陰からのぞき込む)…もしかして…「私たち以外」にも…?行くわよ、ブン!いまのうちに!(したっぱたちの数が手薄になったタイミングを見計らい、コンテナから身を乗り出し奥へと進む) 」
ブン「俺たち以外って…??ちょ、待ってくれよねえ!ねえちゃーハン!!(フームを追いかける) 」
ロケット団したっぱ「はぁ、はぁ、はぁ……!(一人の女性団員が大広間へと駆け込む)き、緊急事態です、
アポロ様…!!侵入者が…――――― 」
――― ボ ッ ガ ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! (大広間へと続く鉄の扉がじわじわと発熱し、激しい爆炎を巻き上げ、轟音とともに吹き飛ばされた)
ヒガナ「――――― ビンゴ。(口内に火炎を蓄えたボーマンダから飛び降り、ヒロと並びその大広間へと踏み込む) 」
????「…………。(そんな頃、一人の男が
ロケット団アジト本拠地にて姿を現していた) 」
アポロ「―――― ほぅ…(????と並びその大広間に佇む男。爆発とともに現れたヒロ一向に僅かに驚嘆しつつも、興味深そうな目で彼らを視界にとらえる)…おやおや、ついにここまで来ましたか…なかなか優秀な実力者のようですね。(両手を後ろに組み、ヒロたちと対面する) 」
ヒガナ「気を付けて、ヒロ。もしかするとあの二人…私たちが見てきた幹部とは…"違う"わ…。(
アポロと????の二人に警戒心を剥きだす) 」
ヒロ「おらぁ!!!(ヒガナ に続く)………今までの奴らとは違うってのか?(ヒガナの様子を見て)…あ?誰がお前らのために!! 」
アポロ「部下より話は聞いております。あなた「がた」は幹部を三名も退けたようですね… どうです?その手腕…我ら『
ロケット団』のために振るってみるというのは?(ヒロたちに勧誘の手を差し伸べる) 」
????「………騒がしいな。(…と、天を仰ぎながらその場で静寂を極めていた) 」
アポロ「(ヒロに拒否に落胆したように瞳を一度閉ざす)…まあ、そんなところでしょう。ならば『我々』がなすべきこととして、口惜しいことですが…あなた方をここで始末いたします。チャキ…(モンスタボールを二つポケットから抜き取る) 我々『
ロケット団』は過去にその名を世界に轟かせ…猛威を振るった。あの昔の栄光を取り戻すのです…―――― その邪魔はさせませんよ!(ボールを二つとも投げ出した) 」
バクオング(デルタ種・でんき)&ヘルガー(デルタ種・どく)『バァクオォンッ!! ヘルッ!!(
アポロのボールからそれぞれ召喚される)』
アポロ「さて、任務を遂行いたしましょう。行きますよ――――『アーロン』さん。(隣の????に目を向けた後、再びヒロたちと対峙する) 」
Vs 《ロケット団・最高幹部》 アポロ & アーロン
ヒガナ「もし私の予感が的中したなら…この二人…幹部以上の実力だね…っ…。気を付けて、今まで戦ってきた奴らとはレベルが違うよ。(ヒロに注意喚起しつつ、ボーマンダに指示を出す) ボーマンダ、いけっ!! 」
????→
アーロン「……気が乗らん。……この場は、お前一人でも十分だろう。(
アポロにそう言い、後方へ退いていく) 」
ボーマンダ「ボアアァッ!!(バクオングに鋭い爪による攻撃“ドラゴンクロー”を見舞おうと襲い掛かる) 」
アポロ「やれやれ…相変わらずなお方ですね。いいでしょう、ここは私が。…最高幹部
アポロの実力、見せてあげますよ。(にたりと薄ら笑みを浮かべ、片手をヒロたちへ突きつける) 」
ヒロ「あぁ、気をつけるよ…だが、強え奴と戦うほど、俺の腕は鳴るってもんよ…!(身構える) 」
バクオング(デルタ種・でんき)「バクオォンッ!!(電撃を纏う拳”かみなりパンチ”でドラゴンクローを相殺するかのごとくぶつかり合う) 」
ヘルガー(デルタ種・どく)「ヘルッ!!シュンッ、シュンッ、シュンッ―――(高速移動から分身を生み出す“かげぶんしん”を行い、ヒロを囲い彼を翻弄する)―――ヘルガァッ!!(そして彼の死角から噛みつこうと襲い掛かった) 」
フーム「はっ、はっ………!!(騒動の中、大広間へとなだれ込む)なにあれ…!?誰かが戦っているわ…!(遠くから交戦するヒロたちを確認して目を丸くする) 」
ブン「しゃ~~~っ!!俺も戦ってやるぜ!
ロケット団なんか、ぼっこぼこに倒してやるぜ!!(フームを差し置いて戦いの場へ駆け出そうとする) 」
ヒロ「なるほどね、どこから来るかわかんねーって魂胆か……だが!(振り向かず、噛み付くヘルガーの鳴き声がした方向に肘を打つ) 」
ヒガナ「最高幹部相手に出し惜しみしても仕方ないね…一気に決めるよ。(右足に装着されたメガンクレットのキーストーンに触れる)ボーマンダ、メガシンカ―――――― 」
アポロ「メガシンカですか…――――そうはさせません。ヘルガー、“さしおさえ”。(ヒガナのキーストーンを見やり、先手を打つ) 」
ヘルガー(デルタ種・どく)「グゥ…ッ…!(ヒロの肘打ちによるカウンターに一度退く)―――ヘルッ!!(
アポロの指示に即座にヒロを横切り、ボーマンダが持つボーマンダナイトをさしおさえることでメガシンカを妨害する) 」
バクオング(デルタ種・でんき)「バアアアクオオオオオオオンッ!!!!(ヘルガーと交代するようにヒロの前に現れ、口内より凄まじい衝撃波“ハイパーボイス”を放ち彼を吹き飛ばす) 」
ヒガナ「……!! チッ…あいつ…ッ…(悔しそうに歯軋りし、
アポロを睨みつける) 」
ヒロ「その甲高い吠え声が命取りとなったな……なっ…!?(ハイパーボイスの勢いで吹き飛ばされる)…なんてうるせぇ奴だ!(スックと立ち上がる) 」
アポロ「……(交戦する中、こちらへ向かう反乱分子の一つ、ブンを視界に捉える)
アーロンさん。(ブンを始末するように促す) 」
バクオング(デルタ種・でんき)「バックオオオォォンッ!!!(帯電した全身から強烈な電撃波“でんじほう”をヒロへ放とうとする) 」
フーム「待ってブン!!危険よ!!! 」
アーロン「………ちっ…… ………悪く思うな。(再び
アポロに指名され、不本意そうにブンの前に立ちはだかる) 」
アポロ「あなた方の狙いは我々
ロケット団の計画を阻止すること。故に、我らの本拠地へこうして乗り込んできた。その昔、たった一人、それもまだ幼い少年が…似たようなことをしたものです。しかしあの時の我々は子ども相手とはいえ、侮りすぎた。だかあら同じ轍は二度と踏みません。たとえ相手が誰であろうと…我らの妨げとなる存在は、すべて排除します。 」
ブン「うおおおおおぉぉ~~~~―――――― ひ っ (行く手を遮るように現れた
アーロンの厳格な瞳、その殺伐とした様相に身が竦み、足を止めた)…っ……!?(な、なんだよこのオッサン……!ヤベェ…ヤベェ感じしかしねえよ…!!)(
アーロンを前にその本能が、自分に「逃げろ、勝てるわけがない」とささやき始める) 」
ヒロ「……っ!(バクオングのでんじほうを打ち消さんと大きな土球をバクオングめがけて投げ込む) 」
バクオング(デルタ種・でんき)「バクッ…!?(ヒロの投げた大きな土球が、大きな口内にすっぽりと入り込み、自慢の口を完全に封じられる) 」
アーロン「………どうした。……来ないのか。(ブンと対峙し、まるで相手が仕掛けてくるのを待機しているように) 」
ブン「…ッ……!(逃げちゃダメだ…俺は決めたんだ!誰かを守る…強い男になるって…!)俺は……俺は………―――― 俺は、もう逃げねえ!!(退いた足を一歩踏み出し、勇敢な姿勢で
アーロンとしっかり対峙する) 」
ヒロ「…ストライク(バクオングの口に入ったのを見て)これで、自慢のでけえ声は出せねえだろ!(バクオングに迫る) 」
桐生戦兎「―――― よく言ったじゃん。(倉庫内の山積みにされたコンテナの上から、ブンの隣へ颯爽と飛び降りる。「よっ」とはにかんだ笑みを浮かべた後、ブンに並んで
アーロンと対峙する)こんなところで再会するなんてな♪ま、事情は知っている。俺も手を貸すよ。このてぇん↑さい↓物理学者の桐生戦兎がな!(ビシッと
アーロンを指す) 」
ヒガナ「ナイス、ヒロ!ボーマンダ、“ドラゴンクロー”! 」
ブン「え……??えええええぇぇぇぇ~~~~!?!?!?…せ、戦兎…っ…?!な、どうして戦兎がここに…!?(驚きつつもどこか嬉しそうに彼の姿を見上げる)…いや、それはいいや…!だって戦兎も、ヒーローだもんな…! 」
ボーマンダ「ボマァッ!!(身動きを封じられ隙だらけのバクオングに鋭い爪で切り裂いた) 」
バクオング(デルタ種・でんき)「バクォッ……ドサァッ…! ! (ボーマンダの一撃により、戦闘不能) 」
ヘルガー(デルタ種・どく)「ヘルガァッ!!(安堵したヒロの隙を突くように、彼の背後から闇を纏う衝撃波“バークアウト”を放つ) 」
アーロン「フッ……その心意気や、良し。……相手にとって不足はない。――――――――――――来い。(片腕を晒し、戦闘態勢に入る) 」
桐生戦兎「ああ。ヒーローは遅れてやってくるもんだからな。 カ シ ャ ン ッ … ! (ブンにはにかんだ後、彼とともにビルドドライバーを装着する)
ロケット団…だったか?お前たちのことは調べさせてもらったよ。悪いけど、その「デルタプロジェクト」って奴、台無しにさせてやるよ。 シャカシャカシャカシャカ…ガチャンッ ! \ラビット !/ ガチャンッ ! \タンク !/―――\ベストマッチ ! ! /(取り出したラビット&タンクフルボトルを上下に振り、それぞれをビルドドライバーに装填) 」
ブン「戦兎がいりゃあ…負ける気がしねえ!! シャカシャカシャカ…ガコォンッ ! \Wake up ! CROSS-Z DRAGON !/(ドラゴンフルボトルを振り、
クローズドラゴンに差し込む)ガションッ ! !)(
クローズドラゴンをドライバーに装填) 」
トンテンカン♪ トンテンカン♪(戦兎とブンを囲うようにファクトリーパイプラインが展開され、やがてそれらが人型アーマースーツを形成していく)
桐生戦兎&ブン『 \Are you Ready ?/―――― 変身!!』
桐生戦兎→仮面ライダービルド「 \ハガネノムーンサルト ! ラビット×タンク !/ \イェーイッ ! ! !/(跳躍の兎と重工の戦車の力を持つ"創生"の戦士―――仮面ライダー「ビルド」に変身) ―――はッ!(
アーロンに殴りかかる) 」
ブン→仮面ライダー
クローズ「 \Wake up burning ! Get CROSS-Z DRAGON ! Yeah !!/(蒼い焔を纏う龍の戦士――仮面ライダー「
クローズ」に変身)おりゃああぁッ!(ビルドに続いて
アーロンに拳による追撃を仕掛けようとする) 」
アーロン「ん………一人増えたか。(戦兎を見て)……まあいい。何人〔なんぴと〕来ようが、俺の敵ではない。(大剣を構える) 」
ヒロ「………ハッ!(ヘルガーの鳴き声を聞き、とっさに回避に移って直撃は免れるも左腕に命中する) 」
アポロ「次から次へと…しかし、あなた方がいくら束になろうと、我々の計画を阻止することなど不可能です。(右手に嵌められた腕輪にあるキーストーン「ヘルガナイト」が輝きを帯びる)―――― メガシンカ。 」
ヘルガー→メガヘルガー(デルタ種・どく)「(ヘルガーが持つメガストーンが
アポロのキーストーンに反応し輝きだす) キュラキュラキュラ―――― ズ ギ ャア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! (全身に包まれた神々しい結晶体が破裂すると、メガシンカを果たした姿で現出する)――― ヘルガアアアアァァッ!!!(毒素を含んだ強烈な火炎を吐き散らし、ヒロたちを蹂躙する) 」
アーロン「……ぬんっ!(大剣を用いて守護の構えに入り、2人の打撃による衝撃を吸収するかの如く受ける) 」
ヒガナ「ッ…!気を付けてヒロ!ヘルガーの体内には毒を帯びた熱がこもっている!ただの炎じゃないよ! 」
仮面ライダー
クローズ「こいつゥ…ッ!(一度後退し、再び殴り掛かる)おらっ、せやぁッ!!(その後、裏拳からの回し蹴りを繰り出そうとする) 」
ボーマンダ「グルンッ――――!(宙へ舞い上がり毒素を帯びた火炎から遠ざかる)ボマァッ!!(上空から斜めに急降下し、“ドラゴンクロー”を繰り出そうとメガヘルガーに迫る) 」
ヒロ「……あぁ!君も、気をつけろよ!(ヒガナに対してそう言うと、火炎に対して土の波で対抗する) 」
フーム「えっ…あの人、誰…?それに、ブン…その姿は…!!?(状況に追いつけず、ただ激戦の行く末を見届けることで精一杯) 」
アポロ「…「ヒロ」…?ああ、なるほど…あなたが。(ヒロの名を聞き、納得したように彼に頷く)貴方がここにいるということは… あの男…「門矢士」は貴方の排除に失敗したようですね。フフッ、所詮は仮初の首領… 実力も、統率力も…我々が崇拝する『真の首領』には到底及ばない!ロケット団は『サカキ』様あってのもの!あのお方の代わりが務まる者など…この世界に誰一人としていない!! 」
アーロン「―――――――――はあっ!!(受けていた衝撃を己の力へと変換するように、重圧の込められた薙ぎ払いを繰り出す) 」
メガヘルガー(デルタ種・どく)「ヘルッ!!(ボーマンダの頭上からの攻撃を潜り抜けるように回避した後、前方から迫る土の波を高い跳躍力で飛び越え、ヒロの背後へ飛び下りる)ヘルガアアァッ!!(そして再び口内より毒を帯びた灼熱の炎を吐き散らす) 」
仮面ライダー
クローズ「なにっ――――うわあああぁぁ!! ガシャーーンッ ! ! ! (思い薙ぎ払いに大きく吹き飛ばされ、コンテナの山に激突する) 」
仮面ライダービルド「おいおい、無茶しすぎだっての…(
クローズ(ブン)の戦いぶりに呆れつつも、吹き飛ばされた彼と交代するように、今度はこちらから
アーロンへ仕掛ける) よっ、ほいっと…!!(軽い身のこなしで
アーロンを翻弄しつつ、隙を見て足払いによる転倒を試みる) 」
ヒロ「……やっぱ、そう簡単にゃいかねえようだな!(炎に対抗するように自身の周りに土の壁を張る) 」
ヒガナ「ッ…やっぱり早い…! ……?『サカキ』…?それが、あなたたちのボス…? 」
アポロ「そう…
サカキ様は今、計画遂行のために自ら「別の世界」に出張へ行かれておられます。
門矢士との契約で得た「世界を渡る力」により…我々の常識から逸脱した世界へと…!そして
サカキ様は必ず戻られる!故に、我々はあの方の帰還を盛大に迎えるために…今ここでデルタプロジェクトを完遂間近にしなければならないのです!! 」
メガヘルガー(デルタ種・どく)「―――ヘルガァッ!!(メガシンカで増強された“バークアウト”による強力な衝撃波で土の壁を吹き飛ばし、さらけ出されたヒロにゆっくりと迫る) 」
アーロン「……次はお前か、小僧。何度来ようが結果は変わら………ふっ!(ビルドの動きにも即座に反応し、その場で高く跳躍)―――――――――――( [ ↓ ← ↑ → L1 R1 × ○ ] )―――――――――――【牙龍】!(宙から勢いよく降りて大剣を地に突き刺し、ビルドのほうへ爆撃を発する) 」
仮面ライダービルド「 う っ そ ! ? (迫る爆撃に驚愕し、声を上げる間もなく吹き飛ばされる)っ~~~~!むちゃくちゃな威力だな…!(ゆっくりと起き上がり、可変型武器「ドリルクラッシャー」を手に取る)――― はああああぁッ!!(ドリル刃による斬撃を何度か繰り出し、
アーロンと剣劇に持ち込む) 」
ヒロ「……その一瞬の隙を待っていた!(土の壁が吹き飛ばされたにも関わらず不敵な笑みを浮かべ、ゆっくりと迫ったメガヘルガーに対して飛び出し、突進する) 」
メガヘルガー(デルタ種・どく)「――――!?(突進され、大きな隙が生じる) 」
ボーマンダ「ボアアアァッ!!!(“じしん”で大地を激しく揺らすことでメガヘルガーの地面真下を盛り上げ、突出した鋭い岩石が奴を吹き飛ばした) 」
アーロン「ほう……まだ抵抗するだけの力が残っているか。…ぬう!ぬおおおおおおおおおっ!!(大剣をいとも容易く振るい、その威力はビルドを圧倒していく) 」
メガヘルガー(デルタ種・どく)「ヘガアアァ…ッ…!!(突出した岩石に大きく吹き飛ばされ、地面に一度打ち付けられ、そして戦闘不能になる) 」
ヒガナ「そのナントカプロジェクトって奴はどうでもいいんだけど…!今あんたたちにかまっていられる余裕はないんだよね。私たちが用があるのは――――― 」
仮面ライダー
クローズ「―――― ガ シ ャ ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! (コンテナの瓦礫を吹き飛ばしながら
アーロンのもとへとびかかる)うおおおおおおお俺を忘れんじゃねええええええぇぇぇッ!!!(ビルドを圧倒する
アーロン目掛け、強力な踵落としを繰り出した) 」
―――― ズ ズ ゥ ン … ッ … ! ! ズ ズ ズ ゥ ン ッ … ! ! ! (その時、とてつもない地響きが大広間一体に巻き起こる。耳を澄ますと、その衝撃音はヒロたちのいる大広間の奥から聴こえてくる。今にも巨大な『何かが』壁を突き破り、彼らの前に姿を現そうとしていた)
アポロ「……(気絶したメガヘルガーに「ふむ…」と顎下に手を添える)―――― フ ッ 。 (地響きの中悠然と佇む男は、その事態が何を意味しているのか理解しているかのように、泰然とした態度で不敵な笑みを浮かべた)―――― ついに…"完成"しましたか。 」
ヒガナ「 き ゃ ッ … ! ? (激しい揺れに体勢を崩しかける)っ…今の、何……!? 」
仮面ライダービルド「おいおいおいッ!随分…苛烈な攻撃だな………!(獲物を振り回し攻撃をいなすのに必死だったが、
クローズの復帰により難を逃れる)やるじゃん――――― ん゛ ッ゛ ! ! ? (突如起きた地響きに驚愕する) 」
ヒロ「本物の獣は、ウサギ一匹を仕留めるのにも全力でいく。あんたみたいにジリジリと来るような奴は窮鼠の格好のターゲットだ(メガヘルガーを一瞥し)……!?(激しい揺れに驚いた顔を見せる)なんだ!? 」
アーロン「何……ぬうっ!(
クローズによる強力な踵落としを受け、その衝撃ゆえに後方へと飛び退く)ふ…………やるな。(晒されていた片腕を服の内へ戻し、剣をおさめる)………しまいだ。もはや時間がない。 」
仮面ライダー
クローズ「大丈夫か、戦兎――――うわああぁ!?な、なんだ…この地震は…!?(激しい揺れに転倒し、慌てて辺りを見渡す) 」
アポロ「フフフッ…!我々
ロケット団が得た新たな力…「ホロンエネルギー」と、門矢士の「世界を渡る力」… その両方を使い、ついにある伝説のポケモンの捕獲に成功したのです。そして我々はそのポケモンを調教し…更なる力を増幅させ、見事完全に手中に収めることができたのです。『こいつ』がいれば、
ロケット団最強の布陣が整う…もはや我らの前に敵はいない!! 」
ヒガナ「伝説のポケモンって………!! まさか…ッ…!!? (青ざめた表情で
アポロを睨む) 」
アポロ「ちょうどいい機会です。特別にその力をあなた方に披露してあげましょう。(両の手を高らかに広げる)―――― 出でよ、『 レ ッ ク ウ ザ 』…!!!! 」
ボ ギ ャ ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ン ッ ! ! ! ! (壁が勢いよく弾け飛び、瓦礫と砂塵が部屋一帯に舞い込む。湧き上がる煙の奥で赤く不気味に目を光らせる巨大な影…龍の姿をしたその正体こそ――――)
レックウザ「――――― ア オ オ オ オ オ オ ォ ォ ォ ォ ー ー ー ー ン ッ ! ! ! (史上最強の古代ポケモン「レックウザ」だった) 」
アポロ「さぁ、レックウザよ…我ら
ロケット団の怒りを、貴方がぶつけてあげなさい!あの者たちを始末せよ!! 」
Vs レックウザ
ヒロ「………なっ!!!あいつらの手に渡ったってのか!!!(レックウザを見て) 」
アーロン「(転倒した
クローズのほうへ近寄っていき)……立て。お前は勝者、ならば、勝者の誇りを見せろ。 」
仮面ライダービルド「時間がない…?おい、どういうことだ―――――!!?(
アーロンに詰め寄ろうとしたその時、激しい轟音と共に破裂した壁に仰天する。いや、それ以上に目を見張ったのは、その砂塵から姿を現した巨大な龍だった)…まさかあれが、こいつらが隠し持っていたという…『切り札』…!?(レックウザの存在に圧倒される) 」
仮面ライダー
クローズ「なッ……!?んんだよあれ…あんなでかいやつがいるなんて聞いてねえぞ、ねえ!チャーハンッ!!どうなってんだよねーちゃん!!(レックウザの登場に度肝抜かれる)なっ…ま、まだやるってのかよ…!か、かかってこ………?(
アーロンの意外な発言に、仮面の奥で目をぱちくりさせる)俺が…勝者…?(自分の顔を指しながら、実感しないように
アーロンに疑問する) 」
ヒガナ「予感は的中…ッ…けど、思ってたより厄介なことになったね…まさか、すでにレックウザが、奴らの手に堕ちてたなんて…!!(レックウザを前に冷や汗が流れる)…ヒロ、私たちの目的…忘れてないよね…?レックウザがいなければ、『大災厄』を止められない…!だったら、私たちが今やるべきこと…それは――――― レックウザの目を覚まさせることだよッ!!(険しい表情でヒロにそう告げたのち、ボーマンダの背に飛び乗る) 」
アーロン「あぁ……そうだ。お前は見事、俺を打ち負かした。そして…………〝アレ〟と事を構える資格を手に入れたわけだ。(レックウザを示唆し、
クローズに) 」
フーム「きゃあっ…!!な、なんなの…!?あれも魔獣なの…!?(ブン…気を付けて…!) 」
ヒロ「……あぁ、もちろんだ(
キーブレードを召喚せんと念を込める) 」
仮面ライダービルド「(
クローズの肩を小突く)何ボサっとしてんのさ。呑気に突っ立ってる場合じゃねえぞ。…構えろ、『アレ』は……"最悪"だ。(レックウザに身構える) 」
仮面ライダー
クローズ「俺が……(
アーロンの言葉に、自分の拳をそっと見つめる)…まだ、実感は湧かねえし…それに、あんなでけぇバケモンに立ち向かえるかどうかもわかんねえ………でも、なんでか、よくわかんねえけど……負ける気がしねぇ…!……やってやるよ…っ…!俺も、"ヒーロー"なんだからな……!(その時ビルドに小突かれ、何故だか勇気をもらえたように両の拳を合わせてレックウザと対峙する) 」
レックウザ「バヂッ…バヂバヂッ… ――――― ド シ ュ ア ア ァ ッ ! ! (口内に閃光と稲妻が混ざり合い、完成された巨大な波動弾を、地上にいるヒロたちに目掛け解き放った) 」
ヒガナ「――――ヒロッ!!(ボーマンダの背の上からヒロに手を差し伸べ、、地面に着弾する前に彼の手を掴み、ともに上空へ避難する) 」
ヒロ「………んっ、すまない!(ヒガナの手に掴まる) 」
仮面ライダービルド「……(どうやら、この最悪の事態を切り抜けるカギとなるのは…―――)(上空へ避難したヒロたちを見上げる)…行くぞ、ブン!俺たちは陽動を仕掛ける!(着弾した波動弾の衝撃に耐えながら、収まったと同時に煙の中へと飛び込む)―――はっ!!(煙の中から大跳躍し、レックウザの体へ飛び移る) 」
ジェクト「―――――――――ほぉ……おめぇの割りにゃ、ずいぶんイキな事するじゃねぇか。(
アーロンの前にぼんやりと現れる) 」
ヒガナ「私が見た「予言」…レックウザを救えるのは、きっと君だ、ヒロ。だから、私が何とかレックウザに接近を仕掛けてみる!ボーマンダ!(ボーマンダに指示し、レックウザへと立ち向かう) 」
仮面ライダー
クローズ「お、おうっ…!(ビルドに続いて駆け出す)おらァッ!!(波動弾によって粉砕されたコンテナの瓦礫をレックウザへ目掛け蹴り飛ばす) 」
レックウザ「アオオオォォオーーンッ!!(全身を僅かにうねらせると、室内に雷雲が発生。雷雲から次々と稲妻が走り、ヒロたちに襲い掛かった) 」
アーロン「……来ていたのか、ジェクト。俺の割りに……か。フッ……お前なら、こうするだろうと思ってな。 」
仮面ライダービルド「ちょ…ッ…そんなに動くなっての…!(うねりだすレックウザの体にしがみつきながら、少しずつ頭上へと昇っていく)……雷…!?こいつ、天候を自在に操る力を持っているのか…! 」
ボーマンダ「 グ ゥ ン ッ ! ! (頭上より降り注ぐ稲妻を紙一重で潜り抜けていく) 」
ジェクト「んあぁ~?………へっ、ちげぇねえや。あのガキンチョ見てっとよ………浮かんじまうんだな、アイツがよ。 」
ヒロ「……なるほどな(彼女の意図を察し)任せとけ!俺が……災厄を止めてやる!!!! 」
レックウザ「(蹴り飛ばされた瓦礫をぶつけられるがビクともせず、
クローズの存在に気づき彼を赤い瞳で睨みつける)アオオオォォオオンッ!!!!(口内に閃光が収束し、彼に破壊光線を解き放った) 」
仮面ライダー
クローズ「――――――!!(目前に閃光が迫り、その爆発に飲み込まれたかのように見えた…しかし…―――)―――――うおおおらあああああああぁぁぁーーーーッ!!!!(破壊光線着弾による爆発を利用し、レックウザの方へと天高く跳び上がった)いくぜッ!!!(ドライバーのレバーを全開に回す)\Ready go !/ \ドラゴニックフィニッシュ ! !/ ―――せりゃああああああああああああああ!!!( ズ ギ ャ ア ア ア ァ ン ッ ! ! ! )(空間を薙ぎ払う程の強烈なボレーキックをレックウザの頬へ炸裂させる) 」
アーロン「ならば、見届けてやる必要があるようだな。……生き写しの行く末を。 」
仮面ライダービルド「ほんっと、無茶ばかりするよなあいつ…なんか…「誰かさん」を思い出すな…(ブンの危険を顧みない果敢な行動に、かつての仲間の像が一瞬過る)でもこれなら…!(ドライバーのレバーを回す) …勝利の法則は、決まった! \Ready go !/ \ボルテックフィニッシュ ! !/ \イェイッ ! ! !/(レックウザの頭上から跳び上がり、
クローズの攻撃に合わせて脳天に強烈なライダーキックを炸裂させる) 」
レックウザ「――――――!!?(ビルドと
クローズ、両者の強烈な必殺技に顔面に強い打撃を受けた) 」
ジェクト「だな。………と、言いてぇとこなのは山々っちゃあ山々なんだが………どうやら神様ってぇやつは、俺様の事が嫌いらしくてな。……そう長くは持たねぇらしい。(姿が消えかけてくる) 」
ヒガナ「――――――!!(ビルドと
クローズの攻撃によって一瞬の隙を見せたレックウザの姿を見逃さなかった)今だよっ!!(レックウザの頭上へヒロを落下させる)いっけええええええぇぇぇーーーーーっ!!ヒローーーーーーーッ!!!! 」
アポロ「古代ポケモン『レックウザ』…完成された最強のデルタ種…!
サカキ様…我々はついにここまで成し遂げました…!!あとは貴方様が君臨したその時…悲願は達成されるッ…!!………!?(あの青年…一体何を……?)(レックウザへと落下するヒロの姿を見上げる) 」
ヒロ「よっしゃ!!!!(落下した瞬間
キーブレードを召喚させる)さっさと……目ぇ覚ましやがれってんだ!!!!(そのままレックウザの顔面に向け、思いっきり叩きつけるように振り下ろす) 」
レックウザ「アオオオオオーーーンッ!!!(こちらへ接近するヒロを赤い瞳で睨み上げ、その強靭な龍の爪で切り裂こうと彼に迫る。しかし、その巨大な爪の間隙を潜り抜けられてしまい――――)―――― ゴ ッ ! (彼が振るう
キーブレードが脳天に炸裂した) 」
―――――― パ ァ ン ッ ! ! ――――――(室内に衝撃が迸ったその時、一瞬の静寂が訪れる)
レックウザ「………(静寂の後、狂気を孕む紅い瞳が徐々に元の黄色い瞳に戻っていく)―――― アオオオオォォォーーーーーンッ!!(一度(ひとたび)咆哮を上げた龍は、自らの解放を謳うかのように、アジトの天井を突き破りそのまま飛翔していった) 」
ジェクト「おいおい、それだけかよ!?相変わらずつめてーなぁおめぇは。久々に顔出しにきてやったっつーのに、それが今まさに消えようとしてる戦友にかける言葉かね。 ……ま、いいわ。じゃあな親友。あとは……………頼んだぜ。(消えていく) 」
ヒガナ「(落下するヒロを再びボーマンダの背に乗せ、地上へ着地する)……やった……やったよ…!やったんだよ、ヒロ…♪ レックウザが…貴方の力に呼応して、目を覚ました!!これでもう、レックウザは解放され……『大災厄』を止められる…!!(ヒロの手を取り歓喜する) 」
アポロ「…ッ……!!?(急変し、そして外部へと脱出したレックウザに酷く仰天する)…これは一体…どういうことです…っ……??…まさか…レックウザの洗脳が解けたというのですか…?あ、あんな若者一人の力によって…??(わなわなと声を震わせる) 」
ヒロ「………どうやら、やったようだ……はは…ははは……良かったぁ…うまいこと行って……(ヒガナに) 」
仮面ライダービルド「(後頭部を掻く仕草を取り)最ッッ高だ…!(事態の収拾に喜ぶ) 」
仮面ライダー
クローズ「は、はは…っ…すげぇや…!やったんだよな、俺たち……! 」
アーロン「(ジェクトを見届け、
アポロに目を向ける)さて……… ……どうした。お前の実力とは、こんなものか。 」
アポロ「こんな……こ、ん、な……――――― こ ん な こ と が あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛ ぁ゛ ぁ゛ ぁ゛ー ー ー ー ー ッ ! ! ! (怒りの雄叫びが部屋一帯に響き渡る) 」
ヒガナ「うんっ♪さあ、私たちも次の目的地へ――――!あいつ、まだ…っ…(
アポロに警戒し) 」
ヒロ「あぁ、まだ終わったわけじゃねーしn………どうやら、ここもまだ終わっちゃいねーようだな(
アポロの様子を見て)まだ何か手があるってのか?(
アポロに対して) 」
アポロ「よくも…我々の…努力を踏みにじった挙句……
サカキ様への献上品を台無しにしてくれましたね…ッ…?? …ッ……ッ…ッ…ッ……!!(顔面を片手で強く抑えつけ、怒りのあまり零れる笑みを必死に堪えている) 」
アポロ「絶ッッッ対に許さん…ッ…!!!貴様等は
サカキ様を愚弄したッ!!!この私の逆鱗に触れたのだ!!!許さない…貴様等はこの私"自らが"手を下し、完全に始末してあげますッ!!ハ、ハハハハハッ!!!(怒気を帯びた双眸で嗤った後、両手を後ろに組み、瞳を閉ざした) 」
アポロ→アポロガイスト「―――― ア ポ ロ チ ェ ン ジ ―――― ( ボボボォォオ…ッ… ! ! ) (突如全身が発火し、その身が青い焔に包み込まれる。やがて為人(ひととなり)の姿がみるみると変化し、怪人化する)…これが
門矢士からいただいた異世界の力…!もはやポケモンなどなくとも、私自身であなた方を完膚なきまで捻り潰してあげます!!(連装銃「アポロショット」と日輪型盾「ガイストカッター」を両手に接近する) 」
Vs アポロガイスト
ヒロ「………また、あいつか…!(士の名前を聞き)…そのおめーの根性、叩きのめしてやるよ!(
キーブレードを構える) 」
ヒガナ「一難去ってまた一難…こんなことは予言にはなかったけど…っ…?(怪人化した
アポロに困惑しつつも、警戒を怠らず睨みを利かせる)めんどくさいけど…あとはこいつを倒して、レックウザの後を追わないと!ボーマンダ、行くよ!!(キーストーンが輝きだす) 」
アーロン「………もはや、堕ちるところまで堕ちたか。(
アポロの豹変を見据えながら) 」
ボーマンダ→メガボーマンダ「キュラキュラキュラ―――― ズ ギ ャア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! ボアアアアアァァァァッ!!!(ヒガナのキーストーンによってメガシンカを果たす)ボガアアァッ!!(アポロガイストに“だいもんじ”を吐く) 」
アポロガイスト「むんッ!!(ガイストカッターでだいもんじを防いだ後、ヒロに向けてアポロショットによる散弾銃を何発も発射する)許さない、許さない、許さない、許さない、許さないッ!!!貴様等まとめて、あの世へ葬り去ってやるのだ!!(そしてビルドたちにも次々と発砲する) 」
ヒロ「………もはや、話は通じないようだな…!(散弾銃の弾を薙ぎ払わんとがむしゃらに
キーブレードを振っていく) 」
仮面ライダービルド「そう来るってわけ…?おわっ!!?(両手をクロスし散弾銃を受け止めつつも吹き飛ばされる)いつつ…ッ…まともに喰らうもんじゃないね、これは…(立ち上がり、ドリルクラッシャーをアポロガイストへ振り下ろす) 」
仮面ライダー
クローズ「いってえええぇッ!!(左肩に散弾銃が被弾し火花が飛び散る)いってぇなぁあ、もうッ!!おらあぁッ!!(青い焔を纏う拳で殴りかかる) 」
アポロガイスト「ザキィンッ、ズバァンッ、ドゴォンッ ! ! ! (ヒロ、ビルド、
クローズ、三人の攻撃が全身に直撃する。しかし、その体には傷一つついていなかった)――― 目障りなのだッ!!(アポロショットを捨て、レイピア「アポロフルーレ」へと即座に切り替え、三人を薙ぎ払う) 」
ヒガナ「私たちの攻撃を受けても…全く歯が立たないなんて…!?なんなの、あいつの体…!?(アポロガイストの強靭な肉体に驚きを隠せないでいる) 」
仮面ライダービルド「ぐあっ…!!(薙ぎ払われる)攻撃タイミングはばっちりだった、直撃もした…!なのに、なぜ…!? 」
ヒロ「……!?(アポロガイストの体を見て)…ぐおっ!!(薙ぎ払われる)どう言うことだ…!?こいつ……なんて体を…! 」
仮面ライダー
クローズ「うわああぁっ!!(転がり倒れ、よろよろと立ち上がる)強ぇ…!けど俺は、ここでへばるわけにはいかないんだ…!俺は…―――(その時、
アーロンの姿を一瞥する)―――負けるわけにはいかねえんだよッ!!(剣型武器「ビートクローザ」を手に、アポロガイストへ切り込む) 」
アポロガイスト「フハハハハ!!無駄なのだ!私には「パーフェクター」がある。これさえあれば…私は無敵なのだ!!あなた方がいくら抗ったところで、私を倒すことなど不可能!!
ロケット団の夢を打ち砕くことなどできないのだ!!ハハハハハ!!!(自分の顔面にはめられた銀色の延命装置「パーフェクター」に手を添えながらヒロたちにゆっくりと迫る)無駄だと言っているのだ!!!(レイピアを振るい
クローズと鍔迫り合いになるが、腹部を蹴り飛ばしレイピアを振り下ろして追撃する) 」
仮面ライダー
クローズ「うわあああぁぁぁッ!!(振り下ろされた斬撃に転がり倒れる) 」
ヒロ「……パーフェクター?……どうやらそいつが怪しいようだ……(
キーブレードを構えたまま) 」
アポロガイスト「――――“神速剣”。(ザキィンザキィンザキィンザキィイイインッ ! ! ! ! )(レイピアを身構えると、目にもとまらぬ速さで幾つもの斬撃が空間を切り裂き、ヒロたちを瞬く間に斬り裂いた) ギ ュ オ オ ォ ン ッ … ! ! ! (灰色の壁「オーロラカーテン」を背後に展開する)―――― くたばるのだッ!!!(シュドドドォァッ―――――ボボボボボカアアアアアアアアァァァァンッ ! ! ! ! )(その発言後、灰色の壁から大量のミサイルが容赦なく飛び出し、ヒロたちを包囲するように地面に何度も被弾して爆発し、大広間が瞬く間に火の海に包まれる) 」
仮面ライダービルド&
クローズ『 う わ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ッ ! ! (容赦ない斬撃とミサイルの嵐に飲み込まれる)』
メガボーマンダ「ボガァッ…!!(アポロガイストの斬撃に打ちのめされる) 」
仮面ライダービルド→桐生戦兎「ぐぁ…ッ…!(激しいダメージにより、変身強制解除され転がり倒れる)くッ……強い……! 」
仮面ライダー
クローズ→ブン「ぎゃんっ…!(戦兎同様に強制解除され、地面に打ち付けられる)はぁ……はぁ……チクショウ…ッ!!(悔しそうに地面を殴りつける) 」
ヒロ「ぐぅっ…!!!(斬撃に打つ手なしのように切り裂かれる)……させるか…!!(ミサイルをなぎ払おうとするも間に合わず) 」
ヒガナ「(重傷を負ったメガボーマンダに寄り添う)…ッ…組織に対するあなたの執念がどれほどのものか、今になってようやくわかった気がするよ…でも、だからってこんなところで引くわけにはいかないんだよッ!… 私は…民人の「夢」を背負って、ずっと戦ってきた…思わず目を瞑りたくなるような、見たくもない最悪な予言に葛藤しながら…っ… でもそれが、彼らの夢を守ることが…!私の「夢」でもあるんだから…!!だから…絶っっっ対に諦めないッ…!! 」
フーム「……!ブンッ!!(傷だらけのブンのもとへ駆け寄る)大丈夫…!? 」
ブン「……!…っ…そうだ…俺にだって「夢」があんだ…!意地でもそれを叶えたい…!!たとえ勝ち目がなくたって…「夢」を見失わない限り…俺は、何度でも立ち上がってみせる…ッ!! 」
フーム「ブン……(あなた…いつのまにそこまで成長したの……)(ボロボロになっても勇ましくある弟に感心する) 」
ヒロ「………(ヒガナの様子を見て)………諦めるわけにはいかねぇな……これ以上、俺の前で誰も失わない……それが、俺の願い……「夢」だから…!ぬおおおおおお!!!!!!(もう一度アポロガイストに突っ込み、
キーブレードで突く) 」
桐生戦兎「ふっ…「夢」…か…。ああ、そうだ。俺たち仮面ライダーは、愛と平和を守る正義のヒーローだ。そこにはもちろん人の「夢」だってある…!俺たちが守りたいのは、誰もが持っているたった一つの希望…その「夢」なんだ。(立ち上がる) 」
アーロン「……地獄を見るのは、これで何度目か。
アポロ、いや………執念に囚われた悪しき化け物………貴様の過ち、今ここで、断ち切らせてもらう。(再び片腕を晒して大剣を抜き、戦闘態勢に入る) 」
アポロガイスト「 ガ キ ィ イ イ ン ッ ! ! ! (
キーブレードを振るうヒロにレイピアで対抗する)…フッ…くだらない。所詮あなた方が抱く「夢」など、我らの崇高な夢に比べれば取るに足らないのだ…!(そのままヒロを圧倒し、薙ぎ払う) 我らの大いなる夢の前で、そんな小さな夢を語るなど…おこがましいと知るのだ!!ハ、ハハハハハ!!!(両手を広げ、ヒロたちを嘲笑する) 」
――――― 笑うなよ…!何も分かってない癖に、人の「夢」を笑うんじゃねえよ!(アポロガイストの背後に展開されたオーロラカーテンの中から、並々ならぬ怒りを込めた一喝が放たれる)
アポロガイスト「
アーロン…この私に刃を向けるということが、何を意味しているのか分かっているのか…?愚かな…ならば貴様も葬ってや―――――何…?(声のする方、その壁の先へと振り返る) 」
飛電或人「(オーロラカーテンから姿を現したのは、みすぼらしいジャージ姿をした、ただの青年。しかし…) 人の「夢」ってのはな…検索すれば分かるような、そんな単純な物じゃねえんだよ!! カ シ ャ ン ッ ! (「飛電ゼロワンドライバー」を装着) \ジャンプ !/ (プログライズキーのボタンを押す) \オーソライズ !/ (キーを認証装置オーソライザーにオーソライズ(スキャン)し、キーロックを解除) 」
桐生戦兎「……!?(灰色の壁から現れた謎の青年、そして彼が装着したベルトに目を凝らす)あれは…ベルト…!? 」
飛電或人「――――― 変身! ガ チ ャ ン ッ ! \プログライズ !/(展開したキーをベルトのライズスロットに装填) 」
飛電或人→仮面ライダーゼロワン「 \トビアガライズ ! ライジングホッパー ! !/ \A jump to the sky turns to a riderkick./ (令和を象徴する仮面ライダー『ゼロワン』 参上) 」
アポロガイスト「あなたは、何者です…!?(突然姿を現したゼロワンに困惑する) 」
仮面ライダーゼロワン「―――――『 ゼロワン 』―――― それが俺の名だ! 」
仮面ライダーゼロワン「ここは俺が何とかする!お前たちは先に行け!!(ヒロたちに脱出するよう促し、一人アポロガイストへと立ち向かう) 」
アーロン「…無論。これまで貴様を放置していた事、是即ち、己の罪。お前の過ちは俺自身の過ち……なればこそ、罪滅ぼしだ。 」
ヒガナ「……!?彼は、誰なの……?(ゼロワンの登場に唖然としながらも、彼の声にはっと我に返る)そうだ…!急ごうヒロ!今はあんな奴(アポロガイスト)にかまってる場合じゃない!こうしてる間にも、『大災厄』はすぐそこまで迫ってる…!行こう…予言で見た…『大災厄』が潰える場所―――――『たんじょうのしま』へ!!(メガボーマンダをボールに終い、ヒロたちを連れて急いでその場を後にした) 」
ヒロ「………そうか!…すまんゼロワンとやら……よし、いくぞ!(ヒガナと共にその場を後にする) 」
桐生戦兎「ゼロワン……覚えておこう。(彼にそう促されるように、ブンとフームのもとへ駆け寄る)俺たちも行くぞ。(そう言いヒロたちに続いてアジトを脱出する) 」
フーム「へ…?は、はい…! 行くわよ、ブン!(ブンの手を取って共に脱出する) 」
ブン「…あいつも、「仮面ライダー」…なのか……!?わっ…!(フームに手を引っ張られる中、ゼロワンと
アーロンの姿をその目に納める)……!(一度俯き、そして意を決したかのようにすぐに顔を上げてヒロたちと共に次の場所へと向かう) 」
アポロガイスト「
ロケット団に歯向かうことも、そして
ロケット団を裏切ることもまた等しく重罪なのだ!!!誰だろうと、我らの思い通りにならないものは切り捨てるッ!!(ゼロワンと
アーロンにレイピアを振るい、強烈な斬撃波を横一文字に放つ) 」
仮面ライダーゼロワン「いよッ…!(天高くバク転して斬撃波をよける) パ シ ッ (アタッシュケースを模した武器「アタッシュカリバー」を手に取って着地) \ブレードライズ !/ (アタッシュモードから展開することで剣形態のブレードモードに変形)―――おりゃあっ!!(何度もアポロガイストを薙ぎ払い、そして、彼の「パーフェクター」を斬り落とした) 」
アポロガイスト「グゥゥゥッ…!!いくら攻撃しようと無駄だというのが――――― グァッ!!?(パーフェクターが真っ二つに切り裂かれる)…なッ……そんな、パーフェクターが…ッ…!!?(延命装置を失ったことにより、先ほど受けた斬撃による傷が癒えることなく刻まれる) 」
アーロン「…ぬん!(横一文字の衝撃波に対して縦一文字の衝撃波を放ち、十字にして返す) 『ロケット団』……か。……生憎だが俺は、打ち上げの破綻しそうなロケットになど、いつまでも縋るつもりはない。 」
仮面ライダーゼロワン「お前を止められるのはただ一人 ――――― 俺だ!! キュピーン ! (装填されたキーを再び押し込む) んんんん~~~~~~ッはあぁ!!!! \ ライジングインパクト ! ! / (上空に跳躍した後に急降下しながらのライダーキックを炸裂させた) 」
アポロガイスト「なんだとッ…!?グアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァーーーッ!!!!!(
アーロンによる十字斬撃、そしてゼロワンのライダーキックが生身の肉体に炸裂。耐えきれないダメージに、全身から火花が零れていく)…なんッ…なんという…ことだ…ッ…この私が…我々「
ロケット団」の夢が…打ち砕かれようと……ッ……??…
サカキ様…申し訳…ございません……ッ… どうか、貴方様の手で……デルタプロジェクトの…"その先"を…―――― 」
アポロガイスト「
サカキ様…万歳…ッ…!!
サカキ様、ばんざああああああああああああああああああああああああああいッ!!!!!!!!( ボッカアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァーーーーーーーンッ ! ! ! ! ! ! ) (両手を高らかに広げながら仰向けに倒れ込んだ後、その体は勢いよく爆散した) 」
仮面ライダーゼロワン→飛電或人「――― よっ…と!(着地後、プログライズキーを抜き変身解除する)へへっ、あんがとな。手伝ってくれて。(両手を合わせ、
アーロンに感謝を示す) 」
アーロン「俺は……俺の成すべき事を遂げただけだ。 」
飛電或人「そっか… あんた、これからどうするんだ? 」
アーロン「……さて、な。だが、これで終わりではない。
アポロ……奴の口から放たれた言葉が事実であれば、な。 」
飛電或人「……まだ事件は終わっちゃいない…ということか。(レックウザが突き破ったことで空いた天井の穴、そこから差し込む太陽の光を眩しそうに仰ぐ)…でも大丈夫だ。だってあいつらには「夢」があるから。「夢」を持つ人の覚悟ってのは…とんでもなく強いんだ。あんたもそうだろう?じゃあ、その「夢」…追いかけないとな。(
アーロンを横切る際に彼の肩にポンと手を置き、そのままオーロラカーテンの中へと姿を消す。やがて灰色の壁は静かに消滅した) 」
アーロン「……だと、いいがな。(その場をあとにする) 」
― ナナシマ・たんじょうのしま ―
ヒ ュ ォ ォ ォ … ッ … (ここはとてもとても小さな島。見事なまでに綺麗な三角形を模っていること以外、ただ平野が広がる殺風景な島。だからこそ、空と海の広大な青を一心に受け止められるほどの美しい眺めが広がっていた)
ヒガナ「 バサバサ…ついにここまで辿り着いた。(潮風にボロボロのマントが靡く中、本島へと繋がる一本道の橋の上で、その先にある島を呆然と眺めている) 」
ブン「いてて…いってぇよねえちゃん…!腹も減ったし出前でチャーハン取ろうよねえ、ねえチャーハン!(橋の上でフームから治療を受けている) 」
フーム「ちょっとブン、動かないの!いくらカワサキでもこんなところまで出前には来ないわよ!ほんとにもうっ、無茶ばかりするんだから…(ブンの傷跡に消毒している) 」
桐生戦兎「まったくだな…(頬に貼られた絆創膏に手を当てながら、治療で痛がるブンをよそ目に滑稽そうに笑う) 」
ヒロ「……ここか(ヒガナの後ろから歩いてくる) 」
ヒガナ「 ……ついてきて。(治療中のブンたちに一瞥を与えた後、ヒロだけにそう告げ橋の上を歩み続ける)ザッ…ザッ…(本島へと続く短い階段を淡々とした足取りで駆け登り、その三角形の平野のど真ん中へと歩みを進めていく) …さてっと…ヒロ?最初に会った時に話したこと、覚えてる?やがて来る『大災厄』を止めるためにはレックウザの力が必要不可欠なんだ。予言によれば…間もなくレックウザはこの島へやってくる。 」
ヒロ「ん、あぁ。(ヒガナについて行く)……(彼女の話を聞き)…ここでレックウザを助け……力を貸してもらうってことか 」
ヒガナ「うん。…でも、長い平穏の中で衰弱してしまっている。そんなレックウザに精力を注ぎこむ力を持つものが…ヒロ、君だってこと。君に開花した新たな力…その『鍵』が、レックウザの奥底に眠る真の力…『メガシンカ』を覚醒させる可能性が大いに秘められてる。実際、奴等に洗脳されたレックウザの目を覚ましたのも、君だけが持つその不思議な力があってこそ。つまりね、今のヒロにできないことはないってわけ♪ 」
ヒガナ「君はきっと、レックウザと共にこの世界を『大災厄』から救ってくれる。…でもそれが実現できるのか…「流星の民」の伝承者として、試させてもらうよ。君があの古代ポケモン、レックウザを操れるか……いんや、レックウザと意思を疎通できるほどの精神があるかどうか。レックウザを変えたものが…あくまで『鍵』の力だったのか、それとも…『君自身』の力なのか。 」
ヒガナ「勝負を通じて、全力で君の意志をぶつけてきてほしい。それが私の…私たち「流星の民」が行う、最後の伝承だから。 」
ヒガナ「 ス チ ャ (モンスターボールを手にヒロと対峙する) 構えて、ヒロ。そして乗り越えて。私たちの紡いできたすべてを。 」
ヒロ「……!………わかった。俺の力が、レックウザの力を引き出すことができるかを……試してくれ……!(ヒガナの様子を見て土刀を構える)) 」
ヒガナ「 ニ ィ … (身構えるヒロを不敵に笑む) …… …… ……ふぅ…(深呼吸する) ……… …… ……(鼓動が…早くなってきて………うんっ、昂ってきたよ……ッ……!!) 」
ヒガナ「 ハ ッ ――――――!!! "届け"!!(モンスターボールを投げつけた) 」
Vs 《流星の伝承者》 ヒガナ
リザードン「リザァッ!!(ヒガナに繰り出され、火炎を纏う爪を振り上げヒロに襲い掛かった) 」
ヒロ「…来たか…!(リザードンが襲いかかってくるのを見て)…てやぁっ!(爪に向けて土刀をぶつける)……でやぁぁ!!!(そのままリザードンごと薙ぎ払おうと試みる) 」
リザードン「 ガキ ィ ン ッ ――― グルルゥァッ!!(爪による斬撃をいなされた後、薙ぎ払われる前にその重量を利用した体当たりでヒロを吹き飛ばした) 」
ヒロ「くっ…!(体当たりを受けるも、とっさに地面の土を足に巻きつけていたため、大きくは吹き飛ばされずに後ろに倒れる)……そらぁぁ!!!!(そのままリザードンの方に戻り、その勢いを利用して体当たりを食らわせる) 」
リザードン「 ブ ワ サ ァ ッ ! ! (両翼を羽搏かせ宙へと舞い上がる) ヒ ュ ォ ッ ――――― ガ ッ ! (突風の如き速度で瞬く間に体当たりを仕掛けようとしたヒロへと迫り、彼の首を強く鷲掴んでそのまま上昇する) グ ル ン ッ ―――――― ド ゴ ォ … ッ … ! ! ! (宙で円を描いて凄まじい速度で急降下。地面が目前に迫った時、ヒロを大地に強く叩きつける技“ちきゅうなげ”を炸裂させた)リザァッ!!(パワーもスピードも、ヒロの一歩先を行くかのように強い。対峙するヒロから一切視線を外さず睨み続ける) 」
ヒガナ「どうしたの、ヒロ。それが君の全力?私のリザードンはまだ、これっぽちも力を出していないよ。 」
ヒロ「ぐうっ……!!!!(勢いよく叩きつけられる)クソッ…(あの野郎……俺の考えを読んでいる……なんてよりは、俺の不意打ちなんざ関係ねえっていうくれぇのスピードを持ってやがる……)(ふらふらと立ち上がる)………まだ、全力は出し切ってねええ!!!!(走り出し、地面を能力で跳ね上げさせる。その勢いのままリザードンに向けて土刀を突き出す) 」
リザードン「 リ ッ ―――― ザ ア ァ ッ ! ! (隆起した地面と共にこちらへ迫るヒロに、両足で大地を強く踏み鳴らす。)―――― ズ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ッ ! ! ! ! ! (大地を激しく揺らす技“じしん”でヒロが操る地面に衝撃を与え、彼を転倒させる) 」
ザグンッ――― ! (ヒロが付きだした土刀の刀身が地面に深く突き刺さった)
ヒガナ「―――― “ブラストバーン” ―――― 」
リザードン「 リザァアッ!! ドゥッ、ドウッ、ドゥッ ! ! ! ! ボ ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ッ ! ! ! ! (天を轟かすほどの咆哮を上げると、地面から幾つもの火柱が沸き起こり平野が瞬く間に火の海に包まれる。火柱は徐々にその熱を帯びながら、隙だらけのヒロを圧砕するかの如く四方から襲い掛かる) 」
ヒロ「………なにぃっ…!?(じしんでの衝撃で転倒)…ちっ、あんな技まであんのかよ……マジで相性悪いな……!!(火柱に気づく)…くそっ、間に合え!!!(自身の周囲の地面を盛り上げさせ、彼を囲むように球体のような盾を作る) 」
ヒガナ「君の力は理解しているよ。ずっと傍で戦って見てきたからね。だから対策も容易い。(火柱から巻き散る火の粉が全身を横切っていく中、依然情け容赦のない冷徹な瞳でヒロを見続ける) 」
リザードン「――――― ボ ゴ ォ ン ッ ! ! ! (灼熱の火柱に対し守りに徹するヒロの砦に亀裂が生じる。その後、激しい音と共に土の砦は瓦解。現れた竜の拳は紅蓮を纏い、寸分の隙を与える間もなくヒロにその炎拳が届き―――)――― ド ギ ャ ア ア ァ ン ッ ! ! ! (“ほのおのパンチ”で彼を強く殴り飛ばした) 」
ヒロ「ぐあまぁぁっ!!!(土の砦が瓦解した時にはすでに遅く、殴り飛ばされる)…! 」
……ピタッ……ヒュンヒュンヒュンヒュン…ッ!!!(瓦解した土の砦がその落ちる勢いを止め、弾幕を張るようにリザードンに襲いかかる)
リザードン「……! リザアアアアァァァァアアアアッ!!!!(機関銃のように解き放たれた土の弾幕を、たった一度の、衝撃波の如き強い咆哮だけですべてを相殺したのだった) 」
ヒガナ「……(「がっかりだよ」 そう言いたげそうな哀れんだ瞳を一瞬浮かべ、静かに瞳を閉ざす)それとも何かな、君が全力を出せられる何か…理由付けが必要なのかもしれないね。……仕方ない。ほんとはすべてが終わったその後でちゃんと話そうと思ったんだけど…今しちゃおうかな。(改まった様子でヒロに向き合う) 」
ヒロ「………あの叫び一回だけで全てをフイにしちまうとは……隙すらつけねえ…!(リザードンを見て)……何?(ヒガナの様子を見て) 」
ヒガナ「(砂塵が舞い、火炎の残り火がパチパチと音を立てる空間の中、ヒロにその赤い瞳を向ける)―――ねぇ、ヒロ。私たちが出会ったのは、ただの「偶然」だと思う? 」
ヒガナ「私は予言で君と出会うことを予知していた。ううん、それだけじゃない。君が『
特異点』であることも、そして、その存在として覚醒した君に『
キーブレード』の力が芽生えることも、初めから知っていたんだ。 」
ヒロ「……なんだって……?
キーブレードの力を…すでに…?ヒガナの話を聞き) 」
ヒガナ「私はこれまで、多くの世界…いや、一口に「世界」とはいっても、それは君たちが思うようなものじゃないかもしれない。少なくとも、こことは似て非なる世界…あの「
アコール」って人が言ってた、並行世界とか。そんな数多の世界をずっと旅し続けてきた。ずっとひとりで。目的はただ一つ、流星の民の預言に則り…世界に降りかかる『大災厄』を阻止すること。 」
ヒガナ「…「この世界」だけじゃないんだよ。どの世界にも、必ず『大災厄』は存在する。私はそれを阻止するためにいろんな手を使って回避を試みた。多くの犠牲を生み出してしまうこともあった、世界を救うために世界を壊してしまうこともあった、いろんな失敗を繰り返してきた。結局、私はどの世界でも『大災厄』を食い止めることができなかった…何故同じ運命を辿るのか、どうすれば一つでも多くの世界を救えるのか…無い知恵を絞って考えた。 」
ヒガナ「そんな中、「この世界」へ来る直前、ある世界で奇跡を見た。その世界もまた、『大災厄』による世界消滅の危機が迫っていた。けれどそこで、ある一人の青年が起こした奇跡に…私は救世の可能性を見出した。それが、初めて知った『
特異点』という存在。 」
ヒガナ「誕生と消滅を繰り返す歴史の中で広がる数多の分岐…既に決められた未来を変えられる可能性の存在。『
特異点』こそが、あらゆる世界を救い出す救世主となることを知った。 」
ヒガナ「でもその世界の『
特異点』は、その己の存在意義に気づかないまま、『
特異点』としての覚醒を遂げず…結果、世界は消滅した。だけど希望の可能性を見た私は、再び誕生を遂げた新たな歴史の中で『
特異点』と出会い…今度こそ世界を救うと決めた。 」
ヒガナ「……もう一度聞くよ、ヒロ。私たちが出会ったのは、本当にただの「偶然」だと思う? 」
ヒガナ「君がこの島へ来ることも、船の上で
門矢士に海に落とされた君とミヤコを私が救ったことも、そしてあの時、トレーナータワーでの戦いで君とミヤコを先に行かせたことにも…違和感はなかった?(ここでようやく、ヒロの言葉を聞きだそうとする) 」
ヒロ「………まさか、あんた……俺の力を引き出すために……彼女を利用したというのか!!!!(ヒガナの話を聞き) 」
ヒガナ「想像力はあるみたいだね。(ヒロの反応に表情一つ変えることなく、更に言葉を続ける)…隠していたことを話すよ。私は君と出会う前から、"こうなることをすべて知っていた"んだ。 」
ヒガナ「
ロケット団の団員に扮し、組織復活計画の手引きをし、世界の破壊者《ディケイド》を組織の首領に仕立て上げたのも、すべて私がしてきたことなんだよ。目的はただ一つ、『
特異点』である君の"覚醒"を図るため。君をこの島へ誘ったのも、船から落とされた君たちを救ったのも、ここまで一緒に戦ってきたのも、ぜんぶ計画の内。」
ヒガナ「ここまで来る道中で、君は私の実力をその目で間近に見たはず。自尊するわけじゃあないんだけど、私ほどの実力があれば、
ロケット団の雑魚相手に時間がかかることはない。雑魚をさっさと蹴散らし、窮地に陥った君の代わりに彼女を救うことだって十分にできたはず。 」
ヒガナ「ディケイドによってミヤコが消滅することも予言で知っていた。だけど阻止しなかった……理由はさっき言った通り、君が『
特異点』としての本当の力に目覚めてもらうため。もっとも、ディケイド本人にとっては、ミヤコのあの"決断"は予想できなかったみたいだけどね。 」
ヒロの脳裏に、ディケイドの攻撃から自分を庇ったミヤコの姿がフラッシュバックされる。
――― "あのね… …ヒロ、は… はぁ……はぁ…ミヤコに、大切なものを…思い出させてくれたの…" ―――
――― "だから、ミヤコ…… ヒロと会えて… ほんとに…よかったの……" ―――
――――― "あ り が と う" ―――――
ヒガナ「彼(士)があのとき何を思ったのかは知る由もないけど…結果的に、私は目的の一つを果たした。ミヤコも、ディケイドも、消えた。残されたのは、『大災厄』と、それを食い止めるための鍵…『
特異点』。そして私は、君や君の周りの人間たちを利用した人間。もしかすると…私自身が、君にとっての『大災厄』なのかもしれないね。(自嘲気味にふっと鼻で笑いながら)…だけどこれで十分なんだ。私たちが戦う理由なんて。 」
ヒガナ「―――― ねぇ、ヒロ? ―――― (そして少女は一歩詰め寄る) 」
ヒロ「(ミヤコの言葉を聞き)………あんたって奴は……あんたって奴は!!!!!!!!!!!(ギリっと拳を震わせて) 」
ヒロ「あんたのせいで……あんたのせいで……!!!!!!!!!!(詰め寄るヒガナに対して勢いよく駆け出す) 」
キ ュ ガ ア ア ァ ァ … ッ … ! ! ! (ヒロの手に、眩い光が収束する。光はやがて剣を成し、『
キーブレード』として顕現された)
ヒガナ「…人生は選択の連続。何かを得るためには、何かを切り捨てなくちゃならない。大きなものを救うために、小さなものを犠牲にする決断も迫られる。覚悟無き者は何も選べない。……君はどうかな。 」
ヒガナ「私は私の覚悟を決めて戦ってきた。これからもそれは変わらない。…君の覚悟を見せてよ。(
キーブレードを構えるヒロに、意を決した純粋な瞳を露わにする) 」
リザードン「――――リザアアアァァアアッ!!!(ヒガナの合図に、口内に蓄えた灼熱の火炎を吐き散らした) 」
ヒロ「……その小さな犠牲が……彼女だったって言いたいのか!!!!(灼熱の火炎に対して
キーブレードを振るう) 」
リザードン「……!(切り払われた火炎の中から顔を出し、鋭い爪による一閃“ドラゴンクロー”を繰り出そうとする) 」
ヒガナ「いいかい、ヒロ。人はどれだけ強くあろうとしても、そこには弱さも背中合わせに隠れている。何かを守るために強くなる、けれど、どれだけ強くなっても守れないものはある。 」
ヒガナ「"救"っても、"掬"っても、この両手に抱えたものはすでにたくさんのもので溢れてしまい、そして何かが零れ落ちていく。すべてを救おうという強い意志を持つからこそ、そのたった一つ零れてしまったものに、弱さを剥きだしてしまう。君は強い、だけど弱い。だから彼女を救えなかったんじゃないかな?(更にヒロの感情を掻き立てようとする) 」
ヒロ「……!!知ったような口を!!!!!…その弱さが出てくる限り……必ず誰かを救えない……そう言いたいのか!!!(その言葉とは裏腹に、核心を突かれたかのような荒げた語気で彼女に) 」
ヒロ「…もう誰も失いたくない………誰も失いたくないんだ!!!!!!(ドラゴンクローをキーブレードで薙ぎ払う) 」
リザードン「 ガアキィンッ、ガキャンッキィンッ、ガキィィイインッ ! ! ! ! (爪と剣による互いの激しい剣劇に、火花が飛び散っていく) 」
ヒガナ「…私だって……――――― 私 だ っ て ッ! ! !(突然声を荒げる)…みんなを、世界を、きっとそのすべてを守れるって信じて戦い続けてきたんだ…ッ…!!(その時、初めてヒガナの本当の感情が、ヒロと衝突した) 」
ヒガナ「だけどねぇ…ッ…!やっぱり、"そう"なるんだよ… どれだけ強くなったって、どれだけ手を伸ばしたって、決して届かないんだ…ッ…!!!(紅き双眸が潤む) 」
ヒロ「……!!!(ヒガナの本当の想い、それを言葉で聞き動揺を見せる)き、君は………!! 」
ヒガナ「ハァ…ハァ……「私たち」はそうやって何度も絶望に抗いながらッ…その度に這いずりながら、少しずつ立ち上がってきた…!!そうでしょ…ッ…!?その先にきっと…微かな「キボウ」があるって……信じて…ッ…!!!(紅い瞳から、ひとつ、またひとつと「感情」が流れ落ちる) 」
リザードン「リザアアアアァァァアアアアッ!!!(ヒガナの想いに呼応するように雄叫びを上げ、ヒロに最大出力の火炎の渦“オーバーヒート”を拡散させ、彼を焼き尽くさんと襲い掛かった) 」
ヒロ「………そうか……さっきの言葉は謝る。(「知ったような口を…!」と言ったのに対して)そう、俺たちは抗ってきたんだ。……いつか、きっと……必ず全てを救える時が来ると信じて……なぁ!!!!(キーブレードを持ち、炎を薙ぎ払わんと勢いよく振り回しながらリザードンに向けて駆け出していく) 」
リザードン「――――!!(ヒロの抗う意思…その覇気に初めて、屈強な竜が一瞬圧倒される)―――― リザアアアァァッ!!(紅蓮を纏う拳を再びヒロに繰り出す。しかし、その拳はヒロにかわされてしまい…――――) 」
ヒガナ「守れるものも、守れないものを…そうだとわかっていても救うんだ…!そんな、英雄(ヒーロー)みたいな力があれば…!!…そんなの、あるわけないって思った…すべてを救うことなんて、無理だと決めつけてた…でも……ッ… 」
ヒガナ「…ようやく、"届き"そうなんだ……私の「キオク」に刷り込まれた『朋』の声が…もう"ここにはいない"『彼女』の声が…ッ…!私をこの世界へと導いてくれたんだ…!強さも、弱さも、越えて…越えて…越えて…ッ…!!本当にすべてを救えるかもしれない「キボウ」があるこの世界に…!!可能性に賭けて飛び込んだんだ…!!! 」
ヒロ「………でやあああああ!!!!!!!(拳をかわし、その隙をつき……
キーブレードをリザードンに向けて振るう) 」
リザードン「リザアアアァァ…ッ…!!!(彼が振るった強い一閃が鍛え上げられた強靭な肉体に直撃) グラリ……ドサァ…ッ… ! ! ! (たったの一撃で、戦闘不能に陥った) 」
ヒガナ「(倒されたリザードンをボールへ戻し、次のボールを身構える)…そして、「私たち」は出会った。この世界で。……(潤む瞳を一度閉ざし、そして、再びヒロと向き合った)……君も、私も、強くて、弱かったんだ。(そして、そのボールを投げつけた) 」
ボーマンダ「 ゴ ガ ア ア ァ ッ ! ! (ヒガナが最後に繰り出したのは、ヒロと共に幾度と共闘を繰り広げた彼女の相棒だった) 」
ヒガナ「もしかしたら、もしかしたら…ほんの僅か、1mmでも何かがズレていたなら…「私たち」の立場は逆だったかもしれない。ううん…それ以前に、こうして出会うこともなかったのかもしれない。でも…今、出会えたんだ……流星の民が…私が紡いできた想いが、届く―――――――!!!(その時、彼女の中で様々な思い、感情…「記憶」が、溢れ返ってきた) 」
ああ……やっと、思い出せた……
ずっと思い出せなかった… 私の大切な…「キオク」……
会いたいなぁ……会いたいよぉ… ―――――― 『シガナ』ぁ…
ね…このままで…… まだ…あと、ちょっと…
…… …… ……
この思いが…届くといいな………届けるんだ……届けなくちゃ……届け……届け……ッ……―――――
ヒガナ「―――― 届 け え え え え え え え え え え え え え ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ー ー ー ー ー ー ッ ! ! ! ! (右足に装着されたメガンクレットのキーストーンが、強く輝き出した) 」
ボーマンダ→メガボーマンダ「(ボーマンダが持つメガストーン「ボーマンダナイト」がヒガナのキーストーンに反応し輝きだす) キュラキュラキュラ―――― ズ ギ ャア ア ア ァ ァ ン ッ ! ! ! グオオオオオォォオオオオオンッ!!!(真なる力を解放し、時空を歪ませるほどの強力な覇気を全身に纏い突撃する技“ドラゴンダイブ”を繰り出し、圧倒的な速度で真正面からヒロに突撃しようとする) 」
――――― ピ カ ア ア ァ ァ ァ … ッ … ! ! ! ! (ヒガナのキーストーンが輝くと同時に、ヒロが持つ
キーブレードもまた強い光を放ち始める。剣身が真っ白な光に包まれ、みるみるとその姿形を変えていく。「キングダムチェーン」より…雷撃を司る新たな
キーブレード「パワーオブヒーロー」へと)
ヒロ「……こいつか…!(ボーマンダを見て)……!!(自身のキーチェーンを見て)……(姿を変えた…?…よくわからんが…雷か…?)……でやあああ!!!(ボーマンダに対し、雷撃を振るう) 」
――――― ド グ ゥ オ オ オ オ ォ ォ ォ オ オ オ ン ッ ! ! ! ! ! (竜の覇気と稲妻の一撃が、島の中央で激しく衝突し合った)
メガボーマンダ「 グ ガ ア ア ア アア ア ア ァ ァ ァ ァ ー ー ー ッ ! ! !(ヒガナの意志を乗せた竜はそのままヒロと激しい衝突戦へと乗り出す) 」
ヒロ「……………でやぁぁぁあま!!!!(ボーマンダに対し、
キーブレードで雷撃の連続切りを繰り出す) 」
メガボーマンダ「――――――!!!!(激しい衝突の末、ヒロの抗い続ける意志の強さに敗れ、稲妻に痺れながら静かにその巨体が沈み…)―――― ド サ ァ ッ … ! ! ! (戦闘不能となった) 」
ヒガナ「…… …… …… 」
――――― …届けられたかな… ―――――
ヒ ュ ォ ォ ォ ォ … … (二人の強い意志の衝突に終止符が打たれ、再び小さな島に静寂が訪れる。砂塵が晴れると、心地の良い潮風が二人の頬を伝い、過ぎ去っていく)
ヒロ「ハァ…ハァ…………ふぅっ…(衝突の終止符を察し、呼吸を整える)」
ヒガナ「……(気絶したメガボーマンダをボールへ戻す) …… ……流石だよ、ヒロ。(弱弱しい表情でありながらも、そんな中で嘘偽りのない明るい笑みを彼に浮かべた) 」
ヒロ「………あぁ(ヒガナの笑みに対し、笑みで返す)…(彼女の元に近づき、握手を求める) 」
ヒガナ「……!(初めは驚愕の眼差しで差し出された彼の手を見つめた)……(その手で…一体どれだけ多くのものを救おうとしてきたんだろう……)……ギュ…(彼の手に自らの手を近づけ、強く、固く、握手した) 」
ヒガナ「…君も…私も…この世界で生きている誰もが、何かを背負って、そのために戦い、生きている。その先にどれだけの不安や絶望があったとして、また弱さに震えても……それでもっ、乗り越えて…強くなって…生き続けるんだ… 」
ヒガナ「私も君も、大切なものを失った。それが大きなものだとか、小さなものだとか…関係ない。失う弱さを知っているから、新しい何かを得る強さの素晴らしさを…教えてもらったんだ。私は、『シガナ』から…君は、『ミヤコ』から… 」
ヒガナ「…もう迷わないよ…だって、今なら、本当に…何もかもを、救える…そんな気持ちで、いっぱいだから。 」
ヒガナ「…………ごめんなさい……そして……ありがとう…っ………(溢れそうな感情と共に、掠れた声でヒロに) 」
ヒロ「………(想いは同じだったんだ。俺も、彼女も。………失う辛さ…そして、これ以上誰も失いたくないという気持ち……)(握手に応じたヒガナを見て)(シガナ…?…それが、彼女の大切な……)…………(ヒガナの肩に優しく手を置く)…行こう、レックウザが来る…そうだろ?(ニッとしながら) 」
ヒガナ「……!……そうだったね…(瞳に浮かぶ「感情」を腕で拭い、青い空を仰いだ)……今度こそ、救うんだ。「私たち」が守りたかったものを。 」
見たくもない未来を見てしまう怖さ、大切なものを失う弱さ、そうならないように頑張って…でも、報われなかった自分の愚かさ。
そんな運命を繰り返す中で……生まれてきたことを恨んだこともあった。
だけど今なら…うん、そんな自分を、許せられそうな気がする。
遥か遠く…本当に気が遠くなりそうな時間(とき)を超えて…
――――― やっと、"届いた"んだから。
最終更新:2021年01月27日 21:39