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人里離れた何処かの地。
今にも潰れそうな古びた小屋の中、電源の付いたブラウン管テレビを前に、一人の女性が座っていた。
DJサガラ「………さて、はじまってしまったなあ。お前はどう行っていくんだ?"今回の観測"を。(テレビの中の男が、女性に語り掛ける) 」
アコール「今も昔も、我々の行う観測に変化はありません。彼ら…引いては、彼らに影響されていく世界の変化を見守ること。それが使命ならば。それよりも、あなたの方は?(足を組み、大きなアタッシュケースの上に置かれた淹れたての紅茶に手を伸ばす)」
DJサガラ「俺も、大方そんなところさ。だが今回の
特異点は違う。いや…もはや重要なのはそこじゃない。「あいつ」が遺したもの、それを継ぐのが何なのか… その際果てに待つ結末が、俺は今回の観測で最も注目に値するものだと思っている。このバブルは不可逆性を内包している。弾けてしまえば、それこそ、どうなるかわかったもんじゃねえ。そうだろう? 」
アコール「彼らはメビウスの路を延々と辿り続けてきた。その終わりなき結末……いえ、これだと語弊がありますね。「始まることのない結末」、とでもいいましょうか。『箱庭』は、それを成そうとおいでで? 」
DJサガラ「さあなぁ……だが、それもまた「あいつ」が望んだことの側面なら、致し方ねえよなぁ。(ははっと滑稽そうに笑いながら)でも俺ぁ…悲観しちゃあいねえぜ。投げられた賽は未だ行方知らず、だからな。」
アコール「だから…我々はただ観ている。それでいい…そうですね?……わかりました。(紅茶を口に含み、ティーカップをそっとテーブルへと置く) 」
アコール「行きましょうか。我々も、観客席へ。(紅茶を口に含み、ティーカップをそっとテーブルへと置く)」
DJサガラ「……ああ。」
― 数日前・AM5:00・某島 ―
キ ラ ン ―――― (夜空に一線を描く一つの彗星が、金属が擦れ合う音を奏でる島へと落ちていく―――)
― 色泉 ―
アーロン「(色泉にて、一人佇む)………やはり、とりわけ何かがあるわけではないか…。 」
アーロン「……まあいい。すべては、あいつらにかかっている……か。(そう言って色泉をあとにする) 」
― シーギャロップ号・イースティン海域 ―
天王寺璃奈「ちぅー……(客船内のフリーゾーンに居座り、タピオカミルクティーを飲んでいた)……良い、船出日和…(それからガラス窓の外に広がる青々とした空海を一望し、無表情の顔で感嘆していた) 」
メディ「本日の天気は降水確率0%で快晴となっております。シーギャロップ号の時速を鑑みて、次なる目的地である西の国へは予定通りに到着する見込みでございます。(容姿も相まって本物のメイドらしく璃奈に礼儀正しく振舞う) 」
あなた「♪~(同じ席でハンバーガーを両手にかぶりついていた) 」
はらぺこあおむし「(フリーゾーンの飲食店でハロウィンのアルバイトをしている) 」
現場猫「ここでコーラをオラコーラに進化させてタップ!そしてオラコーラの追加効果でモルペコの体脂肪率に+900して…ヨシ!これでターンエンド!(フリーゾーンでキバハゲデュエルをしている) 」
電話猫「どうしてルールブックの通りに遊ばないのですか?どうして…(涙目)(墓地には大量のカードが山積みにされ、残る手札はたったの一枚という悲惨な状況) 」
天王寺璃奈「うん、ありがとう、メディ。………(メディをじーっと見つめだす) 」
メディ「……?? いかがなさいましたか?(璃奈に傾げる) 」
天王寺璃奈「…ううん。まるで、本物の人間みたいだなって。メディ、私と違って感情表現、とっても豊か。それに、かわいい。璃奈ちゃんボード…〖〃ω〃〗ポッ♡ 」
メディ「……いえ、わたくしは璃奈様と或人社長により造られたヒューマギア。それに、感情の表現もコンピュータによるデジタル信号の受信によって表面上に映し出されるに過ぎず、その…いまいち感情というものがどのようなものなのか、まだ理解には膨大な情報を有します。(照れた表情を再現する) 」
天王寺璃奈「じゃあ、これから私たちと、一緒にいろんなこと、経験しよう。そしたら、メディのその疑問も解消される、はず。私は、感情は理解できても、それ自分で表現するのが、苦手…だから、メディには、私の代わりに、もっといろんな顔を、見せてほしい。璃奈ちゃんボード…〖*≧▽≦*〗わくわく♪ 」
メディ「璃奈様…(和らな笑みを表現して応えてみせた)」
あなた「……♪(璃奈の隣で、無表情でわくわくのポーズをとっている) 」
ヒロ「ヒューマギア、だったか?すごい技術だな…表現方法といい仕草といい…どこまで人間に似せているんだ…?(食べていたチュロスを片手にしながらメディの柔らかそうな頬へ人差し指を伸ばして触れようとする) 」
メディ「あまり気やすく触られると困ります。(ヒロの腕を掴んで即座に掌に親指を強くねじ込ませてツボを突く。ヒロの血行を良くするが代わりにめちゃくちゃ痛い) 」
ヒロ「あだだだだだだだ!!!?わ、悪かったよ!だから離してくれあだだだだあ!!(悶絶) 」
天王寺璃奈「いたそー……璃奈ちゃんボード…〖*≧m≦*〗ぷぷっ♪(ヒロとメディのやり取りを見て和む) 」
渡辺曜「全速前進、ヨーソロー♪(甲板上でデッキブラシ片手にビシィと進行方向を指差している) 」
ピンポンパンポーン…♪(優雅な船旅を楽しんでいた一行だったが、ここで客船内にてアナウンス放送が始まろうとしていた)
ヒロ「いってえ~……?(片手をひらひらさせながらアナウンス音を耳にする)おっ、もうすぐ到着か…? 」
メディ「いえ…まだ到着予定時刻までかなり時間がございますが… 」
アナウンス「船内のお客様へご連絡いたします。現在、通過中のイースティン海域にて巨大な渦潮が発生しており、進航が大変難しい状況となっております。そのため、付近の「リューズ島」へ緊急停泊いたします。皆様には、大変ご不便をお掛けいたしますが、事情をお汲み取りの上、ご理解ご協力のほどお願い申しあげます。 」
あなた「……?……!(そのアナウンスを聞いた後すぐに窓の外を確認すると、何かを発見したのか璃奈の肩を軽く叩いて「それ」へと促す) 」
天王寺璃奈「……渦潮……?(アナウンスに耳を傾けながら、あなたに促されて窓の外を見る) 」
ミズO「なんだって工エエェ!!?ふざけんな【放送禁止用語】!!【自主規制】!!【汚いスラング】!!この先で待ちに待ったライヴやるんだよォーーーーもう我慢ならたん俺ァ泳いでいくぜ!! 」
BIGBOSS「ボートを出せ。水も食料もなくていい(ミズOを簀巻きにして島流しにする) 」
豪華客船の前方周辺の海域にて、アナウンスにもあった大きな海の歪み「渦潮」が、確かにそこに存在していた。
渦潮は一か所と言わず広範囲に幾つも存在している模様で、旋回して突き進もうにも困難なことが素人の目にも明らかであった。
アスラン「やめろ!死にたいのか!?この、馬鹿野郎!!(ミズOを殴ろうとするが船員たちに取り押さえられる) 」
スモやん「半端な覚悟じゃ、あの渦潮の前で意識を保つ事さえできねェ…!!相変わらず…スゲェ"渦"だ…!(ドンッ!) 」
ヒロ「なっ、渦潮!?マジかよ…なんでまた急にそんな…これじゃあしばらく先に進めないな… 」
テリー(DQⅥ)「ここにきて、この渦潮………これだけの数となると、この先へ進ませたくない何者かの仕業、って可能性もあるな…(船内にて、無数の渦潮を目の当たりにして) 」
メディ「不測の事態になってしまいましたね…この海域の運行状況については、まだリアルタイムの更新向上の過程のため、事前情報としてお伝えすることができませんでした。大変申し訳ございません…(申し訳なさそうに璃奈たちへ頭を下げる) 」
おまるゴン2「失礼、敵船(だと思われる)のでつい船を降りてしまった(アヒルのおもちゃのように海面を漂っていたため、ものの一瞬で渦潮に飲み込まれる) ドゥン (あのアルセウスもドン引きする鉄壁を誇るポリ2のHPが黒塗りにされる様が乗船客達から見えた。その一部始終は、この渦潮がいかに凶悪であるかを物語っていた) 」
天王寺璃奈「ううん、メディは悪くないよ。それに、メディは目覚めたばかり…だからまだ、この世界のこと、わからないことたくさんある。それは、私も、みんなも同じ。未知の土地ほど、わからないこと、たくさんある。私も、渦潮なんて生まれて初めて見た。だから、そんなに悪い気、しないよ?(メディを慰めるように頭を撫でる) 」
盛るペコ(はらぺこのすがた)「は~~~~~客船に乗ればビキニ美女を好きなだけ盛れると思ったのに、出迎えたのは渦潮だけペコ。萎えペコ~~~~~。(サングラス装備でデッキにあるビーチチェアに寝転がっている) 」
ペニーワイズ「はあいジョージィ?俺と海へダイブしない?(渦潮の渦中へ呑み込まれていく。ちなみに体にはちゃちゃまるという名の浮き輪をくくり付けたロープが巻かれているが、まるで意味を成していない) 」
ジョージ「そんなこといって俺と海心中するつもりだろ!?騙されんぞ!お前は5ターンの間渦潮のダメージを受け続けて悶え苦しむがいい!(ポケモン脳) 」
ちゃちゃまる「ぴえん(ペニーワイズと共に渦潮に流されている) 」
メディ「璃奈様…(しょぼくれた顔で璃奈に頭を撫でられる) 」
ヒロ「なーに、気にすんなって!ドンマイドンマイ!(自分もメディの頭を撫でようとする) 」
メディ「だから気やすく触らないでください。(再びヒロの腕を掴んで今度は両の親指で更に強くツボを刺激する。当然痛みは先程の倍以上) 」
ヒロ「いでええええええええええええええええ!!!!!!!(大悶絶) 」
テリー(DQⅥ)「…おいお前ら、〝準備〟をしておけよ。もしかしたら、もしかするかもしれないからな。(船内の面々に) 」
テレンス・T・ダービー「もしかして…オラオラですかーッ!?(違) 」
ピカマン「 ニー ファー ウェウレーヴァー ユーアー アーイ ビリー ダッ チダ ハーダズ ゴウオーン (船首に貼り付けにされたままタイタニックのあれを声高らかに歌っている この後溺死したんだよね……) 」
ほどなくして、シーギャロップ号は付近の島へと旋回して進むのだった…
リューズ島 ――
そこは僅かな草木に紛れて数多の錆びた歯車残骸がいくつも点在していた、ゼンマイ仕掛けの島。
豪華客船が停泊した交易港にはたくさんの船や人だかりができており、とても賑やかな様子だった。
あなた「ト、ト、ト…!(他の脚や船員たちに流れて島へと上陸する)………!(初めて見る島の光景に目を奪われる) 」
天王寺璃奈「ここが……!(見渡す限り歯車がいくつもある変わった島に興味津々なのか、ずっと惚ける様に傍観していた) 」
ヒロ「すごいな…歯車だらけの島、か…!見たところ人もたくさんいるし、住んでる島民も結構いるのかもしれないな。 」
テリー(DQⅥ)「……ふん、事無きを得たか。それにしても………随分とがちゃがちゃやかましそう場所だな。(人だかりを見て) 」
メディ「リューズ島の位置情報をマップデータへセーブいたしました。衛星ゼアからの視覚情報によれば、およそ1000年前から存在する古い大地が海底へと沈み、その山岳が現在のような孤島となっているみたいです。東と西の国を繋ぐ海域に存在する島国の中では3番目に大きく発展しており、また島そのものが世界遺産に登録されている観光地ともなっているようです。」
メディ「今我々のいるこの交易港を見てもご覧の通り、主に東西国の貿易における仲介地点ともなっており、そのため船や人の出入りも頻繁にあるみたいですが………どうやら、先程の渦潮の影響でしょうか?見たところ、港に停泊している船で逼迫しているようで…。我々が搭乗した客船を最後に停泊所が埋まってしまったみたいですね。」
天王寺璃奈「そう、なんだ…(メディの解説を聞いて周囲の人だかりや停泊しているたくさんの船を視界に収める)……渦潮が収まるまで、この島で待機、かな… 」
ヒロ「なるほどな…仕方ない… じゃあ、まずは宿泊できる場所を確保しないとだな。 」
テリー(DQⅥ)「ほぉ……そいつはおめでたいな。他の連中に先を越されずに済んだってわけだ。 …しっかし、こんだけ賑わってりゃ、お前らのお目当てな情報のひとつやふたつ、転がってたりするかもな。……ま、俺には関わりのない話だがな。 」
はらぺこあおむし「(港でハロウィンの積み荷のアルバイトをしている) 」
ヒロ「って、お前は誰だ!?(今更テリーに驚く) 」
テリー(DQⅥ)「……あん?はんっ、この俺に名前を聞くんなら、まずはそっちが先だろ。話にもなりゃあしない。(ヒロに) 」
ロビン「……?あの後ろ姿、ひょっとして………!あら、ヒロじゃない♪(ヒロへと近づきながらその横顔を確認し、本人だと分かった途端声をかける) 」
ヒロ「おっと、すまなかったな。俺はヒロ!そしてこっちは俺の推しの星空凛(の寝そべり人形)だ!よろしく!(肩に人形を乗せてテリーに)……!?あ、あんたは…!ああ、久しぶりだな…!(ロビンとの再会に顔を綻ばせる) 」
天王寺璃奈「……?ヒロさんの、お知り合い…?(ロビンを見つめながらヒロに尋ねる) 」
ロビン「ええ、本当に久しぶりね…!こんなところでまた会えるなんて、すごい偶然だわ。神樹の時以来かしら……あら?ふふっ、はじめまして。(ヒロの隣にいた璃奈を変わら意志く想い、ふふっと大人の女性らしい微笑みを浮かべる) 」
ヒロ「ああ、そうだな…(神樹、か…なんだか懐かしいな…)と、とにかくまた会えてうれしいよ……?ああ、そうだ。前に、一緒に冒険したことがあってだな…(璃奈に) 」
テリー(DQⅥ)「あぁ…お前がヒロとかいうガキか。女子供ちゃらちゃら連れ込んで、呑気なもんだ。……俺はテリー、最強の剣士だ。(ヒロに) 」
天王寺璃奈「そう、なんだ……(ロビンへ「はじめまして」とぺこり、お辞儀する。同時に背後にいたメディも続けてロビンへお辞儀した) 」
あなた「……!(テリーとロビンに手を挙げて挨拶する) 」
ロビン「見たところ、この島に着いたばかりのようね。人だかりの多いここで立ち話をするのもなんだし、町の方へ行ってお茶でもいかがかしら?「私たち」がこの島で知り得た情報を、あなたたちにも教えた方がいいかと思うし。 」
ヒロ「最強だって!?俺は最強の紳士になる男だあああああ!(謎の対抗心を燃やす)…ああ、そうなんだ。でもあの変な渦潮が原因で……ん、「私たち」?他に仲間がいるのか? 」
テリー(DQⅥ)「ん……なんだお前。………喋れないのか。(『あなた』を見て、すぐに汲み取る) 」
ロビン「あら、以前話していなかったかしら?私は「麦わら海賊団」の一味なのよ。(うふふと笑いながら)私たちもそう。昨夜、航海の途中にあの渦潮に遮られて…仕方なくこの島へ上陸したところなの。本島にあるような大都市ではないのだけど、町へ行けばそれなりにお店や宿もあるわ。そこの紹介も兼ねて、ね? よかったらあなたもどう?(テリーにも話しかける) 」
あなた「……コクリ…(テリーへ頷く) 」
ヒロ「そうか…じゃあお言葉に甘えて、そうしようかな。璃奈ちゃんたちも、それでいいか? 」
天王寺璃奈「うん。私も、この島のこと、いっぱい知りたい。(無表情なりにもその瞳は好奇心で輝いていた) 」
メディ「わたくしもまだまだ情報不足故、いろいろとご教授いただければ幸いです。 」
テリー(DQⅥ)「……そうか。(『あなた』に) そうだな……情報は力だと言う。あんたの話、受けてやってもいい。(ロビンに。あくまで上から目線一本) 」
ロビン「決まりね…♪(一同の反応を見て、ぱん、と両手を叩く) さあ、行きましょう。町へ案内するわ。 」
あなた「……(テリーとの挨拶が終えた後、ロビンに促されるまま彼女とともに町へと歩き出す) 」
金髪の青年「――――(豪華客船のデッキにある手すりに凭れながら、町へと歩いていく一行…特に「あなた」の背を、その銀杏色の瞳に捉えていたのだった―――)」
― リューズ島・ネジの町 ―
ネジの町と呼ばれるそこは、大きな一本の脇に様々な店や建物が並列している簡素な町並みだった。
野外には屋台や一人身で物売りをしている商業者たちがいるなど、それなりに賑わいを見せていた。
天王寺璃奈「わぁ……アニメや漫画でよく見た町並み…でも、実際に目にしたの、初めて…(いろんなお店や人を横切りながら何度も右往左往と見渡している) 」
メディ「今しがた目にしたところ、このリューズ島の代名詞ともいえる歯車をはじめとした機械部品を売っているお店が多く見受けられますね。もしかすると、璃奈様のお気に召すジャンクパーツが安値で購入できるかもしれません。後で見に行ってみましょう。 」
天王寺璃奈「うん。冒険や、後、メディのために役立ちそうなものを作るには、絶対見逃せない… あ、果物や、他にも美味しそうなもの、たくさんある。愛さんが好きなもんじゃ焼きまで… 」
デージー(ピザ屋出張店ver)「全ての生物の構造的、機能的基本単位はピザである。ピザ屋です!!!エルボゥ!!毎秒1ゼタ枚のピザを焼け!!モッツァレrrrェッヘヘヘヘヘ!!!モッツァレラ(デスボ)!!!デリシャス!!ご注文のマルゲリータ!!!行けピザ!!!!!!!!ボンジョルノ(デスボ)!!! 」
藤原のもこたん「おぉぅ…まあ食ってけやぁ……(⌒,_ゝ⌒)(屋台にて焼き鳥を高火力でばちこり焼いている) 」
タダクニ「おいやべーよ!あそこのファミマ、からあげくん1割引きだって!早く行こうぜ! 」
ファミマ猫「どうしてローソンまでファミマに買収されてたんですか?どうして…(セブイレの制服を着ている) 」
ルシフェル「大丈夫だ、問題ない(ミニストップ派なので知ったことじゃない) 」
八百屋猫「安いヨ安いヨ!今ならとれたて新鮮のメガドライブが、今大流行中のヴァーチャルボーイとセットで15円だよ!買った買った! 」
関羽屋「そんなもの(売り物)はない(「そんなものはない」を売っている) 」
テリー(DQⅥ)「やれやれ……(各々を見て呆れ気味) 」
せがた三四郎「コミュニケーションに困ったら皆で卓を囲んでゲームだ!!本気の遊びは言語も国境も超える!!故にこそセガサターンシロ!!!!!(シーバンバドロ号を背負い投げ) 」
はらぺこあおむし「(路上でハロウィンのアルバイトをしている) 」
いいモルペコ「(道ゆく幼女にマヨネーズを無料配布するバイトをしている) 」
ヒロ「この島にはゲーセンはあるんだろうか…(きょろきょろ見渡しながら歩いている) 」
わるいモルペコ「(道ゆく幼女に青汁を無料配布するバイトをしている) 」
メディ「ここまで歩いてきて分かったのですが、6~7割ほど本島でも見かける店舗(?)の出張店がございますね…或人社長からはそこは学習しなくてもよいと記録にありますが……(ジト目) 」
スパイダーマッ「道行く客人に犬笛を吹かせる男、スパイダーマッ!! 」
デネブ「最初に言っておく!…侑斗をよろしく!はい、これデネブキャンディーね。(道行く人たちにキャンディーを渡している) 」
ヒロ「…何してんすか!多摩川に帰りましょう! 」
兄者「しおってぃーのシャワー(意味深)でPCがあぼーんしたからジャンクでも漁るぞ。なにかいいのねーかなー。 」
トランクス「ヒロさーーーん!飲み物を売っているので、よかったら買いませんかー?おーーーーーーーい!!(案の定トランクスルーされる 」
バリカン「くそぉ~!研坊の野郎!オイラをこんなところへ売り付けやがって~!(ジャンク屋の商品棚に括り付けられている) 」
のじゃロリおじさん「う~む…(世知)辛いのじゃ~……(激辛カレー店で項垂れている) 」
ロビン「……着いたわ。このお店ね。(そう言うと
「あなた」たちを連れて酒屋へと入る)…あら、もうみんないたのね。(そこにいた先客…「仲間」たちを見つけ、席へと座る)あなたたちもどうぞ。何か飲む?ここは私たちがご馳走するわ。(「あなた」たちに) 」
フランキー「アーオッ!ロビンじゃねーか!待ってたぜ。俺たちはもう買い出しが終わったところだ!(すでに席に居座り、大きなジョッキに入ったビールをぐびっと喉へ流し込む) 」
ナミ「あ、ロビン~♪(手を振って迎える)……?その人たちは?(ロビンの背後にいた「あなた」一行を見ながら) 」
チョッパー「おー!ロビンが戻ってきた~!あとは…食材を取りに行ったルフィとゾロ、サンジ、ウソップ、ジンベエだけか… 」
ブルック「ヨホ!これはこれは…先にお茶しております(ハットを上げて紳士的にロビンたちを迎える) 」
天王寺璃奈「あ…(促されるまま席へ座り込む)いいの?…えと、じゃあ…(フランキーが飲んでいるコーラを美味しそうに見つめる)……私も、コーラで…(肩身が狭そうなのか、緊張している様子が見られる) 」
メディ「わたくしは結構です、ありがとうございます。(席には座らず、璃奈の傍に直立する) 」
ヒロ「(トランクスルー)おっす。じゃあ俺もコーラにしようかな! 」
あなた「…… …… ……!(メニュー表と睨めっこしていたが、自分も璃奈と同じコーラをチョイスする) 」
バイトのシャロちゃん「ご注文承りました~(ドリンクの注文を取って厨房へと向かった) 」
ロビン「えっと、まずは自己紹介からね。改めまして…私はロビンよ。ここにいるみんなは「麦わら海賊団」のメンバーで、それぞれ役職を持っているの。ちなみに私は、考古学者よ。よろしくね。 」
フランキー「アオッ♪揃いも揃って俺様の大好物のコーラを頼むとは、気に入ったぜ!俺様はフランキー。船大工をしているスゥーパァー(流暢)なサイボーグだ!よろしくなァ! 」
ナミ「私はナミ♪ 航海士をやっているの。あと、金のある話が大好きよ\(チャリーン♪) 」
チョッパー「チョッパーだ!こう見えても医者なんだ! 」
ブルック「麦わら海賊団・音楽家のブルックと申します…以後、お見知りおきを… いやー、しかしフランキーさんのコーラを飲ませていただいだのですが、炭酸飲料は骨身に染みますね~!ですが私のような健全な体質にはあまり合わないといいますか、飲み続けると体壊しそうで……ま、私既に死んでいるんですけど!ヨホホホホホ!スカルジョーク!!! 」
天王寺璃奈「わあ……(外見も中身も個性の強すぎる麦わら一味を見て驚嘆する)……えと、あの……天王寺璃奈、です… あうあう…よろしく、お願いします……あ…璃奈ちゃんボード…〖*-௰ -*〗ぺこり! 」
あなた「……!(無言でお辞儀する) 」
テリー(DQⅥ)「俺はテリー、最強の剣士になる男だ。(テンプレ) 」
メディ「初めまして。医療支援型ヒューマギアのメディと申します。製作者の天王寺璃奈様をはじめ、みなさまのサポートをいたしております。…ちなみに、主様は記憶障害を患っている関係で、言葉を話すことができません。(言葉を離せない「あなた」を気遣って代わりに自己紹介する) 」
ナミ「最強の剣士になる男って……ぷっ、なにそれ…♪どっかのマリモ剣士にそっくりなこと言うのね、あなた(面白おかしそうにテリーに)わっ、なにそれかわいい~♪手作り?可愛く描けてるわねー♪(璃奈ちゃんボードに感心する) 」
ヒロ「俺はヒロだ。よろしく頼む(一同に) 」
シャロ「お待たせしました~。(全員分の飲み物を運んでくる) 」
天王寺璃奈「か、かわいい……っ…!?あ、あうぅ……〖*>~<*〗(恥ずかしすぎてボードで照れ隠しする) 」
フランキー「おっ!?おめぇ…今、ヒューマギアって言ったか?今巷で噂のアンドロイドじゃねえか!実物は初めて見たが…こいつはたまげたなあ!俺は船大工だが、ロボットなどのメカニック関係にも興味があってよお~…すげえなあ…(サングラスを外し、興味深そうにメディを凝視する)こいつを嬢ちゃんが?見かけによらずなかなかやるじゃねえか!(璃奈を盛大に称賛する) 」
チョッパー「医療ってことは…メディは看護師さんなのかー!?ロボットが医術を施すなんて、すごい技術の進歩だ!俺、わくわくしてときめいちゃうぞー!✨(思わずメディに近寄っていく) 」
天王寺璃奈「…う、うん……どうも、ありがとう……(いろいろと褒められて無表情で赤面し、困りながらコーラに手を伸ばす) 」
ロビン「ふふっ…面白いでしょう、私の仲間たち。(璃奈たちに)へぇ…ヒューマギアねえ。よくできているわね。ふふっ…♪そうだ、或人は元気にしているかしら?(ヒロに) 」
ヒロ「…………よかったな(璃奈を見てそっとつぶやく) 」
メディ「恐縮でございます……?(…かわいい……)(チョッパーの姿に見とれているのか、じーっと眺める) 」
ブルック「ヨホホ!それにしても、ヒューマギアのメディさんも、その主の璃奈様、どちらも大変お美しい…!(きゅっきゅっと自分の革靴をシルクのハンカチできれいに磨き、身だしなみを整える)あの、よろしければ…――――― パンツ、見せてもらってもよろしいでしょうか? (迫真) 」
ナミ「やめんかぁッ!!!(ブルックのこめかみへに強烈な回し蹴り) 」
ブルック「ヨホホホ!手厳しーーーーッ!!!(波に蹴り飛ばされ壁へ大の字にめり込む) 」
天王寺璃奈「うん…こんなに褒められたの、同好会に入部した時以来だから…緊張しちゃう…(小声でヒロに) 」
ナミ「それはそうと…記憶障害で喋ることができないなんて…もしかして、記憶も失っていたり? …実は私たちも昔、旅の途中でみんな記憶を失いかけたことがあってね…あの時は記憶に影響がなかったロビンのおかげでなんとかみんな記憶を取り戻したけれど…。あんまりいい気分はしないわ。あなたのの無くしたもの、いつか全部取り戻せるといいわね…(「あなた」に) 」
あなた「……!……(ナミの言葉にちょっと救われたのか、軽くお辞儀してコーラを口に含む) 」
ヒロ「あぁ、もちろん元気にしてるよ。璃奈ちゃんに手を貸して、あの子を俺たちに託してくれたんだ。(メディを見てロビンに)確かに、緊張するよな…ま、胸を張っていればちっとは落ち着くさ。気休めかも知れないがな(ククッ(璃奈に) 」
ロビン「そう…なら安心したわ。(璃奈たちを微笑ましそうに見つめながらヒロに)あれからまた、新たな冒険に出たみたいね…よかったら、島の話をする前に聴かせてくれるかしら?あなたたちのこと。(にっこりと笑いながら) 」
メディ「はい、では良いところですが、本日は尺の都合で次回へ持ち越しとなります。(画面の前へウィンク) 」
飛電或人「ゑ゛ッ!?メディいつからそんなポジションになったわけ!?そんな設計した覚えないんだけどォ!?(画面外から身を乗り出して彼女に仰天する) 」
メディ「いつものように「To be continued」で区切ったって面白みがないとのことで、今回からはわたくしがこちらの担当を務めさせていただくことになりました。では或人社長。記念すべき最初の回に相応しいギャグをお願いいたします。(無茶振り) 」
飛電或人「ツッコミどころが多すぎてやんなっちゃうよおおおお!はぁ、しょうがねえ…やるからには全力だッ!いくぞ~~~?次回は、「痔痒(か)い~」! はいっ!アルトじゃ~~~~~ないとーーーーー!!!m9(Φ皿Φ)(お尻を掻くジェスチャーしながら画面に向けて指差す) 」
メディ「5点ですね。 」
飛電或人「イズさんより辛辣うううううううううううううううううううう(´;ω;`)ブワッ 」
ロビン「―――……そういうことがあったのね… (ヒロたちの冒険のここまで経緯を聴き、驚きながらも静かに話に耳を傾けていた) 」
チョッパー「医学的にも明確な治療法がない、解決が難しい記憶障害か…俺も気になるぞー… 俺のわたあめ、別けてあげる(「あなた」に同情して屋台で買ったわたあめをプレゼントする) 」
あなた「……!……♪(チョッパーからわたあめを貰い、目を瞑って嬉しさを表現しながら頬張る) 」
ロビン「つまり、今あなたたちは「その子」の記憶を取り戻すために、『
願いの谷』という場所を目指しているのね。(「あなた」に一瞥を送りながら)私もこの世界の文献を読んで知った程度の知識しかないのだけど…とても気になる場所ね。 」
天王寺璃奈「…うん。そこに何があるか、わからない…でも、きっと、「この子」が何か掴めるもの、見つかるはず…(「あなた」の隣で、ロビンたちへそう応える) 」
ナミ「そう……だったら、尚更こんなところで立ち止まっている場合じゃないわね!あなたたちも私たちも、まだ冒険ははじまったばかりだもの。(ぐっと拳を握りしめながら笑顔を浮かべる) 」
メディ「はい… しかし、例の渦潮がある以上、この先の航海は難しいです。何か他に方法があればよろしいのですが… 」
テリー(DQⅥ)「…だが、あの渦潮がどうにかならない限りは、立ち止まっているしかない。 」
ヒロ「記憶を取り戻す手がかり…何か見つかればいいな…(「記憶」について何か思うところがあるのか、心配そうな顔で「あなた」を一瞥)船以外に、何か行ける様なものはないのかな…海がダメなら、空とか… 」
テリー(DQⅥ)「しかし……どうも臭うんだよな。あの渦潮が、何か強力な魔物の仕業だと感じてならないのは……戦士たる者の性〔さが〕かねぇ。 」
フランキー「俺たちが乗る船「サウザンドサニー号」に搭載された秘密兵器「風来(クー・ド)バースト」がありゃあ、あんなでっけえ渦潮の一つや二つ簡単に乗り越えて飛んでいけるんだが…その為にはエネルギーとなるありったけのコーラが必要だ。だが生憎、この島で得られるコーラの量は限られている。島内じゃこの酒屋でしか扱ってないうえに、全然足りねえ。 」
ブルック「などとおっしゃりながら、フランキーさん普通にコーラ頼んで飲んでますよね。 ゲーーップ (コーラを飲んだせいで下品にもゲップを出す) 」
フランキー「うるせえ!飲みてえもんは飲みてえんだよ!(図星を突かれる) 」
ナミ「フランキーの話に続けると、この島はもともと…反対にある西の国から物資を船で搬入していたみたいなんだけど…あの渦潮が原因でが国からの援助も困難となってて、深刻な物資不足に悩まされている現状なの。食料は勿論、その他の資源も含めてね。 」
ロビン「……(全員のやり取りを耳にしながら、一度瞳を閉ざす)…そうね…まずは、あなたたちにも、この島のことについて話しておくわ。そして、今何が起こっているのかも… 」
天王寺璃奈「…私たちだけじゃなく、島のみんなも、困っている…(麦わら海賊団の話を聞きながら、ぼそりと呟く)…うん、教えて、ほしい。この島、気になることたくさんある。どうして…歯車だらけなのかも… 」
ロビン「……この島「リューズ島」はもともと、今から約1000年前である旧カオス文明の時代に生み出された複雑な歯車式機械の産物であり、高度な科学文明を齎していた巨大な工業島だったの。この島のいたるところに点在する歯車は、それ自体構造が非常に精巧で、古代の著名な科学者が作成にかかわった可能性が取り立たされているわ。島にある歯車の建造物全てが世界遺産に登録され、長年島民たちによって大切に保管されてきた…。 」
ロビン「でも今から約500年前…とある事故により島は海に沈み、その山岳が僅かに海面から出て…今のような小さな島のように見えているの。つまり海底には当時の本島が丸ごと沈んでいて、古代遺産は今もなお眠り続けている。そして島の海底には本島がそのまま沈んでおり、今でも一部の歯車が時々起動しては回転し、その遠心力によって海域に渦潮が発生すると言われているわ。 」
メディ「あの渦潮の発生原因は…海底にある幾つもの大きな歯車によってできたものだったのですね。あれだけの大きな渦潮を引き起こせるだけの遠心力…並大抵の造りをした歯車では実現は不可能でしょう。それを可能としているのは、この島独自の特殊な作りをしたあの歯車にある、ということなんですね。 」
ナミ「航海士の私から意見させてもらうと、本来渦潮っていうのは幅がせまく、潮の流れがとても速い海峡などで発生しやすいの。引き潮と満ち潮が合わさって海流が急なものになり、そこに海底の地形も関係して、大きな渦ができる…という仕組みなのよね。そうした自然の摂理でしか発生し得ない自然現象を、歯車という人為的なもので引き起こせるこの島の渦潮は、とても意外なのよ。 」
テリー(DQⅥ)「……魔物の線はハズレか。 ………ん?ちょっと待て。まさかとは思うが、海底に潜ってその歯車を何とかして来い、とか言い出すんじゃないだろうな。 」
ブルック「私は死んでもごめんですね!あ、私…既に死んでましたけど!ヨホホホホ!(テリーに続いて) 」
天王寺璃奈「ほわぁ……自然に発生する渦潮を、歯車で… すごい……!璃奈ちゃんボード…〖* ゚д゚*〗おおっ!(未知の話に興奮してのめり込んでいる) 」
ロビン「渦潮の発生…歯車が一時的に起動するタイミングは島民による長年の観察によって判明されており、発生する時間帯は既に把握されていたのよ。でも…… 」
ヒロ「その歯車が、渦潮の原因だったのかよ…でも、長年誰もなんとかできなかったってことは…相当の大変なものなんじゃないのか…? 」
あなた「……?(わたあめを頬張りながらロビンの「でも…」に小首をかしげる) 」
ロビン「……つい一週間前、世界的に大きな話題を生んだ、あの「12彗星」の一つがこの島に落下した日を境に海底の歯車の起動が収まらず、現時点までずっと稼働し続けていると…今朝、島民の話を聞いて新たに分かったの。つまり、一週間前からずっと海域には巨大渦潮が発生したままで、海流に乗れずこの島へ渋々流れ着いた船が後を絶たないというわ。 」
天王寺璃奈「……『12彗星』……(ちょうど一週間前、
寄宿舎のテレビで見たニュースが脳裏を過る) 」
チョッパー「俺!あの時ちょうど早起きして薬の調合をしていたからバッチリ見えたんだ~!すっごく綺麗な彗星だったなぁ……えっ!?あの彗星が、この島に…!?うおおおお!隕石かー!?俺見てみたいぞー!(目をキラキラと輝かせる) 」
ヒロ「12彗星ってもしかして…あの時ニュースで見てた、あれだよな…?(璃奈に)…なるほど、あの彗星の問題か… 」
ナミ「私も見たわ。今思い返しても不思議な彗星だったわ… もしかして、彗星が落下した衝撃で、この島のなんかよくわからない機械に影響を与えた…とか?もしそうなら迷惑な話ね… 」
ロビン「既に島民たちが原因追及のために「風の塔」と呼ばれる、この島で一番大きな建造物へ向かったの。そこはもともと500年前から出入り口が何重もの歯車によって閉場されていたから、誰も入れなかったというわ。でも、その扉が、何故か開かれていた…あの彗星が落下した日から…。同時に、もう一つ新たな問題が発生したの。 」
天王寺璃奈「…うん…あの綺麗な彗星… まさか、この島にその一つが落ちてたなんて…びっくり…(ヒロに)…もう一つの、問題…? 」
ロビン「ある日、何処からともなく「亜空軍」と名乗る組織の残党たちが…その塔を根城にしようと占領したの。少数勢力ながらも過激的な組織で…島民たちは迂闊に近づけないでいた。…それが、私たちが手に入れたこの島の情報…そして今起きている事のすべてよ。私は…彗星や、その亜空軍の襲来が、渦潮が収まらない原因と何か繋がっていると思うの。 」
ヒロ「綺麗な彗星…でも、それが俺たちに立ちはだかってくるとは…思わなかったな…(璃奈に)亜空軍…歴史書で名前を聞いたことがある組織だ。まさかそいつらが…! 」
メディ「なるほど、状況は把握いたしました。仮にそのテロリストが今回の渦潮発生の原因に直結していようとなかろうと、島民たちに何らかの被害を齎しているのであれば看過できぬ要因です。早急に対処が必要かと存じますが、璃奈様は如何いたしましょう。 」
テリー(DQⅥ)「亜空軍……要するに、そいつらさえ蹴散らせりゃいいんだな。…ちょうどいい。俺の剣が、いい加減うずうずしていてな。(剣を掲げ) 」
天王寺璃奈「うん……!私も、見て見ぬふり、したくない。もしかしたら、私や島のみんなを助けられるかもしれない。……行ってみよう、その「風の塔」へ。 」
ヒロ「…………璃奈ちゃんがもしなんとかしたいと思うなら、俺は力になるさ(メディに続く様に) 」
あなた「……!(全員の意見に賛同するかのように、強かに頷く) 」
ナミ「うんっ、なら決まりね♪でも、その亜空軍って奴らもきっと私たちを追い返しに襲い来るわ…チョッパー、ブルック!ルフィたちを探しに行ってきて。後でその「風の塔」で落ち合いましょう! 」
チョッパー&ブルック『 了解!! 』
そして「あなた」一行は、麦わら海賊団と結託し…島の奥部にあるという「風の塔」へ向かうことになった―――
― リューズ島・風の塔へと続く坂道 ―
あなた「……(道端で拾った杖くらいの大きさである木の棒を手に意気揚々と歩いていた) 」
ヒロ「…えらく気に入った様だな(木の棒を持った「あなた」に対して) 」
天王寺璃奈「……1000年も続く古い歴史が眠る島…まるで、いつか夢見ていた冒険を、本当に体験している……ちょっと、わくわくする。(自分も道端で拾ったであろう破損した小さなネジや歯車のパーツを両手に、景色を見渡しながら歩いていた) 」
メディ「主様も璃奈様も体調はすこぶる良さそうですね。どこか、楽しそうにしているようにも見受けられます。(二人の背を見守りながらヒロと並んで歩いている) 」
テリー(DQⅥ)「おいおい、まさかとは思うが、そんな棒切れでやりあう気じゃあないだろうな。(木の棒を持っている「あなた」を見て) 」
ヒロ「楽しそうだな。ボードがなくても………よく伝わってくるよ。そいつぁ、歴史的な物かもしれないな(璃奈が手に持っているものを見て)そうだな…一緒に冒険するって、楽しいことだからな…俺も、楽しいよ(メディに) 」
ロビン「ふふっ…まるでいつかの冒険を思い出すわね。(新たな仲間と共にしているヒロに)……もうすぐ塔が立っているという丘に着くわ。」
一行が進んだ先に丘がある。その上に、錆び果てた鉄塔がそびえ立っていた。
鉄塔の上には、まるで風車を思わせる大きな歯車があり、今もなおキャリキャリという金属音を掻き鳴らしながら回り続けていた。
ヒロ「‥あの時の冒険か…あの時も楽しかったな…(丘を登りながら)」
あなた「……?……♪(視線を感じてヒロとテリーの方へ振り返り、首を傾げながらも陽気に木の棒を振って応える)……!(そして、進んだ先に見えた大きな鉄塔に目を奪われ、歩みを止めた) 」
ロビン「……見えたわ…あれが、「風の塔」ね。(そびえ立つ塔を見上げる) 」
ロビン「あの塔は、その天辺にひとつの大きな歯車が昔から回り続けているの。海底の歯車と同様に一時的な起動でしかないけれど…その歯車が止まると風が凪いでしまう不可思議な現象が起きてて、島民からは塔の歯車が島に風を吸い寄せ送り込んでいるとの噂が流れるようになったことから、「風の塔」と呼ばれるようになったのですって。 」
天王寺璃奈「……わっ…あれが…「風の塔」…!(そびえ立つ歯車の鉄塔に感嘆する)すごい…その話、本当なら…この島の歯車が、海や風と接し合っている、ということになる…なんだか、ロマンを、感じる……(表情一つ変えない顔で、手にしていた小さな歯車に関心を持ちながら空へと持ち上げてじっと見つめ出す) 」
メディ「衛星ゼアより閲覧したリューズ島の情報によれば…歯車によるあの渦潮も、この島に豊富なミネラルを含んだ塩を齎し、またその塩に揉まれた魚介も美味であるとされ、地元の漁業の売りにもなっているそうです。それから、その風の塔が齎す遠心力によって島全体の電力を生み出している。古の偉人が遺した叡智がこうして現代人に脈々と受け継がれ、この島を豊かにしているのですね。 」
フランキー「うおおおお!ロマンがあふれるじゃねーか!(ロビンとメディの解説を聞いて感動のあまり涙を滝のように流している) 」
ヒロ「……(あの時のことを考えたら、ほんとに楽しそうだな…よかった)(初めて会った時のことを思い出しつつ「あなた」を見る)それで、風の塔…か。歯車によって島が豊かになるなんて………ロマンがあるな(ロビンやメディの言葉を聞き)」
――――― ビ ュ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ! ! (強い風の音とともに風の塔の壁を何かが勢いよく駆け下りてくる)
ナミ「ふぅ~ん……確かに、変わった造詣の建物よね。お宝のにおいもぷんぷんするわ~♪(チャリーン♪)(目がお金になる)さっ!早く生きましょ―――きゃっ!? なにっ…突風!?(強風に煽られ) 」
ザビーダ「―――――――(風を纏いながら風の塔の壁を駆け下りてきた) 」
メディ「あれは……!(突然現れたザビーダの容姿を見て驚く)……不審者です! ピピーッ♪ (ぇ(上半身裸のザビーダを見て何処からともなく取り出した笛を鳴らす)璃奈様、主様!見てはなりません!(思わずあなたと璃奈の前に立って両手を必死にぶんぶんさせながら二人の視界を遮ろうとしている) 」
ヒロ「…服を着てくれ!(メディの横に立ち、加勢) 」
あなた&天王寺璃奈『……???(二人して不思議そうに傾げている)』
ナミ「っ…ひょっとして、さっき言ってた奴等!?いよいよ現れたわね…ふっふっふっ…でも残念ね。あんたたちなんかけちょんけちょんにやっつけてやるんだから!…フランキー"が"!(そう言うとフランキーの巨体の背後へ逃げるように回り込む) 」
フランキー「アーオッ!?俺を盾にするんじゃねえ!(大汗)(背後に回ったナミへ怒鳴る) 」
ザビーダ「―――――クルクルクルクルクルッ カチャッ! ズ ド ン ッ ! ! (そして地に降りた彼は手中で銃を回しながら取り出し、真上へ発砲) 」
プリム「 ド チ ャ ァ ッ ! ! (ザビーダの撃った先で1匹のプリムが被弾し、中の影虫が飛散する) 」
ロビン「……っ…!?待って、ナミ……!(ザビーダの放った弾丸の先に―――得体の知れない敵(プリム)が撃ち抜かれたのを見て、焦燥する彼女を宥める)……あなたは…(そして、影虫になって飛散するプリムを他所目に、ザビーダを見上げ対峙する) 」
ザビーダ「フゥ~…… ……ん?(風の塔に来ていた面々に気がつき)うぉ、今度の〝挑戦者〟はやけに大人数だな………お前らも目指すんだろ、天辺をよ。 」
天王寺璃奈「ひょこっ…(メディの脇腹から顔を出し、ついにザビーダの姿をその目にする)誰かいる……天辺…?(ザビーダの声に瞠目する) 」
メディ「ああっ!璃奈様いけません!破廉恥です!R指定です!(あわわっと璃奈をザビーダから引き剥がそうとする 」
ロビン「……敵なの…それとも……(静かにザビーダの様子を窺う) 」
あなた「~~??(自分もザビーダの姿を拝み、不思議そうに木の棒を揺らしながら見つめている) 」
ヒロ「…やめるんだぁ!記憶によろしくない!(あなたの前に立ち、視線を遮る) 」
ザビーダ「……ま、行きたきゃとめやしねぇけどな。 ……何だお前ら、ジロジロ見やがって。おっ、ひょっとしてこの俺のカッコよさにホレちまったかぁ?ハッハッハッ 」
ダ ッ ダ ッ ダ ッ ダ ッ … ! ! (その時、開かれたままの塔の門より異形の怪物たち「亜空軍」の残党たちが現れる)
あなた「♪~(無表情分かりにくいが、どうやらザビーダに対し友好的な反応を示しているのか、木の棒をペンライトのように振り出す。それはステージ上で輝くアイドルに対し、ファンがペンライトを振って応援するかのように) 」
天王寺璃奈「男の人…あんな所に立ってる、すごい……あっ……!(塔の中から現れた怪物たちに驚き飛び退く) 」
メディ「――――!危険です!(あなたと璃奈の前に再び立ち、更に姿を現した亜空軍を前に片手をかざし戦闘態勢に入る) 」
テリー(DQⅥ)「な、何なんだこいつは…… おい貴様、いったいどういうつもりだ……状況次第では………叩き切―――!? 」
プリム『ここから先、通さない……!(カタコトで喋る怪物たちが、次々と彼らに襲い掛かる)』
ヒロ「…!そういう、ことかい!(亜空軍の集団を見て二人を守る様にメディの横に立ち、刀を取り出す) 」
ロビン「…っ…どうやら話は後のようね!(残党の出現に両手を交差して身構える)六輪咲き(セイスフルール)!“クラッチ”!(一部のプリムたちの身体から6本の手を咲かせ、首・腕・足を掴み、体を反り返らせて背骨を極める) 」
ソードプリム「立ち去れ、立ち去れ…!(ビームソードを振り回しながらヒロに斬りかかる) 」
ファイヤアープリム「燃えろ、燃えろ…!(口から火の玉を吐き出し、テリーを燃やさんと襲い掛かる) 」
ザビーダ「―――おっと、そうこうしてる間にお出迎えか。 クルクルクルクルッ カチャッ!(銃を再び手中で回しながら、自分の頭に突きつける)―――― バ ァ ン ッ ! ! 」
フランキー「やる気かぁ!?オラァッ!!(鋼の剛腕を振り抜き、襲い来る残党を殴り飛ばす) 」
ナミ「私は後方から援護するわ!クルルルル…パシッ!(魔法の天候棒(ソーサリー・クリマ・タクト)を手中で器用に振り回しながら取り出し、身構える)―――“雷雲の罠”(サンダー・トラップ)!!ビリビリビリィッ!!(雷雲を作り出し、近づいた残党たちに電撃を浴びせていく) 」
あなた「……!?(自分の頭に発砲したザビーダに唖然と口を開く) 」
ヒロ「璃奈ちゃん!君も!安全なところに下がってるんだ!(璃奈と「あなた」に叫ぶ様に) 」
テリー(DQⅥ)「ちっ……ふん、わざわざ斬られに来るとは。お望み通り……刀の錆にしてやるぜ!はやぶさ斬りッ!(襲い来る怪物達へと駆け、素早い二連斬を繰り出す) 」
メディ「緊急事態につき、これより戦闘シークエンスへ移行します。ピロリ、ピロリ…♪(ヒューマギアモジュールが青く発光する) パシッ――――(殴りかかってきた残党の一体の拳を張り手で叩き落とし)――――はっ! ドスゥッ!! (貫手による活殺点突きをその急所へと繰り出し、相手を一撃でノックダウンさせる) 」
ファイヤープリム「ギャウッ…!?(テリーの斬撃に火球ごと斬り伏せられる) 」
天王寺璃奈「う、うん…っ…(ヒロに促されるまま、「あなた」と共に退いていく)ヒロさんも、メディも、気を付けて…! 」
マイト『トコトコトコ…―――― ババッ! (さらに塔内から小人のような増援が現れ、次々にヒロたちへ襲い掛かっていく)』
ザビーダ「―――― コ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ・ ・ ・ ! ! (自分に発砲した直後、溢れ出んばかりの闘気を纏いだす)――――― ビ ュ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ッ ! ! うらッ!(風を纏いながら怪物の群れへと飛び込み、手元から凄まじい風の切り裂きを放つ) 」
アラモス卿「フェッ、フェッ、フェッ…!我らのテリトリーに踏み込む者、容赦なく斬りすてよう!(上空からテリーを急襲するかのように両腕の刃を振り下ろす) 」
ビッグプリム「―――!?(ズバズバズバァッ!!!)(大群の中でひときわ目立っていた巨漢の敵たちが、ザビーダの引き起こす鎌鼬によりズタズタに切り裂かれていく) 」
テリー(DQⅥ)「ふん、他愛もないな。 ……何っ!くっ…(咄嗟に剣でアラモス卿の両刃を受け止める)はんッ…その程度で、圧倒したつもりか?(挑発) 」
ヒロ「…いくぜ!(ビームソードプリムに合わせて、土の刀を発現。彼の刀の軌道に合わせて刀を振るい、隙を窺う)…!(マイトを見て、土弾を放つ) 」
メディ「…対象の行動パターンを解析。(瞳孔の内側で0と1の数字が無数に羅列され、高速的に上下する)―――― 解析完了。 ふぁっ! (直後、単調な動きを繰り返すように襲い来る敵の大群の中へと特攻し、その間隙を潜り抜ける間際に先程同様の活殺点を狙い撃つ貫手を鮮やかに繰り出し、一網打尽にする) 」
アラモス卿「小癪な…すぐに切り刻んでやろう!(鍔迫り合う中で更に腕の刃に力を込めて圧倒しようとするが…) 」
ソードプリム&マイト『ガキン、キィンッ、カキィンッ…!(ヒロと刃を打ち付け合い拮抗する) バババッ!!! (その時、ソードプリムの背後から三体のマイトが飛び超えてヒロへ一斉に飛び蹴りを繰り出そうと襲い掛かる)』
ロビン「……!(ヒロ…!)三十輪咲き(トレインタフルール)!“ストラングル”!(複数のマイトに、その体の後ろに1本の手を咲かせ、首をくの字型に絞めて首の骨を折ることでヒロへの襲撃を遮る) 」
あなた「……!(木の棒を左右へぶんぶん振りながら、闘う一同を応援する) 」
テリー(DQⅥ)「ふっ……馬鹿め。この剣を、そこいらの剣だと思われちゃあ困るな!――――唸れ!〝雷鳴の剣〟!! ビリッ、ジリリッ、ジ リ リ リ リ リ ジ バ バ バ バ バ バ ズ ザ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ! !(テリーの持つ剣が雷鳴の力を呼び起こし、激しい雷撃を放った) 」
天王寺璃奈「みんな、すごい…!あの不思議なモンスターたちを大勢に、全然押されていない…むしろ、押し返している…!(戦いに圧巻されている) 」
アラモス卿「なにッ―――フエエエエエェェェェッ!!!(交じり合う刃を通じて感電し、追撃の雷撃を受けて全身から黒い煙を蒸かしながら倒れ込んだ) 」
テリー(DQⅥ)「ふん……久々に思いっきりやれて、こいつ(雷鳴の剣)も満足だろうな。…それだけは貴様に礼をくれてやる。(倒れ込んだアラモス卿を見下〔おろ or くだ〕し) 」
メディ「ヒロ様! ガ ッ ! (ヒロに斬りかかるソードプリムの武器を持つ腕に手を伸ばし、その手首を捻って背負投げる) ド ン ッ ! (そのままソードプリムを地面へ叩きつける様に組み伏せる) 」
ソードプリム→プリム「 ぐぁッ! (メディに叩きつけられた衝撃で武器を手放してしまう)うぐぅ…ちくしょう…っ……! 」
メディ「残る敵はこの一体だけのようですね…では、これより事情聴取を執り行います。あなたがたの知っていることをすべて洗い浚い白状していただきます。拒否権はありません。(プリムを押さえつけたまま) 」
ナミ「ナイスよメディちゃん~♪さぁ~て…たっぷり聞かせてもらおうじゃない。お宝の在処…ゲフンゲフンッ…あんたたちの悪事をね!(それからこいつらを全員とっつかまえて、島民から謝礼をいただいて…うふふふ…♪)(目が¥マーク) 」
天王寺璃奈「みんな、ナイスファイト♪〖*>ワ< *〗(争いが鎮まり「あなた」と駆け寄ってくる) 」
ザビーダ「フッ…上出来だぜ、お前ら。」
ヒロ「…!むっ、こいつら…!(マイトに応戦しようとするが、自身を庇ったロビンやメディを見て手を止める)す、すまねえ…! 」
ロビン「ナミ…欲望が駄々洩れよ…(苦笑)もう敵の増援はいないようね。…さて……そうね…(戦闘がひと段落付いたのを確認すると、メディが抑え込んだプリムへと振り返る)あなたたちが「亜空軍」の残党員たちね?聞かせてくれるかしら…この島で何を企んでいるのかを。(地面に組み伏せられているプリムと目線を合わせる様に彼の前にしゃがみ込む) 」
あなた「ポンッ…♪(ヒロの背に軽く手を添え、まるで「おつかれ」と労うように彼の顔を見上げていた) 」
プリム「ううっ……お、俺たちはただ…従っているだけだ…「あの方」に…!俺たち元亜空軍は…崩壊したかつての軍を再興するために、水面下で活動していた…そんな中、俺たちの前に現れたんだ…「あの方」が…! 」
フランキー「…「あの方」だァ…?おめーたちの親玉のことか? 」
ピカマン「久しぶりだな諸君。私がボスだ(ダグトリオ)」
マッシブーン「(ピカマンを岩盤に叩きつけ連行していく)」
プリム「……「あの方」の名は……「キングP」…!ある日、残党軍の前に何の前触れもなく、本当に突然やってきたんだ!あの方は…様々な時空を超えて、この時代の世界にやってきたと言っていた…だからあの方は、俺たちのことも既に知っていた。俺たち残党軍は、あの方…「キングP」様に従うことで、亜空軍の復活を願ったんだ!この島を拠点にして…! 」
ロビン「…様々な時空を超えてきた存在…「キングP」……(その言葉を小声で反復しながら目を細める)…なるほどね。でも、軍の復活はあなたたち残党軍の目的。じゃあ、その「キングP」本人は何を企んでいるのかしら?ここは古代文明の眠る島…そんな場所を拠点にするということは、その者はもっと大きな、何かを狙っているはずよ? 」
プリム「…キングP様は…とてつもない力を持っている…でも、正直なことを言うと、あの方はまだ"幼い"んだ!この島の地下に隠された「聖杯」と呼ばれる力を利用して…この島を、自分の王国にしようとしているんだよ!俺たちも、島民も…あの方にとっては「玩具」に過ぎないと…(声が尻すぼみになっていく) …最初は、そんな横暴な方に付き従うか俺たちみんな迷ったけど…亜空軍を復活させるためには力が必要だったし……だから…!! 」
メディ「…「キングP」…「聖杯」……首謀の狙いが読めてきましたね。この島の地下……すなわち、"海底に沈んだ本島"に、この島のこと、そしてこの事件の謎のすべてが隠されている。ピロリ、ピロリ…♪(鉄塔の内部をスキャニングする)…なるほど、そういうことでしたか。まるで図ったかのように、長く閉ざされてきたはずの風の塔が開かれた原因もわかりました。この塔そのものが本島への入り口となる、"巨大なエレベータ"のようです。 」
ヒロ「…!…言葉を言わなくても、君の気持ちはわかる。……ありがとう(肩に乗った「あなた」の手に、自身の手を重ね) 」
天王寺璃奈「えっ…エレベーター…そんなものが、あの塔の中に…(意外そうに目を丸くしながら眼前の鉄塔を見上げる) 」
テリー(DQⅥ)「……「幼い」だと…?おいおい、冗談だろ。なんだってそんなガキがそんなもの……。 」
ロビン「…情報提供、ありがとう。力ある者に屈しながらも必死に生き延びようとしてきたのね…あなたたちの軍に対する忠誠心は称賛に値するわ。けれど、島民たちに被害を齎したのも事実…少しもの罪滅びとして、あなたたちはここでお縄になってもらうわね。(ロープでプリムを木と結び付けて拘束した)……さてと、じゃあ残された道はただ一つね。」
メディ「ええ。風の塔にあるエレベータを通じて、地下にある本島を目指しましょう。恐らく先程以上の敵が待ち構えている事でしょうから、引き続き警戒すべきですが。この先は危険区域と判断しますが…璃奈様と主様は如何いたしましょう。 」
天王寺璃奈「うんっ…私も向かうよ。ここまで来たら、後は引けない。気合は、大丈夫。璃奈ちゃんボード…〖*`・ω・´ *〗きりりっ! 」
ヒロ「…璃奈ちゃんが真実を知りたいなら、俺は力になる。…あの子とも約束したからね…(愛の顔を浮かべる) 」
あなた「……!(璃奈同様、手を挙げて同行の意を示す) 」
テリー(DQⅥ)「あぁっと、尋問ついでに俺からひとつ…聞きたいことがある。………「ミレーユ」という名の女を、知らないか?(不意にプリムに問いだす) 」
プリム「くっそ~!(縄で縛られる)知らないよそんなの!俺はもう知ってること全部話したんだ~!(拘束されてジタバタしながらテリーに応える) 」
テリー(DQⅥ)「……そうか。 ……ここもハズレか………(小声で独り言を呟く) 」
メディ「……かしこまりました。しかし、真正面から何の策もなく突撃しても、残党員に目撃されることでしょう。またもや不毛な戦闘が発生しては非効率的です。そこで…私からの提案事項がございまして…――― 」
~数分後~
メディが持ち出した提案として、彼女が即席で作り上げたプリムの着ぐるみを全員が身に纏うことになった。
メディ(プリム)「郷に入っては郷に従えと…敵方の容姿に合わせて作ってみました。(鋏と裁縫針を両手に、自分も着ぐるみを身に纏っている)スニーキングミッションでございます。この容姿で敵のアジトへ乗り込み、速やかに事態解決へと乗り出しましょう。 」
あなた(ソードプリム)「……! ♪~ (着ぐるみを着用した自分の身体を見つめる。それから、メディの趣向で木の棒から玩具のビームソードを作ってもらい、嬉しさにはしゃいでいる) 」
天王寺璃奈(バズーカプリム)「わあ…流石、メディ。完璧な仕上がり…!(道中で拾ってきたジャンクパーツを基に作成した、催眠弾を搭載したおもちゃのようなバズーカまで装備している) 」
フランキー(ビッグプリム)「アーオッ♪こいつぁ、スゥーパァーにフィットするぜ…!いいウデしてんな! 」
ヒロ(ブーメランプリム)「………すごいなぁ、即席とは思えない(土で生成したブーメランを持ちながら) 」
ナミ(ファイヤープリム)「ううっ…バレないか不安だけど…そのままで行くよりは心なしか安心するか…も…… 」
ロビン(メタルプリム)「やだ…私のだけ派手じゃない。(ギンギラギンのボディーに困惑) 」
テリー(DQⅥ)(ソードプリム)「……おい、何故俺までこんな格好を! 」
はらぺこあおむし(プリム)「(プリムの着ぐるみを着てハロウィンのアルバイトをしている) 」
メディ(プリム)「皆様に合っているようで安心しました。 さて…本題に戻りまして…これからエレベータへと乗り込み、地下にある本島へと降りていきましょう。敵の目を欺きながら情報収集をしつつ、首謀者の野望を阻止いたします。 ……それでは、行きましょう。 」
ヒロ(ブーメランプリム)「…………それ、すごいな。その辺のやつで作ったのか?(璃奈のバズーカを見て) 」
天王寺璃奈(バズーカプリム)「うん、これは私が作った催涙弾入りバズーカ。せつ菜さんみたいに火薬どっさり…という過激なのはちょっと怖いから、控えめの護身用装備にしてみたよ。 ……!うん、いこう…! 」
敵と瓜二つ(?)の姿に偽装した一同は、風の塔にあるエレベータへと乗り込み、目的の地下へと向かっていくのだった……
その頃、地下に存在する本島の内部「パージエリア」の某所―――
赤毛の少女「―――――(パージエリアの薄暗く広大な空間の中心に立つ大きな装置。まるで棺桶のような外装をしたその装置の中に、一人の少女が両手を胸に添えたまま、深く眠りについていたのだった―――) 」
メディ(プリム)「はい、ということで…物語の続きが気になりますが、次回までお預けでございます(プリムの着ぐるみを身に纏ったまま画面越しに語り掛ける) 」
ちゃちゃまる「うおー!次回がとっても気になるぞー!気になり過ぎて、8時間しか眠れなくなるぞー!ふんふんー!(画面の前でふんふん鼻息をしながらストレッチしだす) 」
カンウプリム「そんなもの(睡眠時間)はない。(無慈悲) 」
ミヤコプリム「お前もプリム…いやプリンにしてやるの~。 」
プリンプリム「プリ(ン)プリ(ム)~♪ 」
フワプリム「おい社長、これはいったいどうなってる!? 」
ナルタキプリム「この世界も亜空軍に支配されてしまった!こうなってしまったのもすべてディケイドの仕業に違いない!おのれディケイドォーッ!! 」
ペニーワイズ「安心しろ、8時間も眠れないぞ!(ちゃちゃまるの家に三馬鹿トリオを連れてきて、ラジカセで大音量の音楽を流してディスコの様に騒ぐ) 」
飛電プリム「アプリに夢中になってたら…あっ、プリムになっちゃったァ!?はいッ!アルトじゃ~~~~~ないとおおおおお!!!m9( ゜o゜ ) 」
イズプリム「今のは、「アプリ」に「あっ、プリ」ムをかけた、亜空の使者に相応しい小粋なギャグでございます。 」
ちゃちゃプリム「 ぴ え ん (三馬鹿のせいでプリムになってしまう) 」
グレイブプリム「フッ、いい姿だ。感動的だな……だが無意味だ。 」
ペニーワイズ「24時間騒げますか!?(朝まで騒ぎ回る) 」
通りすがりのプリム「だいたいわかった…亜空の使者を、破壊する!(亜空間を破壊する) 」
ドンッ! ドンッ! ドンッ! ( 0% 0% 0% )(亜空の使者のセーブデータが破壊される)
電話猫「どうして……(300時間かけて完クリした亜空の使者のセーブデータを破壊され涙目) 」
首領パッチ「うるせぇ!こっちは愛ちゃんの攻略中なんだよ!(まだちゃちゃまるのSwitchで「ときランメモリアル」をやっている) 」
KBC「ホワアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!(スマブラで亜空の使者をプレイしようとしたがデータが消えてて発狂する) 」
現場猫「ヨシ!ゲームを変えよう!(亜空の使者が終わったので灯火の星をプレイし始める) 」
ボーボボ「ところで………なんでお前の方がアイコンが上なんだー!!!(首領パッチをちゃちゃまるの芝刈り機へ蹴っ飛ばす) 」
やっぱつ令和「 お 前 た ち の 令 和 っ て 醜 く な い か ? (灯火の星の画面内より) 」
ヒュッーー……ウィィィィン!!!(ちゃちゃまるの方に蹴っ飛ばされたため、首領パッチの手からswitchを落とす)ウィィィィン!!!(首領パッチがぶつかった事により起動した芝刈り機でSwitchが粉々になる)
首領パッチ「あーーー!!!!俺の10人攻略データがぁぁぁぁぁあ!!!!(ぴ え ん) 」
令和「レッツ・パーリィwwwwwエンジョイしなきゃもったいないwwwwwwだって人生はいっかーーーーーいwwwwwwwww(
ちゃちゃまる宅のSwitchが粉々になったことで、その本体に保存されたセーブデータごと存在を無に消される) 」
― リューズ島・本島内部「パージエリア」 ―
一同は風の塔にあるエレベータを通じ、海底へと沈んだ本島へと辿り着く。
エレベータが開かれると、そこは重厚感のある無機質な機械空間だった。
随所には幾つもの歯車――地上よりも風化していない――が今もなお健在に回り続けている。
空間は薄暗く、怪しい緑のネオンライトが仄かに道を照らしていた。
天王寺璃奈(バズーカプリム)「……すごい……っ…(地上とはまるで違う殺伐とした光景に息を吞む)……研究所…みたいな雰囲気がする… とても、人がいる気配を感じない…… 」
あなた(ソードプリム)「……!(燦燦とした太陽の光が照らす地上と正反対の空間に立ったことで、緊張感が迸り身が竦む) 」
ヒロ(ブーメランプリム)「歯車の研究所ってか。ロボットの兵隊でもいたりしてな…璃奈ちゃん、油断はするなよ?誰がいるかわからないからな… 」
メディ(プリム)「先程ロビン様が仰っていた通り、ここは過去に何らかの事故が発生して島ごと沈んでしまった施設です。工業島ということでしたが、表面的にはそのように謳っていてその実態を隠している企業が数多くあるように、ここもまた何か特別な秘密が隠されている可能性がありますね。 」
ロビン(メタルプリム)「そうね…… じゃあ、さっきエレベーター内で話し合っていた通り…ここからは二手に分かれて行動しましょう。私とナミとフランキーの三人、ヒロ、璃奈、メディ、テリー…そして「あなた」の五人。この先の道でそれぞれ分かれて、互いに情報収集しましょう。 」
天王寺璃奈(バズーカプリム)「うん、わかった…(ヒロに頷く)情報収集…うん、そうだね。お互い、気を付けよう。 」
ナミ(ファイヤープリム)「私たちはあっちね!璃奈ちゃんたちも気を付けて!それじゃあ、またあとで!行くわよ、ロビン、フランキー!(そう言って、三人は璃奈たちと別れて先に奥へと進んでしまった) 」
テリー(DQⅥ)(ソードプリム)「やれやれ……俺はガキどものお守〔も〕りかよ。まったく、ツイてないぜ… 」
あなた(ソードプリム)「……(先に発った三人へ手を振った) 」
ヒロ(ブーメランプリム)「栄えてる島の闇…ってやつかい。その秘密を………俺たちはこれから暴くかもしれないってわけだな…(メディに)…あぁ。無事を祈るぜ(ロビンに) 」
メディ(プリム)「……では、私たちも行きましょうか。(そう言うと、ロビンたちが向かった道と反対側へと突き進む) 」
ポッパラム「えっほ、えっほ、えっほ…!(プリムに変装した璃奈たちの傍を横切る様に荷物を持って素通りしていく。どうやら気づいていないようだ) 」
キャタガード「キュラキュラキュラ……(戦車のような足を持つ兵士が廊下を徘徊しているが、璃奈たちには特別警戒心を向けることもなく、そのまま横切っていく) 」
トランクス「おーーーーーい!誰か一人忘れていませんかってんだ!僕はイケメンサイヤ人のトランクスだ!!(ちゃっかしついてきている) 」
ローダ「ブゥゥウウウン…!(トランクスルー) 」
トランクス「ハァ☆ 」
テリー(DQⅥ)(ソードプリム)「……! あいつら………どうやらバレていないらしいな。ふん、皮肉な話だ。 」
ガルファイア「おい、ここに関羽って奴が忍び込んできたようだが、お前知っているか? 」
カンウプリム「そ、そんな奴は知らない…(目そらし) 」
天王寺璃奈(バズーカプリム)「うん…変装、ばっちり決まってるみたいだね…(テリーに続くように恐る恐る歩いている)…奥、進めば進むほど、ちょっと怖い… 」
ロボットファイター「ギュンギュンギュン…(ネジまき仕掛けの奇妙な装置、その修理を行っている) 」
しばらく歩き続けていると、一同は広間らしき空間へと出る。
その空間にはさらに多岐に渡る廊下が続いていた。
どの道を進もうか考えあぐねていたところ、よく見れば壁にはそれぞれの路先の案内板が貼られていた。
中でも目を引いたのは…――――「宝物庫」。
メディ(プリム)「……?「宝物庫」…ナミ様が聞けば喜びそうなものがありますね。もしかすると、何かお宝があるかもしれません。少し寄り道してみますか? 」
あなた(ソードプリム)「……♪(お宝と聞いてライトセイバーを持った手をぶんぶん振り回し賛同の意を示す) 」
天王寺璃奈(バズーカプリム)「(宝物…ちょっと、そそられるかも…)…うん、とっても、気になる。行ってみたい。 」
テリー(DQⅥ)(ソードプリム)「…「宝物庫」か。連中のことだ…大方、島中からくすねたものでも溜め込んでいるんだろうな。 」
ヒロ(ブーメランプリム)「…さすがだな、メディちゃん。上手い着ぐるみだ。(メディに)俺もちっと気になるな。…行ってみるか! 」
― パージエリア・宝物庫前の通路 ―
ブーバス「……ふぁ~~~…(宝物庫の前に居座り退屈そうに欠伸している。どうやら門番のようだ) 」
ロボットブラスター×2『ウィーン……(ブーバスの他に、二体のロボットが彼の補佐として同様に宝物庫の入り口を見張っている)』
テリー(DQⅥ)(ソードプリム)「ん……やはりごろごろいやがるか。面倒だな…… …おい、お前ら。…そろそろ交代の時間だ。(門番や見張り達に) 」
ブーバス「いや、だめだ!ここは「キングP」様の命令により、今日一日俺たちが見張ることになっているんだ。命令違反するとあの方に怒られるからな…お前たちは他所の徘徊でもしてい来いよ。(そう言い、仲間であるにもかかわらず頑なに部屋へ入れようとしない) 」
メディ(プリム)「……なるほど、そういうことですか。(テリーと門番のやり取りを聞いて察する)今までいくつもの部屋を横切ってきましたが、こんなに警備を配置しているものはございませんでしたのに、宝物庫には… おそらく身内間でもこの宝物庫への入室は制限されているかと思われます。なので…(ヒロたちに、"門番を速やかに始末するよう"にアイコンタクトを送る) 」
テリー(DQⅥ)(ソードプリム)「何…? ちっ……どこまでも面倒な奴らだな。 ……どうなっても知らないからな。(メディに) 」
天王寺璃奈(バズーカプリム)「言われてみれば、確かに……!じゃあ、ここ、とっても怪しい…――― チ ャ キ ッ (メディの合図を受け、おもちゃのようなバズーカを構える)――― ラジャー ( ドォーーーンッ ! ! )(ブーバスに向けて催涙弾を発射する) 」
ブーバス「さあ、わかったらとっとと向こうへ…―――へ?(催涙弾が目の前で破裂する)ぐ、ぐぎゃあああぁぁぁ~~~~~!目が…目があああぁぁぁ~~~~~~…!!(催涙弾の影響で目から止めどなく涙があふれ、視力が激減していく) 」
ロボットブラスター×2『―――!! バシュンッ、バシュゥーーン ! ! (ロボット故に催涙弾は効かないが、反旗を翻したと勘違いしてそれぞれがヒロとテリーへ襲い掛かるように目からビームを発射する)』
あなた(ソードプリム)「……!!(ライトセイバーを振りかざし、涙目になってるブーバスの頭部をこれでもかとポコポコ殴りつける) 」
テリー(DQⅥ)(ソードプリム)「ちっ、言わんこっちゃない…! いなずま斬りッ!(盾でビームを防御し、すかさずロボットブラスターへ向かい、電撃を帯びた斬撃を繰り出す) 」
ヒロ(ブーメランプリム)「…!(メディのアイコンタクトに応え、催涙弾で涙目になっているブーバスに対してブーメランを放つ)…ビーム!(ブーメランを飛んでキャッチしてビームを回避、そのままロボットブラスターに投げる) 」
ブーバス&ロボットブラスター『うぎゃあああぁっ!! チュボンッ、ボッカァーーンッ ! ! ! (「あなた」、ヒロ、テリーの三人の奇襲により三体は退けられ、そのまま通路上に倒れ伏すのだった)』
メディ「……ご苦労様です。(門番を退け宝物庫に入った後、誰もいないことを確認すると着ぐるみを脱ぎ捨てる)…見たところ、狭い部屋ですね。何か手掛かりになる物がないか探してみましょう。 」
あなた「……(気絶させたブーバスたちへ謝るように頭を下げた後、宝物庫へ入室しメディ同様に着ぐるみを脱いだ)………(ライトセイバーの光を燭台代わりに、薄暗く狭い部屋を照らしながら、何かないか探し回る) 」
テリー(DQⅥ)(ソードプリム)「……こいつらはどうにかなったが、戦いの音を聞きつけて来る奴がいないとも限らん。…俺は外の様子を見てくる。中はお前らで適当に漁っとけ。(そう言って一人、宝物庫を出る) 」
天王寺璃奈「……うん、催涙弾の効果、抜群。(無表情でガッツポーズしている)…ごめんね。(涙目で気絶しているブーバスに一言告げた後部屋に入り、ゆっくりと着ぐるみを脱ぎ捨てる)んしょっ……お宝、掘り出し物、イイもの見つかるといいな…(そう言って手当たり次第に、棚の上にあるダンボールに手を伸ばして中身を漁ってみる)………(出てきた缶詰、おそらく島民から奪った食糧を凝視し、元に戻す) 」
あなた「……!(宝物庫を出ていくテリーに手を振った) 」
ヒロ「………缶詰か、タカラではなさそうだな…(璃奈の後ろから)奴ら、島の人たちから略奪してたんだな… 」
天王寺璃奈「うん…後で島のみんなに返してあげないと……?(ふと、あるものを発見する)……これ、なんだろう…すごく、大事そうな箱…(見るからに宝箱、という形の掌サイズの小さな箱を見つけ、開いてみる) 」
璃奈が開いた小さな宝箱の中に入っていたのは、宝でも食糧でも機械の残骸でもなく…―――ただの「古びたヨーヨー」だった。
天王寺璃奈「……?(ヨーヨー…?)(どうしてこんなものが…と不思議そうにその箱からヨーヨーを手に取り、掌の上に広げたそれをまじまじと見つめる)……随分使い古された感じがする……誰かの思い出のもの、なのかな… 」
テリー(DQⅥ)(ソードプリム)「……あいつらときたら、お宝にすっかり夢中でやがる……(宝物庫のすぐ外で見張りをしながら、独り言) 」
ヒロ「あぁ、そうだな。………ヨーヨー?…島の人のもの…だよな?ずいぶん昔のやつだな、年季が入ってる… 」
天王寺璃奈「………(何を思ったのか、その「ヨーヨー」を懐にしまいこんだ) 」
ヒロ「……璃奈ちゃん? 」
メディ「(しばらくして―――)……お待たせいたしました。(宝物庫の入り口からひょこっと顔を出し、外で見張っていたテリーに小声をかける)…残念ながら、特にこれと言って目ぼしいものは見受けられませんでした。他を当たってみましょうか。 」
―――― ズズゥン…ッ…… ズ ズ ゥ ン … ッ … ! (その時、遥か向こうに見える暗がりの通路から、僅かな地響きと共に何かが強く踏みしめるような騒音が聞こえてくる)
天王寺璃奈「……!ううん……ただ、なんとなく…持ってた方がいいかもって、思って…(ヨーヨーを大事そうにポケットに入れながらヒロに告げる)うん、次の場所、行こう………!?(聞こえてくる地響きのような音にぴくりと硬直する) 」
ズ ズ ゥ ン ッ … ズ シ ィ ィ イ ン … ッ … … ズ シ ィ ィ イ イ ン ッ … … ! ! ! (やがて地響きは強く、音は高鳴り、「何か」が一行の前に姿を現わそうとしていた。そして―――)
ヒロ「確かにな。きっと、島の人の大事なものかもしれないから………!?なんだ‥地響き!? 」
キングの像「 ズ シ ィ ィ ィ イ イ イ ン ッ ! ! (―――「ソレ」はついにやって来る。動く巨大な石像が、侵入者である一行を押し潰さんという勢いで、ゆっくりと接近してくるのだった) 」
あなた「 !?!?!? (動く巨大な石像の出現にびっくり仰天する) 」
ヒロ「…………掴まれ!(硬直した璃奈、仰天している「あなた」の手を掴み、走り出す) 」
メディ「この揺れは一体―――!?(轟く地響き音と共に現れた巨大な影、その石像を捉えた) 危険です!ただちに逃げましょう!(戦闘よりも避難を優先と判断し、璃奈と「あなた」のような非戦闘員を先に誘導し踵を返して走り出す) 」
あなた「……!(ヒロの手へ咄嗟に掴まり、彼に続いて走り出す) 」
天王寺璃奈「ひぃっ……!?〖 ;゚д゚; 〗(突然現れた巨大石像に仰天のボード)う、うん…!(メディの誘導を受けながら逃げるように走り出す) 」
亜空軍残党員『何の音だ!? 侵入者だ―!『キングP』様が直々に奴らを追跡している! 俺たちも追えー! (騒音を聞きつけ、施設内を徘徊していた残党員たちが次々と駆け付け、一行を追いかけまわす)』 」
ヒロ「メディちゃん!…俺たちは彼女達を守る…か!(二人の手を引きながら、土弾を背に発現させて石像の手前に発射。動きを止めようとする) 」
メディ「承知いたしました! スッ――― \ アタッシュアロー ! / (スカートの中から アタッシュケースのようなものを取り出し、両端にの付いた弓型武器「アタッシュアロー」へと変形させる) \ カバンシュート ! / (グリップを握りながらトリガーを弦のように引き、エネルギー状の矢を放って残党員たちを蹴散らしていく) 」
キングの像「ズシィィインッ…ズシィィインッ…!!(ヒロの土弾を真っ向から何発も被弾するがまったく通用しておらず、緩慢な動作ながらも執拗に彼らを追跡し続ける) 」
亜空軍残党員『ギャァーッ!! イッテェーッ!! フナシィイイイッ!! オイバカオレヲマエニダスナァッ!! ア、フナッシーダ!! グワアアァーッ!!(流れてくるメディとヒロの遠距離攻撃に吹き飛ばされるが…)――― 追え追えー!逃がすんじゃない!!(次々と増援が押し寄せてくる)』
テリー(DQⅥ) 「なっ…あいつが『キングP』だと…!?くそっ…図体の割りに、素早い奴だ…… ―――――唸れ!雷鳴の剣!(逃走しながら、雷鳴の剣の力を行使し、残党達へ凄まじい雷撃を放つ) 」
天王寺璃奈「あわわわっ…!〖* Owo *〗(困惑のボードを顔に埋めながら走り続けている)このままだと、追いつかれちゃう………!(あ、そーだ…!)(背面に装備した例のバズーカ砲を逃げながら構える)んっ―――しょ!!(振り返るや否や、最後の催涙弾を発射。弾は催涙効果だけでなく煙幕としての目くらまし効果もあり、後者を狙っての行動だった)い、今のうちに…!(バズーカを捨て置き、逃走を再開) 」
亜空軍残党員『ふぎゃああああぁぁあ!!涙が…止まらないぃぃい~~~っ!!!あ、おい!全然見えない!煙とか、涙とかで!!うわあーん!!(璃奈の放った最後の催涙弾を受けて残党員たちが一様に停止する) あばばばばばばッ、ぎゃああああぁぁぁ~~~ッ!!!(そして続くテリーの雷撃に悉く感電していく)』
あなた「…………!(逃走の最中、小さな曲がり角を発見して全員へそこへ逃げるように指差す) 」
メディ「…っ……残党員たちは何とかできても、あの石像は―――ピロリ、ピロリ…♪(逃走の最中、首だけを石像に向けてその内部構造を解析する)………!?…あの像……そんな…――――? 主様…!?(石像を解析した結果ある衝撃の事実が発覚するも、「あなた」の指し示した逃げ道に振り返り、そこへ向かう) 」
「あなた」の見つけた小さな抜け道の先を進んでいくと、エレベーターゾーンへと到着する。
天王寺璃奈「ありがとう…!(「あなた」の見つけてくれた道に従って突き進む)……!あそこ、エレベーターある…あれで下の方まで!(数台あるエレベーターのボタンを押し、開かれたそこへ飛び込む) 」
ヒロ「くそっ、あいつらまで…!あの石像、土弾すら効かない…ナイス、璃奈ちゃん!行くぞ!((「あなた」の見つけた道へ飛び込む) …………メディちゃん、何がわかったんだ…? 」
テリー(DQⅥ)「……なんだ、どうした。何か問題でもあったのか…?(メディに) 」
メディ「説明は後でします!早く、あのエレベーターへ!(ヒロたちを先に行かせる) はっ! (\ カバンシュート ! / )(来た道の天井に向けてエネルギーアローを放ち、残骸を振らせて追手が来ないように道を塞いだ後、自らもエレベーターへと乗り込んだ) 」
あなた「……!(ヒロと手を繋いだままエレベーターへと飛び込む) 」
ガ コ ン ッ ――― ギ ュ ゥ ゥ ゥ ン … (起動したエレベーターは彼らを乗せ、下へ下へと降りていくのだった…)
― パージエリア・動力室 ―
エレベーターが到着した先は、広大な円形空間だった。
人の気配が全くなく、静寂包まれたその空間の中心には、何か大きな装置がそびえ立っている。
天王寺璃奈「ふぅー……なんとか、逃げ切れた…璃奈ちゃんボード…〖 ›´ω`‹ 〗くたくた…(ボードを手に項垂れながらその空間へと踏み込む)……とっても広いところ、それに静か……?(そこに、大きな装置を発見する) 」
テリー(DQⅥ)「……さっきのが親玉だとしたら、敵はもう粗方出尽くしたんだよな…?(広大な空間を見渡しながら) 」
赤毛の少女「―――――(棺桶を思わせる見た目の装置。その表面はガラス張りとなっており、中に何が入っているのか目にすることができる。そして、中にいたのは…――――「一人の少女」だった。少女は呼吸ひとつすることなく深い眠りについていた。) 」
そして、その棺桶装置の前に、一本の赤い剣が台座に刺さっていた―――
あなた「 !! (大きな装置を少しずつ見上げたところ、そこに一人の少女が眠っていることに気が付いて大きめを見開いた) 」
ヒロ「…お疲れ(璃奈に)怪我はないか?(手を繋いだままの「あなた」に)…なんとか、逃げ切れたようだな(メディの健闘をねぎらう)…?(装置を見て)…なんだ、女の子…? 」
テリー(DQⅥ)「………あん?……何だこれ… ………!? なッ…お、おい、中に人が…! 」
メディ「…ここはいったい―――!(空間へ踏み込むと同時に、眼前の装置に封印された少女を目撃する)……ピロリ、ピロリ…♪(すかさずその少女を分析する)……とてつもないエネルギー反応を感知。どうやら、あの装置は中に封印されている人型をエネルギー源として、この施設全域に供給を行っているようです。しかし、エネルギーは依然として枯渇する様子が見られません…まるで、永久機関そのものです。(やや驚いたような顔を表現しながら) 」
あなた「…ス……―――― ピ ト … (惹かれるようにその赤い剣にそっと手を触れた) 」
天王寺璃奈「わっ……!? ど、どうして…女の子か…この中に………!?〖* ゚д゚ *〗(メディの解説を聞いて驚きのボードを掲げる)あの娘が…エネルギー……いったい、どういうこと……あ……!(ふと、剣に触れようとする「あなた」を見る) 」
キ ュ オ ォ ン … ッ … ! (「あなた」が赤い剣に触れた途端、剣から翡翠色の光が礫となって宙に飛散する)
テリー(DQⅥ)「何だと…? ……いずれにしても、このままにはできないな。(メディの話を聞き) ……!?おい、いったい何をした…(「あなた」に) 」
あなた「……!?(剣に触れたことで溢れ出した光に驚きながら一歩ずつ退く。その際、テリーの問いに「わからない」と首を振りながら応えた) 」
ギ ュ ン ッ ―――― ズ オ ォ ン ッ ! ! (その瞬間、静寂を引き裂くようにまた一つ巨大な影が空間を突き抜けて―――)
――― ズ シ ャ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! (激しい落下音と共に、空間に硝煙が巻き起こる)
天王寺璃奈「ピク―――( !? )(風を切るような音を感じて頭上を見上げたその瞬間…) ひ ゃ っ … ! ? (何かが落下した衝撃に転倒して尻もちをついてしまう) 」
メディ「…ッ……!? 璃奈様! (落下物の衝撃に手ながら、急いで転倒した璃奈のもとへと向かう)お怪我は…?(そのまま彼女の身を優しく起こしていく) 」
ヒロ「…!?な、なんだ!?(落下の衝撃に耐える)璃奈ちゃん! 」
天王寺璃奈「う、ん……大丈夫、ありがとう…(メディとヒロに応えながら起き上がっていく)……今度は、何……っ…(硝煙に目を向ける) 」
テリー(DQⅥ)「うわっ!?(咄嗟に後方へ飛び退き)なっ……何だ……何が起きてやがる…… 」
黒いフェイス「 シ ュ ゥ ゥ ウ … ッ … ―――― キ ャ リ キ ャ リ キ ャ リ ィ … ッ … !(硝煙中から金属音を掻き鳴らしながら、黒鉄の身体を持つ歪なデザインをした、大きな起動兵器がその正体を明かしていく) ブルァァ……侵入者がやってきたと聞きつけてみれば…こんなところにいやがったかァ…!!(長く鋭い爪と、背面に備えられた巨大砲が特徴的な、顔つきの黒い機兵が一行を見下す。その姿、実に醜悪―――)(CV:若本規夫) 」
あなた「……!?(突然落下してきた巨大起動兵器に驚愕の眼差しを向ける) 」
メディ「これは…ッ……!!(目前の起動兵器を目撃し、すぐに解析を行う)…これもまた、凄まじいエネルギー反応です… 体内部に無数の兵器を搭載しているようです……まさに、破壊に特化した殺戮兵器、というべきでしょうか…!(そのまま黒いフェイスと対峙する) 」
ヒロ「なんだこいつ…喋った……!!?(言語能力を持つ起動兵器に驚きながらも、あなたを庇う様に前へ立つ) 」
黒いフェイス「なんだ…よく見りゃあお前ら、ただの人間じゃねえかァ…!それもたったの五人……だァが!お前たちにこの娘はやらぬわァ…!こいつァ…「天の聖杯」なんだよォ…!!(鋭い爪の一本を伸ばし、装置に封印された赤毛の少女を指す) 」
天王寺璃奈「…「天の聖杯」…?…… …… ……!(その言葉に聴き覚えがあるのか、ふと記憶を巡らせるように俯き…そして思いだして顔を上げた)……あの時聞いた…!(風の塔の前で尋問されたプリムの言っていた「聖杯」の言葉が過る)じゃあ……あの女の子が…(そして、黒いフェイスの指差す先にある少女に視線を送った) 」
黒いフェイス「フン…その様子、知らないようだなァ。ならば冥土の土産に教えてやろう。「天の聖杯」っつーのはよォ…その昔、世界を焼き尽くした大いなる力を持つ存在よォ…!天の聖杯は伝説として受け継がれてきた…だが!伝説は今ここに実在するゥ…!こいつはな、かつてこの島のえらぁ~~~~~~い学者たちが見つけ、長年研究がなされていたが…天の聖杯の力を兵器運用しようとした結果…事故を起こして島ごと崩壊したんだとよォ…哀れなこった。 」
黒いフェイス「だがそんなことは俺にとっちゃどぉ~でもいい話よォ…!肝心なのは、俺がこの天の聖杯を手にし、この世で最強になることだからなァ…! 」
メディ「…『天の聖杯』…この島で、そんなことが…… 」
あなた「………(黒いフェイスの言葉に耳を傾けながら、「天の聖杯」と呼ばれた赤毛の少女をただ静かに見続けている) 」
黒いフェイス「俺は、俺のいた時代で死にかけていた…そこに奴、キングP…「ポーキー」のガキに命を救われたぁが… 奴は所詮俺のことを都合のいい玩具としか見ていなかったようだァ…クソガキめェ…!だからもう結託する意味はねェ…俺は今からこの天の聖杯を奪ってトンズラするからよォオオ…! 」
あなた「……!(天の聖杯…赤毛の少女を庇う様に、黒いフェイスの前に立ち塞がる) 」
ヒロ「…天の聖杯…そうか、あの女の子が……!(黒いフェイスの前に立ち塞がるあなたを見て、その意を汲み取るように刀を構えて同じように黒いフェイスへと刃を突きつける)なるほどな…けど!貴様にあの娘はやるわけにはいかない!それが「この子」の出した答えなら、なおさらだ!!(「あなた」と並びながら) 」
天王寺璃奈「……あの娘、なんだか…とっても悲しそうな顔をしている…(遠目から、深い眠りにつく赤毛の少女を見つめながら、ぼそりとそう呟く)きっと、辛い過去を背負って、生きてきた…そんな気がする……だから…!(突然声を荒げ、意を決したように自分もまた黒いフェイスと対峙するように一歩踏み出す)あなたに、あの娘を好き勝手にさせない…!これ以上、悲しい想い…させたくない…!!(胸に手を当てながら、強かに叫ぶ) 」
メディ「主様、璃奈様……(二人の言葉、そこに秘められた"想い"というものを感知し、徐々にメディ自身の中でシンギュラリティが進みだしていく)……お二人がたの意思、確かに受け取りました。ならばわたくしも、それに応えねばなりませんね。(弧を描くようにアタッシュアローの刃先を構える) 」
黒いフェイス「あぁん…!?クックックッ…愚かよ、愚かすぎるぜこいつはよォ…!そいつは、世界を焼いた災厄そのものなんだぜェ?お前は、そんな奴を守るというのかァ?こいつァお笑い草よォ!!(額に手を上げながら滑稽そうに嗤う)それでもよォ、俺の邪魔をする気というのなら…容赦なく斬り刻んでやるぜガキどもォ!(一行を迎え撃たんと両腕の爪を広げた) 」
テリー(DQⅥ)「……何だかよくわからんが……こんなところまで来ちまったからには、見す見す野放しにするわけにはいかないんだよ!!(剣を構える) 」
あなた「……!(たとえ、黒いフェイスの言葉の通りだとしても…目の前にいる少女を救いたいという「あなた」の気持ちは決して揺るがない。その志の表れか、ライトセイバーを握りしめて果敢にも身構えた) 」
ヒロ「世界がどうとか、そんなこと、関係ない!俺は、俺たちは…守りたいと思ったものを守る!ただそれだけだ!!(刀を突きつけたまま突撃し、黒いフェイスへ斬りかかる) 」
メディ「璃奈様、ここはわたくしが…!タタタタッ…!(そう告げるとアタッシュアローのレバーを引きながら駆け抜ける)はっ!バシュンバシュゥンッ ! ! (近接で攻めるヒロに対し、遠距離から射撃支援でバックアップする) 」
あなた「……!(ヒロたちに続いて駆け出す) 」
黒いフェイス「しゃらくせェいッ!!(リーチのある長い爪を振り回し、向かい来るヒロを薙ぎ払おうとする)ちょこざいなァ…!だァがその程度の攻撃ィ…痛くもかゆくもないわァ…!(被弾するエネルギー矢にびくともしない) 」
ヒロ「くッ…!(刀を縦に構え詰めによる薙ぎ払いを真正面から受け止める)今だ、やれ!(遅れてやってきたあなたへ) 」
テリー(DQⅥ)「―――――でやぁっ!! さみだれ斬りッ!!(素早い連撃を繰り出す。最後の一撃は特に威力が高い) 」
メディ「ならば、これはどうでしょう?シャキン、シャキン、シャキン!(アタッシュアローを鮮やかに振り回しながら両刃を突きつけ、そのまま特攻する)――――はっ、ふんっ、やぁっ! ザキンッ、ザキィンッ、ザキィインッ ! ! ! (武器を振るい、三閃を刻み込んでいく) 」
あなた「……!!(ヒロが攻撃を受け止めている間に突き進み、巨体を誇る黒いフェイスの股を潜り抜けると同時にその足に向けてライトセイバーを振るい攻撃する) 」
黒いフェイス「んぐゥ…ッ…!?(テリー、メディ、そして「あなた」の斬撃を一身に浴びたことで、流石に効いたのか唸り声を上げる)…ふぅん…なかなかやるじゃねえかァ…!ならば、こいつはどうだァ! グワンッ―――(一度天高く跳躍し―――)―――ズギャアアアァァンッ ! ! ! (落下と同時に、交差した両腕の爪を左右へ豪快に振るって斬撃を見舞う) 」
メディ「なっ――――!?(跳躍した黒いフェイスをその目で追い、落下と同時に辛うじて跳び退いた)はっ!バシュンッ、バシュゥウンッ ! ! (跳び退くと同時に矢で射撃しながら着地していく) 」
テリー(DQⅥ)「ぬっ…!――――ぐぁっ!(黒いフェイスの勢いに圧倒され弾き飛ばされる) 」
ヒロ「なにっ!?ぐおおおおぉっ!!(落下と共に振るわれた斬撃を前転して避けるも、その衝撃に吹き飛ばされる)にゃろう…!まだだッ!(吹き飛ばされも立ち上がり、手中に生み出したの土塊を黒いフェイスの顔面へと投げつけ、目くらましを狙う) 」
あなた「……!!(辛うじて攻撃を潜り抜けて避けるも、その余波に吹き飛ばされ転がり倒れていく)……!(腕に力を込めて立ち上がる。時々あの赤毛の少女に視線を送りながら、再び黒いフェイスの背後から攻めるように接近する) 」
黒いフェイス「無駄だと言っているんだよォ―――何ィッ!?(メディの矢をうざったそうに振り払うが、その隙にヒロの土塊が顔面の片目に被弾し、視界の一部を遮られる)おん、のれ小賢しい真似をォオオ…!!(被弾部を片手で抑えつけながらよろめく) 」
テリー(DQⅥ)「くそっ……俺としたことが……。奴め、パワーが格段に違ぇ……(片膝ついている) 」
ヒロ「よっしゃ!ざまあみろ!……!(あなたに合わせる様に駆け抜けていく)でやあぁっ!!(よろめくフェイスの片腕へと跳び乗り、そのまま駆け抜けていく)これでもくらえ!!(顔面に向けて刀を振り続ける) 」
メディ「……!テリー様!(すぐに彼のもとへと移動する)動かないでくださいね。ドッ、ドスッ!(そう言うと、テリーの体の部位いくつかに貫手による活殺点…すなわち、人間のツボを刺激することで、一瞬痛みが走るもすぐに全身の硬直が和らぎ、身も心も身軽になっていく)応急処置ですが…! ……!(その後、黒いフェイスへ射撃を続ける) 」
テリー(DQⅥ)「おい、何を…んうっ…… ……体が……軽いな。(メディの応急処置を受け、立ち上がる) 」
あなた「……!(フェイスが視界の一部を失った今を好機とし、踵部分に武器を振り下ろして攻撃を繰り出す) 」
黒いフェイス「うぜぇんだよお前らァ!ムシケラ共が必至こいてよォ…!どうすることもできねぇのによォ!!(斬撃を食らいながらも頭部を振り回してヒロを地面へ振り落とし、また踵に攻撃する「あなた」を蹴り飛ばす)弱ぇ人間どもが揃いも揃ってよォ…ふざけんじゃねェぜ!(その後、跪くように挙動を変えると背面の砲台にエネルギーが充填されていく) 」
あなた「……!?(蹴り飛ばされてしまう) 」
ヒロ「ぐぁッ!(振り落とされるもなんとか受け身を取って着地する)くそ…硬いな…こいつ! 」
天王寺璃奈「……!危険な予感、する…! 」
黒いフェイス「 吹き飛べぇぇぇぇぇぇえええええええいッ!!! バ シ ュ ウ ウ ウ ゥ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ン ッ ! ! ! (砲台より青く輝く破滅の閃光を一直線上に解き放った) 」
メディ「(いけない―――ッ!) \ Everybody Jump !! / \ Progrisekey confirmed. Ready to utilize. / (メタルクラスタホッパープログライズキーを取り出し、それをアタッシュアローへと装填したまま黒いフェイスの直線状に立つと…)――― は ぁ ッ ! ! (閃光に向けて武器を盛大に振るうと大きな鋼の斬撃波が飛びだした) 」
ギ リ ィ ッ … ギ リ ギ リ ギ リ ィ ッ … ! ! ! (黒いフェイスの閃光と、メディの鋼の斬撃波が衝突し合い、空間に衝撃が迸っていく) 」
ヒロ「……!メディちゃん!!このお…やらせるかああああぁッ!!(勇敢にも衝突する二つの攻撃に向かって飛びだし、メディが放った鋼の斬撃波を後押しするように思い切り刀を振り下ろし、閃光を圧倒しようと試みる) 」
ギリ、ギリリィ…ギリィィイッ…―――― バ キ ャ ア ア ァ ン ッ ! ! ! (ヒロの後押しが功を奏し、鋼色の斬撃波がそのまま閃光を食らい破る様に突き進み、黒いフェイスへと届く)
黒いフェイス「 ブ ル ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ッ゛ ! ! (鋼の斬撃波に強靭な肉体が斬り裂かれ…)…ギ … … ギ ュ ウ ウ ゥ ゥ ン ッ … (機能停止したかのように跪き、その赤く点滅する眼光がやがて消失した) 」
ヒロ「ぜえ、ぜえ……よっしゃあぁ!!どんなもんだ!!(刀を持った手をかざしながら) 」
天王寺璃奈「……やった、の……?(心配そうに遠くから見守っている) 」
テリー(DQⅥ)「……! やっと消えた……やれやれ、どこまでも手こずらせてくれるぜ。 」
メディ「ヒロ様、支援感謝いたします(スカートの裾を両手で摘まみながら優雅にお辞儀する)……ピロリ、ピロリ……(そしてすぐに振り返り、黒いフェイスのエネルギー反応の消失を感知しようとするが…)………!いえ、"まだ"です! 」
黒いフェイス「…………――― ギ ュ オ ン ッ (喜びの束の間――機兵の消失した眼光が再び発光する) なぁんてなァ…!?(起動音を鳴らしながら再び起き上がる) 弱ぇ…弱ぇよなあお前らは!その程度かァ?(嘲るように一同を見下しながら両腕を広げる) 」
ヒロ「何、お安い御用さ…(メディにはにかむ)なっ…あの野郎!まだ起き上がるのか…!?(構えを解いた刀を再び手に握りしめる) 」
テリー(DQⅥ)「なっ…何っ…!?(再び構える) 」
黒いフェイス「そんな弱さでェ…「守りたいものを守るんだー!」なんてほざきやがってよォ…!?片腹痛いわァ…!所詮お前たち人間はどこまで足掻こうと限界の知れた弱者なのさァ!そんなお前たちに、守れるものは何一つねえと、この俺が直々に身をもって教えてやるぜぇぇぇええええいッ!!!(その後、再び天高く跳躍する。また先程同様の攻撃を繰り出すのか…否、違う―――その矛先は、外野にいた「璃奈」に向けられた) 」
天王寺璃奈「――― ひっ…!?(黒いフェイスが自分に向かって飛んできているのを察し、身が竦む) 」
あなた「……!(フェイスが飛び上がった方角を見据え、それが偶然にも自分の近くにいた璃奈にあることに誰よりもいち早く気が付くと―――) 」
あなた「――――……!!!(何かに駆り出されるように、地面を強く蹴り上げ飛び出す)タンッ―――タンッ―――タンッ―――――!!(金属床を強く踏み鳴らしながら、呼吸も忘れて必死に手を伸ばしながら駆け抜けていく。そして…) 」
あなた「――― ド ン ッ ! (璃奈を庇う様に彼女へ伸ばしたその手で突き飛ばした) 」
天王寺璃奈「―――!?(足音に振り返った直後、「あなた」に突き飛ばされ…地面へと倒れていくその瞬間、「あなた」の決死の顔を垣間見るのだった――――) 」
黒いフェイス「 死 ね ぇ い ッ ! ! 」
璃奈へと向けられたはずの黒いフェイスの爪の凶刃が、「あなた」の胸を貫いた―――
あなた「――――――(世界が無音に包まれた時、紅い散華が舞い上がる。そして……)――――… … ト サ ァ ッ … ! (「あなた」は、事切れたように倒れ伏したのだった…) 」
天王寺璃奈「―――――(無音の世界で舞いながら倒れる「あなた」をその目に、少女は言葉を失う)…… …… ……(冷たい金属板をその手で這いながら、ゆっくりと、倒れ込んだ「あなた」に手を伸ばす)……ピト……(そして、その人肌に触れて感じる。いつか触れた時に感じたぬくもりが、消えていくのを。金属板のように、冷たくなっていくことを……) 」
ヒロ「 ! ! ! ? 」
テリー(DQⅥ)「―――――!? なっ…………おい………何をやってんだ……あの馬鹿………とうとう頭がイカれちまったか……っ! 」
メディ「………そん、な………っ…―――(ヒューマギアの少女もまた、一連の流れにその思考回路が急停止してしまう) 」
黒いフェイス「フッハハハ…そうよ…!このたった一刺しでさァ!弱すぎるぜェ…お前らはよォ…!!(「あなた」から爪を引き抜き、盛大に嘲笑う。その爪は鮮やかな赤色に塗(まみ)れていた―――) 」
天王寺璃奈「――――――― 」
「 記憶を取り戻しに行きたい 」
天王寺璃奈「………………(「あなた」の顔へ、静かに指を伸ばす) 」
「私も、行く…一緒に 「あなた」の失ったすべて、取り戻してあげたい」
天王寺璃奈「……(そしてその頬に優しく触れる)……また……大事なもの…失っちゃうの……?…………そんなの……ダメだよ…… これ以上……何かを失ったら……っ……私…私は……――― 」
天王寺璃奈「――― 「あなた」への"想い"まで、失っちゃう… ――― 」
ポ タ … ――――(感情を表せない少女が流した雫が、同じく感情を顔に出せない「あなた」に伝っていく…)
あなた「―――――(少女から流れ落ちた涙が、硬く閉ざされた「あなた」の目元に落ちる。それは、「あなた」自身もまた、泣いているように見えた―――) 」
最終更新:2023年03月11日 22:14