三つ巴の戦いが繰り広げられる、その頃――――
――――― グ ワ ッ シ ャ ア ア ァ ァ ア ン ッ ! ! ! (要塞の壁を突き破り落下しゆく二つの影―――)
仮面ライダーギーツ「 ハ ァ ! ! (バキュン、バキュン、バキュンッ!!)(瓦礫と共に落下する最中、眼下に存在するパンクジャックに狙いを定め有利な上空から銃撃する) 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「 ガギィンッ、ギャギィンッ!! (背中から落下しゆく最中、両拳の手甲を振るい銃弾を弾き返していく) ゴ ッ ――― ド オ ォ ン ッ ! ! ! (ただ撃たれ続けるわけにはいくまい。反撃に、目の前を横切った瓦礫に狙いを定め、頭上のギーツに向けて殴り飛ばす) 」
仮面ライダーギーツ「 バ キ ュ ン ッ ――― ボ ゴ ォ ン ッ ! ! (殴り飛ばされた瓦礫に銃口を突きつけ、発砲。その一弾で粉微塵に粉砕するが――――) 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「―――― ズ オ ォ ン ッ ! (投げ飛ばした瓦礫を死角に、足元に浮かんでいたもう一つの瓦礫を足場に跳ね上がり、ギーツが瓦礫を粉砕したタイミングを見計らって跳躍。同時に既に振り抜かれた拳によるアッパーで急襲する) 」
仮面ライダーギーツ「 ニ ッ ――― ガ ァ ン ッ ! (パンクジャックの狙いに気づいていたのだろう。その死角からの襲撃に動じることなく咄嗟的に銃身で拳を受け止めると―――)―――― ガ ッ ド ゴ ォ ッ ! ギッ、ゴッ、ガァンッ!! (今もなお落下する空中にて互いに取っ組み合い、熾烈なインファイトで殴り、蹴り合う) 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「 ドガガガッ、ギッ―――ゴガァンッ!! (空中での白兵戦に躍り出てその熱を滾らせるが―――)―――― キ ュ ガ ア ァ ァ ッ ! ! (体内に取り込んだ無限鉱石の紅い光が発光。ホバーボートを作成し、地面への落下に備えて真っ先に離脱。そのまま要塞へと進撃する空中戦艦の大群がある方角へと飛来していく) 」
仮面ライダーギーツ「 逃がすか―――― \ REVOLVE ON / (取り逃がした敵を見据えながらドライバーを一回転させる) \ SET / (その直後、傍らより取り出したブーストレイズバックルを、空いたスロットへ装填する) ブォンッ、ブォォンッ ! ! (ブーストバックルのハンドルを2回捻る) 」
仮面ライダーギーツ「 \ GET READY FOR 「BOOST」 & 「MAGNUM」 / \ READY FIGHT / (全身が一回転し、上半身に纏っていた白い装甲が下半身へ。そして、上半身には新たに赤い装甲が纏われ、ブーストマグナムフォームへと変形を遂げる) ブ オ オ オ ォ ォ ォ ォ オ オ オ ン ッ ! ! ! (ブーストバックルの能力により出現した赤いバイク「ブーストライカー」が要塞の壁に沿って走行。垂直態勢のままバイクへ跨ると――――) 」
仮面ライダーギーツ「―――― は あ ぁ ッ ! ! (バイクのマフrターが強く火を噴き、壁から飛び出していくことで地面へと落下から免れる)ゴッ―――ガッ―――ギュルルルゥッ!!!(そのままタイヤかた地面へバウンドしながら着地し、雨に濡れるアスファルトを走り出す) 」
ズ ド ォ ン ッ ! ! ズ ド ォ ン ッ ! ! ズ ド オ オ ォ ォ オ オ ン ッ ! ! ! (空中戦艦の一部の砲台が、大地を走行するギーツに向けて一斉砲撃を開始する)
仮面ライダーギーツ「 ブオオォォンッ―――ブォンッ―――― ブ オ オ オ オ ォ ン ッ ! ! ! (グリップを何度も捻りながら全身を傾倒させ、蛇行しながら走行することで頭上からの砲撃を悉く回避しつつ走行する。その様はまさに、「仮面ライダー」――――) 」
仮面ライダーギーツ「 ハ ァ ッ ! ! ( ボ ッ カ ア ア ア ア ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! )(砲撃によって巻き起こる火柱の如き爆発の衝撃を利用し、バイクに跨ったまま大跳躍。大爆発をバックに大胆ながらも華麗に空中へと飛び出すと――――)――――ブオンッ、ブオンッ、ブオオオオォォォオンッ!!!!(グリップを強く捻り出しブーストをかけることで、地面から頭上の空中戦艦、その一機へ瞬く間に肉薄する) 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「 ! ! ? (まさかバイク一台で一瞬でここまで這い上がってくるギーツの怒涛の進撃に驚きを隠せず、甲板上で驚愕に身を震わせる) 」
仮面ライダーギーツ「 ギ ュ オ オ オ ォ ン ッ ――― ド ド ド ド ド ド ッ ! ! ! (戦艦の表面をタイヤで抉り削るような荒々しい走行。螺旋を描くように――物理法則や重力などを度外視した驚異の速さで――走り抜けて、今――――)―――バッ!(バイクから飛び出すように大跳躍) 」
ズドォンッ、ズドォンッ、ズドォンッ!!!(跳び上がったギーツ本人を撃ち落とそうと迎撃砲が作動。しかし、それらはギーツに届きはしない―――)
仮面ライダーギーツ「 カチリ…バキュンッ ! ブォンッ、ブォォンッ ! ! (二対のバックルを起動させる) \ MAGNUM BOOST GRAND VICTORY / (全身が燃え上がるように発光し、空中で逆さまの態勢になると―――) 」
仮面ライダーギーツ「ハッ、フッ、フハァッ!!!(ズギャァンッ、ズダダダダダダダダッ!!!)(空中にて身を捻りながら銃撃に躍り出る。銃弾は意思を持つようにその軌道を屈折させて、四方八方から戦艦の硬い装甲を次々と貫いていく) 」
仮面ライダーギーツ「―――― はああああぁぁぁああああーーーーッ!!!(そしてフィニッシュ。右足の先に炎を灯した状態で急激落下し、眼下の戦艦一機に目掛けその一撃を炸裂させる) 」
ズギャアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!(灯火のような光に、巨大な戦艦が貫かれる。驚異的な光景であった。たった一人の人間に、国家レベルの大いなる兵器が沈められた瞬間であった)
仮面ライダーパンクジャック(FM)「 !!! (ギーツのライダーキックの巻き添えを喰らうまいと、襲撃の間際に大跳躍して隣の空中戦艦へ避難。振り返り、轟々と燃えながら沈没していく戦艦の成れの果てをマスクの内側で茫然と眺めている) 」
仮面ライダーギーツ「―――― ボ フ ン ッ ! ! (爆発を続ける戦艦の中から勢いよく飛び出し、隣の空中戦艦へと乗り移る) 」
仮面ライダーギーツ「……俺が「この世界」からいなくなったと思ったか?それが『お前ら』の誤算だ。(甲板上でパンクジャックを指さす) 」
仮面ライダーギーツ「 俺は忘れない…―――――「この世界」の全てを! \ MARK Ⅸ / (ドライバーに装填された二対のバックルを除外し、取り寄せたブーストマークⅢバックルを半分に切り離し「ブーストマークⅨバックル」として分離する) 」
仮面ライダーギーツ「 \ SET IGNITION / (ブーストマークⅨバックルをドライバー両側のスロットへと装填する) \ REVOLVE ON / (装填直後、ドライバーを一回転させることで折り込まれていたバックルが展開される) 」
ド ゥ ド ゥ ド ゥ ド ゥ ド ゥ ド ゥ ド ゥ ド ゥ ド ゥ ッ ! ! ! (ギーツの周囲を白狐が駆け回る。その軌跡に沿って白い九尾の尾がギーツ本体を囲むように緒が次々と突出し、捻じれた九尾の尾が彼を包み込み、そして、弾ける――――!)
仮面ライダーギーツⅨ「 \ DYNAMITE BOOST GEATS Ⅸ / (九尾から解放されると、底には真っ白な装甲に覆われたギーツの新たな形態が顕現されていく) \ GEATS BUSTER QB9 / (開いた右手に集う蒼炎が銃剣武器「ギーツバスターQB9」として実体化する) 」
仮面ライダーギーツⅨ「 \ READY FIGHT / (背に九尾を彷彿とする真っ白なマントが装備される。これこそが、ギーツの究極にして完成形「 ギーツⅨ 」である―――)―――― ォ ォ ォ ォ ォ … ッ … ! (蒼白い火花をその身に纏い、パンクジャックと改めて対峙する) 」
仮面ライダーギーツⅨ「 俺は、俺の手で叶えてみせる…―――― 理想の世界を! 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「……――――― ダ ッ ! ! (凄まじい覇気を放出するギーツへ真っ向から殴り掛かっていく) 」
仮面ライダーギーツⅨ「 シ ュ オ ン ッ ――――(だが、パンクジャックがこちらへ殴りかかった頃には既に奴の背後に高速旋回しており―――)――――ハッ!!(回し蹴りによるカウンターキックを見舞い、強く蹴り飛ばした) 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「 ! ! ? (咄嗟の出来事で把握できなかった。ギーツの神がかりな高速移動に追いつけず、成す術もなく蹴り飛ばされる) ドォゥンッ、ドオォウンッ!! (両拳を突き出す。その度に拳から星型弾が次々と撃ち放たれていく) 」
仮面ライダーギーツⅨ「 シ ュ オ ン ッ ――― ブ オ ォ ン ッ ―――― ヒ ュ オ ォ ン ッ ―― ブ オ ォ ン ッ ――――― ! ! (超高速機動からなる瞬間移動で星型弾を容易く受け流し、パンクジャックを翻弄しながらその周囲を旋回) ハ ァ ッ ! ! ( バキュン、バキュゥンッ!! )(その死角に現れ、手にしていた武器から銃撃し圧倒していく) 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「 ズギャアアァアンッ!! (銃弾が被弾し、全身から火花を散らしながら退けられていく) ズザザァーッ…―――― ダ ァ ン ッ ! ! ! (それでも負けじと、ギーツへワンツーパンチを仕掛けながら接近。時にフェイトを交えた回し蹴りを繰り出して反撃に出ようとするが―――) 」
仮面ライダーギーツⅨ「 ガッ、ドッ、ギッ、ガァンッ!! (パンクジャックの攻撃の軌道を読み切っているのか、自身の格闘で完璧に相殺していく) フ ォ ン ッ ――― \ BLADE / ――― ハアァァッ!!(その懐に武器を突きつけると、レールガンモードからブレードモードに変形し、ゼロ距離から斬撃を振るって大きく薙ぎ払った) 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「 ズ シ ャ ア ア ァ ァ ア ア ン ッ ! ! ! (自身の打撃を殺された挙句、至近距離から強烈な斬撃を受けて大きくよろめきながら吹き飛ばされていく) 」
―――― ズドォンッ、ズドォンッンズドォンッ、ズドオオオォォォォオオオンッ!!!!(パンクジャックが吹き飛ばされた直後、彼を援護するように戦闘が行われている戦艦に狙いを定めた無数の空中戦艦がその一機を完全包囲。ギーツ諸共撃ち沈めんと情け容赦のない一斉砲撃を始める。この砲撃に、逃げ場など、ない。しかし――――)
仮面ライダーギーツⅨ「 シ ー … ――――――――――――― (おびただしい数の砲弾が、自身が足場としている戦艦に迫ろうとしたその瞬間、悠然にも人差し指を口元に添えて静寂促すポーズをとる。すると―――― 」
――――――――――――(世界が、停止する。神の力を得た一人の男によって、時間も、空間も、音も、何もかもが止まり出す。そして―――――)
仮面ライダーギーツⅨ「――――――― \ BOOST Ⅸ STRIKE / (世界が動き出すその直前、咄嗟にバックルのレバーを一度押すことで全身に蒼い焔を纏う) 」
仮面ライダーギーツⅨ「 そろそろ打ち上げと行くか (その口上を言葉にした頃には既にはるか上空へとその身を打ち上げて、大の字に死体を広げながら眼下の戦艦群を俯瞰する)――――― ハ ァ ッ ! ! ! (その直後、全身が陽炎のように揺れてすがたが一瞬にして消え失せる) 」
ズ ボ ォ ン ッ ―――― ボギャアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアンンッ!!!!!!(一機目の戦艦に蒼い光が彗星の如く落下、そのまま硬い装甲を容易く貫くことで戦艦は悲鳴を上げるように爆発しながら沈む)
ダ キ ュ ゥ ン ッ ―――― ボッガアアアアアアアアアァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!!(巨大なライフル弾に撃ち抜かれたような大きな風穴が、二機目を襲う。空洞となった残骸はボロボロに崩れ落ち、内部から盛大に破裂する)
ザ キ ィ ィ イ ン ッ ―――― ズドガアアアアアァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!(三機目の戦艦に、真っ白な光が縦一文字に刻まれる。その軌道に沿って左右がズレ落ちはじめ、真っ二つに切断された戦艦が互いに別れながら墜落。雨に濡れた大地に落ちて巨大な火柱を上げた)
ド ギ ャ ア ァ ン ッ ―――― ドッガアアアアアアアアアアアアアァァァァァアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!(四機目となる戦艦を、九尾の尻尾を模した光の槍が貫き、そのまま貪り喰らうように戦艦は紙屑のようにずたずたに斬り裂かれ、無残な姿となって大破した)
仮面ライダーギーツⅨ「――――――― ス タ ン … ! (包囲していた戦艦群をたった一人で、たった一瞬ですべて沈めた後、残された戦艦の甲板上に舞い戻ってくる) 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「――――――――!!!?(ギーツの驚愕の大進撃に愕然とする。無限鉱石で生成した無尽蔵の大群が、いとも容易く砕かれたのだ。このような神業を披露する相手を前に、痙攣するようにわなわなとその身が震える) 」
仮面ライダーギーツⅨ「――― 無駄だ。かつて世界を揺るがした禁断の道具をもってしても、『俺たちの願い』には到底及ばない。 」
仮面ライダーギーツⅨ「 俺がそれを証明する。『この世界《
カオスドラマ 》』の強さを。 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「……!!( キュガアァァァアアッ…―――― ガゴォンッ、ガゴォンッ、ガゴォンッ、ガゴォンッ、ガゴォンッ!!! )(こちらへ一歩ずつ歩み寄るギーツへただならぬ警戒心を剥きだし、無限鉱石の力を極限まで高めた強い光を放ち、前方に超屈強な巨門“五重羅生門”を一気に生成する) 」
仮面ライダーギーツⅨ「 \ BOOST TACTICAL VICTORY / (武器のレバーを引いてチャージし、勢いよく水平に投げ飛ばした) 」
ズギャンッ、ズギャンッ、ズギャンッ、ズギャンッ―――― ビ キ ィ ィ イ イ ン ッ ! ! (ギーツが投げ飛ばした彼の武器・ギーツバスターQB9の刃に五重羅生門を次々と貫かれる。が、最後の門が辛うじてその刃を受け止め、パンクジャック本人への直撃を防ぎ切った)
仮面ライダーギーツⅨ「 \ DYNAMITE BOOST TIME / (塞がれたのなら、追撃をかませばいい。そう言いたげるようにバックルのレバーを今度は二回押し倒してチャージ態勢に入る) グ ル ン ッ ――― (身を翻しながら接近し、最初に貫いた門に向かって飛び出すと――――) 」
仮面ライダーギーツⅨ「 ボ ギ ャ ン ッ ――― バ ギ ャ ァ ン ッ ――― バ リ ィ ン ッ ――― ズ ギ ャ ア ァ ン ッ ! ! ! (ギーツバスターQB9によって既に貫かれた四つの門に向かって怒涛の進撃。既に穴の開いた門を拳や脚を振るって完全に砕き崩しながら前進し、着実に敵に向かって突き進む―――) 」
仮面ライダーギーツⅨ「 はあああぁぁぁ…ッ―――― \ BOOST Ⅸ GRAND VICTORY / ――― はあああぁぁぁぁああああああああーーーーーーーッ!!!! (最後の門に突き刺さったままの武器へ水平蹴りを繰り出すことで、五つ目の門を完全に貫き崩すと同時にパンクジャックへその刃を突き立たせ、剣身ごと奴を目一杯蹴り飛ばすライダーキックをお見舞いした) 」
仮面ライダーパンクジャック(FM)「 ! ! ! ! ! ! (ボッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!!!)(最後の門が崩され、その胸部にギーツの刃が蹴り込まれる。そのまま強く蹴り飛ばされ―――激突した壁と共に絶叫のような大爆発を上げたのだった) 」
仮面ライダーギーツⅨ「 ブ ワ サ ァ ァ … ッ … ―――――― ! (蹴り抜いたと同時に踵を返し、大爆発をバックに華麗に九尾のマントをはためかせた) 」
――― パチ、パチッ…ガララ…ァッ……!!(火柱を上げる甲板上。パンクジャックが激突し埋もれているであろう残骸が崩れていく)
仮面ライダーパンクジャック(FM) → LCCS兵P「 ザ……ッ……ザッ……!(足を引きずらせながらギーツの前へと再びその姿を露わにする)…ピシ、ビキッ…――― パ キ ャ ア ァ ン ッ … ! (手にしていた無限鉱石は粉々に砕け散り、地面に転がった残骸が赤い光となって霧散していく) 」
仮面ライダーギーツⅨ「……お前らの野望も潰える。だがその前に聞いておきたい。お前"の"目的は何だ。何故、『 DGP 《 デザイアグランプリ 》 』の人間がこの世界にいる?これはゲームじゃないはずだ。 」
LCCS兵P「……ピキ、パキ…ッ……(兵装が、フルフェイスのマスクが、徐々に崩れ落ちていく。マスクの内側、その右側が曝け出され、仮面の中から人の右目が露わとなる) 」
LCCS兵P(?)「……流石はデザ神様。貴方が「この世界」に到達した時は驚いたけど…ついに「私たちの世界」と繋げてきたなんて、ね… けど、これもすべて『運営』の思惑通り、ということ。(男性とも女性ともつかないノイズ交じりの声音を放つ) 」
仮面ライダーギーツⅨ「……どういうことだ。 」
LCCS兵P(?)「その言葉の通りだよ。お陰で、「この世界」は最高のボルテージを迎えた。『オーディエンス』のみなさんは絶賛の拍手を届けてくれた。『 機動戯曲 』は間もなくクライマックスを迎える。その結末に花を添えられただけで、私がここに来た意味はあった…」
LCCS兵P(?)「感謝するよ、浮世英寿。様々な物語(せかい)繋がれば、いつか「私たち」が待ち望んだ『 究極のゲーム 』が完成するのだから。(ビキ、パキッ…キッ…バギャァンッ……!)(綻びが耐えきれなくなり、ついにその身を負うベールが剥がれ落ちる) 」
LCCS兵P(?) → 猫耳少女「 いつか招きにやってくるよ、『 カオスファンタズマ 』へ 」
ギ ュ オ ォ ン ッ … ――――― (最後に不気味な笑みだけを残した少女がこの世界から消え失せる―――――)
仮面ライダーギーツⅨ → 浮世英寿「………(少女の消失を確認して変身を解除する)……『 究極のゲーム 』、か…。いつか乗ってやるよ。その時が来たらの話だが、な…(そして踵を返し、遥か先に立つ要塞を見据える。少女が遺した意味深な言葉も気になるが、今はただ、目の前の物語(せかい)の最後を見届ける。その為に戦いに身を委ねると、決意して――――)」
シャンクス「…………(キックでサウザーの腹をぶち抜いて持ち上げている) 」
サウザー「グエー(ぶち抜かれている) 」
藍染惣右介「(再開したらやられてる……) 」
レッドウォーリア「おっと(全身で転がって獄門を躱し、サーベルを振るう)不意打ちか? 」
セフィロス「いやすまない(地面に突き刺した正宗を引き抜き、瞬時にサーベルと打ち合う)躱せたのだからいいだろう? 」
シャンクス「……(ポイッとサウザーを捨ててその辺に刺さっている槍に突き刺す)……よし 」
サウザー「グエー!! 」
仮面ライダー滅「(捨てた……) 」
うちはミハリ「エァァァアァア!!!!!!(戦闘前にバーベキューの肉にありつけることができなかった腹いせに滅に怒りの螺旋丸を繰り出す) 」
うちはカホ「(カボチャ越しに目を逸らしている)えーっと………獅子連弾!(滅に獅子連弾を繰り出す) 」
連邦政府高官G「僕は戦闘民族だよ!おいクソ盟主!!!核を撃つ許可を出せ!!!????(ドラゴ○ンボールの漫画を片手に通信している) 」
うちはミハリ「汚ねえ花火だ(滅とついでにアーニャにリトルフラワーを展開する) 」
志村けん「核撃つのやめろよバカヤロー!!!(突如出現し政府高官Gの頭を叩き滅多打ちにする) 」
梢パイセン「ミハリ先生お怒りです…早く事を納めるように通信を……通信……………(ブリッジに通信しようとするも重度の機械音痴のため通信できない)あの、機械さん仲良くしてくださると嬉しいのですが………(ボタンを勢い余って破壊。ブリッジとカタパルトの連絡が取れなくなってしまう) 」
連邦政府高官G「じゃあお前が戦闘民族になれ!!!!(志村をブリッジの外に放り出し、ビッグバンアタックを放つ) 」
ムルタ・アズラエル「やかましい!!!!(連邦政府高官Gを捕まえてキャメルクラッチをかける)こんな距離で核なんて撃ったら僕たちも巻き込まれるだろうが!!!!! 」
仮面ライダー滅「やかましい(螺旋丸をアロンダイトで弾き、その手首を「鈍」で切り落とすとアロンダイトを地面に突き刺して手放し、続いてホームランバットを手に取り)フンッ(SMAAAASH!!!ミハリをカホごと、パラガス達の方向へ吹っ飛ばす) 」
連邦政府高官G「んんんんんんん!!!!!あれを見たまえ!(敵をいとも簡単にいなすシャンクスを見て)正攻法では奴には敵わん!核でこの辺りを吹っ飛ばすくらいしなければならないのだぁ!!(シャンクスの圧倒的な強さを見て完全に錯乱している) 」
ガイル「ぐうおっ……!!飄々としたものだ、それも戦いのうちだと言うのだろうな……こういう手合いは中々厄介だ…!(猛烈な勢いで投げ飛ばされるが、壁を蹴って体制を立て直し……)やはり、速さの面でもかなり不利を取っている様だ……俺の得意な戦法に専念させて貰うとしよう(空中からソニックブームを再び生成、
レッドウォーリアに向かって斜めに発射) 」
オラクル「急速排熱!!(L、弟者、
エドガーの攻撃を前に急速に排熱。超高温の煙を全方位へ吹き散らすと共に、それを煙幕にし)ぬう!!(膝、肘、手の三部位で三人に同時に対応) 」
川島教授「落ち着いて下さい、Gさん。まずは頭の体操を(アズラエルと連邦政府高官Gの背後から現れ、連邦政府高官Gの脳天に頭蓋骨が割れんばかりのアイアンクロー) 」
連邦政府高官G「(うそだろぉ〜?)(アイアンクローを食らいヤ無茶する) 」
エドガー「そいつを……待っていたッ!!(
オラクルが排熱に移行するのを確認。指を鳴らし) ジュ オ ッ (
オラクルの体表、先に『平手打ちの連打』が被弾した部位が熱を帯び赤く染まる。 その部位のみ、例外的に体外へ放出しようとした熱が逆流し"内部"へ跳ね返ろうとする) 」
弟者「すごい熱風をを感じる!!今までにない何か熱い何かを!!風…なんだろう!吹いてきてる確実にッ!着実にッ!俺たちのほうにッ!!(即座に二刀を回転させて風を起こし、煙の直撃を防ぐとともに後方へ飛び退き)熱い、マジで熱い!!そしてこれは……視界を奪われたか……やってやろうじゃねえか、武術ってのは視界が無くても使えるそうだしな…! 」
カストール「波状攻撃は勿論、外殻に身を包みながら生身と相違ない体術をこなす…… これで尚も実力の底が見えない、か(ガイルが攻撃を開始したのに合わせジェットパックを噴射し加速、
レッドウォーリアへ距離を詰め) フッ (唐竹割りの予備動作……のまま寸止し床を踏み砕く。その衝撃で
レッドウォーリアをめくれ上がった床板が押し上げ) ふッッ!!(挟み込むようにして縦一文字に唐竹割りを振りかざす) 」
レッドウォーリア「よっと!!(セフィロスとの剣戟の中、腹部に脚を押し付けるとそのまま足裏のスラスターを噴射、吹き飛ばす)…………(ガイルのソニックブームを切り払うと、急接近してくるカストールを確認。踏み込みにより捲り上がった床により自らの位置が調整されたことを認識すると)ところが、ぎっちょん!!(その踏み込みで生じた死角、大剣を振りかざすことにより生じる死角に入り込み、逆さの姿勢で背後に回り込む)っとぉ!!(胴体を脚で挟み込み、グルンと急速回転するように地面へ叩きつける) 」
うちはミハリ、カホ「(うそだろぉ〜?)(吹っ飛ばされる) 」
オラクル「!!(攻撃用に特に必要のない排熱をしたが……しまった、問題のないレベルの熱でも集中させられるとまずい!!)ブロックアウト!!(ボルトの炸裂する音と共に赤熱化した部位を超高速で射出。
エドガーへの飛び道具とすると同時に)見えぬまま吹き飛べ(煙に紛れるよう、大量の機雷を広範囲へばら撒く) 」
ガイル「俺のソニックブームに合わせ、床を使っての牽制、そしてあの鋭い踏み込み……それに合わせるとは…!!だが、全身を使っての行動、それが即ち隙となる…!シューティン!!(着地して両腕を振り、カストールへの攻撃の間隙を狙って先程よりも遥かに速度を増したソニックブームを放つ) 」
弟者「…!この音、何かをばらまいた…?速度と音からするに、爆弾の類を撒き散らしたのか…?まあ良い、音と気配は煙の中でも感じられる……そこだァァァ!!!(刀を一本、振り被り……気合を込めて
オラクルへと全力で投擲。その勢いで倒れ込み、ゴロゴロと転がって機雷から逃れようとする) 」
カストール「 ズ ダァンンッッッ (されるがまま床へ背から激突。関節部から微量な火花が散り、一瞬モノアイが点滅する)損傷率5.7%…投げ技でここまで削ったのは貴公が初めてだ(ガイルの追撃を確認し、自身に組み付いた
レッドウォーリアの両足を両腕で挟むようにして固定、ソニックブームへの退路を失くしつつ) キュ オ (ジェットパックから鳴る駆動音が徐々に大きくなる。何かを準備している) 」
シャンクス「総帥も始末したしサソリ野郎もアホに気を取られてる今がチャンス(そう言ってしれっと装置へ向かおうとする) 」
エドガー「 !! (分離……いや、捨てたのか!)無駄のないこったな……(水地発動。流麗な動きで飛来する部品を受け流すも)ビスッッ(手、腕、肩に流しきれなかった部位が掠め軽度のダメージを受ける)熱暴走を狙ったんだが……クソ、詰めが甘かったか……すまない……!(おまけに逆に仕掛けラちまった……迂闊に動けば爆破、対応しようとしてもその隙に本体にぶん殴られてジ・エンドってところか…) 」
レッドウォーリア「隙に……ならないんだなこれが!!(叩きつけたまま、拘束したカストールの体躯で地面を抉り取るようにもう一回転。そのまま猛回転しながら上空へ飛び上がりソニックブームを回避すると)それプレゼントだ!!(急激に加速して拘束を振り切り、空中でカストールをガイルに向けて蹴り飛ばす) 」
エーファ「敵は複数。お忘れのないように(空中の
レッドウォーリアの背後に急浮上。”ディープ・ヴォーテクス”。発動した能力が紅の武者を捩じるように巻き込み、その場に棺が顕現する) 」
ヴァニタス「 ヴ ン ッ (装置へ向かったシャンクス。しかし次の瞬間彼が踏んだ床板は、3秒前に自身が通過したものと同じもの。 眼前には、合わせ鏡のように同じ光景が丸い枠の中で延々と重なって続いているという怪奇的なものであり……) 覇気で無理やりぶった斬る? 構わないけど、その際の余波は直接"装置"に届くよ。 ぶっ壊し巷ラ都合が悪いんだろ(ガンダムバルドルで全身を覆っているが故か表情こそ視えないが、ニヤけた声でそう言い) 悪いが滅さんと僕を倒さない限りは…… あーいや、"滅さんを"倒さない限りは進めないぜ、赤髪 」
カストール「力技……その研鑽された武に、現代科学の粋を合わせる技工……実に見事だ(ガイルへ劇とする寸前、脚部のスラスターが火を拭き急旋回、ガイルを乗り越えるようにして後退し激突を回避)生体CPU……それに、あの気配は…… 」
うちはオビト(幻影)「ついでみたいで悪いがオレもいる……(無限鉱石を光らせながら、シャンクスの周囲の風景を万華鏡のように変化させ)どうだ?どこに装置があるか分かるまい。手は出せないだろう 」
ガイル「成らずか……大した身体能力だ、敵ながら脱帽だな…!(その場で飛んでくるカストールを避ける様に屈み、自らの身体を飛び越えた事を確認すると再びソニックブームを発射)…!エーファ隊員か…! 」
L「!!(機雷の爆発に巻き込まれ、煙の外に放り出される)ぐぁ……!!(防御してもこれですか……)……問題ありません。こっちには、機雷の爆発など物ともしないのがいる!! 」
レッドウォーリア「!!しま……(瞬時に棺に包まれ、蓋が閉じると同時に落下。ガタンと音を立てて床へ落ち、パタンと倒れる) 」
ブロリー「よっしゃァ任せろォ!!!!!(煙の中に突っ込み、爆発する機雷の中を突っ切りながら
オラクルへ突進。そのまま腕を構え)イェイ!!!!(ラリアットで巻き込みながら煙から飛び出す) 」
シャンクス「あっそ(周囲の空間以上に気付き、
ヴァニタスとオビトの台詞を聞き終わった瞬間に吐き捨てると、片目を瞑りもう片方を見開き笑う) 」
弟者「すっげ……あのブロリー全部直撃して全部効いてねえ… 」
エーファ「決まらないと思いましたけど、えへ、決まりました。もう出られませんよ…… 」
ガイル「あの男さえも棺で封じることが出来るのか…!? 」
エドガー「ブロリーが参戦するSUMOUとかあったら見応えが……ないか、ワンサイドゲームだったわ(こなみかん) 」
ヴァニタス「(あーこれ余裕で突破とかやりそうなやつだ。まあ赤髪との交戦は契約外(CV鷹の眼)だし……これでダメそうだったら逃げよ、死にたくないし) 」
キ ィィイイ ンッッッッ!!!!(迸る覇気。仮想現実は罅割れて、時空の穴はそれそのものが虫に食われるように消失する。シャンクスの立っていた床さえも物理的に罅割れる)
うちはオビト(幻影)「こういうことするから嫌い!!!!!!(そう叫びながらシャンクスの周囲からバックステップで退散し)神羅天せ…… 」
レッドウォーリア「───ブ ゥン!!!!(サーベルの刃が棺を引き裂いて出現。続いてガンブレードの刃がそれを割き)いい手品だな、他はないのか?(棺の中から、ドロリと黒いコールタールのような液体を纏った
レッドウォーリアが這い出る) 」
オラクル「ぐああ!!貴様!!(ラリアットで突っ込んできたブロリーから吹っ飛ばされて距離を取ると)この筋肉ダルマめ!!(拳を握り締め)さっきので思いついた!!(その拳が赤熱。周囲の水分を蒸気に変えるほどの熱を纏い)ぬうん!!!(融解する拳をその腹に叩き込む) 」
シャンクス「失せろっつったよな(神羅天征を放とうとしたオビトの手首を切り飛ばし)龍翔閃!!(そのまま顎を捉えて打ち上げ)ほいよ!!(そのまま蹴り飛ばし装置の光の中へ叩き込む) 」
うちはミハリ「汚ねえ花火だ(再出撃) 」
うちはオビト(幻影)「(これが本体じゃなかったことだけが幸運だと思います) 」
ブロリー「!!(
オラクルの拳を受け、腹が裂け)バ……馬鹿なァ!?(蒼い炎のようなエネルギーを漏らしながら打ち上がり、そのまま地面へ激突)うぐぐ……あっ思ったより平気(何か金属のようなものが傷口に癒着しており、思ったより傷が広がっていない。いやそれでもだいぶヤバいと思うが) 」
弟者「……ブロリーがまた正面から殴り合うモードに入ってるな……今なら行けるか……(忍び足で光の柱へと向かい、その中に飛び込む) 」
うちはミハリ「汚ねえ神威だな、カカロ……オビト(幻影のオビトを見て) 」
オラクル「…………(融解してグズグズになった拳を見て)……これはもう二度と使わないことにしよう(そう言って拳のグズグズになった左腕をパージ) 」
ヴァニタス「ぐぁー!!くそ、このままでは装置が―!!(あー無理無理。まあ状況はかき回したし充分"本業"は遂行したっしょ。有給もらうぞ、クソ博士め) ガコンッッ (シャンクスの攻撃で大破したバルドルが床に落下しひしゃげる……が、その中身はモノ抜けの空 文字通り"蒸発"(逃亡)した) 」
ガイル「……やはり埒外の存在。アレでも封じ込める事は出来ないか……結局の所、厳しい相手とは言え正面から打ち合うしかないようだ。エーファ隊員、ここは我々に任せろ…!ソニック……(一瞬だけ筋肉をパンプアップさせて大きく振り被り……)ハリケーン!!(腕を振ると同時に、灰出た直後の
レッドウォーリアに向けて特大のソニックブームを放ち、棺の残骸ごとその身体を切り裂きに掛かる) 」
カストール「生憎手品をできるように器用な設計ではなくてな。せっかくのロウクレストのラボだ、手頃な義手の設計図でも持ち帰るべきか?(復帰した
レッドウォーリアを出迎え、大剣を水平に構える)エーファだったか……礼を言おう。先のやつの反応で勝ち筋は0でないことがわかった。最も、限りなく0に近い数値だが…… 『0』そのものを体現した化け物よりかは遥かにマシだ 」
エーファ「あ、あの黒いの……あれに触れたらあの黒いのみたいにドロッと溶けちゃうはずなのに、溶けてない……なんで……? 」
梢パイセン「先生、その姿は戦闘民族になられたのですね!(ミハリを見て)第七門まで解放した私も加勢します() 」
連邦政府高官G「むむっ、ミハリのやつめ、戦闘民族になりよって!!!(いつのまにか意識を取り戻しまたドラ○ゴンボール○を読んでいる) 」
仮面ライダー滅「させるか!!(シャンクスに対して、背後よりホームランバットを振るい)ゲット!!(そのままホームランせんと振るう) 」
連邦政府高官G「クソ盟主!核を撃つ許可を出せ!!(性懲りも無く叫ぶ)それが嫌ならお前が戦闘民族になれ!!!!(無茶振りの二択) 」
エドガー「大丈夫じゃねえよ!一旦退いて牛丼食え!サイヤ人ならそれだけで大分マシになるだろ!!(ブロリーへギャグチックな三白眼で突っ込み) 二度とやらない、か。やっぱ腕付け替えるのもそれなりに痛ぇもんなのか、大変だな隊長って(立場上対立こそしているが、敵意を感じさせない、というよりそれなりに気遣う様子で声がけ) 無理を承知で頼むが次元を統合したらどうなるのか、早いとこ教えてくれないか。あんたはここでぶっ壊すまで戦うべきじゃない気がする 」
連邦政府高官G「なんとしてもミハリとシャンクスとマフティーを倒すのだ!!!!!!! 」
シャンクス「一人逃げやがるつもりだな、面倒だし追って殺しとくか(そう言ってその逃走が完了する前に斬殺を試みるも)いたい(後頭部にホームランバットが直撃、殴られた方向に首を傾げる) 」
ヌマクローズ「ダバダバダバダバダバダバダバダバダバ(たくさんの色のたくさんのヌマクローがスーパーの牛丼を山のように担ぎブロリーの元へ駆けつける) 」
レッドウォーリア「あーしんど……(先ほどまでなら通用していたはずのソニックハリケーン。それを無造作にシールドで弾き)ドロドロに溶ける?そんな生易しいものじゃないだろ。浴びれば君の『中身』が流れ込んで、例え自分を世界へ押し付けるほどの狂人でさえも自らを見失って、その結果肉体ごと溶けて死ぬ、だろ?マジで焦ったよ。ま、どうということはなかったがね(その泥を政府一行へ払い、掛けようとしながら)勘がいいとは言ったが、前言撤回だ……これからまだまだ評価を上方修正させてやるからな 」
川島教授「まだ少し頭が堅いようですね(連邦政府高官Gの頭部を両手で包む様に押さえ)もう少し柔らかくしてみましょう。『無寸雷神』(タイミングをごく僅かだけズラして、両手で左右の掌から寸勁を放ち……頭蓋内の脳に直接強烈な衝撃を与え、頭蓋骨の内部で脳を激しく左右にシェイクさせる) 」
オラクル「痛いというか面倒だな。私も、か。お前も随分苦労してるように見える(片腕のまま
エドガーと、まるで世間話のように会話を交わし)だから言ったろ、これは本段階前の実験なんだ。詳しい事は言えない…… 」
エーファ「えっそうなんですか(知らなかった顔) 」
ガイル「……一段上があったという事か。確かに絶望的ではあるが……諦める理由にはならないな(その場でしゃがみ込み) 」
カストール「記録更新か?私のギネスを書き換えたところで自慢にならんだろうが……まあ、笑い話にはなるか キュ オ ッ (スラスターを展開、先より速度を緩めつつ真っ向から突進するように間合いを詰め) キュッ (大剣による刺突→寸止めからの後退、大剣を
レッドウォーリアの片目を……掠めるように投擲) ヴ ン ッ (重力を80倍、かつその方向を
レッドウォーリアへ向け空間を歪曲させる"機能"を搭載した拳医による正拳突きを、最接近と同時に見舞おうとする) 」
セフィロス「……………(何かおかしいな。アイツの動き。確かにあの重装甲スーツの男やガイルの言う通り圧倒的な武人、それがMbSを着ているというのも違和感はないのだが……)(戦いに参加せず、
レッドウォーリアを観察)……分からん。分かりそうで分からん 」
仮面ライダー滅「!?(ホームランバットをあっさり耐えたシャンクスを見て)ぬう!!(瞬時に生成した追加二本の腕。周囲の武器を取り、四つの武器を同時に構え)四刀流と戦った経験は? 」
シャンクス「ごめん、覚えてない 」
エドガー「あんた程じゃないさ、愉快で個性的な隊員を率いる重積も、それに対し誇りを以て取り組むような甲斐性もないチャランポランだ。ろくでなしから見りゃ、殴り合ってて楽しいわ尊敬できるわで……こういう機会を今後にも遺しておきたいわけよ(ボクシングの構えに切り替え、すり足で徐々に距離を詰め) "妹分"が大切だってのも、頷けるし……なッ!!(間合いを詰め小細工を捨てた近接へ。越を低くし刳りあげるようなジャブを数発→"掴み"による拘束がくると判断しバックステップ→最接近からの左フックを胴体へねじ込もうとする) 」
弟者「直接戦闘じゃあ他はともかくまずブロリー、あと多分
エドガーよりも俺は一段下……だったらこっちで動くしかあるめえよ(光の柱の内部へと再び飛び込み、手当たり次第に機材を蹴飛ばす) 」
アイアンマン「 よぉ。 (ガコンッッ と音を立て、セフィロスの横へ着地。彼を一瞥し…)あんたは感じてたか……つっても、その様子を見て僕も今さっき思い立っただけなんだが(コン、コンと音を立てメットを指で突く。鳴るのは空洞音) 」
トニー・スターク「"こういうこと"だったりしないか? (アイアンマンとは別方向、セフィロスを挟むようにして生身のトニーの声が聞こえる。そこにいるのは紛れもなく本人。アイアンマンへリモコンを向けると、バイザーが開きがらんどうが顔を覗かせる) 精神干渉作用、それも極度のそれを食らって平気な顔をしている、洗練された格闘センス、近接の徒手空拳……そもそも、メカニックという身分ながら頑なに"外胴"を解除しない。 まさか、とは思うんだが…… 」
ガイル「(セフィロスとアイアンマンに振り返り)……何かあるだろうが、その正体はまだ掴めんな……なんとか尻尾を出させてみよう、此方もやられてばかりいる訳にはいかん!(カストールに続いてステップで
レッドウォーリアと距離を詰め、カストールの連撃の最後、正拳突きに合わせて真上へと跳び……カストールが発生させた重力を利用し、急降下しながらパンチを放つ) 」
オラクル「そうかい……(それにとって取った策は、ノーガード。硬い装甲でその拳を受け、受け、受ける。パンチを受けるテクニックもなく)私は、これで充分だ!!(
エドガーから距離を詰めて来たタイミング。取った一手はまさかの、頭突き) 」
レッドウォーリア「……知らなかったのかそいつ?(エーファの反応を見ながら、片手間で投擲を首を傾げて躱し)大層な玩具だな(全くの一瞬、拳と身体が交差する瞬間に、カストールの懐、拳に手を添えて耳元で囁くように)おっと(続いて落下してくるガイルの攻撃を後ろに跳んで回避)何やら考察してるようだな。当ててみな、ハワイにご招待するぜ 」
シャンクス「なんだかんだ間に合いそうだ(拾ったサーベルを同じく拾った鞘に納めながら光の柱の中に入って)はぁい、調子いい? 」
仮面ライダー滅「…………(追加腕を折られ、周囲の武器もまた全て折られた状態で煙を上げ倒れ込む) 」
エドガー「 ゴ ッッッ ぐァ…… (頭突きが正面からクリーンヒット、脳震盪で意識が吹っ飛び海老反りになってからの仰向けに大の字に倒れ……) ふ" ン" ッ ガ ンッ (意識を刹那で取り戻し、同じく繰り出したのは頭突き。生身、極位の助けなし……あったとしても彼程度では誤差でしかなく、"物理・フィジカル"で同威力、同速の頭突きを繰り出し
オラクルの頭部とかち合う) 」
オラクル「ぐ !!(来ると思っていなかった反撃。
エドガーと頭をぶつけ合い、お互いににらみ合い)我慢比べ……しようかァ!! 」
弟者「調子が良さそうに見えるか?見えるだろうな、ある意味絶好調だぜ……(尚も機材を蹴飛ばしながらシャンクスに振り返り)……収まる気がしないな、正直色んな意味で辛くなってきたぜ……隊長様は強敵だし 」
カストール「ああ、こんなナリになっても心は少年時代ハワイに置いてきたようでな (耳元で囁く、つまりゼロ距離まで顔が近づきそのセリフを聞き終えるよりも前に) ズ ォ ビィッッ (モノアイから、
レッドウォーリアの頭部へゼロ距離からのレーザーを掃射、加えて) グ ンッッ (先程投擲した大剣が自立起動し、
レッドウォーリア目掛け急降下していた) 」
レッドウォーリア「おッいいね(レーザー掃射をシールドで凌ぎながら)あ(光の柱の中、シャンクスたちが光の柱の中に入ったのを視認し)させるかァ!!!!(急降下する大剣を振り切りながらシャンクスの方へ急ぐ) 」
シャンクス「あー……じゃあこいつらを片っ端から引き抜いて……(そう言って媒体を引き抜こうとする) 」
エドガー「ハッ……あんた程の"人間"と忍耐で勝負して貰えんのか……!(歯をのぞかせ笑いつつ)だがそいつは、俺の、負けで!!構わねえよ!!(横っ面目掛け大振りの右ブロー→ 密着状態から離れるも近接は維持し、今度は手数と速度さえも捨てた全力の、シンプルな、左腕による"ぶん殴り"を
オラクルの顔面めがけ振りかぶる) 」
ガイル「打ち合っている範囲では何もわからんな、彼我のスペックの差も一因だろうが、まるで糸口が掴めん…!(再びジャンプし、カストールの大剣に向かって拳を叩き込み、加速ついでに軌道修正を図る) 」
カ ッ(次の瞬間、眩い光が更に光を増し、その場の全員が浮遊感を覚え)
シャンクス「あ(あ) 」
オラクル「なんだ、意外と、釣れない奴、なんだな!!(そう言って、右ブローを甘んじて受けると、続いてのぶん殴りに対し渾身の一撃をクロスカウンターしようとして)あ(あ) 」
カストール「お(お) 」
たくさんの色のたくさんのヌマクロー「「「「「「「「「「「「 ま? (ま?) 」」」」」」」」」」」」 」
ローゼンハイン「 () 」
弟者「お(お) 」
ガイル「が(が) 」
ムルタ・アズラエル「 () もうだめだ核だァァァァ!!!!!!!!!全部吹き飛ばせえええええええ!!!!!!!!!!!1111!!!111 」
オラクル「やめろォ!!!!!(建前)やめろォ!!!!!!!!!!!!(本音)せっかくここまで来たのに破壊したら大変な事になるぞ!!!!!!!!!!! 」
トニー・スターク「うわあああああ!!盟主やめてくれ盟主!!この無重力空間で核は回避できないって!!うわあああああああ!!!! 」
うちはオビト(幻影)「なんて人生 」
エドガー「あ、やっぱり?まあそりゃそうか……そうか……じゃねえ!? 今からでも緊急停止できないのか!?破壊される前にでも!! 」
シャンクス「クソァ!!!!!せめてこの装置にあるものは全部もらってやるからな!!!!!!!全部!!!!!!!!(そう言って指先から覇気ワイヤー(!?)を伸ばす) 」
兄者「……えるか、皆聞こえるか!!異常な反応が検知された!!!!っていうか、これ……核!?マジで撃つ気か!?皆!!!聞こえるか!!!!えらいこっちゃ!!! 」
連邦政府高官G「んんんんん!!!ついにその気になったか盟主!皆殺しにしようぜ! 」
セフィロス「仕方ねえ私も太陽系滅ぼすか(そう言ってスーパーノヴァの準備をする) 」
うちはミハリ「汚ねえ花火だ(核反応を察知して現実逃避) 」
ファセット「爆発オチなんてサイテー!!!!!! 」
シャンクス「よし掴んだ!!!このまま引っこ抜いて…… 」
ブォ(核がぶっ放される中、突然その場の全員の視界そのものが歪み)
シャンクス「ああ逃れられない!(絶望) 」
オラクル「HAHAHAそういうわけだ、勝負は預ける!!!いずれ必ず決着を……決着、決着といえばマフティーはどこだ!!? 」
アリシア「では皆さんさようなら。兄さん、せめて迷子にならないように帰ってきてくださいね(最後に鳴り響くのは透き通った声。全員の視界の端に、手を振る彼女が映ったように見えて 」
──file.49 Mk-5 Nuclear missiles
出典:機動戦士ガンダムSEEDシリーズ
こんなもん用意するな。
……
政府軍が運用するウィンダムに搭載された核弾頭ミサイル。
当然というかなんというか、
非常に高い威力と環境に対するダメージを兼ね備える。
でもそういう問題じゃないだろこれ。
倫理とかそういう方面でさぁ……どうなの?
しかし、予想よりもグンと引き金が低い。
主にどっかの盟主王とかのせいである。
ああ、今日もまた安易に用意され撃ち込まれていく……
ザーーーーーーーーーーーー(未だに降り止まぬ雨。空は淀んだまま。まるで奔った光は無かったように)
ハサウェイ・ノア「……(激戦の中、ある目的の為に動いていた、マフティーのリーダー。ボロボロに崩れた装甲スーツを脱ぎ去りながら、雨を防ぐ建物の中起き上がる) 」
クラウド「……気が付いたか……(同じくボロボロで、ハードブレイカーを地面に刺して座り込んでいる)……サンリュシティのままだ……まるであの一連の流れがなかったかのような…… 」
セフィロス「まあ私達としては一部の者たちと逸れ……こうしてクラウドたちと一応は同じところにいるわけだが(壁に寄りかかって腕を組んでいる) 」
弟者「……何と言うか、夢…?いや、集団幻覚でも見てたみたいだな…なんだこれ 」
レーン・エイム「だが……マフティーの奴らと我々が同じ場所にいる……あの記憶は事実だったのでしょう…… 」
セフィロス「ああ。クラウド、何か見通しはあるか?私は……少しばかりこの建物の上に行き周りを見渡そうと思う 」
ザーーーーーーーーーーーー(雨は降りやまない。また違う場所。ハサウェイ達とはまた違う場所の、地下道の中) 」
海馬瀬人「……どういうつもりだ?貴様…… 」
サウザー「見てわからないか?この通りだ(地下通路の元にグチャグチャに突っ込んだグワダンを指差し)お前らも仲間から逸れたようだが……我々もこの通り。同時に
政府軍の奴らもまた……お互い逸れたということらしい 」
連邦政府高官G「んんんんん!!!!ミハリ!!!!戦闘民族になれ!!!この状況をなんとかしろ!! 」
うちはミハリ「(だるだるだるだる) 」
ガイル「………上はどうなっているのやら…最早戦う気すら失せる状況だな 」
海馬瀬人「フン、無様だな……(周囲を見渡し、状況を再確認し)俺達もそれは同じか。まずはここから外に出て……地上に出たいところだ 」
連邦政府高官G「あのクソ盟主、戦闘民族みたいな髪色してるくせに核攻撃に反対しよって!(関係ないがな) 」
藍染惣右介「ああ、それならば……(通路の奥から歩いて来る。
斬魄刀を仕舞いながら)確認して来たとも総帥。近くに階段がある、すぐに出られるさ 」
サウザー「そうか。藍染、やはりお前を引き入れてよかった!(そう言うと藍染の方へ歩み寄り)俺達はもう動くが……貴様らはどうする? 」
ガイル「(連邦政府高官Gの腕を異様な握力で掴み)……無論、上に行くつもりだ。此処に留まる理由もないだろう 」
海馬瀬人「俺達も行くぞ。異論は認めん 」
ザーーーーーーーーーーーー(雨はまだ止まない。今度は何処かの物陰の中。パチパチと火の音が鳴る)
シャンクス「この光景この前も見たな(焚火に無数の剣をブッ刺しながら) 」
ムルタ・アズラエル「えっそうなんですか 」
ベジータ「…………(胡坐を組んで座っている) 」
トランクス「こんな雨の中焚火なんて正気じゃありませんよ(同じく焚火の近くに座り) 」
ワイト「ワイトもそう思います 」
アーニャ「お腹空いたピーナッツバタードーナツ食べたい(ミハリがいないのでぐうたらしている) 」
アヒャ「アヒャヒャ!!いやあビックリだよなぁ!!あの乱戦からいきなりこんな雨振ってる中、頭突き合わせて焚き火だけって…一昔前の戦争映画でも狙い過ぎって叩かれるぜ 」
モブクルーS「腹減ったなー(チョコを食べている) 」
ローゼンハイン「…………(壁に寄りかかって寝ている) 」
シャンクス「ほんとにな。だが状況は随分動いたようだ……おれはこうしてる場合じゃない(スッと起き上がり)色々やんなきゃなァ……お前らも早めに動いた方がいいぞ 」
アヒャ「色々も何も何が起こったのかもわかんねえよ、手遅れって奴じゃねえの?アヒャ様としちゃあ
新世界とガッチャンコ!って展開は何もかもめちゃくちゃになりそうで面白いけどよぉ! 」
シャンクス「そうそう……そこなんだよなァ…… 」
ペンギン「まずは兵站や物資の補給からですけどね…さすがにこっちの通貨が使えるかが問題か… 」
ネホテス「…………くぅぁあぁぁああ~~~(雨の中、濡れることすら気にも留めていないように歩く。どこから来たのか、どうやって歩いてきたのか。ときおり調子に乗って次元またぎをするがどこへ行きつくかはわからない。こないだは海の底だった)…………ど こ だ こ こ ?(割とマジで困惑) 」
ベジータ「……(周囲に感じる気……これは、まさか……) 」
ザーーーーーーーーーーーー(雨の音はずっと鳴り続ける。まるでノイズのように、ずっと、ずっと。場所は戻る。最初の建物の中に)
クラウド「高台から辺りを見渡すって? 」
セフィロス「ああ。取り敢えずはそれがベストだろう。上から見た方が……色んな手段を使った感知をしやすい 」
リュウ「それはそうだが……しかし俺達もいつまで一緒にいる? 」
弟者「そうだな……上に何人か立って、広範囲を確認したほうが良いだろう。全員上に行っても良い位だ、ここに居ても多分状況は変わらん 」
ポリゴン2「周囲にロリの気配なし 僕の冒険はここで終わった 」
ハサウェイ・ノア「後で考えればいいでしょう。取り敢えず今は僕たち全員の立場が安定してなくて危険ってこと……すぐにでも合流したいってことでしょう…… 」
夜神ムーン「そういうことかい……で、今屋上に登ってるってこと……(まさか
政府軍の奴らとこうも肩を並べることになるとは……それに……マフティーも最初は敵だと思ってた……) 」
セフィロス「そうだ。全ては肉眼で見るのが一番手っ取り早い……(そう言って、屋上へつながるドアをギィと音を立てて開ける) 」
弟者「ロウクレストの連中が居たらともかく、見た感じいないようだし ……だったら今ここで争っても益が無いってこった。話の通じないバカ共がここに居なくて助かった……目のいい奴は居るか?そいつに良い場所で見ててもらおう 」
ギィ……(音を立ててドアが開く。その音だけがその場に響く。雨が、ようやく止んだ)
セフィロス「……そうか、これは……やはり、奴らは……!!(目の前に広がるそれを見る。全てを悟った顔で) 」
ハサウェイ・ノア「何、何が見えたんだ、僕たちにも見せて……!! 」
────見えた光景は、新世界のそれに非ず。
まるで切り取られた景色が、全てを無視してその場に挿入されたように。
サンリュシティを囲む、ケイオスの大地が広がっていた。
クラウド「……予想は出来ていたが……こういうことか……こうも物理的というか……こうか!? 」
弟者「……やっぱり駄目だったか………酷いなこりゃ……止められなかった、畜生 」
サウザー「これは……!!(地下から階段を上がり、周囲の光景を見て)……サンリュシティの郊外から先が……
ケイオスにそのままつながっている!!!! 」
ネホテス「…………見たことのない光景だなぁ。魔術や神秘に明るくないからどうもいえんが……うん、これは異常、か? 」
ポリゴン2「うわあ、ウルトラビーストの世界がマサラタウンにこんにちはしてるような状況じゃん。 これってあれ……サンンリュシティ以外の地形も
ケイオスに統合されてそうな感じ? 」
シャンクス「ご覧の通りだ(高所の縁に立ち、雨の止んだその様子を見て) 」
ベジータ「……!!!(その光景を見て、歯ぎしりするように)こいつは……!! 」
アーニャ「アーニャのお家近くなった?やったー! 」
セフィロス「……いや、それはできない(ポリゴン2の言ったことに返すように)
新世界と
ケイオスそのものを一挙に統合するような……そんなレベルの願いを叶えるにはエネルギーが足りないはず……これは実験だ。奴らの言った通り……「出来るかどうか試した」というだけにすぎない……恐らくな 」
ポリゴン2「んー……じゃあこうして証明できたってことは、同じ方法で「本命」をやるつもり、なの、かなぁ? 世界をまるっと召喚……
新世界…… んん?もしかして"統合するのは
新世界とは限らない"とか? 他に"統合したい本命の世界がある"……みたいな? 」
弟者「統合というより、まるで 上書きされちまったように見える。"下敷き"にされちまった場所は多分…… とはいえ、"この程度で済んだ"って考えは俺も出来ねえな……本番前の試し書きってとこだろう。それでこの規模な辺りやってらんねえが 」
モブクルーS「お、どっか遊びに行けるかー? 」
セフィロス「わからない……これが実験というのなら同じようなことをするつもりはあるのだろう…… 」
ファセット「SFの王道的に考えると
オラクルというかロウクレストが"別世界の敵勢力"で、
オラクルとかああいうのが先見隊で…… で、この世界統合を利用して本隊を呼び込んで、とかそんな? んー……でも
ケイオス出自っぽそうな人達も協力してそうな雰囲気だったし…… 」
クラウド「……いや、アレを見てくれ(そう言うと周囲の山などのシンボルとなるモノを見て)オレはこの辺も通ったことがある。あっちと……あっちの、本来はもっと近くにあったはず……これはそのまま転移して上書きさせたなんてものじゃないぞ……例えるなら、空間や土地をパソコンに打ち込まれる文字列として表現するとして……その真ん中に新しい文字を挿入したかのような…… 」
ネホテス「(ところどころ人の気配がするなぁ…)あっちか? いやこっちからも。いやに人数が多いぞ?この世界の元凶か?…………確かめてみる必要があるか(そう呟き歩くも)……道もところどころバランバランだな足場悪っ 」
弟者「ロウクレストの組織体制は、見えてる範囲だけでもかなり多くの属性の人間を揃えてる様に見える。
ケイオスを大きく変えようとしてる、
新世界と統合した上で何かをやらかそうとしてる……もしかしたら、全部纏めて世界征服しちまうつもりなのかもな… ……成る程、空間を"割り込ませた"って感じが…?スケールが大きすぎて分からんが、上書きよりも何かメリットが…? 」
オルガ・イツカ「……な、なんだありゃ(その街の遠く、イサリビの艦内からその様子を見て)俺達が療養してる間にもえらいことに……!! 」
セフィロス「なるほど、纏めて世界征服……近いかもしれんな(周囲に目を向けて)割り込ませることの利点……奴らは
ケイオスを傷つけること自体が目的ではない……この統合自体が目的でないとしたら……何かこう、「一網打尽」にする為の下準備? 」
クラウド「セフィロス……アンタにしては曖昧なことを言うじゃないか…… 」
セフィロス「仕方ないだろう、曖昧なことしか言えないんだから……どちらにせよ、奴らはこれ以上のことを狙っている……睨んだ通りだった、か…… 」
レーン・エイム「……ロウクレストを洗うとはよく言っていましたね……まさかこんな計画が……しかし、我々はこれから…… 」
サウザー「むゥ貴様ら!!(ビルの屋上に陣取るハサウェイとセフィロスたちに気付き、指差し)貴様らもこの辺に来ていたか!!降りてこい!!我が同志以外は順番に蹴り殺してやるゾ!! 」
リュウ「……あ(総帥が来た……面倒だな……)おーい、そっちはどうだー?(ブンブンと手を振りながら) 」
海馬瀬人「貴様から蹴り殺してやろうかァ!!!(サウザーに蹴りを入れながら) 」
弟者「
新世界も
ケイオスも纏めてやろうってか、自分で言っといて何だが……随分な無茶を考えるもんだ。 出来ないってことも無さそうなのが困った所だけどな……(遠い目で景色を眺め) 成程、政府もロウクレストを元々怪しんでたのか…そりゃそうか、俺達と比較して情報が極端に遅れるわけがねえもんな 」
セフィロス「なんだ、下が騒がしいな……(下を少し見下ろしながら)……レーン中尉。俺達は一応政府側の立場だ。この件は一旦メビウス、コスモスに、世界政府本部に持ち帰る方針で行きたい。その上でマフティーとの協力に持ち込めたらいいのだが……あの頭の固い奴らがそう簡単に頷くとも…… 」
ハサウェイ・ノア「アンタらは本部に話を持ち帰るつもりか。……じゃあその辺りで僕たちは別行動だな 」
トランクス「父さん!!とりあえず周囲の気を探って合流しましょう!!(シャンクス、ベジータ組について行っている)近くにいます、みんな!! 」
ネホテス「ふむ、磁場が歪んでいるわけではないな。一見物理法則がバランバランに見えてある種の世界として成立されている。奇怪な画家の絵図みたいな光景だな……(徐々に色濃い気配を感じながらビルの上を見上げてみる) 」
弟者「……まあ、話がどうなるかは分らんが、それまでは一旦手を組もうじゃないか、お互いその方がどう考えても得だ 」
ガイル「見えて来たな……どうやら、別行動になった皆も多くは無事らしい 」
レーン・エイム「まずは合流しましょう。ほら、下に……ガイル中佐と……あいつらが見えます 」
………………(ノイズの如く降り続けていた雨は止み。彼らは一つになりつつある。その中、ある通路。その街からある社屋へ向かう一つの通路で、二つの足音が響く)
アスラン・ザラ「俺とお前は同じ状況にいたんだ。……そうおかしくもないだろ 」
うちはオビト(幻影)「(いないフリいないフリいないフリいないフリいないフリいないフリいないフリいないフリいないフリいないフリいないフリいないフリ) 」
オラクル「……それで何しに来た。お前一人で我々全員を相手にするつもりか?それほど馬鹿とは思わないが…… 」
アスラン・ザラ「この状況で尚この人数なら俺に勝てると?そう本当に思っているならそれこそ馬鹿だ 」
アスラン・ザラ「お前達は先ほどまでの戦いで既に疲労している。戦えるヤツばかりならいいが……もはやろくに戦えない足手纏いも引き連れているんじゃないか?(周囲の様子を見渡し、更に通路の構造を見て)この状況は俺がただ無策で突っ込んできた状況じゃない。疲れ果てたお前らを、比較的余力を残した俺が追撃している状況なんだ 」
エリィ「…………(足手纏い筆頭) 」
オラクル「…………(承知の上か。ハッタリは通じない)退いてはくれんようだな。何が望みだ、単身で私達全員を倒すつもりで来たようだが 」
アスラン・ザラ「お前達全員を倒す……そうだな、直接的にはそうなるだろう……(静かに足元から装甲が這い上る。彼の全身を包み込むように甲冑が溶け出し)……お前達をここで倒して聞き出す。お前らの目的が何なのか……そもそもお前達が何なのか!! 」
浮世英寿「なら――――― カ ツ ン ―――― 俺も混ぜてもらおうか (アスランの横へ並び立つように現れては
オラクルたちと対峙する) 」
オラクル「そうかい。あくまで勝てるつもりで来たと(左腕のレーザーブレードが静かに振動。通路の闇を照らすように月明かりの如く光り)甘い考えだと思い知らせてやる 」
アスラン・ザラ「……(顔を包み込んだ装甲より翠の瞳と黄色い角が突き出す。背後からは大きく翼が広がり、『ジャスティス』を形成)……来ていたか、英寿 」
浮世英寿「ああ…正月以来の共闘と行こうぜ。 \ DESIRE DRIVER / (デザイアドライバーを装着) \ SET / (傍らより取り出したマグナムレイズバックルをドライバー右側スロットへ装填) パ チ ン ッ ―――― 変 身 ( カチリ…バキュンッ ! )(指を鳴らした後、マグナムレイズバックルのリボルバーを回転、トリガーを引いた) 」
浮世英寿 → 仮面ライダーギーツ「 \ MAGNUM / \ READY FIGHT / (狐仮面に黒スーツの素体へ変身した直後、白と装甲が上半身に装着されることで仮面ライダー「ギーツ」・マグナムフォームへと変身を遂げる) 幹部枠は一人葬った。外の艦体もまとめてな。あとはお前らだけだ。(銃型武器「マグナムシューター40X」を手繰り寄せる) 」
オラクル「増えた。面倒な(アスランと並ぶように現れた英寿を見て)……仕方ない。
アリシア!(腕から分離させたプロジェクターを地面へ投げつけ) 」
アリシア「はい、お呼びでしょうか兄さん?(プロジェクターよりホログラムが顔を出し) 」
オラクル「帰宅の邪魔が出来た。絶対戻るから安心して待っていろ(左腕を右掌でカンカンと叩きながら)前よりは本社に近いから問題は薄い。アレの許可を取る。いいな? 」
アリシア「おや、やるのですか?兄さんの判断を尊重します。お好きにどうぞ(そう言って軽くはにかむと)最初から心配なんてしておりませんよ 」
オラクル「それはどういう意味だ(
アリシアの方から視線を外すと、ギーツの方に視線を戻し)……そうか、パンクジャックを始末したのか。必要性が更に上がった(そう言うと、バイザーの色が静かに変色し) 」
アスラン・ザラ「……何?……気を付けろ、何か……今までと違う……!! 」
仮面ライダーギーツ「 いきなり相手のハイライトか…いいだろう。(悠然と武器を突きつけるように構える) 」
クリメーショナー「マジか……向こうは増援込み、囲んで棒で叩いて終わりだと思ってたのに……(ズタズタになった腕を抑え、足手纏い勢の後ろの方でひっそりと様子を伺い) 」
オラクル「EARTH【王国】、MOON【基礎】、MERCURY【栄光】、VENUS【勝利】、リリース。OO。ドライブスタート(四つの光が一気に胸部に瞬く。次の瞬間、発光は更に激しくなり)……SUN【美】、リリース 」
じりじりと光が照り付ける。通路内に吹かないはずの風が吹く。……存在しないはずの陽の光が、差し込む。
オラクル「……悪いな。折り返しまで来ると……(その全てが晴れて、暗闇が戻る。その左腕に輝くのは、それを閉じ込めたような剣)少しばかり、前より加減が効かなくなる(胸に輝く5つの光。それと共に、背後からは余剰となったエネルギーが溢れ出ていた) 」
アスラン・ザラ「……(今までとは違う。格段に……これには、嘗めては掛かれない!!)英寿!!あの姿になった奴は今までとは桁違いだ!!周囲のそれ以外にも気を配れるか分からん、心して……!! 」
アリシア「前より安定しているようですね。一安心です(
オラクルの姿を目を細めて見つめ)……私が兄の心配をしない理由は単純ですよ。理解しているのです。合理的に。経験的に。確信的に。 」
仮面ライダーギーツ「ああ、どうやらそうらしいな――――!( バ キ ュ ウ ン ッ ! ! )(初手発砲、
オラクルに射撃を行い、数歩前進していく) 」
オラクル「その割には(アスランの頭部を瞬間的に機動して引っ掴み)構えるのが遅いようだが(そのまま地面へ叩きつけ、取り出したリニアライフルを、接射) 」
アリシア「───── 彼は、最強なのです 」
アスラン・ザラ「しま……ッ(機動に反応できぬまま地面に叩きつけられ、そのままリニアライフルを向けられ)クソ!!(向けられたリニアライフルの軌道をずらすように腕を叩きつけ、身を躱しながら押しのけ、距離を取る)見えなかった!!初動も移動の最中も!!まず速度が格段に上がってる!!(反撃にライフルを取り出し、射撃、射撃、射撃) 」
オラクル「変わったのは、速度だけかな?(抜け出されたのを見て、腕を引いて、リニアライフルを格納)面白いものを見せてやる(そう言うと全身よりエネルギーを放出。バリア状に固定されたそれがギーツの射撃とアスランのビームを弾き返す)まだまだ手品はあるぞ 」
ペニーワイズ「ざーこざーこ♡額が広い♡攻撃もよけられない♡(唐突にアスランの脳内に語り掛けるメスガキムーブ!) 」
うちはオビト(幻影)「あんな
オラクルは今まで見たこと……(その様子を観察しながら、写輪眼を発動させ)今までとは内在するチャクラ……いや、エネルギーが違う……あんな手があるなら最初から…… 」
仮面ライダーギーツ「早いな…それに硬い… \ RIFLE MODE /(銃をライフルモードへ変形) バシュゥンッ、バシュゥンッ!!(
オラクルの周囲を駆け抜けながら狙撃し―――)―――ハッ!( ドゴォッ!! )(そのバリアごとソバットを叩き込む) 」
エリィ「いや……違……あの姿、は……(
オラクルのその姿を見て)……何、何?し、知らない……あれ…… 」
アリシア「使わなかったのではありません、使えなかったのですよ。あれ以上は本社の近く、言い換えれば私の近くでなければ不安が残りますから 」
アスラン・ザラ「バリア……!?(脳内の
ペニーワイズを蠅を叩くように振り払うと、その様子を見て)どういう仕掛けか知らないが……こういう時は、直接中身を叩くのが相場だ!!(片手にサーベルを取り出しながらライフルを連射。一気に距離を詰める) 」
オラクル「言ったろ、まだまだ手品はあるとな(バリアを展開したままアスランとギーツの銃撃を弾き、二人が距離を詰めて来た時点で)近接攻撃ならばバリアは破れるという算段か?……甘い。(バリア状に固まっていたエネルギーが一気に弾ける。弾けたエネルギーは一つ一つが光の球のように固まって、散弾の如くアスランとギーツを弾き返すように襲い掛かる) 」
クリメーショナー「目を疑う程の高出力、成程確かに最強の訳デスネー…… 」
仮面ライダーギーツ「(!?)チィ――――ッ!!(至近距離で弾けて散弾となって襲い来る光球に咄嗟に腕を交差するも吹き飛ばされる)ズザザァーッ…!(その後滑るように着地する)カウンターか…抜け目のない野郎だ。だったらこいつはどうだ?\ SET / \ NINJYA / (マグナムレイズバックルから「ニンジャレイズバックル」に装填し直し、起動) \ READY FIGHT / (上半身に緑の装甲を纏い、ニンジャフォームへと変形する) 」
アスラン・ザラ「!?(瞬時に弾けたバリアを見て、身を躱そうとして)無理か!!(その高密度の前に避けきれないことを悟り、盾を構えて後ろへ跳び、自ら吹っ飛ばされる)……攻撃に転用できるのか…… 」
仮面ライダーギーツ「 ハ ッ ! ( ズ ゥ ォ ン ッ ――― ! ! )(宙へ軽々と飛び出し、手元に顕現した忍者刀「ニンジャデュアラー」を二対の短刀に分離して
オラクルの頭上より刃を振り下ろす形で急襲する) 」
オラクル「バリアを攻撃に転用する程度では手品とは言えん(そう言うと飛び出して来るギーツを確認して腕をグッと引き)ここからが本領だ(弾けた無数の光球が瞬時に軌道を変化させ、糸を引いて幾何学模様を描きながら
オラクルとギーツの間に飛び込み)フンッ!!(そのまま光球がギーツを返り討ちにするようにレーザーを照射、同時に一部が直接ギーツに突進、天井へ叩きつけんとする) 」
アスラン・ザラ「あれは単なるバリア用の粒子じゃない……!?(軌道を変化させたそれを見て)あの光の粒、ドラグーンか!! 」
オラクル「ドラグウン、ちょっと違うな(周囲に展開、纏うように光の粒を回転。その様子はまるでプラネタリウムか)『イクシード・ソルカノン』。SUN【美】まで解放して初めて使える武装だ。私も最近は使ったことがない。これを使うのも何年ぶりか 」
仮面ライダーギーツ「なにッ―――― ぐ あ ッ … ! ? (飛び交うレーザーに翻弄され武器でその軌道を弾き返すも、あえなく他のレーザー群を受けて天井へ叩き付けられる)……ぐ…ぅぅ…ッ……――――(他愛もなく無様に天井から抜け落ちていくが…―――)―――― ド ロ ン ッ ! (その瞬間、ギーツの身体が煙幕で覆われ、彼の姿が消え失せる) 」
仮面ライダーギーツ「 ド ロ ン ッ ―――― ここだッ!(するとその直後、オラクルの背後に発生した煙幕から消えたはずのギーツが現出) ハアァッ!! (ニンジャフォームの機動力を生かした騙し討ち、オラクルの背面を×状に斬り伏せる) 」
オラクル「……ちなみに、一度に出せる数は無制限だ(背後に現れたギーツの斬撃から身を守るように、無数の光の粒が背面よりバリアを形成)実体とエネルギーを使い分けられて、こんな使い方も出来る(ギーツに腕を振るうと、光の粒が走り柱の如く壁へ押し付け)ぬうん!!(そのままギーツを引きずり、アスランの方へ叩きつける) 」
仮面ライダーギーツ「 まじかこいつ! (引きずられアスランへと激突する)……チィ…全く隙がないな。忍の機動力にもこうも対抗するか。(「起きろ」と、アスランを叩き起こしながら構え直す) 」
アスラン・ザラ「なっ!?(引きずられたギーツに激突し倒れ込むも)……すまない。……あの武器……厄介だ。エネルギー弾として使うことも出来れば、物理的にぶつけることもできる……バリアとして使えるのは見ての通りだ。弱点……弱点…… 」
うちはオビト(幻影)「確かに凄い……まるで「絶対防御」だ……(その光景を見て、その性質を観察し)……だが……違和感だ。何かデメリットがあるように思えてならない……オイお前達、隊長に任せっきりってわけにもいかなさそうだぞ 」
オラクル「弱点などない。お前達はただこれに焼かれて死ぬ。それだけだ!(ビットを展開。周囲へ包囲網の如く張り巡らせ、自らはその中心に立つ)心配はいらん。私がこいつ等を始末する。お前達は早く行け 」
エリィ「…………オビト隊長と隊長どっちの言うことを聞けば…… 」
アスラン・ザラ「弱点はないだと……?そう言い切られると猶更怪しくなってくるな(シールドの裏にサーベルを構え、ライフルを向け)……(さっきから何故動かない……それに違和感と、言えば……) 」
仮面ライダーギーツ「いいや、違うな。「どんな術にも弱点となる穴は必ずある」。いつぞやの伝説の忍者がそう口にしていたもんだ。(かつて共闘を果たしたうちはイタチの言葉が過る) アスラン、見逃すなよ。相手が人間だろうがアンドロイドだろうが、綻びは必ず出るもんだ。その違和感に、お前も気づいたようだが―――(マスクの内側で、目を細めながら不敵に笑む) 」
オラクル「……何のつもりだ、弱点はないと言ったろ!!!(痺れを切らしたのか、各ビットを展開、アスランとギーツに向け、無数の光を散らしながら多種多様な攻撃方法で襲い掛かる) 」
アスラン・ザラ「……やっぱり、アレがない!!(オラクルの様子を見て、何かに気付く。そもそも違和感はあった。背面から噴き出していたはずの余剰エネルギー。恐らく背後になど回れば、そのエネルギーの奔流に呑まれ無事では済まないであろうほどの余剰エネルギー。だが、先ほどギーツは確かに、『背後に回る』ことまでは出来ていた)排出される、余剰エネルギーが消えている、ということは……英寿!!(追跡してくるビットを回避しながら、通路の壁を、そして天井を駆け巡り、隙を突いて襲い掛かる光線を盾で弾き返す) 」
仮面ライダーギーツ「ほーォ…この世界のアンドロイドは随分感情の起伏が激しいな。(
オラクルの様子を俯瞰しつつ、アスランの叫びに抗するように頷く) ああッ!! (彼と同様に、追跡する光を俊敏な忍者走りで掻い潜り、地面から壁へ、壁から天井へと移動しながらアスランと交差するように接近を仕掛ける) 」
仮面ライダーギーツ「あの九尾の忍から教えてもらった忍術…使わせてもらうとするか!(以前、某テレビ番組の一件で共闘したナルトの横顔が脳裏を過る) ガ ッ ギ ン ッ ――――― フ ォ ン フ ォ ン フ ォ ン ッ ! ! (二対の短刀を元の忍者刀に合体させ、それを勢いよく投げ飛ばす。回転する刃は蛇行するように突き進み、
オラクルの一点のみに飛来していく) 」
アスラン・ザラ「こっんの……(無数の光に対し、ライフルを破壊されるも)はああ!!(サーベルを取り出すと、それを振り回し)はあっ!!(大量の光を、かき消すように切り払う) 」
オラクル「チ……!!(光を掻い潜るギーツとアスラン、光を切り払うアスランを無視、周囲の光を吸い寄せるように、迫るギーツの方にビットを集め)させるか!!(合体した忍者刀を防ぐように、光が渦巻く) 」
仮面ライダーギーツ「 ガ ッ ギ ィ イ ン … ッ … ! (投げつけた忍者刀は
オラクルによって弾かれてしまった…だが―――) フッ…――――― 残念だったな。そいつは"フェイク"だ! (シュッ、シュッ、シュッ―――!)(すぐさま両手で忍術の印を結ぶ。すると――――) 」
ド ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ロ ン ッ ! ! ! ! (ギーツの一声と主に、オラクルを包囲するように無数のニンジャデュアラーが回転しながら次々と出現する。これぞまさに、手裏剣分身 ) フ ォ ン フ ォ ン フ ォ ン フ ォ ン フ ォ ン フ ォ ン ッ ! ! ! ! (四方八方から回転刃が飛び交い、オラクルに襲い掛かる。中には光球との弾き弾かれの衝突戦も行われ、空間一帯に激しい火花が散乱していく)
オラクル「ッ、小賢しい!!(それを見て展開していたビットを呼び戻し、同時に新たにビットを放出。バリアを形成しニンジャデュアラーを弾くと)これで終わりだ!!(そのままバリアの展開に使用していたビットをギーツへけしかける) 」
だが、無数のニンジャデュアラーや飛散する火花に視界を遮られたことで、
オラクルの視界からギーツの姿が跡形もなく消えていた。そんな彼は何処へ消えたのか――――
仮面ライダーギーツ「――――― ボ ッ ゴ オ ォ ン ッ ! ! ! (――――真下だ。オラクルの地面が微かに盛り上がると、 そこからスカイアッパーの態勢でギーツが飛び出し、地中からの切り上げでオラクルの死角から切り上げてそのまま頭上へと身を翻す) 」
仮面ライダーギーツ「 ギャルン、ギャルン、ギャルンッ!!(武器に備わる8字手裏剣型必殺発動操作盤「シュリケンラウンダー」を何度も回転させた後、ニンジャデュアラーを豪快に投げ飛ばす)ハアアアァァァーーーッ!! \ TACTICAL FINISH / (投げ飛ばされ、高速回転を帯びた刃は宛ら風遁螺旋手裏剣の如くあらゆるものを呑み込み切り刻む鋭利な竜巻となって至近距離から
オラクルに襲い掛かる) 」
アスラン・ザラ「しびれを切らして攻勢に回ったな……!!(その瞬間、
オラクルの背後に回り込み)放出しなければいけないほどの余剰エネルギーが消えている……それに無限に出せるはずのビットを出来る限り再利用しようとする姿勢……確実にその武装は燃費が悪い!!違うかッ!!(胴体にサーベルを、一気に突き刺す) 」
オラクル「いな……!?ぐッ!!?(ギーツの不在に面食らった瞬間、アスランの不意打ちを受け)ぬう……!!きさ……ま!?(アスランへ反撃しようとした途端に下からギーツが突き上げる。それにより重量級の体躯が浮き上がり)しまっ……た!!!(竜巻が更にそれを、切り刻みながら打ち上げる) 」
うちはオビト(幻影)「
オラクル……!!(内在エネルギー量が確かに大きく減っていた、あのレベルのことをすれば燃費が悪くなるのも当然か……!!)それにあの狐……大した奴だ……本職ではないはずなのにあそこまで忍術を使いこなすなんて 」
仮面ライダーギーツ「汚え戦い方で悪いな、化かしてなんぼの狐なんだよ。(片手で狐の顔をつくりながら)…さあ、打ち上げといくか―――― \ REVOLVE ON / (上下の装甲が回転するように入れ替わり、緑の装甲が下半身へ移行する) \ NINJYA STRIKE / はああぁぁー…ハアアァッ!!! (忍者バックルのレバーを引き、旋風を纏った右脚から繰り出されるライダーキックを、打ち上げたオラクルへと炸裂させる) 」
アスラン・ザラ「ここで終わらせる!!(同じく飛び上がり、打ち上がった
オラクルに向け)はああああッ!!!(飛び膝蹴りを叩き込み、そのまま回り込みフォルティスビーム砲を、逆さ撃ち) 」
エリィ「隊長!!隊長がやられちゃいます!!!!(一旦折れた剣を見て)……!!!!(それを地面に叩きつける) 」
アリシア「全く問題ありませんよ。ソル
カノンを攻略した程度で勝てるようなら…… 」
カ チ ン (何かが切り替わる。何かが嚙み合うような、そんな音が響いて)
アリシア「…………私は彼を、最強と呼びませんよ 」
オラクル「……(何かが噛み合う音の瞬間、アスランのビーム砲とギーツのライダーキック、『それぞれに対応する』オラクルが全くの同時に出現。そのすぐ後には、まるで目の錯覚のように一体に戻り)……まさか、ここまで追い込まれるとは(それぞれを受け止めた衝撃で火花を上げながら、アスランたちの背に立つ) 」
アスラン・ザラ「……今のは……(一瞬二人に見えたそれに、ビームを弾かれ、そのまま追撃に入ることができず着地)……二人……!?分身した、わけじゃない……どういう……!? 」
仮面ライダーギーツ「 ス タ ン … ―――――今のは…!(攻撃をいなされて着地した後、先程起きた奇想天外な光景に目を見張るように
オラクルと静かに対立する) 」
アリシア「良い手品でしょう?ちょっとした時空干渉、本当にちょっとした……それと、私の行動な演算・演繹能力の複合です。ご覧の通り、「同時に完璧な対処はできない」同時攻撃に同時に完璧に対処する…… 」
アリシア「私が計算したあらゆる可能性を考慮して予測した未来を、少しばかり時空間に干渉して即座に実現させる。それだけではありません。『ちょっとした』タイムパラドックスを起こして、瞬間的に「二つの可能性」を同時に成立させる。これを私を起点に行い、矛盾が起きた側から兄さんとリンクしている私が統合する…… 」
オラクル「後はご覧の通りだ。アスラン、お前に対応した可能性と……狐のライダー、お前に対応した可能性を同時に実現した。その為にはどのように動くかを決めてから時空に干渉せねばならんのだが……私の妹はお生憎様、何万、何億と先の手を思いつく天才でな 」
アスラン・ザラ「……要するに、どうやれば相手の攻撃に対処できるかを予め予測し、その予測した行動を時間を弄って同時に起こしたってことか……??……自分で説明しててよくわからん……!! 」
仮面ライダーギーツ「なるほど、盲点だったよ。お前らが"兄妹(ふたつ)で一つ"だってことをな。アンタ自身だけじゃなく、妹の助力なくしては実現できない異能の力… 2 vs 2のチームバトルとしては実にフェアなことじゃないか。(感心したように) 」
アリシア「お喋りが過ぎましたね。兄さんは『最強』で……私は『最高』の人工知能です。理解できたのならば速やかに…… 」
オラクル「排除されてもらおうか!!!(その声と共に、再び余剰エネルギーが背面より放出される) 」
アスラン・ザラ「…………(予想以上だ、勝てるとは限らない……だが!!)ここで負けるわけにもいかない!!(目から光が消え、種が割れる。アスランの中で、人類の限界を超えた力が発芽した) 」
仮面ライダーギーツ「…ああ、そうだな。タネが割れたからと言って、どうすることもできないことはない。戦う相手が明確に分かったのなら話は早い。ここからが…\ SET / (取り出したコマンドジェットバックルに差し替える) 」
仮面ライダーギーツ「 \ GREAT / \ READY FIGHT / (一切の装甲がはがれ、頭部にコマンドリアクターが装着されることで、コマンドフォームへと変形。その手に電撃と超高熱を帯びた2つの刃を持つ長剣「レイジングソード」が握られる)―――――ここからが、ハイライトだ。(その剣先を、目先の相手に突きつける) 」
──file.50 ORACLE
出典:カオスドラマオリジナル
いつ製造されたのかは誰も知らない。
何の為に製造されたのかも知る者はいない。
誰に製造されたのかも知らされていない。
今の社員たちがロウクレストに入社した時には既に、
何処から見ても「ヒト」ではない、
人型の機械がその椅子に座っていた。
それは高い知能を持ち、生き物のような感情を持つ。
高い強度と膂力を持ち、並み居る猛者に引けを取らない性能を持つ。
人ではないことを隠す気すらなく、機械的に無数の武器を搭載する。
自らの家族とした妹や、部下である社員たちへの愛を持つ。
ちぐはぐで、奇妙なこの機械は、端的に言って。
ロウクレストコーポレーションを代表する、「社長」。
LCCSを代表する、「隊長」。
そして、一人の「兄」である。
親愛なる、私に舞い降りた神託に。
最終更新:2024年05月03日 20:28