| 《 幻影の巨塔 / Phantasma Tower 》 |
天国だか地獄だかわかりゃしないが、あの場所には"混沌の幻影"が現れるのさ
本ページについて
後述での固有ワードにより困惑を招くため、
『カオスファンタズマ』は「無印」、
『カオスファンタズマ Re:』は「Re:」、
『劇場版 カオスファンタズマ Re: 幻廊篇』では「劇場版」と省略記載する。
概要
『
カオスファンタズマ』シリーズ全編に登場する主要な舞台
遥か上空の雲さえも貫く程の高さを誇る巨大な結晶塔。
階層はエントランスの第0層から最上階の100層まで構成される。
階層を跨ぐには転移クリスタルによって行われ、各階層で戦闘を終える度にエントランスへ戻され、
踏破する毎に次の階層が解禁される仕組みとなっている。
頂点へ登ろうとする参加者をここでは『攻略組』、続編「Re:」では『攻略組(プレイヤー)』と呼称する。
エントランスを除き、各階には後述する『幻影組』、
「Re:」では幻影の使徒『幻影体《ファンタズマン》』が待ち構えており、踏破しようとする攻略組の前に立ちふさがる。
攻略組はこの幻影組を全員倒さないと先に進めないが、
「Re:」では幻影体を倒さずとも制限時間内に「拠点クリスタル」を制圧することで踏破完了となっている。
どちらにしても敵を退け、塔の天辺へと目指すことが物語の目的となっていることは共通している。
塔内では無印、Re:ともに戦闘で敗北しても死亡することはなく、パーティが壊滅しても自動的にエントランスへ転送されるが、
これは後述する『偏属性クリスタル』によるものである。
モデルになったのは『ファイナルファンタジー』シリーズにおけるクリスタルタワー。
偏属性クリスタル
幻影の巨塔を構成するマテリアル結晶体物質。
詳細は「
エーテル」の項目を参照。
幻影組 / 幻影体
幻影の巨塔各層に出現する敵。
踏破を目指す攻略組 / プレイヤーの前に立ちふさがり、彼らを追い返すために抵抗する。
その姿形は対峙する者たちによって異なり、その多くが攻略組たちが過去に別世界や別時空で対峙したことのある敵とうり二つの外見をしている。
これは偏属性クリスタルが攻略組の記憶からその情報を読み取り、各階層のレベルに応じた戦闘力を持つ人物の再現体を選出しているものと思われる。
攻略組とは異なり幻影体は必ず倒されるように設計されており、例えば生前では不死身で倒せない存在だったとしても撃破が可能になっている
(ただし「劇場版」に登場した
幻影の王より生み出されたイリジオンから構成されたゴライアスは、
王の力によって一部の存在が不死身の力まで再現されていることもあった)。
また定かではないが、多くの幻影体は生前よりも下方修正されて弱体化している傾向にあり(無論その逆で強化されていることもある)、
過去のドラマに登場した強敵も共闘次第では少数でも撃破できるようになっている模様。
歴史
1000年前
ロギア
幻影の巨塔に眠っているとされる謎の存在。
第88層のボスを務めるオーダーの発言により初めて攻略組に明かされたが、案内人であるエリノラもロギアについては不鮮明な描写があった。
だがその実態と正体は…
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この内容には『カオスファンタズマ』ならびに『カオスファンタズマ Re:』の重要なネタバレが含まれています。ご注意ください。
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正式名称は『 人工生体衛星ロギア 』。
遥か大昔にケイオス全土を支配した「 ルディゴアーノ帝国」が建造した巨大人工衛星。
宛ら繭とも形容できる程の黒く巨大な球体の外観をしており、
その外殻は他物質に対して同化特性を持つ精神感応物質のダークマター製である。
内部には、かつて古の最強生物『 蛮神バハムート』が封印されている。
かつてはルディゴアーノ帝国はバハムートの力を制御するために
このロギアを造り出すと共にその封印に成功したが、ロギアの意思(即ちバハムート)によって姿を晦ます。
以降は宇宙空間を彷徨っていたが、現在よりおよそ1000年前、
地上に誕生した「廻属性クリスタル」を宿すエリノラの存在に惹かれるように地上に不時着する。
彼女だけが持つ廻属性クリスタルが封印を解く「鍵」であり、ロギアはエリノラにその解放を求めるように現れと思われるが、
内部に感じる強大な力を察知・危惧したエリノラは巫女としてその天命を全うし、ロギアが解放されないように祈りを捧げた。
しかしその真相を知る数少ない人物である「 隻腕の特大剣使い」の襲撃を受けたことで
エリノラの中に眠る廻属性クリスタルとロギアが衝突反応を起こし、エリノラを守るための防衛機構として「幻影の巨塔」が誕生した。
以降1000年間、幻影の巨塔に囚われたエリノラの中で静かに眠っていたが…
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幻影の巨城
『
劇場版 カオスファンタズマ Re: 幻廊篇』のみに登場。
本編の元凶である『
幻影の王』だけが生み出せる黒い偏属性クリスタル『イリジオン』によって外装も内装もすべてが塗り替えられた建造物であり、
それは巨塔というよりも宛ら巨大な城であることから『幻影の巨城』と呼ばれるようになった。
主である幻影の王と、王が期先として迎え入れるエリノラとクロノラ、そして王を守る城の番人「ゴライアス」のみが城内に入ることを許され、
それ以外者たちが踏み込もうものならイリジオンの浸食性によって強い幻覚作用を引き起こされてしまう。
だがイリジオンへの対抗策を発見した攻略組やその協力者たちによって内部へと侵攻され、
以降はゴライアスをはじめ、幻影の王の力から生み落とされたその半身である「ゴエティア」たちとの熾烈な攻防戦を繰り広げることとなる。
関係者
幻影の巨塔の案内人にして巨塔を誕生させた張本人でもある。
詳細はキャラページを参照。
いつの間にか攻略組に紛れていた謎の巨漢。
特徴的な特大剣をサイボーグ化した腕で豪快に古い攻略組として各層を踏破し続けていたが、その正体は…
第5層に鎮座するボス。
表情に幼さを残す青年だが、その目は深淵より深い闇が映っている。
口数は少なく、ただ淡々と挑戦者を殲滅していく。
しかし、彼のボルテージが上がると別人のような興奮を見せ、誠意を持ってして挑戦者たちを迎え討つ。
全てを一瞬にして葬り去る『とっておき』の切り札を持つ。
攻略組との熾烈な戦いによって敗北する。
第88層に鎮座するボス。
薄緑色の短髪を有し爽やかな風貌をしており、信念を感じ取ることの出来る力強い眼が特徴的。
秩序を乱されることを嫌い、自分の算段が狂うと動揺する。
しかしそれを補って余りある判断力で活路を見出す。
召喚獣を使役しており、互いに助け合いながら絶妙なコンビネーションで冒険者たちを追い詰めていく。
この巨塔の謎を握る数少ない人物であり、『ロギア』の到来を何よりも恐れていた。
ロギアに関する秘密を口にしようとしたその瞬間、攻略組として対峙していた隻腕の特大剣使いの男に一刀両断されてしまい、消滅した。
MMORPG「カオスファンタズマ」として生まれ変わった新たな幻影の巨塔で案内人を務めるもう一人のエリノラ。
詳細はキャラページを参照。
幻影の巨塔をゲームの舞台として仮想現実空間に置き換えることで、本来の主であるエリノラに代わって支配権を得た巨大ゲーム企業。
外観はともかく塔内部の構造を大幅に書き換え、ゲームの舞台として偏属性クリスタルなどの構成された物質をデータ変換し、
独自開発したAIにそのすべての管理統制を行っている。
突如として幻影の巨塔に出現し、クロノラとエリノラの両者を拉致した挙句。幻影の巨塔を「幻影の巨城」へと塗り替えた元凶。
王だけが生み出させる特異性の偏属性クリスタルである「イリジオン」によって外装も内装もすべてが黒い結晶体で覆われてしまうだけでなく、
巨城を中心に周辺大地を侵蝕し、やがて世界そのものをイリジオンで覆い尽くそうとしていた。
詳細はキャラページを参照。
用語
最終更新:2025年10月26日 14:51