ポリュデウケス
- 読み
- ぽりゅでうけす
- 綴り
- 登場
- Moira
- CV
- 大塚明夫
- 意味
- 人名。『運命の双子』に登場する、主人公双子の父親。かつてはアルカディアの双璧と謳われたほどの勇者だったが、妻子を連れて草深い山奥に隠遁していた。
- :|人目に付くこともなく平穏に過ごしていた一家だったが、ある日、彼を部下に引き入れようと現れたアルカディアの王族スコルピオスらによって、無惨にも引き裂かれてしまう。
- 彼は妻へ双子を連れて逃げるように叫び、自らは剣をとってスコルピオスに挑むが、多勢に無勢である上、神の眷族であるスコルピオスには敵わなかったようだ。彼は妻ともども殺害され、幼い双子は奴隷として売り飛ばされてしまった(逃げ切った先で奴隷商人に拾われたのかも)。
- :|この事件より数年前、ポリュデウケスは王宮に居て、王妃の出産を祝福している。
- しかし、弟(カストル?)が「神託の件で陛下がお呼びです」と呼びに現れた途端、王妃が悲嘆にくれてしまう。その王妃を励ますように、ポリュデウケスは何か一計を案じたようである。
- :|この「神託」については諸説あるが、王妃の嘆きぶりをみる限り、『雷神域の英雄』にある3つの神託の一つ「日蝕の日に生まれた赤子は破滅を呼ぶ(意訳)」の関連であろう。
- ※洋の東西を問わず、この種の予言・神託に惑わされた王が、特定の日に生まれた赤子を全員殺害または追放させる、という伝承は多い。
- オリオンの項にもあるように、このとき彼は、王妃の新生児を他の子と「交換」した可能性がある。誰の子と交換したかは不明だが、もしそれがポリュデウケスの実子であるとすれば、後のオリオンの武勇にも納得がいく。
- :|通常版パッケージに、スコルピウスと思われる男の側に、髭面の男と若い女が描かれている。オリオンも含め、このブロックは蠍の毒に害された人々のようであるので、必然、この髭の男がポリュデウケスである可能性は高い。