「……」
ザッ!ザッ!ザッ!…
「ウリ坊…美代ちゃん…鈴鬼くん」
ザッ!ザッ!ザッ!…
知り合いであろう人物の名を呟きながら砂の大地を歩く少女…
ザッ!ザッ!ザッ!…
「ウリ坊…美代ちゃん…鈴鬼くん」
ザッ!ザッ!ザッ!…
知り合いであろう人物の名を呟きながら砂の大地を歩く少女…
「殺し合い…私…どうしたらいいの…?」
殺し合いといわれても、それができる人間なんてごくわずか…
まして、戦後、様々な要因があれど戦争をしなかった国の少女がそう簡単に選択できるわけがない。
しかし、現実は無常である…
まして、戦後、様々な要因があれど戦争をしなかった国の少女がそう簡単に選択できるわけがない。
しかし、現実は無常である…
ザバァァン!!!それは、砂漠から飛び出してきた!!
「なッ!?何!?」
飛び出してきた何体かの生き物はサボテンの形をした生き物…「サンボ」と呼ばれる生き物。
飛び出してきた何体かの生き物はサボテンの形をした生き物…「サンボ」と呼ばれる生き物。
「あ…あ…」
少女は腰が抜けたのか砂の大地…砂漠に尻もちをつく。
「……」
サンボは体をくねくねと動かしながら近づいてくる。
「い、嫌ぁ〜〜〜〜!!」
少女の叫びにサンボは臆することなく近づき…
「……」
サンボは体をくねくねと動かしながら近づいてくる。
「い、嫌ぁ〜〜〜〜!!」
少女の叫びにサンボは臆することなく近づき…
「こらぁ〜!小さな女の子一人に卑怯ですわ〜〜!!」
「だ、誰!?…えっ!?折り紙!!??」
叫ぶ少女のデイバッグから抗議の声を上げて飛び出してきたのは…折り紙。
「わたしはオリビアです!さぁ、おっこさん!!ハンマーで叩いてください!そうすれば楽勝に倒せますわ!!」
「え?えッ!?私、ハンマーなんて持ってないけど…」
「……」
おっこと呼ばれた少女の返答にオリビアは沈黙…
叫ぶ少女のデイバッグから抗議の声を上げて飛び出してきたのは…折り紙。
「わたしはオリビアです!さぁ、おっこさん!!ハンマーで叩いてください!そうすれば楽勝に倒せますわ!!」
「え?えッ!?私、ハンマーなんて持ってないけど…」
「……」
おっこと呼ばれた少女の返答にオリビアは沈黙…
「そ…それでしたら、ジャンプして踏みましょう!!マリオさんのようにぴょ〜んと」
オリビアは機転を働かせておっこに倒し方のヒントを与えるが…
「えええええ!?マリオさんのようにジャンプして踏むっていったって、そんなに高く跳びないわ!」
「……」
オリビアは機転を働かせておっこに倒し方のヒントを与えるが…
「えええええ!?マリオさんのようにジャンプして踏むっていったって、そんなに高く跳びないわ!」
「……」
「えええええ!!??そうなんですのーーーーー!?」
マリオのようにジャンプできないことを知ったオリビアは驚愕!
「ば…万事休すですわ〜」
「えええええ!?」
「ば…万事休すですわ〜」
「えええええ!?」
「「「……」」」
おっこと呼ばれた少女とオリビアのやり取りを眺めていた数体のサンボは歩みを再開する……
もう、駄目か!2人は目を瞑る。
おっこと呼ばれた少女とオリビアのやり取りを眺めていた数体のサンボは歩みを再開する……
もう、駄目か!2人は目を瞑る。
…そのときッ!!
ドガッ!
鈍くて固い音がする…
おっことオリビアが恐る恐る目を開くと…
ドガッ!
鈍くて固い音がする…
おっことオリビアが恐る恐る目を開くと…
木刀を片手にサンボの体を吹き飛ばした老人がいた。
「とりあえず、叩けばよいんじゃな?」
「は、はい!そうですわ!左右にボカボカ叩いてください!」
「そうかえ」
オリビアの言葉を受け、木刀を持った老人はダルマ落としの要領でサンボの体を叩き飛ばして…
「これで、終いじゃ!」
頭だけになったサンボの頭を上から下へ振り下ろす!!
「とりあえず、叩けばよいんじゃな?」
「は、はい!そうですわ!左右にボカボカ叩いてください!」
「そうかえ」
オリビアの言葉を受け、木刀を持った老人はダルマ落としの要領でサンボの体を叩き飛ばして…
「これで、終いじゃ!」
頭だけになったサンボの頭を上から下へ振り下ろす!!
ドスン!!…チャリ〜ン♪
サンボの頭が潰れるとコインが出てきた!
「ふむ…元文小判…いや、花押などがない。これは、偽造小判かの?」
老人はコインを拾うと訝しく見ている。
「ゆだんは禁物ですわ!まだ、いますのよ!!」
オリビアの言葉に老人は意識を戻すと木刀を構える。
「いかん、いかん…さて、怪異なる者よ。向かってくるなら俺は容赦せぬぞ?」
老人の殺気にサンボは砂漠に潜り立ち去った……
「ふむ…元文小判…いや、花押などがない。これは、偽造小判かの?」
老人はコインを拾うと訝しく見ている。
「ゆだんは禁物ですわ!まだ、いますのよ!!」
オリビアの言葉に老人は意識を戻すと木刀を構える。
「いかん、いかん…さて、怪異なる者よ。向かってくるなら俺は容赦せぬぞ?」
老人の殺気にサンボは砂漠に潜り立ち去った……
「ふぅ…さて、童女に…折紙の子。わしの名は秋山小兵衛と申す。何処か休憩しながら情報を交わしたいが…」
秋山小兵衛と名乗る老人の提案にオリビアは…
「それでしたら、すぐ近くに水がある場所がございますわ!」
「うむ。それでは、まずはそこへ向かうとしよう」
3人は歩く。歩く。歩く-----
「それでしたら、すぐ近くに水がある場所がございますわ!」
「うむ。それでは、まずはそこへ向かうとしよう」
3人は歩く。歩く。歩く-----
☆彡 ☆彡 ☆彡
オアシスに辿り着いた3人は、情報交換も兼ねて休息する。
「さて、童女よ。そなた、名は名乗れるか?」
老人の武士の言葉に童女は…
「さて、童女よ。そなた、名は名乗れるか?」
老人の武士の言葉に童女は…
「あッ、はい!私は関織子といいます!」
「なんと!?苗字付きとは、どこか名のある家の者かの?」
「名のある家!?い、いいえ!ただの普通の小学生です!」
「「ショウガクセイ」…?」
「おっこさんは、「ショウガクセイ」ですの?」
「ええと…小学生というのは-----」
…〜…
「名のある家!?い、いいえ!ただの普通の小学生です!」
「「ショウガクセイ」…?」
「おっこさんは、「ショウガクセイ」ですの?」
「ええと…小学生というのは-----」
…〜…
「ふうん…そうかい。すると織子は300年も未来、「平成」の日の本の人間なんじゃな」
「は、はい…」
「未来の人間と出会うなんて、いやはや…何とも不思議なことよ…」
小兵衛は織子からと情報を交換をして、自分よりも300年以上も未来の子だと知る。
「わたくしも、ペラペラでない方とお会いするのははじめてですわッ!不思議なこともあるんですね」
オリビアは自分やマリオとは違う体の2人に興味津々といった様子。
「は、はい…」
「未来の人間と出会うなんて、いやはや…何とも不思議なことよ…」
小兵衛は織子からと情報を交換をして、自分よりも300年以上も未来の子だと知る。
「わたくしも、ペラペラでない方とお会いするのははじめてですわッ!不思議なこともあるんですね」
オリビアは自分やマリオとは違う体の2人に興味津々といった様子。
「…わしはお主の方が摩訶不思議に見えるがね…」
「まッ!?失礼ですわ!小兵衛さん!!」
オリビアは小兵衛の言葉にプンプンする。
「ま、まぁまぁオリビアちゃん。落ち着いて、小兵衛さんが不思議がるのは仕方がないよ。江戸時代の人なんだから…」
おっこはオリビアを宥め――――
「オリビアちゃんは、マリオさんという男の人と冒険していたんだよね?」
おっこの質問にオリビアは…
「そうですわ!兄上の野望を阻止するため、ピーチ城へ目指していましたの!
「その途中、OEDOランドのショーを観て、青のテープをマリオさんが手に入れようとステージに上がった瞬間、目の前が真っ暗になって気づいたらおっこさんのバッグの中に入っていましたの!!」
「じゃあ、オリビアちゃんは私や小兵衛さんとは別の世界の住人かもしれないね!」
「そうかもしれませんね…私が出会ってきた方々はみな紙のようにペラペラでしたから…」
織子の言葉にオリビアは否定しない。
「でも、どうして私の名前…それもあだ名を知っているのかしら?」
おっこの疑問。
「それは…わたくしもわかりませんわ。ただ、おっこさんの名がパッと浮かんだのですの」
「おそらく、わしや織子。それにオリビアをこの殺し合いの場へ呼び寄せた首謀者の仕業と考えてよいな…」
小兵衛はそういうと――――
「まッ!?失礼ですわ!小兵衛さん!!」
オリビアは小兵衛の言葉にプンプンする。
「ま、まぁまぁオリビアちゃん。落ち着いて、小兵衛さんが不思議がるのは仕方がないよ。江戸時代の人なんだから…」
おっこはオリビアを宥め――――
「オリビアちゃんは、マリオさんという男の人と冒険していたんだよね?」
おっこの質問にオリビアは…
「そうですわ!兄上の野望を阻止するため、ピーチ城へ目指していましたの!
「その途中、OEDOランドのショーを観て、青のテープをマリオさんが手に入れようとステージに上がった瞬間、目の前が真っ暗になって気づいたらおっこさんのバッグの中に入っていましたの!!」
「じゃあ、オリビアちゃんは私や小兵衛さんとは別の世界の住人かもしれないね!」
「そうかもしれませんね…私が出会ってきた方々はみな紙のようにペラペラでしたから…」
織子の言葉にオリビアは否定しない。
「でも、どうして私の名前…それもあだ名を知っているのかしら?」
おっこの疑問。
「それは…わたくしもわかりませんわ。ただ、おっこさんの名がパッと浮かんだのですの」
「おそらく、わしや織子。それにオリビアをこの殺し合いの場へ呼び寄せた首謀者の仕業と考えてよいな…」
小兵衛はそういうと――――
「それにしても、江戸ではなく、OEDOとは…それに織子の日の本では東京と呼ばれておるのだな?」
「はい…」
(ううむ…300年も未来の童女とは、一見信じられんが、織子は支給品の食料について博識で、お上について、織子の年齢なら、知るはずがないことも知っておる…)
「はい…」
(ううむ…300年も未来の童女とは、一見信じられんが、織子は支給品の食料について博識で、お上について、織子の年齢なら、知るはずがないことも知っておる…)
「さて、織子や。もう一度確認するが、この銀色の筒は酒で蘭学のようなものが印字されている白い筒は麺なのだな?」
「はい。スーパードライは蓋を開けると飲むことができて、カップヌードルはお湯があれば、食べることができます。」
「お酒にカップヌードル…どのような味がするんですの?わたくしも口に入れたいですわ!!」
「オリビアちゃん、食事ができるんだ…」
「はい。スーパードライは蓋を開けると飲むことができて、カップヌードルはお湯があれば、食べることができます。」
「お酒にカップヌードル…どのような味がするんですの?わたくしも口に入れたいですわ!!」
「オリビアちゃん、食事ができるんだ…」
おっことオリビアのやり取りをしり目に――――
(オリビアと名乗る折り紙の怪異…普通なら妖術の類やと考えるが、織子の言葉でいうなら【別の世界】の住人…ううむ)
小兵衛はオリビアが申す【ピーチ城】【OEDOランド】などといった語に半信半疑に受け取るが、織子の言葉を否定できる情報がない。
(うむ。まずは、情報を集めよう。織子とオリビアについては他の参加者との情報で確信ができるはず…)
小兵衛は考えをまとめ―――
(オリビアと名乗る折り紙の怪異…普通なら妖術の類やと考えるが、織子の言葉でいうなら【別の世界】の住人…ううむ)
小兵衛はオリビアが申す【ピーチ城】【OEDOランド】などといった語に半信半疑に受け取るが、織子の言葉を否定できる情報がない。
(うむ。まずは、情報を集めよう。織子とオリビアについては他の参加者との情報で確信ができるはず…)
小兵衛は考えをまとめ―――
「よし。それでは、まずは近くの町へ寄るとするか。食料がお湯が必要な【カップヌードル】と酒だけでは、心もとないからな」
小兵衛の提案に。
「はい」
「わかりましたわ!」
おっことオリビアは賛成する。
「はい」
「わかりましたわ!」
おっことオリビアは賛成する。
東京に住んでいた童女。江戸に住む老剣客。OEDOランドにいた折り紙。
世にも奇妙な3人組の歩み―――――
【H--8/砂漠(オアシス)】
【関織子(おっこ)@若おかみは小学生(映画版)】
[状態]:健康
[装備]:オリビア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜2(本人確認済み)
[思考・状況]:基本行動方針:小兵衛・オリビアと行動を共にする
1:殺し合いなんて、私、できないよ…
[備考]
参戦時期は季節が秋。真月と喧嘩後、木瀬一家が泊まりにくる前。
秋山小兵衛・オリビアが自分とは別の時間・世界の人ではないかと推測する。
※オリビアは支給品扱い
※オリビアの参戦時期はOEDOランドで輪ゴムと戦う直前。
[状態]:健康
[装備]:オリビア
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜2(本人確認済み)
[思考・状況]:基本行動方針:小兵衛・オリビアと行動を共にする
1:殺し合いなんて、私、できないよ…
[備考]
参戦時期は季節が秋。真月と喧嘩後、木瀬一家が泊まりにくる前。
秋山小兵衛・オリビアが自分とは別の時間・世界の人ではないかと推測する。
※オリビアは支給品扱い
※オリビアの参戦時期はOEDOランドで輪ゴムと戦う直前。
【秋山小兵衛@剣客商売(漫画 大島やすいち版)】
[状態]:健康
[装備]:木刀
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜2(本人確認済み) コイン1枚
[思考・状況]:基本行動方針:織子・オリビアと情報を集める
1:情報を集めたい
2:織子・オリビアを守る
3:町で食料を調達。
[備考]
参戦時期は天明4年
殺し合いの首謀者は妖術の類が扱えるのではと推測している。
織子とオリビアの言葉から、半信半疑ながら織子は未来の子、オリビアは別の世界の住人だと考える。
織子から簡単な歴史を知った(小学生の社会科の範囲)
オリビアからオリビアの世界について知った(若干、半信半疑)
[状態]:健康
[装備]:木刀
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜2(本人確認済み) コイン1枚
[思考・状況]:基本行動方針:織子・オリビアと情報を集める
1:情報を集めたい
2:織子・オリビアを守る
3:町で食料を調達。
[備考]
参戦時期は天明4年
殺し合いの首謀者は妖術の類が扱えるのではと推測している。
織子とオリビアの言葉から、半信半疑ながら織子は未来の子、オリビアは別の世界の住人だと考える。
織子から簡単な歴史を知った(小学生の社会科の範囲)
オリビアからオリビアの世界について知った(若干、半信半疑)
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