とある民家の一室で、青年と少女が神妙な顔つきで向かい合っていた。
青年の名は、不破諌。少女の名は、ビュティという。
青年の名は、不破諌。少女の名は、ビュティという。
「どう考えても、つじつまが合わん……」
「ですよね……」
「ですよね……」
二人は殺し合い開始直後に出会い、お互い敵意はないということで行動を共にすることにした。
その後自己紹介を行ったのだが、その過程でお互いの知る世界がまったく違うものであることが浮き彫りになったのだ。
不破の語る「ヒューマギア」。ビュティの語る「毛狩り隊」。
どちらも当人にとっては知らぬはずがないものであり、相手にとってはまったく未知の存在だ。
その後自己紹介を行ったのだが、その過程でお互いの知る世界がまったく違うものであることが浮き彫りになったのだ。
不破の語る「ヒューマギア」。ビュティの語る「毛狩り隊」。
どちらも当人にとっては知らぬはずがないものであり、相手にとってはまったく未知の存在だ。
「考えられるのは、俺たちの記憶が主催者によってねつ造されてるって可能性だが……。
仮にそうだとしたら、こんなわけのわからんねつ造をする説明がつかん。
殺し合いを円滑に進めたいのなら、他にいくらでも植え付けるべき記憶がある。
ただ混乱を招くような記憶操作をするなんて、主催者側にとって無意味だ」
仮にそうだとしたら、こんなわけのわからんねつ造をする説明がつかん。
殺し合いを円滑に進めたいのなら、他にいくらでも植え付けるべき記憶がある。
ただ混乱を招くような記憶操作をするなんて、主催者側にとって無意味だ」
実際にある人物の悪意により記憶を操作されていた経験のある不破は、実体験を踏まえてそう語る。
ビュティもそれにうなずき、同意を示した。
ビュティもそれにうなずき、同意を示した。
「なら、奇想天外な話ではあるが……。
俺とおまえは本当に違う世界で生きていた、という可能性を考慮すべきだ」
「パラレルワールド、ってやつですね」
「ああ、そうだ。少なくとも俺の記憶では、机上の空論に過ぎない理論だが……。
そう考えるのが一番納得できる気がする」
「たしかに……。それなら矛盾なく説明がつきます」
「ずいぶんあっさり受け入れるんだな。こんな荒唐無稽な話を」
「まあ、身の回りに不思議なことが多いもので……。
そのくらいならあり得るかなー、と」
俺とおまえは本当に違う世界で生きていた、という可能性を考慮すべきだ」
「パラレルワールド、ってやつですね」
「ああ、そうだ。少なくとも俺の記憶では、机上の空論に過ぎない理論だが……。
そう考えるのが一番納得できる気がする」
「たしかに……。それなら矛盾なく説明がつきます」
「ずいぶんあっさり受け入れるんだな。こんな荒唐無稽な話を」
「まあ、身の回りに不思議なことが多いもので……。
そのくらいならあり得るかなー、と」
奥歯に物が挟まったような言い方をするビュティに首をかしげる不破だったが、追求することはせず話題を変える。
「まあその辺は、当面問題にしても仕方ない。
今俺たちがやるべきことは……この殺し合いをぶっ潰すことだ」
今俺たちがやるべきことは……この殺し合いをぶっ潰すことだ」
拳を強く握りながら、不破は宣言する。
ビュティも真剣な面持ちで、それを肯定した。
ビュティも真剣な面持ちで、それを肯定した。
「そのためにやることはたくさんあるが……。
まずはこの首輪をどうにかしないとな」
「これがついたまんまじゃ、いつでも主催者は私たちを殺せるわけですからね。
なんとかして外さないと……」
「試してみるか」
「え?」
まずはこの首輪をどうにかしないとな」
「これがついたまんまじゃ、いつでも主催者は私たちを殺せるわけですからね。
なんとかして外さないと……」
「試してみるか」
「え?」
不破の言っている意味がわからずきょとんとするビュティの前で、不破は自分の首輪に手をかける。
そして……。
そして……。
「うおおおおお!!」
思いっきり引っ張り始めた。
「ちょっとー! ストップ! 不破さん、ストップ!」
「なんだ、なぜ止める」
「いや、なぜって! 衝撃与えて、首輪が爆発したらどうするんですか!」
「なるほど、その可能性もあるな」
「なんだ、なぜ止める」
「いや、なぜって! 衝撃与えて、首輪が爆発したらどうするんですか!」
「なるほど、その可能性もあるな」
ビュティの言葉に納得し、不破は首輪から手を離す。
「というか、そのまま続けてれば本当に壊せそうだったのが怖いよ!
どういう腕力!? 不破さん、ゴリラの改造人間か何か!?」
「誰がゴリラだ!」
どういう腕力!? 不破さん、ゴリラの改造人間か何か!?」
「誰がゴリラだ!」
言い返す不破の表情は、いたって真剣である。
(ああ、私はボーボボたちと離れてもツッコミの宿命から逃れられないのか……)
そんな諦めの境地に達しそうになるビュティであった。
【不破諌@仮面ライダーゼロワン】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考]基本行動方針:殺し合いをぶっ潰す!
1:首輪を解除する方法を探す
[備考]
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考]基本行動方針:殺し合いをぶっ潰す!
1:首輪を解除する方法を探す
[備考]
- 参戦時期は少なくとも、自分が記憶操作されていたことを知って以降。
- 首輪にヒビが入っていますが、機能には問題ありません。
【ビュティ@ボボボーボ・ボーボボ】
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考]基本行動方針:とりあえず殺し合いをするつもりはない
1:今からでも別の協力者を探そうか……
[備考]
参戦時期は第1部終了後。
[状態]健康
[装備]なし
[道具]基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考]基本行動方針:とりあえず殺し合いをするつもりはない
1:今からでも別の協力者を探そうか……
[備考]
参戦時期は第1部終了後。
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