満足なんてできなかった。
すごいところ見せたかったのに。
千鳥のおねーさんと戦いたかったのに。
邪魔されて、結局一度だって実現できなくて。
覚えていてくれれば…それでいいんだよ───
急ごしらえの建造物が並ぶ採掘場。
シフティ・シャウトと呼ばれる場所には、
至る所にゴブリンの死骸が転がっている惨状だ。
凄惨な光景を、少し離れたちゃんとした形の家の屋根から見下ろす子供が一人。
シフティ・シャウトと呼ばれる場所には、
至る所にゴブリンの死骸が転がっている惨状だ。
凄惨な光景を、少し離れたちゃんとした形の家の屋根から見下ろす子供が一人。
月明かりの下にいるのは、暗みのかかった黒茶色の制服の少女。
殺し合いだなんだのに呼ばれるには早すぎるであろう、
中学生になるかならないか程度でしかない年頃の子だ。
殺し合いだなんだのに呼ばれるには早すぎるであろう、
中学生になるかならないか程度でしかない年頃の子だ。
だが、この惨状は彼女がやったものだ。
それを証明するかのように握った刀は血が滴る。
数十はいるであろうゴブリンの群れを、たった一人で。
それを証明するかのように握った刀は血が滴る。
数十はいるであろうゴブリンの群れを、たった一人で。
「弱すぎ…つまんなーい!」
しかも終わった一言が、癇癪の言葉。
これだけではどう見てもやばい奴の一言に尽きる。
いや、実際やばい奴と言われれば否定ができな人柄だが。
それでも、ゴブリンを殺した彼女の気分は余りよくない。
戦いに身を置かれた上で経験も豊富だが、基本的に戦う相手は荒魂だけ。
荒魂は基本無機物に近い。生物を斬っていると言う認識は正直薄れてくる。
今回のような相手は初めてで、異臭とか汚れも気になって屋根へ逃げ込んでる程だ。
これだけではどう見てもやばい奴の一言に尽きる。
いや、実際やばい奴と言われれば否定ができな人柄だが。
それでも、ゴブリンを殺した彼女の気分は余りよくない。
戦いに身を置かれた上で経験も豊富だが、基本的に戦う相手は荒魂だけ。
荒魂は基本無機物に近い。生物を斬っていると言う認識は正直薄れてくる。
今回のような相手は初めてで、異臭とか汚れも気になって屋根へ逃げ込んでる程だ。
「ッ…」
癇癪して騒がしかったが、突如沈黙と共に胸を押さえて蹲る。
少女───燕結芽は病人だ。しかも余命が僅かなレベルのもの。
助かる見込みは完全になく、特殊な方法で生きながらえてはいるが、
所詮延命処置に過ぎない。負担のかかる戦いをすればすぐにガタが来てしまう。
少女───燕結芽は病人だ。しかも余命が僅かなレベルのもの。
助かる見込みは完全になく、特殊な方法で生きながらえてはいるが、
所詮延命処置に過ぎない。負担のかかる戦いをすればすぐにガタが来てしまう。
「折角生き返ったのに、もうちょっと親切設計にしてくれないのかな…」
胸の痛みにいら立つ結芽。
言葉通り、既に彼女は一度死んだ身だ。
どうやって生き返らせたかは分からないし、正直それに興味もない。
そんな彼女ではあるが、病を治す為に優勝を狙うかと言われれば違う。
彼女は誰の力も頼らずに自分の強さを証明したい。それだけの為に戦っている。
願望の成就で強くなるなど論外。病をなんとかしたいと言うのはあるが、
そのためには参加者全員を殺すと言う問題点が浮上してくる。
言葉通り、既に彼女は一度死んだ身だ。
どうやって生き返らせたかは分からないし、正直それに興味もない。
そんな彼女ではあるが、病を治す為に優勝を狙うかと言われれば違う。
彼女は誰の力も頼らずに自分の強さを証明したい。それだけの為に戦っている。
願望の成就で強くなるなど論外。病をなんとかしたいと言うのはあるが、
そのためには参加者全員を殺すと言う問題点が浮上してくる。
殺意は別として、人に刃を向けるのに彼女は抵抗感はない。
彼女は親衛隊が仕える主の折神紫に刃を向けたことだってある。
だが、強さの証明とは『戦って倒すだけ』だけではだめだ。
相手を負かし、自分の存在を覚えてもらうことが最大の望み。
つまりは生き証人が必要な目標。全員殺しては本末転倒と言うことだ。
そんな強さの証明に意味はない。主催者が語り継ぐ気もないだろう。
だから好戦的な性格の割には、思いのほか乗り気ではなかった。
彼女は親衛隊が仕える主の折神紫に刃を向けたことだってある。
だが、強さの証明とは『戦って倒すだけ』だけではだめだ。
相手を負かし、自分の存在を覚えてもらうことが最大の望み。
つまりは生き証人が必要な目標。全員殺しては本末転倒と言うことだ。
そんな強さの証明に意味はない。主催者が語り継ぐ気もないだろう。
だから好戦的な性格の割には、思いのほか乗り気ではなかった。
「!」
近く───否、下から響く雑多な音。
此処は採掘場。下にも道があるのは当然のことだ。
夜である以上下は暗く飛び込まないように避けたが、
今の様子から生き残りがいたことを理解し、刀を構える。
その寸前、
此処は採掘場。下にも道があるのは当然のことだ。
夜である以上下は暗く飛び込まないように避けたが、
今の様子から生き残りがいたことを理解し、刀を構える。
その寸前、
「チェストォ!」
「え?」
穴からゴブリンが飛んで出てくる。
いや、出てくると言うよりは吹き飛ばされた状態で。
更に地下から轟く掛け声と共に、穴から光が漏れだす。
バチバチと電気の音が鳴り響き、時には男の掛け声が響く。
後はゴブリンが悲鳴を上げながら地下から逃げ出しており、
結芽はついで感覚で出てきたところを切り伏せていく。
数分もすれば静寂が訪れて、
いや、出てくると言うよりは吹き飛ばされた状態で。
更に地下から轟く掛け声と共に、穴から光が漏れだす。
バチバチと電気の音が鳴り響き、時には男の掛け声が響く。
後はゴブリンが悲鳴を上げながら地下から逃げ出しており、
結芽はついで感覚で出てきたところを切り伏せていく。
数分もすれば静寂が訪れて、
「ねえ、誰かいるー?」
レールが地下へと続く道を見つけて、そこから結芽は相手を呼ぶ。
少なくともゴブリンを容易く蹴散らせるだけの実力。強い相手なのは間違いない。
自分の強さの証明にはもってこいで、どんな人かと待ち構える。
少なくともゴブリンを容易く蹴散らせるだけの実力。強い相手なのは間違いない。
自分の強さの証明にはもってこいで、どんな人かと待ち構える。
レールをたどって出てきたのは、黒髪の男だ。
白と黒の軍服に身を包む、鋭い目つきの男性。
風体から堅気の人間ではないことは伺える。
騒がしかった割に相手はほとんど無傷の状態。
結芽の期待値は更に高まっていく。
白と黒の軍服に身を包む、鋭い目つきの男性。
風体から堅気の人間ではないことは伺える。
騒がしかった割に相手はほとんど無傷の状態。
結芽の期待値は更に高まっていく。
「殺し合いに乗るつもりはあるのか?」
淡々と、冷静に尋ねる。
至って普通ではあるが警戒心が高い。
油断はしない正確なことも理解できる。
至って普通ではあるが警戒心が高い。
油断はしない正確なことも理解できる。
「んー、単純に言えば優勝は目指さないんだけど…」
「お兄さんとは戦ってみたいなぁ。」
微笑と共に切っ先を軍服の男へと向ける結芽。
月明かりもあいまって、何処か小悪魔めいた可愛らしさがある。
月明かりもあいまって、何処か小悪魔めいた可愛らしさがある。
「身の丈に合わぬ業物を持つものではないぞ。」
「───本当にそう思う?」
笑みを強く浮かべながら、
言葉が終わると同時に消える結芽。
消えたと言うよりは、既に眼前まで間合いが詰められている。
刀使の能力の一つ『迅移』。常軌を逸した高速移動ができる技だ。
加減はしているが、それでも弾丸でも飛んだかのような速さの上に、
そも彼女の流派は新選組の天然理心流。相手を仕留める実戦向けの流派で、
殺意の塊に近いものが高速で近づいてくる。普通に考えて死を覚悟しかねない。
言葉が終わると同時に消える結芽。
消えたと言うよりは、既に眼前まで間合いが詰められている。
刀使の能力の一つ『迅移』。常軌を逸した高速移動ができる技だ。
加減はしているが、それでも弾丸でも飛んだかのような速さの上に、
そも彼女の流派は新選組の天然理心流。相手を仕留める実戦向けの流派で、
殺意の塊に近いものが高速で近づいてくる。普通に考えて死を覚悟しかねない。
「なるほど、少なくとも不足はないようだな。」
しかしこの男、アカツキも普通ではない。
技官の立場でありながら武道の技能が高く、
それをさらにブーストする電光機関の存在がある。
肉体を強化したアカツキにとってはそう難しくはなく、
横薙ぎの一閃を高速で後退しながら回避。
服をかすめることすらない反応速度だ。
技官の立場でありながら武道の技能が高く、
それをさらにブーストする電光機関の存在がある。
肉体を強化したアカツキにとってはそう難しくはなく、
横薙ぎの一閃を高速で後退しながら回避。
服をかすめることすらない反応速度だ。
「チェストォ!」
間髪入れずに右ストレートと共に踏み込み。
迅移に見劣りしない高速の一撃を叩きこむ。
結芽はそれを、すんでのところでサイドステップで回避する。
迅移に見劣りしない高速の一撃を叩きこむ。
結芽はそれを、すんでのところでサイドステップで回避する。
「お兄さんも、期待通りで楽しいよ!」
アカツキの強さに結芽は高揚していた。
刀使でも、荒魂でもないのに彼は自分と戦えてるのだ。
今使っている刀、千鳥の持ち主───可奈美に並ぶかもしれない相手。
最期の戦いは彼女からすれば弱い相手で終えてしまった結芽にとって、
ちゃんとした強い相手と戦えると言うのは、すごく喜ばしいことなのだ。
刀使でも、荒魂でもないのに彼は自分と戦えてるのだ。
今使っている刀、千鳥の持ち主───可奈美に並ぶかもしれない相手。
最期の戦いは彼女からすれば弱い相手で終えてしまった結芽にとって、
ちゃんとした強い相手と戦えると言うのは、すごく喜ばしいことなのだ。
笑顔の表情で刀を振るう姿は怖いの一言に尽きるが、
彼女の場合は邪気が余りない、子供っぽさ全開だ。
おもちゃを手にした子供のように輝かせる瞳になっている。
サイドステップから突きの構えで素早く攻撃を仕掛けていく。
彼女の場合は邪気が余りない、子供っぽさ全開だ。
おもちゃを手にした子供のように輝かせる瞳になっている。
サイドステップから突きの構えで素早く攻撃を仕掛けていく。
「させん!」
すんでのところでジャンプで回避と同時に、右腕から電気の球が放たれる。
電光機関によって電力を自力で生み出すことができる都合使用できる電光弾。
決して弾速は早いとは言えないが、結芽の身の丈に匹敵するほどに巨大だ。
電気相手では普通は防げたものではない。よけるのが普通の考えだが…
電光機関によって電力を自力で生み出すことができる都合使用できる電光弾。
決して弾速は早いとは言えないが、結芽の身の丈に匹敵するほどに巨大だ。
電気相手では普通は防げたものではない。よけるのが普通の考えだが…
「!?」
次の展開に、アカツキは驚かされる。
普段あまり表情には出さないが、これは予想外。
電光弾が、縦真っ二つに切られたからだ。
普段あまり表情には出さないが、これは予想外。
電光弾が、縦真っ二つに切られたからだ。
「ねえお兄さん知ってる? 千鳥って刀。」
真っ二つに割った結芽は静かに尋ねる。
「千鳥…まさか戦国時代のあの名刀か。」
技官として博学なアカツキも知っている刀だ。
千鳥は所謂旧名で、近年はその千鳥が起こした逸話によって、
別の名前で親しまれている。それは───
千鳥は所謂旧名で、近年はその千鳥が起こした逸話によって、
別の名前で親しまれている。それは───
「雷を断ち切ったことから『雷切』ってね!」
両断された電光弾の間を通り抜けながら、空中のアカツキへと肉薄。
まだ空中で隙の大きい電光弾の都合、身体の自由はかなり危うい状態だ。
できることは刃が届く前に迎撃する。肉薄する結芽の顎に合わせて膝蹴りを狙う。
結芽も首を狙うかのように刃を横薙ぎに振るい───
まだ空中で隙の大きい電光弾の都合、身体の自由はかなり危うい状態だ。
できることは刃が届く前に迎撃する。肉薄する結芽の顎に合わせて膝蹴りを狙う。
結芽も首を狙うかのように刃を横薙ぎに振るい───
互いに止まる。
首を伝う強風と、顎を吹き抜ける強風。
お互いにあと少しで一撃を叩きこむその寸前で止まった。
首を伝う強風と、顎を吹き抜ける強風。
お互いにあと少しで一撃を叩きこむその寸前で止まった。
「これ以上は、お互い本気になっちゃうから御預けだよね。」
「その先をするならば、此方とて容赦はできん。」
互いに闘争の意思はなくなったことで、何事もなく着地する。
結芽にとっては、自分の強さを彼は十分理解してくれただろう。
今は一先ずそれでよしとして、これ以上攻撃するつもりはなかった。
アカツキも同じだ。殺気のない相手に本気で立ち回るつもりはない。
結芽にとっては、自分の強さを彼は十分理解してくれただろう。
今は一先ずそれでよしとして、これ以上攻撃するつもりはなかった。
アカツキも同じだ。殺気のない相手に本気で立ち回るつもりはない。
もっとも、刀使は写シによって物理攻撃の損傷を極限まで抑えられる。
痛みはある程度あっても、顎を砕かれることはないのでまだ戦えた。
自分の刃がその寸前に届くかどうかも分からないので、何とも言えないが。
痛みはある程度あっても、顎を砕かれることはないのでまだ戦えた。
自分の刃がその寸前に届くかどうかも分からないので、何とも言えないが。
「燕結芽。覚えておいてね、お兄さん。」
「アカツキだ。不律にも劣らぬ剣技、忘れないでおこう。」
やることを終えると
彼を放って適当に歩き出す結芽。
彼を放って適当に歩き出す結芽。
「どこへ行くつもりだ?」
「何処って…んー、強い人のところ?
あ! 弱い人でもいいかなぁ。強いところ見せられるし。」
あ! 弱い人でもいいかなぁ。強いところ見せられるし。」
地図も見てない彼女に行く当てなどどこにもない。
とりあえず強い人を探せば戦って、弱い人なら強さを見せつけて覚えてもらう。
単純な思考かもしれないが、彼女はまだ十二歳の少女。それぐらいが普通だ。
何より、余命が僅かだったせいでそれ以外の目的や趣味を持ち合わせていない。
親衛隊に所属していても、彼女は他のメンバーと違って正義感は余りないのだ。
とりあえず強い人を探せば戦って、弱い人なら強さを見せつけて覚えてもらう。
単純な思考かもしれないが、彼女はまだ十二歳の少女。それぐらいが普通だ。
何より、余命が僅かだったせいでそれ以外の目的や趣味を持ち合わせていない。
親衛隊に所属していても、彼女は他のメンバーと違って正義感は余りないのだ。
「不本意だろうが、同行させてもらうぞ。」
「え〜〜〜? 結芽群れるの好きじゃないんだけど。」
弱い奴は弱いから群れる。
自分は強いから群れたくはない。
彼女はそういう考えを持っている。
あくまでチームで戦うのが好きではないだけで、
同じ親衛隊のメンバーには懐いているのだが。
自分は強いから群れたくはない。
彼女はそういう考えを持っている。
あくまでチームで戦うのが好きではないだけで、
同じ親衛隊のメンバーには懐いているのだが。
「せめて地図を見ろ。人が多い場所を探すなら地図は見るべきだろう。」
『くびわ どうする とうちょうのかのうせい くちにするな』
喋りながら、アカツキは近くに転がるゴブリンの槍で地面に字を書く。
生殺与奪の権利が向こうにある以上は、下手なことは言えない。
本音交じりの建前と共に、殴り書きで本音を書き記す。
筆記用具はないようなので、手間がかかるがこれで話す。
生殺与奪の権利が向こうにある以上は、下手なことは言えない。
本音交じりの建前と共に、殴り書きで本音を書き記す。
筆記用具はないようなので、手間がかかるがこれで話す。
「…あ、そっか。忘れてた。」
『きをつける』
どの参加者も逃れられない最優先事項の問題、首輪。
こればかりは強ければいいで解決するものではなかった。
彼女にこれを解除できるだけの明晰な頭脳は持ち合わせてない。
気にしておくべきだと、適当にゴブリンの武器で地面に文字を書く。
こればかりは強ければいいで解決するものではなかった。
彼女にこれを解除できるだけの明晰な頭脳は持ち合わせてない。
気にしておくべきだと、適当にゴブリンの武器で地面に文字を書く。
「此処は地図上ではD-7。位置的にすべての方角に街がある。
最寄りは余り変わらないと思うが、西が最短距離になるだろう。」
最寄りは余り変わらないと思うが、西が最短距離になるだろう。」
『かいせき てつだえる』
地図を広げながら、
槍でそのまま会話を続けていく。
槍でそのまま会話を続けていく。
「アカツキのお兄さん、なんだか軍人みたいだね。」
『こうぐ さがす?』
難なく建前と本音を分けており、
服装も相まってそう認識していく。
服装も相まってそう認識していく。
「ああ、大戦時代は技官だからな。大体その通りだ。」
体術に非常に優れているアカツキだが、
実際は高級技術官僚と言うバリバリのエリート。
この手の類は寧ろ領分とも言える立場だ。
実際は高級技術官僚と言うバリバリのエリート。
この手の類は寧ろ領分とも言える立場だ。
『だが 一人ではこんなん 人をさがす』
とは言え、あくまで半世紀前の話。
時代は流れて、いろんなものが増えてきた。
半世紀で様々なものが進化している以上、
任務を優先してた都合も相まって把握は乏しい。
ジェネレーションギャップとはこのことか。
下手をすれば、その言葉すら理解できないかも。
時代は流れて、いろんなものが増えてきた。
半世紀で様々なものが進化している以上、
任務を優先してた都合も相まって把握は乏しい。
ジェネレーションギャップとはこのことか。
下手をすれば、その言葉すら理解できないかも。
「大戦って…お兄さん、大昔の人?」
死んだ自分が参加してるなら、
大戦の参加者も別にいてもいいだろう。
斜め上な形でアカツキの話をすんなりと受け入れる
大戦の参加者も別にいてもいいだろう。
斜め上な形でアカツキの話をすんなりと受け入れる
「冬眠制御で眠っていただけだが…ある意味そうかもしれん。
それはそうと、今は北のディルデッド・タワーを目指すとしよう。
名前から察するに、高層建築物もあるはず。参加者を探すものがあればいいのだが。」
それはそうと、今は北のディルデッド・タワーを目指すとしよう。
名前から察するに、高層建築物もあるはず。参加者を探すものがあればいいのだが。」
本当ならば西に向かいたいのが本音だ。
参加者と接触できることの方が首輪解除の進行になるはず。
となると、最寄りなのは西の方角なのだがそうはいかない。
結芽を先程の言動から察するに、戦いを好む傾向がある。
縛り付けると後で暴走…なんて可能性も否定はできない。
程々にガス抜きをしつつ彼女と行動を共にしていく。
ある意味戦争と同じだ。部下の不満を解消して士気を上げていく。
戦いにおいてはよくある話だ。
参加者と接触できることの方が首輪解除の進行になるはず。
となると、最寄りなのは西の方角なのだがそうはいかない。
結芽を先程の言動から察するに、戦いを好む傾向がある。
縛り付けると後で暴走…なんて可能性も否定はできない。
程々にガス抜きをしつつ彼女と行動を共にしていく。
ある意味戦争と同じだ。部下の不満を解消して士気を上げていく。
戦いにおいてはよくある話だ。
「人がいる場所を探せるなら、結芽はどこでもいいよ。」
「…そうか。」
彼女の奔放さに、僅かながら不安を覚えるアカツキ。
本当に大丈夫なのかとは思うが、ある程度の理性や常識は持ち合わせている。
そこまで融通が利かない相手ではないことを思いながら、北へと歩き出す。
本当に大丈夫なのかとは思うが、ある程度の理性や常識は持ち合わせている。
そこまで融通が利かない相手ではないことを思いながら、北へと歩き出す。
刹那の時を過ごした少女は今一度戦いの舞台へ。
半世紀の果てに戦鬼は今も変わらず戦いの渦中へ。
眠りし戦士は目覚めて歩き出す。
半世紀の果てに戦鬼は今も変わらず戦いの渦中へ。
眠りし戦士は目覚めて歩き出す。
【燕結芽@刀使ノ巫女(アニメ版)】
[状態]:不治の病、アカツキが少しお気に入り
[装備]:千鳥@刀使ノ巫女
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1〜2(確認済、ペン類ではない)
[思考・状況]基本行動方針:強さの証明。殺し合いは知らない。
1:北の街へ向かう。お兄さん(アカツキ)と行動はするけど、群れるのは好きじゃない。
2:弱い人には強さを見てもらう、強い人には挑みたい。
3:やること終わったらお兄さんとちゃんと戦う。
4:何処かにあるかな? にっかり青江
[状態]:不治の病、アカツキが少しお気に入り
[装備]:千鳥@刀使ノ巫女
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1〜2(確認済、ペン類ではない)
[思考・状況]基本行動方針:強さの証明。殺し合いは知らない。
1:北の街へ向かう。お兄さん(アカツキ)と行動はするけど、群れるのは好きじゃない。
2:弱い人には強さを見てもらう、強い人には挑みたい。
3:やること終わったらお兄さんとちゃんと戦う。
4:何処かにあるかな? にっかり青江
[備考]
参戦時期はアニメ版の死亡後から。
写シのダメージによる強制解除後の連続使用は、
短時間では多くても二回、それ以上はある程度時間が必要です。
本来は刀使でもその御刀に選ばれないと写シ等はできませんが、
この場では御刀を持てば種類を問わずに使用可能です。
また、瀕死になるとノロが表面化は自力で抑えられるものの、
死亡後は時間経過で荒魂に変化するかもしれません。
参戦時期はアニメ版の死亡後から。
写シのダメージによる強制解除後の連続使用は、
短時間では多くても二回、それ以上はある程度時間が必要です。
本来は刀使でもその御刀に選ばれないと写シ等はできませんが、
この場では御刀を持てば種類を問わずに使用可能です。
また、瀕死になるとノロが表面化は自力で抑えられるものの、
死亡後は時間経過で荒魂に変化するかもしれません。
【アカツキ@アカツキ電光戦記】
[状態]:電光機関の使用による空腹(小)
[装備]:試作型電光機関+電光被服
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1(未確認、ペン類ではない)、ゴブリンの槍@現地調達
[思考・状況]基本行動方針:日本への帰還。
1:北のディルデット・タワーへと結芽と向かう。
2:首輪の解除が当面の問題。道具が欲しい。
3:すべての電光機関を破壊する。この場にあっても例外ではない。
4:食料の調達もしておきたい。腹が減る。
[状態]:電光機関の使用による空腹(小)
[装備]:試作型電光機関+電光被服
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1(未確認、ペン類ではない)、ゴブリンの槍@現地調達
[思考・状況]基本行動方針:日本への帰還。
1:北のディルデット・タワーへと結芽と向かう。
2:首輪の解除が当面の問題。道具が欲しい。
3:すべての電光機関を破壊する。この場にあっても例外ではない。
4:食料の調達もしておきたい。腹が減る。
[備考]
参戦時期は少なくともアカツキ編ED後以降です
電光機関が没収されてない代わりに、ランダム支給品を減らされてます
槍は筆談用に持ってるだけなので基本使いません…が、案外使えるのかも
参戦時期は少なくともアカツキ編ED後以降です
電光機関が没収されてない代わりに、ランダム支給品を減らされてます
槍は筆談用に持ってるだけなので基本使いません…が、案外使えるのかも
※D-7に大量のゴブリンの死体があります
【千鳥@刀使ノ巫女】
珠鋼という特殊な金属で出来た日本刀
基本的には錆びず刃こぼれもすることはない
御刀に選ばれた者は刀使として写シなどの能力が使用できる
元は衛藤美奈都の御刀だが、娘の護藤可奈美が受け継いだ
結芽の本来の御刀『にっかり青江』より誤差程度だが短い
作中通りアニメ本編でも雷を斬ったこともあるにはあるが、
雷に完全な耐性、メタ性能を持っているわけではない
刀使以外には折れない錆びない剣と、それはそれで強い武器
珠鋼という特殊な金属で出来た日本刀
基本的には錆びず刃こぼれもすることはない
御刀に選ばれた者は刀使として写シなどの能力が使用できる
元は衛藤美奈都の御刀だが、娘の護藤可奈美が受け継いだ
結芽の本来の御刀『にっかり青江』より誤差程度だが短い
作中通りアニメ本編でも雷を斬ったこともあるにはあるが、
雷に完全な耐性、メタ性能を持っているわけではない
刀使以外には折れない錆びない剣と、それはそれで強い武器
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