その男は、何度も何度も死の苦痛を味わってきた。
死んだ回数は数えていないが、何万は確実……下手をすれば何百万あるいは億にまで到達しているかも知れない。
しかし、その男は死ぬことができなかった。
死の苦痛は味わうが、死という結果にたどり着くことは決してない。
それが男……ディアボロにかけられたゴールドエクスペリエンス・レクイエムの能力であった。
死んだ回数は数えていないが、何万は確実……下手をすれば何百万あるいは億にまで到達しているかも知れない。
しかし、その男は死ぬことができなかった。
死の苦痛は味わうが、死という結果にたどり着くことは決してない。
それが男……ディアボロにかけられたゴールドエクスペリエンス・レクイエムの能力であった。
ディアボロは数多の死を体験していく中で、死が訪れるシチュエーションが三つのパターンに分けられることを分析していた。
まずは、他人への干渉ができないパターン。
言葉を発することはできても、言葉が通じることはない。身体が動かないことすらある。
このパターンの場合は死を前にして取れる行動は無いと言ってもいいだろう。
次に、他人への干渉はできるパターン。
ある程度自分の意思で身体が動かせる。「オレのそばに近寄るな」と叫べば、人によっては近寄らずにいてくれる。
それでも死が訪れることは確実。全ての生命体を遠ざけることに成功しても、思いも寄らぬ何かによって死ぬことになる。
まずは、他人への干渉ができないパターン。
言葉を発することはできても、言葉が通じることはない。身体が動かないことすらある。
このパターンの場合は死を前にして取れる行動は無いと言ってもいいだろう。
次に、他人への干渉はできるパターン。
ある程度自分の意思で身体が動かせる。「オレのそばに近寄るな」と叫べば、人によっては近寄らずにいてくれる。
それでも死が訪れることは確実。全ての生命体を遠ざけることに成功しても、思いも寄らぬ何かによって死ぬことになる。
そして最後のパターン……殺し合いに巻き込まれる。
殺し合いのルールはある程度決まっている。
最後の一人が優勝、優勝者は願いが叶う、強すぎる能力には制限がかかる……といった具合だ。
ディアボロはこのパターンに光明を見いだしていた。
"強すぎる能力への制限"。この制限は、ゴールドエクスペリエンス・レクイエムの能力に対しても有効な場合が多いのだ。
殺し合い以外のパターンでは早ければ数秒後、遅くとも三分後には死が訪れるのだが、殺し合いの場では二日以上生き延びたことがある。
"優勝者の願いが叶う"。これも魅力的だ。最後の一人まで生き残ることができれば、死に続ける定めを解除してもらえる可能性もあるのだ。
また、殺し合いにはスタンドではない能力を持つ者も参加している場合が多いので、能力を無効化する能力者やアイテムを見つけるだけでもいい。
殺し合いのルールはある程度決まっている。
最後の一人が優勝、優勝者は願いが叶う、強すぎる能力には制限がかかる……といった具合だ。
ディアボロはこのパターンに光明を見いだしていた。
"強すぎる能力への制限"。この制限は、ゴールドエクスペリエンス・レクイエムの能力に対しても有効な場合が多いのだ。
殺し合い以外のパターンでは早ければ数秒後、遅くとも三分後には死が訪れるのだが、殺し合いの場では二日以上生き延びたことがある。
"優勝者の願いが叶う"。これも魅力的だ。最後の一人まで生き残ることができれば、死に続ける定めを解除してもらえる可能性もあるのだ。
また、殺し合いにはスタンドではない能力を持つ者も参加している場合が多いので、能力を無効化する能力者やアイテムを見つけるだけでもいい。
ディアボロは何度も殺し合いに参加させられ、殺し合いに抗う派閥が複数できることに気付いていた。
どうやら首輪が爆破されるリスクを負ってでも主催者に反抗しようとする者は一定数いるらしい。
であれば、自分も対主催グループの一員になってしまえばいい。
主催に刃向かうフリをしている者に気をつける必要はあるが、強敵が現れたら仲間を盾にして逃げれば良いし、能力無効化能力も探しやすい。
そして、能力の無効化ができそうにないなら……機を見て参加者を皆殺しにし、願いを叶える。
どうやら首輪が爆破されるリスクを負ってでも主催者に反抗しようとする者は一定数いるらしい。
であれば、自分も対主催グループの一員になってしまえばいい。
主催に刃向かうフリをしている者に気をつける必要はあるが、強敵が現れたら仲間を盾にして逃げれば良いし、能力無効化能力も探しやすい。
そして、能力の無効化ができそうにないなら……機を見て参加者を皆殺しにし、願いを叶える。
「……これはチャンスだ。このチャンス、絶対にモノにしてやるッ!」
キング・クリムゾンもエピタフも使えないしドッピオもいない。
再び帝王に返り咲くなどという大層な夢は持たない。ちっぽけなプライドも既に捨てた。
主催者の思惑もどうでもいい。誰が参加していようが、誰が死のうが関係ない。
永遠の死から解放されれば…………ディアボロはただそれだけで良かった。
再び帝王に返り咲くなどという大層な夢は持たない。ちっぽけなプライドも既に捨てた。
主催者の思惑もどうでもいい。誰が参加していようが、誰が死のうが関係ない。
永遠の死から解放されれば…………ディアボロはただそれだけで良かった。
【ディアボロ@ジョジョの奇妙な冒険】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1〜3
[思考・状況]基本行動方針:ゴールドエクスペリエンス・レクイエムの能力を打ち破る。
1:対主催派を装い、能力を無効化できないか探る。
2:人数が減ってきたら優勝狙いに切り替える。
[備考]
参戦時期はゴールドエクスペリエンス・レクイエムの能力によって死に続けた後。
殺し合いに何度か参戦した経験あり。
スタンドやドッピオは現在使用不可。何かのきっかけで使えるようになるかも知れません。
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×1〜3
[思考・状況]基本行動方針:ゴールドエクスペリエンス・レクイエムの能力を打ち破る。
1:対主催派を装い、能力を無効化できないか探る。
2:人数が減ってきたら優勝狙いに切り替える。
[備考]
参戦時期はゴールドエクスペリエンス・レクイエムの能力によって死に続けた後。
殺し合いに何度か参戦した経験あり。
スタンドやドッピオは現在使用不可。何かのきっかけで使えるようになるかも知れません。
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