―― あの時のアタシは慢心していた。
―― 将来有望な魔法使いとして周囲から期待され、天狗になっていた。
―― アタシを含めたみんなが、ゴブリンたちなんて簡単に倒せると高をくくっていた。
―― その結果アタシのいたパーティは壊滅し、アタシは毒のついたナイフを腹に突き刺されて……。
―― そしてアタシは……。
……気が付くとアタシは、ベッドの中にいた。
そしてその近くでは、かまどを使って料理しているエルフがいた。
背中にこん棒を背負っている、精悍な顔立ちと筋肉が程よくついた身体をした、エルフの男だった。
どうやらそいつがアタシをここまで運んでくれたらしい。
そのお礼を言うために立ち上がろうとしたが、全身に力が入らず起き上がることすらできなかった。
「無理をしないほうがいい」
その男はアタシにそう言った。
どうやら今のアタシは、あの時受けた毒の影響が抜けきっておらず、動けなくなっていることが分かった。
やはりあの時アタシはゴブリンたちに負けてしまい、そしてアタシの初めては…………
そのことに気づいた瞬間、アタシは悲鳴を上げていた。アタシ自身こんな声が出せるのかというくらいの、化け物じみた声で叫んでいた。
そうやってアタシが悲鳴を上げていると、エルフがその手を止めて、アタシの手を握り締めてくれた。
「君に何があったかは分からないが、辛いことがあったことはわかる。落ち着くまでそばにいよう」
最初は、何も知らないくせに優しくするな、どうせ真実を知ったら汚いものでも見たかのように扱うんだろう、って思ってその手を振りほどこうとした。
しかし弱った体では当然力が入るはずもなく、振りほどくことなどできなかった。
それからしばらくすると、その手の温かさと彼の優しいまなざしによって大分アタシは落ち着きを取り戻し始めた。
そうしてアタシはポツリポツリと話し始めた。自分の身に何があったのか、そしてゴブリンたちに何をされたのかを。
アタシ自身不思議だった。この男と話していると、まるで自分の父親と話しているような感覚になっていたのだ。
「……そうか、そんなことが……。……済まない、こんなことを話させてしまって」
「いえ、良いんですよ。……もう、過ぎたことですから……」
彼はこう言って、申し訳なさそうな顔を、今にも泣きだしそうな顔をしてアタシに謝った。
その目には、アタシに対する嫌悪感など、ゴブリンに陵辱されたものに対する嫌悪感など何処にもなかった。
「……君は今、とても体力と筋力が落ちている状態だ。それを回復させる料理を作ってあげよう」
そういうと彼は再びかまどの方へと戻り、料理を再開した。
そうしてしばらくすると、彼がアタシに料理を持ってきてくれた。
キノコとバナナを一緒に和えた、とても独創的な料理だった。
はっきり言ってあまり美味しくなさそうだと感じたが、せっかく作ってくれたのにもったいないと思い、食べることにした。
「…………!……美味しい……!美味しいよ……!」
気が付くとアタシは涙を流していた。自分は今こうして生きているって、辛いことがあったけれども今こうして生きているって、
それを実感できたからだ。
それを実感できたからだ。
そして涙を流しているアタシを、彼はとてもやさしいまなざしで見つめていた。
それは、先ほどアタシの手を握ってくれた時と同じまなざしだった。
それは、先ほどアタシの手を握ってくれた時と同じまなざしだった。
……かつて慢心からゴブリンに負けてしまったアタシだが、こんな自分にも夢ができた。
……それはアタシと同じような存在を増やさないためにも、生涯をかけてゴブリンたちと戦うことだ。
……あのとき自分に優しいまなざしを、手のひらの温かさを教えてくれた彼のように、ゴブリンに襲われた人たちの心を救うことだ。
……おそらくアタシは絶対に、どんな辛いことがあってもこの夢を捨てることはないだろう…!
【リンク@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド】
[状態]:健康
[装備]:トゲボコこん棒@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
[道具]:基本支給品、ツルギバナナ(残り4房)、マックストリュフ(残り1本)
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いを止める。
1:首輪を外せるものを探し、一刻も早くこの殺し合いを打倒する。
2:この殺し合いも、厄災ガノンが関係しているのか?
3:この少女(女魔法使い)が回復するまでそばにいる。
[備考]
参戦時期は、四体の神獣を解放してハイラル城へ向かう途中。
また、ゼルダ姫及び英傑たちに関する記憶を取り戻しています。
なお、制限により英傑たちの力はすべて使用不能になっています。
[状態]:健康
[装備]:トゲボコこん棒@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
[道具]:基本支給品、ツルギバナナ(残り4房)、マックストリュフ(残り1本)
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いを止める。
1:首輪を外せるものを探し、一刻も早くこの殺し合いを打倒する。
2:この殺し合いも、厄災ガノンが関係しているのか?
3:この少女(女魔法使い)が回復するまでそばにいる。
[備考]
参戦時期は、四体の神獣を解放してハイラル城へ向かう途中。
また、ゼルダ姫及び英傑たちに関する記憶を取り戻しています。
なお、制限により英傑たちの力はすべて使用不能になっています。
【女魔法使い@ゴブリンスレイヤー】
[状態]:毒の影響による体力低下(大→小)、ゴブリンへのトラウマ(大)
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:自分と同じような存在を生み出さないため、ゴブリンたちと戦い続ける。
1:アタシは、あの時死んだはずじゃ……?ここは一体……?
2:このエルフ(リンク)が、アタシを看病してくれたの……?
3:この料理……見た目に反して美味しいわね……。
[備考]
参戦時期は死亡後。
リンクが作った『果実のキノコあえ(マックストリュフ3本+ツルギバナナ1房使用)』を食べたことにより体力が回復しております。
また、リンクを『エルフの戦士』と思っています。
[状態]:毒の影響による体力低下(大→小)、ゴブリンへのトラウマ(大)
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:自分と同じような存在を生み出さないため、ゴブリンたちと戦い続ける。
1:アタシは、あの時死んだはずじゃ……?ここは一体……?
2:このエルフ(リンク)が、アタシを看病してくれたの……?
3:この料理……見た目に反して美味しいわね……。
[備考]
参戦時期は死亡後。
リンクが作った『果実のキノコあえ(マックストリュフ3本+ツルギバナナ1房使用)』を食べたことにより体力が回復しております。
また、リンクを『エルフの戦士』と思っています。
【トゲボコこん棒@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド】
厳選した素材で作られた特別なボコブリンのこん棒で、とがった骨が当たるとかなり痛い。
厳選した素材で作られた特別なボコブリンのこん棒で、とがった骨が当たるとかなり痛い。
威力としてはただのこん棒や木の枝に比べればマシ程度で、彼がかつて使っていた剣には遠く及ばない。
【ツルギバナナ@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド】
フィローネ地方の熱帯林に実るバナナで、皮に包まれた果肉には筋力増強効果があるとされる。
フィローネ地方の熱帯林に実るバナナで、皮に包まれた果肉には筋力増強効果があるとされる。
今回の殺し合いでは5房支給されており、焼いたり揚げたり別の食材と組み合わせるなど料理に使うことで攻撃力アップの効果が発生する。
余談だが『イーガ団』と呼ばれる暗殺集団はこのフルーツが大好きで、これを見つけた瞬間バカ丸出しのダッシュをしてくる。
なお、会場内に自生しているかは不明。
【マックストリュフ@ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド】
ハイラル大森林やハイラル平原で採れるキノコで、回復効果や体力の増強効果があるとされる。
ハイラル大森林やハイラル平原で採れるキノコで、回復効果や体力の増強効果があるとされる。
今回の殺し合いでは4本支給されており、焼いたり蒸したり別の食材と組み合わせるなど料理に使うことで体力の最大値を上げる効果が発生する。
なお、会場内に自生しているかは不明。
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