「殺し合い、ですか…」
この殺し合いの場の一環、銀髪にメガネをかけた少年、ひろしはそう呟いた。
あの恐怖の館で、『青鬼』という未知の存在から逃げるために、謎を解き、ついにひろしは恐怖の館からの脱出に成功……したはずだった。
それが目が覚めたらこんな殺し合い。立て続けに起こる恐怖に、ひろしの心は疲弊しきっていた。
その時。
「GOBBBBB!」
「な、あれは!!?」
「な、あれは!!?」
突如木影から、4、5体ほどのゴブリンが現れた。ひろしは逃げようとしたが、地面に足を取られて転んでしまい、ゴブリンは容赦なく、ひろしに迫る。
(そんな、せっかくあの館から逃げられたというのに……ここで、僕は死ぬのでしょうか…?)
そう思い、ひろしは目を強く閉じる。
その時であった。
その時であった。
「恋の呼吸 壱の型 初恋のわななき!」
どこからか女性の声が聴こえる。するとゴブリン達は一瞬でバラバラに四散。ひろしが驚きのあまり目を丸くしていると、眼前にピンクと緑のグラデーションの髪を三つ編みにし、胸元の開いた破廉恥な服装をした女性が立っていた。
「大丈夫ですか?」
「は、はい…」
「は、はい…」
女性、甘露寺蜜璃が手を差し出すと、ひろしも同じく手を差し出し、何とか立ち上がる。
もっとも、甘露寺の胸元を見ないように目を逸らしながら、ではあるが。
もっとも、甘露寺の胸元を見ないように目を逸らしながら、ではあるが。
「? どうしたの、そんなに目を逸らしたりして」
「いや、あの……助けてもらったのは大変ありがたいのですが、目のやり場に困るというか……なんと言うか……」
「いや、あの……助けてもらったのは大変ありがたいのですが、目のやり場に困るというか……なんと言うか……」
その時、目を逸らしていたひろしの視界にもう1人、参加者と思われる者の姿が見えた。その姿は、シミのある顔に青髭、そしてその顔が全身にプリントされたピンクの服に腰巻をつけた、文字通りの『変なおじさん』であった。
「おっ? 良かった、人がいた!」
「うわああああああ!?」
「どうしたの……って、ええええええ!?」
「うわああああああ!?」
「どうしたの……って、ええええええ!?」
思わずひろしが悲鳴を上げ、それを聞いた甘露寺もまた、叫び声を上げる。
「な、なにこの変なおじさん……」
「何ですかあなたは!?」
「なんだチミはってか? えぇ? そうです。私が変なおじさんです! 変なお~じさんだから変なおじさん、変なお~じさんだから変なおじさん……」
「何ですかあなたは!?」
「なんだチミはってか? えぇ? そうです。私が変なおじさんです! 変なお~じさんだから変なおじさん、変なお~じさんだから変なおじさん……」
突如歌い出した変なおじさんにあっけに取られる2人。少しずつ冷静になったひろしが咳払いをすると
「だっふんだ!」
変なおじさんがそう叫んだ刹那、(ガラスもないのに)ガラスの割れる音がして、蜜璃とひろしは同時にずっこけた。
このおじさん、只者ではないのかもしれない。
【ひろし@青鬼】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いには乗らない
1:たけし君達も殺し合いに呼ばれているのでしょうか……?
2:何なんですか、このおじさんは……!?
[備考]
参戦時期は館から脱出した後です
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いには乗らない
1:たけし君達も殺し合いに呼ばれているのでしょうか……?
2:何なんですか、このおじさんは……!?
[備考]
参戦時期は館から脱出した後です
【甘露寺蜜璃@鬼滅の刃】
[状態]:健康
[装備]:甘露寺蜜璃の日輪刀@鬼滅の刃
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×2
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いには乗らない
1:とりあえずこの男の子とおじさんと行動する
[備考]
参戦時期は刀鍛冶の里編終了後から無限城に落とされるまでの間です
[状態]:健康
[装備]:甘露寺蜜璃の日輪刀@鬼滅の刃
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×2
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いには乗らない
1:とりあえずこの男の子とおじさんと行動する
[備考]
参戦時期は刀鍛冶の里編終了後から無限城に落とされるまでの間です
【変なおじさん@志村けんのだいじょうぶだぁ】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]
基本行動方針:これからどうしようかねぇ
1:だっふんだ!
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]
基本行動方針:これからどうしようかねぇ
1:だっふんだ!
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