(俺は…どうしてこんな所にいるんだ…?)
それが男が…ライナー・ブラウンが最初にした思考だった。
それが男が…ライナー・ブラウンが最初にした思考だった。
ここに来る前の彼は、口に銃を咥えていた。様々な要因が重なった結果彼は心を病み、自殺したいという衝動にその身を任せようとしていたのである。
引き金を引こうとした際に彼の意識は途切れ…次に彼の意識が目覚めた時には、銃を持たぬままルール説明を受けさせられた。説明されたルールはあまり彼の頭には入らず、また見せしめとして誰かが殺されていたが、彼にとってはどうでもよかった。死のうとしていた所でこの事態に巻き込まれ、呆然自失といった状態に陥っていたからであるが、少なくとも殺された人物が彼の知り合いでは無かったから…と云うのもある。
そのままライナーは会場に飛ばされた。会場に飛ばされた後彼は、呆然としたまま、バッグの中身を確認する。
バッグの中には地図や食料らしきもの、それに飲み物と思わしきものなどが入っていた。しかし───彼の興味を惹きつけた物はそれらではない。彼の興味を惹きつけた物は…一つの銃であった。
説明書にはその銃は「M1918BAR自動小銃」と書かれている。ネウロイという存在を倒す為の武装らしいが、そんな事はどうでもいい。今のライナーにとっては、この銃は自らの命を終わらせる為には一番手っ取り早い手段であった。
本来の未来では、彼は後輩のおかげで自殺を思いとどまるのだが…彼がこの殺し合いに呼ばれたのはその前である。
ライナーはバッグの中身の確認を打ち切り、銃を自分の口に咥える。ようやく…ようやく終わる事が、終わらせる事が出来る…そう思いながら彼は、躊躇わずに引き金を引こうとした───その時であった。
「ちょっ…!?お、落ち着けっ早まるなぁぁっ!」
そう叫びながら背後から、上半身は軍服を着ているが、下半身は下着一枚という奇妙かつ、側から見たら痴女と認識されそうな服装をした少女が猛スピードで止めに入ったのは。
(殺し合いには乗らない。…これでも軍人の端くれだからねぇ、万一乗っちゃったら、生きて帰ってもみんなに会わせる顔がないから。)
そう思考しながら少女は…シャーロット・E・イェーガー、通称シャーリーは、殺し合いには乗らない事を決意した。
(とりあえず、このバッグの中を見てみよう…おっ、わたしのストライカーがある…!早速履こう)
バッグの中に自らのストライカーユニットを発見したシャーリーはそれを装着する。そしてとりあえず近くに他の参加者が居るかどうかを探す為に、魔法力を発動させた。それに伴い、彼女に耳と尻尾が生える。どちらも彼女の使い魔である兎の特徴だ。
使い魔の性質はある程度ウィッチにも影響を及ぼす。シャーリーの使い魔である兎は…耳が良くなる影響を及ぼすのであった。彼女はこれを利用して、近くに参加者が居るのかを物音で判断しようと考えていたのである。
(うーん……ん?なんかバッグを開けたような音が聞こえた…ような…?…よし、ちょっと行ってみるか!)
音を聞いたシャーリーはそのまま自らの固有魔法『超加速』を使い、バッグを開けた音が聞こえた方向へと飛翔したのであった。
その方向へと向かったシャーリーだが、銃を口に咥えて引き金を引こうとしている男が居たのを発見し、彼女は大慌てで止めに入った。そして今に至るのである。
(と…とりあえず動きを止めてはくれた…みたいだな)
息を少し荒げながら、(とりあえずとはいえ)男の動きを止める事に成功したシャーリーは一息をつく。
(…う、ウソ…だろ…?…あれ、わたしの銃だ…!?)
しかし彼が口に咥えていた銃をはっきりと見た結果、彼女は心の中で頭を抱える羽目になってしまうのであった。
【ライナー・ブラウン@進撃の巨人】
[状態]:健康、自殺衝動
[装備]:M1918BAR自動小銃@ストライクウィッチーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いなんてどうでもいい…終わりたい…死にたい…
1:どうして俺を…死なせてくれないんだ…
[備考]
参戦時期は97話にて回想が終了した後、口に銃を突っ込み自殺しようとしている時から。
参戦時期の都合上彼の余命は残り2年程になっています。
会場に飛ばされるまでは呆然自失状態だったのでルールを把握し切れていません。
巨人化能力に制限が掛かっているかどうかは後続の書き手にお任せします。
[状態]:健康、自殺衝動
[装備]:M1918BAR自動小銃@ストライクウィッチーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いなんてどうでもいい…終わりたい…死にたい…
1:どうして俺を…死なせてくれないんだ…
[備考]
参戦時期は97話にて回想が終了した後、口に銃を突っ込み自殺しようとしている時から。
参戦時期の都合上彼の余命は残り2年程になっています。
会場に飛ばされるまでは呆然自失状態だったのでルールを把握し切れていません。
巨人化能力に制限が掛かっているかどうかは後続の書き手にお任せします。
【シャーロット・E・イェーガー@ワールドウィッチーズシリーズ】
[状態]:健康、肉体的疲労(小)、困惑
[装備]:ノースリベリオン P-51D“ムスタング”@ストライクウィッチーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いには絶対乗らない
1:思いとどまって、くれた…訳じゃなさそうだなあ…
2:…とりあえずその銃返してよ…わたしのなんだぞそれ…
3:…放っとく訳にも行かなさそうだなぁ
4:もし宮藤やルッキーニたちが巻き込まれてたら、なんて考えたくはないけど…それなら早く合流しないとな
[備考]
参戦時期は劇場版より後。
劇場版時点での作中舞台が1945年なので(現代基準で)それ以降に誕生・及び発展した物や技術についての知識はありません。
[状態]:健康、肉体的疲労(小)、困惑
[装備]:ノースリベリオン P-51D“ムスタング”@ストライクウィッチーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本行動方針:殺し合いには絶対乗らない
1:思いとどまって、くれた…訳じゃなさそうだなあ…
2:…とりあえずその銃返してよ…わたしのなんだぞそれ…
3:…放っとく訳にも行かなさそうだなぁ
4:もし宮藤やルッキーニたちが巻き込まれてたら、なんて考えたくはないけど…それなら早く合流しないとな
[備考]
参戦時期は劇場版より後。
劇場版時点での作中舞台が1945年なので(現代基準で)それ以降に誕生・及び発展した物や技術についての知識はありません。
【M1918BAR自動小銃@ストライクウィッチーズ】
シャーリーが対ネウロイ戦で主に使っている銃。
丈夫で頑丈なので、少々乱暴に振り回しても使える利点があるが、それほど連続射撃が出来ないとはいえ弾数が40発しか無く、銃身が固定されているせいで加熱しても交換できない欠点もある。
シャーリーが対ネウロイ戦で主に使っている銃。
丈夫で頑丈なので、少々乱暴に振り回しても使える利点があるが、それほど連続射撃が出来ないとはいえ弾数が40発しか無く、銃身が固定されているせいで加熱しても交換できない欠点もある。
【ノースリベリオン P-51D“ムスタング”@ストライクウィッチーズ】
シャーリーのストライカーユニット。
ブリタニアで不足していたストライカーユニットを補う為に、リベリオンで設計、生産された物の改良型。
元は魔導エンジンがイマイチであったが、ブリタニアにてマーリン60系の魔導エンジンに積み替えた事により高性能を叩き出すことが可能となった。本人曰く「速度も速く、飛行時間も長いし、高高度性能も優秀!まさに万能ユニットだね!」との事。
シャーリーのストライカーユニット。
ブリタニアで不足していたストライカーユニットを補う為に、リベリオンで設計、生産された物の改良型。
元は魔導エンジンがイマイチであったが、ブリタニアにてマーリン60系の魔導エンジンに積み替えた事により高性能を叩き出すことが可能となった。本人曰く「速度も速く、飛行時間も長いし、高高度性能も優秀!まさに万能ユニットだね!」との事。
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