ある鬱蒼とした森林地帯。そのような場所に奇妙な二人の人物がいた。
一人は、所々破けた黒と紫のドレスをまとった灰色の髪の少女。
そしてもう一人は、体の右半分を木の枝や根のようなものに覆われた男だった。
一人は、所々破けた黒と紫のドレスをまとった灰色の髪の少女。
そしてもう一人は、体の右半分を木の枝や根のようなものに覆われた男だった。
彼らは地図に従い、街のほうへと歩いている最中だった。
そんな中、少女が難解な口調で男に話しかけた。
「聖杯の騎士と同じ名を持つものよ、何故我に同行したのだ?(貴方は、なんで私に同行してくれたんですか?)」
その少女の名は、神崎蘭子。
そして男は彼女に対し、その身に見合わない、とても幼く、たどたどしい口調でその問いに答えた。
「きみが、しんぱいだから。きみがしんだら、きみのかぞくがかなしむから」
その男の名は、パーシヴァル。
そんな彼らが出会ったのは、少し前のこと……。
「禁忌に触れるな!(私に近寄らないで!)」
この殺し合いが始まって間もないころ、ある少女がゴブリンたちによって取り囲まれていた。
その少女の身体や服には、何回か彼らから逃げようとしたであろう、抵抗したであろう傷跡があった。
そしてそんな彼女に対し、ゴブリンたちは彼女の程よく実った胸や薄い布に隠された未熟な花弁に対し下種な目線を向けていた。
彼女に対し、これから自分たちは何をしようとしているのかを見せつけるように、彼らはそこを見つめていた。
彼女に対し、これから自分たちは何をしようとしているのかを見せつけるように、彼らはそこを見つめていた。
そして彼女は、彼らがこれから自分に何をしようとしているのかを察した。察してしまった。
自分がこれから、女性としてとても屈辱的なことを、とても汚らわしいことをされるのだと察してしまった。
「ひ……こ、来ないで、お願いだから来ないでぇぇぇっ!!」
そこに普段の高貴なふるまいはなく、恥も外聞もなく泣き叫ぶ彼女がいた。
ゴブリンたちはそんな彼女をあざ笑った。いくら叫んでも助けが来るはずないと、彼らはあざ笑った。
しかし、そんな彼らの予想は覆ることになる。
彼らの足元から、無数の巨大な腕が突如生えてきたのだ。
その結果、彼らの何人かが宙を舞い、地面にたたきつけられたのである。
何者かの襲撃を受けたことに気づいた彼らは、自分たちの背後に何者かの気配を感じた。
そしてそこには、奇妙な男がいた。
身体の右半分が木の枝や根のようなものに覆われた男だった。
そしてその右腕は、異常なほどに肥大化しており、先ほど彼らの足元から生えてきた腕に酷似していた。
彼らは気づいた。こいつが、先ほど自分を襲ったやつだと。
そうして彼らは一斉に男に襲い掛かった。
そしてしばらくした後……
ここには胸から血を流している男と、先ほどまで襲われていた少女しかいなかった。
何故ならば、男によってゴブリンたちがすべて蹴散らされたからだ。
しかしゴブリンたちがすべて倒された後も、少女は恐怖におびえていた。
何故ならば、男がゴブリンたちをすべて蹴散らした後、倒れ伏した彼らを男がすべて取り込んだからだ。
倒れているゴブリンに男が右手をかざしたところ、そのゴブリンは全身から血を吹き出し、断末魔を上げながら消滅したからだ。
彼女は、次は自分の番だと思っていた。男から逃げようとしていた。
しかし先ほどの恐怖から腰が抜けていた彼女は、その場から動けなかった。
しかし先ほどの恐怖から腰が抜けていた彼女は、その場から動けなかった。
そうしていると男が、彼女へと近づいて行った。
殺される。彼女がそう感じ、身をかがめていたが、何も起きなかった。
何が起きたのかと彼女が顔を上げると、男が彼女の顔を見つめ、こう言った。
「だい、じょうぶ?どこか、いたくない?」
男は、彼女を心配していた。
動けなくなっていた彼女を、気遣っていた。
動けなくなっていた彼女を、気遣っていた。
そして、そんな男に彼女は問いかけた。
「私を、助けてくれたの?」
なぜ自分を助けてくれたのかと、そう尋ねた。
そして彼はこう答えた。
「ぼくは、にんげんをまもるんだ。ぼくは、にんげんだから。かあさんも、それをのぞんでいるはずだから」
自分は人間を守るために戦っていると、そう答えたのである。
そしてその答えを受けて、彼女は彼を信じることにした。
そして彼女は、彼に自分の名を告げた。いつものように、比喩的で難解な口調で自分の名を告げたのである。
「我が名は神崎蘭子、今こそ創世の時なり!(私は神崎蘭子と言います。よろしくお願いします。)」
「我を助けし勇敢なる友よ、名を教えていただけぬか?(よろしければ、貴方の名前を教えてください。)」
「我を助けし勇敢なる友よ、名を教えていただけぬか?(よろしければ、貴方の名前を教えてください。)」
そして彼は、そんな彼女の自己紹介に若干戸惑いながらも返した。
「きみがいっていることは、なんとなくだけどわかるきがする」
「ぼくのなまえを、しりたいんだね。ぼくのなまえは、パーシヴァル」
「ぼくのなまえを、しりたいんだね。ぼくのなまえは、パーシヴァル」
彼は名乗った。自分の名前は、パーシヴァルだと。
そしてその名を聞いた瞬間、彼女はとても驚いた。
自分が知る、ある物語に出てくる騎士と同じ名だったからだ。
自分が知る、ある物語に出てくる騎士と同じ名だったからだ。
「『パーシヴァル』だと?まさか、聖杯を探せし騎士が一人か!?(パ、パーシヴァルですか!?あの有名な騎士の!?)」
彼女は彼を、ギャラハッド卿と共に聖杯を見つけたとされる円卓の騎士、パーシヴァル卿だと思ったのである。
そして彼は、興奮した彼女に困惑しながらも回答をした。
自分は騎士ではなく魔法使いだと、そして、聖杯については知っていると、そう答えたのだ。
彼がそう答えたことで、彼女は若干落ち着きを取り戻した。
自分が変な勘違いをしたことが、少し恥ずかしくなったからだ。
自分が変な勘違いをしたことが、少し恥ずかしくなったからだ。
「そうか、人違いだったようだ。すまない(人違いでしたか。お騒がせしてすみません。)」
「いい、よ。わるぐちをいわれるよりは、とてもいい」
「いい、よ。わるぐちをいわれるよりは、とてもいい」
彼は、勘違いされたことをあまり気にしていないようだった。
そうして彼と彼女は街へと向かう。
一人は、自分と同じように殺し合いから脱出するものを探すために。
もう一人は、魔物から人を守るために。
前をまっすぐ向いて、歩き続けていた。
【神崎蘭子@アイドルマスター シンデレラガールズ】
[状態]:健康、精神的疲労(中)、ゴブリンに襲われたことによる恐怖
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いには乗らない。死にたくない。
1:我が魂の赴くままに、人の営みある場所へと赴こう(とにかく、地図に従って街へ出たい)
2:聖杯の騎士と同じ名を持つものよ、我に力を貸してくれて感謝する
(パーシヴァルさん、私についてきてくれてありがとうございます)
[備考]
パーシヴァルを、何らかの呪いにより怪物となったが心までは怪物とならなかった人間と思っています。
[状態]:健康、精神的疲労(中)、ゴブリンに襲われたことによる恐怖
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いには乗らない。死にたくない。
1:我が魂の赴くままに、人の営みある場所へと赴こう(とにかく、地図に従って街へ出たい)
2:聖杯の騎士と同じ名を持つものよ、我に力を貸してくれて感謝する
(パーシヴァルさん、私についてきてくれてありがとうございます)
[備考]
パーシヴァルを、何らかの呪いにより怪物となったが心までは怪物とならなかった人間と思っています。
【パーシヴァル@ソウル・サクリファイス】
[状態]:健康、胸から出血
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:まものは、にんげんのてんてき。だから、ころさなきゃ。
1:まものは、みんなころす。にどとよみがえらないよう、あとかたもなくけしさる。
2:にんげんは、まもる。ぼくは、にんげんだから。ぼくは、まものじゃなかったから。
3:らんこ、ただのにんげんなのに、まほうつかいみたいにふるまっている。とても、しんぱい。
[備考]
蘭子の言っていることをなんとなくだが理解しています。
また、その言動などから魔法使いのふりをしている人間だと思っています。
[状態]:健康、胸から出血
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:まものは、にんげんのてんてき。だから、ころさなきゃ。
1:まものは、みんなころす。にどとよみがえらないよう、あとかたもなくけしさる。
2:にんげんは、まもる。ぼくは、にんげんだから。ぼくは、まものじゃなかったから。
3:らんこ、ただのにんげんなのに、まほうつかいみたいにふるまっている。とても、しんぱい。
[備考]
蘭子の言っていることをなんとなくだが理解しています。
また、その言動などから魔法使いのふりをしている人間だと思っています。
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コメントはご自由にお使いください
- 早速ゴブリンに襲われてしまった神崎蘭子、危機一髪でしたが、救われて良かった。状況が落ち着いたとはいえ、熊本弁に戻る様子はアイドルとしての心の強さを表しているのかもしれません。 そして、異形でありながらも人間を守るパーシヴァル、とても可愛いと感じました。序盤から安定感のあるコンビですが、しかし『まもの』や『まほうつかい』に対する認識の違いが後々波紋を呼びそうですね。 -- (名無しさん) 2020-08-14 03:08:50