ある開けた草原地帯、そこに一人の男が全力で走っていた。
「何なんだよあの看板みたいな奴!」
その男の名前は、佐藤和真、通称カズマ。
ある女神によって、勇者として異世界に召喚された男である。
そんな彼は、今全力で逃げていた。
彼の後ろから絵の具のようなものを飛ばしている、巨大な看板みたいな怪物から逃げていた。
そう、カズマはこの殺し合いの会場に飛ばされてすぐにこの怪物と遭遇してしまい、
こうしてデイバッグの中身を確認する間もなく逃げ続けているのである。
こうしてデイバッグの中身を確認する間もなく逃げ続けているのである。
「しかも地面に当たった瞬間炎が吹き上がったり凍り付いたり、かなりヤバイ奴だよ!主催者ももうちょっと考えろよ!」
そう愚痴りながら必死に逃げていたが、突如として彼の目の前にある絵が浮かび上がった。
そして彼は、それを見て動きが止まってしまった。
何故なら、それには彼の知人が描かれていたからだ。
…しかしそれだけならば、彼は足を止めなかっただろう。
それにはもう一つ理由があった。
その絵には、彼の仲間である水の女神や魔法使い、女騎士が
―― 生まれたままの姿で描かれていたからである。
それがあまりにも衝撃的で、彼は思わず動きを止めてしまったのである。
そうしていると突如としてその絵が光り始めた。
その光を見ると同時に彼の意識が戻り、その絵から飛びのいた。
すると絵が爆発し、間一髪彼はそれから逃れることができた。
そうして彼は、その爆風を受けながらこう思った。
(……ウィズさんやゆんゆんの絵だったら、間違いなく食らっていたな…)
別の、魅力的なカラダをした女性の知人が描かれていたら間違いなく爆発を食らっていたと、そう思っていた……。
しかし脅威がまだ去ったわけではないので、彼は今も逃げ続けている……。
「いつになったら逃げきれるんだー!てか、しつこいぞコイツー!」
【佐藤和真@この素晴らしい世界に祝福を!(アニメ版)】
[状態]:健康、精神的疲労(小)
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:とりあえず生き残る。仲間がいれば合流したい。
1:まずはあの怪物(インキュバス)から逃げ切りたい。
2:そのあと、安全な場所を探す。
3:ウィズさんやゆんゆんの絵だったら危なかった……。
[備考]
参戦時期は第二期最終回後。
[状態]:健康、精神的疲労(小)
[装備]:―
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×3
[思考・状況]基本行動方針:とりあえず生き残る。仲間がいれば合流したい。
1:まずはあの怪物(インキュバス)から逃げ切りたい。
2:そのあと、安全な場所を探す。
3:ウィズさんやゆんゆんの絵だったら危なかった……。
[備考]
参戦時期は第二期最終回後。
【インキュバス@ソウル・サクリファイス】
NPC。巨大なキャンバスから絵筆を持った手足が生えた姿の魔物。
ある画家が、自分が見たイヤらしい夢を基に描いた絵画と一体化して誕生した魔物で、
それぞれ炎、氷、雷、毒に変化する赤・青・黄・紫の絵の具を発射する能力と
相手の知人をモチーフにしたスケベな絵を爆弾として召喚するという能力を持っている。
さらに、彼に襲われた人間は彼の書いた絵の中に一生閉じ込められてしまう。
NPC。巨大なキャンバスから絵筆を持った手足が生えた姿の魔物。
ある画家が、自分が見たイヤらしい夢を基に描いた絵画と一体化して誕生した魔物で、
それぞれ炎、氷、雷、毒に変化する赤・青・黄・紫の絵の具を発射する能力と
相手の知人をモチーフにしたスケベな絵を爆弾として召喚するという能力を持っている。
さらに、彼に襲われた人間は彼の書いた絵の中に一生閉じ込められてしまう。
……つまり、スケベな絵の中の世界に閉じ込められるということである。
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