ある草原地帯で、一人の少女が怒りに燃えていた。
「主催者!アタシは絶対に、あんたの言いなりにはならない!この戦いを止めてみせる!」
少女の名前は、南条光。
ヒーローにあこがれ、また人々の笑顔を何よりも愛する少女である。
その彼女が、怒りに燃えていた。
この殺し合いを始めたものに、怒りを燃やしていた。
「…そういえばデイバッグというものが配られていたな。まずはそれを確認しよう。」
叫んだからなのか少し落ち着きを取り戻した彼女は、自分に配られた支給品を確認することにした。
「……なんで酒を入れてるんだ!未成年だぞアタシは!」
「これは、何だ?ガラスのようだけど……?一応、持っておくか」
そうして支給品をいくつか確認していた彼女だったが、突如として近くから悲鳴が聞こえてきた。
そして悲鳴が聞こえた彼女は、その場所へと向かい、衝撃的な光景を目の当たりにした。
「な、何なんだこれは…」
…そこには、大きな口がついたリンゴがゴブリンたちを捕食している光景だった。
現実ではありえない、まるで自分が見ている特撮の世界に迷い込んだような光景だった。
そうしていると怪物が彼女の存在に気づいたのか、彼女のほうに跳ねながら近づいてきた。
今逃げ出せば助かるかもしれない、しかし彼女は逃げなかった。
何故ならば、ここで自分が逃げれば別の誰かが犠牲になるかもしれない。そう思ったからだ。
そして彼女は怪物へと立ち向かった。デイバッグからサバイバルナイフを取り出し、どこまで戦えるか不安に思いながらも。
まだ見ぬ誰かのために、怪物へと立ち向かったのである。
「アタシは、絶対にあきらめない!ジーッとしていても、ドーにもならない!」
彼女がそう叫ぶと、突如として彼女がバッグから出していたガラスが輝きだし、彼女の身体に取り込まれた。
そして彼女の両足が青白い光に包まれたのである。
そして彼女の両足が青白い光に包まれたのである。
「な、何だ……?力が、力がみなぎってくるぞ!」
そうして彼女は、今まさに自分に襲い掛かろうとするリンゴの怪物にキックをした。
そうするとどうしたことだろう、目にもとまらぬ速さで相手に無数のキックを放ったではないか。
「うおぉぉぉぉぉっ!」
そして彼女がとどめのキックを放ち、怪物を吹き飛ばすとその怪物は爆発四散した。
そうして脅威が去った後、彼女はその場に立ち尽くしていた。
「今の力は一体……?それに、あのガラスは一体何だったんだ?」
そう、今自分が手にした力に彼女は困惑していたのだ。
しかし彼女はそれ以上に懸念していることがあった。
(あのリンゴの怪物……もしかしたらそれを生み出している何かがあるんじゃないか……?)
あの怪物が一体ではなく、それを無数に生み出している怪物がいるのではないかということを懸念していた。
そうして彼女は歩き始める。
一つは、自分とともに主催者に立ち向かう仲間を集めるために……。
もう一つは、先ほどの怪物の本体を探すために……。
胸を張って歩き始めた……。
【南条光@アイドルマスター シンデレラガールズ】
[状態]:健康、若干の疲労
[装備]:サバイバルナイフ@現実、美脚女の爪(残り九回)@ソウル・サクリファイス デルタ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×2
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いには絶対に乗らない。主催者に立ち向かう。
1:ともに主催者に立ち向かう仲間を探す。
2:この力は、一体……?
3:先ほど倒したリンゴの怪物、その本体(ベヒモス)を探す。
[備考]
自身が手にした力(美脚女の爪)に対し、若干困惑しております。
[状態]:健康、若干の疲労
[装備]:サバイバルナイフ@現実、美脚女の爪(残り九回)@ソウル・サクリファイス デルタ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品×2
[思考・状況]基本行動方針:殺し合いには絶対に乗らない。主催者に立ち向かう。
1:ともに主催者に立ち向かう仲間を探す。
2:この力は、一体……?
3:先ほど倒したリンゴの怪物、その本体(ベヒモス)を探す。
[備考]
自身が手にした力(美脚女の爪)に対し、若干困惑しております。
【美脚女の爪@ソウル・サクリファイス デルタ】
『シンデレラ』と呼ばれるムカデの魔物から作られた魔法。
装備することで、残像が残るほどの高速のキックを連続で放つ、という技を十回まで使えるようになる。
(仮面ライダーで例えると、アクセルトライアルのキックに似た技が使えるようになる)
『シンデレラ』と呼ばれるムカデの魔物から作られた魔法。
装備することで、残像が残るほどの高速のキックを連続で放つ、という技を十回まで使えるようになる。
(仮面ライダーで例えると、アクセルトライアルのキックに似た技が使えるようになる)
【ベヒモス@ソウル・サクリファイス】
どこかに一体だけ配置されたNPC。うずくまる青年の背中から巨大なリンゴの木が生えた魔物。
病的なまでにリンゴを食べ続けた青年が「永遠にリンゴを食べ続けたい」と願った結果誕生した魔物で、
腕のような形をした枝で殴り掛かる、体をねじることで周囲に竜巻を発生させるなど様々な攻撃をする。
なお、巨大な木の姿をしているためか下の青年がリンゴを食べるときを除いてその場から動くことはない。
どこかに一体だけ配置されたNPC。うずくまる青年の背中から巨大なリンゴの木が生えた魔物。
病的なまでにリンゴを食べ続けた青年が「永遠にリンゴを食べ続けたい」と願った結果誕生した魔物で、
腕のような形をした枝で殴り掛かる、体をねじることで周囲に竜巻を発生させるなど様々な攻撃をする。
なお、巨大な木の姿をしているためか下の青年がリンゴを食べるときを除いてその場から動くことはない。
しかし自らの身体から落ちた、大きな口のついた巨大なリンゴが自由に動き回っており、
またそのリンゴは他の生き物を捕食したり、大量の種をマシンガンのように発射する能力を持っている。
またそのリンゴは他の生き物を捕食したり、大量の種をマシンガンのように発射する能力を持っている。
このSSが面白かったなら……\ポチッと/
コメントはご自由にお使いください